JP3221495U - 仮設足場における足場板側縁間の隙間閉塞構造及びその閉塞用閉塞板構造 - Google Patents

仮設足場における足場板側縁間の隙間閉塞構造及びその閉塞用閉塞板構造 Download PDF

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Abstract

【課題】積み重ねた時に閉塞板が嵩張らない足場板側縁間の隙間閉塞構造を提供する。【解決手段】仮設足場の並列された足場板の側縁間の隙間閉塞構造であって、隙間の両側の足場板側縁上面に亘る閉塞板11と、閉塞板に設けた上下方向の起伏板と、起伏板に上下に移動可能に設けたロック片及びロック片の上部に設けた起伏自在のレバー片からなるロック機構10とを有し、ロック片の下端は上向きコ字状の係止部となっている。レバー片を起立させた状態で、ロック片を起伏板に対して上下方向に移動し、レバー片を倒伏させて起伏板に係止させてロック片の下降を阻止する。ロック片を上方に移動すると、係止部のコ字状の先端上向き係止片が足場板の断面コ字状側縁を越えて側縁の内側に位置し、レバー片が起伏板に係止すると、係止片の足場板側縁の内側位置が維持されて閉塞板が足場板に取付けられる。起伏板を倒して閉塞板を積み重ねれば、嵩が低いものとなる。【選択図】図13

Description

この考案は、仮設足場の並列された足場板の側縁間の隙間を閉じる足場板側縁間の隙間閉塞構造及びその閉塞用閉塞板構造に関するものである。
例えば、仮設足場には、この考案の一実施形態を示す図1を参照して説明すると、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物Hに沿って所要間隔で立設し、その建物Hに沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板(踏板)2を設けるとともに、その足場板2の前面に(又は後面にも)手摺り付筋交い3を設けた構造のものがある(特許文献1)。
この仮設足場において、足場板2は複数枚が並列にして使用され、その並列された足場板2、2の間には、支柱1、1間の規格と足場板2の幅の規格との相違から、隙間Sが生じる場合がある。
このため、従来から、その隙間Sを塞ぐ構造として種々の考案が提案されている(特許文献3〜7参照)。
しかし、特許文献3〜7記載の足場板側縁間の隙間閉塞構造は、ばねを使用したり、その操作が煩雑であったりと種々の問題がある。
このため、本願出願人は、図14、図15に示すように、仮設足場の並列された足場板2の側縁間の隙間Sの両側の足場板2の側縁上面に亘る閉塞板11と、その閉塞板11に設けられた上下方向の中央断面円弧状案内板12’と、その案内板12’の弧状部内に上下に移動可能に設けたロック片13と、そのロック片13の上部に設けた起伏自在のレバー片14とを有し、そのロック片13の下端は上向きコ字状に折れ曲がった係止部18を有し、前記レバー片14を起立させることによって、前記ロック片13が案内板12’に対して上下方向に移動し、前記レバー片14を倒伏することによりそのレバー片14が案内板12’に係止してロック片13の下降を阻止し、ロック片13の上方への移動によって、係止部18のコ字状の先端上向き係止片18bが足場板2の断面コ字状側縁を越えてその側縁の内側に位置すると共に、レバー片14が案内板12’に係止した際、前記係止部18の上向き係止片18bの足場板側縁の内側位置が維持される足場板の隙間閉塞構造を考案した(特許文献8、実用新案登録請求の範囲、段落0029〜同0033、図7〜図11等参照)。
特許第3851105号公報 意匠登録第1351942号公報 実用新案登録第3019483号公報 実用新案登録第3199635号公報 特開2002−256697号公報 特開2009−249861号公報 特開2011−226221号公報 実用新案登録第3218721号公報
この足場板の隙間閉塞構造の閉塞板11は、図15に示すように、裏表に重ねて積み重ねると、案内板12’の高さの積み重ねとなって、嵩高となる。また、嵩高となることによって、その積み重ねが不安定となる。このため、ロック片13に切り込み13aを形成して、その切り込み13aに閉塞板11の側縁11bを嵌めて上下の閉塞板11を一体化して不安定さを解消することも考えられる。
しかし、この嵩高くなることは運搬時に不利であり、その嵩高をなくすことが望まれた。
この考案は、以上の実状の下、上記積み重ねた際の嵩高を解消することを課題とする。
上記課題を達成するため、この考案は、上記案内板12’を閉塞板11に対し起立状態から倒伏状態となるようにしたのである。
案内板12’が起伏可能であれば、その案内板12’を倒伏させた(倒して)閉塞板を積み重ねることができるため、図15の従来に比べれば、嵩は極めて低いものとなる(図13参照)。
具体的には、仮設足場の並列された隣接する足場板の隙間を閉塞する閉塞板構造又は足場板の隙間閉塞構造であって、前記隙間の両側の足場板の側縁上面に亘る閉塞板と、その閉塞板の側縁に起伏可能に設けた起伏板(案内板)と、その起伏板に設けられて前記足場板の側縁に係止するロック機構と、を有する構成を採用したのである。
上記ロック機構の一態様としては、上記起伏板に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片と、そのロック片の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部を有し、前記起伏板の起立状態で、起伏板を揺動させながら、係止部のコ字状の先端上向き係止片が足場板の側縁を越えてその側縁の内側に位置すると共に、その係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持される構成を採用することができる。
また、上記ロック機構の他の一態様としては、上記起伏板に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片と、そのロック片の上部に設けた起伏自在のレバー片と、そのロック片の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部を有し、前記起伏板の起立状態で、レバー片を起立させることによって、ロック片が起伏板に対して上下方向に移動し、レバー片を倒伏することによりそのレバー片が起伏板に係止してロック片の下降を阻止し、ロック片の上方への移動によって、係止部のコ字状の先端上向き係止片が足場板の断面コ字状側縁を越えてその側縁の内側に位置すると共に、レバー片が起伏板に係止した際、係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持される構成等を採用することができる。
これらのロック機構にあっては、係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持されると、閉塞板は横方向に動いても足場板の側縁に当接するため、足場板から外れることがない。このため、閉塞板による足場板の隙間閉塞は安定して担保される。
上記ロック片は、起伏板内で上下方向の軸心回りに回転可能とすれば、その回転によって、上記係止部の上向き係止片が足場板の側縁又は端縁の内側又は外側に選択的に位置するようにすることができる。
これらの構成において、レバー片を、その長さ方向中央より下方でロック片に起伏自在に取りつければ、レバー片は自重で倒伏することとなって、起伏板に自然に係止する。このため、レバー片は人為的に起立させない限り、ほぼ起立することがなく、係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持され、閉塞板が足場板から外れることがない。
また、足場板の長さ方向の端縁が下方に突出する端壁を有するものであれば、レバー片が起伏板に係止し、係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持される状態において、ロック片が前記端壁に対向する構成を採用することができる。このようにすると、閉塞板の長さ方向の動きに対し、ロック片が前記端壁に当接することによって、その動きが阻止される。
この考案は、以上のように構成したので、作業性も良く、コスト的に有利な足場板の隙間閉塞構造を得ることができる。また、閉塞板を積み重ねた際、その嵩が極めて低いものとなって、運搬等に有利なものとなる。
この考案に係る仮設足場の一実施形態の概略斜視図 同実施形態の足場板間の閉塞板の裏返した状態の斜視図 図2の要部拡大図 図2の作用説明用要部拡大図 図2の分解斜視図 同閉塞板の足場板間への取付け説明図であり、(a)は要部切断側面図、(b)は(a)の切断左側面図 同閉塞板の足場板間への取付け説明用概略断面図 同取付け説明用概略断面図 同ロック機構の折り畳み(倒伏)作用説明用断面図 同作用説明用部分斜視図 同作用説明用断面図 図11(b)の要部拡大図 この実施形態に係る閉塞板の積み重ね状態の概略断面図 従来の足場板間の閉塞板の裏返した状態の要部斜視図 同従来例の積み重ね状態の概略断面図
この考案の一実施形態を図1〜図8に示し、この実施形態に係る仮設足場は、図1に示すように、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物Hに沿って所要間隔で立設し、その建物に沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板2を設けるとともに、その足場板2の前面に手摺り付筋交い3を設けた緊結型枠組足場構造である。
支柱1は、図1に示すように、その長さ方向所要間隔で緊結部(コマ)となるフランジ4が設けられており、そのフランジ4には周囲4等分位(前後左右)に係止孔が形成されている。フランジ4の上下高さ方向(前記長さ方向)の間隔は安全技術基準に基づき足場板2の設置高さ等を考慮して適宜に設定される。この実施形態では、フランジ4は、手摺り付筋交い3の取付ピッチ(間隔)の半分のピッチで設けられている。
足場板2は、四角枠内に網板やパンチング板等を設けた長方形の床板2aと、その床板2aの前後縁の両端に設けたフック6とからなり、従来と同様、そのフック6をパイプ状布材5に引っかけて左右の支柱1、1間に掛け渡される(設けられる)。床板2a(足場板2)の側縁2bは、内側に向く断面コ字状となって、機械的強度が向上されている(補強がなされている)。そのコ字状の側縁2bは先端に立ち上がり壁2cを有する(図7、図8参照)。また、床板2a(足場板2)の長さ方向の端縁(端壁)も同様な内側に向く断面コ字状となっている(特許文献8図(b)の符号2d参照)。
布材5は、左右の支柱1、1間に亘る横ステーの端を係止金具でもってフランジ4の係止孔に係止することによって前後の支柱1、1間に掛け渡される(特許文献2使用状態を示す参考図1参照)。
その足場板2の前後面に手摺り付筋交い3が取付けられる。手摺り付筋交い3は、手摺りとなる水平杆3aと、その水平杆3aの両端に回転自在に設けた筋交いとなるX字状の斜杆3bとからなり、その両斜杆3bの上端にフックをそれぞれ有し、斜杆3bの先端(下端)に二叉状の係止部を有している。このため、両斜杆3bの上端のフックを支柱1のフランジ4の左右の係止孔に嵌め込み、その後、斜杆3bの係止部を前記フランジ4より下側のフランジ4に係止して取付ける(特許文献1図6〜図8参照)。
なお、この手摺り付筋交い3は、取付ける支柱1、1間の長さによって上記の水平杆3a、斜杆3bの長さを異ならせる。
このような仮設足場において、隣接する足場板2、2の隙間Sを閉塞する構造及び閉塞板構造がこの考案であり、この実施形態の足場板2、2の側縁2b、2b間の隙間閉塞構造(閉塞板構造)は、隙間Sの両側の足場板2、2の側縁2b上面に亘る閉塞板(プレート)11をロック機構10によって足場板2に固定するものである。このロック機構10は、閉塞板11の両端に設けられている(図2参照)。
閉塞板11は、両側縁が傾斜部11aとなってその傾斜部11aが隣接する足場板2、2の側縁2b、2b上面にあてがわれる(図7、図8(b)参照)。このため、閉塞板11の幅(図2の横方向長さL)及び長手方向(Lの直交方向)の長さは、種々の隙間Sの幅や長さに対応できるように、実験及び実際の施工現場の実情に合わせて適宜に設定する。例えば、足場板2と同様の長手方向:1770mm、短手方向L:260mmとする。足場板2や閉塞板11は穴あきのものとし得る(特許文献8、図17、図18参照)。図1、図2においては、その長手方向は足場板2の半分の長さ(885mm)としている。
上記ロック機構10は、図3〜図5に示すように、断面L字状の起伏板(案内板、揺動板)12と、その起伏板12に設けた丸棒からなるロック片13と、そのロック片(杆)13の上部のレバー片14とを有する(図3〜図5等参照)。起伏板12は、上縁に後側に突出する突片12a、両側縁に軸受孔が形成された支片12bを有する。
起伏板12の両側の閉塞板11にL形鋼からなる対の支持片15が溶接やリベット止め、ビス止め等でそれぞれ固定されており、その対の支持片15、15の間の閉塞板11に切欠き10aが形成されており、この切欠き10aを介して閉塞板11の表面(図2の裏面)からレバー片14を操作する。
また、両支持片15、15は起伏板12の支片12bに対向する支軸15a、15aを有し、この支軸15aを前記支片12bの軸受孔に嵌め込むことによって起伏板12が閉塞板11に対し起立状態から倒伏状態又は逆となるように折り畳み(揺動)可能となっている(図3、図4参照)。
起伏板12には、中程に膨出部16aを有するプレート片16が溶接やリベット止め、ビス止め等で固定されており、その膨出部16aに前記ロック片13が上下に移動自在かつ回転可能に設けられている(挿通されている)。
ロック片13の下端は上向きコ字状に折れ曲がった係止部18となっている(有する)。係止部18は、ロック片13の下端から前方(足場板2の内側)に延びる水平片18aと、その水平片18aの先端から上方に立ち上がる立片(係止片)18bとからなる。この水平片18a及び立片18bの長さは足場板2の側縁2bの形状に応じ、下記の係止部18と足場板2の側縁2bとの係止が円滑に行われるように適宜に設定する。
レバー片14は、ロック片13下端の溝13bに嵌められてピン20によってそのピン20周りに揺動自在となっており、膨出部16aの端縁(上面開口縁)に係止することによってロック片13に対し水平状態となる(図3参照)。レバー片14はその上部(一端)に横方向に突出する突片(摘み片)23を有し、その摘み片23を摘んでロック片13に対して起立させて(同軸上にして)ロック片13を上下動させる。
レバー片14が起立して下降させた状態では、図6実線に示すように、突片23がプレート片16(膨出部16(a))上端縁に係止してそれ以上のロック片13の下降を防止する。このロック片13の下降が防止(阻止)された状態において、図6(b)実線に示すように、ロック片13の係止部18は足場板2のコ字状側縁2bの下方に位置する(図7参照)。
そのロック片13の係止部18が足場板2のコ字状側縁2bの下方に位置して対向した状態において、図6(b)鎖線及び図7実線で示すように、レバー片14を持ち上げると、ロック片13の係止部18が上昇して、その立片18bが足場板2のコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cに対向(係止)する。
この状態から、図6(a)鎖線、同(b)及び図7実線で示すようにレバー片14を倒すと(倒伏すると)、レバー片14が起伏板12の上縁に当接して、前記係止部18の立片18bは足場板2のコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cに対向する状態を維持する。
この状態において、閉塞板11の横方向(図7左右方向)への移動は、その立片18bと足場板側縁2bの立ち上がり壁2cの当接及び起伏板12の足場板側縁2bとの当接(図7参照)によって阻止される。このため、閉塞板11は足場板2から抜け出なくなって、足場板2、2の間に閉塞板11が取り付けられてその隙間Sを安定して塞ぐ。この状態は、ロック機構10の側(図7において右側)で閉塞板11は固定され、他の側(同左側)は自由となって、その自由の幅(足場板2との重なり幅)の範囲内において、隙間Sの大きさに対応できる。このとき、その重なり幅は、人が乗っても支障がない程度とする。
この考案に係る実施形態の足場板2、2の側縁2b、2b間の隙間閉塞構造及び閉塞板構造は以上の構成であり、図1に示す、足場板2、2の側縁2b、2bの隙間Sにこの隙間閉塞構造を構成するには、図7の鎖線で示す、ロック機構10のロック片13を足場板側縁2aに沿わして下げた状態にして、閉塞板11をその隙間Sに臨ませ、一方の足場板2(同図においては右側足場板2)側から、ロック片13がその隙間Sに入るように、その隙間Sの両足場板2、2の側縁2b、2bの上面にあてがうととともに、ロック片13を足場板2(図7では右側の足場板2)の側縁2bに当接する(図7の白抜き矢印参照)。
その状態において、図7の下図鎖線から実線に示すように、レバー片14でもってロック片13を回しながら持ち上げると、その係止部18が足場板2の側縁2bに係止する(下方に臨む)。つぎに、レバー片14を倒すと、突片23が起伏板12の上縁に係止して、係止部18が足場板2の側縁2bに係止する状態を維持する。このため、両足場板2、2の間に閉塞板11が亘ってその隙間Sが閉塞される。また、起伏板12のL字状突片12aが足場板2の上面に載るため、滑りにくく、閉塞板11が安定する(図7、図8参照)。
このとき、レバー片14は、その長さ方向中央より下方でロック片13にピン20を介して取り付けられているため、人が倒さなくても、自重で倒れて(倒伏して)、起伏板12に自然に係止する。また、この閉塞板11の閉塞状態において、レバー片14は透孔(切欠き)10a(閉塞板11)の上面と面一かそれより下方に位置して(図6(a)鎖線状態参照)、人によって立ち上げない限り、容易に立ち上がらないようになっている。このため、レバー片14は人為的に起立させない限り、ほぼ起立することがなく、係止部18の上向き立片18bの足場板側縁2bの内側位置が維持され、閉塞板11が足場板2から外れることがない。
足場板2内に入ったロック片13は足場板2のコ字状端縁(図1において左右の端縁)に臨み(近接して対向し)、その端縁の端壁にロック片13又は起伏板12の側縁が当接することによって、閉塞板11のその長手方向(長さ方向)への移動は阻止される。
この隙間閉塞構造において、閉塞板11を両足場板2、2から外すには、前記操作と逆に、摘み片23でもってレバー片14を立ち上げ(図6(a)の鎖線状態)、ロック片13を下降させて、図7の鎖線状態から回転させて足場板側縁2bに沿わせた後、図7の反白抜き矢印方向に閉塞板11を動かせば良い。このとき、図7に示すように、隙間Sに布材5等が存在しても、L字状係止部18が布材5等に沿っているため、その隙間Sから容易に取り出すことができる。
なお、この閉塞板11はその取付け時、起伏板12が閉塞板11に対し起立状態から倒伏状態となるように折り畳み可能(揺動可能)となっているため、足場板2への嵌め込み時、その起伏板12が後退して足場板2の側縁2aに嵌めることができる。
すなわち、ロック機構10は図8(a)鎖線に示すように揺動するため、ロック片13を図7上側鎖線で示すように足場板側縁2bに沿わせることなく、ロック片13を下ろし、同図鎖線の起伏板12の起立状態(ロック片係止部18が足場板側縁2bに対向している状態)で、起伏板12(ロック機構10)を揺動させながら、係止部18の係止片18bが足場板2の断面コ字状側縁2bを越えてその側縁2bの内側に位置させることができる。この後、図8(b)に示すように、ロック片13を上昇させて、その係止部18の上向き係止片18bを足場板側縁2bの内側に位置させて足場板2の側縁2bに係止することができる。
この隙間閉塞構造をなす閉塞板11を積み重ねるには、図9(a)から同図(b)に示すように、レバー片14を立ち上げてロック片13を下降するとともに、閉塞板11の幅方向に回転させて係止部18を閉塞板11の幅方向に向かせた後(同図(a)→同(b)→(c))、起伏板12を折り畳んで閉塞板11に沿わせる(同図(d)、図10(a))。その状態において、図10(b)に示すように、レバー片14を引いて閉塞板11の裏面に宛がう。この状態は、レバー片14及びその突片23によって起伏板12の起立が少なからず阻止される。このため、閉塞板11を表裏逆にしてもロック機構10が自重で大きく垂れ下がる(起立)することはない。
この状態の閉塞板11の2枚を、図11に示すように裏表逆にして重ねる。このとき、図12に示すように、起伏板12のL字状突片12aに閉塞板11の側縁を嵌めて重なった閉塞板11、11を一体とする。
この重なった2枚の閉塞板11、11は、図13に示すように積み重ねることができる。この積み重ね状態は、図15の積み重ね状態に比べて極めて嵩が低いものとなる。このため、不要な場合の置き状態や運搬時に嵩が低くて有利なものとなる。このとき、同図に示すように、帯鉄30で締結することが好ましい。図13では、帯鉄30は切欠き10aを通している。
閉塞板11としては、足場板2と同じ長さの物でなくても、その長さ方向に複数分割した、例えば、図1に示すように2分割したものとすることもできる。この閉塞板11は、足場が完成した後に取りつける場合が多いため、長尺のものより、分割して持ちやすいものが好まれる。
この考案は、図1に示す仮設足場の場合であったが、足場板を並列する他の種々の構造の仮設足場、例えば、仮設ステージにおいて、その足場板2、2の間の隙間Sの閉塞にも使用できる。
また、仮設足場において、足場板2の長さ方向の突き当たり部分やコーナ部分おいても、この閉塞板11を設けてその部分の隙間Sを閉塞できる。
なお、上記ロック機構10は、上記実施形態の構成に限らず、種々のロック機構において、その支持板を起伏可能にすることによってこの発明の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態は、クサビ緊結式足場であったが、縦柱と横柱(横地材ともいう)から構成されるH形状や鳥居形状の建枠を使用する建枠型枠組足場等の足場板でもって足場を構成する種々の仮設足場においても、この考案は、それらの足場板の隙間の閉塞に使用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 支柱
2 足場板(踏板)
2a 足場板の床板
2b 足場板の側縁
2c 同側縁の立ち上がり壁
2d 足場板の長さ方向の端縁(端壁、側片)
3 手摺り付筋交い
4 フランジ(緊結部)
5 足場板取付用布材
6 フック
10 ロック機構
11 閉塞板(プレート)
12 ロック機構の起伏板(案内板、揺動板)
12a 起伏板の突片
12b 軸受孔を有する支片
13 ロック片
14 レバー片
15 支持片
15a 支軸
16 プレート片
18 レバー片下部の係止部
18a 同係止部の水平片
18b 同係止片(同立片)
20 レバー片の揺動ピン
23 突片(摘み片)

Claims (6)

  1. 仮設足場の並列された隣接する足場板(2、2)の隙間(S)を閉塞する閉塞板構造であって、前記隙間(S)の両側の足場板(2)の側縁(2b)上面に亘る閉塞板(11)と、その閉塞板(11)の側縁に起伏可能に設けた起伏板(12)と、その起伏板(12)に設けられて前記足場板(2)の側縁(2b)に係止するロック機構(10)と、を有する足場板の隙間閉塞用閉塞板構造。
  2. 上記ロック機構(10)は、上記起伏板(12)に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片(13)と、そのロック片(13)の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部(18)を有し、
    上記起伏板(12)の起立状態で、前記起伏板(12)を揺動させながら、上記係止部(18)のコ字状の先端上向き係止片(18b)が上記足場板(2)の側縁(2b)を越えてその側縁(2b)の内側に位置すると共に、その係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)の内側位置が維持されることを特徴とする請求項1に記載の足場板の隙間閉塞用閉塞板構造。
  3. 上記ロック機構(10)は、上記起伏板(12)に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片(13)と、そのロック片(13)の上部に設けた起伏自在のレバー片(14)と、そのロック片(13)の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部(18)を有し、
    上記起伏板(12)の起立状態で、上記レバー片(14)を起立させることによって、前記ロック片(13)が起伏板(12)に対して上下方向に移動し、前記レバー片(14)を倒伏することによりそのレバー片(14)が起伏板(12)に係止して前記ロック片(13)の下降を阻止し、
    上記ロック片(13)の上方への移動によって、上記係止部(18)のコ字状の先端上向き係止片(18b)が上記足場板(2)の側縁(2b)を越えてその側縁(2b)の内側に位置すると共に、上記レバー片(14)が起伏板(12)に係止した際、前記係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)の内側位置が維持されることを特徴とする請求項1に記載の足場板の隙間閉塞用閉塞板構造。
  4. 仮設足場の並列された足場板(2)の側縁(2b)間の隙間(S)の閉塞構造であって、前記隙間(S)の両側の足場板(2)の側縁(2b)上面に亘る閉塞板(11)と、その閉塞板(11)の側縁に起伏可能に設けた起伏板(12)と、その起伏板(12)に設けられて前記足場板(2)の側縁(2b)に係止するロック機構(10)と、を有する足場板の隙間閉塞構造。
  5. 上記ロック機構(10)は、上記起伏板(12)に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片(13)と、そのロック片(13)の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部(18)を有し、
    上記起伏板(12)の起立状態で、前記起伏板(12)を揺動させながら、上記係止部(18)のコ字状の先端上向き係止片(18b)が上記足場板(2)の側縁(2b)を越えてその側縁(2b)の内側に位置すると共に、その係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)の内側位置が維持されることを特徴とする請求項4に記載の足場板の隙間閉塞構造。
  6. 上記ロック機構(10)は、上記起伏板(12)に上下に移動可能に設けた上下方向のロック片(13)と、そのロック片(13)の上部に設けた起伏自在のレバー片(14)と、そのロック片(13)の下端の上向きコ字状に折れ曲がった係止部(18)を有し、
    上記起伏板(12)の起立状態で、上記レバー片(14)を起立させることによって、上記ロック片(13)が起伏板(12)に対して上下方向に移動し、前記レバー片(14)を倒伏することによりそのレバー片(14)が起伏板(12)に係止して前記ロック片(13)の下降を阻止し、
    上記ロック片(13)の上方への移動によって、上記係止部(18)のコ字状の先端上向き係止片(18b)が上記足場板(2)の側縁(2b)を越えてその側縁(2b)の内側に位置すると共に、上記レバー片(14)が起伏板(12)に係止した際、前記係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)の内側位置が維持されることを特徴とする請求項4に記載の足場板の隙間閉塞構造。
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