JP3831873B2 - 軒先梁設置工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の桁側面への増築工事に際し、既存住宅の増築部側を構造的に補強するために、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面に増築する場合、既存住宅の増築部側を構造的に補強するために、その桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する必要がある。この場合、トラスが邪魔になって軒先梁を追加することが困難である等の理由から、小屋組、軒裏等を全体的に解体し、軒先梁の設置に対応した寸法のトラス等を設置し直す必要がある。
【0003】
またこれと同様に、軒先側に葺き下ろし梁を設けて増築する場合も、軒先梁を追加する必要があり、小屋組、軒裏等を全体的に解体した後、軒先梁及び葺き下ろし梁の設置に対応した新たな小屋組みを設置し直す必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記のような従来の軒先梁設置工法は、既存住宅の小屋組、軒裏等を全体的に解体し、軒先梁の設置に対応した寸法のトラス等を設置し直す必要があるため、多くの時間と労力を要し、増築施工コストが高くなる、という問題がある。
【0005】
また、増築施工期間中であっても、多くの場合、既存住宅側で顧客が生活するため、できる限り短期間で施工を終了する事が望ましいが、小屋組等を全体的に解体してトラスの交換等を行うと、どうしても施工期間が長くなる、という問題もある。
【0006】
更に、解体した既存住宅のトラス等が、産業廃棄物として大量に発生し、これを運搬、処理するために多くの費用がかかる、という問題もある。
【0007】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、住宅の増築工事において、小屋組、軒裏等を全体的に解体することなく軒先梁を設置することで、省力化、コストダウン、施工期間の短縮、及び産業廃棄物の削減を可能とする軒先梁設置工法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記技術課題を解決するための具体的手段は、次のようなものである。すなわち、請求項1に記載する軒先梁設置工法は、小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する軒先梁設置工法であって、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部の軒先側部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、上方へ設置する登り梁束の一端部を固定するための登り梁束固定部を有する登り梁束接続部材と、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記登り梁束接続部材を固定するための登り梁束接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載する軒先梁設置工法は、小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する軒先梁設置工法であって、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、新規に設置される谷木梁の一端部に固定される谷木梁プレートと、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記谷木梁プレートを固定するための谷木梁接続部と、入隅部へ向かって設置する腕木入隅の一端部を固定するための腕木入隅接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置工法について図面に基づいて説明する。この実施形態は、図1に示すように、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、既存のトラス1の両側方に軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に該軒先梁2と略直交する方向へ直交梁3を設置する必要がある場合の軒先梁設置工法であって、図2に示す手順で、トラス軒先部4に前処理を施し、図5に示すような、ウエブ跨ぎ部5と、軒先梁接続部6と、直交梁接続部7と、底部8を有する軒先梁設置金具9を、相隣接する前記トラス1の軒先側の端部に、前記軒先梁接続部6を相対向させてそれぞれ配設し、相対向する前記軒先梁接続部6に、前記軒先梁2の両端部を接続することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0011】
前記軒先梁設置金具9を前記トラス1の軒先側の端部に設置する際には、前記トラス軒先部4、及び前記トラス1の軒先側の端部に設けられたプレート10が邪魔となるため、それらを切除する前処理工程が必要となる。この前処理工程の手順を示すのが図2であり、各手順ごとの作業後の状態を表すのが図3、及び図4である。
【0012】
手順1では、前記トラス軒先部4を切除している。これは、前記トラス軒先部4を適宜に短くしておくことにより、後の作業を行い易くするためである。ここで、図3(a)は、この手順の作業前の状態を、図3(b)は作業後の状態を表している。尚、切断に用いる工具としては、例えばレシプロソー(不図示)を用いることができ、後述する切断作業についても同様である。
【0013】
手順2では、前記トラス1の軒先側の端部に、軒先に面して設けられている断面略逆L字型の前記プレート10を取り除くために、該プレート10と前記トラス1との接合面に沿うように、前記トラス軒先部4と共に、鉛直方向に切断している。このとき、前記プレート10と前記トラス1との溶接部を避け、前記プレート10と前記トラス1との接合面より若干内側で切断すると切断し易い。ここで、図3(c)は、この手順の作業後の状態を表している。
【0014】
手順3では、前記トラス軒先部4を、前記トラス1のC型チャンネル11先端部より若干軒先側において、前記トラス1のウエブ12に達するまで切断している。これは、前記軒先梁設置金具9を設置するのに邪魔となる部分を除去するためである。ここで、図3(d)は、この手順の作業後の状態を表している。
【0015】
手順4では、前記プレート10の下部を軒先側から水平方向に切断することにより、前記プレート10を前記トラス1から切り離している。ここで、図4(a)は、この手順の作業後の状態を表している。
【0016】
手順5では、例えば、サンダー(不図示)等の工具を用いて研磨することにより、手順4において前記トラス1の下部に残った前記プレート10の残片を取り除いている。これにより、前記軒先梁設置金具9の該部位への納まりが良くなる、という利点がある。ここで、図4(b)は、この手順の作業後の状態を表している。
【0017】
手順6では、軒先側から前記トラス1の前記ウエブ12の傾斜に沿って、手順3において切断した位置まで、前記トラス1と前記トラス軒先部4との接合面を切断し、前記トラス軒先部4の軒先側部を除去している。ここで、図4(c)は、この手順の作業後の状態を表している。
【0018】
図5に示す前記軒先梁設置金具9の前記底部8から鉛直方向に立ちあがる、左右1対の前記ウエブ跨ぎ部5は、前記トラス1の前記ウエブ12の厚さよりも若干広い間隔をおいて略平行に配置されている。前記軒先梁設置金具9の設置に際しては、図6及び図7に示すように、前記ウエブ跨ぎ部5が、前述のような前処理を施した前記トラス1の前記ウエブ12の軒先側の端部を跨ぐように前記軒先梁設置金具9をあてがい、前記トラス1の前記ウエブ12の軒先側の端部が前記直交梁接続部7に達するまで前記軒先梁設置金具9を押し込むと共に、前記ウエブ跨ぎ部5に設けたボルト穴13、及び前記底部8に設けたボルト穴14において、ボルト締めで前記トラス1、及び軸組15に固定している。
【0019】
前記軒先梁設置金具9の両側部に突設された前記軒先梁接続部6は、前記ウエブ跨ぎ部5、及び前記底部8の双方と略90°の角度をなしており、図8に示すように、該軒先梁接続部6に、H型鋼である前記軒先梁2のウエブ16を当接させ、前記軒先梁接続部6に設けられたボルト穴17においてボルト締めで固定することにより、前記軒先梁2を軒先に沿って設置している。
【0020】
前記直交梁接続部7は、前記ウエブ跨ぎ部5、及び前記底部8の双方と略90°の角度をなして設けられ、軒先側面が平坦面に形成されている。これにより、前記軒先梁設置金具9を設置したときに、該直交梁接続部7の平坦面が軒先に面し、図7、及び図8に示すように、この平坦面に、H型鋼である前記直交梁3の一端部を、接合板18を介して接合させ、前記直交梁接続部7に設けられたボルト穴19においてボルト締めで固定することにより、前記直交梁3を容易に設置することができる。
【0021】
また、軒先側に葺き下ろし梁20を設けて増築する場合も、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、前記軒先梁2の新たな設置が必要となる。この場合、前記トラス軒先部4の前処理、前記軒先梁設置金具9の配設、及び前記軒先梁2の設置については前記直交梁3の設置の場合と同様の手順で行い、図9に示すように、前記直交梁接続部7に前記葺き下ろし梁20の基部21を接合させ、ボルト締めにより固定するとよい。
【0022】
次に、本発明の第2の実施形態に係る軒先梁設置工法について説明する。この実施形態は、図1に示すように、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、既存の前記トラス1の一側方に前記軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に該軒先梁2と直交する方向へ前記直交梁3を設置する必要がある場合の軒先梁設置工法であって、第1の実施形態と同様の手順で前記トラス軒先部4に前処理を施し、図10(a)に示すような、ウエブ跨ぎ部22と、軒先梁接続部23と、直交梁接続部24と、底部25を有する軒先梁設置金具26、又は、図10(b)に示すような、ウエブ跨ぎ部27と、軒先梁接続部28と、直交梁接続部29と、底部30を有する軒先梁設置金具31を、相隣接する前記トラス1の軒先側の端部に、前記軒先梁接続部23、又は28を相対向させてそれぞれ配設し、相対向する前記軒先梁接続部23又は28に、前記軒先梁2の両端部を接続することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0023】
前記ウエブ跨ぎ部22、及び前記ウエブ跨ぎ部27は、第1の実施形態の前記軒先梁設置金具9の前記ウエブ跨ぎ部5と同様の形状を有しており、前記トラス1の軒先側の端部への設置方法は第1の実施形態と同様である。
【0024】
前記軒先梁設置金具26の右側部に設けられた前記軒先梁接続部23は、前記ウエブ跨ぎ部22、及び前記底部25の双方と略90°の角度をなしており、図11に示すように、該軒先梁接続部23に、H型鋼である前記軒先梁2のウエブ16を当接させ、前記軒先梁接続部23に設けられたボルト穴32においてボルト締めで固定することにより、軒先に沿って前記軒先梁2を設置している。また、前記軒先梁設置金具31は、その左側部に前記軒先梁接続部28を有しており、それ以外の構造、及び前記軒先梁2の接続方法は前記軒先梁接続金具26と同様である。以上2つの前記軒先梁設置金具26と前記軒先梁設置金具31は、前記トラス1と、新たに追加する前記軒先梁2との位置関係に応じて使い分けるとよい。
【0025】
前記直交梁接続部24、及び前記直交梁接続部29は、第1の実施形態の前記軒先梁設置金具9の前記直交梁接続部7と同一の形状を有し、第1の実施形態と同様の手順により、前記直交梁3、又は前記葺き下ろし梁20を増築部側に設置することができる。
【0026】
次に、本発明の第3の実施形態に係る軒先梁設置工法について説明する。この実施形態は、図1に示すように、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、既存の前記トラス1の両側方に前記軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に前記軒先梁2と直交する方向へ前記直交梁3を設置する必要がない場合の軒先梁設置工法であって、図12に示すように、前記トラス軒先部4に前処理を施した後、図13に示すような、傾斜部33と、補強板34を有する蓋部材35と、軒先梁接続部36と、傾斜部37と、ウエブ接合部38と、底部39を有する左右1対の羽根部材40とを具備する軒先梁設置金具41を、相隣接する前記トラス1の軒先側の端部に、突設された前記軒先梁接続部36を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部36に、前記軒先梁2の両端部を接続することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0027】
本実施形態の場合、前記トラス軒先部4に施す前処理として、図12に示すように、前記トラス軒先部4を、軒先より若干増築部側の位置で切断し、軒先側部を除去している。これは、本実施形態では、増築部側に前記直交梁3を設ける必要がないため、前記トラス軒先部4が、増築部側に若干突出した状態で残っていても、邪魔とならないからである。もちろん、この場合、第1の実施形態の手順で前処理を施し、前記軒先梁設置金具9を設置しても構わないが、本実施形態のように、前処理を簡素化して、前記軒先梁設置金具41を用いた方が作業能率を向上できる、という利点がある。
【0028】
図13に示す前記羽根部材40は、その一側方に伸びる前記軒先梁接続部36を有し、該軒先梁接続部36は、前記底部39と、前記ウエブ接合部38の双方に略90°の角度をなしている。前記軒先梁2の接続に際しては、前記軒先梁接続部36に、図14に示すように、H型鋼である前記軒先梁2のウエブ16を当接させ、前記軒先梁接続部36に設けられたボルト穴42において、ボルト締めで固定することにより、前記軒先梁2を軒先に沿って設置している。
【0029】
前記蓋部材35は、前記羽根部材40各々をその上部において連結し、一体化する役割を果たしており、前記羽根部材40の、外部からの力の作用に対するぐらつき、脱落等を防止するために設けられている。また、図13に示すように、前記蓋部材35の構造上の弱さを補強するために、その内部に前記補強板34を設けている。
【0030】
前記羽根部材40の前記傾斜部37と、前記蓋部材35の前記傾斜部33は、その傾斜角を等しくしてあり、図16に示すように、双方を接合し、ボルト締めにより前記羽根部材40と前記蓋部材35を固定している。この傾斜角は、本実施形態の場合、前記トラス軒先部4の傾斜角と等しくしている。これにより、前記羽根部材40を、前記トラス1の軒先側の側部に納まり良く配置することが可能となっている。
【0031】
前記軒先梁設置金具41の設置に際しては、図15、及び図16に示すように、まず前記羽根部材40各々を、前記トラス1の軒先側の端部に、前記底部39が前記トラス1のフランジ43と接合し、また、前記ウエブ接合部38が前記トラス1の前記ウエブ12と接合するよう配設し、前記底部39に設けたボルト穴44においてボルト締めで固定する。次に、前記蓋部材35を前記トラス軒先部4の上方から被せ、前記蓋部材35の前記傾斜部33各々を、前記羽根部材40各々の前記傾斜部37に接合させる。更に前記蓋部材35の前記傾斜部33に設けたボルト穴45と、前記羽根部材40各々の前記傾斜部37に設けたボルト穴46の位置を合わせた上で、ボルト締めで固定すればよい。
【0032】
また、本実施形態の軒先梁設置金具41を設置した場合でも、図17に示す葺き下ろし梁接続金具47を用いることにより、軒先側に前記葺き下ろし梁20を設けて増設することが可能となる。前記葺き下ろし梁接続金具47は、固定部48と、蓋部49と、差し込み部50を有し、前記蓋部49を前記トラス軒先部4の上方から被せるように設置し、両端部に設けられた前記固定部48を、前記軒先梁設置金具41の前記羽根部材40の前記傾斜部37に各々接合させ、ボルト締めにより固定する。更に、前記差し込み部50を、前記葺き下ろし梁20を構成する2本のC型チャンネル11の間の隙間に差し込み、ボルト締めにより固定するとよい。
【0033】
尚、本実施形態では、桁側面の軒先に沿って、前記トラス1の両側方に前記軒先梁2を設置する場合について述べたが、前記トラス1の一側方のみに前記軒先梁2を設置する場合にも、同様の手順で前記軒先梁設置金具41を設置し、前記羽根部材40の前記軒先梁接続部36のいずれか一方を使用しない状態にしておくとよい。この場合、前記羽根部材40を一方しか設置しないと、前記蓋部材35が安定せず、ぐらつき、脱落等が発生する可能性があるため、前記羽根部材40は常に左右一対を揃えた状態で用いるのが好ましい。
【0034】
以上説明した3つの実施形態のいずれの場合についても、前記軒先梁2の設置に際しては、図18に示すように、トラス1―トラス1間、トラス1―隅木梁51間、トラス1―登り梁52間、あるいは登り梁52―隅木梁51間のいずれの場所に設置するのかにより、また、前記トラス1の軒先側の端部に設置する金具が、第1乃至3のいずれの実施形態のものなのかにより、前記軒先梁2の長手方向寸法、及び端部の形状を適宜変更する必要がある。
【0035】
特に、前記軒先梁2の一端側に既存の前記隅木梁51がある場合には、前記軒先梁2の前記隅木梁51側の端部に隅木梁接続梁53を設けることにより、前記軒先梁2が前記隅木梁51に接触することを防止している。
【0036】
前記隅木梁接続梁53は、図19に示すように、垂直板54と、該垂直板54の上端縁に固定され、前記垂直板54と直交する上面板55と、前記垂直板54の下端縁に固定され、前記垂直板54と直交する底面板56と、該底面板56上に固定され、内部が空洞である略直方体形状を有する箱部57と、前記箱部57の内部に設けられた補強板58とを有しており、図21に示すように、前記上面板55、前記底面板56、及び前記垂直板54の端部が接合板59を介して前記軒先梁2に固定されると共に、前記箱部57の底面に設けたボルト穴60において、ボルト締めで前記軸組15に固定されている。
【0037】
前記上面板55、及び前記垂直板54は、略長方形の平板の一部を斜めに切り落とした形状となっている。これにより、前記上面板55、及び垂直板54が、前記隅木梁接続梁53の斜め上方から斜め下方へと伸びる前記隅木梁51と接触することを防止している。
【0038】
前記隅木梁51と前記隅木梁接続梁53との接続部分において、増築部側に前記葺き下ろし梁20を設けて増築する必要がある場合、図20に示すように、前記箱部57の増築部側側面に、前記葺き下ろし梁20の基部21を接合させ、前記箱部57の増築部側側面に設けたボルト穴61において、ボルト締めにより固定すればよい。また、前記葺き下ろし梁20を接続しない場合には、前記箱部57の増築部側側面は平坦面である必要は無く、前記箱部57の形状は、中空の略直方体に限られず、他の形状であっても構わない。
【0039】
また、図18に示すように、前記軒先梁2の一端部を登り梁52に接続する必要がある場合には、既存の登り梁接続金具62等を用いて接続すればよい。
【0040】
次に、本発明の第4の実施形態に係る軒先梁設置工法について説明する。この実施形態は、図22に示すように、第1の実施形態と同様、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、既存の前記トラス1の両側方に前記軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に前記軒先梁2と略直交する方向へ前記直交梁3を設置する必要がある場合の軒先梁設置工法であって、前記トラス軒先部4への前処理の作業を低減し、また鉛直上方へ登り梁束(不図示)を設置することを可能とするものである。本実施形態に係る軒先梁設置工法では、図12に示すように、前記トラス軒先部4に前処理を施した後、図23乃至図25に示すような、軒先梁接続部63と、ウエブ接合部64と、底部65と、補強板66を有する左右一対の羽根部材67と、直交梁接続部68と、羽根部材接続部69と、登り梁束接続部70と、補強板71を有する直交梁接続部材72と、左右一対の固定部73と、登り梁束固定部74を有する登り梁束接続部材75とを具備する軒先梁設置金具76を相隣接する前記トラス1の軒先側の端部に、突設された前記軒先梁接続部63を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部63に、前記軒先梁2の両端部を接続することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0041】
本実施形態の場合、前記トラス軒先部4に施す前処理として、図12に示すように、第3の実施形態と同様に、前記トラス軒先部4を、軒先より若干増築部側の位置で切断し、軒先側部を除去している。これは、本実施形態では、前記直交梁接続部材72を用いることにより、前記トラス軒先部4が、増築部側に若干突出した状態で残っていても、前記直交梁3を設置することを可能としているからである。これにより、手間のかかる前処理作業を簡素化して、作業能率を向上させることができるという利点がある。
【0042】
図23に示す前記羽根部材67は、その一側方に伸びる前記軒先梁接続部63を有し、該軒先梁接続部63は、前記底部65と、前記ウエブ接合部64の双方に略90°の角度をなしている。また、前記軒先梁接続部を構造的に補強するために、略三角形の前記補強板66が設けられている。ここで、前記軒先梁2の接続に際しては、図26に示すように、前記軒先梁接続部63に、H型鋼である前記軒先梁2のウエブ16を当接させ、前記軒先梁接続部63に設けられた6つのボルト穴のうち、外側に位置する4つのボルト穴77において、ボルト締めで固定することにより、前記軒先梁2を軒先に沿って設置している。
【0043】
図24に示す前記直交梁接続部材72は、図27に示すように、増築部側に若干突出した状態で残った前記トラス軒先部4の先端部分を覆うように配設され、増築部側に面する前記直交梁接続部68は平坦面に形成している。この平坦面にH型鋼である前記直交梁3の一端部を、接合板18を介して接合させ、前記直交梁接続部68に設けられた6つのボルト穴78においてボルト締めで固定することにより、前記直交梁3を設置している。
【0044】
また、前記直交梁接続部材72の両端部に設けられた前記羽部材接続部69は平坦面に形成してあり、図27に示すように、該羽根部材接続部69を、一対の前記羽根部材67の前記軒先梁接続部63各々に当接させ、前記羽部材接続部69に設けた2つのボルト穴79と、前記羽根部材67の前記軒先梁接続部63に設けた6つのボルト穴のうち、内側に位置する2つのボルト穴80に合わせた上で、ボルト締めにより固定する。これにより、前記直交梁接続部材72を、その両端部において前記羽根部材67各々に固定している。
【0045】
前記直交梁接続部材72の前記登り梁束接続部70には、図25に示すように、切欠き81が設けてあり、図27に示すように、前記直交梁接続部材72を配設する際に、前記登り梁束接続部70が、斜めに伸びる前記トラス軒先部4の長手方向中間部と接触することを防止している。また、前記直交梁接続部材72の内部には前記補強板71を設けているが、該補強板71が、前記トラス軒先部4の先端部分と接触しないよう、前記補強板71には前記トラス軒先部4の先端部分の形状に合わせたカットが施されている。
【0046】
前記登り梁束接続部材75は、図示しないが、新規大棟に向かって伸びる登り梁を支える登り梁束の一端部を前記軒先梁設置金具76に接続するためのものであり、図25に示すように、その中央部に位置する平部82には、2枚のプレート83を介して、鉛直上方に伸びる前記C型チャンネル11である、前記登り梁束固定部74が配設されている。この登り梁束接続部材75の両端部に設けられた前記固定部73を、図27に示すように、前記直交梁接続部材72の前記登り梁束接続部70上に載置した上でボルト締めにより固定し、前記登り梁束の一端部を前記登り梁束固定部74に固定することにより、前記登り梁束の接続が可能となっている。
【0047】
次に、本発明の第5の実施形態に係る軒先梁設置工法について説明する。この実施形態は、図22に示すように、入隅部において、既存住宅の桁側面の軒先に沿って、既存の前記トラス1の一側方に前記軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に前記軒先梁2と略直交する方向へ前記直交梁3を設置する必要がある場合であって、更に、入隅部を形成できるよう、谷木梁84の一端部、及び腕木入隅85の一端部を受け入れることを可能とするものである。本実施形態に係る軒先梁設置工法では、図28に示すように、前記トラス軒先部4に前処理を施した後、図23に示すような、前記軒先梁接続部63と、前記ウエブ接合部64と、前記底部65と、前記補強板66を有する左右一対の前記前記羽根部材67と、図29に示すような、直交梁接続部86と、羽根部材接続部87と、谷木梁接続部88と、腕木入隅接続部89と、補強板90を有する直交梁接続部材91と、平部92と、立部93を有する谷木梁プレート94とを具備する軒先梁設置金具95を相隣接する前記トラス1の軒先側の端部に、突設された前記軒先梁接続部63を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部63に、前記軒先梁2の両端部を接続することにより行うものである。以下、更に詳細に説明する。
【0048】
本実施形態の場合、前記トラス軒先部4に施す前処理として、図28に示すように、前記トラス軒先部4を、軒先より若干増築部側の位置で切断して軒先側部を除去し、更に、前記トラス軒先部4が前記直交梁接続部材91の前記谷木梁接続部88に接触しないよう、前記トラス軒先部4と前記トラス1との接合面より若干上部において、前記トラス軒先部4をその傾斜に沿って切除している。この場合、前記トラス軒先部4と前記トラス1の接合面に沿って切除する場合に比べて、作業が容易であり、作業時間を短縮できるという利点がある。
【0049】
図23に示す前記羽根部材67は、第4の実施形態の前記羽根部材67と同様の形状のものを用い、前記軒先梁2の接続方法についても第4の実施形態と同様の手順で行っている。
【0050】
前記直交梁接続部材91は、図29に示すように、前記直交梁接続部86、及び前記羽根部材接続部87については第4の実施形態の前記直交梁接続部材72の前記直交梁接続部68、及び前記羽根部材接続部69と同様の形状を有しており、前記直交梁3の接続方法、及び前記羽根部材67への固定方法についても第4の実施形態と同様である。
【0051】
前記直交梁接続部材91の前記谷木梁接続部88は、第4の実施形態の前記直交梁接続部材72の前記登り梁接続部70と異なり、前記切欠き81は設けられておらず、前記谷木梁接続部88上には8個のボルト穴96が設けられている。これにより、図31に示すように、前記谷木梁プレート94の前記平部92を前記谷木梁接続部88上に載置して前記ボルト穴96においてボルト締めで固定することが可能となっている。
【0052】
前記谷木梁プレート94は、図30に示すように、略五角形の前記平部92と、該平部92の略中央部から立上がる前記立部93を有している。ここで、前記谷木梁84は、2本のC型チャンネル11をその開口部が互いに外側を向くようにボルト締めで固定したものであって、2本の前記C型チャンネル11の間の隙間に前記谷木梁プレート94の前記立部93を差し込み、前記立部93に設けられたボルト穴97においてボルト締めで固定している。更に、前記谷木梁プレート94の前記平部92を、前記直交梁接続部材91の前記谷木梁接続部88上に略45°の角度をなすように載置し、前記平部92に設けた前記ボルト穴98と前記谷木梁接続部88上に設けた前記ボルト穴96とを合わせた上でボルト締めにより固定している。これにより、桁方向と略45°の角度をなして設置される前記谷木梁84の一端部を、前記軒先梁設置金具95に接続している。
【0053】
前記直交梁接続部材91の両端部に設けられた前記腕木入隅接続部89は、平坦面に形成されており、図22に示すように、入隅部において桁方向と略45°の角度をなして設置される前記腕木入隅85の略L字型の一端部を、図31に示すように、前記腕木入隅接続部89に接合させ、前記腕木入隅接続部89に設けられたボルト穴99においてボルト締めにより固定している。これにより、前記腕木入隅85の一端部を前記軒先梁設置金具95に接続している。
【0054】
以上により、本実施形態の軒先梁設置工法に係る軒先梁設置金具95を用いることにより、前記トラス1の一側方に前記軒先梁2を設置し、且つ、増築部側に前記軒先梁2と略直交する方向へ前記直交梁3を設置することができると共に、前記谷木梁84の一端部、及び前記腕木入隅85の一端部を接続することができ、入隅部を形成することが可能となっている。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する必要がある場合に、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部の軒先側部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、上方へ設置する登り梁束の一端部を固定するための登り梁束固定部を有する登り梁束接続部材と、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記登り梁束接続部材を固定するための登り梁束接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することにより、既存住宅の小屋組や軒裏等を全面的に解体することなく、容易に軒先梁を設置することが可能となる。
【0056】
また、軒先梁の設置に加えて、増築部側へ直交梁を設置することが可能になると共に、鉛直上方へ登り梁束を設置することが可能となる。
【0057】
更に、直交梁を設置する場合も、多大な労力と時間を要するトラス軒先部への前処理工程を簡易化することができ、作業効率を向上させることが可能となる。
【0058】
また、既存住宅の小屋組や軒裏等の全面的な解体が不要となることで、省力化、及び施工期間の大幅な短縮を図ることができると共に、従来、産業廃棄物として処理していた、解体時に生じる不要なトラスが発生しなくなることで、処理に要するコストを削減することが可能となる。
【0059】
請求項2の発明によれば、小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する必要がある場合に、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、新規に設置される谷木梁の一端部に固定される谷木梁プレートと、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記谷木梁プレートを固定するための谷木梁接続部と、入隅部へ向かって設置する腕木入隅の一端部を固定するための腕木入隅接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することにより、既存住宅の小屋組や軒裏等を全面的に解体することなく、容易に軒先梁を設置することが可能となる。
【0060】
また、軒先梁の設置に加えて、増築部側へ直交梁を設置することが可能になると共に、新規な谷木梁の一端部、及び腕木入隅の一端部を固定することができ、入隅部を形成することが可能となる。
【0061】
更に、直交梁を設置する場合も、多大な労力と時間を要するトラス軒先部への前処理工程を簡易化することができ、作業効率を向上させることが可能となる。
【0062】
また、既存住宅の小屋組や軒裏等の全面的な解体が不要となることで、省力化、及び施工期間の大幅な短縮を図ることができると共に、従来、産業廃棄物として処理していた、解体時に生じる不要なトラスが発生しなくなることで、処理に要するコストを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る小屋組の屋根伏せを示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るトラス軒先部への前処理の流れの説明図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るトラス軒先部への前処理の各手順ごとの説明図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るトラス軒先部への前処理の各手順ごとの説明図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置金具の概略斜視図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置方法を説明するための概略斜視図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置状態を示す概略側面図。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置金具と軒先梁の接続部分を示す概略平面図。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る軒先梁設置金具と葺き下ろし梁の接続部分を示す概略側面図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る軒先梁設置金具の概略斜視図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る軒先梁設置金具と軒先梁の接続部分を示す概略平面図。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るトラス軒先部への前処理の説明図。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る軒先梁設置金具の概略斜視図。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る軒先梁設置金具と軒先梁の接続部分を示す概略平面図。
【図15】本発明の第3の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置方法を説明するための概略斜視図。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置状態を示す概略側面図。
【図17】本発明の第3の実施形態に係る葺き下ろし梁設置金具を用いた葺き下ろし梁の設置状態を示す概略側面図。
【図18】本発明の実施形態に係るトラス、隅木梁、及び登り梁と、軒先梁の接続部分について説明するための概略平面図。
【図19】本発明の実施形態に係る隅木梁接続梁の概略斜視図。
【図20】本発明の実施形態に係る隅木梁接合梁と葺き下ろし梁の接合部分を示す概略平面図。
【図21】本発明の実施形態に係る隅木梁接合梁と隅木梁の接合部分を示す概略斜視図。
【図22】本発明の第4、第5の実施形態に係る小屋組の屋根伏せを示す図。
【図23】本発明の第4、第5の実施形態に係る羽根部材の概略斜視図。
【図24】本発明の第4の実施形態に係る直交梁接続部材の概略斜視図。
【図25】本発明の第4の実施形態に係る登り梁束接続部材の概略斜視図。
【図26】本発明の第4の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置状態を示す概略平面図。
【図27】本発明の第4の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置状態を示す概略側面図。
【図28】本発明の第5の実施形態に係るトラス軒先部への前処理の流れの説明図。
【図29】本発明の第5の実施形態に係る直交梁接続部材の概略斜視図。
【図30】本発明の第5の実施形態に係る谷木梁プレートの概略斜視図。
【図31】本発明の第5の実施形態に係る軒先梁設置金具の設置状態を示す概略平面図。
【符号の説明】
1 トラス
2 軒先梁
3 直交梁
4 トラス軒先部
12 ウエブ
63 軒先梁接続部
64 ウエブ接合部
67 羽根部材
68、86 直交梁接続部
70 登り梁束接続部
72 直交梁接続部材
74 登り梁束固定部
75 登り梁束接続部材
76、95 軒先梁設置金具
84 谷木梁
85 腕木入隅
88 谷木梁接続部
89 腕木入隅接続部
94 谷木梁プレート

Claims (2)

  1. 小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する軒先梁設置工法であって、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部の軒先側部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、上方へ設置する登り梁束の一端部を固定するための登り梁束固定部を有する登り梁束接続部材と、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記登り梁束接続部材を固定するための登り梁束接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することを特徴とする軒先梁設置工法。
  2. 小屋組のトラスの一端側から斜め下方にトラス軒先部が延設された住宅の桁側面への増築工事で、既存住宅の桁側面の軒先に沿って軒先梁を新たに追加する軒先梁設置工法であって、既存住宅の前記軒先梁を追加する桁側面のトラス軒先部を切除し、相隣接するトラスの軒先側の端部に、前記トラスのウエブに接合するウエブ接合部と該ウエブ接合部から直角方向に突設された軒先梁接続部とを有する羽根部材と、新規に設置される谷木梁の一端部に固定される谷木梁プレートと、増築部側へ設置する直交梁の一端部を固定するための直交梁接続部と、前記谷木梁プレートを固定するための谷木梁接続部と、入隅部へ向かって設置する腕木入隅の一端部を固定するための腕木入隅接続部とを有する直交梁接続部材とを具備する軒先梁設置金具を前記軒先梁接続部を相対向させてそれぞれ配設し、相対向するこれら軒先梁接続部に、軒先梁の両端部を接続することを特徴とする軒先梁設置工法。
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