JP4518812B2 - 杆材へのブラケット取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、仕切パネルが組み付けられる支柱等における杆材へのブラケット取付構造に関する。
オフィス等の執務空間に使用される仕切パネルは、支柱(杆材)に取り付けたブラケットを介して組み付けているものがある。このような杆材へのブラケット取付構造としては、杆材に、予め係合孔やねじ孔などを孔明け加工しておき、これらの孔にブラケットを係止または螺合して取り付けている。
しかし、上記したブラケット取付構造では、杆材に、係合孔やねじ孔などの孔明け加工を施さねばならない。また、ブラケットの取付位置を任意の位置に変更しようとした場合には、更に、多数の孔明けの追加工を杆材に施す必要があるため、加工工数が多くなり、取付作業も面倒で、コストも高くなる。しかも、杆材に孔明けした、使用しない係合孔やねじ孔などが、外部に露呈するため、体裁も悪くなる。
また、上記した不具合を解消するために、特許文献1、2及び3に開示されているようなブラケット取付構造を有するものが公知である。
特許文献1、2においては、杆材の上下長手方向に沿って係合溝を形成し、この係合溝の左右開口縁部に、溝幅を狭める向きに内向き突出部を設けてある。この係合溝内に、係合溝の溝幅とほぼ同一幅のねじ座を挿入し、外側からブラケットを当接させて、両者を取付ねじにより共締めし、左右の内向き突出部を挟持するようにして、ブラケットを杆材に取り付けてある。
しかし、上記した特許文献1、2の方法では、ねじ座を係合溝内に挿入する場合、係合溝の長手方向における開口端部からしか挿入することができないため、ブラケットの取付作業性に劣る。
また、特許文献3においては、係合溝内に、左右の内向き突出部間の開口幅より狭幅な2つのクランプ部材を挿入し、これらのクランプ部材に、係合溝の溝幅とほぼ同幅のねじ座を、左右の内向き突出部を挟持するように外側から当接させて、両者を取付ねじにより共締めすることによって、ブラケットを杆材に取り付けてある。
しかし、特許文献3にあっても、クランプ部材、ねじ座及びブラケットが別部品で構成されていることから、部品点数が多くなり、コスト高になるばかりでなく、取付作業性にも劣るという問題がある。
特開2000−205228号公報(図8) 特開2000−170732号公報(図1) 特開2002−286006号公報(図1、図2、図3、図7)
本発明は、部品点数を削減することによって、コストの低減化を図るとともに、取付作業性を良好にし、さらに、取付状態の体裁を良好にすることができる杆材へのブラケット取付構造を提供することを目的とする。
本発明によると、前記課題は、次の各項に記載の発明に基づいて解決される。
(1) 杆材の側面長手方向に沿って、溝前面の左右方向の少なくとも一方に開口幅を狭める方向に内向きに突出する内向き突出部を有する奥広幅な係合溝を設け、前記係合溝内に、ねじ孔を有するねじ座を挿入して配置するとともに、前記杆材の前面に、ねじ挿通孔を有するブラケットの後面を当接させて、前記内向き突出部を挟持するように配置し、前記ねじ挿通孔を通して、前記ねじ孔に螺合する取付ねじによって、前記ねじ座を介して、前記ブラケットを杆材に取り付けるようにしたブラケット取付構造において、前記ねじ座を、前記係合溝における開口部の開口幅より狭幅に形成し、かつその左右一方の側端部に、前記係合溝における一方の開口縁部側に挿入して、前記内向き突出部の端面と内面側に当接させる段差部を設けるとともに、前記ねじ座の他方の側端部と、前記内向き突出部と相対する他方の開口縁部との間に隙間を形成して、この隙間に、前記ブラケットの側端部から後方に向かって連設された、前記隙間とほぼ同一厚さの挿入片を挿入した杆材へのブラケット取付構造とする。
(2) 上記(1)項において、前記内向き突出部を、前記係合溝における溝幅方向の両開口縁部に設ける。
(3) 上記(2)項において、前記ブラケットの挿入片に、前記他方の内向き突出部の内面側に係合する係合部を、外方に向かって突出させて形成する。
(4) 上記(1)項〜(3)項のいずれかにおいて、前記ブラケットに、前方に向かって延出する物品支持部を形成する。
(5) 上記(4)項において、前記ブラケットの物品支持部に、取付孔を穿設し、この取付孔に、仕切パネル等の物品の端縁部を回動自在に軸支可能にする。
(6) 杆材の側面長手方向に沿って、溝前面に開口幅を狭める方向に内向きに突出する内向き突出部を有する奥広幅な係合溝を設け、前記係合溝内に、ねじ孔を有するねじ座を挿入して配置するとともに、前記杆材の前面に、ねじ挿通孔を有するブラケットの後面を当接させて、前記内向き突出部を挟持するように配置し、前記ねじ挿通孔を通して、前記ねじ孔に螺合する取付ねじによって、前記ねじ座を介して、前記ブラケットを杆材へ取り付けるようにしたブラケット取付構造において、前記ねじ座を、前記係合溝における開口部の開口幅より狭幅に形成し、かつその左右一方の側端部に、前記係合溝における一方の開口縁部側に挿入して、前記内向き突出部の端面と内側面に当接させる段差部を設けるとともに、前記ねじ座の他方の側端部と、前記内向き突出部と相対する他方の内向き突出部の端面との間に隙間を形成しておき、取付ねじによって、杆材の前面とブラケットの後面間に固定される、取付ねじ挿通孔が形成された挟持片と、その側端部より延設された挿入片を有する固定金具の、前記挿入片を前記隙間に挿入させることによって、係合溝内でのねじ座の左右の移動を規制し、さらに、固定金具の挟持片の下端部より、後方に向かって支持片が延設されており、これにねじ座の下端面を当接させる。
本発明によれば、次の効果が奏せられる。
a) 上記(1)項記載の発明によると、ねじ座が、係合溝の開口幅より狭幅に形成されているため、係合溝の長手方向における端部が閉塞されていても、ねじ座を、杆材の長手方向の任意の位置から係合溝内に挿入して配置することができ、取付作業を向上させることができるとともに、部品点数が少ないため、コストの低減化を図ることができる。
また、ねじ座とブラケットとによって、内向き突出部を挟持するように、ブラケットが取り付けられるため、ブラケットを安定的に取り付けることができる。
さらに、係合溝とねじ座との間に形成される隙間が、ブラケットの挿入片によって閉塞されるため、ねじ座をブラケットによって覆い隠すことができ、ねじ座が外部に露呈することがなく、体裁を良好にすることができるとともに、ねじ座の溝幅方向の移動が阻止されて、ブラケットのガタツキを防止することができる。
b) 上記(2)項記載の発明によると、係合溝における溝幅方向の両開口縁部に、内向き突出部が設けられているため、ブラケットの取付けに際しての方向性が限定されることがない。
c) 上記(3)項記載の発明によると、杆材へのブラケットの取付けを、一層確実かつ堅固にすることができる。
d) 上記(4)項記載の発明によると、杆材へのブラケットの取付け後における仕切パネル等の物品の組付けを容易に行うことができる。
e) 上記(5)項記載の発明によると、仕切パネル等の物品が回動自在に軸支されているため、その回動範囲内において、所望の位置にして使用することができるとともに、仕切パネル等の物品に外力が作用しても、物品の回動により、外力による衝撃を吸収緩和することができるため、物品の破損を防止することができる。
f) 上記(6)項記載の発明によると、ねじ座が、係合溝の開口幅より狭幅に形成されているため、係合溝の長手方向における端部が閉塞されていても、ねじ座を、杆材の長手方向の任意の位置から係合溝内に挿入して配置することができ、取付作業を向上させることができる。
また、ねじ座とブラケットとによって、内向き突出部を挟持するように、ブラケットが取り付けられるため、ブラケットを安定的に取り付けることができる。
さらに、係合溝とねじ座との間に形成される隙間が、固定金具の挿入片によって閉塞されるため、ねじ座を固定金具によって覆い隠すことができ、ねじ座が外部に露呈することがなく、体裁を良好にすることができるとともに、ねじ座の溝幅方向の移動が阻止されて、ブラケットのガタツキを防止することができる。
さらに、ねじ座が、固定金具の支持片によって支持されて下方に落下することがないため、杆材へブラケットを取り付ける際の作業性がよい。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1において、右側を「前方」、左側を「後方」として説明する。
図1は、本発明の杆材へのブラケット取付構造を、仕切パネルの組付けに適用した要部分解斜視図、図2は、仕切パネルの組立構成を示す分解斜視図である。
図2に示すように、仕切パネル(1)は、金属パイプよりなる枠状フレーム(2)と、ほぼH字状の断面形状をなすパネル支持枠(3)と、パネル材(4)とで組み立てられている。前記枠状フレーム(2)は、正面視倒立L字状をなすL形枠杆(2a)と、その2辺と対向する側部と下部の開口端を閉塞する直管状の側部枠杆(2b)及び下部枠杆(2c)とからなり、L形枠杆(2a)の上部の側端と側部枠杆(2b)の上端部の内面、L形枠杆(2a)の下端部の内面と下部枠杆(2c)の右側端及び側部枠杆(2b)の下端部の内面と下部枠杆(2c)の左側端同士を、それぞれねじ(2d)により固定することにより、枠状に組み立てられる。
前記L形枠杆(2a)の下端には、高さ調整用のアジャスタ(2e)が取り付けられており、前記側部枠杆(2b)の上下両端には、枢軸(2f)(2f)が突出させて設けられている。
前記パネル支持枠(3)は、上部支持材(3a)と、左右の側部支持材(3b)(3b)と、下部支持材(3c)及びコーナ支持材(3d)からなっている、前記コーナ支持材(3d)の両端に、上部支持材(3a)の右端と、右方の側部支持材(3b)の上端とを、互いに凹凸嵌合させることにより、上部支持材(3a)と側部支持材(3b)とを、正面視倒立L字状に連結してある。
前記下部支持材(3c)の両側端と、右方の側部支持材(3b)の下端及び左方の側部支持材(3b)の上下両端は、斜め45°にそれぞれ切除されており、それらの互いに対向する切除面同士を当接させることにより、枠状に連結されている。
前記パネル材(4)は、例えば芯材の表面をクロス等の表皮材で覆って形成されており、その上下及び左右寸法は、前記パネル支持枠(3)の内面における上下及び左右の対向面間の寸法とほぼ等寸にして、その外周端縁部が、断面がH字状のパネル支持枠(3)の凹状内面で保持されるようにしてある。
前記パネル(1)を組み立てるには、まず、パネル材(4)の外周端縁部に、正面視倒立L字状に連結された上部支持材(3a)と、右方の側部支持材(3b)、左方の側部支持材(3b)及び下部支持材(3c)の凹状内面を嵌合する。
次いで、前記各支持材(3a)〜(3c)の凹状外面に、前記枠状フレーム(2)を形成するL形枠杆(2a)と、側部枠杆(2b)及び下部枠杆(2c)の内面を当接させて、それらをねじ(2d)により枠状に接合し、これにより、パネル(1)の組立を完了する(図1参照)。
組立完了後のパネル(1)は、図1に示すように、スタンド(5)に組み付けられる。
前記スタンド(5)は、支脚(6)と、この支脚(6)の支柱部(7)に昇降調整自在に挿着された杆材である支柱(8)とで形成してある。図3は、上部ブラケット(15)の取付状態を示す、図1における一点鎖線円A内の要部拡大斜視図、図4は、図3に示す上部ブラケット(15)の取付状態の分解斜視図である。前記支柱(8)は、図3、図4に示すように、平面視長円の前後面が面取りされた形状を有し、前後左右の対向する各側面(8a)には、奥広幅の係合溝(9)が上下長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。
前記係合溝(9)には、溝前面に溝幅方向の左右の両開口縁部(9a)(9b)から、その開口部(9c)の開口幅(図3及び図4において、符号aで示す)を狭める方向に内向きに突出する左右1対の内向き突出部(10)(11)がそれぞれ設けられている。
前記支柱(8)の上部には、ねじ座(12)が前記係合溝(9)内に挿入して配置されており、このねじ座(12)は、前記係合溝(9)における開口部(9c)の開口幅aより狭幅(図4において、符号bで示す)に形成されており、その座面(12a)の上下には、ねじ孔(13)(13)がそれぞれ設けられている。
前記ねじ座(12)における左右一方の側端部(12b)には、平面視L字形の段差部(14a)(14b)が切欠き形成されている。この段差部(14a)(14b)は、係合溝(9)における前記一方の内向き突出部(10)の端面(10a)と、その内面である後面(10b)との双方に当接し係止するようにしてある。
図5は、上部ブラケット(15)の取付状態を示す要部拡大側面図、図6は、図5におけるVI〜VI線の横断面図である。
前記ねじ座(12)の係合溝(9)への挿入によって、ねじ座(12)における他方の側端部(12c)と、他方の内向き突出部(11)の端面(11a)との間には、隙間(図6において、符号cで示す)が形成されるようにしてある。
前記支柱(8)の前面(8a)には、上部ブラケット(15)が、外側から配置されるようにしてある。この上部ブラケット(15)は、図3及び図4に示すように、基板(16)の上端部に、前方に向かって水平方向に一体に延出する物品支持部(17)を形成している。この物品支持部(17)には、取付孔(18)が設けられており、この取付孔(18)には、図1に示すように前記仕切パネル(1)の枠状フレーム(2)における左側の側部枠杆(2b)の上端に形成した枢軸(2f)を下方から差込み支持し得るようになっている。
前記基板(16)には、図4に示すように、前記ねじ座(12)の座面(12a)に設けた上下のねじ孔(13)(13)に対応するねじ挿通孔(19)(19)が上下に設けられており、その一方の側端部(16a)側の内面である後面(16b)を、図6に示すように、前記支柱(8)の前面(8a)に当接させることにより、前記一方の内向き突出部(10)を、前記ねじ座(12)の段差部(14a)とで挟持するように配置してある。
前記基板(16)における他方の側端部(16c)には、図4に示すように、前記ねじ座(12)の他方の側端部(12c)と他方の内向き突出部(11)の端面(11a)との間に形成された隙間cに挿入される挿入片(20)が、後方に向かって一体に連設されている。
図6に示すように、前記挿入片(20)は、前記隙間cとほぼ同一厚さを有しており、その外側面(20a)には、前記他方の内向き突出部(11)の内面である後面(11b)側にそれぞれ係合する上下1対の係合部(21)(21)が、外方に向かって突出させて形成されている。
なお、本実施形態においては、係合溝(9)の左右両方に開口幅を狭める内向き突出部(10)(11)が設けられている形態を示したが、前記挿入片(20)側の内向き突出部(11)が存在しない場合は、前記隙間cは、ねじ座(12)の前記側端部(12c)と、これと対面する開口縁部(9b)との間の隙間となる。
本明細書においては、ねじ座(12)の前記側端部(12c)と、これと対面する開口縁部(9b)との間の隙間とは、本実施形態のように、左右両方に内向き突出部(10)(11)が設けられている場合は、図4に示すように、ねじ座(12)の側端部(12c)と、これと対面する内向き突出部(11)の端面(11a)との間に形成された隙間cを含めて指称する。
前記ねじ座(12)における上下のねじ孔(13)(13)には、取付ねじ(22)(22)が、前記上部ブラケット(15)における上下のねじ挿通孔(19)(19)を通して、それぞれ挿入されて螺合されるようになっており、これによって、前記上部ブラケット(15)を、前記支柱(8)の長手方向における所望の位置に取り付けることができる。
すなわち、本発明では、ねじ座(12)の幅寸法が、支柱(8)に設けた係合溝(9)の開口幅aより狭幅に形成されているため、その左右の両開口縁部(9a)(9b)から、内向きに形成された左右1対の内向き突出部(10)(11)間の開口を通して、ねじ座(12)を係合溝(9)内に挿入して配置することができ、取付作業を向上させることができる。
また、前記係合溝(9)とねじ座(12)との間に形成される隙間cが、上部ブラケット(15)の挿入片(20)によって閉塞されるため、ねじ座(12)が外部に露呈することがなく、体裁を良好にすることができるとともに、ねじ座(12)の溝幅方向の移動が阻止されて、上部ブラケット(15)のガタツキを防止することができる。
図7及び図8は、前記スタンド(5)を構成する支脚(6)の支柱部(7)への下部ブラケット(23)の取付状態を示す組立て図と分解斜視図である。この下部ブラケット(23)は、図8に示すように、上下方向を向く長方形状の基板(24)の下端部前方に、正面視ほぼZ字状の物品支持部(25)が連設されており、この物品支持部(25)は、前記支脚(6)の脚部(6a)上に載置されて嵌合する下向L形片部(25a)と、このL形片部(25a)の下端から、側方に向かって水平方向に一体に延出する支持片部(25b)とで形成されている。
前記下部ブラケット(23)の支持片部(25b)には、図1に示すように、取付孔(26)が設けられており、この取付孔(26)には、前記仕切パネル(1)の枠状フレーム(2)における左側の側部枠杆(2b)の下端に形成した枢軸(2f)が上方から差込み支持されるようになっている。
前記下部ブラケット(23)の基板(24)には、ねじ挿通孔(27)が上下に設けられている。これらのねじ挿通孔(27)(27)は、前記支脚(6)における支柱部(7)の前面長手方向に沿って形成した係合溝(28)に、従来とほぼ同様な手法により挿入して配置されるねじ座(29)における座面(29a)の上下に設けたねじ孔(30)(30)に対応しており、前記基板(24)の後面を、前記支柱部(7)の前面(7a)に当接させることにより、前記係合溝(28)に形成した左右の内向き突出部(28a)(28b)を挟持するように配置してある。
前記ねじ座(29)における上下のねじ孔(30)(30)には、上下1対の取付ねじ(31)(31)が、前記下部ブラケット(23)の基板(24)に設けた各ねじ挿通孔(27)を通して、それぞれ挿入されて螺合されるようになっており、これによって、前記下部ブラケット(23)を、前記支柱部(7)の下端部の前面(7a)に取り付けるようにしてある。
次に、前記スタンド(5)への仕切パネル(1)の組付け要領について説明する。まず、支脚(6)における支柱部(7)の係合溝(28)に、ねじ座(29)を上方より挿入し、このねじ座(29)に下部ブラケット(23)を取付ねじ(31)により固定しておく。
一方、支柱(8)における前面(8a)の係合溝(9)の上端部に、ねじ座(12)を挿入し、このねじ座(12)に、仕切パネル(1)の高さよりも高い位置に、上部ブラケット(15)を取付ねじ(22)により、仮止め状態で固定しておく(図4参照)。
次いで、前記下部ブラケット(23)の取付孔(26)に、仕切パネル(1)の枠状フレーム(2)における左側の側部枠杆(2b)の下端に形成した枢軸(2f)を上方から差込み支持させた後、前記仕切パネル(1)の枠状フレーム(2)における左側の側部枠杆(2b)の上端に形成した枢軸(2f)を、前記上部ブラケット(15)の取付孔(18)の下方の位置に配置する。
この状態で、仮止め状態にある上部ブラケット(15)の取付ねじ(22))を緩めて、上部ブラケット(15)をねじ座(12)と共に下方にスライドさせることにより、上部ブラケット(15)の取付孔(18)を、仕切パネル(1)の枢軸(2f)に上方から差し込み、上部ブラケット(15)の取付ねじ(22))を本締めする。これによって、図1に示すように上下両ブラケット(15)(23)間に、仕切パネル(1)を回動自在に軸支して組付けることができる。
図9〜図11は、下部ブラケット(32)の取付構造の他の実施形態を示し、図9は、下部ブラケット(32)の取付状態を示す拡大分解斜視図、図10は、前記下部ブラケット(32)の取付状態を示す要部拡大側面図、図11は、図10におけるXI−XI線の横断面図である。
本実施形態における支柱(33)への下部ブラケット(32)の取付構造においては、ねじ座(34)、固定金具(35)および取付ねじ(36)が用いられる。支柱(33)、ねじ座(34)および下部ブラケット(32)は、実施例1における、それぞれ支柱(8)、ねじ座(12)および下部ブラケット(23)と基本的に同一であるため説明を省略する。固定金具(35)は、ねじ座(34)における座面(34a)とほぼ同じ大きさを有する縦長な四辺形状の挟持片(37)と、この挟持片(37)の左右の一側端部から後方に向かって延設される挿入片(38)と、挟持片(37)の下端部から後方に向かって延設される支持片(39)とより形成されている。
前記挿入片(38)は、挟持片(37)の一側端部から後方に向かって延設される後ろ向き片(40)と、この後ろ向き片(40)の後端から左右方向のうち、前記ねじ座(34)の左右一方の側端部に設けられた段差部(34b)と反対向きに延設される当接片(41)とよりなっている。
前記挟持片(37)には、ねじ座(34)に設けられた上下2個のねじ孔(42)(42)に対応して、同じく2個のねじ挿通孔(43)(43)が穿設されている。
これらねじ座(34)、固定金具(35)および取付ねじ(36)を用いて、下部ブラケット(32)を、支柱(33)に取り付けるには、次の手順による。
まず、図11に示すように、ねじ座(34)の段差部(34b)を、支柱(33)における係合溝(44)の溝前面に開口幅を狭める向きに突出する左右一方の内向き突出部(45)の端面(45a)と内面(45b)側に当接させて、ねじ座(34)を係合溝(44)内に配置し、ねじ座(34)の他方の側端部(34c)と、他方の内向き突出部(46)の端面(46a)との間に隙間(図11において符号dで示す)を形成する。
次いで、前記隙間内に、固定金具(35)の挿入片(38)における後ろ向き片(40)を挿入し、この後ろ向き片(40)に連設された当接片(41)の先端を、前記内向き突出部(46)の内面(46b)に当接させるとともに、固定金具(35)の下端の支持片(39)を、ねじ座(34)の下端面を当接させて支持する。
次いで、下部ブラケット(32)における基板(47)の後面を、固定金具(35)の前面に当接し、基板(47)に穿設された上下2個のねじ挿通孔(48)(48)、および固定金具(35)のねじ挿通孔(43)(43)に挿通させた取付ねじ(36)(36)を、ねじ座(34)のねじ孔(42)(42)に螺合させて締め付けることにより、下部ブラケット(32)を、支柱(33)に強固に取り付けることができる。前記下部ブラケット(32)の支持片部(49)に設けられた取付孔(50)に、実施例1において説明した仕切パネル(1)の枠状フレーム(2)における側部枠杆(2b)の下端に形成した枢軸(2f)を上方から差込み支持すればよい。
上部ブラケットについても、同様な手段により、支柱(33)に取り付けることができる。
以上説明した本発明の杆材へのブラケット取付構造は、スタンドにおける杆材への仕切パネルの組付けに限定されることなく、例えば家具等に設けられた杆材へ各種部材を取付ける場合にも適用できる。
本発明の杆材へのブラケット取付構造を仕切パネルの組付けに適用した要部分解斜視図である(実施例)。 仕切パネルの組立構成を拡大して示す分解斜視図である。 上部ブラケットの取付状態を示す、図1における一点鎖線円内の要部拡大斜視図である。 図3に示す上部ブラケットの取付状態の分解斜視図である。 上部ブラケットの取付状態を示す要部拡大側面図である。 図5におけるVI−VI線の横断面図である。 下部ブラケットの取付状態を示す組立て図の要部拡大斜視図である。 図7における下部ブラケットの取付状態を示す拡大分解斜視図である。 同じく、下部ブラケットの取付状態を示す拡大分解斜視図である。 下部ブラケットの取付状態を示す要部拡大側面図である。 図10におけるXI−XI線の横断面図である。
(1) 仕切パネル
(2) 枠状フレーム
(2a) L形枠杆
(2b) 側部枠杆
(2c) 下部枠杆
(2d) ねじ
(2e) アジャスタ
(2f) 枢軸
(3) パネル支持枠
(3a) 上部支持材
(3b) 側部支持材
(3c) 下部支持材
(3d) コーナ支持材
(4) パネル材
(5) スタンド
(6) 支脚
(6a) 脚部
(7) 支柱部
(7a) 前面
(8) 支柱
(8a) 前面
(9) 係合溝
(9a) 開口縁部
(9b) 開口縁部
(9c) 開口部
(10) 内向き突出部
(10a) 端面
(10b) 後面(内面)
(11) 内向き突出部
(11a) 端面
(11b) 後面(内面)
(12) ねじ座
(12a) 座面
(12b) 側端部
(12c) 側端部
(13) ねじ孔
(14a)(14b) 段差部
(15) 上部ブラケット
(16) 基板
(16a) 側端部
(16b) 後面(内面)
(16c) 側端部
(17) 物品支持部
(18) 取付孔
(19) ねじ挿通孔
(20) 挿入片
(20a) 外側面
(21) 係合部
(22) 取付ねじ
(23) 下部ブラケット
(24) 基板
(25) 物品支持部
(25a) L形片部
(25b) 支持片部
(26) 取付孔
(27) ねじ挿通孔
(28) 係合溝
(28a) 内向き突出部
(28b) 内向き突出部
(29) ねじ座
(29a) 座面
(30) ねじ孔
(31) 取付ねじ
(32) 下部ブラケット
(33) 支柱
(34) ねじ座
(34a) 座面
(34b) 段差部
(34c) 側端部
(35) 固定金具
(36) 取付ねじ
(37) 挟持片
(38) 挿入片
(39) 支持片
(40) 後ろ向き片
(41) 当接片
(42) ねじ孔
(43) ねじ挿通孔
(44) 係合溝
(45) 内向き突出部
(45a) 端面
(45b)内面
(46) 内向き突出部
(46a) 端面
(46b) 内面
(47) 基板
(48) ねじ挿通孔
(49) 支持片部
(50) 取付孔

Claims (6)

  1. 杆材の側面長手方向に沿って、溝前面の左右方向の少なくとも一方に開口幅を狭める方向に内向きに突出する内向き突出部を有する奥広幅な係合溝を設け、前記係合溝内に、ねじ孔を有するねじ座を挿入して配置するとともに、前記杆材の前面に、ねじ挿通孔を有するブラケットの後面を当接させて、前記内向き突出部を挟持するように配置し、前記ねじ挿通孔を通して、前記ねじ孔に螺合する取付ねじによって、前記ねじ座を介して、前記ブラケットを杆材に取り付けるようにしたブラケット取付構造において、前記ねじ座を、前記係合溝における開口部の開口幅より狭幅に形成し、かつその左右一方の側端部に、前記係合溝における一方の開口縁部側に挿入して、前記内向き突出部の端面と内面側に当接させる段差部を設けるとともに、前記ねじ座の他方の側端部と、前記内向き突出部と相対する他方の開口縁部との間に隙間を形成して、この隙間に、前記ブラケットの側端部から後方に向かって連設された、前記隙間とほぼ同一厚さの挿入片を挿入したことを特徴とする杆材へのブラケット取付構造。
  2. 前記内向き突出部を、前記係合溝における溝幅方向の両開口縁部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の杆材へのブラケット取付構造。
  3. 前記ブラケットの挿入片に、前記他方の内向き突出部の内面側に係合する係合部を、外方に向かって突出させて形成したことを特徴とする請求項2に記載の杆材へのブラケット取付構造。
  4. 前記ブラケットに、前方に向かって延出する物品支持部を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の杆材へのブラケット取付構造。
  5. 前記ブラケットの物品支持部に、取付孔を穿設し、この取付孔に、仕切パネル等の物品の端縁部を回動自在に軸支可能にしたことを特徴とする請求項4に記載の杆材へのブラケット取付構造。
  6. 杆材の側面長手方向に沿って、溝前面に開口幅を狭める方向に内向きに突出する内向き突出部を有する奥広幅な係合溝を設け、前記係合溝内に、ねじ孔を有するねじ座を挿入して配置するとともに、前記杆材の前面に、ねじ挿通孔を有するブラケットの後面を当接させて、前記内向き突出部を挟持するように配置し、前記ねじ挿通孔を通して、前記ねじ孔に螺合する取付ねじによって、前記ねじ座を介して、前記ブラケットを杆材へ取り付けるようにしたブラケット取付構造において、前記ねじ座を、前記係合溝における開口部の開口幅より狭幅に形成し、かつその左右一方の側端部に、前記係合溝における一方の開口縁部側に挿入して、前記内向き突出部の端面と内側面に当接させる段差部を設けるとともに、前記ねじ座の他方の側端部と、前記内向き突出部と相対する他方の内向き突出部の端面との間に隙間を形成しておき、取付ねじによって、杆材の前面とブラケットの後面間に固定される、取付ねじ挿通孔が形成された挟持片と、その側端部より延設された挿入片を有する固定金具の、前記挿入片を前記隙間に挿入させることによって、係合溝内でのねじ座の左右の移動を規制し、さらに、固定金具の挟持片の下端部より、後方に向かって支持片が延設されており、これにねじ座の下端面を当接させたことを特徴とする杆材へのブラケット取付構造。
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