JP2013113003A - 法枠工における作業足場装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業の安定性が高く、コンパクトで移動が容易な、法枠工における作業足場装置の提供を目的とする。
【解決手段】法枠に沿って載置支持される作業足場装置であって、法枠の傾斜面に沿って載置する載置フレームと、当該載置フレームから立設した複数の立設フレームと、当該複数の立設フレームにて略水平に支持された作業場を有し、前記立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】法枠に沿って載置支持される作業足場装置であって、法枠の傾斜面に沿って載置する載置フレームと、当該載置フレームから立設した複数の立設フレームと、当該複数の立設フレームにて略水平に支持された作業場を有し、前記立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、傾斜地の安定化を図る法枠工において、法枠の内側に中詰工を施工する作業やアンカー材の施工等の各種傾斜作業に用いる作業足場装置に関する。
傾斜地に格子状に施工した法枠の枠内には、各種中詰工が施されている。
また、法枠の安定化を図るのに法枠の縦枠と横枠との交差部に設けた口元管から地盤に対して削孔を形成し、アンカー材を施工することも行われてる。
このような傾斜地の作業においては、これまで一般的に法面に沿って複数の支柱からなる足場を組み上げて作業場を確保していた。
しかし、これでは法面に沿って順次作業場を移動するのに足場の組み上げと分解を繰り返し行わなければならず、例えば法枠内に中詰工を行うよりも足場の移動に工数がかかる場合もあり、移動作業が大変であった。
また、法枠の安定化を図るのに法枠の縦枠と横枠との交差部に設けた口元管から地盤に対して削孔を形成し、アンカー材を施工することも行われてる。
このような傾斜地の作業においては、これまで一般的に法面に沿って複数の支柱からなる足場を組み上げて作業場を確保していた。
しかし、これでは法面に沿って順次作業場を移動するのに足場の組み上げと分解を繰り返し行わなければならず、例えば法枠内に中詰工を行うよりも足場の移動に工数がかかる場合もあり、移動作業が大変であった。
特許文献1〜3には、法枠に沿って移動する施工設備や装置を開示するが、いずれも装置が複雑で大型であり操作も大変である。
本発明は、作業の安定性が高く、コンパクトで移動が容易な、法枠工における作業足場装置の提供を目的とする。
本発明は、法枠に沿って載置支持される作業足場装置であって、法枠の傾斜面に沿って載置する載置フレームと、当該載置フレームから立設した複数の立設フレームと、当該複数の立設フレームにて略水平に支持された作業場を有し、前記立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けたことを特徴とする。
ここで、作業場は傾斜した法枠に対して略水平方向に張り出すことになるから、側面視で作業場と立設フレームとが略直角になり、載置フレームが斜辺となる略直角三角形になる。
また、立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けるとは、重機等で本発明に係る作業足場装置を吊り上げ、載置フレームが法枠の傾斜面に沿って接するように降下させると、係止部が法枠の横枠上部又はその内側に係止し、位置決めができることをいう。
従って、立設フレームの下端に係止部を設けてもよく、載置フレームから下側に係止部材を垂下させてもよい。
ここで、作業場は傾斜した法枠に対して略水平方向に張り出すことになるから、側面視で作業場と立設フレームとが略直角になり、載置フレームが斜辺となる略直角三角形になる。
また、立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けるとは、重機等で本発明に係る作業足場装置を吊り上げ、載置フレームが法枠の傾斜面に沿って接するように降下させると、係止部が法枠の横枠上部又はその内側に係止し、位置決めができることをいう。
従って、立設フレームの下端に係止部を設けてもよく、載置フレームから下側に係止部材を垂下させてもよい。
本発明に係る作業足場装置は、現地による法枠の傾斜角度のバラツキを吸収しやすいように載置フレームに角度調整手段を設けてもよい。
本発明に係る作業足場装置は、重機等で吊り上げ、法枠の傾斜面に上方から降下させるだけで、立設フレーム又は/及び載置フレームに設けた係止部を法枠の横枠の上部内側に係止させることができるので、構造が簡単でありながら足場安定性が高く移動も容易である。
本発明に係る作業足場装置10の構造例を図4に示し、法枠1に載置及び支持させた状態を図1に示す。
また、図2はこの載置の支持状態を示す断面図で、図3は係止部の拡大図である。
傾斜面に沿って縦枠1aと横枠1bとが格子状に交差した法枠1が施工されている。
本発明に係る作業足場装置10は、法枠に沿った工事であればその作業に限定はないが、移動が頻繁に行われる中詰工に好適である。
中詰工には、枠内に栗石、粗石等を詰める空石張工、プレキャストコンクリート板を敷き並べる平板ブロック張工、枠内に敷設した栗石、粗石等の間にコンクリートを充填する練石張工の他にコンクリート張工、植生基材吹付工、土嚢積工等もある。
また、図2はこの載置の支持状態を示す断面図で、図3は係止部の拡大図である。
傾斜面に沿って縦枠1aと横枠1bとが格子状に交差した法枠1が施工されている。
本発明に係る作業足場装置10は、法枠に沿った工事であればその作業に限定はないが、移動が頻繁に行われる中詰工に好適である。
中詰工には、枠内に栗石、粗石等を詰める空石張工、プレキャストコンクリート板を敷き並べる平板ブロック張工、枠内に敷設した栗石、粗石等の間にコンクリートを充填する練石張工の他にコンクリート張工、植生基材吹付工、土嚢積工等もある。
作業足場装置10は、略水平方向に作業場11が設けられるように、法枠1に沿って載置するための傾斜した載置フレーム14と、この載置フレーム14から垂直上方に立設した立設フレーム12とで枠組みし、本実施例では立設フレーム12a〜12cの下端部を載置フレーム14より下側に延設し、法枠の横枠の上部側面に係止する係止部13a〜13cと載置フレーム14の上端側から下方に向けて垂下した係止部13dを設けた例となっている。
本実施例では、L字チャンネル鋼11a〜11dの枠部材で枠組みし、この上に鋼板を溶接して作業場11を形成した。
載置フレーム14は、法枠の縦枠1aに沿って延在させる縦フレーム14b,14cと横枠1bに沿って延在させる横フレーム14a,14dとで枠体を形成し、さらに内側に格子状に補助フレーム14e,14fを連結した。
この補助フレーム14e,14fも法枠に載るような間隔が好ましい。
載置フレーム14の最下段の横フレーム14aと、左右の縦フレーム14b,14cの下端側付近から立設フレーム12a〜12cをそれぞれ立ち上げ、作業場11と連結するとともに立設フレーム12a〜12cの下端部に法枠1の横枠1bの上方内側に係止する係止部13a〜13cを設けるとともに最上段の横フレーム14d側にも係止部13dを設けた。
さらには、図3に拡大図を示すように係止部13a〜13cが法枠の横枠1bの側面に当接するように断面略三角形状の当接部材を取り付けた例になっている。
また、作業足場装置10の吊り上げ,下げ時にワイヤー等を引っ掛けるフック部18a等を設けてある。
作業場11の端部には、作業の安全性を確保するのに支柱15a,15b及び16a,16bを横桟15c,16c,17a及び中桟15d,16d,17bで連結した柵を設けた。
載置フレーム14は、法枠の縦枠1aに沿って延在させる縦フレーム14b,14cと横枠1bに沿って延在させる横フレーム14a,14dとで枠体を形成し、さらに内側に格子状に補助フレーム14e,14fを連結した。
この補助フレーム14e,14fも法枠に載るような間隔が好ましい。
載置フレーム14の最下段の横フレーム14aと、左右の縦フレーム14b,14cの下端側付近から立設フレーム12a〜12cをそれぞれ立ち上げ、作業場11と連結するとともに立設フレーム12a〜12cの下端部に法枠1の横枠1bの上方内側に係止する係止部13a〜13cを設けるとともに最上段の横フレーム14d側にも係止部13dを設けた。
さらには、図3に拡大図を示すように係止部13a〜13cが法枠の横枠1bの側面に当接するように断面略三角形状の当接部材を取り付けた例になっている。
また、作業足場装置10の吊り上げ,下げ時にワイヤー等を引っ掛けるフック部18a等を設けてある。
作業場11の端部には、作業の安全性を確保するのに支柱15a,15b及び16a,16bを横桟15c,16c,17a及び中桟15d,16d,17bで連結した柵を設けた。
本発明に係る作業足場装置10は、図5に示すようにクレーン等を用いて、例えばフック20にワイヤー21を用いて吊り上げ、移動しながら図6に示すように法枠に沿って移動させつつ、中詰部材2の中詰作業を行うことができる。
足場作業装置10は、図7(a),(b)に示すように作業場11を形成する枠部材11b,11cと立設フレーム12a〜12cにそれぞれ調整孔111c,112cを設けることで、差し込みピン19cをこの孔に挿通し、傾斜角度θを調整可能にしてもよい。
この場合に差し込みピン19aを軸中心にして載置フレーム14が回転する。
また、図7(c)に示すように載置フレーム側に調整孔114cを設けてもよく、この場合に差し込みピン19bを所定の調整孔と立設フレーム12cの差し込み孔と合致するようにして差し込むことになる。
本発明に係る作業足場装置は、図8に示すように2つ以上を組み合せて用いることもできる。
また、傾斜面の最上部にワイヤーの上端を結び、この作業足場措置にワイヤーの下端側を結ぶことで作業場の安定性を向上させてもよい。
この場合に差し込みピン19aを軸中心にして載置フレーム14が回転する。
また、図7(c)に示すように載置フレーム側に調整孔114cを設けてもよく、この場合に差し込みピン19bを所定の調整孔と立設フレーム12cの差し込み孔と合致するようにして差し込むことになる。
本発明に係る作業足場装置は、図8に示すように2つ以上を組み合せて用いることもできる。
また、傾斜面の最上部にワイヤーの上端を結び、この作業足場措置にワイヤーの下端側を結ぶことで作業場の安定性を向上させてもよい。
1 法枠
1a 縦枠
1b 横枠
1c 枠内
2 中詰部材
10 作業足場装置
11 作業場
12a 立設フレーム
12b 立設フレーム
12c 立設フレーム
13a 係止部
13b 係止部
14 載置フレーム
1a 縦枠
1b 横枠
1c 枠内
2 中詰部材
10 作業足場装置
11 作業場
12a 立設フレーム
12b 立設フレーム
12c 立設フレーム
13a 係止部
13b 係止部
14 載置フレーム
Claims (2)
- 法枠に沿って載置支持される作業足場装置であって、
法枠の傾斜面に沿って載置する載置フレームと、当該載置フレームから立設した複数の立設フレームと、当該複数の立設フレームにて略水平に支持された作業場を有し、前記立設フレーム又は/及び載置フレームに法枠との係止部を設けたことを特徴とする作業足場装置。 - 前記載置フレームは法枠の傾斜面に沿って載置できるように角度調整手段を有することを特徴とする請求項1記載の作業足場装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011260341A JP2013113003A (ja) | 2011-11-29 | 2011-11-29 | 法枠工における作業足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011260341A JP2013113003A (ja) | 2011-11-29 | 2011-11-29 | 法枠工における作業足場装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013113003A true JP2013113003A (ja) | 2013-06-10 |
Family
ID=48708806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011260341A Pending JP2013113003A (ja) | 2011-11-29 | 2011-11-29 | 法枠工における作業足場装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013113003A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110080235A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-02 | 中国一冶集团有限公司 | 基坑支撑结构梁板柱用施工平台 |
JP2022067519A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-06 | 東興ジオテック株式会社 | 傾斜地における小段構築方法 |
-
2011
- 2011-11-29 JP JP2011260341A patent/JP2013113003A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110080235A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-02 | 中国一冶集团有限公司 | 基坑支撑结构梁板柱用施工平台 |
JP2022067519A (ja) * | 2020-10-20 | 2022-05-06 | 東興ジオテック株式会社 | 傾斜地における小段構築方法 |
JP7303169B2 (ja) | 2020-10-20 | 2023-07-04 | 東興ジオテック株式会社 | 傾斜地における小段構築方法 |
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