JPH0426570Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0426570Y2
JPH0426570Y2 JP16692585U JP16692585U JPH0426570Y2 JP H0426570 Y2 JPH0426570 Y2 JP H0426570Y2 JP 16692585 U JP16692585 U JP 16692585U JP 16692585 U JP16692585 U JP 16692585U JP H0426570 Y2 JPH0426570 Y2 JP H0426570Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
wall
panel
attached structure
joint hardware
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16692585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6275108U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16692585U priority Critical patent/JPH0426570Y2/ja
Publication of JPS6275108U publication Critical patent/JPS6275108U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0426570Y2 publication Critical patent/JPH0426570Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、敷地を有効に利用するために、建物
に付属構築物を設けるようにした付属構築物の屋
根構造に関するものである。
[背景技術] 建物を密接して建築する場合には、隣接する建
物との間に一定の距離を設けて建てる必要があ
り、また建物の高さ寸法等においても一定の制限
が定められている。そのため、従来の建物Aにお
いては、第15図に示すように境界線22から一
定の距離が設けられ、屋根の高さや軒先の突出寸
法、屋根角度等にあつても一定の基準のもとで構
築されている。従つて、例えば建物Aの北側など
では、建物Aの高さが制限されて隣地との間に利
用されないスペースBができることもあり、また
このスペースBを有効に利用するために建物Aの
北側に付属構築物を設けたような場合には、従来
では屋根パネルを施工して屋根を構成する方法で
あるため、屋根部分の構造を大きく変更する必要
があつて、従来の建物Aの屋根構造システムを利
用することができなくなるものである。
そこで、建物本体の高さ以内及び有効敷地以内
のスペースB内において付属構築物を建物本体と
連続して構築するということが検討されたが、付
属構築の屋根パネルに加わる垂直荷重や水平荷重
などの箇所で支持するかが問題となつているもの
である。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、建物に付属構築物を設けるに際して付属構築
物の屋根パネルに加わる荷重を支障なく支持する
ことができる付属構築物の屋根構造を提供するこ
とを目的とするものである。
[考案の開示] すなわち、本考案の付属構築物の屋根構造は、
建物本体1の外壁より付属構築物2を外側方へ突
出して設け、固定片26の上面に支持部27を突
出して形成した本体側屋根ジヨイント金物13a
を建物本体1の屋根梁8の上面に固着し、固着片
28の上面に支持部29を突出して形成した外壁
側屋根ジヨイント金物13bを付属構築物2の外
壁パネル21の上面に固着し、対向する位置に配
置される本体側屋根ジヨイント金物13aの固定
片26と外壁側屋根ジヨイント金物13bの固着
片28間に継材14を架設すると共に斜め方向の
位置に配置される本体側屋根ジヨイント金物13
aの固定片26と外壁側屋根ジヨイント金物13
bの固着片28間に水平ブレース16を張設し、
付属構築物2の屋根部の建物本体1側に建物本体
1の屋根パネル3を延出して配置させると共に付
属構築物2の屋根部の屋外側に補助屋根パネル4
を配置させ、屋根パネル3を上記本体側屋根ジヨ
イント金物13aの支持部27に固着すると共に
補助屋根パネル4を外壁側屋根ジヨイント金物1
3bの支持部29に固着して成るもので、屋根梁
8の上面に取り付けた本体側屋根ジヨイント金物
13aと外壁パネル21の上面に取り付けた外壁
側屋根ジヨイント金物13bとの間に継材14を
架設して付属構築物2の外壁パネル21と建物本
体1とを連結すると共に付属構築物2の外壁及び
屋根に加わる水平荷重を水平ブレース16に伝え
るようにして上記目的を達成したものである。
以下本考案を実施例に基づいて詳述する。ま
ず、本考案に係る付属構築物2の全体構成につい
て説明すると、第13図は本考案の付属構築物2
の全体斜視図を示し、第14図は付属構築物2の
骨組みを示した斜視図を示している。図中5は付
属構築物2の連結用柱であり、基礎6上に立設さ
れている。この連結用柱5は建物本体1の床梁7
と付属構築物2の屋根梁8に連結されている。ま
た、21は基礎6の上面に立設固定された外壁パ
ネル、9は袖壁パネルであり、複数の外壁パネル
21及び袖壁パネル9が壁ジヨイント金物10に
て相互に連結されて付属構築物2の外壁が構成さ
れている。これら外壁パネル21、袖壁パネル9
は型鋼材等で形成される枠材の表裏面に表面板を
取り付けて形成されるものである。このようにし
て建物本体1の外壁より外側方へ付属構築物2が
突出して形成されている。
さて、この付属構築物2の屋根部の構造につい
て説明すると、第1図乃至第8図に示すように、
屋根梁8には適所位置にて本体側屋根ジヨイント
金物13aが固着され、また外壁パネル21の上
端部に設けられた枠材にも外壁側屋根ジヨイント
金物13bが固着されていて、対向する位置に配
置された両屋根ジヨイント金物13a,13b間
には継材14が架設されている。本体側屋根ジヨ
イント金物13aは第3図及び第4図に示すよう
に金属板等で形成される固定片26の上面にコ字
型鋼等で形成される支持部27を突出して形成さ
れ、固定片26及び支持部27にはボルト等の固
着具25を通す通孔31が穿孔されている。ま
た、固定片26の屋外側部分は斜め下方へ下り傾
斜するようやや折曲されていて傾斜片32が形成
されている。この本体側屋根ジヨイント金物13
aを屋根梁8に固着するにあたつては、固定片2
6の通孔31及び屋根梁8の通孔33内にボルト
などの固着具25を挿通し、屋根梁8の下面に配
設したナツト34に螺着することにより行うもの
である。また、この傾斜片32の両側部には水平
ブレース16を取り付ける接続部35が設けられ
ている。
また、外壁側屋根ジヨイント金物13bは第5
図及び第6図に示すように金属板等で形成される
固着片28の上面にコ字型鋼等で形成される支持
部29を突出して形成され、固着片28及び支持
部29にはボルト等の固着具25を通す通孔36
が穿孔されている。また、固定片26の建物本体
1側部分は斜め上方へ上り傾斜するようやや折曲
されていて傾斜片37が形成されている。この傾
斜片37には継材14を嵌合する一対の突片3
8,38が設けられ、傾斜片37の両側部には水
平ブレース16を取り付ける接続部39が設けら
れている。この外壁側屋根ジヨイント金物13b
を付属構築物2の外壁パネル21に固着するにあ
たつては、固定片26の通孔36及び外壁ジヨイ
ント金物10の通孔内にボルトなどの固着具25
を挿通し、外壁ジヨイント金物10の下面に配設
したナツト34に螺着することにより行うもので
ある。このようにして継材14が対向する本体側
屋根ジヨイント金物13aと外壁側屋根ジヨイン
ト金物13bとの間に架設されており、またこの
継材14の中間部位置には連結金物15が固着さ
れている。連結金物15には連結孔23が穿孔さ
れた連結板24が設けられている。また、対角線
方向にて斜め方向に位置する本体側屋根ジヨイン
ト金物13aの接続部35と外壁側屋根ジヨイン
ト金物13bの接続部39間には水平ブレース1
6が張設されて補強されている。第7図は付属構
築物2の袖部に設けられた袖壁パネル9と外壁パ
ネル21の接合部における外壁側屋根ジヨイント
金物13bの取り付けを示したものであり、この
金物13bにあつては傾斜片37の一方側にのみ
水平ブレース16を接続する接合部39が設けら
れている。また、第8図及び第9図は接合部が設
けられていない外壁側屋根ジヨイント金物13b
を示したものである。
そして、付属構築物2の屋根部に屋根パネルを
取り付けるにあたつては、第2図に示すように建
物本体1の屋根パネル3を延出して付属構築物2
の屋根部の建物本体1側に配置させると共に付属
構築物2の屋根部の屋外側には補助屋根パネル4
を配置するものである。ここにおいて、第10図
乃至第12図のように屋根パネル3の基部は本体
側屋根ジヨイント金物13aの支持部27に固着
されていると共に屋根パネル3の先端部は連結金
物15の連結板24の上面に載設されて固着具2
5にて固着されている。また、補助屋根パネル4
は屋根パネル3の略延長線位置にて継材14の上
面に載置され、補助屋根パネル4の一端部は連結
金物15に固着されると共に補助屋根パネル4の
他端部は外壁側屋根ジヨイント金物13bの支持
部29に固着具25等で固着されている。また、
付属構築物2の袖部においては、袖壁パネル9の
上端面には直接連結金物15が取り付けられ、こ
の連結金物15の上面に屋根パネル3及び補助屋
根パネル4が固着されているものであり、屋根パ
ネル3及び補助屋根パネル4の荷重を袖壁パネル
9の上面に直接伝達できるようになつている。な
お、図中20は外壁パネル21に設けられた窓部
である。
しかして、建物と隣接する建物との間に有効な
敷地面積があるにもかかわらず、建物の高さ制限
のために建物を境界線22から一定距離だけ離し
て構築しなければならない場合において、建物本
体1から付属構築物2を連続して設け、建物本体
1の屋根パネル3を延出して付属構築物2の屋根
部の建物本体1側に配置させると共に補助屋根パ
ネル4を付属構築物2の屋根部の屋外側に配置さ
せることにより、付属構築物2の軒高は建物本体
1の軒高より低くなるものであり、高さ制限以内
で付属構築物2を構築することができるものであ
る。また、屋根パネル3の軒側端部を付属構築物
2の屋根として利用することにより、建物本体1
の屋根構造システム等を崩すことなくそのまま利
用することができ、施工性を低下させることがな
いと共に付属構築物2の構築費用を低減すること
もできるものである。さらに、継材14を本体側
屋根ジヨイント金物13aと付属構築物2の外壁
側屋根ジヨイント金物13a間に架設し、この継
材14の上面に屋根パネル3と補助屋根パネル4
とを配置して屋根パネル3を本体側屋根ジヨイン
ト金物13aの支持部27に固着すると共に補助
屋根パネル4を外壁側屋根ジヨイント金物13b
の支持部29に固着することにより、屋根パネル
3及び補助屋根パネル4の垂直荷重を各屋根ジヨ
イント金物13a,13bに円滑に伝達すること
ができるものであり、特に付属構築物2の袖部に
おいては袖壁パネル9の上枠に分散して伝えるこ
とができる。また各屋根パネル3,4に加わる水
平荷重は水平ブレース16等に円滑に伝えること
ができ、付属構築物2の外壁パネル21に加わる
風圧などによる面外応力を継材14及び水平ブレ
ース16によつて支持することもできる。
[考案の効果] 上記のように本考案は、本体側屋根ジヨイント
金物を建物本体の屋根梁の上面に固着すると共に
外壁側屋根ジヨイント金物を付属構築物の外壁パ
ネルの上面に固着し、対向する位置に配置される
本体側屋根ジヨイント金物の固定片と外壁側屋根
ジヨイント金物の固着片間に継材を架設すると共
に斜め方向の位置に配設される本体側屋根ジヨイ
ント金物の固定片と外壁側屋根ジヨイント金物の
固着片間に水平ブレースを張設したので、付属構
築物を建物本体に強固に連結することができるも
のであり、また付属構築物の屋根部の建物本体側
に建物本体の屋根パネルを延出して配置させると
共に付属構築物の屋根部の屋外側に補助屋根パネ
ルを配置させ、屋根パネルを上記本体側屋根ジヨ
イント金物の支持部に固着すると共に補助屋根パ
ネルを外壁側屋根ジヨイント金物の支持部に固着
したので、付属構築物の上面に配設される屋根パ
ネル及び補助屋根パネルの垂直荷重及び水平荷重
を各屋根ジヨイント金物に円滑に伝達することが
できると共に付属構築物の外壁及び各屋根パネル
に加わる水平荷重を水平ブレースに円滑に伝える
ことができ、付属構築物の外壁パネルや外壁パネ
ルに加わる荷重を円滑に伝達して付属構築物の取
付強度を強固なものとすることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の屋根パネルを取り除
いた状態を示す斜視図、第2図は同上の屋根パネ
ルを取り付けた状態を示す斜視図、第3図は第1
図のA部分の分解斜視図、第4図は同上の使用状
態を示す斜視図、第5図は第1図のD部分の斜視
図、第6図は同上の使用状態を示す斜視図、第7
図は第1図のB部分の斜視図、第8図は第1図の
C部分の斜視図、第9図は同上の使用状態を示す
斜視図、第10図及び第11図は同上の要部斜視
図、第12図は同上の要部分解斜視図、第13図
は同上の全体斜視図、第14図は同上の骨組み部
分を示す斜視図、第15図は従来例の説明図であ
る。 1は建物本体、2は付属構築物、3は屋根パネ
ル、4は補助屋根パネル、8は屋根梁、13aは
本体側屋根ジヨイント金物、13bは外壁側屋根
ジヨイント金物、14は継材、16は水平ブレー
ス、21は外壁パネル、26は固定片、27は支
持部、28は固着片、29は支持部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物本体の外壁より付属構築物を外側方へ突出
    して設け、固定片の上面に支持部を突出して形成
    した本体側屋根ジヨイント金物を建物本体の屋根
    梁の上面に固着し、固着片の上面に支持部を突出
    して形成した外壁側屋根ジヨイント金物を付属構
    築物の外壁パネルの上面に固着し、対向する位置
    に配置される本体側屋根ジヨイント金物の固定片
    と外壁側屋根ジヨイント金物の固着片間に継材を
    架設すると共に斜め方向の位置に配置される本体
    側屋根ジヨイント金物の固定片と外壁側屋根ジヨ
    イント金物の固着片間に水平ブレースを張設し、
    付属構築物の屋根部の建物本体側に建物本体の屋
    根パネルを延出して配置させると共に付属構築物
    の屋根部の屋外側に補助屋根パネルを配置させ、
    屋根パネルを上記本体側屋根ジヨイント金物の支
    持部に固着すると共に補助屋根パネルを外壁側屋
    根ジヨイント金物の支持部に固着して成る付属構
    築物の屋根構造。
JP16692585U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0426570Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16692585U JPH0426570Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16692585U JPH0426570Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6275108U JPS6275108U (ja) 1987-05-14
JPH0426570Y2 true JPH0426570Y2 (ja) 1992-06-25

Family

ID=31098368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16692585U Expired JPH0426570Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0426570Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6275108U (ja) 1987-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11256736A (ja) 建築物の壁面施工方法およびパネルユニット
JPH0426570Y2 (ja)
JPH0430498B2 (ja)
JP3552691B2 (ja) 木造建築物の補強構造
JPS5919047Y2 (ja) 建物の軸組構造
JP2557161B2 (ja) パラペット付屋根ユニット
JPH019844Y2 (ja)
JPH0334969Y2 (ja)
JPH06185121A (ja) 組立式ユニットハウス及びその施工方法
JPS5832483Y2 (ja) 組立家屋の土台部分における骨格部材の接続構造
JPS5854495Y2 (ja) 組立家屋における梁と母屋の接続構造
JP2926693B2 (ja) 木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具
JP2614021B2 (ja) 出入口部の屋根パネル支持構造
JPH0427932Y2 (ja)
JPH0454241Y2 (ja)
JPH0643299Y2 (ja) 外壁パネルと小屋架構体と屋根パネルとの接合構造
JPS6217527Y2 (ja)
JP3039613U (ja) 取付金具
JPS6019231Y2 (ja) 屋根板取付け構造
JPS6336083Y2 (ja)
JPH0137046Y2 (ja)
JPH0523692Y2 (ja)
JPH0720252Y2 (ja) 屋外廊下の屋根支持構造
JPH0670336B2 (ja) 外壁パネルの取付構造
JPH0752824Y2 (ja) 軒下前面梁と軒下斜め梁の接続構造