JP7265909B2 - デッキプレートユニット、継手部材および床スラブの施工方法 - Google Patents

デッキプレートユニット、継手部材および床スラブの施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、デッキプレートユニット、継手部材、デッキプレートの接続方法および床スラブの施工方法に関する。
建築物の床や天井等を構成するコンクリート製スラブを施工する建設現場において、コンクリート構造部の型枠として使用するフラット型のデッキプレートが知られている。鉄骨梁にフラット型のデッキプレートを設置する際には、鉄骨梁の上面にデッキプレートを溶接によって固定する。また、鉄筋コンクリート梁にフラット型のデッキプレートを設置する際には、コンクリートの型枠にデッキプレートを載置、固定するとともに、デッキプレートの端部を型枠に囲まれた内部まで突き出すように設置し、鉄筋コンクリート梁との一体化を図っている。デッキプレートの設置後、デッキプレート上にコンクリートが打設されることによってスラブが形成される。このような施工方法では、デッキプレートは固化したコンクリートと一体化するため、施工後にデッキプレートを取り外すことができず再利用が困難という問題があった。
上記の問題を解消する方法として、例えば、施工時にデッキプレートを下方から圧接状態で支持し、施工後に支持を解除してデッキプレートを取り外し可能な状態とする型枠支持具が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、別の方法として、例えば、スライド機構を有するデッキプレートを採用し、デッキプレートを支持梁に接続する位置を調整することにより、施工後にデッキプレートを取り外すことができる型枠材が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015-105552号公報 特開2004-257228号公報
しかし、上記特許文献1のような方法では、デッキプレートを固定するために支持具を用いる必要があり、施工作業において過度の手間が生じ得る。また上記特許文献2のような方法では、スライド機構をもったデッキプレートを用意する必要があり、デッキプレートが高重量化することで施工作業の妨げとなる。また、デッキプレートを支持梁へ接続する際に、施工後にデッキプレートを取り外し可能とするために、支持梁との位置合わせが重要な作業となるため、施工時の作業性を低下させてしまう課題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、施工時の作業性に優れ、施工後にデッキプレートを取り外し可能なデッキプレートユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の態様は、平坦なフランジ部を有するデッキプレートと、一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が他の部材に接続される継手部材とを有する。
また、前記継手部材は、前記デッキプレートのフランジ部の上方に配置された状態で、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることが好ましい。
また、前記デッキプレートのフランジ部と前記継手部材は、連結具を挿通させる挿通孔を有しており、前記継手部材は、前記挿通孔に挿通される連結具を介して、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることが好ましい。
また、前記デッキプレートのフランジ部が有する挿通孔と、前記継手部材が有する挿通孔の少なくともいずれかは前記デッキプレートのフランジ部の長手方向に沿って延びる長孔形状を有することが好ましい。
また、一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が前記継手部材に接続される調整部材を更に有し、前記継手部材は、前記調整部材を介して、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることが好ましい。
また、前記他の部材は、構造物の梁又は当該梁を構築する型枠に固定されていることが好ましい。
また、前記他の部材は、平坦なフランジ部を有する第2デッキプレートであり、前記継手部材は、前記他端において、前記第2デッキプレートのフランジ部に接続されていることが好ましい。
また、前記デッキプレートのフランジ部と前記第2デッキプレートのフランジ部の下方に配置された状態で、一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が前記第2デッキプレートのフランジ部に接続される継手補助部材を更に有し、前記継手部材は、前記継手補助部材と対応する位置において、前記デッキプレートのフランジ部と前記第2デッキプレートのフランジ部とに接続されていることが好ましい。
また、前記継手部材は、本体部から立設する一対の脚部と、該脚部間を繋ぐ橋部とを備えるスペーサを有することが好ましい。
また、前記継手部材は、前記スペーサを複数有し、前記継手部材は、前記複数のスペーサ間を繋ぐ補強部を更に有することが好ましい。
また、本発明に係る第2の態様は、継手部材であって、デッキプレートと支持梁とを接続するとともに、床スラブの一部を構成するコンクリートに埋設される継手部材において、本体部と、前記本体部に形成され、前記デッキプレートと接続される第1接続部と、前記支持梁と接続される第2接続部とを有する。
また、前記本体部から立設する一対の脚部と、該脚部間を繋ぐ橋部と、を備えるスペーサを更に有することが好ましい。
また、本発明に係る第3の態様は、平坦なフランジ部を有するデッキプレートを他の部材に接続するデッキプレートの接続方法であって、前記デッキプレートの上方に継手部材を配置した状態において、前記継手部材の一端と前記デッキプレートのフランジ部とを接続する工程と、前記継手部材の他端と前記他の部材とを接続する工程とを有する。
また、本発明に係る第4の態様は、平坦なフランジ部を有するデッキプレートを支持梁に固定し、前記デッキプレート上にコンクリートを打設する床スラブの施工方法であって、前記デッキプレートの上方に継手部材を配置した状態において、前記継手部材の一端と前記デッキプレートのフランジ部とを接続する工程と、前記継手部材の他端を前記支持梁に接続する工程と、前記継手部材と前記デッキプレートの上にコンクリートを打設する工程と、前記コンクリートが固化した状態において、前記継手部材と前記デッキプレートのフランジ部との接続を解除して前記デッキプレートを取り外す工程とを有する。
本発明に係る態様によれば、床スラブ等の施工時の作業性に優れ、施工後にデッキプレートを容易に取り外すことができる。
第1の実施の形態に係るデッキプレートユニットにおいて、(a)継手部材が縦桟木、横桟木及び合板からなる支持梁に接続される構成を表す斜視図であり、(b)継手部材が鉄骨梁に接続される構成を表す斜視図である。 図1に示すデッキプレートユニットを構成するデッキプレートの構成を表す斜視図である。 図1に示すデッキプレートユニットを構成する継手部材の構成を表す斜視図である。 (a)支持梁Bに固定された継手部材とデッキプレートとを接続する状態を表す側面図であり、(b)支持梁Bに固定された継手部材とデッキプレートとを接続する状態を表す側面図であり、(c)継手部材とデッキプレートとが接続された状態を表す側面図である。 第1の実施の形態の変形例に係るデッキプレートユニットを構成する調整部材の構成を表す斜視図である。 (a)支持梁Bに固定された継手部材と、調整部材及びデッキプレートを接続する状態を表す側面図であり、(b)継手部材、調整部材及びデッキプレートが接続された状態を表す側面図である。 第2実施の形態に係るデッキプレートユニットを構成する継手部材の構成を表す斜視図である。 継手部材を介して、2つのデッキプレート同士を接続する状態を表す側面図である。 第2の実施の形態の変形例に係るデッキプレートユニットを構成する継手補助部材の構成を表す斜視図である。 継手部材及び継手補助部材を介して、2つのデッキプレート同士を接続する状態を表す側面図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとり得る。
〔第1の実施の形態〕
<デッキプレートユニットの構成>
図1~図3を用いて、第1の実施の形態に係るデッキプレートユニットの構成について説明する。
デッキプレートユニット1は、例えば、床スラブを形成するための型枠として使用されるものであり、ビル等のコンクリート構造物の支持梁Bに対して取り付けられる。図1(a)に示すように、デッキプレートユニット1は、デッキプレート10と、継手部材20とを有する。デッキプレートユニット1は、施工時において、継手部材20の一端側にデッキプレート10が接続され、継手部材20の他端側に支持梁Bが接続された状態で使用される。支持梁Bは、例えば、縦桟木b1、横桟木b2及び合板b3によって形成されている。支持梁Bの構成はこれに限られず、例えば図1(b)に示すように、鉄骨からなる支持梁Bによって構成されるなど、各種形状や材質ものが適用されてもよい。
以下では、説明の便宜上、デッキプレート10の長手方向に沿った方向について「長手方向L」、デッキプレート10の幅方向に沿った方向について「幅方向W」という表現を用いる。
(デッキプレート)
デッキプレート10は、例えば、フラットデッキと呼ばれるものであり、薄鋼板により形成されている。図2に示すように、デッキプレート10は、平坦形状のフランジ部11と、断面が略三角形の中空状のリブ12とを有している。
フランジ部11は、幅方向Wにおいて隣接するリブ12間に設けられる。フランジ部11は、施工時の型枠としてコンクリートからなるスラブの成形面を形成する。フランジ部11の一端側には、デッキプレート10の長手方向Lに沿って延びる長孔形状の挿通孔11aが形成されている。挿通孔11aは、フランジ部11と継手部材20とを接続する際に使用する連結具(ボルト42a;図4参照)が挿通される。挿通孔11aは長孔形状を有しているので、作業者は、デッキプレート10の長手方向Lにおける長さに応じて、フランジ部11と継手部材20との接続位置を長手方向Lにおいて調整することができる。
リブ12は、長手方向Lに沿って複数配置されている。リブ12は、フランジ部11と一体に形成されており、デッキプレート10の強度を高める。
本実施の形態においては、デッキプレート10は、リブ12がフランジ部11の全長にわたって形成されている構成について説明したがこれに限られない。リブ12の長手方向における端部が上下に押しつぶされて平坦化された加工(エンドクローズ加工)が施されたデッキプレートが適用されてもよい。
(継手部材)
継手部材20は、デッキプレート10と支持梁Bとの間に介在し、デッキプレート10と支持梁Bとを接続する。図3に示すように、継手部材20は、本体部21と、スペーサ24と、補強部25とを有する。継手部材20は、デッキプレート10への接続時に、デッキプレート10の長手方向Lに沿った長さが幅方向Wに沿った長さよりも短く形成されている。
本体部21は、略矩形状の平板形状を有し、例えば、薄板鋼板によって形成されている。本体部21は、第1接続部22と、第2接続部23とを有している。
第1接続部22は、長手方向Lにおいて本体部21の一端側に設けられる。第1接続部22は、デッキプレート10のフランジ部11と接続される。第1接続部22は、長手方向Lに沿って延びる長孔形状の挿通孔22aを複数有する。挿通孔22aは幅方向Wにおいて間隔をあけて形成される。挿通孔22aは、フランジ部11と継手部材20とを接続する際に、後述する連結具(ボルト42a)が挿通される。挿通孔22aは長孔形状を有しているので、作業者は、デッキプレート10の長手方向Lにおける長さに応じて、フランジ部11と継手部材20との接続位置を長手方向Lにおいて調整することができる。
第2接続部23は、長手方向Lにおいて本体21の他端側(第1接続部22と反対側)に設けられる。第2接続部23は、幅方向Wにおいて間隔をあけて形成される円形状の挿通孔23aを複数有する。挿通孔23aは、継手部材20と支持梁Bとを接続する際に、連結具(釘41;図4参照)が挿通される。挿通孔23aの形状はこれに限られない。挿通孔23aは、第1接続部22の挿通孔22aと同様に長孔形状が適用されてもよい。挿通孔23aは、第1接続部の挿通孔22aと長手方向Lに沿った直線上に配置されている。挿通孔23aが配置される位置は、これに限られず適宜変更されてもよい。
スペーサ24は、例えば、棒型鋼(鉄筋)を屈曲加工して形成されたものである。スペーサ24は、下端筋がデッキプレート10から浮かせた状態で配筋されるための配筋用部材としての役割を担う。また、スペーサ24は、長手方向Lにおける本体部21の強度を高める。さらに、スペーサ24は、施工時において、作業者が継手部材20を持ち運ぶために用いる持ち手としての役割を担う。スペーサ24は、本体部21の上面に立設される一対の立設部24aと立設部24aの上端部同士を繋ぐ橋部24bとを有する。一対の立設部24aの一方は本体部21の一端部側(第1接続部22側)に立設されており、一対の立設部24aの他方は本体の他端部側(第2接続部23側)に立設されている。一対の立設部24aの基端部は本体部21に溶接等により接合されている。立設部24aと橋部24bとの接続部は、円弧状に湾曲して形成されている。本実施の形態において、スペーサ24は、幅方向Wにおける本体部21の両端部近傍に2つ形成されているがこれに限られない。スペーサ24は、本体部21の強度を向上させるために増設されてもよい。
補強部25は、例えば、直線状の棒型鋼(鉄筋)によって形成されたものである。補強部25は、スペーサ24と同様に、下端筋がデッキプレート10から浮かせた状態で配筋されるための配筋用部材としての役割を担う。また、補強部25は、幅方向Wにおける本体部21の強度を高める。補強部25は、両端部がスペーサ24の橋部24bと溶接等によって接合されている。補強部25の両端部は、幅方向Wにおいてスペーサ24の外側に飛び出している。
<デッキプレートユニットを用いた施工方法>
図4を用いて、デッキプレートユニット1を用いた床スラブの施工方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、継手部材20の第1接続部22がデッキプレート10のフランジ部11に接続される。具体的には、フランジ部11が継手部材20の第1接続部22の下方に配置される。このときフランジ部11は、フランジ部11の挿通孔11aと第1接続部22の挿通孔22aが互いに連通するように、第1接続部22の下方に配置される。フランジ部11が配置される位置は、長手方向Lにおけるデッキプレート10の長さに応じて、長手方向Lに沿って調整される。この状態において、連結具の一部を構成するボルト42aが、第1接続部22の上方から、互いに連通する挿通孔11a、22aに挿通される。なお、ボルト42aと第1接続部22との間には、連結具の一部を構成するワッシャ42cが介在されている。フランジ部11の下方に飛び出した挿通されたボルト42aの先端部は、ワッシャ42cを介して、連結具の一部を構成するナット42bによって締結される。これにより、デッキプレート10と継手部材20とが接続される。
次に、図4(b)に示すように、継手部材20の第2接続部23が支持梁Bに接続される。具体的には、支持梁Bの横桟木b2上に継手部材20の第2接続部23が載置された状態において、連結具を構成する釘41が、第2接続部23の上方から第2接続部23の挿通孔23aに挿通されることによって支持梁Bの横桟木b2に対して打ち込まれる。これにより、継手部材20が支持梁Bに対して固定される。このようにして、デッキプレートユニット1が支持梁Bに接続される。
図4(c)に示すように、デッキプレートユニット1が支持梁Bに接合された状態において、デッキプレートユニット1の上面にコンクリートCが打設される。具体的には、継手部材20のスペーサ24及び補強部25の上方に図示しない鉄筋が配置された状態においてコンクリートCが打設される。継手部材20は、スペーサ24と補強部25が打設されたコンクリートCに埋設されることによって、コンクリートC(床スラブ)に固定される。
コンクリートCが固化した状態において、デッキプレート10と継手部材20との接続を解除することによって、床スラブの枠型からデッキプレート10が取り外される。具体的には、デッキプレート10のフランジ部11と継手部材20の第1接続部22との締結(接続)に使用されたナット42bがボルト42aから取り外される。これにより、デッキプレート10と継手部材20との接続が解除される。この状態において、作業者は、デッキプレート10を下方へと引っ張ることにより、床スラブからデッキプレート10を取り外すことができる。
以上のように、デッキプレート10と継手部材20とからなるデッキプレートユニット1を用いることにより、デッキプレート10が継手部材20を介して支持梁Bに接合される。これにより、デッキプレート10の上面にコンクリートCが打設された状態であっても、継手部材20とデッキプレート10との接続を解除することにより、床スラブからデッキプレート10を容易に取り外すことができる。これにより、デッキプレート10を床スラブを形成するための型枠として再利用することができる。
また、補強部25が取り付けられたスペーサ24は、支持梁Bに緊結されているので、これらがコンクリートCに埋設されることによって床スラブと支持梁Bとをより強固に一体化させることができる。
〔第1の実施の形態の変形例〕
第1の実施の形態に係るデッキプレートユニット1は、上記構成に限られない。例えば、図5及び図6に示す構成を適用することができる。
変形例に係るデッキプレートユニット1aは、デッキプレート10と継手部材20に加えて、調整部材30を有する。以下、デッキプレートユニット1と同じ構成については説明を省略する。
調整部材30は、デッキプレート10と継手部材20との間に設けられ、デッキプレート10と継手部材20とを接続する中間部材としての役割を担う。例えば、2つの支持梁B間に取り付けられるデッキプレート10の長さが支持梁B間の距離に対して十分ではない場合に、不足するデッキプレート10の長さ(支持長さ)を補うために使用される。図5に示すように、調整部材30は、略矩形上の平板形状を有し、例えば、薄板鋼板によって形成されている。調整部材30は、長手方向Lにおける一端側(デッキプレート10側)に形成される長孔形状の第1挿通孔30aと、長手方向Lにおける他端側(継手部材20側)に形成される長孔形状の第2挿通孔30bとを有する。第1挿通孔03aと第2挿通孔30bは、デッキプレート10の長手方向Lに沿って延びる長孔形状を有する。第1挿通孔30aと第2挿通孔30bは長孔形状を有しているので、作業者は、デッキプレート10の長手方向Lにおける長さに応じて、フランジ部11と調整部材30との接続位置及び継手部材12と調整部材30との接続位置を長手方向Lにおいて調整することができる。
図6(a)に示すように、床スラブの施工において、まず継手部材20の第2接続部23が支持梁Bに接続される。一方、デッキプレート10は、リブ12の下端部が支保工Sによって支持された状態で固定されている。次に、調整部材30の一端部がデッキプレート10のフランジ部11の上方に配置され、調整部材30の他端部が継手部材20の第1接続部22の下方に配置される。
このとき調整部材30は、フランジ部11の挿通孔11aと調整部材30の第1挿通孔30aが互いに連通するように、フランジ部11の上方に配置される。また、調整部材30は、第1接続部22の挿通孔22aと調整部材30の第2挿通孔30bが互いに連通するように、第1接続部22の下方に配置される。この状態において、フランジ部11と調整部材30、及び継手部材20と調整部材30が連結具(ボルト42a、ナット42b及びワッシャ42c)を用いてそれぞれ接続される。連結具による接続方法は上記実施の形態と同じであるため省略する。このようにして、デッキプレートユニット1が支持梁Bに接続される。
図6(b)に示すように、デッキプレートユニット1が支持梁Bに接続された状態で、デッキプレートユニット1の上面にコンクリートCが打設される。
コンクリートCが固化した後、デッキプレート10を支持する支保工Sが取り外されることにより、接続作業が完了する。この状態において、調整部材30と第1接続部22とを締結させていたナットの締結状態を解除することによって、床スラブの枠型からデッキプレート10と調整部材30が取り外される。
以上のように、デッキプレート10と継手部材20との間に調整部材30を介在させることにより、デッキプレート10の支持長さの調整が必要な構成においても、施工後(コンクリートCの打設後)において、床スラブの枠型からデッキプレート10を容易に取り外すことができる。さらに、調整部材30を用いることにより、デッキプレート10を支持するのに不足している長さを補うことができるので、デッキプレート10の全長を短くすることができる。これによりデッキプレート10の取り扱いを容易にすることができる。
〔第2の実施の形態〕
<デッキプレートユニットの構成>
本発明の第2の実施の形態に係るデッキプレートユニットについて、図7及び図8を用いて説明する。
本実施の形態に係るデッキプレートユニット100は、第1の実施の形態における支持梁Bに代えて他のデッキプレートとの接続に使用される。すなわち、デッキプレートユニット100は、継手部材を介して、2つのデッキプレート同士を接合する場合に使用される。建設現場において、支持梁B間の距離によっては、作業者はデッキプレート同士を接続して使用する場合がある。このような場合には、本実施の形態に係るデッキプレートユニット100が適用される。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、デッキプレートユニット100の一部を構成するデッキプレートを第1のデッキプレート110とし、デッキプレートユニット100に接続される別のデッキプレートを第2のデッキプレート200とする。
デッキプレートユニット100は、第1のデッキプレート110と継手部材120とを有する。デッキプレートユニット100は、施工時において、継手部材120の一端側に第1のデッキプレート110が接続され、継手部材120の他端側に第2のデッキプレート200が接続された状態で使用される。第1のデッキプレート110及び第2のデッキプレート200の構成については、第1の実施の形態に係るデッキプレート10の構成と同じであるため説明を省略する。
(継手部材)
図7に示すように、継手部材120は、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200との間に介在し、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200とを接続させる。継手部材120は、本体部121、スペーサ124及び補強部125を有する。
本体部121は、略矩形状の平板形状を有し、例えば、薄板鋼板によって形成されている。本体部121は、第1接続部122と、第2接続部123と、を有する。
第1接続部122は、長手方向Lにおいて本体部121の一端側に設けられる。第1接続部122は、第1のデッキプレート110のフランジ部111と接続される。第1接続部122は、幅方向Wにおいて間隔をあけて形成される長孔形状の挿通孔122aを複数有する。挿通孔122aは、長手方向Lに沿って延びるように形成されている。挿通孔122aは、フランジ部111と継手部材120とを接続する際に、連結具(ボルト42a)が挿通される。挿通孔122aは長孔形状を有しているので、作業者は、第1のデッキプレート110の長手方向Lにおける長さに応じて、フランジ部111と継手部材120との接続位置を長手方向Lにおいて調整することができる。
第2接続部123は、長手方向Lにおいて本体部121の他端側に設けられる。第2接続部123は、幅方向Wにおいて間隔をあけて形成される長孔形状の挿通孔123aを複数有する。挿通孔123aは、長手方向Lに沿って延びるように形成されている。挿通孔123aは、後述する第2のデッキプレート200のフランジ部201と継手部材120とを接続する際に、連結具(ボルト42a)が挿通される。挿通孔123aは長孔形状を有しているので、作業者は、第2のデッキプレート200の長手方向Lにおける長さに応じて、フランジ部201と継手部材120との接続位置を長手方向Lにおいて調整することができる。第2接続部123の挿通孔123aは、第1接続部122の挿通孔122aと長手方向Lに沿った直線上に配置されている。
スペーサ124は、例えば、棒型鋼(鉄筋)を屈曲加工して形成されたものである。スペーサ124の役割については、第1の実施の形態に係るスペーサと同じであるため説明を省略する。スペーサ124は、本体121の上面に立設される一対の立設部124aと立設部124aの上端部同士を繋ぐ橋部124bとを有する。一対の立設部124aの一方は本体部121の一端部側(第1接続部122側)に立設されており、一対の立設部124aの他方は本体部121の他端部側(第2接続部123側)に立設されている。一対の立設部124aの基端部は本体部121に溶接等により接合されている。立設部124aと橋部124bとの接続部は、円弧状に湾曲して形成されている。本実施の形態において、スペーサ124は、幅方向Wにおける本体部121の両端部と幅方向Wにおいて隣接する挿通孔122a,123aの間の位置に合わせて4つ形成されている。スペーサ124は、本体部121の強度を適宜調整するために設置数が変更されてよい。
補強部125は、例えば、直線状の棒型鋼(鉄筋)によって形成されたものである。補強部125の役割については、第1の実施の形態に係る補強部と同じであるため説明を省略する。補強部125は、スペーサ124の橋部124bと溶接等によって接合されている。補強部125の両端部は、幅方向Wにおいてスペーサ124の外側に飛び出している。
<デッキプレートユニットを用いた接合方法>
図8を用いて、デッキプレートユニット100を用いた2つのデッキプレート同士の接合方法について説明する。
図8に示すように、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200が間をあけて突き合わせた状態で配置される。このとき、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200は、それぞれのリブ112,202の端部が支保工Sによって支持された状態で固定されている。
この状態において、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200の上方に継手部材120が配置される。具体的には、第1のデッキプレート110のフランジ部111の上方に継手部材120の第1接続部122が配置されるとともに、第2のデッキプレート200のフランジ部201の上方に継手部材120の第2接続部123が配置される。この状態において、第1のデッキプレート110のフランジ部111の挿通孔111aと継手部材120の第1接続部122の挿通孔122aとが互いに連通する。また、第2のデッキプレート200のフランジ部201の挿通孔201aと継手部材120の第2接続部123の挿通孔123aとが互いに連通する。
上記状態において、ボルト42aが、第1接続部122の上方から、ワッシャ42cを介して、互いに連通する挿通孔111a、挿通孔122aに挿通される。また、別のボルト42aが、第2接続部123の上方から、ワッシャ42cを介して、互いに連通する挿通孔201a、挿通孔123aに挿通される。各デッキプレート110,200のフランジ部111,201の下方に飛び出した挿通されたボルト42aの先端部は、ワッシャ42cを介して、ナット42bによって締結される。これにより、継手部材120が第1のデッキプレート110及び第2のデッキプレート200に接続される。このようにして、継手部材120を介して、2つのデッキプレート110,200同士が接続される。
床スラブ等を構築する際には、上記接合体の上面にコンクリート(図示しない)が打設される。床スラブが構築される方法は第1の実施の形態と同じであるため省略する。
コンクリートが固化した後、コンクリート中に一部が埋設された継手部材120は構造体に固定される。この状態において、各デッキプレート110,200を支持する支保工Sが取り外されることにより、接続作業が完了する。必要に応じて、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200は、継手部材120との接続が解除されることにより、取り外されてもよい。この場合、第1のデッキプレート110のフランジ部111と継手部材120の第1接続部122との締結(接続)に使用されたナット42bがボルト42aから取り外される。これにより、第1のデッキプレート110と継手部材120との接続が解除される。この状態において、作業者は、第1のデッキプレート110を下方へと引っ張ることにより、床スラブの枠型から第1のデッキプレート110を取り外すことができる。一方、第2のデッキプレート200のフランジ部201と継手部材120の第2接続部123との締結(接続)に使用されたナット42bがボルト42aから取り外される。これにより、第2のデッキプレート200と継手部材120との接続が解除される。作業者は、第2のデッキプレート200を下方へと引っ張ることにより、床スラブの型枠から第2のデッキプレート200を取り外すことができる。
なお、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200は、継手部材120との接続が解除されることなく、接合された状態であってもよい。
以上のように、第1のデッキプレート110と継手部材120とからなるデッキプレートユニット100を用いることにより、継手部材120を介して2つのデッキプレート110,200同士が接続される。通常、デッキプレート同士が接合されるためには、デッキプレートの端部がエンドクローズ加工されている必要がある。エンドクローズ加工されたデッキプレートの端部はそれ以外の部分と比較して剛性に劣る。しかし、本実施の形態に係る態様によれば、デッキプレート110,200のフランジ部111,201の上面において継手部材120を介して、デッキプレート110,200同士が接合される。このため、剛性低下を招くエンドクローズ加工が不要となり、デッキプレート同士の接続部分の強度を向上させることができる。さらに、デッキプレート同士の接続においてエンドクローズ加工が施されていないデッキプレートが使用できるので、施工現場において対応可能な支持スパンを拡大することができる。なお、本実施の形態に係る発明は、デッキプレートの端部がエンドクローズ加工されたデッキプレートユニットに適用されてもよい。
〔第2の実施の形態の変形例〕
第2の実施の形態に係るデッキプレートユニット100は、上記構成に限られない。例えば、図9及び図10に示す構成を適用することができる。
変形例に係るデッキプレートユニット100aは、第1のデッキプレート110と継手部材120に加えて、継手補助部材130を有する。
継手補助部材130は、継手部材120とともに、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200とを接続する。継手補助部材130は、継手部材120によって接続されたデッキプレート110,200同士の接続部分の強度を高める。図9に示すように、継手補助部材130は、平坦形状を有する平坦部131と、平坦部131から下方に向けて凹むように形成されるリブ収容部134とを有する。
平坦部131は、長手方向Lにおける平坦部131の一端側に設けられる第1接続部132と、長手方向Lにおける平坦部131の他端側に設けられる第2接続部133と、を有する。
第1接続部132は、長手方向Lに沿って延びる長孔形状の挿通孔132aを有する。第2接続部133は、長手方向Lに沿って挿通孔132aと同じ方向に延びる長孔形状の挿通孔133aを有する。リブ収容部134は、平坦部131に対して略垂直に形成される一対の側壁134aと、側壁134aの下端同士を繋ぐ底壁134bとを有する。リブ収容部134は、幅方向Wにおいて隣接する平坦部131間にそれぞれ形成されている。リブ収容部134の側壁134aの高さ(長手方向L及び幅方向Wに対して垂直な方向における長さ)は、第1のデッキプレート110のリブ112及び第2のデッキプレート200のリブ202の高さと略同じ又は当該高さより大きく設定されている。リブ収容部134の底壁134bの幅(幅方向Wにおける長さ)は、第1のデッキプレート110のリブ112及び第2のデッキプレート200のリブ202の幅と略同じ又は当該幅よりも大きく設定されている。すなわち、リブ収容部134は、第1のデッキプレート110及び第2のデッキプレート200と継手補助部材130とが接続された状態において、両デッキプレート110,200のリブ112,202の端部を収容する(覆う)ことができるように設計されている。
第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200との接続方法について説明する。図10に示すように、継手部材120は、長手方向Lにおいて間をあけて突き合わせた状態の第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200の上方に配置される。一方、継手補助部材130は、上記状態において、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200の下方に配置される。この状態において、第1のデッキプレート110のフランジ部111の挿通孔111a、継手部材120の第1接続部122の挿通孔122a及び継手補助部材130の第1接続部132の挿通孔132aが互いに連通する。また、第2のデッキプレート200のフランジ部201の挿通孔201a、継手部材120の第2接続部123の挿通孔123a及び継手補助部材130の第2接続部133の挿通孔133aが互いに連通する。また、この状態において、第1のデッキプレート110のリブ112の端部と、第2のデッキプレート200のリブ202の端部は、継手補助部材130の収容部134に収容される。
上記状態において、ボルト42aが、ワッシャ42cを介して、継手部材120の第1接続部122の上方から、互いに連通する挿通孔122a,111a,132aに挿通される。また、別のボルト42aが、ワッシャ42cを介して、継手部材120の第2接続部123の上方から、互いに連通する挿通孔123a,201a,133aに挿通される。継手補助部材130の下方に飛び出したボルト42aの先端部は、ワッシャ42cを介して、ナット42bによって締結される。これにより、継手部材120及び継手補助部材130が第1のデッキプレート110及び第2のデッキプレート200に接続される。このようにして、継手部材120及び継手補助部材130により、2つのデッキプレート110,200を挟み込んだ状態で、デッキプレート110,200同士が接続される。
床スラブを構築する際には、上記接続構造体の上面にコンクリート(図示しない)が打設される。床スラブが構築される方法は上記実施の形態と同じであるため省略する。
コンクリートが固化した後、コンクリート中に一部が埋設された継手部材120はコンクリート(床スラブ)に固定される。この状態において、必要に応じて、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200は、継手部材120及び継手補助部材130との接続が解除されることにより、取り外されてもよい。この場合、第1のデッキプレート110のフランジ部111、継手部材120の第1接続部122及び継手補助部材130の第1接続部132との締結(接続)に使用されたナット42bがボルト42aから取り外される。これにより、第1のデッキプレート110、継手部材120及び継手補助部材130の接続が解除される。一方、第2のデッキプレート200のフランジ部201、継手部材120の第2接続部123及び継手補助部材130の第2接続部133との締結(接続)に使用されたナット42bがボルト42aから取り外される。これにより、第2のデッキプレート200、継手部材120及び継手補助部材130の接続が解除される。この状態において、作業者は、継手補助部材130とともに、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200を下方へと引っ張ることにより、床スラブの枠型から両デッキプレート110,200が容易に取り外すことができる。
なお、第1のデッキプレート110と第2のデッキプレート200は、継手部材120及び継手補助部材130との接続が解除されることなく、接続された状態であってもよい。
なお、上記変形例においては、継手補助部材130のリブ収容部134は、デッキプレート110,200のリブ112,202を1つずつ収容する例について説明したがこれに限られない。例えば、継手補助部材130のリブ収容部134は、デッキプレート110,200の複数のリブ112,202を包括的に収容する形態が適用されてもよい。
上記実施の形態においては、デッキプレートユニット1,1a,100,100aが、床スラブの施工に使用される例を挙げて説明したがこれに限られない。デッキプレートユニット1,1a,100,100aは、デッキプレートが使用される施工現場等において、いかなる用途に適用されてもよい。デッキプレートユニットは、例えば、建設現場において、デッキプレートが作業者の足場として利用される場合において適用されてもよい。
また、上記実施の形態においては、デッキプレートとして、フラット型のデッキプレートを例に挙げて説明したがこれに限られない。デッキプレートとしては、種々の形態を有するものが適用されてもよい。
1,1a デッキプレートユニット
10 デッキプレート
11 フランジ部
11a 挿通孔
12 リブ
20 継手部材
21 本体
22 第1接続部
22a 挿通孔
23 第2接続部
23a 挿通孔
24 スペーサ
24a 立設部
24b 橋部
25 補強部
30 調整部材
30a 第1挿通孔
30b 第2挿通孔
100,100a デッキプレートユニット
110 第1のデッキプレート
111 フランジ部
111a 挿通孔
112 リブ
120 継手部材
121 本体
122 第1接続部
122a 挿通孔
123 第2接続部
123a 挿通孔
124 スペーサ
124a 立設部
124b 橋部
125 補強部
130 継手補助部材
131 平坦部
132 第1接続部
132a 挿通孔
133 第2接続部
133a 挿通孔
134 リブ収容部
200 第2のデッキプレート
201 フランジ部
201a 挿通孔
202 リブ
B 支持梁
b1 縦桟木
b2 横桟木
b3 合板
S 支保工

Claims (10)

  1. 平坦なフランジ部を有するデッキプレートと、
    一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が他の部材に接続される継手部材と、を有するデッキプレートユニットであって、
    一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が前記継手部材に接続される調整部材を有し、
    前記継手部材は、前記調整部材を介して、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることを特徴とするデッキプレートユニット。
  2. 平坦なフランジ部を有するデッキプレートと、
    一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が他の部材に接続される継手部材と、を有するデッキプレートユニットであって、
    前記他の部材は、平坦なフランジ部を有する第2デッキプレートであり、
    前記継手部材は、前記他端において、前記第2デッキプレートのフランジ部に接続されており、
    前記デッキプレートのフランジ部と前記第2デッキプレートのフランジ部の下方に配置された状態で、一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が前記第2デッキプレートのフランジ部に接続される継手補助部材を有し、
    前記継手部材は、前記継手補助部材と対応する位置において、前記デッキプレートのフランジ部と前記第2デッキプレートのフランジ部とに接続されていることを特徴とするデッキプレートユニット。
  3. 平坦なフランジ部を有するデッキプレートと、
    一端が前記デッキプレートのフランジ部に接続され、他端が他の部材に接続される継手部材と、を有するデッキプレートユニットであって、
    前記継手部材は、本体部から立設する一対の脚部と、該脚部間を繋ぐ橋部と、を備えるスペーサを複数有し、
    前記継手部材は、前記複数のスペーサ間を繋ぐ補強部を更に有することを特徴とするデッキプレートユニット。
  4. 前記継手部材は、前記デッキプレートのフランジ部の上方に配置された状態で、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載のデッキプレートユニット。
  5. 前記デッキプレートのフランジ部と前記継手部材は、連結具を挿通させる挿通孔を有しており、
    前記継手部材は、前記挿通孔に挿通される連結具を介して、前記デッキプレートのフランジ部に接続されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載のデッキプレートユニット。
  6. 前記デッキプレートのフランジ部が有する挿通孔と、前記継手部材が有する挿通孔の少なくともいずれかは前記デッキプレートのフランジ部の長手方向に沿って延びる長孔形状を有することを特徴とする請求項5に記載のデッキプレートユニット。
  7. 前記他の部材は、構造物の梁又は当該梁を構築する型枠に固定されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載のデッキプレートユニット。
  8. 一端がデッキプレートの平坦なフランジ部に接続され、他端が他の部材に接続され、床スラブの一部を構成するコンクリートに埋設される継手部材であって、
    本体部と、
    前記本体部から立設する一対の脚部と、該脚部間を繋ぐ橋部と、を備える複数のスペーサと、
    前記複数のスペーサ間を繋ぐ補強部と、
    を有することを特徴とする継手部材。
  9. 請求項1に記載のデッキプレートユニットを用いた床スラブの施工方法において
    記継手部材の他端を支持梁に接続する工程と、
    前記調整部材の一端を前記デッキプレートのフランジ部の上方に配置し、他端を前記継手部材の一端の下方に配置する工程と、
    前記調整部材と前記フランジ部を接続し、前記調整部材と前記継手部材を接続する工程と、
    前記継手部材と前記調整部材と前記デッキプレートの上にコンクリートを打設する工程と、
    前記コンクリートが固化した状態において、前記継手部材と前記調整部材との接続を解除して前記デッキプレート及び前記調整部材を取り外す工程と、
    を有することを特徴とする床スラブの施工方法。
  10. 請求項2に記載のデッキプレートユニットを用いた床スラブの施工方法において、
    前記継手部材を前記デッキプレートと前記第2デッキプレートの上方に配置する工程と、
    前記継手補助部材を前記デッキプレートと前記第2デッキプレートの下方に配置する工程と、
    前記継手部材と前記継手補助部材とで前記デッキプレート及び前記第2デッキプレートを挟み込んだ状態で、前記継手部材と前記継手補助部材と前記デッキプレートと前記第2デッキプレートとを接続する工程と、
    前記継手部材と前記デッキプレートと前記第2デッキプレートの上にコンクリートを打設する工程と、
    前記コンクリートが固化した状態において、前記継手部材と前記継手補助部材と前記デッキプレートと前記第2デッキプレートとの接続を解除して前記デッキプレートと前記第2デッキプレートと前記継手補助部材とを取り外す工程と、
    を有することを特徴とする床スラブの施工方法。
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