JP2015218576A - 足場拡幅用ブラケット及びその取付方法 - Google Patents

足場拡幅用ブラケット及びその取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】上層に複数層の足場が設けられた場合であっても、足場が拡幅された状態を強固に保持することのできる足場拡幅用ブラケットを提供する。【解決手段】足場拡幅用ブラケット10は、複数のフランジを有する支柱に対して取り付けられ、足場の幅方向に拡げるためのものである。水平部材11の下面途中から支柱側にかつ斜め方向に延び、一端が支柱に当接されて水平部材11を支持する斜め部材12と、水平部材11の一端に設けられ、基準フランジに連結するための第1連結部材17と、水平部材11の他端に上下方向に延びて設けられ、拡幅用支柱を上部に支持する支柱支持部材14と、支柱支持部材14の下部に設けられ、支柱支持部材14を支持するための長尺状の長尺支持部材15と、長尺支持部材15の一端に設けられ、他の基準フランジに連結するための第2連結部材31とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、建築工事現場等で組み立てられる仮設足場において、高さ途中位置から足場の幅方向に拡げるための足場拡幅用ブラケットに関するものである。
従来、仮設足場は、建築工事現場において例えばビル等の建築物に沿うようにして設けられ、現場作業者が建築物の補修等の工事を行うために用いられる。仮設足場としては、例えば各部材を連結する際に長尺状のくさびが用いられるくさび緊結式足場が知られている。このくさび緊結式足場では、高さ中途位置から足場の幅方向に拡幅可能な足場拡幅用ブラケットが用いられるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図8は、従来の足場拡幅用ブラケット40(以下、単に「ブラケット40」という。)を示す図である。ブラケット40は、上下方向に延びる主軸部41と、主軸部41の上部から水平方向に延びた水平連結部42と、水平連結部42の先端に上下方向に延び、かつ主軸部41よりその長さが小とされた支持軸部43と、支持軸部43の下部から傾斜されて延び主軸部41の下部に連結された傾斜補強部44とを備えている。主軸部41及び支持軸部43には、フランジ41a及びフランジ43aがそれぞれ形成されている。
図9は、ブラケット40が適用された仮設足場を示す側面図である。この仮設足場では、建築物Bに沿って内側支柱45及び外側支柱46が設けられ、内側支柱45のフランジ45aと外側支柱46のフランジ46aとの間に水平部材47が取付けられる。そして、高さ途中位置から足場の幅方向に拡げる場合には、外側支柱46の上端46bにブラケット40の主軸部41が取付けられる。
次いで、主軸部41のフランジ41aと、内側支柱45のフランジ45aとの間に、水平部材47が取付けられる。そして、ブラケット40の支持軸部43の上端には、拡幅用支柱48が取付けられ、内側支柱45のフランジ45aと、拡幅用支柱48のフランジ48aとの間に、上記水平部材47より長い他の水平部材49が取付けられる。この水平部材49に対して、建築物Bの側面に沿って図略の足場板が敷設される。このように、ブラケット40を用いることにより、仮設足場の高さ中途位置から足場の幅方向に拡げることができる。
ところが、仮設足場では、図9に示した水平部材49によって足場板の設置領域が拡幅された状態からさらに上方に複数層の足場が敷設される場合がある。複数層の足場が上方にさらに敷設されると、複数層の足場による荷重(図9の矢印P参照)は、ブラケット40に集中することになる。そのため、従来の構成では、水平連結部42や主軸部41と傾斜補強部44との接合部等がその荷重Pに耐えきれず、変形したり損傷したりするおそれがあった。
特開2012−241491号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、上方に複数層の足場が設けられた場合であっても、変形したり損傷したりすることなく、足場が拡幅された状態を強固に保持することのできる足場拡幅用ブラケットを提供することをその課題とする。また、その足場拡幅用ブラケットを支柱に取付けるときの取付方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される足場拡幅用ブラケットは、上下方向に所定間隔を隔てて設けられた複数のフランジを有する支柱に対して取り付けられ、足場の幅方向に拡げるための足場拡幅用ブラケットであって、水平方向に延びた水平部材と、前記水平部材の下面途中から前記支柱側にかつ斜め方向に延び、一端が前記支柱に当接されて前記水平部材を支持する斜め部材と、前記水平部材の一端に設けられ、前記足場板を敷設するための水平材が連結されるフランジと同一のフランジに連結するための第1連結部材と、前記水平部材の他端に上下方向に延びて設けられ、前記支柱と異なる拡幅用支柱を上部に支持する支柱支持部材と、前記支柱支持部材の下部に設けられ、前記支柱支持部材を支持するための長尺状の長尺支持部材と、前記長尺支持部材の一端に設けられ、前記水平材と異なる他の水平材が連結される他のフランジと同一のフランジに連結するための第2連結部材と、を備えることを特徴としている。
本発明の足場拡幅用ブラケットにおいて、前記長尺支持部材は、前記支柱支持部材と別体とされており、前記支柱支持部材の下部に取外し自在に設けられているとよい。
本発明の足場拡幅用ブラケットにおいて、前記各フランジは、略板状に形成されかつ前記各連結部材を連結するためのフランジ孔が形成されており、前記第1連結部材及び第2連結部材は、前記フランジを挟み込む側面開口、上面に形成された上面開口及び下面に形成された下面開口をそれぞれ有する本体と、前記本体の上面開口、前記フランジ孔及び前記本体の下面開口にこの順序でそれぞれ挿入することにより前記フランジと前記本体とを連結するための略棒状のくさびと、をそれぞれ有しているとよい。
本発明の第2の側面によって提供される足場拡幅用ブラケットの取付方法は、足場の幅方向に拡げるための足場拡幅用ブラケットを、上下方向に所定間隔を隔てて設けられた複数のフランジを有する支柱に対して取り付ける取付方法であって、前記支柱と異なる拡幅用支柱を支持するための上下方向に延びた支柱支持部材に接続され、水平方向に延びた水平部材を、前記水平部材の一端に設けられた第1連結部材を用いて前記フランジに連結固定する第1工程と、前記支柱支持部材と、この支柱支持部材を支持するための長尺状の前記長尺支持部材とを接続する第2工程と、前記長尺支持部材を、前記長尺支持部材の一端に設けられた第2連結部材を用いて前記フランジと異なる他のフランジに連結固定する第3工程と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、長尺状の長尺支持部材の一端に設けられた第2連結部材は、水平材が連結されるフランジに連結されるので、上方に複数層の足場が敷設された場合に、支柱や足場拡幅用ブラケットに荷重が集中したとしても、当該フランジにおいて荷重を水平材側と支柱側とに分散させることができる。そのため、足場拡幅用ブラケットを変形させたり損傷させたりすることなく、足場が拡幅された状態を強固に保持することができる。
本発明に係る足場拡幅用ブラケットが適用される仮設足場を示す側面図である。 図1に示す足場拡幅用ブラケットの側面図である。 図1に示す足場拡幅用ブラケットの要部を示す斜視図である。 連結部材を示す斜視図である。 足場拡幅用ブラケットの要部分解斜視図である。 足場拡幅用ブラケットの作用を説明するための図である。 足場拡幅用ブラケットが張り出しブラケットとして用いられた場合の仮設足場を示す側面図である。 従来の足場拡幅用ブラケットを示す図である。 従来の足場拡幅用ブラケットが適用された仮設足場を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る足場拡幅用ブラケット(以下、単に「ブラケット」という)が適用される仮設足場を示す側面図である。図2は、図1に示すブラケットの側面図である。図3は、図1に示すブラケットの要部を示す斜視図である。
この仮設足場は、例えば一般住宅の建築工事現場等で用いられるものであり、複数の支柱1が立設されている。支柱1は、建築物Bの近傍に壁つなぎ2等を用いて立設される内側支柱3と、内側支柱3から建築物Bに対して遠ざかる方向(図1の右方向)に所定間隔を隔てて立設される外側支柱4とを有している。
内側支柱3及び外側支柱4は、図示していないが、建築物Bに沿う方向(図1の奥行方向)にも所定のスパンごとに立設されている。隣り合う内側支柱3及び外側支柱4同士の間には、各支柱3,4を支持するための水平材5が連結されている。水平材5には、例えば足場板としての床付布枠のフック(いずれも図示せず)が掛止される。床付布枠は、その上を現場作業者が歩行したり作業したりするためのものであり、その長手方向が建築物Bに沿うようにして敷設される。図1では、床付布枠は、奥行方向に延びてこの仮設足場に敷設されている。
各支柱3,4には、上下方向に所定間隔を隔てて複数のフランジ6が形成されている。各フランジ6には、例えば水平材5やブラケット10(後述)等の各部材を四方に向けて連結可能とするための4つの掛止孔6aがそれぞれ形成されている(図3参照)。
本実施形態の仮設足場では、水平材5が連結されるフランジ6を基準にして例えば上方向に4つ目のフランジ6に他の水平材5が連結される。水平材5には、図略の足場板が敷設され、これら水平材5同士の間が足場空間とされ、一つの層を構成している。以下、水平材5が連結されるフランジ6を特に「基準フランジ6A」ということにする。
外側支柱4のさらに外側には、本実施形態の特徴であるブラケット10が取付けられる。ブラケット10は、仮設足場の高さ中途位置から足場の幅方向に拡げるためのものである。ブラケット10は、図2及び図3に示すように、略水平方向に延びた水平部材11と、水平部材11の下面途中から外側支柱4側に斜め下方に延び、かつ先端が外側支柱4に当接される斜め部材12と、水平部材11及び斜め部材12のそれぞれの途中位置から上下方向に結ぶ補強部材13と、水平部材11の他端に上下方向に延びて接続され、後述する拡幅用支柱26を支持する支柱支持部材14と、支柱支持部材14の下部に設けられ、外側支柱4のフランジ6に連結された長尺状の長尺支持部材15とによって構成されている。
水平部材11は、その一端側に第1連結部材17が設けられており、他端に支柱支持部材14が接続されている。第1連結部材17は、水平部材11を外側支柱4の基準フランジ6Aに連結固定させるためのものである。
第1連結部材17は、図4に示すように、全体形状が略円筒状とされた本体18と、略棒状のくさび19とによって構成される。本体18は、外側支柱4側の側面に略ワニ口状の前面開口20が形成されている。本体18は、その内部に空間部が形成されており、前面開口20はこの空間部に連通されている。本体18は、その上面及び下面に端部側近傍から水平部材11側に至ってそれぞれ延びる上面開口21及び下面開口22が形成されている。上面開口21及び下面開口22も、上記空間部に連通されている。
くさび19は、本体18に遊嵌されているとともに本体18から抜脱不能とされている。くさび19の下端部近傍には、左右方向にともに突出した第1突起23が形成されている。くさび19は、この第1突起23により本体18の上面開口21を通じて上方側に抜脱しないようになっている。
くさび19は、その上端部に本体中央部に比べ左右方向に幅広に形成された第2突起24が形成されている。くさび19は、この第2突起24により本体18の上面開口21の周縁で掛止され、くさび19全体が上面開口21を通じて本体18の内部に入り込まないようになっている。
斜め部材12は、その一端が水平部材11の下面に接続され、その他端には外側支柱4の表面に沿う略湾曲状の当接部材25が設けられている。
支柱支持部材14は、円筒中空状のパイプ材からなり、このパイプ材に比べ直径がやや小とされたほぞ14aが上部に形成されている。ほぞ14aは、足場の幅方向に拡げるための拡幅用支柱26を取付けるためのものである。支柱支持部材14の下部には、対向する曲面に一対の孔14b(図5参照)がそれぞれ形成されている。一対の孔14bは、長尺支持部材15を取付けるためのものである。
長尺支持部材15には、上端に正面視で略コの字状に形成された支持部27が形成されている。支持部27は、内側に対向する面に掛合ピン28を挿通するための一対の挿通孔27a(図5参照)がそれぞれ形成されている。掛合ピン28は、略棒状に形成され、先端に出没自在とされた突起片28aが設けられている。掛合ピン28の基端側には、支持部27と連結されたチェーン29が接続されている。
長尺支持部材15は、支柱支持部材14と別体とされており、支柱支持部材14に取外し自在に設けられている。すなわち、長尺支持部材15は、図5に示すように、掛合ピン28が支持部27の挿通孔27aと、支柱支持部材14の孔14bとに挿通されることにより、支柱支持部材14に回動自在に支持される。また、長尺支持部材15は、掛合ピン28を抜脱することにより、支柱支持部材14から取外し自在とされている。
長尺支持部材15の下端は、徐々に狭幅されて平面状となる平板部30が形成されており、平板部30には、第2連結部材31が固定されている。第2連結部材31は、長尺支持部材15を外側支柱4の基準フランジ6Aに連結固定させるためのものである。第2連結部材31の構成は、上記した第1連結部材17と同様の構成とされている。
長尺支持部材15は、パイプ状に形成され、仮設足場のほぼ一層分の長さを有している。すなわち、長尺支持部材15は、このブラケット10が外側支柱4に取付けられる場合に、外側支柱4側にやや傾斜され、かつ下端が第2連結部材31によって基準フランジ6Aに連結固定される。
次に、このブラケット10の作用について説明する。
仮設足場において高さ途中位置から足場の幅方向に拡げようとした場合、ブラケット10は、図1に示したように、一層分の高さの基準になる基準フランジ6A同士の間に取付けられる。
支柱支持部材14のほぞ14aには、拡幅用支柱26が取付けられる。そして、水平部材11を連結固定した基準フランジ6Aから拡幅用支柱26の一層分上の基準フランジ6Aと、内側支柱3の基準フランジ6Aとの間に、両者に掛け渡すようにして拡幅用水平材32(図1参照)が取付けられる。拡幅用水平材32は、水平材5に比べ約1.5倍の長さを有している。拡幅用水平材32には、図示しないが、足場板としての床付布枠のフックが掛止されることにより、図1に示す奥行方向に床付布枠が敷設される。したがって、拡幅用水平材32によって床付布枠の設置領域が足場の幅方向に拡げられたことになる。
この場合、ブラケット10は、水平部材11を連結固定した基準フランジ6Aに第1連結部材17が連結され、長尺支持部材15が一層下の基準フランジ6Aまで延び、第2連結部材31によってこれに連結固定されている。そのため、上方に複数層の足場が敷設され、ブラケット10に対して荷重P(図1参照)が加わったとしても、ブラケット10や支柱1が損傷することを抑制することができる。
すなわち、上方に複数層の足場が敷設された場合の荷重Pは、図6に示すように、第2連結部材31が基準フランジ6Aに連結固定されているため、この基準フランジ6Aに集中することになる。しかしながら、基準フランジ6Aには水平材5が連結固定されており、長尺支持部材15の一端が基準フランジ6Aに固定されているため、荷重Pは、基準フランジ6Aにおいて外側支柱4に沿う力P1と水平材5に沿う力P2とに分散される。
従来の構成では、上方に複数層の足場が敷設される場合の荷重が直接的にブラケット40に集中し、ブラケット40の水平連結部42や主軸部41と傾斜補強部44との接合部等が変形したり損傷したりするおそれがあった。しかしながら、本実施形態では、上記荷重Pが基準フランジ6Aに集中され、基準フランジ6Aにおいて荷重Pを分散させることができる。そのため、上方に複数層の足場が敷設された場合であっても、ブラケット10を変形させたり損傷させたりすることなく、足場が拡幅された状態を強固に保持することができる。
また、ブラケット10は、長尺支持部材15が支柱支持部材14に取外し自在とされているため、例えば図7に示すように、いわゆる張り出しブラケットとして用いることができる。すなわち、ブラケット10は、図5に示したように、掛合ピン28の突起片28aを押し込んで掛合ピン28を支持部27の挿通孔27aから抜脱することにより、支柱支持部材14に長尺支持部材15が接続されている状態から、長尺支持部材15を支柱支持部材14から取り外すことができる。
長尺支持部材15が取り外されたブラケット10は、建築物Bが高さ途中で横方向に突出している場合に(図7参照)、仮設足場を外側に延出させるとき、外側支柱4に取付けて、支柱支持部材14に張り出し用支柱32を取付ける。これにより、ブラケット10は、張り出しブラケットとして用いることができる。また、長尺支持部材15は、支柱支持部材14と別体とされているので、これらを運搬、輸送するときに嵩張ることがなく、その梱包スペースを有効に使用することができる。
上記のように、長尺支持部材15は、支柱支持部材14から取り外すことができるので、このブラケット10を外側支柱4に取付ける取付方法においては、長尺支持部材15が支柱支持部材14に接続された状態で取付ける方法と、長尺支持部材15を支柱支持部材14から取り外した状態で取付ける方法との2とおりの取付方法を有する。
まず、長尺支持部材15が支柱支持部材14に接続された状態で取付ける方法では、水平部材11の第1連結部材17を外側支柱4の基準フランジ6Aに連結固定する。この場合、第1連結部材17の前面開口20を基準フランジ6Aに横方向から嵌め込み、本体18に遊嵌されているくさび19を基準フランジ6Aの掛止孔6aに挿通させる。そして、くさび19の上部を例えばハンマー等で打ち込むことにより、第1連結部材17を基準フランジ6Aに連結固定させる。
次いで、長尺支持部材15の第2連結部材31を一層下の基準フランジ6Aに連結固定する。第2連結部材31の基準フランジ6Aに対する連結方法は、第1連結部材17と同様である。この場合、長尺支持部材15は、支柱支持部材14に回動自在とされているため、第1及び第2連結部材17,31をともに基準フランジ6Aに仮留めさせておく必要はなく、順番に基準フランジ6Aに連結固定すればよい。
一方、長尺支持部材15を支柱支持部材14から取り外した状態で取付ける方法では、まず、支柱支持部材14に接続されている水平部材11の第1連結部材17を基準フランジ6Aに連結固定する。この場合、支柱支持部材14には長尺支持部材15が接続されていないので、支柱支持部材14に長尺支持部材15が接続された場合に比べ軽量であり、その取扱いが容易であるといった利点がある。
次いで、支柱支持部材14に長尺支持部材15を接続する。具体的には、支柱支持部材14の下部に、長尺支持部材15の支持部27をあてがい、掛合ピン28を支持部27の挿通孔27aと支柱支持部材14の孔14bとに挿通させる。
そして、長尺支持部材15の第2連結部材31を一層下の基準フランジ6Aに連結固定する。この場合、長尺支持部材15は、支柱支持部材14に回動自在とされるので、第2連結部材31を基準フランジ6Aに対する位置決めが容易となる。
このように、上記取付方法によれば、長尺支持部材15を支柱支持部材14から取り外した状態で外側支柱4にブラケット10を取付けることができるので、長尺支持部材15が支柱支持部材14に接続された状態で取付ける場合に比べ、各部材の取扱いが容易となり、取付作業の短縮化を図ることができる。
なお、本発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態におけるブラケット10の第2連結部材31は、長尺支持部材15の平板部30に固定されていたが、これに代えて上下方向に回動自在とされてもよい。また、長尺支持部材15は、例えば直径が異なる2つのパイプ部材からなり、これらパイプ部材を重ねて摺動自在に用いることにより、長尺支持部材15の全体長さを可変自在とされてもよい。この場合、例えば掛合ピン等をパイプ部材に挿通させることにより長尺支持部材15の全体長さを維持するようにされる。
また、上記実施形態におけるブラケット10、水平部材11、斜め部材12、支柱支持部材14、長尺支持部材15、第1及び第2連結部材17,31等の形状、大きさ、数量等は、上記実施形態に限るものではなく、適宜設計変更可能である。また、上記実施形態におけるブラケット10の外側支柱4に対する取付方法も、上記実施形態に限るものではない。
1 支柱
3 内側支柱
4 外側支柱
6 フランジ
6A 基準フランジ
6a フランジ孔
10 足場拡幅用ブラケット
11 水平部材
12 斜め部材
14 支柱支持部材
14a ほぞ
15 長尺支持部材
17 第1連結部材
18 本体
19 くさび
20 側面開口
21 上面開口
22 下面開口
31 第2連結部材

Claims (4)

  1. 上下方向に所定間隔を隔てて設けられた複数のフランジを有する支柱に対して取り付けられ、足場の幅方向に拡げるための足場拡幅用ブラケットであって、
    水平方向に延びた水平部材と、
    前記水平部材の下面途中から前記支柱側にかつ斜め方向に延び、一端が前記支柱に当接されて前記水平部材を支持する斜め部材と、
    前記水平部材の一端に設けられ、前記足場板を敷設するための水平材が連結されるフランジと同一のフランジに連結するための第1連結部材と、
    前記水平部材の他端に上下方向に延びて設けられ、前記支柱と異なる拡幅用支柱を上部に支持する支柱支持部材と、
    前記支柱支持部材の下部に設けられ、前記支柱支持部材を支持するための長尺状の長尺支持部材と、
    前記長尺支持部材の一端に設けられ、前記水平材と異なる他の水平材が連結される他のフランジと同一のフランジに連結するための第2連結部材と、
    を備えることを特徴とする、足場拡幅用ブラケット。
  2. 前記長尺支持部材は、前記支柱支持部材と別体とされており、
    前記支柱支持部材の下部に取外し自在に設けられている、請求項1に記載の足場拡幅用ブラケット。
  3. 前記各フランジは、略板状に形成されかつ前記各連結部材を連結するためのフランジ孔が形成されており、
    前記第1連結部材及び第2連結部材は、
    前記フランジを挟み込む側面開口、上面に形成された上面開口及び下面に形成された下面開口をそれぞれ有する本体と、
    前記本体の上面開口、前記フランジ孔及び前記本体の下面開口にこの順序でそれぞれ挿入することにより前記フランジと前記本体とを連結するための略棒状のくさびと、をそれぞれ有している、請求項1または2に記載の足場拡幅用ブラケット。
  4. 足場の幅方向に拡げるための足場拡幅用ブラケットを、上下方向に所定間隔を隔てて設けられた複数のフランジを有する支柱に対して取り付ける取付方法であって、
    前記支柱と異なる拡幅用支柱を支持するための上下方向に延びた支柱支持部材に接続され、水平方向に延びた水平部材を、前記水平部材の一端に設けられた第1連結部材を用いて前記フランジに連結固定する第1工程と、
    前記支柱支持部材と、この支柱支持部材を支持するための長尺状の前記長尺支持部材とを接続する第2工程と、
    前記長尺支持部材を、前記長尺支持部材の一端に設けられた第2連結部材を用いて前記フランジと異なる他のフランジに連結固定する第3工程と、
    を有することを特徴とする、足場拡幅用ブラケットの取付方法。
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