JP3376555B2 - 組立式壁体 - Google Patents
組立式壁体Info
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Description
に、壁面パネルを設置して、建物内に壁面を形成するよ
うにした組立式壁体に関する。 【0002】 【従来の技術】建物内に壁面を設ける場合には、軽量で
剛性に優れ、かつ作業性のよい組立式壁体が好適であ
る。従来の組立式壁体としては、複数の支柱間に横桟を
架けわたし、この横桟に壁面パネルを係止させることに
よって、壁面を構成しているものが一般的である。即
ち、壁面パネルを直接固定するのではなく、係止させる
ことによって、組立作業の効率化を図っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の組立式
壁体においては、横桟に壁面パネルの重量がかかるた
め、壁面パネルや係止部材等を軽量化する必要があり、
そのため強度的に不十分となって、運搬若しくは施工に
際して、誤って壁面パネルや係止部材等を変形させてし
まうこともあり、また出来上がった壁面に不具合が生じ
る虞もある。 【0004】もし、壁面パネルが変形すると、取付後の
壁面パネルに、寸法の狂い、および表面状態の不整が生
じることとなる。 【0005】本発明は、従来の技術が有する上述のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、組立作業を、迅速か
つ容易に行うことができるとともに、壁面パネルを、誤
差なく正確に固定することができるようにした組立式壁
体を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、次のようにし
て上記課題を解決している。適宜立設された複数の支柱
のおのおのの側面に係止孔を穿設するとともに、側面視
上向きコ字状をなす水平の連結杆の両端部下面に、前記
係止孔に係合可能な下向きのコ字状溝を切設し、かつ前
記コ字状溝よりもやや内側となる位置において、前記連
結杆における前後の立ち上がり片の上縁に、それぞれ下
方を向く縦溝を切設し、前記連結杆の端部を前記係止孔
に挿入して、前記コ字状溝を前記係止孔に係合させるこ
とにより、隣り合う支柱同士を連結し、かつ支柱の後側
に、前向片と後向片とを有するパネル取付杆を設け、こ
のパネル取付杆に固着した支持片における前向きの取付
片の下縁に設けた係合溝を、前記連結杆の上縁における
縦溝へ嵌合し、左右に隣り合う支柱に、前記のようにし
て取付けた隣り合うパネル取付杆における後向片の間
に、壁面パネルを支持して取付ける。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係る組立式壁体の
実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。 【0008】図1は、本実施形態の組立式壁体を、前面
側の壁面パネルを、取外して示す正面図であり、この組
立式壁体は、支柱(10)と、連結杆(12)と、支持片(14)
と、壁面パネル(16)と、パネル取付杆(22)等とを具備し
ている。 【0009】支柱(10)は、断面が前後方向に長い矩形の
パイプ材からなり、図1には示していないが、複数本が
所定間隔を隔てて平行に立設されている。平行に立設さ
れた支柱(10)の間には、表裏の壁面パネル(16)が、後述
する支持片(14)等を介して固定される。支柱(10)の前面
及び後面には、棚ブラケット等を取付けるための縦長孔
(18)が、所定間隔毎に穿設されている。支柱(10)の左右
両側面の要所には、支柱(10)を貫通する四角形の係止孔
(20)が穿設されている。 【0010】連結杆(12)は、断面が上向きコ字状をな
し、その両端部近傍の下面には、支柱(10)の前記係止孔
(20)に上方から係合可能な下向きのコ字状溝(12a)が切
設されている。すなわちコ字状溝(12a)は、連結杆(12)
の両端部を係止孔(20)に差し込んで押し下げることによ
って係止孔(20)に係合し、隣接する支柱(10)同士を強固
に連結する。連結杆(12)における前後の立ち上がり片(1
2b)(12b)には、コ字状溝(12a)よりもやや内側となる位
置に、縦溝(12c)(12c)が、上方から切設されている。 【0011】支持片(14)は、支柱(10)の側面と平行をな
す取付片(14a)と、取付片(14a)の後端から内側方へ直角
に延出する側片(14b)とからなっている。取付片(14a)の
下縁には、縦溝(12c)に上方から係合しうる係合溝(14
c)が切設されている。取付片(14a)は、止めねじ(21)に
より、支柱(10)の側面に取付け固定されている。 【0012】パネル取付杆(22)は、垂直の主片(22a)の
外側端より後向片(22b)を、同じく内側端より前向片(22
c)を連設してなり、主片(22a)の前面には、前記取付片
(14)の側片(14b)が一体的に取り付けられている。 【0013】なお、各支柱(10)の下端は、床面(24)に設
けた水平の支柱受け(28)内に、高さ調節可能なアジャス
タ(26)を介して立設されている。支柱(10)の上端は、天
井面(27)に設けた水平の支柱受け(28)内に支持されてい
る。隣接する支柱(10)(10)間には、前記パネル取付杆(2
2)を利用して、壁面パネル(16)が取り付けられている。 【0014】次に、前述のように構成した本実施形態の
組立式壁体の組立要領について説明する。 【0015】図3は、図1のIII−III線における断面
図、図4は、図3のIV−IV線における断面図、図5は、
図3のV−V線における断面図である。 【0016】まず、支柱(10)の係止孔(20)に、連結杆(1
2)の端部を差し込みながら押し下げ、コ字状溝(12a)を
係止孔(20)の下縁に係合させ、隣接する支柱(10)同士を
連結杆(12)によって連結する。連結杆(12)は、図2に示
すものでは、一つの壁面当たり3本設けられている。 【0017】次に、連結杆(12)の後側の立ち上がり片(1
2b)の上縁の縦溝(12c)に、支持片(14)の取付片(14a)に
おける係合溝(14c)を、上方から係合させ、かつ取付片
(14a)を、支柱(10)の側面に、止めねじ(21)によってパ
ネル取付杆(22)とともに取付け固定する。ついで、パネ
ル取付杆(22)の主片(22a)の後面に、壁面パネル(16)を
当接し、ビス(30)によって主片(22a)に固定する。 【0018】ついで前後対称的に、同じ要領で、連結杆
(12)の前側に、前側のパネル取付杆(22)、壁面パネル(1
6)を取付ければ、図3に示すような壁面が構成される。 【0019】この際、図2におけるパネル取付杆(22)の
前向片(22c)は、連結杆(12)の後面に当接して、連結杆
(12)と平行となる。そのため、ビス(30)を螺合させると
きに、パネル取付杆(22)の主片(22a)が撓んで、壁面パ
ネル(16)が取り付けにくくなるということはなくなる。 【0020】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、壁面パネル(16)を、支持片(14)及びパネル取付杆(2
2)を介して、支柱(10)間に架設した連結杆(12)に固定す
るようにしている。そのため、重量のある壁面パネルの
場合でも、十分な取付強度を確保することができ、その
結果、ある程度、重量のある壁面パネルを使用すること
ができ、パネルの変形、破損等の虞がなくなり、組立後
の壁面の精度を向上させることができる。 【0021】また、前向片(22c)と支持片(14)によりパ
ネル取付杆(22)は定位置に保たれ、かつパネル取付杆(2
2)の後向片(22b)により、壁面パネル(16)は定位置に保
たれるので、組立作業を容易かつ迅速に行うことができ
る。 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、連結杆を支柱に係合さ
せることによって支柱同士を連結するとともに、連結杆
に取り付けられたパネル取付杆に、壁面パネルを固定す
るようにしている。そのため、強固で精度の高い壁面を
形成することができるとともに、組立作業を容易かつ迅
速に行うことができる。
側の壁面パネルを取外して示す正面図である。 【図2】図1における要部を前方から見た斜視図であ
る。 【図3】図1のIII−III線における拡大横断面図であ
る。 【図4】図3のIV−IV線における断面図である。 【図5】図3のV−V線における断面図である。 【符号の説明】 (10)支柱 (12)連結杆 (12a)コ字状溝 (12b)立ち上がり片 (12c)縦溝 (14)支持片 (14a)取付片 (14b)側片 (14c)係合溝 (16)壁面パネル (18)縦長孔 (20)係止孔 (21)止めねじ (22)パネル取付杆 (22a)主片 (22b)後向片 (22c)前向片 (24)床面 (26)アジャスタ (28)支柱受け (30)ビス
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 適宜立設された複数の支柱のおのおのの
側面に係止孔を穿設するとともに、側面視上向きコ字状
をなす水平の連結杆の両端部下面に、前記係止孔に係合
可能な下向きのコ字状溝を切設し、かつ前記コ字状溝よ
りもやや内側となる位置において、前記連結杆における
前後の立ち上がり片の上縁に、それぞれ下方を向く縦溝
を切設し、前記連結杆の端部を前記係止孔に挿入して、
前記コ字状溝を前記係止孔に係合させることにより、隣
り合う支柱同士を連結し、かつ支柱の後側に、前向片と
後向片とを有するパネル取付杆を設け、このパネル取付
杆に固着した支持片における前向きの取付片の下縁に設
けた係合溝を、前記連結杆の上縁における縦溝へ嵌合
し、左右に隣り合う支柱に、前記のようにして取付けた
隣り合うパネル取付杆における後向片の間に、壁面パネ
ルを支持して取付けてなる組立式壁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30208398A JP3376555B2 (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 組立式壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30208398A JP3376555B2 (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 組立式壁体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129832A JP2000129832A (ja) | 2000-05-09 |
JP3376555B2 true JP3376555B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=17904726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30208398A Expired - Lifetime JP3376555B2 (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 組立式壁体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3376555B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006322231A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 間仕切りパネルの取り付け構造 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP30208398A patent/JP3376555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000129832A (ja) | 2000-05-09 |
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