JPS6128798Y2 - - Google Patents

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JPS6128798Y2
JPS6128798Y2 JP1981131841U JP13184181U JPS6128798Y2 JP S6128798 Y2 JPS6128798 Y2 JP S6128798Y2 JP 1981131841 U JP1981131841 U JP 1981131841U JP 13184181 U JP13184181 U JP 13184181U JP S6128798 Y2 JPS6128798 Y2 JP S6128798Y2
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bolt
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JP1981131841U
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【考案の詳細な説明】 本考案は貯水槽等の底部を架台へ取付けるため
の貯槽底部取付構造に関する。
貯水槽は地震等の外力作用時に架台から脱落し
たり、架台との間に衝撃が生じないように架台へ
確実に取付ける必要がある。
このため従来、架台として用いられるH形鋼の
水平取付部と貯水槽底部との間にアングル材を掛
渡して貯水槽底部を架台へ取付ける構造が採用さ
れていた。
ところが貯槽底部を確実にH形鋼へ固定するた
めには大きな取付面積が必要となり、この結果大
寸法のH形鋼が用いられる。従つて架台重量が大
きくなると共にコストアツプの原因となり、また
大寸法のH形鋼はその高さも大きくなるので地震
時の水平荷重に対する耐力が不十分となる。また
H形鋼の水平取付部へボルト貫通孔を形成する
が、このボルト貫通孔と水平取付部側縁との間の
長さが少ないため水平荷重時に水平取付部の一部
がせん断力で破断してボルト貫通孔が外部へ連通
しボルトが脱落する不具合を有している。またこ
のボルト貫通孔は水槽を組立てる前に穿孔する
が、この位置決めが水槽側との関係上極めて精度
を要し、従つて穿孔後は水槽の組立作業の自由度
が著しく制限されしまう。
本考案は上記事実を考慮し、小寸法の架台を用
いて貯槽底部を確実かつ強固に取付けることがで
きる貯槽底部取付構造を得ることが目的である。
本考案に係る貯槽底部取付構造は、架台と貯槽
底部へそれぞれ取付けられる一対のブラケツトの
締付部を架台の水平取付部上側及び下側から突出
させ、これらの締付部の先端部間にスペーサを介
すると共にこれらの締付部を互に締付けることに
より架台の水平取付部を挾持し、これによつてこ
れらのブラケツトを介して貯槽底部を架台へ取付
ける構造となつている。
以下本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1,2図に示される本考案の第1実施例では
貯水槽底部が複数枚の単位パネル10で形成され
た構造が示されている。これらの単位パネル10
は矩形板材であり、その周縁部はそれぞれ直角に
屈曲されて互に平行とされたフランジ板12とさ
れており、こられのフランジ板12が隣接する単
位パネルのフランジ板12とパツキン14を介し
て固着されることにより貯水槽底部が形成されて
いる。底部の周囲からは側壁部が立設さらに側壁
部上端へは天井壁が掛け渡されて底部上に囲繞さ
れた貯留空間16を形成している。
これらの単位パネルのフランジ板12はその下
端部が、架台であるH形鋼18の水平取付部18
A上へ載置されている。これらのH形鋼18はコ
ンクリート架台20上へ載置されると共にコンク
リート架台20から立設されるアンカーボルト2
2へナツト24が螺合することにより固定されて
いる。
隣接する単位パネル10の接合部である一対の
フランジ板12へは一対のアンカーブラケツト2
6の中間部が当接されると共にボルト28がこれ
らのアンカーブラケツト26及びフランジ板12
を貫通し、ナツト30がこのボルト28へ螺合す
ることにより一対のアンカーブラケツト26は一
対のフランジ板12を挾持している。
これらのアンカーブラケツト26の上下はそれ
ぞれ略直角に屈曲されて突片26A,26Bを形
成しており、これによつてアンカーブラケツト2
6の側面形状が略コ字状となつている。このうち
上側の突片26Aは単位パネル10の下面へ当接
しており、貯留空間16側から単位パネル10上
へ当接される補強板32との間にボルト34及び
ナツト36が適用されており、これによつて突片
26Aと補強板32とが単位パネル10を上下に
挾持している。
また下側の突片26BはH形鋼18の水平取付
部18Aの側縁18Bよりも突出しており、この
側縁18Bから突出した部分をボルト締付部とし
ている。
この突片26BにはL形ブラケツト38の突片
38Aが対応している。即ちL形ブラケツト38
はその垂直部38Bがボルト40及びナツト42
によりH形鋼18のウエブ18Cへ固着されてお
り、突片38AはH形鋼側縁18Bから更に突出
されて水平突片26Bと対応したボルト締付部を
構成している。これらの突片26B,38Aには
ボルト44が貫通しており、このボルト44へナ
ツト46が螺合されることにより両突片26B及
び38Aは互に締着されている。
突片38Aの先端部は直角に屈曲されて突片2
6B方向へ向いたスペーサ48を構成している。
このスペーサ48の高さはH形鋼水平取付部18
Aの肉厚とほぼ同等となつている。このスペーサ
48は突片26Bの先端部へ形成することも、ま
た別部材を26B,38Aの先端部へ取付けるこ
とも可能である。なおスペーサ48は突片26
B,38Aの先端に共に備え、これを内外に重ね
合わせるかつき合わせる構造としてもよい。
なおアンカーブラケツト26の突片26A,2
6B間には補強板50が、L形ブラケツト38の
垂直片と突片38Aとの間にはリブ52が掛渡さ
れてそれぞれ補強用となつている。また貯留空間
16内の補強板32にはステー54の一端が固着
されており、このステー54の他端は貯槽側壁へ
固着されて貯槽側壁と底部の間の補強をなしてい
る。
このように構成される本実施例の取付構造で
は、コンクリート架台20上へH形鋼18を固着
し、このH形鋼18上へ貯水槽を載置した後に、
アンカーブラケツト26を貯槽底部へ、L形ブラ
ケツト38をH形鋼18へ固着し、これらのアン
カーブラケツト26、L形ブラケツト38の突片
26B,38Aを互にボルト44、ナツト46で
締着すれば組付作業が完了する。組付後は貯水槽
底部がH形鋼18へ確実に取りつけられているの
で、貯水槽がH形鋼18から脱落したり、地震等
の振動時に貯水槽底部がH形鋼と衝突して破壊す
ることがない。
この取付時に突片26B,38AはH形鋼18
の水平取付部18Aよりも大きく突出しているの
でボルト44、ナツト46の組付作業は著しく容
易である。またこれらの突片26B,38A間に
はスペーサ48によつて間隙が形成されているの
で突片26B,38Aは若干量だけ撓みながら互
に締付けられる。この結果ボルト44、ナツト4
6が震動等によつて緩む虞れはない。
このようにこの実施例ではH形鋼18の水平取
付部18Aの水平突出量が小さいにも拘らず突片
26B,38Aにより十分な大きさのボルト締付
部を得ることができるので、小寸法のH形鋼18
を用いることができ、H形鋼18の重量低減、コ
ストダウンが可能である。更に小寸法のH形鋼1
8はその高さ(第1図H参照)が小さくなり、従
つて地震等の水平荷重作用時に十分な耐力を有す
ることになる。
またボルト44が突片26B,38Aの縁端部
を破壊する力に対する強度は、ボルト44と突片
26B,38Aの縁側部との間(第1図寸法L
間)のせん断面積S0に比例するが、このせん断面
積S0は、 S0=2t1×L 又は 2t2L+2h×t2 …(1) で表わされる。但しt1は突片26Bの板厚、t2
突片38Aの板厚、hはスペーサ48の高さであ
つてH形鋼水平取付部18Aの肉厚t3にほぼ等し
い。これに対して第1図寸法Mは従来構造におけ
るボルトとH形鋼18の側縁との長さであり、こ
の場合のせん断面積S1は、 S1=2t3×M …(2) であり、本実施例においては極めて容易にS0>S1
とし得ることになる。
このような本実施例の突片26B,38Aは、
製造工場であらかじめ加工できるため高精度であ
り、プレス孔加工も可能で量産化に適している。
また、架台についてもそのH形鋼18の水平取
付部18Aにボルト貫通孔を穿孔したり、この貫
通孔を位置合わせする作業も不要となり、工数上
極めて有効であり、この架台上の水槽の組立も底
部を構成する単位パネル10の種類を気にするこ
となく自由に作業できることになる。突片26B
の締付ボルト44を単位パネル10へ貫通する必
要もない。
また本実施例ではアンカーブラケツト26がス
テー54のアンカー部を確実に貯水槽底部へ取付
けているので、貯水槽側壁等を固定するステー5
4の貯水槽底部への取付部をも補強可能である。
なお、この実施例で別個の部品として用いられ
ているボルト34,44に代えて単一のボルトを
用いることも可能である。さらに突片26Aはア
ンカーブラケツト26とは別体の部品とすること
もでき、突片26Aの使用を省略することも、す
なわちL字形のアンカーブラケツトを用いること
もできる。
次に第3,4図には本考案の第2実施例が示さ
れている。この実施例では前記実施例におけるア
ンカーブラケツト26の突片26Aは省略されて
アンカーブラケツト26がL字形となつている。
さらにボルト44は前記実施例におけるボルト
34をも兼ねている。従つてこのボルト44には
軸長の長いナツト60が螺合して補強板32を単
位パネル10へ締着しており、さらにボルト44
には一対のナツト62,64が螺合して突片26
B,38Aを挾持するようになつている。
またこの実施例の単位パネル10には下面に断
熱材66、外カバー68よりなる保温カバーが貼
着されているが、この保温カバーの組付けに際し
ては保温カバーへボルト44及びナツト60の挿
入用孔70を設けておくのみでよい。
次に第5図は本考案の第3実施例であり、前記
第2実施例の挿入用孔70部での断熱効率低下を
解消するための配慮がなされている。すなわちボ
ルト挿入用孔72へ円筒状硬質ピース74を嵌合
させ、ボルト44の挿入後に外カバー68の下側
からナツト76を螺合してボルト挿入孔72から
の熱放散を防いでいる。
なお上記各実施例では底部が複数枚の単位パネ
ルを接合した構造である貯水槽へ本考案を適用し
た場合について説明したが、本考案は上記以外の
構造の貯槽底部へも当然適用可能である。
以上説明した如く本考案に係る貯槽底部取付構
造はそれぞれ貯槽底部及び架台へ取付けられる一
対のブラケツトを架台水平取付部から突出して締
付部を構成すると共にスペーサでこれらの間に間
隙を形成しつつ締付けるので、小寸法のH形鋼を
用いるにも拘らず確実かつ強固に貯槽底部を取付
けることができる優れた効果を有す。
また架台にはH形鋼18の水平取け付部18A
にボルト貫通孔を穿設する必要がなく、この貫通
孔を上下のブラケツトの各孔と位置決めする必要
もなく、組付、加工が簡単であり、架台上の貯槽
の組立も底部を構成する単位パネル10の種類を
気にすることなく作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る貯槽底部取付構造の第1
実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の取付構
造を示す一部破断斜視図、第3図は第2実施例を
示す縦断面図、第4図は第3図の取付構造を示す
一部破断斜視図、第5図は第3実施例を示す縦断
面図である。 18……H形鋼、18A……水平取付部、26
……アンカーブラケツト、26B……突片、38
……L形ブラケツト、38A……突片、44……
ボルト、46……ナツト、48……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一部が架台へ取付けられ突片が架台の水平取付
    部下側から突出して第1の締付部を構成する第1
    のブラケツトと、一部が貯槽底部を構成する単位
    パネルへ取付けられ突片が架台の水平取付部上側
    から突出して第2の締付部を構成し前記第1の締
    付部との間に架台の水平取付部を挟持する第2の
    ブラケツトと、前記第1又は第2の締付部先端の
    少なくとも一方から他方へ向けて突出し第1、第
    2の締付部間に間隙を形成する前記水平取付部の
    厚さと略同じ高さのスペーサと、第1、第2の締
    付部の縁部とスペーサ間をボルト及びナツトで締
    着ける締付手段と、を有した貯槽底部取付構造。
JP13184181U 1981-09-04 1981-09-04 貯槽底部取付構造 Granted JPS5838596U (ja)

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JP13184181U JPS5838596U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 貯槽底部取付構造

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JP13184181U JPS5838596U (ja) 1981-09-04 1981-09-04 貯槽底部取付構造

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JPS5838596U JPS5838596U (ja) 1983-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725389B2 (ja) * 1985-04-12 1995-03-22 株式会社ブリヂストン 組立式貯槽の底壁保温構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5634631U (ja) * 1979-08-24 1981-04-04
JPS5639028U (ja) * 1979-09-04 1981-04-13

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JPS5634631U (ja) * 1979-08-24 1981-04-04
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