JP3242273U - 支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】大引材の取り扱いを容易にする支持具を提供する。【解決手段】建築工事の一部である型枠工事において用いられる大引材1を、型枠工事の現場において仮で支持する支持具100であって、大引材1の長手方向に延伸する形状であり、大引材1の一端部を支持する支持部110と、長手方向において支持部110の一端側に設けられており、枠体の上部に引っ掛かる引っ掛かり部130と、支持部110に支持される大引材1の幅方向の変位を規制する規制部120と、を含み、規制部120は、支持部110のうち引っ掛かり部130側の反対側に設けられており、支持部110よりも幅方向の幅が広い。【選択図】図3

Description

本考案は、支持具に関する。
特許文献1には、建設工事現場におけるスラブ型枠の組み立てにあたって大引材を仮置きするための支持金具が開示されている。
実開昭61-98138号公報
ここで、大引材は長尺の木材であり、その取り扱いが難しい。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、大引材の取り扱いを容易にする支持具を提供することにある。
上記課題を解決すべく本出願において開示される考案は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下の通りである。
(1)建築工事の一部である型枠工事において用いられる型枠用材料を、前記型枠工事の現場において仮で支持する支持具であって、前記型枠用材料の長手方向に延伸する形状であり、前記型枠用材料の一端部を支持する支持部と、前記長手方向において前記支持部の一端側に設けられており、前記型枠の一部である上部に引っ掛かる引っ掛かり部と、前記支持部に支持される前記型枠用材料の幅方向の変位を規制する規制部と、を含み、前記規制部は、前記長手方向において前記支持部のうち前記引っ掛かり部が設けられる側の反対側に設けられており、前記支持部よりも前記幅方向の幅が広い、支持具。
(2)(1)において、前記規制部は、前記型枠用材料の幅方向の一端側の変位を規制する第1の規制壁と、前記幅方向の他端側の変位を規制する第2の規制壁とを含み、前記第1の規制壁と前記第2の規制壁との間隔は、前記支持部の幅よりも広い、支持具。
(3)(2)において、前記長手方向における前記引っ掛かり部と前記規制部との間において、前記支持部に支持される前記型枠用材料の幅方向における変位を許容する領域が形成されている、支持具。
(4)(3)において、前記変位を許容する領域は、前記第1の規制壁及び前記第2の規制壁の少なくとも一部よりも前記幅方向の外側に前記型枠用材料の少なくとも一部が位置することを許容する、支持具。
(5)(1)~(4)のいずれかにおいて、前記規制部の少なくとも一部は、前記長手方向において前記支持部のうち前記引っ掛かり部が設けられる側の反対側の端部よりも前記引っ掛かり部側の反対側に位置している、支持具。
(6)(1)~(5)のいずれかにおいて、前記引っ掛かり部が前記型枠の一部である上部に引っ掛かった状態において、前記引っ掛かり部よりも下方において前記型枠の一部である側面部に当接することで前記支持具の姿勢を維持する姿勢維持部を含む、支持具。
(7)(6)において、前記姿勢維持部は、板状であって、上方に突出すると共に前記型枠の一部である側面部に対して面接触する当接部を含む、支持具。
(8)(7)において、前記引っ掛かり部は、前記型枠の一部である上部に引っ掛かるように下方に突出する爪部を含み、前記当接部の上方への突出量は、前記爪部の下方への突出量よりも大きい、支持具。
上記本考案の(1)~(8)の側面によれば、大引材の取り扱いを容易にする支持具を提供することができる。
大引材が支持具により支持される様子を示す図である。 図1に示す支持具を拡大して示す図である。 本実施形態の支持具を示す斜視図である。 本実施形態の支持具を上から見た様子を示す上面図である。 支持具が大引材を支持する様子を上から見た上面図である。 支持具が大引材を支持する様子を上から見た上面図である。
以下、本考案の実施形態(以下、本実施形態)について図面に基づき詳細に説明する。
鉄筋コンクリート造(RC(Reinforced Concrete)造)建築物の型枠工事においては、型枠用材料として大引材が用いられている。型枠とは、建築工事の一部である型枠工事において設置される仮設構造物である。大引材は、型枠工事の現場において、仮に設置された状態で複数の支柱等により支持される。従来、大引材を仮に設置する際、大引材の両端をそれぞれ人が支え、両端が人により支えられた状態で他の人が支柱を設置するという作業を行っていた。このような作業手順においては、型枠工事の現場において多くの人手を要することとなってしまう。
そこで、本実施形態においては、人が自ら支えることなく、大引材1を仮に支持することを可能とする支持具100を用いる。
以下の説明において、各図における、X1が示す方向を右方とし、X2が示す方向を左方とし、Y1が示す方向を前方とし、Y2が示す方向を後方とし、Z1が示す方向を上方とし、Z2が示す方向を下方とする。本実施形態において、前後方向は大引材1の長手方向であり、左右方向は大引材1の幅方向である。なお、本実施形態において、例えば、前端部とは、その部材の前側の部分であって、前端面を含む所定の長さを有する部分である。後端部についても同様である。
図1は、大引材が支持具により支持される様子を示す図である。具体的には、図1は、前後方向に対向して配置される枠体2Fと枠体2Bとを大引材1が架け渡すように支持される様子を右方から見た図である。枠体2F及び枠体2Bは、型枠の一部であるとよい。具体的には、枠体2F及び枠体2Bは、型枠の外縁を構成する部分等であるとよく、ベニヤ板や角材の組み合わせにより構成されるものであるとよい。
また、図1においては、前後方向における大引材1の前端部1Fが支持具100Fにより支持され、後端部1Bが支持具100Bにより支持される様子を示している。また、図1においては、大引材1の下面が複数の支柱3により支持される様子を示している。このように、大引材1は、支持具100F、支持具100B及び複数の支柱3に支持されることで、ほぼ水平方向に延伸する姿勢を維持することとなる。なお、支柱3の数や配置間隔は大引材1の長さ等に応じて適宜選択されるものであればよい。
本実施形態において、大引材1の前端部1Fを支持する支持具を「支持具100F」とし、大引材1の後端部1Bを支持する支持具を「支持具100B」として説明する。ただし、特に前後を区別する必要の無い場合は「F」や「B」を省略して、単に「支持具100」とする。本実施形態において、支持具100Fと支持具100Bは同じ器具であり、大引材1を支持する状態において互いに逆向きに配置される。以下の説明においては、主に大引材1の前端部1Fを支持する支持具100Fについて説明するが、支持具100Bについても支持具100Fと同様の構成であるとよい。
図2は、図1に示す支持具を拡大して示す図である。図3は、本実施形態の支持具を示す斜視図である。図4は、本実施形態の支持具を上から見た様子を示す上面図である。
支持具100Fは、支持部110と、規制部120と、引っ掛かり部130と、姿勢維持部140とを含む。支持部110、規制部120、引っ掛かり部130、及び姿勢維持部140は、金属製であり、溶着等により互いに固定され、一体的に構成されているとよい。また、支持具100Fの各部は、金属板を曲げ加工することで形成されてもよい。
支持部110は、大引材1の長手方向の一端を支持する部分である。支持部110は、長手方向に延伸する形状であって、大引材1の前端部1Fが載置される載置部111と、載置部111の前端から上方に起立する前壁部112とを含む。載置部111は、大引材1が載置可能な幅であるとよい。具体的には、載置部111の左右方向の幅W1は、大引材の幅とほぼ同じであるとよい。なお、図4に示すように、載置部111の左右方向の幅W1は、載置部111の右端から左端までの長さである。前壁部112は、載置部111に載置される大引材1の前端部1Fの前方向の変位を規制する。なお、図1、図2等に示すように、大引材1は、支持具100に支持された状態において、前壁部112に接触しない程度の長さであるとよい。
規制部120は、支持部110に支持される大引材1の左右方向の変位を規制する部分である。規制部120は、底部121と、底部121の右端において上方に起立する右規制壁(第1の規制壁)122Rと、底部121の左端において上方に起立する左規制壁(第2の規制壁)122Lとを含む。右規制壁122Rは、支持部110に支持される大引材1の右端側の変位を規制し、左規制壁122Lは、支持部110に支持される大引材1の左端側の変位を規制する。図3に示すように、規制部120は、いわゆるコの字形状である。規制部120は、長手方向において、引っ掛かり部130側の反対側において支持部110に固定されている。
図4に示すように、規制部120の左右方向の幅W2は、載置部111の左右方向の幅W1よりも広い。すなわち、右規制壁122Rと左規制壁122Lとの間隔は、支持部110の幅よりも広い。そのため、右規制壁122Rは、載置部111の右縁よりも右側に位置しており、左規制壁122Lは、載置部111の左縁よりも左側に位置している。なお、図4に示すように、規制部120の左右方向の幅W2は、右規制壁122Rの内面から左規制壁122Lの内面までの長さである。
引っ掛かり部130は、枠体2に引っ掛かる部分である。具体的には、引っ掛かり部130は、枠体2の上部に引っ掛かる。なお、引っ掛かり部130が引っ掛かる枠体2の上部は、型枠の最も上側の部分に限られず、枠体2の一部における最も上側の部分であるとよい。引っ掛かり部130は、前壁部112に固定される被固定部131と、被固定部131の上端から前方に延伸する天部132と、天部132の前端から下方に突出する爪部133とを含む。爪部133が枠体2Fの背面側に引っ掛かることにより、支持具100の前後方向における位置決めがなされる。
姿勢維持部140は、引っ掛かり部130が枠体2に引っ掛かった状態において、枠体2Fの表面に当接することにより支持具100Fの姿勢を維持する部分である。姿勢維持部140は、前壁部112から前方に延伸する延伸部141と、延伸部141の前端から上方に突出すると共に枠体2Fの表面(側面部)に面接触する当接部142とを含む。引っ掛かり部130が枠体2Fに引っ掛かった状態において、支持具100は自重により、爪部133と枠体2Fとの接触箇所を軸として下方に回動することとなる。この際に当接部142が枠体2Fの表面に当接することで、支持具100の姿勢が維持される。支持具100Fが姿勢維持部140により姿勢が維持された状態において、載置部111が前後方向(水平方向)に延伸する姿勢となる。なお、図2においては、当接部142が、枠体2Fに含まれるベニヤ板21Fの表面に当接する様子を示している。ただし、当接部142が接触する部分はこれに限られず、当接部142は枠体2の一部である角材に接触してもよい。
延伸部141の延伸方向における長さは、天部132の延伸方向における長さよりも短いとよい。図2においては、延伸部141の延伸方向における長さが、天部132の延伸方向における長さよりも、枠体2Fに含まれるベニヤ板21Fの厚み分短い例を示している。
本実施形態においては、枠体2Fに引っ掛けて取り付けられる支持具100Fと、枠体2Bに引っ掛けて取り付けられる支持具100Bにより、大引材1の両端を支持した状態で、複数の支柱3により大引材1を支持するとよい。これにより、大引材1は、支持具100を取り外しても、支柱3により支持されることより水平方向に延伸する姿勢を維持することなる。なお、支持具100の取り外しは、例えば、図2に示す矢印方向から姿勢維持部140の下面に衝撃を加えることで、引っ掛かり部130を枠体2から退避させることにより行われるとよい。例えば、姿勢維持部140の下面をトンカチなどで叩くことにより衝撃を加えるとよい。
本実施形態においては、当接部142が枠体2に面接触することより、枠体2Fに局所的な負荷がかかることを抑制し、枠体2Fが損傷することを抑制できる。枠体2Fに局所的な負荷が掛からないよう、当接部142と枠体2Fとの接触面積は大きい方がよい。そのため、当接部142の上方への突出量が大きい方がよい。例えば、図2に示すように、当接部142の上方への突出量P2は、爪部133の下方への突出量P1よりも大きいとよい。
また、当接部142が上方に突出する構成であることより、枠体2Fが損傷することを抑制できる。仮に枠体2Fに当接する部分が下方に突出する構成であると、支持具を取り付ける際に、下方に突出する部分の先端が枠体の表面に干渉し、枠体2Fを傷つけてしまうおそれがある。また、当接部142が上方に突出する構成であることより、支持具100Fを枠体2Fから取り外しやすくなっている。仮に枠体に当接する部分が下方に突出する構成であると、下方に突出する部分が枠体の表面に引っ掛かり、下方から比較的大きな衝撃を加えないと枠体から支持具が外れないこととなる。
図5A及び図5Bは、支持具が大引材を支持する様子を上から見た上面図である。なお、図5Aにおいては、上面視において、大引材1が載置部111の延伸する方向に沿う方向を向いて、支持具100Fに支持されている様子を示している。図5Bにおいては、図5Aに示す状態から、大引材1が載置部111の延伸する方向に対してやや傾いて、支持具100Fに支持されている様子を示している。
上述のように、載置部111の幅W1は、大引材1の幅とほぼ同じであるとよい。すなわち、上面視において、載置部111と、載置部111に載置される大引材1は互いに重なるとよい。また、上述のように、規制部120の左右方向の幅W2は、載置部111の幅W1よりも広い。そのため、図5Aに示すように、載置部111に載置される大引材1と右規制壁122R及び左規制壁122Lとの間には隙間Gが形成されることとなる。
また、規制部120は、載置部111の後端部に固定されている。すなわち、規制部120は、載置部111の後端部のみに設けられており、載置部111の後端部以外の部分には設けられていない。そのため、載置部111のうち規制部120が固定されている部分以外の部分において、支持部110の右方及び左方には何も設けられていない。この何も設けられていない領域において、大引材1は左右方向における変位(位置ズレ)が許容されることとなる。また、大引材1の左右方向における変位を許容する領域は、規制部120における右規制壁122R及び左規制壁122Lよりも幅方向の外側に大引材の少なくとも一部が変位することを許容するとよい。図5Bにおいては、左規制壁122Lの内面に沿う線Lよりも幅方向の外側に、大引材1の一部が位置している様子を示している。これを実現できるよう、例えば、図2に示すように、規制部120の少なくとも一部は、長手方向において支持部110のうち引っ掛かり部130が設けられる側の反対側の端部よりも引っ掛かり部130側の反対側に位置しているとよい。すなわち、規制部120は、少なくとも一部が載置部111の後端よりも後方に位置するように載置部111の後部に固定されているとよい。図2に示す規制部120の後部120Bは、載置部111よりも後方に位置する部分である。また、長手方向における規制部120の長さは適度に短く、支持部110の長さは適度に長いとよい。なお、図2に示す規制部120の配置は一例であって、これに限られない。すなわち、規制部120の全体が載置部111上に位置していてもよい。
本実施形態においては、以上説明した構成を採用するため、大引材1を支持具100Fに支持させる際の取り扱いが容易となる。仮に、右規制壁122R及び左規制壁122Lに相当する部材が、載置部111の延伸方向に全体に亘って設けられていると、大引材1は左右方向における位置ズレがほぼ許容されないこととなる。そのため、右規制壁122R及び左規制壁122Lに相当する部材間に大引材1がちょうど嵌るように支持具に対する位置調整を行う必要が生じてしまう。
また、本実施形態においては、図1に示すように、大引材1の前端部1Fと後端部1Bを支持具100によりそれぞれ支持する。図1に示す状態にするには、例えば、まず、大引材1の後端部1Bを支持具100Bにより支持させるとよい。大引材1の後端部1Bのみが支持具100Bにより支持された状態において、大引材1の前端部1Fは、下方に下がった状態となる。この状態から、大引材1の前端部1Fを持ち上げて、支持具100Fの載置部111上に大引材1の前端部1Fを載置する。この際、大引材1の後端部1Bを支持する支持具100Bにおいて、左右方向の位置ズレが許容されない構成であって後端部1Bが不動であると、大引材1の取り扱いが困難となる。その結果、前端部1Fを支持具100Fの載置部111にうまく載置させることができない可能性がある。
本実施形態おいては、左右方向における大引材1の後端部1Bの変位が許容可能であることより、大引材1の前端部1Fの取り扱いが容易となり、支持具100Fの載置部111に前端部1Fを容易に載置させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、支持部110(載置部111及び前壁部112)及び引っ掛かり部130がそれぞれ1枚の板状の金属から成る例を示したが、これに限らず、複数のフレームで構成されていてもよい。例えば、載置部111は、左右方向において互いに離間する左フレームと右フレームを含む構成であってもよい。この場合、左フレームに大引材1の左縁が載置され、右フレームに大引材の右縁が載置されるとよい。また、この場合、左フレーム及び右フレームは、例えば、断面の外形が円形の円柱状又は円筒状であってもよいし、断面の外形が矩形の板状であってもよい。また、支持部110等は、1枚の板状の金属から成り、適宜肉抜きされた構成であってもよい。このような構成を採用することにより、支持具100の重量を軽くすることができる。また、支持具100は、金属製に限られない。支持具100は、少なくとも大引材1等の型枠用材料を支持可能な程度の強度や剛性を有する材料から成るものであるとよい。
また、本実施形態においては、支持具100が、型枠用材料の一つである大引材1を支持する例を説明したが、これに限らず、支持具100に支持される対象は大引材1以外の型枠用材料であってもよい。
また、図示は省略するが、姿勢維持部140は、前後方向に伸縮可能に設けられていてもよい。また、姿勢維持部140は、必須では無く、姿勢維持部140の代わりに支持具100の姿勢を維持する部材が別途用いられてもよい。
以上、本考案に係る実施形態について説明したが、この実施形態に示した具体的な構成は一例として示したものであり、本考案の技術的範囲をこれに限定することは意図されていない。当業者は、これら開示された実施形態を適宜変形してもよく、本明細書にて開示される考案の技術的範囲は、そのようになされた変形をも含むものと理解すべきである。
1 大引材、1F 前端部、1B 後端部、2F,2B 枠体、3 支柱、100,100F,100B 支持具、110 支持部、111 載置部、112 前壁部、120 規制部、121 底部、122R 右規制壁、122L 左規制壁、130 引っ掛かり部、131 被固定部、132 天部、133 爪部、140 姿勢維持部、141 延伸部、142 当接部。

Claims (8)

  1. 建築工事の一部である型枠工事において用いられる型枠用材料を、前記型枠工事の現場において仮で支持する支持具であって、
    前記型枠用材料の長手方向に延伸する形状であり、前記型枠用材料の一端部を支持する支持部と、
    前記長手方向において前記支持部の一端側に設けられており、前記型枠の一部である上部に引っ掛かる引っ掛かり部と、
    前記支持部に支持される前記型枠用材料の幅方向の変位を規制する規制部と、
    を含み、
    前記規制部は、前記長手方向において前記支持部のうち前記引っ掛かり部が設けられる側の反対側に設けられており、前記支持部よりも前記幅方向の幅が広い、
    支持具。
  2. 前記規制部は、前記型枠用材料の幅方向の一端側の変位を規制する第1の規制壁と、前記幅方向の他端側の変位を規制する第2の規制壁とを含み、
    前記第1の規制壁と前記第2の規制壁との間隔は、前記支持部の幅よりも広い、
    請求項1に記載の支持具。
  3. 前記長手方向における前記引っ掛かり部と前記規制部との間において、前記支持部に支持される前記型枠用材料の幅方向における変位を許容する領域が形成されている、
    請求項2に記載の支持具。
  4. 前記変位を許容する領域は、前記第1の規制壁及び前記第2の規制壁の少なくとも一部よりも前記幅方向の外側に前記型枠用材料の少なくとも一部が位置することを許容する、
    請求項3に記載の支持具。
  5. 前記規制部の少なくとも一部は、前記長手方向において前記支持部のうち前記引っ掛かり部が設けられる側の反対側の端部よりも前記引っ掛かり部側の反対側に位置している、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の支持具。
  6. 前記引っ掛かり部が前記型枠の一部である上部に引っ掛かった状態において、前記引っ掛かり部よりも下方において前記型枠の一部である側面部に当接することで前記支持具の姿勢を維持する姿勢維持部を含む、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の支持具。
  7. 前記姿勢維持部は、板状であって、上方に突出すると共に前記型枠の一部である側面部に対して面接触する当接部を含む、
    請求項6に記載の支持具。
  8. 前記引っ掛かり部は、前記型枠の一部である上部に引っ掛かるように下方に突出する爪部を含み、
    前記当接部の上方への突出量は、前記爪部の下方への突出量よりも大きい、
    請求項7に記載の支持具。

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