JP3218721U - 仮設足場における足場板間の隙間閉塞構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性が良く、コスト的に有効な足場板側縁間の隙間閉塞構造を提供する。
【解決手段】仮設足場の並列された足場板2の側縁2b間の隙間の閉塞構造である。隙間の両側の足場板側縁上面に亘る閉塞板11と、閉塞板に設けた上下方向の断面コ字状案内枠12と、案内枠内に上下に移動可能に設けたロック片13と、ロック片の上部に設けた起伏自在のレバー片14とを有し、ロック片の下端は上向きコ字状の係止部18となっている。レバー片を起立させた状態で、ロック片を案内枠に対して上下方向に移動し、レバー片を倒伏させて案内枠に係止させてロック片の下降を阻止する。ロック片を上方に移動すると、係止部のコ字状の先端上向き係止片18bが足場板の断面コ字状側縁を越えて側縁の内側に位置し、レバー片が案内枠に係止すると、係止片の足場板側縁の内側位置が維持されて閉塞板が足場板に取付けられる。
【選択図】図7

Description

この考案は、仮設足場の並列された足場板の間の隙間を閉じる足場板間の隙間閉塞構造に関するものである。
例えば、仮設足場には、この考案の一実施形態を示す図1を参照して説明すると、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物Hに沿って所要間隔で立設し、その建物Hに沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板(踏板)2を設けるとともに、その足場板2の前面に(又は後面にも)手摺り付筋交い3を設けた構造のものがある(特許文献1)。
この仮設足場において、足場板2は複数枚が使用され、その並列された足場板2、2の間には、支柱1、1間の規格と足場板2の幅の規格との相違から、隙間Sが生じる場合がある。
このため、従来から、その隙間Sを塞ぐ構造として種々の考案が提案されている(特許文献3〜7参照)。
特許第3851105号公報 意匠登録第1351942号公報 実用新案登録第3019483号公報 実用新案登録第3199635号公報 特開2002−256697号公報 特開2009−249861号公報 特開2011−226221号公報
特許文献3〜7記載の足場板側縁間の隙間閉塞構造は、ばねを使用したり、その操作が煩雑であったりと種々の問題がある。
この考案は、以上の実状の下、新規な足場板側縁間の隙間閉塞構造を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、この考案は、まず、足場板は、機械的強度を高めるために(補強のために)、その周縁は内側に向く断面コ字状となっていることに着目し、そのコ字状側縁に閉塞板を係止することとしたのである。
つぎに、その閉塞板の係止部も断面コ字状としたのである。
その閉塞用閉塞板のコ字状係止部を前記足場板のコ字状縁に係止すれば、足場板に閉塞用閉塞板も係止される。
具体的には、仮設足場の足場板間の隙間を閉塞する構造であって、前記足場板の側縁及びの長さ方向の端縁は内側に向く断面コ字状となっており、前記隙間の両側の足場板の上面に亘る閉塞板と、その閉塞板に設けられた上下方向の案内枠と、その案内枠内に上下に移動可能に設けたロック片と、そのロック片の上部に設けた起伏自在のレバー片とを有し、前記ロック片の下端は上向きコ字状に折れ曲がった係止部を有し、前記レバー片を起立させた状態で、前記ロック片が案内枠に対して上下方向に移動し、前記レバー片を倒伏することによりそのレバー片が案内枠に係止してロック片の下降を阻止し、前記ロック片の上方への移動によって、前記係止部のコ字状の先端上向き係止片が足場板の断面コ字状側縁又は端縁を越えてその側縁又は端縁の内側に位置すると共に、レバー片が案内枠に係止した際、係止部の上向き係止片の足場板側縁又は端縁の内側位置が維持される構成としたのである。
この係止部の上向き係止片の足場板側縁又は端縁の内側位置が維持されると、閉塞板は横方向に動いても足場板の側縁又は端縁に当接するため、足場板から外れることがない。このため、閉塞板による足場板の隙間閉塞は安定して担保される。
前記ロック片は、前記案内枠内で上下方向の軸心回りに回転可能とすれば、その回転によって、前記係止部の上向き係止片が前記足場板の側縁又は端縁の内側又は外側に選択的に位置するようにすることができる。
これらの構成において、前記レバー片を、その長さ方向中央より下方でロック片に起伏自在に取りつければ、レバー片は自重で倒伏することとなって、案内枠に自然に係止する。このため、レバー片は人為的に起立させない限り、ほぼ起立することがなく、係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持され、閉塞板が足場板から外れることがない。
また、前記足場板の長さ方向の端縁が下方に突出する端壁を有するものであれば、前記レバー片が案内枠に係止し、前記係止部の上向き係止片の足場板側縁の内側位置が維持される状態において、前記ロック片が前記端壁に対向する構成を採用することができる。このようにすると、閉塞板の長さ方向の動きに対し、ロック片が前記端壁に当接することによって、その動きが阻止される。
この考案は、以上のように構成したので、作業性も良く、コスト的に有利な足場板の隙間閉塞構造を得ることができる。
この考案に係る仮設足場の一実施形態の概略斜視図 同実施形態の足場板間の閉塞板の斜視図 図2の要部拡大図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の切断正面図、(c)は(b)の右側面図 同実施形態の閉塞板とロック機構を切り離した一部切欠き斜視図 同閉塞板にロック機構を取り付けた要部斜視図 同閉塞板の足場板間への取付け説明用断面図 同閉塞板の足場板間への取付け状態を示し、(a)は切断正面図、(b)は(a)の右切断側面図 他の実施形態の閉塞板にロック機構を取り付けた要部斜視図 同実施形態のロック機構の要部斜視図 同実施形態の作用説明図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の切断正面図 同作用説明図であり、(a)は切断部分正面図、(b)は(a)の切断右側面図 他の閉塞板の斜視図 他の仮設足場の概略斜視図 この考案に係る仮設足場の他の実施形態の概略斜視図 同実施形態の一要部を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の正面図 同実施形態の他の要部を示す平面図 同実施形態の足場板間の一の閉塞板を示し、(a)は下方からの斜視図、(b)は平面図 同他の閉塞板を示し、(a)は下方からの斜視図、(b)は平面図
この考案の一実施形態を図1〜図7に示し、この実施形態に係る仮設足場は、図1に示すように、建地材となる縦柱等の前後一対の支柱1、1の複数を建物Hに沿って所要間隔で立設し、その建物に沿った支柱1、1間の高さ方向の適宜位置に足場板2を設けるとともに、その足場板2の前面に手摺り付筋交い3を設けた緊結型枠組足場構造である。
支柱1は、図1に示すように、その長さ方向所要間隔で緊結部(コマ)となるフランジ4が設けられており、そのフランジ4には周囲4等分位(前後左右)に係止孔が形成されている。フランジ4の上下高さ方向(前記長さ方向)の間隔は安全技術基準に基づき足場板2の設置高さ等を考慮して適宜に設定される。この実施形態では、フランジ4は、手摺り付筋交い3の取付ピッチ(間隔)の半分のピッチで設けられている。
足場板2は、四角枠内に網板やパンチング板等を設けた長方形の床板2aと、その床板2aの前後縁の両端に設けたフック6とからなり、従来と同様、そのフック6をパイプ状布材5に引っかけて左右の支柱1、1間に掛け渡される(設けられる)。床板2a(足場板2)の側縁2bは、内側に向く断面コ字状となって、機械的強度が向上されている(補強がなされている)。そのコ字状の側縁2bは先端に立ち上がり壁2cを有する(図7(a)参照)。また、床板2a(足場板2)の長さ方向の端縁(端壁)2dも同様な内側に向く断面コ字状となっている(図7(b)参照)。
布材5は、左右の支柱1、1間に亘る横ステーの端を係止金具でもってフランジ4の係止孔に係止することによって前後の支柱1、1間に掛け渡される(特許文献2使用状態を示す参考図1参照)。
その足場板2の前後面に手摺り付筋交い3が取付けられる。手摺り付筋交い3は、手摺りとなる水平杆3aと、その水平杆3aの両端に回転自在に設けた筋交いとなるX字状の斜杆3bとからなり、その両斜杆3bの上端にフックをそれぞれ有し、斜杆3bの先端(下端)に二叉状の係止部を有している。このため、両斜杆3bの上端のフックを支柱1のフランジ4の左右の係止孔に嵌め込み、その後、斜杆3bの係止部を前記フランジ4より下側のフランジ4に係止して取付ける(特許文献1図6〜図9参照)。
なお、この手摺り付筋交い3は、取付ける支柱1、1間の長さによって上記の水平杆3a、斜杆3bの長さを異ならせる。
このような仮設足場において、隣接する足場板2、2の隙間Sを閉塞する構造がこの考案であり、この実施形態の足場板2、2の側縁2b、2b間の隙間閉塞構造は、隙間Sの両側の足場板2、2の側縁2b上面に亘る閉塞板(プレート)11をロック機構10によって足場板2に固定するものである。このロック機構10は、閉塞板11の両端に設けられており(図2参照)、上下方向の案内枠12と、その案内枠12内に設けたロック片13と、そのロック片13の上部のレバー片14とを有する(図4〜図6等参照)。
閉塞板11は、両側縁が傾斜部11aとなってその傾斜部11aが隣接する足場板2、2の側縁2b、2b上面にあてがわれる(図6参照)。このため、閉塞板11の幅(図3(a)の横方向長さL)は、種々の隙間Sの幅に対応できるように、実験及び実際の施工現場の実情に合わせて適宜に設定する。例えば、長手方向:1770mm、短手方向L:260mmとする。足場板2や閉塞板11は穴あきのものとし得る(図17、図18参照)。
閉塞板11の両側部裏面全長にはL形鋼からなるフレーム15が溶接やリベット止めなどで固定されており、その一端のフランジ部15aに切欠き16が形成されている。この切欠き16に対応して閉塞板11にも透孔17が形成されている。このため、切欠き16と透孔17は重なってほぼ同一大きさで同一位置に位置する。
案内枠12は断面コ字状をしており、前記フレーム15にその両端のフランジをフレーム15のウエブ部15bに溶接やリベット止め等することによって固定されている。この案内枠12のコ字状枠内に前記ロック片13は上下に移動自在に設けられている。
このロック片13の下端は上向きコ字状に折れ曲がった係止部18となっている(有する)。係止部18は、ロック片13の下端から前方(足場板2の内側)に延びる水平片18aと、その水平片18aの先端から上方に立ち上がる立片(係止片)18bと、その立片18bの先端から前方に延びる突片18cとからなる。この水平片18a、立片18b及び突片18cの長さ(水平片18a及び突片18cは図7(a)左右方向、立片18bは同図上下方向)は足場板2の側縁2bの形状に応じ、下記の係止部18と足場板2の側縁2bとの係止が円滑に行われるように適宜に設定する。
レバー片14は、ロック片13に沿いピン20によってそのピン20周りに回転(揺動)自在となっている。ピン20はロック片13に固定されて横ピン21が貫通固定しており、これによって、レバー片14のロック片13(ピン20)からの離脱が防止されている。前記ピン20の下方のロック片13にもピン22が突設されており、両ピン20、22の先端が案内枠12の内面に対向することによって、ロック片13が案内枠12内を上下方向に前後(図7(a)の左右方向)に揺れることなく円滑に移動する。また、ロック片13の幅は案内枠12の内幅とほぼ同じ寸法に設定されて、ロック片13は案内枠12内を左右(図7(b)の左右方向)に揺れることなく円滑に移動する。
レバー片14はその上部に横方向に突出する突片(摘み片)23を有し、図7(a)、(b)実線に示す、レバー片14が起立した状態では、この突片23が案内枠12の上端縁に係止してそれ以上のロック片13の下降を防止する(同図(a)参照)。このロック片13の下降が防止(阻止)された状態において、図7(a)、(b)実線に示すように、ロック片13の係止部18は足場板2のコ字状側縁2bの下方に位置する。
そのロック片13の係止部18が足場板2のコ字状側縁2bの下方に位置して対向した状態において、図7(b)鎖線で示すように、レバー片14を持ち上げると、ロック片13の係止部18が上昇して、その立片18bが足場板2のコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cに対向する。
この状態から、同図鎖線で示すように,レバー片14を横方向に倒すと(倒伏すると)、ロック片13の係止部18は下降するが、レバー片14が案内枠12の上縁に当接して、図7(a)、(b)鎖線で示すように、前記係止部18の立片18bは足場板2のコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cに対向する状態を維持する。
この状態において、閉塞板11の横方向(図7(a)左右方向)への移動は、その立片18bと足場板側縁2bの立ち上がり壁2cの当接及びフレーム15の足場板側縁2bとの当接(図7(a)参照)によって阻止される。このため、閉塞板11は足場板2から抜け出なくなって、足場板2、2の間に閉塞板11が取り付けられてその隙間Sを安定して塞ぐ。この状態は、ロック機構10の側(図7(a)において左側)で閉塞板11は固定され、他の側(同右側)は自由となって、その自由の幅(足場板2との重なり幅)の範囲内において、隙間Sの大きさに対応できる。このとき、その重なり幅は、人が乗っても支障がない程度、例えば左右両側とも400mm程度とする。
なお、前記係止部18の上昇時、係止部18の立片18bから突片18cへのアール状屈曲部18dがコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cのアール状屈曲部2eに当たって上昇する(図7(a)参照)。このアール状屈曲部18d、2eの当接は円弧面で行われるため、その上昇は円滑に行われる。
この考案に係る実施形態の足場板2、2の側縁2b、2b間の隙間閉塞構造は以上の構成であり、図1に示す、足場板2、2の側縁2b、2bの隙間Sにこの隙間閉塞構造を構成するには、図6の鎖線で示す、ロック機構10のロック片13を下げた状態にして、閉塞板11をその隙間Sに臨ませ、一方の足場板2(同図においては右側足場板2)側から、ロック片13がその隙間Sに入るように、その隙間Sの両足場板2、2の側縁2b、2bの上面にあてがうととともに、ロック片13を足場板2(図6では左側の足場板2)の側縁2bに当接する(図6の白抜き矢印参照)。
その状態において、図7に示すように、レバー片14でもってロック片13を持ち上げると、その係止部18が足場板2の側縁2bに係止する(下方に臨む)。つぎに、レバー片14を倒すと(図7(b)鎖線状態)、係止部18は足場板2の側縁2bに係止する状態を維持した下降位置となる。このため、両足場板2、2の間に閉塞板11が亘ってその隙間Sが閉塞される。
このとき、レバー片14は、その長さ方向中央より下方でロック片13にピン20を介して取り付けられているため、人が倒さなくても、自重で倒れて(倒伏して)、案内枠12に自然に係止する。また、この閉塞板11の閉塞状態において、レバー片14は透孔17(閉塞板11)の上面と面一かそれより下方に位置して(図7(b)鎖線状態参照)、人によって立ち上げない限り、容易に立ち上がらないようになっている。このため、レバー片14は人為的に起立させない限り、ほぼ起立することがなく、係止部18の上向き立片18bの足場板側縁2bの内側位置が維持され、閉塞板11が足場板2から外れることがない。
足場板2内に入ったロック片13は足場板2のコ字状端縁(図1において左右の端縁)に臨み(近接して対向し)、その端縁の端壁(側片)2d(図7(b)、図13参照)にロック片13又は案内枠12の側縁が当接することによって、閉塞板11のその長手方向(長さ方向)への移動は阻止される。さらに、閉塞板11の側縁が布材5や支柱1に当たることによっても、その長さ方向の移動は阻止される。
なお、この移動阻止は、閉塞板11の端縁にフックを設け(図1参照)、そのフックを布材5や支柱1に引っ掛けることによっても行うことができる。
この隙間閉塞構造において、閉塞板11を両足場板2、2から外すには、前記操作と逆に、摘み片23でもってレバー片14を立ち上げ(図7(b)の鎖線状態)、ロック片13を下降させて、図7の実線状態にした後、図6の反白抜き矢印方向に閉塞板11を動かせば良い。
前記実施形態において、図8に示すように、前記ロック片13を断面丸状又は断面角状の棒材13’とし、案内枠12内で上下方向の軸心回りに回転可能とすれば、その回転によって、図10(a)破線及び同図(b)実線で示す、係止部18の上向き係止片18bが足場板2の側縁2b外側に位置する、又は図10(a)、(b)鎖線で示す、同係止片18bが足場板2の側縁2b内側に位置するように選択的にすることができる。
このようにすれば、閉塞板11を両足場板2、2に架け渡した際、図10(b)に示すように、隙間Sに布材5等が存在して、ロック片13’の係止部18を隙間Sに挿入できなかったり、取り出したりできない場合、同図実線に示すように、ロック片13’を回転させてL字状係止部18をその邪魔になる布材5等に沿わせて隙間Sに挿入することができる。
係止部18を隙間Sに挿入して足場板の側縁2bに臨めば、図10(a)の反鎖線矢印に示すように、レバー片14でもってロック片13’を回転させて係止部18の水平片18a及び係止片18bを足場板2の側縁2bの下方に位置させる(図10(b))。
この状態において、前記実施形態と同様に、図11(b)鎖線に示すように、レバー片14でもってロック片13’を持ち上げると、その係止部18が足場板2の側縁2bに係止する(下方に臨む)。つぎに、レバー片14を倒すと(図11(b)鎖線状態)、係止部18は足場板2の側縁2bに係止する状態を維持した下降位置となる。このため、両足場板2、2の間に閉塞板11が亘ってその隙間Sが閉塞される。
このとき、同様に、レバー片14は、その長さ方向中央より下方でロック片13’の二股部にピン20を介して取り付けられているため、人が倒さなくても、自重で倒れて(倒伏して)、案内枠12に自然に係止する。また、この閉塞板11の閉塞状態において、レバー片14は透孔17(閉塞板11)の上面と面一かそれより下方に位置して(図11(b)鎖線状態参照)、人によって立ち上げない限り、容易に立ち上がらないようになっている。このため、レバー片14は人為的に起立させない限り、ほぼ起立することがなく、係止部18の上向き立片18bの足場板側縁2bの内側位置が維持され、閉塞板11が足場板2から外れることがない。
また、前記係止部18の上昇時、係止部18の立片18bの上端カット部18d’がコ字状縁部2bの立ち上がり壁2cのアール状屈曲部2eに当たって上昇する(図11(a)参照)。この縁部18d’とアール状屈曲部2eの当接は円弧面と斜面(Cカット面)で行われるため、その上昇は円滑に行われる。
この隙間閉塞構造において、閉塞板11を両足場板2、2から外すには、前記操作と逆に、摘み片23でもってレバー片14を立ち上げ、ロック片13’を下降させて、図11の実線状態にした後、閉塞板11を横方向に移動させてロック片13’を上方に動かせば良い(図6参照)。このとき、図10(b)に示すように、隙間Sに布材5等が存在して、ロック片13’の係止部18を隙間Sから取り出しできない場合、図10(b)実線に示すように、ロック片13’を回転させてL字状係止部18をその邪魔になる布材5等に沿わせて隙間Sから取り出す。
この実施形態においては、前記実施形態の案内枠12の断面コ字状膨出部(ロック片13’の案内部)12aを断面半円弧状(図9参照)として棒状ロック片13’をその軸心回りに回転し易くしている。但し、ロック片13’がその軸心回りに回転し得れば、案内枠12の前記案内部12aの断面形状は四角状等と任意である。
また、軸心回りに回転し得れば、ロック片13’は、棒状に限らず、図4等に示す、板状でも良い。また、回転時に案内部12aと触れる部分のみを棒状形状とすることもできる。
閉塞板11としては、足場板2と同じ長さの物でなくても、その長さ方向に複数分割した、例えば、図12に示す、2分割したものとすることもできる。この閉塞板11は、足場が完成した後に取りつける場合が多いため、長尺のものより、分割して持ちやすいものが好まれる。
この考案は、図1に示す仮設足場の場合であったが、足場板を並列する他の種々の構造の仮設足場、例えば、図13に示すように、仮設ステージにおいて、その足場板2、2の間の隙間Sの閉塞にも使用できる。この図13においては、2枚の閉塞板11、11で隙間Sを塞いでいる。
また、仮設足場において、図14に示すように、足場板2の長さ方向の突き当たり部分やコーナ部分おいても、この閉塞板11を設けてその部分の隙間Sを閉塞できる。その突き当たり部分の閉塞構造を図15に、コーナ部分の閉塞構造を図16にそれぞれ示し、これらの部分は、布材5等があるため、その布材5等をよける工夫がいる。
その工夫は、図17、図18に示すように、前記L形鋼からなるフレーム15を閉塞板11の両側部裏面全長に亘らず、布材5等が位置する部分を欠如したことである。図17においては、閉塞板11の両側に分かれてフレーム15が設けられてそのフレーム15にロック機構10が構成されている。
この閉塞板11も前記実施形態と同様にして対向する足場板2、2の間に架け渡してロック機構10により同様に係止してその間の隙間Sを閉塞する。このとき、隙間Sが狭いため、ロック片13はその軸心回りに回転可能なもの13’とする。
なお、前記実施形態は、クサビ緊結式足場であったが、縦柱と横柱(横地材ともいう)から構成されるH形状や鳥居形状の建枠を使用する建枠型枠組足場等の足場板でもって足場を構成する種々の仮設足場においても、この考案は、それらの足場板の隙間の閉塞に使用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 支柱
2 足場板(踏板)
2a 足場板の床板
2b 足場板の側縁
2c 同側縁の立ち上がり壁
2d 足場板の長さ方向の端縁(端壁、側片)
3 手摺り付筋交い
4 フランジ(緊結部)
5 足場板取付用布材
6 フック
10 ロック機構
11 閉塞板(プレート)
12 ロック機構の案内枠
12a ロック片案内部
13、13’ ロック片
14 レバー片
15 フレーム(支持杆)
16 切欠き
17 透孔
18 レバー片下部の係止部
18a 同係止部の水平片
18b 同係止片(同立片)
18c 同突片
20 レバー片の揺動ピン
23 突片(摘み片)

Claims (4)

  1. 仮設足場の足場板(2)間の隙間(S)を閉塞する構造であって、前記足場板(2)の側縁(2b)及びの長さ方向の端縁(2d)は、内側に向く断面コ字状となっており、
    前記隙間(S)の両側の足場板(2)上面に亘る閉塞板(11)と、その閉塞板(11)に設けられた上下方向の案内枠(12)と、その案内枠(12)内に上下に移動可能に設けたロック片(13、13’)と、そのロック片(13、13’)の上部に設けた起伏自在のレバー片(14)とを有し、
    前記ロック片(13、13’)の下端は上向きコ字状に折れ曲がった係止部(18)を有し、
    前記レバー片(14)が起立した状態で、前記ロック片(13)が案内枠(12)に対して上下方向に移動し、前記レバー片(14)を倒伏することによりそのレバー片(14)が案内枠(12)に係止して前記ロック片(13、13’)の下降を阻止し、
    前記ロック片(13、13’)の上方への移動によって、前記係止部(18)のコ字状の先端上向き係止片(18b)が前記足場板(2)の断面コ字状側縁(2b)又は端縁(2d)を越えてその側縁(2b)又は端縁(2d)の内側に位置すると共に、前記レバー片(14)が案内枠(12)に係止した際、前記係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)又は端縁(2d)の内側位置が維持されることを特徴とする足場板の隙間閉塞構造。
  2. 前記ロック片(13’)は、前記案内枠(12)内で上下方向の軸心回りに回転可能となっており、その回転によって前記係止部(18)の上向き係止片(18b)が前記足場板(2)の側縁(2b)又は端縁(2d)の内側又は外側に選択的に位置することを特徴とする請求項1に記載の足場板の隙間閉塞構造。
  3. 前記レバー片(14)は、その長さ方向中央より下方で前記ロック片(13)に起伏自在に取りつけられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の足場板の隙間閉塞構造。
  4. 前記レバー片(14)が案内枠(12)に係止し、前記係止部(18)の上向き係止片(18b)の前記足場板側縁(2b)の内側位置が維持される状態において、前記ロック片(13)が前記端縁(2d)の端壁に対向することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の足場板の隙間閉塞構造。
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