JP3528104B2 - 電磁波シールド構造の建物の建築方法 - Google Patents

電磁波シールド構造の建物の建築方法

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JP3528104B2
JP3528104B2 JP5343295A JP5343295A JP3528104B2 JP 3528104 B2 JP3528104 B2 JP 3528104B2 JP 5343295 A JP5343295 A JP 5343295A JP 5343295 A JP5343295 A JP 5343295A JP 3528104 B2 JP3528104 B2 JP 3528104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波シールド構造
の建物の建築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12に示すように、鉄骨梁
1上にデッキプレート2を配置し、デッキプレート2上
に床鉄筋を配してコンクリートを打設し、鉄筋コンクリ
ート床Csを構築し、デッキプレート2、鉄骨梁1等に
より電磁波をシールドする建物がある。この種の建物の
デッキプレート2と鉄骨梁1と間からの電磁波の漏洩
侵入を遮断する方法には、例えば、次の(1)及び
(2)のものがある。 (1)図11に示すように、デッキプレート2同士の長
手方向の端部2aを鉄骨梁1上で突合せ、デッキプレー
ト2同士の幅方向の端部を互いに重ね合わせ、デッキプ
レート2と同じ断面形状のカバープレート3をデッキプ
レート2の端部2aの上側に被せ、カバープレート3及
びデッキプレート2を複数のボルトb及びナットnにて
鉄骨梁1のフランジ1aに固着し、デッキプレート2の
重ね合わせた幅方向の端縁部を溶接にて接合する方法
(実公平2−11833号公報)。 (2)図12に示すように、デッキプレート2同士の長
手方向の端部2aを鉄骨梁1上で間隔をおいて突合せ、
デッキプレート2同士の幅方向の端縁部を、それらの間
に電磁波遮蔽材を配して互いに重ね合わせ、デッキプレ
ート2の長手方向の端部2aを鉄骨梁1に溶接して固着
し、重ね合わせた幅方向の端縁部をタッピングビス又は
溶接にて接合し、デッキプレート2の端部2aの凹条部
を閉塞するように、デッキプレート2の端部2aの上側
に断面L字形のシールドライナー4を被せ、デッキプレ
ート2の凹条部とシールドライナー4との間の隙間に電
磁波遮蔽材5を充填し、シールドライナー4をデッキプ
レート2溶接にて固着する方法(実開平5−4243
3号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の方法は、
カバープレート3とデッキプレート2とを複数のボルト
b及びナットnにて鉄骨梁1のフランジ1aに固着する
ため、鉄骨梁のフランジ1a、カバープレート3及びデ
ッキプレートに多数のボルト孔を穿設する必要があり、
ボルト孔の穿設及びボルトナット止めに手間がかかる欠
点があり、また、電磁波のシールド特性も充分ではな
い。上記(2)の方法は、デッキプレート2の長手方向
の端部2aを鉄骨梁1に溶接して固着し、デッキプレー
ト2の端部2aの凹条部を閉塞するように、デッキプレ
ート2の端部2aの上側に断面L字形のシールドライナ
ー4を被せ、シールドライナー4をデッキプレート2の
端部2aに溶接するため、デッキプレート2の端部2a
の鉄骨梁1への溶接による固着及びシールドライナー4
のデッキプレート2の端部2aへの溶接による固着に多
くの手間がかかる欠点がある。この発明の解決しようと
する課題は、上記のような従来技術の欠点を有しない電
磁波シールド構造の建物の建築方法を提供すること、換
言すると、デッキプレート及びカバープレートの鉄骨梁
等への固着が容易で、電磁波のシールド特性のよい電磁
波シールド構造の建物の建築方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、ッキプレートの上にコンクリートを打
設することにより鉄筋コンクリート床を形成する電磁波
シールド構造の建物を建築する方法において、デッキプ
レート同士の長手方向の端部を鉄骨梁上で隙間をあけて
対向させ、デッキプレートの長手方向の端部の凹条部内
に電磁波遮蔽材を配するとともに、前記端部の凸条部
上側に電磁波遮蔽材を配し、対向するデッキプレートの
端部間の隙間に、中央に長手方向に延びる凹条部のある
対端ジョイントカバープレートの凹条部を嵌めて、その
凹条部の底部を鉄骨梁の上面に当て、その凹条部の側壁
部をデッキプレートの長手方向の端面に対面させ、対端
ジョイントカバープレート両側の側縁部デッキプレ
ートの長手方向の端部の上側を被対端ジョイントカ
バープレートの凹条部の底部の間隔をおいた複数の部分
にスタッドを立てて、各スタッドの下端を対端ジョイン
トカバープレートの底部及び鉄骨梁に溶接にて固着し、
複数のドリルタッピングネジを対端ジョイントカバープ
レートの両側の側縁部及びデッキプレートの長手方向の
端部の凸条部に前記側縁部の上側からねじ込んで、対端
ジョイントカバープレートデッキプレートの長手方向
の端部接合することを特徴とする電磁波シールド構造
の建物の建築方法にある。なお、デッキプレート、対端
ジョイントカバープレートジョイントカバープレー
ト、端ジョイントカバープレート等の上側に、通常のや
り方で床鉄筋を配してから、コンクリートを打設して、
鉄筋コンクリート造の床を形成する。電磁波遮蔽材とし
ては、例えば、ステンレス鋼を細い繊維にして綿状にし
たものを使うが、可撓性と電磁波遮蔽性があるものなら
どのようなものでもよい。対端ジョイントカバープレー
ト、側縁ジョイントカバープレート、ジョイントカバー
プレート、端ジョイントカバープレート及びデッキプレ
ートとしては、ドリルタッピングネジを使って互いに接
合できる程度の厚さ(例えば、厚さ1.6mm)の鋼板
(例えば、亜鉛鍍金鋼板)を用いて製作したものを使
う。
【0005】隣接する複数のデッキプレートの幅方向の
接合は、例えば、それらの隣接するデッキプレートの幅
方向の一方の側の側縁部の長手方向に延びる突縁を隣接
するデッキプレートの幅方向の他方の側の側縁部に形成
された長手方向に延びる溝孔に挿入した状態になるよう
に、鉄骨梁上に配置し、隣接するデッキプレートの側縁
部の突縁を挿入した溝孔のある箇所に電磁波遮蔽材を被
せ、該電磁波遮蔽材を被せた側縁部の上側に、長くて薄
い鋼板を曲げて形成した側縁ジョイントカバープレート
の長手方向に延びる凸条部を被せ、前記電磁波遮蔽材を
被せた突縁と溝孔のある箇所を側縁ジョイントカバープ
レートの凸条部の内側の空間内に収容し、多数のドリル
タッピングネジを側縁ジョイントカバープレートの両側
の側縁部の上側からねじ込み、側縁ジョイントカバープ
レートの両側の側縁部をデッキプレートの側縁部に接合
する。また、鉄骨梁の幅方向の両側の長手方向に延びる
側縁部に沿って、デッキプレートの幅方向の側縁部が位
し、かつ鉄骨梁の前記側縁部よりのデッキプレートの
長手方向に延びる凸条部が鉄骨梁から離れるように、複
数のデッキプレートを鉄骨梁の両側に配置し、鉄骨梁
デッキプレートの間を遮蔽処理する場合には、鉄骨梁
の長手方向に延びる端縁よりのデッキプレートの長手
方向に延びる凸条部の上側に電磁波遮蔽材を配し、鉄骨
梁の上側に長い平板状のジョイントカバープレートを配
し、ジョイントカバープレートの両側の側縁部で上側に
電磁波遮蔽材を配したデッキプレートの凸条部の上側を
被い、鉄骨梁の上側に位置するジョイントカバープレー
間隔をおいた複数の部分にスタッドを立てて、スタ
ッドの下端をジョイントカバープレート及び鉄骨梁に溶
接にて固着し、複数のドリルタッピングネジをジョイン
トカバープレートの両側の側縁部及びデッキプレートの
前記凸条部に前記側縁部の上側からねじ込んで、ジョイ
ントカバープレートをデッキプレートに接合する。
【0006】その一部を鉄骨梁で支持したデッキプレー
トの長手方向の端部を鉄骨鉄筋コンクリート造の梁、柱
等の建物躯体で支持する場合には、建物躯体のデッキプ
レートの端部に対応する部分にデッキ受けアングル金物
を固着し、デッキプレートの長手方向の端部を前記アン
グル金物の水平部で支持し、デッキプレートの前記端部
凹条部内に電磁波遮蔽材を配し、前記端部の凸条部
上側電磁波遮蔽材を配し、かつ前記アングル金物の水
平部の上側に電磁波遮蔽材を配し、端ジョイントカバー
プレートの垂直部がデッキプレートの前記端部の端面に
対面し、その下水平部が前記アングル金物の水平部の上
側の電磁波遮蔽材の上に位置し、その上水平部がデッキ
プレートの電磁波遮蔽材を配した前記端部の上側を被う
ように、端ジョイントカバープレートを配置し、複数の
ドリルタッピングネジを前記ジョイントカバープレート
の下水平部及び前記アングル金物の水平部に前記下水平
部の上側からねじ込んで、前記ジョイントカバープレー
トの下水平部を前記アングル金物の水平部に接合し、か
つ複数のドリルタッピングネジを端ジョイントカバープ
レートの上水平部及びデッキプレートの端部の凸条部に
前記上水平部の上側からねじ込んで、端ジョイントカバ
ープレートの上水平部をデッキプレートの端部の凸条部
接合する。なお、デッキ受けアングル金物としては、
ドリルタッピングネジを使って端ジョイントカバープレ
ートと接合できる程度の厚さ(例えば、厚さ1.6m
m)の鋼板(例えば、亜鉛鍍金鋼板)を用いて製作した
ものを使う。鉄骨梁が継手金物を使って接続されている
場合は、ジョイントカバープレートの鉄骨梁の継手金物
に対応する部分に継手金物よりも少々大きい開口を設
け、ジョイントカバープレートをその開口内に継手金物
を位置させて鉄骨梁上に配し、ジョイントカバープレー
トの開口から突出する継手金物の上側に箱状の突出部の
ある蓋体を配し、蓋体の周縁部をジョイントカバープレ
ートの開口の周囲の部分に複数のドリルタッピングネジ
を使って接合する。
【0007】
【実施例】実施例1は、図1〜図4に示され、電磁波の
漏洩を遮蔽すべき室空間10の上側(及び下側)に鉄骨
梁11を設け、この鉄骨梁11上でデッキプレート12
同士の長手方向の端部12A、12Aを突合せ、デ
ッキプレート12の上側に床鉄筋Rを配してコンクリー
トを打設して、鉄筋コンクリート床Csを形成する例で
ある。図3に示すように、デッキプレート12は、長く
て薄い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を波形
に曲げて形成され、長手方向に延びる複数の凸条部12
a、凹条部12b及び両側の側縁部12cを備えてい
る。多数のデッキプレート12を、図4に示すように、
それらの隣接するデッキプレート12の幅方向の一側の
長手方向に延びる側縁部12cの突縁12cを隣接す
るデッキプレート12の他側の側縁部12cの溝孔12
に挿入して、鉄骨梁11上に配置する。側縁ジョイ
ントカバープレート13は、長くて薄い(例えば、厚さ
1.6mm)亜鉛鍍金鋼板を曲げて形成され、その中央
の長手方向に延びる横断面矩形の凸条部13a、該凸条
部13aの内側の空間13b及び凸条部13aの下側の
両側の長手方向に延びる水平な側縁部13cを備えてい
る。隣接するデッキプレート12の側縁部12cの嵌合
された突縁12cと溝孔12cの上側に電磁波遮蔽
材14を被せ、遮蔽材14を被せた側縁部12cの上側
に、前記カバープレート13の空間13bのある部分を
被せ、側縁部12cをその空間13b内に収容する。そ
して、多数のドリルタッピングネジDtsを前記カバー
プレート13の側縁部13cの上側からねじ込み、前記
カバープレート13の両側の側縁部13cをデッキプレ
ート12の側縁部12cに接合する。
【0008】図1に示すように、鉄骨梁11の上側に、
一方のデッキプレート12の長手方向の端部12A
他方のデッキプレート12の端部12Aとが間隔をお
いて対向するように、多数のデッキプレート12を配置
する。対端ジョイントカバープレート15は、長くて薄
い(例えば、厚さ1.6mm)矩形の亜鉛鍍金鋼板を曲
げて形成され、中央の長手方向に延びる凹条部15aと
その両側の水平な側縁部15bとを備え、凹条部15a
は水平な底部15aとその両端の垂直な側壁部15a
とで形成され、この側壁部15aの上端にこれと接
続して側縁部15bが形成されている。鉄骨梁11上に
配置したデッキプレート12の端部12A、12A
の凹条部12b内に電磁波遮蔽材14を配し、かつ凸条
部12a上にも遮蔽材14を配し、一方のデッキプレー
ト12の端部12Aと他方のデキプレート12の端
部12Aとの間の隙間に、前記カバープレート15の
凹条部15aを嵌め、前記カバープレート15の水平な
側縁部15bでデッキプレート12の端部12A、1
2Aの電磁波遮蔽材を配した部分の上側を被う。そし
て、前記カバープレート15の凹条部15aの水平な底
部14a上に、その長手方向に間隔をおいて、多数の
スタッド16を立てて、通常のやり方で、スタッド16
の下端を前記カバープレート15の底部15a及び鉄
骨梁11のフランジ11aに溶接する。そして、前記カ
バープレート15の側縁部15bの上側から、多数のド
リルタッピングネジDtsをねじ込み、前記カバープレ
ート15の両側の側縁部15bを、多数のドリルタッピ
ングネジDtsを介して、各デッキプレート12の端部
12A、12Aの凸条部12aに接合する。なお、
多数のドリルタッピングネジDtsは、図3に示すよう
に、千鳥掛けに配する。
【0009】実施例1によると、鉄骨梁11上に配した
両方のデッキプレート12の長手方向の端部12A
12Aは、ドリルタッピングネジDts、対端ジョイ
ントカバープレート15及びスタッド16の溶接部分を
介して鉄骨梁11の上側のフランジ11aに接合され
る。対端ジョイントカバープレート15は薄い鋼板で形
成されていて、スタッド16をその凹条部15aの底部
14a上に立てて、通常のやり方で、スタッド16の
下端を前記カバープレート15の底部15a及び鉄骨
梁11のフランジ11aに一緒に溶接することができ、
スタッド16を鉄骨梁11に接合する際に、対端ジョイ
ントカバープレート15も鉄骨梁11に接合できる。
【0010】実施例2は、図5〜図7に示され、電磁波
の漏洩を遮蔽する室空間10の上側(及び下側)に鉄骨
梁11を設け、鉄骨梁11の上側の両側にデッキプレー
ト12を配置し、このデッキプレート12を鉄骨梁11
のフランジ11aで支持し、デッキプレート12の上側
に床鉄筋を配してコンクリートを打設して、鉄筋コンク
リート床Csを形成する例である。デッキプレート12
を、その幅方向の側縁部12cが鉄骨梁11の上側のフ
ランジ11aの幅方向の両側の長手方向に延びる側縁部
11aと平行になるように、鉄骨梁11のフランジ1
1aに沿って配置し、デッキプレート12の鉄骨梁11
よりの凸条部12aの上側を電磁波遮蔽材14で被う。
図5及び図7に示すように、デッキプレート12の側縁
部12cは鉄骨梁11に接触しておらず、デッキプレー
ト12の鉄骨梁11の前記側縁部11a よりの凸条部
12aは該側縁部11a から離れている。デッキプレ
ート12と鉄骨梁11の上側のフランジ11aとを接合
するジョイントカバープレート17は、図5に示すよう
に、長くて薄い(例えば、厚さ1.6mm)矩形の亜鉛
鍍金鋼板の平板で構成され、図6に示すように、鉄骨梁
11の継手金物11Aに対応する部分には、継手金物1
1Aを受け入れる開口17aが形成されている。前記カ
バープレート17の開口17aを塞ぐ蓋体17Aは、薄
い(例えば、厚さ1.6mm)亜鉛鍍金鋼板で構成さ
れ、継手金物11Aよりも少々大きい寸法の幅、長さ及
び高さの直方体形の箱部17A1とその周縁に額縁状に
接合された平らな周縁板17A2とを備えている。前記
カバープレート17を、その幅方向の両側の側縁部17
cが鉄骨梁11のフランジ11aの両側に位置するデッ
キプレート12の電磁波遮蔽材14で被った凸条部12
aの前記電磁波遮蔽材14の上側に位置し、かつその開
口17aが鉄骨梁11の継手金物11Aの部分に嵌まる
ように、鉄骨梁11のフランジ11a上に載置する。
【0011】カバープレート17の開口17aから突出
する継手金物11Aの上側に蓋体17Aの箱部17A1
を被せ、図6に示すように、蓋体17Aの側縁板17A
2の上側から多数のドリリングタッピングネジDtsを
ねじ込んで、蓋体17Aの周縁板17A2をカバープレ
ート17の開口17aの周囲の部分に接合する。また、
カバープレート17の略中央17bの長手方向及び幅方
向に間隔をおい複数の部分にそれぞれスタッド16を
立て、通常のやり方で、スタッド16の下端をカバープ
レート17及び鉄骨梁11のフランジ11aに溶接にて
接合する。それから、カバープレート17の両側の側縁
部17cの上側から、多数のドリリングタッピングネジ
Dtsをねじ込み、両側の側縁部17cを、デッキプレ
ート12の長手方向に延びる凸条部12aに接合する。
なお、多数のドリリングタッピングネジDtsは、図6
に示すように、千鳥掛けに配する。実施例2によると、
鉄骨梁11のフランジ11aの両側に位置するデッキプ
レート12の長手方向の凸条部12aは、ドリリングタ
ッピングネジDts、ジョイントカバープレート17及
びスタッド16の下端の溶接部を介して鉄骨梁11の上
側のフランジ11aに接合され、デッキプレート12の
鉄骨梁への接合が容易になる。なお、図7に示すよう
に、カバープレート17の幅方向の端縁部とこの端縁部
の近傍のデッキプレート12の部分との上側を下側面に
接着剤を付けた水を通さないシート状体Sで被ってか
ら、コンクリートを打設する。
【0012】実施例3は、図8〜図10に示され、電磁
波の漏洩を遮蔽する室空間10の周囲の上側に鉄骨鉄筋
コンクリート梁21を設け、少なくともその一部が鉄骨
梁で支持されているデッキプレート12の端部を前記梁
21で支持し、デッキプレート12の上側に床鉄筋を配
してコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート床Cs
を形成する例である。鉄骨鉄筋コンクリート梁21の側
面の上側にこの梁21に沿って横断面がL字形のデッキ
受けアングル金具22を配し、該アングル金物22の垂
直部分22aの下方の外側にシールド鋼板取付用の下地
金具23を配し、前記アングル金物22の垂直部分22
aと下地金具23の垂直部分23aをコンクリートビス
Cbsで梁21のコンクリート部分に固着する。デッキ
受けアングル金物22は、図9に示すように、長くて薄
い(例えば、厚さ1.6mm)矩形の亜鉛鍍金鋼板を横
断面L字形に曲げて形成される。デッキプレート12の
長手方向の端部12Aが前記アングル金物22の水平
部分22bの上側にくるように、複数のデッキプレート
12を配置し、デッキプレート12の端部12Aの上
側の凹条部12bに電磁波遮蔽材14を詰め、かつこの
遮蔽材14の上側、デッキプレート12の端部12A
凸条部12aの上側、デッキプレート12の長手方向
の端面12Aa及びアングル金物22の水平部分22
bの上側が遮蔽材14で被われるように、遮蔽材14を
配置する。
【0013】端ジョイントカバープレート24は、長く
て薄い(例えば、厚さ1.6mm)矩形の亜鉛鍍金鋼板
を曲げて形成され、中央の垂直部24a、この垂直部2
4aの上端に接続されて一方の側に延びる上水平部24
b、及び前記垂直部分24aの下端に接続されて他方の
側に延びる下水平部24cを備えている。前記カバープ
レート24の垂直部24aがデッキプレート12の前記
端面12Aaに対面し、その下水平部24cがアング
ル金物22の水平部22bの上側に位置し、その上水平
部24bがデッキプレート12の端部12Aの上側を
被うように、端ジョイントカバープレート24を配置す
る。それから、前記カバープレート24の下水平部24
cの上側から多数のドリリングタッピングネジDtsを
ねじ込んで、その下水平24cをアングル金物22の水
平部22bに接合し、かつ前記カバープレート24の上
水平部24bの上側から多数のドリリングタッピングネ
ジDtsをねじ込んで、その上水平部24bをデッキプ
レート12の端部12Aの凸条部12aに接合する。
上記の多数のドリリングタッピングネジDtsは千鳥掛
けに配する。なお、端カバープレート24の下水平部2
4cの上側を、図9に示すように、下側面に接着剤を付
けた水を通さないシート状体Sで被ってから、コンクリ
ートを打設する。電磁波の漏洩を遮蔽する室空間10の
上側の鉄骨梁11と鉄骨鉄筋コンクリート梁21との接
合個所には、図10に示すように、前記室空間10に面
する部分にシールドプレート25(例えば、厚さ6.0
mmの亜鉛メッキ鋼板)を取付け、薄い(例えば、厚さ
0.5mm)亜鉛鍍金鋼板からなるシールド板26を梁
21、柱、壁等に取付けた下地金具23に多数のドリリ
ングタッピングネジDtsを使って接合する。
【0014】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄に
記載した構成を備えることにより、次の(イ)ないし
(ホ)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の電磁波シールド構造の建物の建築
方法は、次の(1)〜(3)の作用効果を奏する。 (1)デッキプレートの上にコンクリートを打設するこ
とにより鉄筋コンクリート床を形成する電磁波シールド
構造の建物を建築する方法において、 デッキプレート
士の長手方向の端部を鉄骨梁上で隙間をあけて対向さ
せ、デッキプレートの長手方向の端部の凹条部内に電磁
波遮蔽材を配するとともに、前記端部の凸条部の上側に
電磁波遮蔽材を配し、対向するデッキプレートの端部間
の隙間に、中央に長手方向に延びる凹条部のある対端ジ
ョイントカバープレートの凹条部を嵌めて、その凹条部
の底部を鉄骨梁の上面に当て、その凹条部の側壁部をデ
ッキプレートの長手方向の端面に対面させ、対端ジョイ
ントカバープレート両側の側縁部デッキプレートの
長手方向の端部の上側を被対端ジョイントカバープ
レートの凹条部の底部の間隔をおいた複数の部分にスタ
ッドを立てて、各スタッドの下端を対端ジョイントカバ
ープレートの底部及び鉄骨梁に溶接にて固着し、複数の
ドリルタッピングネジを対端ジョイントカバープレート
の両側の側縁部及びデッキプレートの長手方向の端部の
凸条部に前記側縁部の上側からねじ込んで、対端ジョイ
ントカバープレートデッキプレートの長手方向の端部
接合するから、スタッドを鉄骨梁に溶接にて固着する
際に、対端ジョイントカバープレートの凹条部の底部
鉄骨梁に溶接にて固着でき、デッキプレートの長手方向
の端部と対端ジョイントカバープレートとの接合もドリ
リングタッピングネジにて容易にでき、予めデッキプレ
ート、対端ジョイントカバープレート及び鉄骨梁等にボ
ルト孔を穿設する必要がなく、それらの部材の相互接合
を施工性よく行うことができる。(2)互いに間隔をおいて対向しかつその凹条部内に電
磁波遮蔽材を配しその凸条部の上側に電磁波遮蔽材を配
した多数のデッキプレートの長手方向の端部の上面と端
面を一枚の対端ジョイントカバープレートで被うことが
できる。 (3)デッキプレートの長手方向の端部は対端ジョイン
トカバープレートを介して鉄骨梁に接合され、その凹条
部内に電磁波遮蔽材が配されかつその凸条部の上側に電
磁波遮蔽材が配されたデッキプレートの長手方向の端部
は、その上側が対端ジョイントカバープレートの側縁部
で被われ、対端ジョイントカバープレートの側縁部がデ
ッキプレートの端部の凸条部にドリルタッピングネジに
て接合され、デッキプレートの端面がその底部を鉄骨梁
に溶接にて接合した対端ジョイントカバープレートの凹
状部の側壁部に対面するようになるから、デッキプレー
ト及び対端ジョイントカバープレートの鉄骨梁への固着
が容易になるだけでなく、電磁波のシールド特性のよい
電磁波シールド構造の建物を得ることができ る。 (ロ)請求項2記載の電磁波シールド構造の建物の建築
方法は、上記の(1)〜(3)の作用効果を奏するだけ
でなく、次の(4)の作用効果を奏する。 (4)複数のデッキプレートを、それらの隣接するデッ
キプレートの幅方向の一方の側の側縁部の長手方向に延
びる突縁を隣接するデッキプレートの幅方向の他方の側
の側縁部に形成された長手方向に延びる溝孔に挿入した
状態になるように、鉄骨梁上に配置し、隣接するデッキ
プレートの側縁部の突縁を挿入した溝孔のある箇所に電
磁波遮蔽材を被せ、該電磁波遮蔽材を被せた側縁部の上
側に、長くて薄い鋼板を曲げて形成した側縁ジョイント
カバープレートの長手方向に延びる凸条部を被せ、前記
電磁波遮蔽材を被せた突縁と溝孔のある箇所を側縁ジョ
イントカバープレートの凸条部の内側の空間内に収容
し、多数のドリルタッピングネジを側縁ジョイントカバ
ープレートの凸条部の両側にある側縁部の上側からねじ
込み、側縁ジョイントカバープレートの両側の側縁部を
デッキプレートの側縁部に接合するから、隣接するデッ
キプレートの側縁部の接合部からの電磁波の漏洩を完全
に防止できる。
【0015】(ハ)請求項3記載の電磁波シールド構造
の建物の建築方法は、次の(5)及び(6)の作用効果
を奏する。 (5)デッキプレートの上にコンクリートを打設するこ
とにより鉄筋コンクリート床を形成する電磁波シールド
構造の建物を建築する方法において、鉄骨梁の幅方向の
両側の長手方向に延びる側縁部に沿って、デッキプレー
トの幅方向の側縁部が位置し、かつ鉄骨梁の前記側縁部
よりのデッキプレートの長手方向に延びる凸条部が鉄骨
梁から離れるように、複数のデッキプレートを鉄骨梁の
両側に配置し、鉄骨梁の前記側縁部よりのデッキプレー
トの長手方向に延びる凸条部の上側に電磁波遮蔽材を配
し、鉄骨梁の上側に長い平板状のジョイントカバープレ
ートを配し、ジョイントカバープレートの両側の側縁部
で上側に電磁波遮蔽材を配したデッキプレートの前記凸
条部の上側を被い、鉄骨梁の上側に位置するジョイント
カバープレートの間隔をおいた複数の部分にスタッドを
立てて、スタッドの下端をジョイントカバープレート及
び鉄骨梁に溶接にて固着し、複数のドリルタッピングネ
ジをジョイントカバープレートの両側の側縁部及びデッ
キプレートの前記凸条部に前記側縁部の上側からねじ込
んで、ジョイントカバープレートをデッキプレートの凸
条部に接合するから、 スタッドを鉄骨梁に溶接にて固着
する際に、ジョイントカバープレートを鉄骨梁に溶接に
て固着でき、デッキレートの鉄骨梁の前記側縁部よりの
凸条部とジョイントカバープレートの前記側縁部との接
ドリリングタッピングネジにて容易に行うことがで
き、デッキプレート、ジョイントカバープレート及び鉄
骨梁の相互接合を施工性よく行うことができる。(6)鉄骨梁の両側のデッキプレートの鉄骨梁の長手方
向に延びる側縁部よりに位置する凸条部が、その鉄骨梁
の上側に位置する間隔をおいた複数の部分が該部分に立
てたスタッドの下端の鉄骨梁への溶接の際に鉄骨梁に溶
接にて固着されたジョイントカバープレートを介して鉄
骨梁に接合され、電磁波遮蔽材がデッキプレートの前記
凸条部とジョイントカバープレートの側縁部との間に挟
まれた状態になって配置され、デッキプレートの前記凸
条部とジョイントカバープレートの側縁部とが複数のド
リルタッピングネジにより接合された状態になるから、
デッキプレート及びジョイントカバープレートの鉄骨梁
への固着が容易になるだけでなく、電磁波のシールド特
性のよい電磁波シールド構造の建物を得ることができ
る。 (ニ)請求項4記載の電磁波シールド構造の建物の建築
方法は、上記(5)及び(6)の作用効果を奏するだけ
でなく、次の(7)の作用効果も奏する。 (6) ジョイントカバープレートの鉄骨梁の継手金物に
対応する部分に継手金物よりも少々大きい開口を設け、
ジョイントカバープレートをその開口内に継手金物を位
置させて鉄骨梁上に配し、ジョイントカバープレートの
開口から突出する継手金物の上側に箱状の突出部のある
蓋体を配し、蓋体の周縁部をジョイントカバープレート
の開口の周囲の部分に複数のドリリングタッピングネジ
を使って接合すると、継手金物で接続する部分の鉄骨梁
に加工を施すことなく、かつジョイントカバープレート
の強度を減することなく、鉄骨梁上にジョイントカバー
プレートを接合することができる。 (ホ)請求項5記載の電磁波シールド構造の建物の建築
方法は、上記(1)〜(6)の作用効果を奏するだけで
なく、次の(8)及び(9)の作用効果も奏する。 (8)鉄骨鉄筋コンクリート造の梁、柱等の建物躯体の
デッキプレートの端部に対応する部分にデッキ受けアン
グル金物を固着し、その一部を鉄骨梁で支持したデッキ
プレートの長手方向の端部を前記アングル金物の水平部
で支持し、デッキプレートの前記端部の凹条部内に電磁
波遮蔽材を配し、前記端部の凸条部の上側に電磁波遮蔽
材を配し、かつ前記アングル金物の水平部の上側に電磁
波遮蔽材を配し、端ジョイントカバープレートの垂直部
がデッキプレートの前記端部の端面に対面し、その下水
平部が前記アングル金物の水平部の上側の電磁波遮蔽材
の上に位置し、その上水平部がデッキプレートの電磁波
遮蔽材を配した前記端部の上側を被うように、端ジョイ
ントカバープレートを配置し、複数のドリルタッピング
ネジを端ジョイントカバープレートの下水平部及び前記
アングル金物の水平部に前記下水平部の上側からねじ込
んで、端ジョイントカバープレートの下水平部を前記ア
ングル金物の水平部に接合し、かつ複数のドリルタッピ
ングネジを端ジョイントカバープレートの上水平部及び
デッキプレートの端部の凸条部に前記上水平部の上側か
らねじ込んで、端ジョイントカバープレートの上水平部
をデッキプレートの端部の凸条部に接合するから、その
一部を鉄骨梁で支持したデッキプレートの長手方向の端
部を鉄骨鉄筋コンクリート造の梁、柱等の建物躯体に、
容易にかつ電磁波のシールド特性よく接合することがで
きる。(9)デッキプレートの長手方向の端部の凸条部が、端
ジョイントカバープレートを介して建物躯体に固着され
たデッキ受けアングル金物に接合され、端ジョイントカ
バープレートの上水平部とデッキプレートの長手方向の
端部(すなわち、凹条部及び凸条部)との間に電磁波遮
蔽材が配され、端ジョイントカバープレートの下水平部
とデッキ受けアングル金物の水平部との間に電磁波遮蔽
材が配され、端ジョイントカバープレートの下水平部と
アングル金物の水平部とが複数のドリルタッピングネジ
にて接合され、デッキプレートの長手方向の端部の凸条
部と端ジョイントカバープレートの上水平部とが複数の
ドリルタッピングネジにて接合されることになるから、
デッキプレート及び端ジョイントカバープレートの鉄骨
鉄筋コンクリート造の梁、柱等の建物躯体への固着が容
易になるだけでなく、電磁波のシールド特性のよい電磁
波シールド構造の建物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の鉄骨梁、デッキプレートの長手方向
の端部、対端ジョイントカバープレート、電磁波遮蔽材
等の関係を示す図3のA−A線の断面図
【図2】実施例1の鉄骨梁、デッキプレートの長手方向
の端部、対端ジョイントカバープレート、電磁波遮蔽材
等の関係を示す図3のB−B線の断面図
【図3】実施例1の鉄骨梁で支持されたデッキプレー
ト、対端ジョイントカバープレート等の関係を示す平面
【図4】実施例1のデッキプレートの幅方向の側縁部、
側縁ジョイントカバー及び電磁波遮蔽材の関係を示す図
3のC−C線の断面図
【図5】実施例2の鉄骨梁、デッキプレートの幅方向の
側縁部、ジョイントカバープレート、電磁波遮蔽材等の
関係を示す図6のA−A線の断面図
【図6】実施例2の鉄骨梁で支持されたデッキプレー
ト、ジョイントカバープレート等の関係を示す平面図
【図7】実施例2の鉄骨梁、デッキプレートの幅方向の
側縁部、ジョイントカバープレート、電磁波遮蔽材等の
関係を示す図6のB−B線の断面図
【図8】実施例3の鉄骨鉄筋コンクリート梁、デッキプ
レート、端ジョイントカバープレート、アングル金物等
の関係を示す断面図
【図9】実施例3のデッキプレートの長手方向の端部、
端ジョイントカバープレート、アングル金物、電磁波遮
蔽材等の関係を示す縦断面図
【図10】実施例3の鉄骨梁と鉄骨鉄筋コンクリート梁
との接合箇所の近傍を図8のA−A線に沿って断面し矢
印方向にみた断面図
【図11】従来の電磁波シールド構造の鉄骨梁、デッキ
プレート、カバープレート等の関係を示す正面図
【図12】従来の他の電磁波シールド構造の鉄骨梁、デ
ッキプレート、シールドライナー、電磁波遮蔽材等の関
係を示す正面図
【符号の説明】
10 電磁波の漏洩を遮蔽する室空間 11 梁 11A 継手金物 12 デッキプレート 12A〜A 長手方向の端部 12Aa 端面 12a凸条部 12b凹条部 12c 側縁部 13 側縁ジョイントカバー 14 電磁波遮蔽材 15 対端ジョイントカバープレート 15a 凹状溝部 15a 底部 15a 側壁部 15b 側縁部 16 スタッド 17 ジョイントカバープレート 17A 蓋体 17A1 箱部 17A2 周縁部 17a 開口 17b 中央部 17c 側縁部 21 鉄骨鉄筋コンクリート梁 22 デッキ受けアングル金物 22a 垂直部分 22b 水平部分 23 下地金具 24 端ジョイントカバープレート 24a 垂直部 24b 上水平部24c 下水平部 26 シールド板 Cs 鉄筋コンクリート床 Cbs コンクリートビス Dts ドリリングタッピングネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 昭 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (72)発明者 永井 信男 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店 東京本店内 (56)参考文献 特開 昭60−78038(JP,A) 実開 平3−61020(JP,U) 実開 平1−89795(JP,U) 実開 平2−26300(JP,U) 実開 昭63−128797(JP,U) 実開 昭60−110512(JP,U) 実開 平5−42433(JP,U) 特公 平5−48339(JP,B2) 特公 昭61−38300(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/40 H05K 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ッキプレートの上にコンクリートを打設
    することにより鉄筋コンクリート床を形成する電磁波シ
    ールド構造の建物を建築する方法において、デッキプレ
    ート同士の長手方向の端部を鉄骨梁上で隙間をあけて対
    向させ、デッキプレートの長手方向の端部の凹条部内に
    電磁波遮蔽材を配するとともに、前記端部の凸条部の上
    側に電磁波遮蔽材を配し、対向するデッキプレートの端
    部間の隙間に、中央に長手方向に延びる凹条部のある対
    端ジョイントカバープレートの凹条部を嵌めて、その凹
    条部の底部を鉄骨梁の上面に当て、その凹条部の側壁部
    をデッキプレートの長手方向の端面に対面させ、対端
    ョイントカバープレート両側の側縁部デッキプレー
    トの長手方向の端部の上側を被対端ジョイントカバ
    ープレートの凹条部の底部の間隔をおいた複数の部分に
    スタッドを立てて、各スタッドの下端を対端ジョイント
    カバープレートの底部及び鉄骨梁に溶接にて固着し、
    数のドリルタッピングネジを対端ジョイントカバープレ
    ートの両側の側縁部及びデッキプレートの長手方向の端
    部の凸条部に前記側縁部の上側からねじ込んで、対端
    ョイントカバープレートデッキプレートの長手方向の
    端部接合することを特徴とする電磁波シールド構造の
    建物の建築方法。
  2. 【請求項2】デッキプレートとして、長くて薄い鋼板を
    波形に曲げて形成された長手方向に延びる複数の凸条
    部、凹条部及び両側の側縁部を備えたものを使い、複数
    のデッキプレートを、それらの隣接するデッキプレート
    の幅方向の一方の側の側縁部の長手方向に延びる突縁を
    隣接するデッキプレートの幅方向の他方の側の側縁部に
    形成された長手方向に延びる溝孔に挿入した状態になる
    ように、鉄骨梁上に配置し、隣接するデッキプレートの
    側縁部の突縁を押入した溝孔のある箇所に電磁波遮蔽材
    を被せ、該電磁波遮蔽材を被せた側縁部の上側に、長く
    て薄い鋼板を曲げて形成した側縁ジョイントカバープレ
    ートの長手方向に延びる凸条部を被せ、前記電磁波遮蔽
    材を被せた突縁と溝孔のある箇所を側縁ジョイントカバ
    ープレートの凸条部の内側の空間内に収容し、多数のド
    リルタッピングネジを側縁ジョイントカバープレートの
    凸条部の両側にある側縁部の上側からねじ込み、側縁ジ
    ョイントカバープレートの両側の側縁部をデッキプレー
    トの側縁部に接合することを特徴とする請求項1記載の
    電磁波シールド構造の建物の建築方法。
  3. 【請求項3】ッキプレートの上にコンクリートを打設
    することにより鉄筋コンクリート床を形成する電磁波シ
    ールド構造の建物を建築する方法において、鉄骨梁の幅
    方向の両側の長手方向に延びる側縁部に沿って、デッキ
    プレートの幅方向の側縁部が位置し、かつ鉄骨梁の前記
    側縁部よりのデッキプレートの長手方向に延びる凸条部
    が鉄骨梁から離れるように、複数のデッキプレートを
    骨梁の両側に配置し、鉄骨梁の前記側縁部よりのデッキ
    プレートの長手方向に延びる凸条部の上側に電磁波遮蔽
    材を配し、鉄骨梁の上側に長い平板状のジョイントカバ
    ープレートを配し、ジョイントカバープレートの両側の
    側縁部で上側に電磁波遮蔽材を配したデッキプレートの
    前記凸条部の上側を被い、鉄骨梁の上側に位置するジョ
    イントカバープレート間隔をおいた複数の部分にスタ
    ッドを立てて、スタッドの下端をジョイントカバープレ
    ート及び鉄骨梁に溶接にて固着し、複数のドリルタッピ
    ングネジをジョイントカバープレートの両側の側縁部及
    びデッキプレートの前記凸条部に前記側縁部の上側から
    ねじ込んで、ジョイントカバープレートをデッキプレー
    トの凸条部に接合することを特徴とする電磁波シールド
    構造の建物の建築方法。
  4. 【請求項4】ジョイントカバープレートの鉄骨梁の継手
    金物に対応する部分に継手金物よりも少々大きい開口を
    設け、ジョイントカバープレートをその開口内に継手金
    物を位置させて鉄骨梁上に配し、ジョイントカバープレ
    ートの開口から突出する継手金物の上側に箱状の突出部
    のある蓋体を配し、蓋体の周縁部をジョイントカバープ
    レートの開口の周囲の部分に複数のドリルタッピングネ
    ジを使って接合することを特徴とする請求項3記載の電
    磁波シールド構造の建物の建築方法。
  5. 【請求項5】鉄骨鉄筋コンクリート造の梁、柱等の建物
    躯体のデッキプレートの端部に対応する部分にデッキ受
    けアングル金物を固着し、その一部を鉄骨梁で支持した
    デッキプレートの長手方向の端部を前記アングル金物の
    水平部で支持し、デッキプレートの前記端部の凹条部内
    に電磁波遮蔽材を配し、前記端部の凸条部の上側電磁
    波遮蔽材を配し、かつ前記アングル金物の水平部の上側
    に電磁波遮蔽材を配し、端ジョイントカバープレートの
    垂直部がデッキプレートの前記端部の端面に対面し、そ
    の下水平部が前記アングル金物の水平部の上側の電磁波
    遮蔽材の上に位置し、その上水平部がデッキプレートの
    電磁波遮蔽材を配した前記端部の上側を被うように、端
    ジョイントカバープレートを配置し、複数のドリルタッ
    ピングネジをジョイントカバープレートの下水平部及
    び前記アングル金物の水平部に前記下水平部の上側から
    ねじ込んで、ジョイントカバープレートの下水平部を
    前記アングル金物の水平部に接合し、かつ複数のドリル
    タッピングネジを端ジョイントカバープレートの上水平
    部及びデッキプレートの端部の凸条部に前記上水平部の
    上側からねじ込んで、端ジョイントカバープレートの上
    水平部をデッキプレートの端部の凸条部に接合すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電磁
    波シールド構造の建物の建築方法。
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