JP3143624B2 - パネル取付構法 - Google Patents

パネル取付構法

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JP3143624B2
JP3143624B2 JP04136079A JP13607992A JP3143624B2 JP 3143624 B2 JP3143624 B2 JP 3143624B2 JP 04136079 A JP04136079 A JP 04136079A JP 13607992 A JP13607992 A JP 13607992A JP 3143624 B2 JP3143624 B2 JP 3143624B2
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範雄 今井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル取付構法に関
し、詳しくは、軽量気泡コンクリート板(以下、ALC
板という)等のパネルを、建物の梁鋼材に乾式で取付け
る構法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のパネル取付構法を説明す
るための斜視図である。同図において、1はALC板、
2はALC板1によって形成された床又は天井、3はA
LC板1を固定するために建物の骨組みとして複数本互
いに平行に配置された梁鋼材(図では1本のみ示す)で
あり、この上にALC板1が載置される。4は梁鋼材3
の上部中央に溶接され、目地鉄筋5を固定するためのス
ラブプレートである。
【0003】従来のパネル構法では、まず、各ALC板
1をその角部がスラブプレート4に当接するように梁鋼
材3上に並置する。スラブプレート4に設けられた貫通
孔6に目地鉄筋5を通し、並置されたALC板1の凹部
7によって形成された目地溝8に目地鉄筋5を挿入す
る。
【0004】次いで、モルタル9を目地溝8に充填して
硬化させることにより、目地鉄筋5とALC板1を一体
化させる。その後、モルタル9の上面をALC板1の面
と同一面となるように平坦に仕上げる。
【0005】こうして、ALC板1は、モルタル9によ
り固定された目地鉄筋5とスラブプレート4を介して、
梁鋼材3に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパネル取付構法
においては、スラブプレート4と目地鉄筋5を用いてA
LC板1を梁鋼材3に固定するようにしていたため、梁
鋼材3上の所定の部所にスラブプレート4を溶接する必
要があった。
【0007】しかし、このようなスラブプレート4を梁
鋼材3に溶接する作業は、ALC板1の敷込み前に高所
においてなされるために危険性が高かった。また、スラ
ブプレート4を正しい位置に溶接することは、職人の技
量によるところが大きく、熟練を要した。
【0008】さらに、モルタル9を充填したのち、該モ
ルタルが硬化するまでの養生時間が必要であるため、そ
の間、ALC板1上での作業が行うことができなかっ
た。
【0009】したがって、スラブプレート4の溶接から
モルタル9を平坦にならし硬化させるまでの一連の作業
に長時間を要し、ALC板1の敷込み作業の効率は低い
ものであった。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、パネルの敷込み作業が容易であり、しかも、その作
業効率が高いパネル取付構法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル取付
構法は、モルタルを使用しない乾式構法で、しかも、溶
接作業を伴わないものであって、その要旨とするところ
は、複数のパネルを敷込んで床または天井を構築するパ
ネル取付構法において、L字部材の一端に桿を折り曲げ
可能に取付けて構成した取付金物と、端部に予め貫通孔
を設けたパネルとを使用し、梁鋼材の上面に複数のパネ
ル端部を対向させて配置し、これらの互いに対向された
パネル端部の貫通孔に上記取付金物をそれぞれ挿通さ
せ、これらの取付金物のL字部材の底部を梁鋼材の裏面
に当接させた状態でそれぞれの桿を倒して、双方の桿を
連結手段を用いて互いに連結する点にある。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るパネル取付構法の一実施
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、図1〜図4において、図7に示した要素と同一機
能を有するものについては同一符号を付し、それらの説
明を省略する。
【0013】本実施例のパネル取付構法では、取付金物
11を用いて床12を構築する。取付金物11は、L字
部材13の一端に桿14を折り曲げ可能に取付け、桿1
4の先端部14aに雄ネジを設けて構成したものであ
る。
【0014】また、本実施例では、取付金物11を用い
たことに伴い、ALC板1の端部に予め上下に貫通する
貫通孔15を穿設するとともに、該ALC板の端部上面
に貫通孔15からALC板1の端部端縁に渡る切欠部1
6を形成されている。
【0015】すなわち、ALC板1の切欠部16の内端
には、貫通孔15が連通されている。この切欠部16の
形状としては、取付金具11を用いてALC板1を梁鋼
板3に取付けたときに、桿14がALC板1の表面以下
に収まる程度の深さの溝状のものが好ましい。
【0016】次に、本実施例のALC板1を敷込んで床
15を構築する方法について説明する。まず、断面H型
の梁鋼材3の上面に複数のALC板1の端部を突き合わ
せて配置する。
【0017】次いで、取付金物11,11を、互いに突
き合わされたALC板1,1の端部の貫通孔15,15
に下からそれぞれ挿通する。挿通後、取付金物11,1
1を固定するまでの間、それらの桿14,14を切欠部
16,16内に倒して、下方へ抜け落ちないようにして
おく(図4参照)。
【0018】これらの取付金物11,11を固定する際
には、それらの桿14,14を立てて回動させて、それ
らのL字部材13,13の下部13a,13aを梁鋼材
3の上部裏面3a,3aに当接させる
【0019】この状態のまま、それぞれの桿14,14
を倒して切欠部16内に収納し、双方の桿12,12の
雄ネジ部にナット17を螺合して互いに連結する(図5
参照)。こうして、床12が構築される。
【0020】なお、本実施例では、取付金物11の桿1
4を棒状に形成したが、本発明はこれに限らず、図5お
よび図6に示すように、わずかにくの字に折曲させある
いは湾曲させて、ナット17で取り付け時に、L字部材
13の下部13aが確実に梁鋼材3の上部裏面3a,3
aに当接され、梁鋼材3とALC板1との結合が強固に
なるようにしても良い。
【0021】また、本実施例では、取付金物11の桿1
4をナット17を用いて連結するようにしたが、本発明
はこれに限らず、取付金物の桿に雌ネジを形成して、互
いにボルトを用いて連結するようにしても良いし、ま
た、ネジ結合によらずに他の慣用の結合手段を用いても
良い。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るパネル取付構法では、複数
のパネルを敷込んで床または天井を構築するパネル取付
構法において、L字部材の一端に桿を折り曲げ可能に取
付けて構成した取付金物と、端部に予め貫通孔を設けた
パネルとを使用し、梁鋼材の上面に複数のパネル端部を
対向させて配置し、これらの互いに対向されたパネル端
部の貫通孔に上記取付金物をそれぞれ挿通させ、これら
の取付金物のL字部材の底部を梁鋼材の裏面に当接させ
た状態でそれぞれの桿を倒して、双方の桿を連結手段を
用いて互いに連結するようにしているので、溶接作業を
伴わず、しかも、モルタルを使用しない、いわゆる乾式
構法で床の構築を行うことができる。
【0023】したがって、熟練を要さずにパネルの取付
作業を容易かつ迅速に行うことができるとともに、パネ
ル敷き込み後に取付金物の取付け作業ができるので、作
業の安全性を向上させることができる。
【0024】さらに、モルタルの硬化を持つことなく、
直ちに、つぎの作業工程に進むことができるので、従来
のようにモルタルを固化するために要していた時間が不
要となり、作業時間を短縮し、作業効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル取付構法の一実施例を示す
要部断面図である。
【図2】本発明に係るパネル取付構法の一実施例で採用
した取付金物とナットを示す図である。
【図3】本発明に係るパネル取付構法の一実施例で採用
したALC板の要部を示す断面図である。
【図4】本発明に係るパネル取付構法の一実施例の作業
を説明するための要部断面図である。
【図5】本発明に係るパネル取付構法の他の実施例を示
す要部断面図である。
【図6】本発明に係るパネル取付構法の他の実施例を示
す一部断面斜視図である。
【図7】従来のパネル取付構法を示す一部断面斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ALC板 3 梁鋼材 11 取付金物 12 床 13 L字部材 14 桿 15 貫通孔 16 切欠部 17 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパネルを敷込んで床または天井を
    構築するパネル取付構法において、L字部材の一端に桿
    を折り曲げ可能に取付けて構成した取付金物と、端部に
    予め貫通孔を設けたパネルとを使用し、梁鋼材の上面に
    複数のパネル端部を対向させて配置し、これらの互いに
    対向されたパネル端部の貫通孔に上記取付金物をそれぞ
    れ挿通させ、これらの取付金物のL字部材の底部を梁鋼
    材の裏面に当接させた状態でそれぞれの桿を倒して、双
    方の桿を連結手段を用いて互いに連結することを特徴と
    するパネル取付構法。
JP04136079A 1992-04-28 1992-04-28 パネル取付構法 Expired - Fee Related JP3143624B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101603423B1 (ko) 2014-07-09 2016-03-14 이홍희 신발 몸체와 아웃솔이 일체로 형성된 신발

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