JP4473708B2 - デスク構造 - Google Patents
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これによれば、部材の共通化を図ることができる長所があるが、袖箱の背面より突出するブラケットによって連結杆と袖箱とが連結されているため、ブラケットの突出によって隙間が生じ、外観上の体裁に問題があるとともに、強度上も必ずしも充分なものではなかった。
また、前記デスクは、一台完結型の構造をしているため、複数のデスクを左右に並べて使用したい場合においては、各デスクを単純に横並びに並べて使用することになる。
この場合、隣接するデスクの端部では、2つの支持脚が並んで配置されることになり、構造上の無駄になるとともに、体裁も好ましいものではなかった。
これに対し、複数のデスクを左右に並べて使用したい場合に、隣合うデスクとの連結部分において支持脚を共用する構造のものが提案されている(特許文献2)。
この提案のものは、連結部分の構造上の無駄を省くことができるとともに、体裁も良好である。
しかし、支持脚と天板を、単にブラケットによって連結することのみによってデスクを構成しているため、強度的に必ずしも充分とはいえない。
(1) 左右に離間して配置した複数の支持脚を連結杆で連結することによりベース部を構成し、その上方に天板を設けてなるデスクにおいて、前記支持脚のうち少なくとも1個を袖箱とし、この袖箱の上面または背面にジョイント受部材を着脱可能かつ左右位置変更可能に取付け、かつこのジョイント受部材の左右側面の少なくとも一方に、連結杆を直接または間接に取付けたデスク構造とする。
請求項1記載の発明によれば、支持脚としての袖箱の上面にジョイント受部材を着脱可能に取付けられるようにしてあるため、同一の袖箱を左右いずれの支持脚としても使用できるとともに、複数の天板を左右に並べてデスクを構成する場合にも、1個の袖箱を隣接する天板の支持脚として共有することができるため、最少限の種類の部材でデスクを構成することができる。したがって構造上の無駄がなく、体裁も良好なデスクが得られる。
また、袖箱に取付けたジョイント受部にジョイント材を取付けて連結部を構成し、この連結部をもって複数の支持脚を連結杆で連結してあるため、充分な強度を確保することができる。
なお、本明細書における左右とは、図1に示すデスクの後方視における左右を指称する。
なお、前記挿通孔(14)間の間隔Lは、パネル型支持脚(7)の左右方向の幅寸法の半分となっている。
側面片(33)は、図7(a)において左側方視における形状が、前縁(33a)が上端から下端に向けて後傾する四辺形をなし、裏面(33b)には、4個の係止突起(35)が設けられ、そのうち2個の係止突起(35a)(35a)には、先端に係止爪(35b)が設けられ、他の2個の係止突起(35c)(35c)は、断面十字状をなしている。側面片(33)の裏面(33b)における後端には、上下2枚の係止片(36)(36)が突設されている。
段差部(42)における右端(42a)にはジョイント受部材(43)が取付けられている。
また、前面(47)には、上下に2つの係止突起(48)(48)が設けられている。このように、ジョイント受部材(43)は、左右対称に形成されている。
また、デスク右端における袖箱(62)と天板(6)との連結は、図示を省略するが、袖箱(62)上面に設けられた挿通孔を介して取付ねじを袖箱(62)の内側下方から天板裏面のねじ孔に螺合させることによりなされている。
(2)支持脚
(3)連結杆
(3a)左端部
(3b)右端部
(3c)右端面
(3d)後面
(3e)凸状部
(4)ベース部
(5)(6)天板
(5a)ねじ孔
(7)パネル型支持脚
(7a)パネル本体部
(7b)上端部
(7c)(7d)後端縁面
(8)アジャスタ
(9)段差面
(10)ねじ孔
(11)ジョイント受部
(11a)右側面
(11b)左側面
(11c)後面
(12)ジョイント材
(13a)(13b)コ字部材
(14)(14a)……(14g)挿通孔
(15)挿通孔
(16)側板
(17)後面
(17a)上端部
(17b)下端部
(17c)(17d)段差面
(18)下面
(19)嵌合溝
(20)上面
(21a)〜(21e)挿通孔
(22)デスクトップパネル用ブラケット
(23)ねじ孔
(24)連結支持具
(25)平板
(26)位置決め突起
(27)ねじ孔
(28)挿通孔
(29)取付ねじ
(30)固定ねじ
(30a)固定ねじ
(31)連結部
(32)端部カバー部材
(33)側面片
(34)後面片
(35)(35a)(35c)係止突起
(35b)係止爪
(36)係止片
(37)本体
(37a)上端面
(37b)下端面
(37c)上補助片
(37d)下補助片
(37e)右端面
(37f)左端面
(38)差込片
(39)係合孔
(40)袖箱
(41)上面
(42)段差部
(42a)右端
(42b)左端
(43)ジョイント受部材
(43a)左側面
(43b)右側面
(44)(45)挿通孔
(46)ねじ孔
(47)前面
(48)係止突起
(49)前面
(50)係合孔
(51)ねじ孔
(52)取付ねじ
(53)取付ねじ
(54)底面
(55)ねじ孔
(56)係合突部
(57)ねじ孔
(58)固定ねじ
(59)取付ねじ
(60)固定ねじ
(61)中央カバー部材
(61a)左右端
(62)袖箱
(63)ジョイント受部材
(63a)左側面
(63b)右側面
(63c)後面
(64)段差部
(65)固定ねじ
(66)端部カバー部材
(67)(68)係合孔
(69)固定ねじ
(70)ねじ孔
(71)ブラケット
(71a)挿通孔
(72)取付ねじ
(73)ねじ孔
(74)取付ねじ
(75)溝部
(76)取付ねじ
(77)ブラケット
(78)取付ねじ
(79)ねじ孔
(80)デスクトップパネル
(81)嵌合溝
(82)挿通孔
(83)取付孔
(84)取付ねじ
(85)パイプ状取付部
Claims (12)
- 左右に離間して配置した複数の支持脚を連結杆で連結することによりベース部を構成し、その上方に天板を設けてなるデスクにおいて、前記支持脚のうち少なくとも1個を袖箱とし、この袖箱の上面または背面にジョイント受部材を着脱可能かつ左右位置変更可能に取付け、かつこのジョイント受部材の左右側面の少なくとも一方に、連結杆を直接または間接に取付けたことを特徴とするデスク構造。
- ジョイント受部材を、左右対称に形成することにより、袖箱をデスクの左右端部またはそれ以外の中央部のいずれの支持脚として用いた場合にも適合しうるようにしたことを特徴とする請求項1記載のデスク構造。
- 袖箱をデスク中央部における支持脚として用い、袖箱に取付けたジョイント受部材の左右側面の一方には、前記袖箱に端部を固定した連結杆の端面を対向させ、他方の側面には、他の連結杆を直接または間接に取付けたことを特徴とする請求項1または2記載のデスク構造。
- ジョイント受部材の左右に配設された2つの連結杆間に、ジョイント受部材の後面を覆うカバー部材を着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項3記載のデスク構造。
- ジョイント受部材の左右いずれかの側面にジョイント材を取付け、このジョイント材に連結杆の端部を外嵌させることにより、ジョイント受部材に連結杆を間接的に取付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデスク構造。
- ジョイント材を、前向きコ字部材と後向きコ字部材とを、その背面板同士を固着し、この固着した二重の背面板部分に、上下方向の挿通孔を左右方向に複数個穿設し、かつ左右のいずれか一端に、挿通孔を穿設した側板を取付けることにより構成するとともに、取付ねじを側板の挿通孔を介してジョイント受部材の側面に設けたねじ孔に螺合することにより、ジョイント材をジョイント受部材に取付けたことを特徴とする請求項5記載のデスク構造。
- 袖箱をデスク端部における支持脚として用い、前記袖箱に取付けたジョイント受部材の左右側面のうち、外側側面を覆うカバー部材を着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項6記載のデスク構造。
- 袖箱の上面後部に上方、後方および左右両側方が解放された左右方向の段差部を形成し、この段差部に、ジョイント受部材を取付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のデスク構造。
- ジョイント受部材の前面に係止突起を設け、この係止突起を段差部の前面に設けた係合孔に係合させるとともに、上方から取付ねじをジョイント受部材に設けた挿通孔を介して段差部の底面に設けたねじ孔に螺合することにより、ジョイント受部材を袖箱の段差部に取付けたことを特徴とする請求項8記載のデスク構造。
- 袖箱の段差部における底面上に連結杆の端部を固定したことを特徴とする請求項8または9記載のデスク構造。
- 天板裏面に設けた係止部を、袖箱の上面に設けた係合孔に係止させることにより、天板とベース部とを連結したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のデスク構造。
- 袖箱の上面前部にねじ孔を有する左右方向の溝部を設け、左右方向に複数の挿通孔を穿設したブラケットを、前記複数の挿通孔の一部に挿通させた取付ねじを前記ねじ孔に螺合することにより袖箱の上面前部に取付けるとともに、下方より固定ねじをブラケットの他の挿通孔を挿通させて天板裏面の前部に設けたねじ孔に螺合することにより、袖箱の上面前部と天板前部とを連結したことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のデスク構造。
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