JPS6329076Y2 - - Google Patents

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JPS6329076Y2
JPS6329076Y2 JP16027082U JP16027082U JPS6329076Y2 JP S6329076 Y2 JPS6329076 Y2 JP S6329076Y2 JP 16027082 U JP16027082 U JP 16027082U JP 16027082 U JP16027082 U JP 16027082U JP S6329076 Y2 JPS6329076 Y2 JP S6329076Y2
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sound
absorbing
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brick
wall
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JP16027082U
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JPS59146439U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、吸音レンガパネルの張設構造に関
する。
ここにいう吸音レンガパネルは、下地材に張設
して吸音壁を構成する場合に使用する単位吸音張
壁を指称し、吸音レンガで形成したものである。
すなわち、上記パネルPは、第1図ないし第5
図にその一例を示すように、一定の目地貼りで割
り付けた吸音レンガBの縦、横の目地モルタルM
に補強筋Sを配筋し、かつ横の目地モルタルMに
第1取付治具Rを埋設してその先端のビス止め部
3を側面に突出させ、同じく横の目地モルタルM
に第2取付治具Fを埋設してその先端の嵌合部5
を裏面に突出させて構成したものである。
ここにいう吸音レンガBは、表面側に方形の開
口bを設け、裏面側の凹部に前記開口bを裏面側
から閉塞する吸音材kを嵌着して形成したもので
ある。吸音材kはこの場合、あらかじめ直方体に
形成したものである。
補強筋Sは、通常4〜6mmφの鋼棒で、目地モ
ルタルMの目地通りに合わせて縦横に連結したも
のである。
第1取付治具Rは、第4図のように、アンカー
部2とビス止め部3とから成る。前者2には、目
地モルタルMに埋設したとき容易に抜け取れない
ように基部を折り曲げて鈎部2aが形成してあ
り、後者3にはビス穴3aがあけてある。このビ
ス穴3aはばか穴にしてある。ビス止め部3の突
出量は、吸音レンガパネルPを、後述するように
張設したときの各パネルP間の目地幅に納るよう
にしてある。
第2取付治具Fは、第5図のように、コ字型に
折り曲げた形状になつていて、アンカー部4と嵌
合部5とから成る。前者4は目地モルタルMに埋
設し、後者5は二又に形成して吸音レンガパネル
Pの裏面方向へ向けてこれと平行に配設し、かつ
その開口部5aを同じく吸音レンガパネルPの左
右方向の外側面に突出させて配設してある。
目地モルタルMは、いわゆる樹脂モルタルであ
る。
なお、吸音レンガBとしては、図示しないが、
その開口bを丸形にしたり、また比較的小さい開
口にして、これを多数設けるようにしてもよい。
あるいは、レンガに内腔を設け、その内腔から外
部へ通ずる通孔を多数又は少数あけ、かつその内
腔に吸音材を充填して形成した吸音レンガを使用
してもよい。
上記吸音レンガBの割り付けは、実施例の芋目
地貼りに限らず、常用されているその他の目地貼
りを必要に応じ採用することができる。
上記第1取付治具Rと第2取付治具Fは、共に
補強筋Sに溶接して取り付けるようにすれば、更
に取り付け強度を上げることができる。
以上は、この考案における吸音レンガパネルの
構成であるが、従来はこのような単位吸音張壁は
なかつた。
従つて、レンガを使用した吸音壁といえば、吸
音材壁とその保護スクリーンであるレンガスクリ
ーンとで構成していた。すなわち、例えば第6図
に示すように、グラスウール、ロツクウール、木
材繊維等の吸音材から成る吸音材壁Aの前に、汎
用レンガ6を目透しに積んだ保護スクリーンであ
るレンガスクリーンSを立てて造つていた。な
お、7は躯体壁である。
この吸音壁においては、レンガスクリーンS自
体が吸音材壁Aの保護スクリーンとして働くと同
時に、その目透しの隙間gがネツク(開口)とな
り、その背後の吸音材壁Aと共に共鳴吸音構造体
を形成している。
第7図は、他の従来例を示す。
これは、吸音材壁Aの前に、通孔8aをあけた
有孔レンガ8を汎用レンガ6と交互に破目地に積
んでレンガスクリーンSを立てて吸音壁を構成し
た場合の例である。この吸音壁の場合、レンガス
クリーンSにおける有孔レンガ8の通孔8aがネ
ツク(開口)となり、その背後の吸音材壁Aと共
に、共鳴吸音構造体を形成するとともに、吸音材
壁Aは吸音効果を助長するために働いている。
ところが、このような従来の吸音壁にあつては
ネツク(開口)を備えたレンガスクリーンSと、
その背後の吸音材壁Aとの組み合せによつて吸音
壁機能を発揮する構造となつているので、その施
工にあつては、独立壁としての吸音材壁Aをつく
り、その前に同じく独立壁であるレンガスクリー
ンSを積みあげる必要がある。つまり、2つの壁
A,Sを並列して立ちあげなければならない。
従つて、第1に施工能率が悪く、第2にレンガ
スクリーンSの組み積みの高さと強度に限度があ
り、第3にその組み積みの精度も現場施工である
ため、技能ないし熟練度によつて可成りのばらつ
きを生ずるという問題があつた。
この考案は、このような従来の問題に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、施工能率
と施工精度がよく、かつ強度の大きい吸音レンガ
パネルの張設構造を提供するにある。
以下、この考案を第8図〜第10図に基いて説
明する。第1図ないし第5図と同一部分には同一
符号を付しその説明を省略する。
まず構成を説明すると、この考案の張設構造
は、上記吸音レンガパネルPを、その割り付けに
従つて架講した下地材としての胴縁9に取り付け
るに際し、第8図および第9図に示すように、前
記嵌合部5を胴縁9に設けた被嵌合部、つまりア
ングルプレート10に嵌合すると共に、吸音レン
ガパネルPの下端部を前記胴縁9に設けたパネル
受け11にのせて水平に保持し、ついで前記ビス
止め部3のビス穴3aにセルフタツピングビス1
2を挿入して前記胴縁9に螺入、緊締する構成と
したところに特徴がある。
張設にあたつては、必要に応じ吸音レンガパネ
ルPと胴縁9との間に緩衝材13を介装して納り
をよくすることができる。また、セルフタツピン
グビス12は隣り合うパネルPのビス止め部3の
ビス穴3aを重ねてから挿入して緊締するように
する。勿論、パネルP張設時に、ビス止め部3が
相互にずれるように埋設してある場合には、各パ
ネルPごとに独立してセルフタツピングビス12
で緊締するようにする。
このようにして順次パネルPを張設し、各パネ
ルP間に形成される目地部14には、常法に従つ
てバツクアツプ材15を挿入してパテシーリング
16又はモルタルを施す。なお、17は躯体壁、
18は幅木、19は幅木受けである。
第10図は、吸音レンガパネルPで構成される
吸音壁の入隅部の張設構造を示したものである。
この入隅部においては、施工手順として、最初に
一方のパネルPをセルフタツピングビス12で取
り付けてしまうので、他方のパネルPは第2取付
治具Fを取付アングル10に嵌合するだけにす
る。セルフタツピングビス12は、ドライバーが
先付けした前記一方のパネルPと干渉してうまく
螺入できないからである。
20はコーナー目隠しである。
なお、吸音レンガパネルPにおける両治具R,
Fの取り付け位置を縦の目地モルタルMに配設し
た場合は、図示しないが次のようにする。すなわ
ち、治具Rのビス止め部3はパネルPの上下両側
面に突出することになるので、縦の胴縁9の間に
わたした横胴縁にセルフタツピングビス12で取
り付ける。
治具Fの嵌合部5の開口部5aは下方へ向け、
胴縁9の取付アングル10に上から嵌める。ま
た、第1取付治具Fの嵌合部5は二又に形成して
あるが、例えば取付アングル10を二又に形成し
たときは、一本の棒または一枚のプレートとして
嵌合関係を実施例とは逆の構成にすることもでき
る。
以上説明したように、この考案は、吸音レンガ
パネルを、その第1取付治具を下地材の被嵌合部
に嵌めてからパネル受けにのせ、しかる後、第2
取付治具にセルフタツピングビスを挿入して下地
材に螺入、緊締する構成としたので、次の作用効
果を奏する。
(1) 吸音レンガパネルの割に付けに従つて架構し
た下地材に張設するだけで、所望の吸音壁を張
設することができる。従つて、従来のように、
吸音材壁とレンガスクリーンの2つの壁体を立
てなくてよくなり、吸音壁の施工能率を高める
ことができる。
(2) 吸音レンガパネルそのものの強度が大で、か
つこのパネルを構成する吸音レンガの組み積み
精度が高いことと相埃つて、パネルを第1取付
治具と第2取付治具の両方で下地材に取り付け
るので、得られる吸音壁の強度と精度を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案における吸音レンガパネルの
例を示し、同図イはその表面側からみた斜視図、
同図ロはその裏面側からみた斜視図、第2図は第
1図ロの−断面図、第3図は第1図ロの−
断面図、第4図および第5図は第1図における
第1取付治具と第2取付治具の拡大斜視図、第6
図および第7図は従来の吸音壁を示し、各図イは
その正面図、各図ロは同各図イのロ−ロ断面図、
第8図はこの考案による吸音レンガパネルの張設
構造を示す横断面図、第9図は第8図の−断
面図、第10図は入隅部における吸音レンガパネ
ルの張設構造を示す横断面図である。 B……吸音レンガ、M……目地モルタル、S…
…補強筋、R……第1取付治具、3……ビス止め
部、3a……ビス穴、F……第2取付治具、5…
…嵌合部、P……吸音レンガパネル、9……胴
縁、10……取付アングル(被嵌合部)、11…
…パネル受け、12……セルフタツピングビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定の目地貼りで割り付けた吸音レンガの目地
    モルタルに補強筋を配筋し、かつ同目地モルタル
    に第1取付治具を埋設してその先端のビス止め部
    を側面に突出させ、同じく目地モルタルに第2取
    付治具を埋設してその先端の嵌合部を裏面に突出
    させて成る吸音レンガパネルを、その割り付けに
    従つて架構した下地材としての胴縁に取り付ける
    に際し、前記嵌合部を前記胴縁に設けた被嵌合部
    に嵌合すると共に、吸音レンガパネルの下端部を
    前記胴縁に設けたパネル受けにのせ、ついで前記
    ビス止め部のビス穴にセルフタツピングビスを挿
    入して前記胴縁に螺入、緊締する構成としたこと
    を特徴とする吸音レンガパネルの張設構造。
JP16027082U 1982-10-25 1982-10-25 吸音レンガパネルの張設構造 Granted JPS59146439U (ja)

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JP16027082U JPS59146439U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 吸音レンガパネルの張設構造

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JP16027082U JPS59146439U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 吸音レンガパネルの張設構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146439U JPS59146439U (ja) 1984-09-29
JPS6329076Y2 true JPS6329076Y2 (ja) 1988-08-04

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ID=30352555

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JP16027082U Granted JPS59146439U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 吸音レンガパネルの張設構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0543639Y2 (ja) * 1985-08-19 1993-11-04
JP2000356021A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Onishi Komuten:Kk 石製壁材の取付構造及び施工方法

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JPS59146439U (ja) 1984-09-29

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