JP3065493B2 - 妻パネル構造 - Google Patents

妻パネル構造

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JP3065493B2
JP3065493B2 JP6292370A JP29237094A JP3065493B2 JP 3065493 B2 JP3065493 B2 JP 3065493B2 JP 6292370 A JP6292370 A JP 6292370A JP 29237094 A JP29237094 A JP 29237094A JP 3065493 B2 JP3065493 B2 JP 3065493B2
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秀哲 黒岩
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切り妻屋根軒下の妻面に
位置する妻パネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切り妻屋根軒下の妻面に位置する
外壁は、下方に位置する外壁パネル21上枠材22の上
面に複数の竪桟23を現場で立設し、竪桟23を柱、梁
等の架構体に固定し、その竪桟23の外表面に面材24
を固定し構成されていた。なお下方に位置する外壁パネ
ル21は免震構造とするため、ルーズ孔を介して架構体
に取り付けられ、地震発生時にはルーズ孔により振動を
吸収出来る構造となっている。
【0003】
【課題を解決しようとする課題】下方の外壁パネル21
は免震構造とするため架構体に完全には固定されていな
いため、地震発生時には架構体と異なる動きをする事と
なるが、従来例によると、竪桟は下方に位置する外壁パ
ネル21の上枠材22と、架構体両方に固定されている
ため地震発生時には架構体と下方の外壁パネル21の双
方の動きに影響されて面材24を破損しやすい状態と成
っていた。また、面材24を取り付けるために竪桟23
を設けなければ成らず、複数の竪桟23を立設するため
には多くの工数を要し、高所作業であるので工数増加の
影響が大きかった。従って、本発明の目的は地震により
破損しにくく施工が容易な妻面の軒下に位置する妻パネ
ル構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明では、妻パネルをフレ−ムの表面に面材を貼設
して構成し、妻パネルの裏面に設けられた取付金物の突
出片を架構体にボルト止めし、フレ−ムの下枠材を下枠
材に穿設された長孔にボルトを挿通して下方に位置する
外壁パネルの上枠材と連結する。
【0005】
【作用】上記構成によると、妻パネル裏面の突出片を介
して妻パネルが架構体に取り付けられ、下方に位置する
外壁パネルとは長孔を介して連結されるので、地震発生
時には、免震構造の下方の外壁パネルの動きに干渉され
ず表面材の破損を防ぐことができる。妻面の軒下に位置
する外壁がパネル化されることにより取り付けが容易と
なる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を示す図1乃至4に基づ
き説明する。本実施例では、妻パネル1をフレ−ム2の
表面に面材3を貼設して構成し、妻パネル1の裏面に設
けられた取付金物4の突出片5を架構体6にボルト13
止めし、フレ−ム2の下枠材7を穿設された長孔8にボ
ルト13を挿通して下方に位置する外壁パネル10の上
枠材9と連結する。
【0007】本実施例の妻パネル1は、勾配を有する屋
根の軒下部分に位置するため、そのフレ−ム2は図2に
示すように三角形或いは横向きの台形等に溝形鋼で組ま
れる。フレ−ム2の裏面には取付金物4となるアングル
がボルト13止めされ、その一片を屋内側へ突出させて
突出片5が形成される。取付金物4は妻パネル1の上下
に一対設けられる。また、妻パネル1の下枠材7には水
平面内方向の長孔8が設けられる。
【0008】下側に位置する外壁パネル10は、溝形鋼
を矩形に組んで構成されたフレ−ムに、面材3をコンク
リートネイル等で貼設して成り、その下部の取り付けは
下階との境界に位置するラチス梁11の上面にコーナー
が面取りされたアングルの水平片をボルト13止めし、
垂直片12にルーズ孔を設け、そのルーズ孔に挿通した
ボルト13により行われる。その上部の取り付けは、外
壁パネル10の上方に位置するラチス梁11の下面にア
ングルの水平片を固定し、垂直片12のルーズ孔にボル
ト13を挿通して行う。そのボルト13は外壁パネル1
0の枠材に挿通されナットと螺合して緊結される。ま
た、ボルト13はルーズ孔に挿通されているので、地震
発生時にはルーズ孔が架構体6の振動を外壁パネル10
に直接伝えないための遊びとなり、面材3の破損を防止
する機能を有する。また、外壁パネル10の上枠材9に
は上記妻パネル1の長孔8と対応する位置にボルト孔が
設けられる。尚本実施例の面材3はALC板により構成
される。
【0009】施工順序に従って説明する。先ず、下方に
位置する外壁パネル10を、上下のラチス梁11の下面
及び上面に設けたアングルの垂直片12のルーズ孔およ
び外壁パネル10の枠材の貫通孔にボルト13を挿通し
ナットを螺合して建て込む。
【0010】次に、妻パネル1裏面に一対設けた取付金
物4の突出片5を、屋根梁14の下面と、ラチス梁11
の上面に各々当接しボルト13止めする。さらに、妻パ
ネル1の下枠材7の長孔8と下方に位置する外壁パネル
10の上枠材9のボルト孔にボルト13を挿通し、両パ
ネルを連結する。最後に、妻パネル1と下方の外壁パネ
ル10の間の目地に目地材15を充填する。尚、本実施
例では長孔8は妻パネルの下枠材7に設けたが、下方の
外壁パネル10の上枠材9のボルト孔を長孔にしてもよ
い。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、妻パネル裏
面の突出片を介して妻パネルが架構体に取り付けられ、
下方に位置する外壁パネルとは長孔を介して連結される
ので、地震発生時には、免震構造の下方の外壁パネルの
動きに干渉されず表面材の破損を防ぐことができる。妻
面の軒下に位置する外壁がパネル化されることにより取
り付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例の妻パネルと下方に位置する
外壁パネルの接合部を示す(a)は縦断面図、(b)は
一部を切り欠いた正面図である。
【図4】本発明の一実施例の下方に位置する外壁パネル
の取付構造を示す縦断面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 妻パネル 2 フレ−ム 3 面材 4 取付金物 5 突出片 6 架構体 7 下枠材 8 長孔 9 上枠材 10 外壁パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 妻パネルがフレ−ムの表面に面材を貼設
    して成り、妻パネルの裏面に設けられた取付金物の突出
    片が架構体にボルト止めされ、フレ−ムの下枠材と下方
    に位置する外壁パネルの上枠材とが長孔にボルトを挿通
    して連結されていることを特徴とする妻パネル構造。
JP6292370A 1994-10-31 1994-10-31 妻パネル構造 Expired - Fee Related JP3065493B2 (ja)

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