JPH08312042A - Alcパネル壁の取付構造 - Google Patents
Alcパネル壁の取付構造Info
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- JPH08312042A JPH08312042A JP15210995A JP15210995A JPH08312042A JP H08312042 A JPH08312042 A JP H08312042A JP 15210995 A JP15210995 A JP 15210995A JP 15210995 A JP15210995 A JP 15210995A JP H08312042 A JPH08312042 A JP H08312042A
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Abstract
問題点を無くすとともに、木造建築の縦壁等にもALC
パネル壁が適用可能となる。 【構成】ALCパネル壁と木製の梁又は柱との間に取付
金物が介在されており、該ALCパネル壁と該取付金物
とはボルトによって固定されているとともに、該取付金
物と前記木製の梁または柱とはセルフタッピングネジに
よって固定されているALCパネル壁の取付構造。
Description
ALCパネル壁を取付けた構造に関する。
物であるため、従来から耐火性の鉄骨建築物に適用され
てきた。そして、そのALCパネルの縦壁や横壁の取付
構造は、図4に示すように鉄骨梁11にL字型アングル
12を溶接し、それにさらに稲妻プレート13等を溶接
してボルトで固定する取付構造が一般的である。しか
し、鉄骨梁11にL字型アングル12を取り付けるため
には、強度面から鉄骨梁11に接するL字型アングル上
面端部と下面端部とを溶接によって固定する必要があ
る。この溶接作業の中で特にその下面端部は上付き溶接
を行う必要があるが、その作業は非常に熟練を要し、溶
接が難しいという欠点がある。また鉄骨梁11は強靭で
耐火物であるという長所を有する半面、重くてクレーン
等の建設機械を要し、取扱いや運搬上の欠点がある。
されたL字型アングル12にC型鋼アングル14を溶接
固定し、上層および下層の各ALCパネル壁P1、P2
の屋外側からタッピングネジを打ち込み、その先端部を
C型鋼アングル14に捩じ込む取付構造も一般的に採用
されている。しかし、この取付構造でも上記取付構造と
同様に溶接作業が必要であるとともに、ALCパネル壁
P1、P2の屋外側からタッピングネジを打ち込むた
め、その頭部を補修材で埋める必要が生じる。従って、
その補修作業を要することや補修材を用いることの不経
済性、タッピングネジ頭部の補修材の亀裂による雨漏れ
発生等の欠点があった。
は、ALCパネル壁は鉄骨建築物専用という既成概念を
破り、木製梁または柱にALCパネルの縦壁等を取り付
けることにより、鉄骨梁やC型鋼アングルを用いる従来
取付構造の種々の欠点を無くすとともに、木造建築の壁
にもALCパネル壁を容易に適用可能にしたALCパネ
ル壁の取付構造を提供することにある。
Cパネル壁と木製の梁又は柱との間に取付金物が介在さ
れており、該ALCパネル壁と該取付金物とはボルトに
よって固定されているとともに、該取付金物と前記木製
の梁または柱とはセルフタッピングネジによって固定さ
れているALCパネル壁の取付構造に関するものであ
る。なお、本発明の請求項2において、木製梁又は柱が
集成方法によって形成されているとは、複数の所定太さ
の梁又は柱が接着剤等で接着されて一本の太い梁又は柱
が形成されていることをいう。
横壁が取付けられる取付構造のため、鉄骨梁やC型鋼ア
ングルの場合のような溶接作業を必要としないととも
に、木造建築の壁にもALCパネルの縦壁等を適用可能
となる。その際、簡単な金属金物を介するのみであるた
め、取付け作業も簡単であるとともに、木製梁又は木製
柱と取付金物とは、それを固定するセルフタッピングネ
ジのほぼ全長が厚みのある木製梁等によって締め付けら
れるため、しっかりと固定されるようになる。
め、従来の鉄骨梁に溶接するL字型アングルやC型鋼ア
ングルの背面と同様に、木製梁等の面がALCパネル壁
面と接してその支持作用も同時に果たすようになる。さ
らに、本発明はALCパネル壁を取付けるボルトが屋内
側から挿入される構造のため、C型鋼アングルによる取
付構造の場合と違って、タッピングネジ頭部がALCパ
ネル壁表面に位置することがなく、それによる雨漏れ発
生等もない。また木製梁等は鉄骨梁等と違って、軽いた
めクレーン等も必要がなくかつ運搬や切断等の取扱いも
容易である。
ながら説明する。図1は本発明の1実施例の縦断面図で
あり、上層のALCパネル壁P1(以下、パネルP1と
いう。)および上層のALCパネル壁P2(以下、パネ
ルP2という。)は、下部取付金物1および上部取付金
物2を介して木製梁3に取り付けられている。下部取付
金物1は、図2に示すように板状体1aから成り、その
上部は側面L字型を形成しており、その縦片1bはパネ
ルP1を固定するためのパネル固定片と成っており、横
片1cは板状体1aの中間位置の両側から水平に屈曲し
ていて木製梁を固定するための梁固定片となっている。
板状体1aの下端は、上記縦片1b(パネル固定片)と
反対側に水平に屈曲してパネルP1の端を受けるための
パネル端受部片1dが設けられていて、板状体1aの下
部は側面逆L字型を形成している。また、縦片1b(パ
ネル固定片)には縦長孔のボルト挿通孔1eが設けられ
ており、横片1c(梁固定片)にはセルフタッピングネ
ジ挿通孔1fが設けられている。
状体2aと、その下方に垂下している垂下片2b(パネ
ル固定片)と、板状体2aの中間位置の両側から側面L
字型に屈曲した横片2c(梁固定片)とから成ってい
る。また、垂下片2b(パネル固定片)には縦長孔のボ
ルト挿通孔2eが設けられており、横片2c(梁固定
片)にはセルフタッピングネジ挿通孔2fが設けられて
いる。
付金物2によって、パネルP1およびパネルP2と木製
梁3とは次のように取付けられている。先ず、下部取付
金物1とパネルP1とは、縦片1b(パネル固定片)の
ボルト挿通孔1eを通してボルト4によって固定されて
いるとともに、下部取付金物1と木製梁3とは、ビス等
のタッピングネジ5が横片1c(梁固定片)のセルフタ
ッピングネジ挿通孔1fから木製梁3にねじ込まれて固
定されている。また、同時にパネルP1の下端は下部取
付金物1のパネル端受部片1dによって受け止められて
いる。このパネル端受部片1dによって、パネルP1は
ボルト4のみによる固定,支持よりも確実に固定され、
またボルト4のずれや緩みを補強できる。
下部取付金物1と同様に垂下片2b(パネル固定片)の
ボルト挿通孔2eを通してボルト6によって固定されて
いるとともに、上部取付金物2と木製梁3とは、タッピ
ングネジ7が横片2c(梁固定片)のセルフタッピング
ネジ挿通孔2fから木製梁3にねじ込まれて固定されて
いる。なお、本発明に適用される取付金物の形状は実施
例の形状が好ましいが、これに限定されず、ALCパネ
ル壁面にボルトで固定可能な片と、木製梁又は木製柱に
固定可能な片が備わっておれば足りる。従って、本発明
において取付金物が介在されているとは、ALCパネル
壁面と木製梁面等との中間に位置している場合に限定さ
ず、L字型等の取付金物でALCパネル壁面と梁面のみ
に面して接している構造のものでもよい。また、ALC
パネル壁面に取付金物をボルトで固定する手段として、
図示していないが、金属マットにアンカーを固定したも
のをALCパネル壁内に埋め込み、そのアンカーとボル
トとを螺合させると、より強固に固定されるとともに、
ALCパネル壁面を削り込んだりすることがなく、より
好ましい。
って形成された正方形の梁又は柱であって、かつその太
さは強度面からその一片が12cm以上が好ましく、よ
り好ましくは14cm以上である。すなわち、これまで
木製梁又は木製柱がALCパネル壁に適用困難であ。た
原因の1つとして、ALCパネル壁に耐え得る太い木製
梁等を得ることは原材料のコスト面からも困難であっ
た。その点、集成方法によって形成される木製梁等はA
LCパネル壁に耐え得る太さの梁、特に一片が12cm
以上の太い木製梁等を容易に得ることができ、しかも工
場生産を可能ならしめるためコスト面でも有利となり、
ALCパネル壁にも実用可能となる。ALCパネル壁の
厚みは限定されないが、75mm以上であることが好ま
しい。すなわち、ALCパネル壁を木製梁等に適用する
際には、支持する木製梁又は柱間の距離を長くするが、
厚みが75mm以上であるとALCパネル壁内部の補強
鉄筋のロングスパンが可能となり、梁等間の距離を長く
しても支障が起り難くなる。また、ALCパネル壁は実
施例のような縦壁の他に横壁にも適用可能であることは
もちろんである。
れば、鉄骨梁等における溶接作業や鉄骨梁の取扱い上の
種々の欠点を無くすことができるとともに、木造建築の
壁にもALCパネルの縦壁や横壁等を適用可能となる。
また、木製梁等の適用によって軽量化による種々の効果
および切断・加工上の取扱い易さ等の長所を生かすこと
ができる。しかも、簡単な取付金物を介してボルトとセ
ルフタッピングネジによる取付構造であるため、取付作
業が簡単で木造建築専門の建築作業員でも容易に取り付
けできる。さらに、C型鋼アングルによる取付けのよう
なALCパネル壁表面の補修作業は不要であり、またL
字型アングルを用いる必要もないため使用材料も少くコ
スト面でも有利となり、その工業的価値は多大である。
の縦断面図。
斜視図。
斜視図。
図。
断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】ALCパネル壁と木製の梁又は柱との間に
取付金物が介在されており、該ALCパネル壁と該取付
金物とはボルトによって固定されているとともに、該取
付金物と前記木製の梁または柱とはセルフタッピングネ
ジによって固定されていることを特徴とするALCパネ
ル壁の取付構造。 - 【請求項2】ALCパネル壁の厚みが75mm以上であ
って、かつ木製の梁又は柱は集成方法によって矩形に形
成されており、その一片の幅が少なくとも12cm以上
である請求項1のALCパネル壁の取付構造。 - 【請求項3】取付金物は、板状体から成り、その上部が
ALCパネル壁に固定される縦片と該縦片に対して水平
に屈曲しており木製の梁又は柱に固定される横片とによ
って側面L字型を形成しており、前記板状体の下端が前
記横片と反対側に水平に屈曲しているALCパネル壁端
受部片を形成している請求項1又は2記載のALCパネ
ル壁の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15210995A JP3686701B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | Alcパネル縦壁の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=15533260
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095350A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Nozawa Corp | パネルの重量受け金具及びそれを用いた取付構造 |
WO2013012012A1 (ja) * | 2011-07-19 | 2013-01-24 | 旭化成ホームズ株式会社 | 木造軸組建物 |
JP2014159696A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Clion Co Ltd | Alcパネルの取付構造およびalcパネルの取付方法 |
JP2014181552A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 壁パネルの取付構造 |
CN113737982A (zh) * | 2021-10-08 | 2021-12-03 | 中建科工集团有限公司 | 一种基于钢结构的预制外墙安装连接结构及施工方法 |
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-
1995
- 1995-05-15 JP JP15210995A patent/JP3686701B2/ja not_active Expired - Lifetime
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