JP7050376B1 - 支柱補強材およびこれを用いた仮設足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設足場の支柱の補強を行った上で、仮設足場に付属する足場付属部材を取り付ける際に利用することができる支柱補強材を提供する。【解決手段】支柱補強材41は、直線状に延びる本体部42と、本体部42に設けられかつ足場付属部材を取り付ける複数の連結金具43と、本体部42に長手方向に間隔をおいて設けられ、かつ仮設足場1の支柱3に上下方向に間隔をおいて設けられた複数のソケット金具32に着脱自在に取り付けられる複数の取付金具44,45,46とからなる。【選択図】図1

Description

この発明は、複数の支柱と、鉛直方向の力を受ける足場付属部材とを備えている仮設足場において、支柱の補強に用いられる支柱補強材およびこれを用いた仮設足場に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、各図面の上下を上下というものとする。
上述した仮設足場に用いられる支柱補強材として、たとえば、特許文献1に記載されているように、直線状に延びる本体部と、本体部に固定され、かつ支柱の連結金具に取り付け可能な第1金具と、本体部の第1金具から長手方向に離れた位置に固定され、かつ支柱の連結金具に取り付け可能な第2金具とを備え、第1金具および第2金具のうちの少なくとも一方は、くさびによって支柱の連結金具に固定可能に構成され、第1金具および第2金具は、本体部が支柱に並んで上下方向に延びるように、本体部を支柱に取り付け可能に構成されている支柱補強材が知られている。
上記支柱補強材は、作業者の移動の阻害を抑制しつつ、支柱を補強することにより仮設足場の強度を向上するようになっている。
特開2019-100077号公報
しかしながら、特許文献1記載の支柱補強材によれば、仮設足場に付属する手摺、方杖、布材などの足場付属部材を取り付ける際に支柱補強材を利用することができない。
この発明の目的は、上記問題を解決し、仮設足場の支柱の補強を行った上で、仮設足場に付属する足場付属部材を取り付ける際に利用することができる支柱補強材およびこれを用いた仮設足場を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)複数の支柱と、鉛直方向の力を受ける足場付属部材とを備えている仮設足場において、支柱の補強に用いられる支柱補強材であって、
直線状に延びる本体部と、本体部に設けられかつ足場付属部材を取り付ける複数の連結金具と、本体部に長手方向に間隔をおいて設けられ、かつ仮設足場の支柱に上下方向に間隔をおいて設けられた複数の固定部に着脱自在に取り付けられる複数の取付金具とからなり、
体部に、長手方向に間隔をおいて複数の連結金具設置部があり、本体部の各連結金具設置部に、複数の連結金具が本体部の周方向に間隔をおいて設けられている支柱補強材。
2)本体部に、複数の取付金具が本体部の長手方向に間隔をおくとともに、連結金具から本体部の周方向に離隔して設けられており、各取付金具が、本体部から同一方向に突出した腕部と、腕部の先端に下方突出状に設けられ、かつ支柱のソケット状の固定部に上方から挿入される挿入部とからなる上記1)記載の支柱補強材。
3)本体部の長手方向に間隔をおいて設けられた全取付金具のうちの1つの取付金具の挿入部の長さが、残りの取付金具の挿入部の長さよりも長くなっている上記2)記載の支柱補強材。
4)取付金具と連結金具とが本体部の長手方向にずれた位置に設けられている上記1)~3)のうちのいずれかに記載の支柱補強材。
5)上記1)~4)のうちのいずれかに記載の支柱補強材を用いた仮設足場であって、
支柱が複数の支柱構成部材を上下方向に連結することにより構成されるとともに、支柱に沿って支柱補強材が長手方向を上下方向に向けて配置されており、支柱における上下方向に隣り合う支柱構成部材どうしの連結部が、1つの支柱補強材の全長の範囲内に位置している仮設足場。
6)長手方向を上下方向に向けた支柱補強縦材が支柱に沿って配置されており、支柱補強縦材が複数の支柱補強材を上下方向に連結することにより構成されている上記5)記載の仮設足場。
上記1)~4)の支柱補強材によれば、取付金具を仮設足場の支柱の固定部に取り付けることによって、本体部が支柱の長手方向に沿うような状態で支柱に取り付けることができる。その結果、支柱の補強、特に支柱の座屈に対する強度を向上させることが可能になり、ひいては仮設足場を補強することができる。
しかも、支柱補強材の連結金具を利用して、手摺、方杖、布材などの足場付属部材を取り付けることが可能になる。
上記1)の支柱補強材によれば、支柱補強材を仮設足場の種々の位置の支柱に取り付けた場合にも、必要な足場付属部材を支柱補強材を利用して取り付けることができる。
上記2)の支柱補強材によれば、支柱補強材を簡単に支柱に取り付けることが可能になる。また、支柱補強材を支柱に取り付けた後に連結金具を利用して足場付属部材を支柱補強材に取り付ける際に支柱が邪魔になることはなく、足場付属部材の支柱補強材への取付作業が簡単になる。
上記3)の支柱補強材によれば、挿入部の長さが他の取付金具の挿入部の長さよりも長い取付金具の挿入部の一部を支柱のソケット状の固定部に挿入した状態で、残りの取付金具の挿入部を支柱のソケット状の固定部に上方から挿入することができる。したがって、比較的長い挿入部の一部を固定部に挿入することにより支柱補強材の位置決めを行った状態で、前記残りの取付金具の挿入部を固定部に挿入することができ、その結果前記残りの挿入部の固定部への挿入作業を容易に行うことができる。
上記4)の支柱補強材によれば、支柱補強材を支柱に取り付けた後に行う足場付属部材の支柱補強材への取付作業が一層簡単になる。
上記5)および6)の仮設足場によれば、支柱補強材による仮設足場の支柱の座屈に対する補強効果が著しく向上する。
この発明による支柱補強材が前側の支柱の外側に取り付けられた仮設足場の具体例の一部を示す部分側面図である。 図1の仮設足場の一部を示す正面図である。 図1の部分拡大図である。 図1および図2の仮設足場の支柱補強材にブラケットが取り付けられた状態を示す部分側面図である。 図1~図4に示す支柱補強材とは異なる支柱補強材が、前後方向に隣り合う2つの支柱の内側に取り付けられた仮設足場の具体例の一部を示す側面図である。 図5のA-A線矢視図である。 図5および図6に示す支柱補強材が、前後方向に隣り合う2つの支柱の内側に取り付けられた仮設足場の他の具体例の一部を示す側面図である。 図5および図6の支柱補強材が、前後方向に隣り合う2つの支柱の内側に取り付けた仮設足場のさらに他の具体例の一部を示す正面図である。 図8の仮設足場の一部を示す側面図である。 図1~図3に示す支柱補強材を備えた仮設足場の図1および図2の仮設足場とは異なる具体例の一部を示す正面図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
全図面を通じて同一物および同一部分には同一符号を付す。
また、以下の説明において、仮設足場が設置される建物から遠ざかる方向(図1、図4、図5、図7および図9の右側)を前、これと反対側を後というものとし、前方から後方を見た際の左右(たとえば図2の左右)を左右というものとする。
図1~図3はこの発明による支柱補強材を備えた仮設足場を示す。
図1および図2において、仮設足場(1)はくさび緊結式の仮設足場であって、前後方向および左右方向に間隔をおいて立設されて前後2つの支柱列(2)を構成する所要数の支柱(3)と、前側支柱列(2)の各支柱(3)の前側に配置された支柱補強縦材(4)と、前後両支柱列(2)間において上下方向に間隔をおいて設けられた複数の作業床(6)と、作業床(6)と対応する高さ位置において左右方向に隣り合う支柱補強縦材(4)に跨がって配置された先行手すり(8)とを備えている。図示の例では、作業床(6)および先行手すり(8)が足場付属部材である。なお、支柱(3)の数および支柱補強縦材(4)の数は図示のものに限られない。この場合、支柱補強縦材(4)、作業床(6)および先行手すり(8)の数も、支柱(3)の数に合わせて適宜変更される。
図1~図3に示すように、各支柱(3)は、長手方向を上下方向に向けた支柱構成部材(31)が上下方向に複数並べられて隣り合うものどうしが相互に連結されることによって形成されている。各支柱構成部材(31)の外周面の前後左右にそれぞれ平面より見てコ字形のソケット金具(32)(固定部)が上下方向に間隔をおいて固定されることにより、各支柱(3)に複数のソケット金具(32)が上下方向に間隔をおいて設けられている。
各支柱補強縦材(4)は、この発明による支柱補強材(41)が上下方向に複数並べられて隣り合うものどうしが相互に連結されることによって形成されている。支柱補強材(41)は、長手方向を上下方向に向けて直線状に延びる本体部(42)と、本体部(42)に設けられかつ足場付属部材を取り付ける複数の連結金具(43)と、本体部(42)に上下方向(長手方向)に間隔をおいて設けられ、かつ仮設足場(1)の支柱(3)のソケット金具(32)に着脱自在に取り付けられる複数の取付金具(44)(45)(46)とからなる。ここで、支柱(3)における上下に隣接する支柱構成部材(31)どうしの継ぎ目が、1つの支柱補強材(41)の長さの範囲内に位置していることが好ましい。この場合、支柱(3)の座屈に対する強度が著しく向上する。
連結金具(43)は、本体部(42)に長手方向に間隔をおいて設けられた複数の連結金具設置部に、それぞれ周方向に間隔をおいて複数設けられている。この実施形態では、連結金具設置部は4つあり、各連結金具設置部において、3つの連結金具(43)が本体部(42)の左右両側および前側に設けられている。連結金具(43)は、支柱(3)のソケット金具(32)と同様に、平面より見てコ字形のソケット状である。
取付金具(44)(45)(46)は、本体部(42)における各連結金具設置部よりも若干上方の高さ位置に、連結金具(43)とは本体部(42)の周方向に離隔するように設けられている。すなわち、取付金具(44)(45)(46)の数は連結金具設置部の数と同一の4つである。取付金具(44)(45)(46)は、本体部(42)の各連結金具設置部よりも若干上方の高さ位置に本体部(42)から後側(前の支柱(3)側)に突出するように固定され、かつ連結金具(43)とは本体部(42)の周方向に離隔した腕部(441)(451)(461)と、腕部(441)(451)(461)の先端に下方突出状に設けられ、かつ支柱(3)のソケット金具(32)に挿入される挿入部(442)(452)(462)とからなる。本体部(42)の長手方向に間隔をおいて設けられた全取付金具(44)(45)(46)のうちの1つの取付金具(44)、ここでは下端取付金具(44)の腕部(441)は円柱状であり、他の取付金具(45)(46)の腕部(451)(461)は幅方向を上下方向に向けるとともに厚み方向を左右方向に向けた板状である。また、本体部(42)の長手方向に間隔をおいて設けられた全取付金具(44)(45)(46)のうちの1つの取付金具(45)、ここでは上端取付金具(45)の挿入部(452)の長さは、他の取付金具(44)(46)の挿入部(442)(462)の長さよりも長くなっている。そして、上端取付金具(45)の挿入部(452)の一部を支柱(3)のソケット金具(32)に上方から挿入することにより支柱補強材(41)の支柱(3)に対する位置決めを行った後に、他の取付金具(44)(46)の挿入部(442)(462)を支柱(3)のソケット金具(32)に上方から挿入し、下端取付金具(44)、すなわち腕部(441)が円柱状となっている取付金具(44)の挿入部(442)が挿入されているソケット金具(32)内にくさび(47)を圧入することによって、支柱補強材(41)が支柱(3)に取り付けられている。
作業床(6)は、長手方向を前後方向に向けた状態で前後に並んだ2つ支柱(3)間に配置されて前後両端部が支柱(3)に取り付けられた複数の横桟(61)と、長手方向を左右方向に向けた状態で左右方向に隣り合う横桟(61)間に配置されて左右両端部が横桟(61)に取り付けられた複数の踏み板(62)とを備えている。横桟(61)の前後両端部にインサート金具(63)が垂下状に設けられており、インサート金具(63)が、前後に並んだ2つの支柱(3)の同一高さ位置において互いに向かい合うソケット金具(32)に上方から挿入されることによって、横桟(61)が前後両支柱(3)に連結されている。図示は省略したが、踏み板(62)の左右両端部には2つのフックが前後方向に間隔をおいて設けられており、フックが左右方向に隣り合う横桟(61)に掛け止められることによって、踏み板(62)が横桟(61)に取り付けられている。
先行手すり(8)は、左右両側縁部の上端部に垂下状に設けられたインサート金具(81)が、左右に隣接する支柱補強縦材(4)の支柱補強材(41)の左右方向内側の連結金具(43)に上方から挿入されるとともに、左右両側縁部の下端部に設けられた取付金具(82)が左右に隣接する支柱補強縦材(4)の支柱補強材(41)の左右方向内側の連結金具(43)に取り付けられることによって、支柱補強縦材(4)に連結されている。
図1および図2に示す仮設足場(1)において、左右方向に隣り合う支柱補強縦材(4)に跨がって配置された先行手すり(8)に加えて、あるいは左右方向に隣り合う支柱補強縦材(4)に跨がって配置された先行手すり(8)に代えて、作業床(6)と対応する高さ位置において左右方向に隣り合う支柱(3)間に先行手すり(8)が配置されていてもよい。この場合、先行手すり(8)は、左右両側縁部の上端部に垂下状に設けられたインサート金具(81)が、左右に隣接する支柱(3)の支柱構成部材(31)の左右方向内側のソケット金具(32)に上方から挿入されるとともに、左右両側縁部の下端部に設けられた取付金具(82)が支柱(3)の支柱構成部材(31)の左右方向内側のソケット金具(32)に取り付けられることによって、支柱(3)に連結される。
図4は、上述した仮設足場(1)において、支柱補強縦材(4)における先行手すり(8)が取り付けられていない支柱補強材(41)の連結金具(43)を利用して足場付属部材であるブラケット(9)が取り付けられている例を示す。
図4に示すように、ブラケット(9)の後側縁部の上下両端部に設けられたインサート金具(91)が支柱補強縦材(4)の連結金具(43)に上方から挿入されることによって、支柱補強縦材(4)に連結されている。
図5および図6は、上述した仮設足場(1)において、図1~図4に示す支柱補強材(41)と異なる支柱補強材が用いられている具体例を示す。
図5および図6に示すように、たとえば仮設足場(1)の上下に隣り合う2つの作業床(6)間において、前側支柱列(2)の支柱(3)の後側および後側支柱列(2)の支柱(3)の前側にそれぞれ1つの支柱補強材(41A)が配置され、前側支柱列(2)の支柱(3)の後側に配置された左右方向に隣り合う2つの支柱補強材(41A)間における上下方向に間隔をおいた複数の高さ位置および後側支柱列(2)の支柱(3)の前側に配置された左右方向に隣り合う2つの支柱補強材(41A)間における上下方向に間隔をおいた複数の高さ位置に、それぞれ左右方向に延びる直線状の第1布材(100)が配置され、作業床(6)と対応する高さ位置において先行手すり(8)が左右方向に隣り合う支柱(3)に跨がって配置されている。第1布材(100)が足場付属部材である。
支柱補強材(41A)の図1~図4に示す支柱補強材(41)と異なる点は、連結金具設置部および取付金具(44)(45)(46)の数が少なく、それぞれ3つになっていることである。そして、腕部(441)が円柱状である取付金具(44)が本体部(42)の下端部に設けられ、挿入部(452)の長い取付金具(45)が本体部(42)の上端部に設けられている。
前側支柱補強材(41A)は、本体部(42)が長手方向を上下方向に向けて前側支柱(3)の後側に配置され、図1~図3に示す支柱補強材(41)と同様にして前側支柱(3)に取り付けられている。後側支柱補強材(41A)は、本体部(42)が長手方向を上下方向に向けて後側支柱(3)の前側に配置され、図1~図3に示す支柱補強材(41)と同様にして後側支柱(3)に取り付けられている。ここで、支柱(3)における上下に隣接する支柱構成部材(31)どうしの継ぎ目は、1つの支柱補強材(41A)の長さの範囲内に位置している。
第1布材(100)は、長手方向の両端部(左右両端部)に垂下状に設けられたインサート金具(101)が、支柱補強材(41A)の連結金具(43)に上方から挿入されることによって左右方向に隣り合う支柱補強材(41A)に連結されている。
作業床(6)は、図1~図3に示す作業床(6)と同様にして支柱(3)に連結されている。
先行手すり(8)は、左右両側縁部の上端部に垂下状に設けられたインサート金具(81)が、左右に隣接する支柱(3)の左右方向内側のソケット金具(32)、すなわち右側の支柱(3)の左側のソケット金具(32)および左側の支柱(3)の右側のソケット金具(32)に上方から挿入されるとともに、左右両側縁部の下端部に設けられた取付金具(82)が左右に隣接する支柱の(3)のソケット金具(32)に取り付けられることによって、左右の支柱(3)に連結されている。
図7は、図5および図6に示す仮設足場(1)において、前側の支柱補強材(41A)とその上方の作業床(6)の横桟(61)との間および後側の支柱補強材(41A)とその上方の作業床(6)の横桟(61)との間に、それぞれ足場付属部材である斜めの方杖(102)が配置されている具体例を示す。
図7に示すように、方杖(102)は、斜め方向に延びる方杖本体(103)の上端部に設けられた上部取付金具(104)が作業床(6)の横桟(61)に着脱自在に取り付けられ、方杖本体(103)の下端部に設けられた下部取付金具(105)が支柱補強材(41A)の上端部の連結金具(43)に着脱自在に取り付けられている。
図8および図9は、上述した仮設足場(1)において、たとえば車両等を通過させるための前後方向に通じる比較的大きな開口(110)を形成する目的で足場付属部材である梁枠(111)が配置され、前後両支柱列(2)間における上下方向に間隔をおいた複数の高さ位置に前後方向に延びる直線状の第2布材(5)が前後の支柱(3)に跨がるように配置され、第2布材(5)と同一高さ位置に左右方向に延びる直線状の第3布材(7)が左右の支柱(3)に跨がるように配置され、前側支柱列(2)の支柱(3)の後側および後側支柱列(2)の支柱(3)の前側における第2布材(5)および第3布材(7)の下方の部分にそれぞれ1つの支柱補強材(41A)が配置され、前側支柱列(2)の支柱(3)の後側に配置された支柱補強材(41A)と後側支柱列(2)の支柱(3)の前側に配置された支柱補強材(41A)との間における上下方向に間隔をおいた複数の高さ位置にそれぞれ前後方向に延びる直線状の第4布材(106)が配置され、前側の支柱補強材(41A)と第2布材(5)との間および後側の支柱補強材(41A)と第2布材(5)との間に、それぞれ斜めの方杖(102)が配置された具体例を示す。第2~第4布材(5)(7)(106)が足場付属部材である。
図8および図9に示すように、梁枠(111)は、上側水平部材(112)が第2布材(5)および第3布材(7)と同一高さ位置に来るように配置され、上側水平部材(112)の左右両端部に垂下状に設けられたインサート金具(113)が、支柱(3)のソケット金具(32)に上方から挿入されることによって支柱(3)に連結されている。
支柱補強材(41A)は図5および図6に示す支柱補強材(41A)と同様にして支柱(3)に取り付けられ、先行手すり(8)は図5および図6に示す先行手すり(8)と同様にして支柱(3)に取り付けられている。
第2布材(5)は、長手方向の両端部(前後両端部)に垂下状に設けられたインサート金具(51)が、支柱(3)のソケット金具(32)に上方から挿入されることによって前後の支柱(3)に連結されている。
第3布材(7)は、長手方向の両端部(左右両端部)に垂下状に設けられたインサート金具(71)が、左右に隣接する支柱(3)のソケット金具(32)に上方から挿入されることによって支柱(3)に連結されている。
第4布材(106)は、長手方向の両端部(前後両端部)に垂下状に設けられたインサート金具(107)が、支柱補強材(41A)の連結金具(43)に上方から挿入されることによって前後の支柱補強材(41A)に連結されている。
方杖(102)は、斜め方向に延びる方杖本体(103)の上端部に設けられた上部取付金具(104)が第2布材(5)に着脱自在に取り付けられ、方杖本体(103)の下端部に設けられた下部取付金具(105)が支柱補強材(41A)の上端部の連結金具(43)に着脱自在に取り付けられている。
図10は、図1および図2に示す仮設足場(1)において、作業床(6)と対応する高さ位置における左右方向に隣り合う支柱(3)間に先行手すり(8)が配置され、作業床(6)と同一の高さ位置および当該高さ位置よりも上方でかつ先行手すり(8)の全高の範囲内の複数の高さ位置における左右方向に隣り合う支柱補強縦材(4)間に左右方向に延びる直線状の第3布材(7)が配置されている具体例を示す。
図10に示すように、先行手すり(8)は、左右両側縁部の上端部に垂下状に設けられたインサート金具(81)が、左右に隣接する支柱(3)の左右方向内側のソケット金具(32)、すなわち右側の支柱(3)の左側のソケット金具(32)および左側の支柱(3)の右側のソケット金具(32)に上方から挿入されるとともに、左右両側縁部の下端部に設けられた取付金具(82)が左右に隣接する支柱の(3)のソケット金具(32)に取り付けられることによって、左右の支柱(3)に連結されている。
第3布材(7)は、長手方向の両端部に垂下状に設けられたインサート金具(71)が、左右に隣接する支柱補強縦材(4)の支柱補強材(41)の左右方向内側の連結金具(43)、すなわち右側の支柱補強材(41)の左側の連結金具(43)および左側の支柱補強材(41)の右側の連結金具(43)に上方から挿入されることによって、支柱補強縦材(4)に連結されている。
作業床(6)は、図1および図2に示す作業床(6)と同様にして支柱(3)に連結されている。
なお、この発明による支柱補強材(41)(41A)は、上記構造の仮設足場(1)に限らず、たとえばソケット金具の種類や配置が異なる他のくさび緊結式の足場や、プレート式金具を用いたくさび緊結式の足場にも設置可能である。
この発明による支柱補強材は、仮設足場において支柱の補強に好適に用いられる。
(1):仮設足場、(3):支柱、(31):支柱構成部材、(4):支柱補強縦材、(41)(41A):支柱補強材、(42):本体部、(43):連結金具、(44)(45)(46):取付金具、(5):第2布材、(6):作業床、(7):第3布材、(8):先行手すり、(9):ブラケット、(100):第1布材、(102):方杖、(106):第4布材、(111):梁枠

Claims (6)

  1. 複数の支柱と、鉛直方向の力を受ける足場付属部材とを備えている仮設足場において、支柱の補強に用いられる支柱補強材であって、
    直線状に延びる本体部と、本体部に設けられかつ足場付属部材を取り付ける複数の連結金具と、本体部に長手方向に間隔をおいて設けられ、かつ仮設足場の支柱に上下方向に間隔をおいて設けられた複数の固定部に着脱自在に取り付けられる複数の取付金具とからなり、
    本体部に、長手方向に間隔をおいて複数の連結金具設置部があり、本体部の各連結金具設置部に、複数の連結金具が本体部の周方向に間隔をおいて設けられている支柱補強材。
  2. 本体部に、複数の取付金具が本体部の長手方向に間隔をおくとともに、連結金具から本体部の周方向に離隔して設けられており、各取付金具が、本体部から同一方向に突出した腕部と、腕部の先端に下方突出状に設けられ、かつ支柱のソケット状の固定部に上方から挿入される挿入部とからなる請求項1記載の支柱補強材。
  3. 本体部の長手方向に間隔をおいて設けられた全取付金具のうちの1つの取付金具の挿入部の長さが、残りの取付金具の挿入部の長さよりも長くなっている請求項2記載の支柱補強材。
  4. 取付金具と連結金具とが本体部の長手方向にずれた位置に設けられている請求項1~3のうちのいずれかに記載の支柱補強材。
  5. 請求項1~4のうちのいずれかに記載の支柱補強材を用いた仮設足場であって、
    支柱が複数の支柱構成部材を上下方向に連結することにより構成されるとともに、支柱に沿って支柱補強材が長手方向を上下方向に向けて配置されており、支柱における上下方向に隣り合う支柱構成部材どうしの連結部が、1つの支柱補強材の全長の範囲内に位置している仮設足場。
  6. 長手方向を上下方向に向けた支柱補強縦材が支柱に沿って配置されており、支柱補強縦材が複数の支柱補強材を上下方向に連結することにより構成されている請求項5記載の仮設足場。
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