JP6777322B2 - 作業台用の仮設通路 - Google Patents

作業台用の仮設通路 Download PDF

Info

Publication number
JP6777322B2
JP6777322B2 JP2017219049A JP2017219049A JP6777322B2 JP 6777322 B2 JP6777322 B2 JP 6777322B2 JP 2017219049 A JP2017219049 A JP 2017219049A JP 2017219049 A JP2017219049 A JP 2017219049A JP 6777322 B2 JP6777322 B2 JP 6777322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workbench
support frame
passage
attached
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017219049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019090218A (ja
Inventor
一郎 與那原
一郎 與那原
Original Assignee
ジャパン スチールス グループ株式会社
ジャパン スチールス グループ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジャパン スチールス グループ株式会社, ジャパン スチールス グループ株式会社 filed Critical ジャパン スチールス グループ株式会社
Priority to JP2017219049A priority Critical patent/JP6777322B2/ja
Publication of JP2019090218A publication Critical patent/JP2019090218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6777322B2 publication Critical patent/JP6777322B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

本発明は、作業台の側辺に装着され、作業者が走行するための作業台用の仮設通路に関する。
鉄筋コンクリート造の地下躯体つまり地下構造物を有する建築物を建築したり、地下構造物の上に鉄骨造の地上躯体を建築したりするときには、地下構造物の高さまで地盤が掘削される。地盤を掘削するときには、まず、比較的浅い位置まで地盤を掘削した後に、H形鋼からなる複数本の杭支柱が地下構造物の高さよりも深い位置まで打設され、杭支柱の上には作業台が設けられる。作業台は杭支柱の上に水平に配置される複数の下側のH形鋼つまり大引部材と、この大引部材の上に大引部材に対して直角方向に延びて配置される上側のH形鋼つまり根太部材とを有し、根太部材の上には床板としての覆工板が配置される。
覆工板が設けられた作業台はトラックや掘削機械が走行し得る広さに設けられ、覆工板の一部には、地盤を露出させるための開口部が設けられる。地盤に配置された掘削機械により地盤を掘削し、掘削された土砂は、開口部から作業台の上に搬出されてトラックに積載される。地盤を掘削機械により掘削することにより、地盤は深く掘削される。このようにして、地下構造物の高さに対応する深さまで地盤を掘削することにより、地下構造物を建設することができる。
覆工板の側辺には、作業者が覆工板に沿って安全に走行したり、建築作業をしたりするために、特許文献1および特許文献2に記載されるように、仮設通路が敷設される。
特開平8−246660号公報 特開2017−40113号公報
特許文献1に記載される仮設通路は、クランク状の支持部材を備えている。支持部材は、上側のH形鋼に突き当てられる腕部材と、上側のH形鋼に沿って上方に延びる立ち上げ部材と、これの上端から水平の通路載置部分とを有し、立ち上げ部材には下側のH形鋼の上に載置される差し渡し部材が取り付けられている。このため、支持部材を上下両方のH形鋼の交差部に装着するには、差し渡し部材が下側のH形鋼と干渉しないようにして支持部材を傾斜させ、腕部材を上側のH形鋼の下面に突き当てた後に差し渡し部材を下側のH形鋼に載置させる必要があり、支持部材の装着作業を容易に行うことができないという課題がある。
一方、特許文献2に記載される張出通路は足場板を支持する片持フックを有し、片持フックは、横断部とこれの一端部に横断部に直角に設けられた起立部とを備えている。H形鋼からなる桁板に取り付けられるフックスタンドに嵌合する嵌合部が起立部に水平部を介して設けられており、嵌合部をフックスタンドに嵌合させた後に、ピンにより嵌合部とフックスタンドとが締結される。このため、片持フックをフックスタンドに取り付けるには、折れ曲がった形状の片持ちフックの嵌合部をフックスタンドに嵌合させる作業と、ピンを取り付ける作業とが必要であり、片持フックの装着作業を容易に行うことができないという課題がある。
本発明の目的は、作業台への仮設通路の装着作業性を向上することにある。
本発明の作業台用の仮設通路は、地中に打設された複数本の杭支柱に水平に取り付けられる複数の大引部材と、前記大引部材の上に前記大引部材に対して直角方向となって水平に取り付けられ、覆工板が敷設される複数の根太部材とを備えた作業台に装着される作業台用の仮設通路であって、前記大引部材の上フランジの両側を囲むように前記根太部材の下側に延びる基端部が設けられた2本の真っ直ぐな支持棒材を備え、前記根太部材にクランプ部材により締結されて通路部材を支持する支持フレームと、前記支持フレームの先端部に設けられ、前記通路部材の外側を位置決めする先端側ストッパと、前記支持フレームの基端部側に設けられ、前記通路部材の内側を位置決めする基端側ストッパと、を有する。
本発明の作業台用の仮設通路は、地中に打設された複数本の杭支柱に水平に取り付けられる複数の大引部材と、前記大引部材の上に前記大引部材に対して直角方向となって水平に取り付けられ、覆工板が敷設される複数の根太部材とを備えた作業台に装着される作業台用の仮設通路であって、前記大引部材のウェブの両側を囲むように前記根太部材の下側に延びる基端部が設けられた2本の真っ直ぐな支持棒材を備える支持フレームと、前記支持棒材の間に取り付けられ、前記支持フレームの基端部を前記大引部材に締結するクランプ部材と、前記支持フレームに締結され、通路部材が搭載される台座フレームと、を有し、前記台座フレームは、前記2本の支持棒材の間に挿入されて前記支持フレームの先端部側に締結される締結棒材と、前記締結棒材の先端部と基端部側とに取り付けられる支柱と、前記支柱に取り付けられ、前記締結棒材に沿って延びる受け棒材とを備える。
支持フレームは2本の真っ直ぐな支持棒材を有し、支持棒材が大引部材を囲むようにして大引部材に支持フレームが挿入される。このように、真っ直ぐな支持棒材を有する支持フレームは作業台に容易に装着することができ、支持フレームはクランプ部材により容易に作業台に締結される。支持フレームに通路部材を直接搭載する形態においては、支持フレームには通路部材を位置決めするための先端側ストッパと基端部側ストッパとが設けられており、通路部材は支持フレームに位置決めされる。このように、支持フレームの上に通路部材を搭載することにより、作業台の側辺に仮設通路を設けることができ、作業台への仮設通路の装着作業性を向上することができる。
一方、支持フレームに台座フレームを締結し、台座フレームの上に通路部材を搭載する形態においては、作業者の手作業により支持フレームを作業台に装着し、その上に台座フレームを取り付けることができるので、台座フレームの上に通路部材を搭載することにより、作業台の側辺に仮設通路を設けることができ、作業台への仮設通路の装着作業性を向上することができる。
(A)は作業台の一例を示す断面図であり、(B)は覆工板が取り付けられる前の作業台を示す平面図である。 仮設通路が装着される前の作業台の平面図である。 作業台に仮設通路が装着された状態を示す平面図である。 作業台の一部を拡大して示す斜視図である。 作業台に装着される支持フレームを示す斜視図である。 図4に示された作業台に支持フレームが装着された状態を示す斜視図である。 支持フレームを作業台に装着している状態を示す正面図である。 支持フレームに通路部材を装着している状態を示す正面図である。 支持フレームに装着される通路部材を示す側面図である。 通路部材が作業台に装着された状態を示す正面図である。 作業台に装着される変形例の支持フレームと支持フレームに取り付けられ台座フレームとを示す斜視図である。 図11に示された支持フレームと台座フレームとが作業台に装着された状態を示す斜視図である。 図11に示された支持フレームを作業台に手作業により装着している状態を示す正面図である。 支持フレームに台座フレームを装着している状態を示す正面図である。 台座フレームに通路部材を装着している状態を示す正面図である。 通路部材が作業台に装着された状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、鉄筋コンクリート造の地下躯体つまり地下構造物を建築するために、地表面Aを掘削して所定の深さの地盤Bが形成され、地盤Bにより形成された掘削空間Cに作業台10が構築された状態を示す。地下構造物を建築するために、その周辺の地盤には、土止め板11a〜11dが施工され、土止め板の内側に掘削空間Cが形成されている。
地盤Bの地中には、H形鋼からなる複数本の杭支柱12が、地下構造物の高さに相当する位置B0よりも深い位置まで垂直に打設され、杭支柱12の上には水平に複数の大引部材13が取り付けられる。大引部材13の上には大引部材13に対して直角方向となって水平に複数の根太部材14が取り付けられる。図1(B)においては、根太部材14は左右方向に延び、大引部材13は上下方向に延びており、杭支柱12は、大引部材13のうち、根太部材14が交差する部分の下側に取り付けられている。根太部材14の上には床板としての覆工板15が敷設される。覆工板15は複数枚の金属製のパネル材により形成される。
床板つまり覆工板15を根太部材14の上に敷設することにより、杭支柱12と、大引部材13と、根太部材14と、覆工板15とからなる作業台10が形成される。図1(B)は、覆工板15を取り除いて、大引部材13とその上の根太部材14とが格子状となって掘削空間Cに取り付けられた状態を示す。
覆工板15の一端部は、地表面Aに同一高さとなって連なっており、地表面Aのうち覆工板15に連なった部分は走行部16となっている。走行部16を介して、掘削機械SやトラックTが覆工板15の上に進入したり、覆工板15から外部の道路に移動したりすることができる。さらに、走行部16から作業者が覆工板15の上に移動することができる。覆工板15に隣り合って、開口部17が作業台10に設けられており、掘削機械Sにより掘削された地盤Bの土砂は、開口部17から作業台10の上方に運搬されてトラックTに搬送される。地盤Bの掘削が進んだ後には、地盤Bの上に図示しない他の掘削機械が搬入され、所定の深さの地盤B0の位置となるまで地盤Bが掘削される。覆工板15の下側の地盤Bは、他の掘削機械や作業者により開口部17の下側まで搬送され、掘削機械SによりトラックTに搬送される。
作業者が安全に作業台10の側辺に沿って移動できるように、掘削作業が進行される前に、作業台用の仮設通路20が作業台10に装着される。図2は、仮設通路20が作業台10に装着される前の状態を示し、図3は作業台用の仮設通路20が作業台10に装着された状態を示す。
図3においては、仮設通路20が作業台10の両方の側辺に装着された状態を示すが、一方の側辺に仮設通路20装着するようにしても良い。また、図1〜図3は、作業台10の一例を示しており、作業台10の大きさや、作業台10の周辺の地表面Aの位置、隣り合う大引部材13、隣り合う根太部材14の間隔やそれぞれの本数は、地下構造物が構築される位置やその広さにより任意に設定される。図1(B)は作業台10が根太部材14等により形成されることを概略的に示している。
図4は作業台10の一部を拡大して示す斜視図であり、図5は作業台10に装着される支持フレーム21を示す斜視図である。図6は、図4に示された作業台10に支持フレーム21が装着された状態を示す斜視図である。
図4に示されるように、大引部材13は、上フランジ13aと下フランジ13bとを有し、上フランジ13aと下フランジ13bはウェブ13cを介して一体である。ウェブ13cは、上フランジ13aと下フランジ13bにそれぞれの幅方向中央部で一体となっている。このように、大引部材13はH形鋼により形成される。根太部材14も同様にH形鋼により形成されており、根太部材14は、上フランジ14aと下フランジ14bとを有し、上フランジ14aと下フランジ14bはウェブ14cを介して一体である。ウェブ14cは、上フランジ14aと下フランジ14bにそれぞれの幅方向中央部で一体となっている。この明細書においては、下側のH形鋼13を大引部材と言い、上側のH形鋼14を根太部材と言う。
支持フレーム21は、図5に示されるように、平行に延びる2本の真っ直ぐな支持棒材22を備えている。2本の支持棒材22はその先端部の連結棒材23と、基端部側の連結棒材24とにより相互に連結されている。支持フレーム21は、図5において左側を先端部とし、右側を基端部とする。2本の連結棒材23、24の間には、支持フレーム21の強度を高めるために、筋交い部材25が取り付けられている。
それぞれの支持棒材22は、上フランジ22aと下フランジ22bとを有し、上フランジ22aと下フランジ22bはウェブ22cを介して一体であり、横断面形状がコの字形状の形鋼である。ウェブ22cは、上フランジ22aと下フランジ22bとにそれぞれの内側辺で一体となっている。ただし、支持棒材22としては、H形鋼を用いても良い。2本の支持棒材22の内側には、挿入スペース26が設けられており、この挿入スペース26の幅方向の間隔は、大引部材13の上フランジ13aの幅寸法よりも大きく設定されている。
それぞれの支持棒材22の先端部には、断面がコの字状の先端側ストッパ27が取り付けられ、先端側ストッパ27の上フランジ27aは支持フレーム21の前方に突出している。支持フレーム21の基端部側には断面がコの字状の基端側ストッパ28が取り付けられ、基端側ストッパ28の上フランジ28aは支持フレーム21の後方に突出している。基端側ストッパ28は支持棒材22の基端部側を連結しており、支持フレーム21の強度を高めている。
支持フレーム21は、図6に示されるように、2本の支持棒材22の基端部が大引部材13の上フランジ13aの両側を囲むように根太部材14の下側に装着される。このときには、基端部側の連結棒材24が上フランジ13aに当接し、支持フレーム21の作業台10に対する姿勢が根太部材14に対して直角方向に設定される。支持フレーム21の基端部は根太部材14を横切るように下側に延びている。支持フレーム21は2つのクランプ部材29により作業台10に取り付けられる。クランプ部材29は、ブルマンとも言われ、それぞれの支持棒材22の上フランジ22aを根太部材14の下フランジ14bに締結する。このように、真っ直ぐな支持棒材22の基端部を、上フランジ13aの両側に隙間を介して作業台10に挿入する操作と、クランプ部材29により支持フレーム21を根太部材14に締結する操作により、容易に支持フレーム21を作業台10に取り付けることができる。
図7は支持フレーム21を作業台10に装着している状態を示す正面図であり、図8は支持フレーム21に通路部材30を装着している状態を示す正面図である。図9は支持フレーム21に装着される通路部材30を示す側面図である。
図7に示されるように、図示しないクレーン等の吊り下げ機械のワイヤWを、先端側ストッパ27と基端側ストッパ28とに係合させることにより、支持フレーム21は吊り下げ機械により作業台10の側辺に搬送される。支持フレーム21は、上述したように、基端部が根太部材14の下側に挿入され、クランプ部材29により根太部材14に締結される。図7においては、ワイヤWにより吊り下げて搬送される支持フレーム21と、根太部材14に締結された支持フレーム21とが示されている。
支持フレーム21は、図2に示されるように、複数本の大引部材13のそれぞれに対応させて根太部材14に取り付けられる。したがって、支持フレーム21は作業台10の側辺に沿って所定の間隔毎に作業台10に複数取り付けられる。
所定の数の支持フレーム21が作業台10に取り付けられた状態のもとで、図8に示されるように、図示しないクレーン等の吊り下げ機械のワイヤWを通路部材30に係合させることにより、通路部材30は吊り下げ機械により支持フレーム21の上に搬送され、支持フレーム21の上に取り付けられる。通路部材30は、ウォークウェイとも言われ、水平方向の2本の梁部材31、32と、梁部材31、32を連結する複数本の横方向棒材33とを有している。横方向棒材33の上には、足場板34が取り付けられている。
2本の梁部材31、32には、図9に示されるように、所定の間隔を隔てて手摺支柱35が取り付けられており、手摺支柱35には、安全手摺36が取り付けられている。このように、安全手摺36が両側に取り付けられた通路部材30を支持フレーム21の上に取り付けることにより、通路部材30と支持フレーム21とを備えた仮設通路20が図3に示されるように、作業台10の側辺に沿って装着される。
支持フレーム21の先端部には先端側ストッパ27が取り付けられ、支持フレーム21の基端部側には基端側ストッパ28が取り付けられているので、通路部材30を支持フレーム21に装着すると、通路部材30が支持フレーム21から外れることを防止することができる。先端側ストッパ27は通路部材30の外側を位置決めし、基端側ストッパ28は通路部材30の内側の位置決めをする。このように、先端側ストッパ27と基端側ストッパ28は、図7に示されるように、支持フレーム21を搬送するときにワイヤWが引っ掛けられる機能と、通路部材30の横方向移動を規制するストッパとしての機能とを有している。
図10は通路部材30が作業台10に装着された状態を示す正面図であり、作業者Pは仮設通路20において、作業台10の上のトラックT等と接触することなく、安全に作業を行うことができる。図10に示されるように、根太部材14にさらに手摺部材37を取り付けるようにしても良い。手摺部材37は、根太部材14に取り付けられる手摺支柱と、手摺支柱に取り付けられる安全手摺とを有している。このように、手摺部材37を根太部材14に取り付けると、作業者Pの安全をより高めることができる。ただし、手摺部材37を設けることなく、仮設通路20のみを作業台10に取り付けるようにしても良い。なお、手摺部材37を根太部材14に取り付ける場合には、梁部材32に手摺支柱35と安全手摺36とが設けられていない形態の通路部材を支持フレーム21に取り付けることができる。
このように、支持フレーム21はそれぞれ真っ直ぐな2本の支持棒材22を有しており、作業台10に基端部を大引部材13に容易に挿入することができる。支持フレーム21を挿入後に、クランプ部材29により根太部材14と支持フレーム21とを締結することにより支持フレーム21を容易に作業台10に取り付けることができる。この支持フレーム21の上に通路部材30を搭載することにより、作業台の側辺に仮設通路20を設けることができ、作業台10への仮設通路20の装着作業性を向上することができる。
図11は作業台10に装着される変形例の支持フレーム41と支持フレーム41に取り付けられ台座フレーム51とを示す斜視図である。図12は図11に示された支持フレーム41と台座フレーム51とが作業台10に装着された状態を示す斜視図である。
支持フレーム41は、上述した支持フレーム21と同様に、平行に延びる2本の真っ直ぐな支持棒材42を備えている。2本の支持棒材42はその先端部の連結板材43により相互に連結されている。支持フレーム41は、図11において左側を先端部とし、右側を基端部とする。それぞれの支持棒材42の基端部には、大引部材13の上フランジ13aの下面に接触する突き当て部材44、45が取り付けられている。
それぞれの支持棒材42は、上フランジ42aと下フランジ42bとを有し、上フランジ42aと下フランジ42bはウェブ42cを介して一体である。ウェブ42cは、上フランジ42aと下フランジ42bとにそれぞれの内側辺で一体となっている。2本の支持棒材42の内側には、挿入スペース46が設けられており、この挿入スペース46の幅方向の間隔は、大引部材13のウェブ13aの幅寸法よりも大きく設定されている。
挿入スペース46の基端部側には、クランプ部材47が取り付けられている。クランプ部材47は、挿入スペース46内に配置されて支持棒材42に固定される基部47aと、基部47aの先端から基部47aに対して直角方向となって支持フレーム41の基端部に向けて突出する締結部47bとを備えている。締結部47bには、締結ねじ部材48が設けられている。このように、2本の支持棒材42は、先端部が連結板材43により連結され、基端部側がクランプ部材47の基部47aにより連結されており、クランプ部材47は支持棒材42を連結する機能を有している。
台座フレーム51は、図11に示されるように、支持フレーム41の2本の支持棒材42の間の挿入スペース46の先端部側に挿入される締結棒材52を有している。締結棒材52の先端部と後端部には、L字形状のブラケット53が取り付けられており、ブラケット53に取り付けられた補強リブ54が締結棒材52に固定されている。それぞれのブラケット53には、支柱55が取り付けられ、支柱55の先端には受け棒材56が取り付けられており、受け棒材56は締結棒材52に沿っている。
支柱55は、締結棒材52にブラケット53を介して取り付けられる筒形の基部55aと、基部55aに挿入されて高さ位置が調整自在の先端部55bとを有し、受け棒材56は先端部55bに取り付けられている。先端部55bと受け棒材56との間には、補強リブ57が取り付けられている。受け棒材56の基端には、ストッパ58が取り付けられている。
台座フレーム51を支持フレーム41に締結するために、台座フレーム51の締結棒材52には、ピン孔59が設けられており、ピン孔59に対応させて支持フレーム41の支持棒材42には、ピン孔49が設けられている。締結棒材52を挿入スペース46の先端部側つまり支持フレーム41の先端部側に挿入した状態のもとで、両方のピン孔49、59に図示しないピンを取り付けることにより、台座フレーム51は支持フレーム41の先端部側に締結される。支持フレーム41に締結された台座フレーム51の上に、上述した通路部材30が搭載される。
2本の支持棒材42が大引部材13のウェブ13cを囲むようにして支持フレーム41の基端部を大引部材13の上フランジ13aの下側に挿入させ、クランプ部材47の締結ねじ部材48を上フランジ13aに締結することにより、支持フレーム41を作業台10に取り付けることができる。さらに、台座フレーム51の締結棒材52を支持フレーム41の挿入スペース46に挿入し、図示しないピンをピン孔49、59に取り付けることにより、図12示されるように、台座フレーム51が設けられた支持フレーム41を容易に作業台10に取り付けることができる。
図13は支持フレーム41を作業台10に装着している状態を示す正面図であり、図14は支持フレーム41に台座フレーム51を装着している状態を示す正面図である。図15は台座フレーム51に通路部材30を装着している状態を示す正面図であり、図16は通路部材30が作業台10に装着された状態を示す正面図である。
図13に示されるように、支持フレーム41は作業者Pにより大引部材13に挿入される。支持フレーム41は、上述した支持フレーム21と相違して軽量であり、クレーン等の吊り下げ機械を用いることなく、作業者Pの手作業により支持フレーム41を大引部材13に取り付けることができる。ただし、吊り下げ機械を用いて支持フレーム41を大引部材13に取り付けるようにしても良い。
支持フレーム41が大引部材13に取り付けられた状態のもとで、図14に示されるように、台座フレーム51の締結棒材52が支持フレーム41の挿入スペース46に挿入される。締結棒材52が挿入されると、締結棒材52のピン孔59が支持棒材42のピン孔49と一致する。この状態のもとで、両方のピン孔49、59を貫通させてピン61が取り付けられる。
支持フレーム41は、図2に示されるように、複数本の大引部材13のそれぞれに取り付けられる。したがって、支持フレーム41は作業台10の側辺に沿って所定の間隔毎に作業台10に複数取り付けられる。
所定の数の支持フレーム41が作業台10に取り付けられた状態のもとで、図15に示されるように、図示しないクレーン等の吊り下げ機械のワイヤWを通路部材30に係合させることにより、通路部材30は吊り下げ機械により台座フレーム51の上に搬送され、台座フレーム51の上に取り付けられる。通路部材30は、上述したものと同じであり、水平方向の2本の梁部材31、32と、梁部材31、32を連結する複数本の横方向棒材33とを有している。横方向棒材33の上には、足場板34が取り付けられている。
2本の梁部材31、32には、図9に示されるように、所定の間隔を隔てて手摺支柱35が取り付けられており、手摺支柱35には、安全手摺36が取り付けられている。このように、安全手摺36が両側に取り付けられた通路部材30を支持フレーム21の上に取り付けることにより、通路部材30と支持フレーム21とを備えた仮設通路20が図3に示されるように、作業台10の側辺に沿って装着される。
支持フレーム41の基端部側にはストッパ58が取り付けられており、通路部材30は図16に示されるように、ストッパ58に突き当てられる。支持フレーム41の上に、台座フレーム51を取り付けると、通路部材30の足場板34は、覆工板15とほぼ同じ高さとなる。このようにして、作業者は仮設通路20において、作業台10の上のトラックT等と接触することなく、安全に作業を行うことができる。
図16に示されるように、根太部材14にさらに手摺部材37を取り付けるようにしても良い。手摺部材37は、根太部材14に取り付けられる手摺支柱と、手摺支柱に取り付けられる安全手摺とを有している。このように、手摺部材37を根太部材14に取り付けると、作業者の安全をより高めることができる。ただし、手摺部材37を設けることなく、仮設通路20のみを作業台10に取り付けるようにしても良い。なお、手摺部材37を根太部材14に取り付ける場合には、梁部材32に手摺支柱35と安全手摺36とが設けられていない形態の通路部材を支持フレーム21に取り付けることができる。
このように、支持フレーム41はそれぞれ真っ直ぐな2本の支持棒材22を有しており、作業台10に支持フレーム41の基端部を大引部材13に容易に挿入することができる。支持フレーム41を挿入後に、クランプ部材47により大引部材13と支持フレーム41とを締結することにより支持フレーム41を容易に作業台10に取り付けることができる。この支持フレーム41の上に台座フレーム51を取り付けて、その上に通路部材30を搭載することにより、作業台10の側辺に仮設通路20を設けることができ、作業台10への仮設通路20の装着作業性を向上することができる。支持フレーム41の上に台座フレーム51を取り付けるようにした形態においては、それぞれを比較的軽量とすることができ、作業者の手作業により容易に支持フレーム41と台座フレーム51とを取り付けることができ、容易に仮設通路20を組み立てることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、大引部材13と根太部材14は、それぞれH形鋼により形成されているが、それぞれを支持棒材22と同様にコの字形の形鋼としても良い。また、上述した作業台用の仮設通路は、図1〜図3に示した作業台10に限定されることなく、上下のH形鋼等の形鋼つまり根太部材14と大引部材13とを有する作業台に装着することができる。
10 作業台
12 杭支柱
13 大引部材
13a 上フランジ
13b 下フランジ
13c ウェブ
14 根太部材
14a 上フランジ
14b 下フランジ
14c ウェブ
15 覆工板
20 仮設通路
21 支持フレーム
22 支持棒材
26 挿入スペース
27 先端側ストッパ
28 基端側ストッパ
29 クランプ部材
30 通路部材
34 足場板
35 手摺支柱
41 支持フレーム
42 支持棒材
43 連結板材
46 挿入スペース
47 クランプ部材
49 ピン孔
51 台座フレーム
52 締結棒材
55 支柱
55a 基部
55b 先端部
56 受け棒材
58 ストッパ
59 ピン孔
61 ピン

Claims (5)

  1. 地中に打設された複数本の杭支柱に水平に取り付けられる複数の大引部材と、前記大引部材の上に前記大引部材に対して直角方向となって水平に取り付けられ、覆工板が敷設される複数の根太部材とを備えた作業台に装着される作業台用の仮設通路であって、
    前記大引部材の上フランジの両側を囲むように前記根太部材の下側に延びる基端部が設けられた2本の真っ直ぐな支持棒材を備え、前記根太部材にクランプ部材により締結されて通路部材を支持する支持フレームと、
    前記支持フレームの先端部に設けられ、前記通路部材の外側を位置決めする先端側ストッパと、
    前記支持フレームの基端部側に設けられ、前記通路部材の内側を位置決めする基端側ストッパと、
    を有する作業台用の仮設通路。
  2. 請求項1記載の作業台用の仮設通路において、前記先端側ストッパと前記基端側ストッパには、前記支持フレームを前記作業台に装着されるときに、吊り下げ機械のワイヤが係合される、作業台用の仮設通路。
  3. 請求項1または2記載の作業台用の仮設通路において、前記支持棒材は上フランジと下フランジと前記上フランジと前記下フランジの内側辺に一体となったウェブとを有し、前記クランプ部材は前記上フランジと前記根太部材とを締結する、作業台用の仮設通路。
  4. 地中に打設された複数本の杭支柱に水平に取り付けられる複数の大引部材と、前記大引部材の上に前記大引部材に対して直角方向となって水平に取り付けられ、覆工板が敷設される複数の根太部材とを備えた作業台に装着される作業台用の仮設通路であって、
    前記大引部材のウェブの両側を囲むように前記根太部材の下側に延びる基端部が設けられた2本の真っ直ぐな支持棒材を備える支持フレームと、
    前記支持棒材の間に取り付けられ、前記支持フレームの基端部を前記大引部材に締結するクランプ部材と、
    前記支持フレームに締結され、通路部材が搭載される台座フレームと、を有し、
    前記台座フレームは、前記2本の支持棒材の間に挿入されて前記支持フレームの先端部側に締結される締結棒材と、前記締結棒材の先端部と基端部側とに取り付けられる支柱と、前記支柱に取り付けられ、前記締結棒材に沿って延びる受け棒材とを備える、
    作業台用の仮設通路。
  5. 請求項4記載の作業台用の仮設通路において、前記支柱は、前記締結棒材に取り付けられる筒形の基部と、前記基部に挿入されて高さ位置が調整自在の先端部とを有し、前記通路部材の高さ位置が調整自在である、作業台用の仮設通路。
JP2017219049A 2017-11-14 2017-11-14 作業台用の仮設通路 Active JP6777322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017219049A JP6777322B2 (ja) 2017-11-14 2017-11-14 作業台用の仮設通路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017219049A JP6777322B2 (ja) 2017-11-14 2017-11-14 作業台用の仮設通路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019090218A JP2019090218A (ja) 2019-06-13
JP6777322B2 true JP6777322B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=66836029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017219049A Active JP6777322B2 (ja) 2017-11-14 2017-11-14 作業台用の仮設通路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6777322B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110453903A (zh) * 2019-08-28 2019-11-15 攀钢集团工程技术有限公司 辐射井加高操作平台的搭设方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019090218A (ja) 2019-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6752160B2 (ja) 移動作業車
JP2020165232A (ja) アンカ部材及び設置方法
KR20130007502U (ko) 합벽 지지 장치 및 합벽 지지 장치의 발판 지지용 브라켓
JP6777322B2 (ja) 作業台用の仮設通路
KR101811001B1 (ko) 작업 발판을 구비하는 원형 강관 버팀보
JP6498075B2 (ja) 鉄骨構造物の張出通路
JP5888796B2 (ja) 構台
JP4058098B1 (ja) 重量物の揚重構造
JP2021025246A (ja) 門形親綱支柱
JP6355264B2 (ja) 吊り足場、吊り足場の架設方法および吊金具
JP2019085696A (ja) 構台用大引
JP6495846B2 (ja) 法面のアンカー工事方法及びそれに用いるレールユニットセット
JP2015218576A (ja) 足場拡幅用ブラケット及びその取付方法
JP2011032670A (ja) 深礎基礎用の配筋作業のための補助具、及び、この補助具を用いた配筋の施工方法
JP2013113003A (ja) 法枠工における作業足場装置
JP2019178589A (ja) 建物施工方法
JP6393143B2 (ja) 足場構造
JP5644898B2 (ja) 仮設足場用親綱装置
JP7050376B1 (ja) 支柱補強材およびこれを用いた仮設足場
JP3220791U (ja) 足場用建枠、及び足場構造
JP2023172647A (ja) 鉄筋架台および壁の構築方法
JP7249910B2 (ja) アーチ橋の施工方法
JP7025972B2 (ja) 建物の施工方法
JP5689273B2 (ja) 仮設足場、及び建物の構築方法
JP2018003349A (ja) 吊り込み式の足場装置およびそれを用いた工事用桟橋の架設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6777322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250