JP4788317B2 - デスクの脚装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デスクの脚装置に関するものである。
従来から、天板の両側部を側面視略コ字形の脚体で支持してなるデスクの脚装置は各種提供されている。例えば、本出願人の先願に係る特許文献1に開示された脚体は、薄金属板にて中空状に形成され、該脚体の前端上部から前向きに支持アームを突設し、脚体前部下部には足部材を突設し、足部材に合成樹脂製のカバー体を着脱自在に被嵌してなるものである。ここで、前記脚体の左右両側板の前端に連設する前板の下部と、前記左右両側板の前端とを切欠いて嵌挿口を形成し、該嵌挿口に足部材の基部を嵌挿してスポット溶接にて固着している。この場合、前記支持アームと足部材は、金属板を折曲形成したものであるので、形状に対する自由度が乏しく、デスク全体のデザインにおける制約となっていた。
そこで、本出願人の先願に係る特許文献2には、アルミ押出し成形品の上下部を加工して上下面に前方へ開口した凹所を形成した胴板と、アーム本体とそれより幅狭の基端部を有するアルミダイキャスト品からなる上アームと、アーム本体とそれより幅狭の基端部を有するアルミダイキャスト品からなる下アームとからなり、胴板の上下の凹所内に上アーム及び下アームの基端部を嵌合してボルト連結し、更に前記胴板の前面部分にアルミ押出し成形品の前カバーが嵌着された構造の脚体が開示されている。
しかし、アルミ押出し成形品の胴板の上下部に上アームと下アームを取付ける凹所を形成するとともに、螺孔をタッピング加工するのに手間がかかり、コスト高となる。
実用新案登録第2543170号公報 実用新案登録第2578835号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚板部の上下端部に天板を支持する上支持部材と床面に接地する下支持部材とを取付ける構造として、脚体のデザインに対する自由度を確保しつつ、端部脚体と中間部脚体に共用できる部品を多くしてコスト低減化を図り、また十分な強度を備えたデスクの脚装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、天板の両側部を側面視略コ字形の脚体で支持してなるデスクの脚装置において、前記脚体は、少なくとも上下方向に延び板金加工で作製した脚板部と、該脚板部の上端に取付ける上支持部材と、該脚板部の下端に取付ける下支持部材とを備え、前記脚板部は、少なくとも胴板と、上補強部材及び下補強部材とからなり、前記胴板は、両側面板と後面板とを有する断面略コ字形で、両側面板の少なくとも上下縁に内向きに対向する上、下折曲縁を形成するとともに、一方又は両方の側面板の後部に縦ダクトを形成するための凹溝を形成してなり、前記上補強部材及び下補強部材は、同一部材で左右対称形であり、互に上下反転して使用し、前記上支持部材又は下支持部材の固定部を受け入れる断面略コ字形の装着部と、該装着部の後端で左右中央部から後方へ延びた横幅が狭い当止部とからなり、前記上補強部材及び下補強部材を前方から前記胴板の両側面板間に挿入し、前記当止部の後端を後面板に当止した状態で両側面板に溶接してなるデスクの脚装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記上補強部材及び下補強部材の装着部は、両側片と底板とからなる断面略コ字形であり、前記上補強部材の両側片の上端を前記胴板の上折曲縁に当止して位置決めしてなるとより好ましい(請求項2)。
また、前記胴板の両側面板の前縁に、内向きに対向する前折曲縁を形成し、断面略コ字形の前補強部材の両折曲片を該前折曲縁に当止するとともに、上下端を前記上補強部材及び下補強部材の装着部に当止した状態で両側面板に溶接してなることがより好ましい(請求項3)。
そして、前記上補強部材及び下補強部材の当止部に前記胴板の側面板に形成した縦ダクトの内面を溶接してなることも好ましい(請求項4)。
(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明のデスクの脚装置は、脚体を、少なくとも上下方向に延び板金加工で作製した脚板部と、該脚板部の上端に取付ける上支持部材と、該脚板部の下端に取付ける下支持部材とで構成したので、例えば上支持部材と下支持部材をアルミダイキャスト品で作製することにより、強度を維持しつつ自由な形状に作製することができ、デザインに対する自由度が大きくなり、一方、脚板部は板金加工で作製し、胴板の上下端部で両側面板間に上補強部材及び下補強部材を溶接する簡単な構造であり、しかも上補強部材と下補強部材は同一部材であるので、胴板のみを側面板の一方に縦ダクトを形成して端部脚体用とし、側面板の両方に縦ダクトを形成して中間部脚体用とするので、部品の種類が少なくなり、コスト低減化を図ることができる。また、胴板の上下縁に内向きに上、下折曲縁を形成している場合でも、上補強部材と下補強部材は、上支持部材又は下支持部材の固定部を受け入れる断面略コ字形の装着部と、該装着部の後端で左右中央部から後方へ延びた横幅が狭い当止部とからなるので、胴板の両側面板の前部を若干押し広げながら両側面板間に挿入することができ、また当止部の後端を胴板の後面板に当止した状態で両側面板に溶接することができるので、位置決め精度が高くなる。
請求項2によれば、上補強部材の両側片の上端を前記胴板の上折曲縁に当止して位置決めするので、胴板に対する上補強部材の溶接位置を簡単且つ正確に設定することができ、溶接作業を短時間で行うことができる。
請求項3によれば、胴板の両側面板の前縁の前折曲縁に、前補強部材の両折曲片を当止するとともに、前補強部材の上下端を上補強部材及び下補強部材の装着部に当止した状態で両側面板に溶接するので、上補強部材、前補強部材及び下補強部材の位置決め精度が高くなるとともに、断面略コ字形の胴板の上下端部及び前端部の開放部を、上補強部材、下補強部材及び前補強部材で連結して塞き、脚板部が閉じた箱構造のとなるので強度が非常に高くなる。
請求項4によれば、上補強部材及び下補強部材の当止部に胴板の側面板に形成した縦ダクトの内面を溶接することにより、上補強部材と下補強部材とが縦ダクトによって連結されるので、胴板の側面板の剛性が高くなり更に脚板部の強度が向上する。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る組立式デスクの全体斜視図、図2〜図4はその概要、図5〜図17はその詳細を示し、そして図18〜図24は本発明の詳細を示し、図中符号1はL形天板、2は矩形天板、3は端部脚体、4は中間部脚体、5はコーナー脚体、6は幕板、7は目隠しパネル、8は上キャビネットをそれぞれ示している。
本実施形態の組立式デスクは、図1に示すように、L形天板1と矩形天板2の端部側に、互に鏡像関係にある端部脚体3,3を配置するとともに、L形天板1と矩形天板2の連結部に中間部脚体4を配置し、更にL形天板1のコーナー部にコーナー脚体5を配置し、それらを互に後述の連結金具を介してビーム9,…で連結するとともに、前記端部脚体3とコーナー脚体5との間、コーナー脚体5と中間部脚体4との間、及び中間部脚体4ともう一つの端部脚体3との間で、その後端面間に幕板6,…を着脱可能に取付けている。更に、本実施形態の組立式デスクには、前記幕板6の背面側に目隠しパネル7を着脱可能に取付けることができるように構成している。そして、前記L形天板1の後縁とその幕板6との間にはダクト開口10が形成されており、該L形天板1の下方で下端が固定された一対の支柱11,11が前記ダクト開口10を通して立設され、両支柱11,11の上端部に上キャビネット8が支持されている。
前記端部脚体3とビーム9との連結はT字形金具12を用いて行い(図5及び図6参照)、前記中間部脚体4とビーム9との連結は十字形金具13を用いて行い(図7参照)、そしてコーナー脚体5との連結はコーナー脚体5に取付けた受け金具14とビーム9の端部に連結した連結金具15を互に所定角度で連結する(図8〜図10参照)。
本実施形態に係る組立式デスクの基本構成は、二つの端部脚体3と、中間部脚体4及びコーナー脚体5をデスク形態に応じて適数用い、それに幕板6とビーム9、更に二つT字形金具12と、十字形金具13及び受け金具14、連結金具15をデスク形態に応じて適数用いる。それに加えてL形天板1や矩形天板2をデスク形態に応じて適数用いる。図1に示したデスク形態は、L形天板1と矩形天板2を連結した平面視L字形である。この例では、二つの端部脚体3,3と、各一つの中間部脚体4及びコーナー脚体5と、3枚の幕板6,…と、3本のビーム9,…と、二つT字形金具12,12と、一つの十字形金具13及び一つの受け金具14と二つの連結金具15,15を用いる。
そして、前記端部脚体3とコーナー脚体5を所定位置に立起保持し、前記ビーム9の一端にT字形金具12を連結するとともに、他端に連結金具15を連結し、T字形金具12を端部脚体3の上端部の前後中間部に連結するとともに、連結金具15を前記コーナー脚体5の上端部の前方寄りに取付けた受け金具14に所定角度(90°L形天板1であれば45°)で連結する。また、前記中間部脚体4を前記コーナー脚体5から所定距離だけ離した位置に立起保持し、ビーム9の一端に十字形金具13を連結するとともに、他端に連結金具15を連結し、十字形金具13を中間部脚体4の上端部の前後中間部に連結するとともに、連結金具15を前記コーナー脚体5に取付けた前記受け金具14に所定角度(90°L形天板1であれば45°)で連結する。それから、前記幕板6を前記端部脚体3とコーナー脚体5の後端面の上部に渡して上方から嵌合係止し、もう一辺側にも前記幕板6を前記コーナー脚体5と中間部脚体4の後端面の上部に渡して上方から嵌合係止する。この際、前記幕板6の上昇を抑制して係合状態を維持する。また、前記端部脚体3の上端部の前方寄り位置には、内側方に直角に向くように短連結板16の一端部を取付け、前記中間部脚体4の上端部の前方寄り位置には、両側方に直角に向くように長連結板17の中央部を取付けている。また、前記コーナー脚体5の上端部の後部寄り位置に固定板18を取付けている。そして、前記端部脚体3、中間部脚体4及びコーナー脚体5の上に、前記L形天板1を載置し、下方から前記ビーム9,9、短連結板16、長連結板17及び固定板18に挿通したネジ19,…を該L形天板1の下面に形成した螺孔20,…に螺合して取付けている。
そして、前記L形天板1の一側方に矩形天板2を延設するには、先ず前記中間部脚体4に連結した前記十字形金具13にビーム9の一端を連結するとともに、該ビーム9の他端にT字形金具12を連結し、前記中間部脚体4から所定距離だけ離して端部脚体3を立起するとともに、該端部脚体3の上端部の前後中間部に前記T字形金具12を連結し、それから幕板6を該端部脚体3と前記中間部脚体4の後端面の上部に渡して上方から嵌合係止し、最後に前記矩形天板2を当該端部脚体3と中間部脚体4の上に載置し、下方から前記ビーム9、端部脚体3の上端部の前方寄り位置に内側方へ向けて取付けた短連結板16と前記中間部脚体4の上端部の前方寄り位置に両側方へ向けて取付けた長連結板17に挿通したネジ19,…を該矩形天板2の下面に形成した螺孔20,…に螺合して取付けている。
また、前記目隠しパネル7を前記幕板6の背面側に取付けるには、図15に示すように、前記幕板6の両端部上端に設けた上端キャップ21と両端部下端に設けた受片22を利用し、前記目隠しパネル7の前面であって両側下部に縦方向に取付けた係止金具23で保持する。具体的には、前記上端キャップ21には前方下降した傾斜面24を有し、前記受片22には係合孔25を有し、前記係止金具23の下端の突片26を前記受片22の係合孔25に上方から落とし込むと同時に、該係止金具23の上端のフック片27を前記上端キャップ21の傾斜面24で載支するとともに、フック片27を傾斜面24にネジ止めする。尚、前記フック片27の傾斜角度は、前記上端キャップ21の傾斜面24と一致させている。
更に、上キャビネット8を設ける場合には、前記L形天板1と幕板6との間に形成された前記ダクト開口10から上方へ立ち上げた一対の支柱11,11の上端部間に上キャビネット8を取付けるのである。ここで、前記上キャビネット8は、前記コーナー脚体5と中間部脚体4との間でL形天板1の後部の上位、あるいは端部脚体3と中間部脚体4との間で矩形天板2の後部の上位に設けることも可能である。
次に、デスクの全体形状について説明する。前記L形天板1は、平面視略L字形で、コーナー部の角度は90°、120°、135°のものがあり、着座側のコーナー内角部には滑らかに湾曲した凹部28を形成している。本実施形態では角度が90°のものを示している。また、前記矩形天板2は平面視長方形であるが、両側縁の奥行幅が他の連設する天板の奥行幅と一致すれば、左右の側縁で奥行幅を変え、前縁を滑らかな曲線で結んだ形状であっても構わない。図2に示すように、前記L形天板1及び矩形天板2の前端縁には、後下方へ直線的に傾斜した斜縁29を形成している。
前記端部脚体3と中間部脚体4は、図5〜図7に示すように略同一構造であり、上下方向に延びた偏平四角筒状の脚板部30と、該脚板部30の上端に取付ける上支持部材31と、該脚板部30の下端に取付ける下支持部材32と、前記脚板部30の前端面に取付ける化粧部材33とから概略構成されている。前記端部脚体3と中間部脚体4の違いは、脚板部30に設ける縦ダクト34の凹溝を形成する位置だけであり、端部脚体3では内側面に縦ダクト34を設け、中間部脚体4では両側面に縦ダクト34,34を設けている。尚、前記縦ダクト34には、着脱可能にダクトカバー35を装着している。
ここで、前記脚板部30は板金加工で作製し、前記上支持部材31と下支持部材32はアルミダイキャストで作製し、前記化粧部材33はアルミ押出し成形によって作製しているため、各部品に同色の塗装を施しているものの、製造方法の違いによって色艶が微妙に異なり、色彩的には統一性に乏しい。そこで、図2及び図4に示すように、前記端部脚体3と中間部脚体4には、大胆なカット面を形成し、視覚的な統一を図っている。
前記上支持部材31は、奥行方向にわたって同一横幅を有し、前記脚板部30へ連結する後部の固定部36を除き、前部のアーム部37は上面側が水平で且つ前方に向けて上下厚を漸減した概略形状を有している。そして、前記上支持部材31のアーム部37の下面側には、両側に約45°の角度の側カット面31A,31Aを形成し、該側カット面31Aは前方に向けてカット幅を広くすることにより、下面31Bの横幅を前方に向けて漸減させ、更に先端部に前記L形天板1及び矩形天板2の斜縁29と略直線状になる斜め前上方に傾斜した前カット面31Cを形成している。同様に、前記下支持部材32は、奥行方向にわたって同一横幅を有し、前記脚板部30へ連結する後部の固定部38を除き、前部のアーム部39は下面側が水平で且つ前方に向けて上下厚を漸減した概略形状を有している。そして、前記下支持部材32のアーム部39の上面側には、両側に約45°の角度の側カット面32A,32Aを形成し、該側カット面32Aは前方に向けてカット幅を広くすることにより、上面32Bの横幅を前方に向けて漸減させ、更に先端部に前記前カット面31Cと逆に前下方傾斜した前カット面32Cを形成している。ここで、支持強度を高くするために、前記上支持部材31より下支持部材32の方が相対的に上下厚さを厚くしているが、上支持部材31との意匠的な統一を図るため、該下支持部材32の下面側の両側部を段落ち状にカットして凹陥縁32D,32Dを形成している。また、前記化粧部材33は、前面側の両側には約45°の角度の側カット面33A,33Aを形成し、その中央部に円弧状に凹んだ円弧面33Bを形成している。この化粧部材33の円弧面33Bの存在によって、前記端部脚体3及び中間部脚体4に前縁に陰影をつけることができ、正面視において脚体を細く見せることができる。
そして、前記化粧部材33の上下端は、前記上支持部材31のアーム部37の後端部から湾曲して下方へ延びた立下部37Aと、前記下支持部材32のアーム部39の後端部から湾曲して上方へ延びた立上部39Aとに連続している。つまり、前記上支持部材31の側カット面31A,31Aは、立下部37Aにも連続形成し、前記化粧部材33の側カット面33A,33Aに連続するとともに、前記下面31Bは平面から立下部37Aにかけて徐々に後方へ湾曲した円弧面に変化し、前記化粧部材33の円弧面33Bに連続している。また、前記下支持部材32の側カット面32A,32Aは、立上部39Aにも連続形成し、前記化粧部材33の側カット面33A,33Aに連続するとともに、前記上面32Bは平面から立上部39Aにかけて徐々に後方へ湾曲した円弧面に変化し、前記化粧部材33の円弧面33Bに連続している。
ここで、前記上支持部材31の固定部36とアーム部37の間には段落ち部37Bを設け、該固定部36を前記脚板部30の上端部に固定した状態では、前記アーム部37と脚板部30の側面は面一になる。同様に、前記下支持部材32の固定部38とアーム部39の間には段落ち部39Bを設け、該固定部38を前記脚板部30の下端部に固定した状態では、前記アーム部39と脚板部30の側面は面一になる。そして、前記化粧部材33と脚板部30の間の接合線33Cと、前記段落ち部37B及び段落ち部39Bが上下方向に直線上に位置する。それにより、上下に一本の線が通り、シャープな外観になる。
このように、前記上支持部材31のアーム部37と下支持部材32のアーム部39及び化粧部材33の形状を前述のようにすることにより、側面視において、両アーム部37,39はスリムな先細として看取され、また前記化粧部材33の横幅は側カット面33Aのみが見えるので非常に狭く看取される。また、正面視においても、両アーム部37,39はスリムな先細形状として看取され、前記化粧部材33の横幅も円弧面33Bのみが強調されて狭く看取される。そして、前記アーム部37,39と化粧部材33とに形成された側カット面31A,32A,33Aが連続して強烈な個性を主張するので、前記脚板部30と、上支持部材31及び下支持部材32と、化粧部材33とが異なる製法で作製して多少の色艶に相違があったとしてもそれらを凌駕し、意匠的な一体感を醸し出すのである。また、前記L形天板1及び矩形天板2の前縁下部に斜縁29を形成し、また上支持部材31の前カット面31Cとが略直線上に位置するので、上方から見ると天板の厚さが薄く見え、側面視においても天板1,2とアーム部37との一体感を生み、上支持部材31を薄く見せることができるので、シャープな印象を与えることができるのである。
各部の詳細について説明する。先ず、前記L形天板1及び矩形天板2は、木質系の板体であり、下面には所定位置に前記螺孔20,…を設けるために、オニメナットを埋設しており、また位置決めのための係合穴40,…も形成している。しかし、天板の構造は何ら限定されるものではない。
次に、前記端部脚体3と中間部脚体4について説明する。前述のように端部脚体3と中間部脚体4の相違点は脚板部30の形状のみである。前記脚板部30は、図5に示すように、前方開放した平面視略コ字形の胴板41と、該胴板41の前縁部間に介在させる断面略コ字形の前補強部材42と、該胴板41の上下端部に介装する断面略コ字形の上補強部材43及び下補強部材44から構成されている。前記上補強部材43と下補強部材44とは同一部材で、更に左右対称形であり、前記上支持部材31の固定部36又は下支持部材32の固定部38を受け入れて固定するための断面略コ字形の装着部45と、該装着部45の後端で左右中央部から後方へ延びた横幅が狭い当止部46とで構成されている。そして、前記上補強部材43は凹溝を上方へ向け、前記下補強部材44は凹溝を下方へ向け、前記装着部45の両側片47,47を前記胴板41の両側面板41A,41Aの内面に接合するとともに、前記当止部46の後端を前記胴板41の後面板41Bの内面に当止した状態で、側片47を側面板41Aにスポット溶接して固定し、また前記装着部45及び当止部46の底板48には前記上支持部材31の固定部36又は下支持部材32の固定部38をボルト49,…にて締結するための螺孔50,…を形成している。ここで、前記当止部46の横幅を狭くした理由は、前記端部脚体3に用いる胴板41には内側の側面板41Aに縦ダクト34が凹設され、前記中間部脚体4に用いる胴板41には内外両側の側面板41A,41Aに縦ダクト34,34が凹設されて、内部空間の幅が異なるにも係わらず、両方に上補強部材43及び下補強部材44を共用できるようにしたためである。
また、図5〜図7に示すように、前記T字形金具12又は十字形金具13を取付ける位置には、前記端部脚体3に用いるものは前記胴板41の内側の側面板41Aの上部に切欠部51を形成し、前記中間部脚体4に用いるものは前記胴板41の内外両側の側面板41A,41Aの上部に切欠部51,51を形成する。また、前記上補強部材43の両側片47,47で、前記切欠部51,51に対応する位置に若干小さい切欠部52,52を形成している。そして、前記上支持部材31の固定部36には、上方へ開放した凹陥部53を形成し、該凹陥部53の底面部にはリブ状の支持台54を設けるとともに、前記上補強部材43に締結するためのボルト49,…を挿通する通孔55,…を形成し、該凹陥部53を形成する両立壁56,56で、前記支持台54の両側部に対応し、且つ前記上補強部材43の両側片47,47に形成した前記切欠部51,51に対応する位置に、上方開放した係合凹部57,57を形成している。ここで、前記上支持部材31の固定部36を、前記脚板部30の上補強部材43に固定した状態では、前記端部脚体3にあっては該脚板部30の一方の側面板41Aの上部で前記上補強部材43の一方の切欠部52及び前記上支持部材31の一方の係合凹部57が塞がれているのに対し、前記中間部脚体4にあっては左右両側とも該脚板部30の側面板41Aの切欠部51から上補強部材43の切欠部52及び上支持部材31の係合凹部57が出現している。
前記化粧部材33は、図5に示すように、前記胴板41の両側面板41A,41Aの前縁部間にスポット溶接にて固定した前補強部材42を隠蔽するように取付ける。前記化粧部材33の後面側の両側部に形成した係合溝58,58を、前記胴板41の両側面板41A,41Aの前縁に係合するとともに、前記上支持部材31の立下部37Aの下端に設けた突起59と、前記下支持部材32の立上部39Aの上端に設けた突起59を、前記化粧部材33の上下端に嵌合する。
前記コーナー脚体5は、図8〜図10に示すように、板金加工で作製した筒状構造を有し、前端面に前記化粧部材33を設けるとともに、後端は平面視においてそれぞれ左右に45°傾いた傾斜後面板60,60を直交状態で設けている。
そして、図5、図15及び図16に示すように、前記端部脚体3と中間部脚体4の後面板41Bの上部には、上下一対となった係止具61,61を左右に2列、合計4個の係止具61,…をネジ止めして突設している。この係止具61は後面板41Bに取付けた状態で上向きフックを構成する。また、前記コーナー脚体5の各傾斜後面板60の上部にも一対の係止具61,61を上下に突設している。そして、前記幕板6の前面で両側部には、前記係止具61,…に対応する位置に4つの係止孔62,…を開口している。そして、前記幕板6の係止孔62,…を対応する前記端部脚体3と中間部脚体4の後面板41Bの係止具61,…に上方から嵌合係止する。それから、押え金具63を前記上支持部材31の後端部にネジ64で取付けると同時に、該押え金具63の後端部の両側に形成した下向き爪63A,63Aを、前記幕板6の上端キャップ21を取付けた部分のスチール板上端に形成した左右2つの係合段部6A,6Aに上方から係合して、当該幕板6の上動を規制し、前記係止孔62から係止具61が抜けるのを防止している。
ここで、前記端部脚体3に幕板6を連結する場合には、4つの前記係止具61,…に幕板6の4つの係止孔62,…を嵌合係止する。それに対して、前記中間部脚体4に幕板6,6を連結するには、図16に示すように、正面視において、前記中間部脚体4の左列の上下係止具61,61に、左側の幕板6の外側列の係止孔62,62を嵌合係止し、該中間部脚体4の右列の上下係止具61,61に、右側の幕板6の外側列の係止孔62,62を嵌合係止する。つまり、前記幕板6の側端縁は、前記中間部脚体4の中中心線に一致する。この場合、前記押え金具63の左側の下向き爪63Aは、左側の幕板6の外側の係合段部6Aに係合するとともに、右側の下向き爪63Aは、右側の幕板6の外側の係合段部6Aに係合する。即ち、一つの押え金具63で、両側の幕板6,6を、同時に押さえ込むのである。
また、前記係止具61の上部に形成したフック部61Aの前面側、即ち前記後面板41Bに面する側の中央部に上方へ連続した溝部61Bを形成し、該係止具61に前記幕板6の係止孔62を嵌合係止した際に、該係止孔62の上部に後方側、即ち幕板6の内部側にスチール板をプレス加工して形成した突出部62Aを溝部61Bに受け入れて嵌合するようになっている。このように、前記突出部62Aと溝部61Bの存在によって、装着状態における幕板6の左右方向のガタツキを無くするとともに、係止孔62を形成したスチール板の変形を防止して上下方向の支持強度も高めている。
同様に、前記コーナー脚体5の傾斜後面板60に突設した係止具61,61に、前記幕板6の上下の係止具61,61を嵌合係止する。前記コーナー脚体5に嵌合係止した前記幕板6の上動を規制する押え手段も適宜設ける。また、図10に示すように、前記コーナー脚体5の両傾斜後面板60,60に取付けた両幕板6,6の端部間には、四角形の化粧支柱64を配設している。
次に、図5〜図14に基づいて、前記端部脚体3とコーナー脚体5との間、コーナー脚体5と中間部脚体4との間、端部脚体3と中間部脚体4との間に、前記ビーム9,…を連結する構造を説明する。前記T字形金具12は、図5及び図6に示すように、平面視略T字形のアルミダイキャスト製のブロック体であり、一端部に前記端部脚体3の上支持部材31に取付ける取付部65と、該取付部65から側方へ延びた連結部66とからなる。前記取付部65は、上支持部材31の凹陥部53内に嵌合し、前記支持台54に載置した状態で、該取付部65に上下貫設した取付孔65A,65Aに、上方からボルト67,67を通して、前記支持台54に形成した螺孔68,68に螺合する。そして、前記連結部66の基部は、前記上支持部材31の係合凹部57に嵌合するとともに、上補強部材43の切欠部52と脚板部30の切欠部51を通して当該端部脚体3の内方へ突出する。また、前記取付部65の連結部66を設けた側とは反対側に係合凸部69を突設し、該係合凸部69を前記上支持部材31の他方の係合凹部57に嵌合して連結強度を高めている。また、前記連結部66には、螺孔70と貫通孔71の対をその長手方向に前記端部脚体3の横幅の半分だけずらせて二対設けている。一方、前記ビーム9は、前記T字形金具12の連結部66に外嵌する寸法のスチール製の角パイプであり、前記螺孔70と貫通孔71に対応させた一対の取付孔72と貫通孔73を形成している。ここで、前記取付孔72は、前記ビーム9の上面のみに形成し、前記貫通孔73は上下面に貫通するように形成している。
そして、前記T字形金具12の連結部66に前記ビーム9の一端部を外嵌した後、上方から前記取付孔72を通したネジ74を連結部66の一方の螺孔70に螺合する。ここで、一対の端部脚体3,3と、矩形天板2を用いて平デスクを構成する場合には、図11及び図12に示すように、前記ビーム9を前記T字形金具12の連結部66の奥端まで嵌合し、基端側の螺孔70を利用してネジ74を螺合する。この際に、前記ビーム9の貫通孔73と前記連結部66の基端側の貫通孔71とが一致するので、両者に下方からネジ19を通し、前記矩形天板2の下面に形成した螺孔20に螺合する。また、前記L形天板1の端部に端部脚体3を設けた場合にも、前記T字形金具12の連結部66とビーム9との連結状態は同じである。この場合、前記端部脚体3の外側面と前記L形天板1又は矩形天板2の側縁とは同一面上になる。
尚、前記L形天板1又は矩形天板2の下面の螺孔20,…の位置は変わらないので、前記ビーム9の位置も天板に対して固定的である。図11は、独立した平デスクを左右に並べて設置した場合であるが、連設部分に二つの端部脚体3,3が重なって重々しくなる。そこで、本実施形態では、矩形天板2,2同士、又はL形天板1と矩形天板2の連設部分に一つの中間部脚体4を用いて互に一体となったデスク構成とするのである(図13参照)。そのため、次に説明する中間部脚体4を用いる場合に横方向の寸法調節が必要になる。
前記中間部脚体4の両側にビーム9,9を連結するには、図7、図13及び図14に示すように、前記十字形金具13を用いる。前記十字形金具13は、平面視略十字形のアルミダイキャスト製のブロック体であり、中央部に前記端部脚体3の上支持部材31に取付ける取付部75と、該取付部75から両側方へ延びた連結部76,76とからなる。ここで、前記取付部75は、前記T字形金具12の取付部65と略同じ形状であり、また前記連結部76も前記T字形金具12の連結部66と略同じ形状である。つまり、前記取付部75は、上支持部材31の凹陥部53内に嵌合し、前記支持台54に載置した状態で、該取付部75に上下貫設した取付孔75A,75Aに、上方からボルト77,77を通して、前記支持台54に形成した螺孔68,68に螺合する。そして、前記連結部76、76の基部は、前記上支持部材31の両係合凹部57,57に嵌合するとともに、上補強部材43の切欠部52,52と脚板部30の切欠部51,51を通して当該端部脚体3の両側方へ突出する。また、前記連結部76には、螺孔78と貫通孔79の対をその長手方向に前記端部脚体3の横幅の半分だけずらせて二対設けている。
そして、前記十字形金具13の連結部76,76に前記ビーム9,9の一端部を浅く外嵌した後、上方から前記取付孔72を通したネジ80を連結部76の先端側の螺孔78に螺合する。そして、図13に示すように、前記ビーム9の貫通孔73は前記連結部76の先端側の貫通孔79と一致するので、両者に下方からネジ19を通し、前記L形天板1と矩形天板2の下面に形成した螺孔20に螺合する。この場合、前記中間部脚体4の中心線はL形天板1と矩形天板2の接合線に一致する。尚、矩形天板2,2同士の連結においても同様である。
また、図8〜図10に示すように、前記コーナー脚体5の上端の前部に固定した受け金具14は、アルミダイキャスト製のブロック体であり、前記コーナー脚体5の上端に取付ける固定部81と、該固定部81から前方へ延び、前記連結金具15,15を角度調節可能に連結する二方連結部82と、前記固定部81の両側に延びた翼部83,83とを有している。前記固定部81は、ボルト84,…にて前記コーナー脚体5の上端に固定する。前記二方連結部82は、外周が円弧状となっており、円弧状の外周縁に沿って三つの孔が連続した多連孔85,85を上下貫通形成している。ここで、両多連孔85,85の接近した内側の孔部から離間した外側の孔部へ三対あり、それぞれ内側から外側へ順に90°、120°、135°の角度に、前記連結金具15,15をボルト86で連結できるようになっている。また、前記連結金具15は、アルミダイキャスト製のブロック体であり、前記受け金具14の二方連結部82に連結する基部87と、該基部87から延びた連結部88とからなり、該連結部88には前記ビーム9を外嵌した際に、前記取付孔72に対応する位置に螺孔89、前記貫通孔73に対応する位置に貫通孔90を形成している。そして、下方から前記貫通孔73と貫通孔90にネジ19を通し、L形天板1の螺孔20に螺合する。
また、図6に示すように、前記端部脚体3の上支持部材31の前部に凹段部91を形成し、該凹段部91に前記短連結板16の一端部を嵌合し、該端部に形成した取付孔92,92に上方からネジ93,93を挿通し、前記凹段部91に形成した螺孔94,94に螺合して取付ける。そして、前記短連結板16の突出側端部に形成した通孔95を通してネジ19をL形天板1又は矩形天板2の螺孔20に螺合する。一方、図7に示すように、前記中間部脚体4の上支持部材31の凹段部91に、前記長連結板17の中央部を嵌合するとともに、該中央部に形成した取付孔92,92に上方からネジ93,93を挿通し、前記凹段部91の螺孔94,94に螺合して取付ける。そして、前記長連結板17の両突出端部に形成した通孔95,95を通してネジ19,19をL形天板1と矩形天板2の螺孔20,20にそれぞれ螺合する。尚、前記上支持部材31の前端部には、上下に貫通した連結孔96を形成してあり、前記端部脚体3では下方から固定ネジ97を挿通してL形天板1又は矩形天板2の螺孔20に螺合する。
このように、下方から複数箇所でネジ19,…や固定ネジ97をL形天板1と矩形天板2の複数の螺孔20,…に位置を合わせて螺合する必要がある。この位置決めを容易にするために、前記T字形金具12、十字形金具13、受け金具14、短連結板16及び長連結板17の上面にダボ98,…を突設し、前記L形天板1と矩形天板2の下面の所定位置に予め形成しておいた前記係合穴40,…に係合するようにしている。
このようにデスクの基本構成は完成するが、前記幕板6の背後に目隠しパネル7を取付けるには、図3、図15及び図17に示すように、前記幕板6の両側下端に前記受片22,22を取付け、また目隠しパネル7の前面両側部に前記係止金具23,23を取付けておき、該係止金具23の下端の突片26を、前記幕板6の下端後方に臨んだ前記受片22の係合孔25に落とし込むと同時に、前記係止金具23の上端のフック片27を、前記幕板6の両側上端に取付けた上端キャップ21の傾斜面24に載支し、該フック片27に形成した通孔99に上方から挿通した固定ネジ100を前記傾斜面24に形成した螺孔101に螺合して取付ける。ここで、前記係止金具23のフック片27が上端キャップ21の傾斜面24に載支したので、前記目隠しパネル7の自重によって前記幕板6の背面に接近するように作用するので、前記固定ネジ100を螺孔101に螺合する前に前記目隠しパネル7から手を離してもその状態は維持されている。
また、図15〜図17に示すように、前記幕板6の両側上端部の上端キャップ21と、前記係止金具23の上端部と、前記押え金具63と、更に前記上支持部材31の後端部とを隠蔽するための化粧キャップ102を嵌着している。ここで、前記化粧キャップ102は、前記幕板6の外形に連続するキャップ本体102Aと前記ダクト開口10に延びた鍔部102Bを有し、下方に開放した形状であり、前記キャップ本体102Aの後壁部102Cが、前記係止金具23の上端を前方へ板厚分だけ段折りすることによって形成された隙間103に挿入される。尚、前記化粧キャップ102の保持は、キャップ本体102Aの下端に突設した爪部102Dを前記上端キャップ21の適所又は幕板6に形成した係合部に係合させる等で保持する。
次に、図18〜図24に基づいて更に本発明を詳細に説明する。特に工夫をした部分は、前記端部脚体3及び中間部脚体4を構成する脚板部30の構造である。前述のように、前記端部脚体3及び中間部脚体4において、上支持部材31と下支持部材32は共用することは既に説明した。そして、前記端部脚体3及び中間部脚体4で異なる構造は、脚板部30の胴板41の形状のみであることも説明した。本発明では、前記脚板部30として安価に製造できる板金加工を採用し、強度を高めるために周囲が閉じた袋状構造としたのである。即ち、両側面板41A,41Aと後面板41Bとで平面視略コ字形に折曲形成した胴板41の前端開放部に前補強部材42を溶接して塞ぎ、また上下開放部に上補強部材43と下補強部材44を溶接して塞ぎ、略閉じた偏平な箱型構造としたのである。そして、前記上補強部材43と下補強部材44は、全く同一の部材であり、上下反転して使用している。また、前記上補強部材43及び下補強部材44は、端部脚体3と中間部脚体4とに共用できるように、左右対称形に構成している。
そして、前記脚板部30の胴板41は、図18、図20、図21及び図22に示すように、前記両側面板41A,41Aの上縁と前縁とにそれぞれ内向きに対向するように折曲して上折曲縁41C,41Cと前折曲縁41D,41Dを形成している。また、図19に示すように、前記両側面板41A,41Aの下縁に内向きに対向するように折曲して下折曲縁41E,41Eを形成している。また、前記縦ダクト34の上端部は前記上補強部材43の固定部36を逃すために切欠部41Fを形成している。前記前補強部材42は、断面略コ字形であり、前方へ向いた両折曲片42A,42Aを有している。また、前記上補強部材43は、上方開放した断面略コ字形の装着部45と該装着部45の後端中央部から後方へ延びた幅狭の当止部46を有し、前記装着部45の両側片47,47を部分的に外側へ突出した溶接部47A,…を形成し、また前記当止部46の両側片46A,46Aも溶接部となっている。また、前記当止部46の後端には後方へ円弧状に突出した接触部46Bを形成している。ここで、前記当止部46の横幅は、図24に示すように、前記中間部脚体4に用いる脚板部30の両縦ダクト34,34の内面間隔と一致させ、また全長にわたって同一横幅である。前記下補強部材44は、前記上補強部材43と全く同一であるので、同一符号を用いて、詳細な説明は省略する。
そして、前記胴板41に、前記上補強部材43、下補強部材44及び前補強部材42を溶接する。その溶接手順は以下のようである。先ず、前記胴板41の両側面板41A,41Aの前部を若干押し広げた状態で、前記前折曲縁41D,41Dの間を通して前方から前記上補強部材43を挿入し、前記当止部46の接触部46Bを胴板41の後面板41Bに当止するとともに、前記両側片47,47の上端縁を前記上折曲縁41C,41Cに当止して位置決めし、片方の側面板41Aに前記溶接部47A,…をスポット溶接する。それから、前記前補強部材42を前記両側面板41A,41Aの前端部間に挿入し、両折曲片42A,42Aの端縁を前記前折曲縁41D,41Dに当止するとともに、上端を前記上補強部材43の底板48に当止して位置決めした状態で、同じく片方の側面板41Aに前記折曲片42Aをスポット溶接する。そして、前記側面板41A,41Aの下部の前部を若干押し広げた状態で、前記前折曲縁41D,41Dの間を通して前方から前記下補強部材44を挿入し、前記当止部46の接触部46Bを胴板41の後面板41Bに当止するとともに、底板48を前記前補強部材42の下端に当止して位置決めし、同じく片方の側面板41Aに前記溶接部47A,…をスポット溶接する。最後に、他方の側面板41Aに前記上補強部材43及び下補強部材44の溶接部47A,…と前記前補強部材42の折曲片42Aをスポット溶接する。ここで、前記当止部46の側片46Aも前記縦ダクト34の内面にスポット溶接する。更に、強度を高めるために、前記当止部46の接触部46Bを胴板41の後面板41BにCO2溶接することもある。
尚、前記上補強部材43の両側の溶接部47A,…と当止部46の側片46Aとも、最初に前記胴板41の両側面板41A,41Aにスポット溶接することも可能である。その場合、前記前補強部材42は、両側面板41A,41Aの前折曲縁41D,41D間を通過できるように回転させながら前方から挿入し、片方の側面板41Aに一方の前記折曲片42Aをスポット溶接する。そして、両側面板41A,41Aの下部の前部を押し広げて前記下補強部材44を前方から挿入して位置決め後、両側面板41A,41Aに溶接部47A,…をスポット溶接する。最後に、残りの前記折曲片42Aを側面板41Aにスポット溶接する。
このように、前記上補強部材43及び下補強部材44は、前記胴板41の両側面板41A,41Aの上縁に上折曲縁41C,41Cを有し、下縁に下折曲縁41E,41Eを有し、上下方向から挿入できなくても、前記当止部46を幅狭で前後方向に同一横幅に形成したことにより、前方から挿入できるのである。
このように板金加工によって作製した前記脚板部30の上補強部材43の装着部45に、前記上支持部材31の固定部36を上方から嵌合し、ボルト49,…を通孔55,…に挿通して底板48に形成した螺孔50,…に螺合するのである。ここで、前記固定部36の下部両側には、前記縦ダクト34を逃すための凹部36A,36Aを形成している。同様に、前記脚板部30の下補強部材44の装着部45に、前記下支持部材32の固定部38を嵌合してボルト止めする。ここで、前記下支持部材32の固定部38の上部両側にも、前記縦ダクト34を逃すための凹部38A,38Aを形成するとともに、該固定部38の後部両側と凹部38A,38A内には、前記胴板41の下端を当止する位置決め用のリブ38Bを突設している。前記上支持部材31の両凹部36A,36Aの間の部分は、前記上補強部材43の当止部46の両側片46A,46A間に嵌合し、同様に前記下支持部材32の凹部38A,38Aの間の部分は、前記下補強部材44の当止部46の両側片46A,46A間に嵌合する。そして、前記上支持部材31と下支持部材32を前記脚板部30の上下端部に固定する際に、前記化粧部材33の両係合溝58,58を脚板部30の前折曲縁41D,41Dに係合させるとともに、前記上支持部材31の立下部37Aと下支持部材32の立上部39Aのそれぞれに突設した突起59,59を、該化粧部材33の上下端の空間部33A,33Aに嵌入して保持する。
そして、前記脚板部30の上端部に上補強部材43を固定した状態では、該上補強部材43の上端が脚板部30の上折曲縁41C,41Cから若干突出し、前記上補強部材43に前記L形天板1又は矩形天板2が載置された状態で取付けられた際に、該天板の側縁と上補強部材43の上端及び上折曲縁41Cとで水平な目地部が形成される。また、前記脚板部30の下端部に下補強部材44を固定した状態では、該下補強部材44の凹陥縁32Dと前記脚板部30の下折曲縁41E,41Eとが同一直線上に位置する。
本発明に係る組立式デスクの代表的構成例を示す全体斜視図である。 同じく端部脚体側から見た側面図である。 同じく縦断面図である。 端部脚体の形状を示す部分斜視図である。 端部脚体の構造と天板との関係を示す分解斜視図である。 端部脚体と天板との組立構造を示す分解斜視図である。 中間部脚体と天板との組立構造を示す分解斜視図である。 受け金具と連結金具を取付けた状態のコーナー脚体の側面図である。 同じくコーナー脚体の平面図である。 L型デスクのコーナー部の構造を示す部分平面図である。 平デスクを左右に並べて設置した状態の省略平面図である。 平デスクを構成する場合のT字形金具とビームの連結形態を示し、(a)は一部省略平面図、(b)は一部省略断面図である。 L型デスクと平デスクを連設するデスク構成における中間部脚体、十字形金具及びビームとの関係を示す省略平面図である。 十字形金具とビームの連結形態を示し、(a)は一部省略平面図、(b)は一部省略断面図である。 脚体の後端部に幕板と目隠しパネルを取付ける構造を示す分解断面図である。 中間部脚体に幕板の取付ける構造を示す部分斜視図である。 脚体の後端部に幕板と目隠しパネルを取付けた状態の部分断面図である。 端部脚体の上部構造を示す分解斜視図である。 端部脚体の下部構造を示す分解斜視図である。 端部脚体に用いる脚板部の上部の部分斜視図である。 同じく脚板部の平面図である。 同じく脚板部の上部の部分側面図である。 同じく脚板部の上部の部分正面図である。 中間部脚体に用いる脚板部の平面図である。
符号の説明
1 L形天板 2 矩形天板
3 端部脚体 4 中間部脚体
5 コーナー脚体 6 幕板
7 目隠しパネル 8 上キャビネット
9 ビーム 10 ダクト開口
11 支柱 12 T字形金具
13 十字形金具 14 受け金具
15 連結金具 16 短連結板
17 長連結板 18 固定板
19 ネジ 20 螺孔
21 上端キャップ 22 受片
23 係止金具 24 傾斜面
25 係合孔 26 突片
27 フック片 28 凹部
29 斜縁 30 脚板部
31 上支持部材 32 下支持部材
33 化粧部材 34 縦ダクト
35 ダクトカバー 36 固定部
37 アーム部 38 固定部
39 アーム部 40 係合穴
41 胴板 41A 側面板
41B 後面板 42 前補強部材
43 上補強部材 44 下補強部材
45 装着部 46 当止部
47 側片 48 底板
49 ボルト 50 螺孔
51 切欠部 52 切欠部
53 凹陥部 54 支持台
55 通孔 56 立壁
57 係合凹部 58 係合溝
59 突起 60 傾斜後面板
61 係止具 62 係止孔
63 押え金具 64 化粧支柱
63A 下向き爪 6A 係合段部
65 取付部 66 連結部
67 ボルト 68 螺孔
69 係合凸部 70 螺孔
71 貫通孔 72 取付孔
73 貫通孔 74 ネジ
75 取付部 76 連結部
77 ボルト 78 螺孔
79 貫通孔 80 ネジ
81 固定部 82 二方連結部
83 翼部 84 ボルト
85 多連孔 86 ボルト
87 基部 88 連結部
89 螺孔 90 貫通孔
91 凹段部 92 取付孔
93 ネジ 94 螺孔
95 通孔 96 連結孔
97 固定ネジ 98 ダボ
99 通孔 100 固定ネジ
101 螺孔 102 化粧キャップ
103 隙間

Claims (4)

  1. 天板の両側部を側面視略コ字形の脚体で支持してなるデスクの脚装置において、前記脚体は、少なくとも上下方向に延び板金加工で作製した脚板部と、該脚板部の上端に取付ける上支持部材と、該脚板部の下端に取付ける下支持部材とを備え、前記脚板部は、少なくとも胴板と、上補強部材及び下補強部材とからなり、前記胴板は、両側面板と後面板とを有する断面略コ字形で、両側面板の少なくとも上下縁に内向きに対向する上、下折曲縁を形成するとともに、一方又は両方の側面板の後部に縦ダクトを形成するための凹溝を形成してなり、前記上補強部材及び下補強部材は、同一部材で左右対称形であり、互に上下反転して使用し、前記上支持部材又は下支持部材の固定部を受け入れる断面略コ字形の装着部と、該装着部の後端で左右中央部から後方へ延びた横幅が狭い当止部とからなり、前記上補強部材及び下補強部材を前方から前記胴板の両側面板間に挿入し、前記当止部の後端を後面板に当止した状態で両側面板に溶接したことを特徴とするデスクの脚装置。
  2. 前記上補強部材及び下補強部材の装着部は、両側片と底板とからなる断面略コ字形であり、前記上補強部材の両側片の上端を前記胴板の上折曲縁に当止して位置決めしてなる請求項1記載のデスクの脚装置。
  3. 前記胴板の両側面板の前縁に、内向きに対向する前折曲縁を形成し、断面略コ字形の前補強部材の両折曲片を該前折曲縁に当止するとともに、上下端を前記上補強部材及び下補強部材の装着部に当止した状態で両側面板に溶接してなる請求項1又は2記載のデスクの脚装置。
  4. 前記上補強部材及び下補強部材の当止部に前記胴板の側面板に形成した縦ダクトの内面を溶接してなる請求項1〜3何れかに記載のデスクの脚装置。
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