JP4450363B2 - 組立式収納家具 - Google Patents

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Description

本発明は、組立式収納家具の構成に係り、より詳しくは、左右一対の側板と、地板及び天板とで構成した枠体の上下中途部に構造棚板を連結して収納空間を形成し、前記収納空間を塞ぐための開閉扉及び/または引き戸を前記構造棚板の前端側に配置し、これに応じて構造棚板の上面の全体を平坦な棚カバー体で覆うことができる組立式収納家具の構造に関するものである。
従来、組立式のキャビネットとして、左右一対の側板と地板及び天板との間に中間の棚板を複数配置する構成として、左右一対の外板の内面に縦長の棚受け部材をビス止めし、棚受け部材の同じ高さ位置の係止溝孔に棚板の左右両側縁を差込み支持させる構成が知られている(特許文献1)。
また、組立式戸棚における左右一対の側板の内面に前後一対の縦長の枠柱を固定し、前後一対枠柱間に前後に長い棚受け棒を水平状に固定し、この棚受け棒に中間の棚板の左右両側の係止部を載置するように構成したものが知られている(特許文献2)。
さらに、製造、保管、運搬、解体が容易で強度の高い枠体構造を有する組立式収納庫本体として、天板、地板及び左右側板は、それぞれ外壁部と、その外壁部の内側に外壁部と協働してその長さ方向に延びる中空状の補強部を備える。天板及び地板の左右端部と左右側板の上下端とを連結するコーナ連結部材は、天板、地板及び側板の奥行き寸法に略等しい長さの基片に互いに直交する方向に延びる嵌合片を備え、この嵌合片を、前記補強部の中空部内に嵌め入れた後、締結ねじにて固定するものが知られている(特許文献3)。
実公昭63−20346号公報(第1図参照) 実公昭46−6630号公報(第3図、第6図参照) 特開2002−78537号公報(図5及び図7参照)
しかしながら、前記特許文献1〜3に記載の組立式収納家具では、収納家具における枠体の上下中途部を仕切る中間棚で前記枠体に上下の収納空間を形成したとき、開閉扉の蝶番や引き戸のレール部材は前記枠体に取付けることはできても、前記中間棚に設けることはできなかったから、その各収納空間毎の前面を覆うために開閉扉を上下別々に設けたり、開閉扉と引き戸のように種類の異なる開閉部材を上下に配置するには、前記中間棚とは異なる部材、もしくは追加的部材を必要とするという問題があった。
本発明の目的は、収納家具の枠体内の収納空間を構造棚板にて上下に分割でき、この構造棚板を利用して上下部位に開閉扉や引き戸を簡単に装着でき、且つ構造棚板の上面を平坦にできる棚カバー体も装着できるようにした外観の優れた組立式収納家具を提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の組立式収納家具は、左右一対の側板と、地板及び天板と、これらの部材の端部間を連結するための連結部材とにより枠体を構成する組立式収納家具であって、前記地板、天板及び側板は、その前後側縁に沿って長く、且つ前記収納家具の側断面にて中空でL字状の端段部を有し、前記断面L字状の端段部の向きは、それぞれ枠体の前後端で高さが低く、内側で高い段付き状に形成され、前記中空でL字状の端段部のうち、前記地板、天板及び側板の端面側から前記連結部材を嵌合するように構成されており、前記枠体で囲まれる収納空間を上下に仕切るための構造棚板の奥行き寸法は、前記枠体の奥行き寸法より短く形成され、1乃至複数の構造棚板を前記側板の内面に着脱可能または固定式に装着し、前記構造棚板の前後側縁には、それぞれ収納家具の前後端で高さが高く、内側には高さの低い段差部を有して、前記収納家具の側断面にて横向きT状の端段部を有し、前記構造棚板における前記T状の端段部の前端面及び前記地板及び天板における前記L字状の端段部の前端面には、前記開閉扉に対する蝶番手段及び/または前記引き戸に対するレール部材の支持ブラケットを突設させるための取り付け孔を備え、この取り付け孔より内側に前記蝶番手段及び支持ブラケットの固定用の取付け部を備えたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の組立式収納家具において、前記構造棚板上には、前記端段部における少なくとも段差部を覆うように棚カバー体を着脱可能に配置したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の組立式収納家具において、前記棚カバー体は、前記枠体の前端側に配置する開閉扉、引き戸等の閉止部材の種類に応じて形態を異なるように形成したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の組立式収納家具において、前記枠体の後面側の内周の端段部のうち高さの低い個所には、前記収納空間の後面側を塞ぐように、背板を配置し、該背板の上下端部を、前記地板、天板及び構造棚板における後側の前記各端段部の高い段差部に係止または締結したものである。
請求項1の発明によれば、構造棚板の奥行き寸法は枠体の奥行き寸法より短く、且つ構造棚板の断面T状の端段部の下面に取付け部を備えることにより、前記端段部の前端面に前記開閉扉に対する蝶番手段及び/または前記引き戸に対するレール部材の支持ブラケットを突設させて取り付けすることが簡単にでき、組み立て施工が容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記構造棚板上には、前記端段部における少なくとも段差部を覆うように棚カバー体を着脱可能に配置したものであるから、蝶番手段や引き戸に対するレール部材の支持ブラケットの取り付け部の上面を棚カバー体で覆って外観を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、開閉扉、引き戸等の閉止部材の種類に応じて棚カバー体の形態を変更したものを、簡単に装着でき、収納家具の収納空間の種類の変更に即応できる。
請求項4に記載の発明によれば、収納家具の裏面(背面)を塞ぐ背板を至極簡単に取り付けし、且つ締結手段も少なくて済み、組み立て施工が容易となる。
次に、本発明を具体化した実施形態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の組立式家具の斜視図、図2は図1のII−II線矢視側断面図、図3は構造棚板を装着する場合の斜視図、図4は天板、地板、外側板、中側板、端用連結部材、増連用連結部材の斜視図である。
図1〜図4に示すように、本発明に係る組立式収納家具1(以下、単に収納家具1という)は、左右一対の外側板2、2と、該両外側板2、2の間に配置する1乃至複数の増連用側板3と、1乃至複数の地板4及び天板5とを、互いに直交するように、端用連結部材6及び増連用連結部材7とを介して着脱自在に連結して枠体を増連可能にしたものである(但し、図1及び図2において一方の外側板は図示していない)。なお、収納空間を増設しない単位組立式収納家具とするときには、左右一対の外側板2、2と1つの地板4及び天板5と4つの端用連結部材6とにより構成されることになる。
本実施形態では、外側板2、中側板3、地板4及び天板5は薄い金属板を折り曲げる等して平面視矩形状に形成されており、各板2〜5の幅寸法D0は収納家具1(枠体)の奥行き寸法D0(図1及び図3参照)と同じに設定されている。また、端用連結部材6及び増連用連結部材7は、ABS樹脂材やアルミダイカスト等からなる一体成形品であり、端用連結部材6長さ寸法も組立式収納家具1の奥行き寸法D0と同じに設定されている。増連用連結部材7の長さ寸法D1はD0より若干短い。
なお、第1の実施形態では、地板4の下面に高さ調節可能な足体8(図15の詳細図参照)を介して床面に支持されている。また、外側板2と増連用側板3との間の中途高さ位置に、後に詳述するような1枚の構造棚板70を外側板2及び増連用側板3の各内面側に固定することにより、枠体内に上下に収納空間を形成する(図2参照)。
[地板4及び天板5] 地板4及び天板5の基本形は、それぞれ広幅の平板10の前後側縁に沿って収納家具1(枠体)の奥行き方向に延びる断面略L字状の前後端段部11、12が形成されている(図4、図5参照)。この前端段部11と後端段部12は前記端用連結部材6の一部が嵌まり込む中空状の端嵌合部に形成されるものであって、補強部と兼用される。この前後端段部11、12の長さは地板4及び天板5の幅寸法D0に等しい(図8参照)。前後端段部11、12では、地板4及び天板5の前後側縁にて高さ寸法(L1)の低い端部14と、端部14の奥側(収納家具1の奥行き側の内方)にて高さ寸法(L2)の大きい段付き部15とにより、略L字状の中空状の嵌合部が形成される(図5(a)及び図5(b)、図8参照)。この端部14と段付き部15と補助嵌合部18とは、前後端補強枠13を屈曲形成して平板10の内面にスポット溶接して固定することにより形成される。
また、前記平板10の内面の略中央部には、家具の奥向き方向に長い断面コ字状の中央補強枠16を家具1の間口方向に延びるように添設してスポット溶接にて固定し、該中央補強枠16と平板10とで囲まれた中空状の中央嵌合部17と補助嵌合部19とを構成する。なお、前記端部14の長さは平板10の間口寸法W0に等しいが、段付き部15、補助嵌合部18、中央嵌合部17及び補助嵌合部19は、図5(a)及び図8に示すように、平板10の間口き方向の両端縁からW1だけ入り込んで短く形成されている。地板4及び天板5は同一形状であり、且つ前後端段部11、12も同じ寸法であり、収納家具1の奥行き方向に対称形状であるので、事実上、上下左右に反転させて共用できるものである。
[外側板] 外側板2の基本形は図4に示すが、地板4及び天板5の基本形と略同じであり、図6(a)及び図6(b)に示すごとく、外側板2の外面を構成する平板10の上下方向に沿って延びる前後縁片を内方向に断面コ字状に折曲げた屈曲部と、平板10の内面にスポット溶接して固定する金属板製の前後端補強枠13と、平板10の前後側縁にて高さ寸法(L1)の低い端部14と、端部14の奥側(収納家具1の奥行き側の内方)にて高さ寸法(L2)の大きい段付き部15とにより、略L字状の中空状の嵌合部が形成される。また、前記平板10の内面の略中央部には、家具の奥向き方向に長い断面コ字状の中央補強枠16を家具1の間口方向に延びるように添設してスポット溶接にて固定し、該中央補強枠16と平板10とで囲まれた中空状の中央嵌合部17と補助嵌合部19とを構成する。なお、前記端部14の長さは平板10の高さ寸法に等しいが、段付き部15、補助嵌合部18、中央嵌合部17及び補助嵌合部19は、図6(a)に示すように、平板10の間口方向の両端縁からH1だけ入り込んで短く形成されている。外側板2は、上下左右に反転させて左右両側の部分に共用できるものである。
[増連用側板] 増連用側板3の基本形は図4、図8、図7(a)及び図7(b)に示すごとく、広幅(奥行き寸法D0)の平板20の略中央部にてコ字状に屈曲され、上下方向に延びる中央補強枠21と、それに隣接する補助補強部22と、平板20の前後端縁に沿って上下に延びるように平板20の前後縁片を内方向に断面L字状に折曲げた屈曲部と、略T字状乃至十字状の前端段部24と後端段部25とを有して平板20の片面にスポット溶接して固定する金属板製の断面L字状に折曲げた前後端補強枠26とにより構成され、この2枚の平板20を前記中央補強枠21等が相対向し、且つ内部に中空部が形成されるように重ねて、スポット溶接したものである。
従って、増連用側板3の奥行き寸法の中央部に上下方向に延びる矩形中空状の中央嵌合部23が形成され、その両側に補助嵌合部22aが形成されている。そして、前記T字状の前後両端段部24、25は平板20の間口前面に沿って延びる高さ寸法(L1)の低い端部27と、該端部27の奥側(収納家具1の奥行き側の内方)にて高さ寸法(L3)の大きい段付き部28とにより形成されて、端段部24と後端段部25とは略T字状乃至十字状の中空状の嵌合部が形成される(図7(a)、図7(d)及び図8参照)。なお、前記端部27の長さは平板20の高さ寸法H0に等しいが、段付き部28、中央嵌合部23及び補助嵌合部22aは、図7(a)に示すように、平板20の上下両端縁からH2だけ入り込んで短く形成されている。
前記外側板2、地板4、天板5における前端段部11と後端段部12と、増連用側板3における前端段部24と後端段部25とは同一形状である。
[端用連結部材6及び増連用連結部材7] 次に、端用連結部材6及び増連用連結部材7の構成について説明すると、図9(a)〜図9(d)は端用連結部材6の斜視図であり、断面略矩形の基体30は、D0の長さを有して収納家具1(枠体)の奥行き方向に延びる。この基体30の角部には前記平板10、20の板厚さ分だけ突出した角片30aが形成されている。基体30の前後両端部には、それぞれ第1端嵌入片31a,31bと、第2端嵌入片32a,32bと、中央嵌入片33a,33bとが互いに直交する方向に突出するように設けられている。また、長さの短い中央嵌入片33aの前後両端部には適宜離間して補助嵌入片33cが突出しており、両補助嵌入片33c間の距離が中央嵌入片33bの長さに等しく設定されている。
断面L字状の第1端嵌入片31a,31b、断面L字状の第2端嵌入片32a,32bは、それぞれ地板4、天板5及び外側板2における前後端の略L字状の中空状の嵌合部を有する前端段部11と後端段部12にそれぞれ左右方向(間口方向)から嵌入できるものである。第1端嵌入片31a,31b及び第2端嵌入片32a,32bには、基体30の前後端面方向に延びて低い高さの前端部14内にきっちりと嵌まる薄板状の嵌入部35aと、高い高さの段付き部15内にきっちりと嵌まる断面略矩形状のボス部35bとが一体的に形成されている。
また、第1端嵌入片31a,31b及び第2端嵌入片32a,32bは、端用連結部材6と後述する増連用連結部材7とを背中合わせにした状態で、増連用側板3における断面T状の前端段部24及び後端段部25の一部に上下方向からきっちりと嵌入できるものである。
一方、中央嵌入片33aと補助嵌入片33cとの対及び中央嵌入片33bは、それぞれ地板4、天板5及び外側板2における中央嵌合部17に対してきっちりと嵌入できる形態である。
また、増連用側板3における中央嵌合部23に対しては、端用連結部材6と後述する増連用連結部材7とを背中合わせにした状態で、中央嵌入片33aと補助嵌入片33cとの対及び中央嵌入片33bが(後述する)増連用連結部材7における中央嵌入片43aと背中合わせ状態で上下方向からきっちりと嵌入できる形態である。
実施形態では、端用連結部材6は基体30の長手方向の中央に対して左右対称形状に形成されている(図9(a)〜図9(d)参照)。なお、端用連結部材6による地板4と外側板2との連結角部(直角連結箇所部)や天板5と外側板2との連結角部、前記端用連結部材6と増連用連結部材7とを背中合わせにした状態で連結する間口方向に並ぶ2つの地板4と増連用側板3とのT状連結部において、収納家具1の外面には、端用連結部材6における角片30aが収納家具1(枠体)の奥行き方向に沿って長く露出し、また、収納家具1(枠体)の前面及び後面には角片30aの端面36が露出することになる(図1参照)。
端用連結部材6とほぼ同じ形態の増連用連結部材7は、前記前後両端に位置する薄板状の嵌入部35aを削除した状態の長さを有して奥行き方向に延びる細長い基体40を有する。図10(a)〜図10(d)に示すように、基体40の前後両端部には、第1端嵌入片41a,41bと、第2端嵌入片42a,42bと、中央嵌入片43a,43bとがそれぞれ互いに直交する方向に突出するように設けられている。第1端嵌入片41a,41bは増連用側板3のT状の前後端段部24、25における段付き部28の一部に嵌まり、第2端嵌入片42a,42bは、地板4及び天板5の前後端段部11、12における段付き部15にぞれぞれ嵌まる。
なお、中央嵌入片43aの前後両端部には適宜離間して補助嵌入片43cが突出しており、両補助嵌入片43c間の距離が中央嵌入片43bの長さに等しく設定されている。また、実施形態では、増連用連結部材7も基体40の長手方向の中央に対して左右対称形状に形成されている。
端用連結部材6と増連用連結部材7とを背中合わせにして重ねた状態では基体30より基体40の高さ寸法が角片30aの高さ寸法だけ低いため、間口方向に増連する地板4の間及び天板5の間には前記角片30aのみ露出するのである。
前記端用連結部材6と増連用連結部材7における中央嵌入片33a,33b,43a,43bの片面には、地板4、天板5、外側板2及び増連用側板3との固定のための締着ネジの皿状頭部やなべ状頭部が突出しないようにするための凹溝45aが形成され、その凹溝45aに対応する箇所にねじ込み用下孔45がそれぞれ穿設されている(図9、図10参照)。地板4、天板5、外側板2及び増連用側板3における中央補強枠16、21には、前記下孔45に対応する箇所に取り付け孔を有する皿状等の凹部37が形成され(図5、図6及び図7参照)、この凹部37に前記固定用の締着ネジの頭部が位置する。
なお、地板4、天板5及び外側板2における中央嵌合部17内には、端用連結部材6における中央嵌入片33a,33bの挿入を容易にするために設けられた誘い込み溝38に対するリブ38aが固定されている(図5、図6、図9及び図10参照)。
[構造棚板] 次に、一対の外側板2、2間または外側板2と増連用側板3との間の中途高さ位置で水平に連結し、収納家具1(枠体)の内部を上下に区切って複数の収納空間を形成するための棚板としての構造棚板70について、図2、図3、図11及び図12を参照しながら説明する。構造棚板70の基本形は、図11及び図12(a)〜図12(c)に示すように、金属板からなる平板71の奥行き寸法D3は収納家具1(枠体)の奥行き寸法D0から前記前後端部11、12のうちの高さ寸法が大きい段付き部15を除いた部分の奥行き寸法D2の2倍を除した値(寸法D3=D0−D2×2)であり(図2参照)、平板71の間口方向の長さは、左右の外側板2、2の内面間(中央嵌合部17、17間)もしくは外側板2と増連用側板3の内面間(中央嵌合部17、23間)の寸法に等しく形成されている。
平板71の前後縁部には、間口方向に延び、断面横向きT字状に屈曲させた前後端段部72と、高さの低い段差部73とを有し、平板71の奥行き方向の略中央部にてコ字状に屈曲され、間口方向に延びる断面コ字型の補強枠72がスポット溶接された断面コ字状で同じく間口方向に延びる中央補強枠73とを有する。前記段差部73の下面側には、後述する蝶番手段80または引き戸用のレール部材81の取付け部と補強枠兼用で断面コ字状の取付け部材75を間口方向に延びるように配置してスポット溶接にて固着する。平板71の左右両側を下向きに折り曲げた縦側片77には、外側板2や増連用側板3の内面(中央補強枠16、21)に締着ネジにて固定するための下孔78が穿設されている(図11(c)、図12参照)。また、前記前後端段部72には、間口方向の端部寄り部位に、前記蝶番手段80の取付け基部80aまたは引き戸用のレール部材81の支持ブラケット82を前記取付け部材75に挿入するための取付け孔79が上下2段にて穿設されている(図11(b)参照)。この構造棚板70も収納家具1の奥行き方向の中央部に対して対称形状に形成されている。
なお、前後端段部72と高さの低い段差部73とに跨がって、その下面側には、間口方向に寸法W3だけ突出する補強部材76が溶接固定して設けられる(図11(a)及び図12参照)。この補強部材76は構造棚板70の左右両側の前後に合計4つ設けられている。この各補強部材76は、外側板2や増連用側板3の内面に後付けするオプション部材83(図示しないが、抽斗の左右を摺動自在に支持するための抽斗レールの支持側板や、中間棚板の左右両側を支持するための棚板支持側板等)に当接支持させたりネジ止め固定する。
次に、構造棚板70を利用して、収納家具1の前面を開閉する回動式(観音扉式)の開閉扉50もしくは引き戸51を装着する構成について説明する。図14〜図17は、開閉扉50の基部を蝶番手段80を介して収納家具1の前面側に取付けする構成を示す。前記地板4及び天板5における前端段部11(後端段部12)の段付き部15と補助嵌合部18とには、図5(c)、図14に示すごとく、横長の取付け孔52が穿設されており、前記の構造棚板70における前端段部72及び取付け部材75に取付け孔79が上下2段にて穿設されている。そこで、天板5と構造棚板70との間、または、構造棚板70と地板4との間に開閉扉50を配置するには、各開閉扉50の上下端の基部側に蝶番手段80の先端側取付け片80bをネジ53等に固定する一方(図14、図15及び図17参照)、蝶番手段80の平板ブラケット状の基部80aを前記取付け孔52及び取付け孔79に差込み、補助嵌合部18及び取付け部材75にネジ54にて固定する。なお、構造棚板70に対しては段差部73内にネジ54の頭が露出しているように取り付けする。他方、天板5の補助嵌合部18には、前記基部80aに穿設された抜け止め孔55に係止する抜け止め用舌片56が切り起こし形成されている。図14及び図16に示すように、全閉状態の開閉扉50は収納家具1(枠体)の前面内に入り込み、全開する開閉扉50は収納家具1(枠体)の前面より前に突出しているように(図16二点鎖線参照)、蝶番手段80は偏心機構を備えている。
そして、前記構造棚板70における段差部73の上面や地板4における補助嵌合部18のネジ54の頭を隠し、蝶番手段80の取り付け部が外から見えないようにするための棚カバー体84、85を、構造棚板70や地板4の上面に対してそれぞれ着脱可能に載置するものである(図13、図14、図15及び図17参照)。これらの棚カバー体84、85の前端部分のみ浅い段差57が間口方向に延びるように形成されている。特に構造棚板70に対しては前後端段部72の上面と段差57の上面とが同一平面となるように形成されている(図14参照)。
後述する引き戸51のレール部材81を取り付けた場合には、構造棚板70の前端段部72に載置され、下向き突起87で段差部73に嵌まって前後移動不能にした棚カバー体84′の形態を採用して、段差部73におけるネジ64の頭を隠し、且つ構造棚板70の上側全体を広く平坦面にして物品の載置面積を大きくすることができる(図20参照)。
なお、観音開き式の開閉扉50の一方の内面の上下端には、把手58と一体的に回動するラッチ軸59によりラッチ解除できるようにしたラッチ装置60が配置されている。このラッチ装置60におけるラッチ爪60aはラッチ軸59の回動にて昇降動し、地板4及び天板5の段付き段部15の裏面側の係止部61、及び構造棚板70における前後端段部72の裏面側の係止部(図示せず)に対してラッチ軸59の軸線方向に移動してラッチ解除できる構成である(図18(a)及び図18(b)参照)。その場合、棚カバー体84、85の段差57に前記ラッチ爪60aが挿通できる通孔62を穿設しておくことが好ましい(図13参照)。
図19及び図20は、引き戸51の上下のレール部材81を収納家具1(枠体)の前面側に装着する構成を示し、アルミ押出材等からなるレール部材81の基部両端を支持する支持ブラケット82は、レール部材81にその延びる方向と直交する方向に取り付けてネジ64固定する。各支持ブラケット82は前記蝶番手段80のときと同様に、取付け孔52,79に差込んだ後ネジ64固定すれば良い。
図21及び図22は、収納家具1(枠体)の裏面を塞ぐ背板9の取り付け構造を示し、背板9を収納家具1の背面開口部内に固定する実施形態のうち、図21(a)及び図21(b)は、背板61の金属板材の周囲を内向きに屈曲させた周囲枠9aのうち縦長の部位をビス65にて外側板2及び増連用側板3の低い高さの前端部14(前端段部24、後端段部25の端部27)に締着したものである。
図22に示すように背板9の下端側のコ字状の屈曲部9bを、地板4の段付き部15及び構造棚板70の前後端段部72に係止すると、ビス止め箇所を省略できる。なお、背板9の上周縁の屈曲部9cは、天板5の背の高い段付き部15及び構造棚板70の前後端段部72の下面にそれぞれビス止めする。
図23に示す実施形態では、上下2枚の構造棚板70、70を収納家具1(枠体)の上下中途部に適宜間隔で配置することにより、構造棚板70,70に上下が挟まれて前面及び後面に開放する開放収納空間を形成することができる。この開放収納空間は、構造棚板70と天板5との間に形成することもできるし、構造棚板70と地板4との間に形成することもできる。
本発明では、収納家具1(枠体)の上下の収納空間の前面を開閉扉50のみまたは引き戸51のみで覆っても良いし、これらの組み合わせで覆っても良い。さらには抽斗(図示せず)を配置することも可能である。
本発明の組立式家具の斜視図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 収納家具(枠体)に構造棚板を取り付けする状態の斜視図である。 天板、地板、外側板、増連用側板、端用連結部材、増連用連結部材の各部品の概略斜視図である。 (a)は地板及び天板の内側の一部切欠き平面図、(b)は断面図、(c)は図5(a)のVc−Vc矢視一部正面図である。 (a)は側板の内面側の一部切欠き平面図、(b)は断面図である。 (a)は増連用側板の片面の一部切欠き平面図、(b)は断面図である。 地板と増連用側板とを端用連結部材及び増連用連結部材を使用して連結する場合の説明のための斜視図である。 (a)〜(d)は端用連結部材を各方向から見た斜視図である。 (a)〜(d)は増連用連結部材を各方向から見た斜視図である。 (a)は構造棚板の上面図、(b)は正面図、(c)は図11(a)のXIc −XIc線矢視断面図である。 構造棚板の端部の補強部材の形態を示す斜視図である。 棚カバー体の斜視図である。 開閉扉の蝶番手段の取り付け部を示す側断面図である。 開閉扉の下端の蝶番手段を地板に取り付ける場合の側断面図である。 蝶番手段の取り付け部の平面図である。 蝶番手段の取り付け部の斜視図である。 (a)は開閉扉のラッチ装置のラッチ解除状態を示す側断面図、(b)はラッチ状態の側断面図である。 引き戸用のレール部材と支持ブラケットの取り付けを示す平面図、(b)は下面図である。 レール部材と支持ブラケットの取り付けを示す側断面図である。 (a)は背板と外側板との取付け部を示す断面図、(b)は増連用側板と背板との取付け部を示す断面図である。 背板と地板、天板及び構造棚板との取り付け部を示す側断面図である。 収納家具の上下中途部に前後開放状の収納空間を形成した実施形態の正面から見た斜視図である。
符号の説明
1 組立式収納家具
2 外側板
3 増連用側板
4 地板
5 天板
6 端用連結部材
7 増連用連結部材
9 背板
10 平板
11 前端段部
12 後端段部
14 前端部
15 段付き部
16 中央補強枠
17 中央嵌合部
20 平板
21 中央補強枠
23 中央嵌合部
24 前端段部
25 後端段部
26 前後端補強枠
27 端部
28 段付き部
30、40 基体
31a、31b、41a、41b 第1端嵌入片
32a、32b、42a、42b 第2端嵌入片
33a、33b、43a、43b 中央嵌入片
34a、35a 嵌入部
50 開閉扉
51 引き戸
52 取り付け孔
54、 ネジ
57 段差
70 構造棚板
71 平板
72 前後端段部
73 段差部
75 取り付け部材
79 取り付け孔
80 蝶番手段
80a 基部
84、85、84′ 棚カバー体

Claims (4)

  1. 左右一対の側板と、地板及び天板と、これらの部材の端部間を連結するための連結部材とにより枠体を構成する組立式収納家具であって、
    前記地板、天板及び側板は、その前後側縁に沿って長く、且つ前記収納家具の側断面にて中空でL字状の端段部を有し、前記断面L字状の端段部の向きは、それぞれ枠体の前後端で高さが低く、内側で高い段付き状に形成され、
    前記中空でL字状の端段部のうち、前記地板、天板及び側板の端面側から前記連結部材を嵌合するように構成されており、
    前記枠体で囲まれる収納空間を上下に仕切るための構造棚板の奥行き寸法は、前記枠体の奥行き寸法より短く形成され、1乃至複数の構造棚板を前記側板の内面に着脱可能または固定式に装着し、
    前記構造棚板の前後側縁には、それぞれ収納家具の前後端で高さが高く、内側には高さの低い段差部を有して、前記収納家具の側断面にて横向きT状の端段部を有し、
    前記構造棚板における前記T状の端段部の前端面及び前記地板及び天板における前記L字状の端段部の前端面には、前記開閉扉に対する蝶番手段及び/または前記引き戸に対するレール部材の支持ブラケットを突設させるための取り付け孔を備え、この取り付け孔より内側に前記蝶番手段及び支持ブラケットの固定用の取付け部を備えたことを特徴とする組立式収納家具。
  2. 前記構造棚板上には、前記端段部における少なくとも段差部を覆うように棚カバー体を着脱可能に配置したことを特徴とする請求項1に記載の組立式収納家具。
  3. 前記棚カバー体は、前記枠体の前端側に配置する開閉扉、引き戸等の閉止部材の種類に応じて形態を異なるように形成したことを特徴とする請求項2に記載の組立式収納家具。
  4. 前記枠体の後面側の内周の端段部のうち高さの低い個所には、前記収納空間の後面側を塞ぐように、背板を配置し、
    該背板の上下端部を、前記地板、天板及び構造棚板における後側の前記各端段部の高い段差部に係止または締結したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の組立式収納家具。
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