JP5968390B2 - 仮設足場 - Google Patents

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Description

本発明は、仮設足場に係り、特に構造物と接近して建てられた建物の建築やメンテナンスの作業を室外側から行う際に用いられる仮設足場に関する。
住宅等の建物の建築時や建築後のメンテナンス時において、室外側から施工作業をおこなうために建築足場が仮設される。
このような建築足場は、一般に、所定の間隔で立設された単管支柱と梁部材とを縦横に組み合わせ、梁部材に踏み板を仮設して構築している。
例えば、特許文献1に開示された狭小地用の仮設足場においては、支柱と、梁枠体及び足場板からなる梁部材とによって仮設足場を構成し、梁枠体として、長手方向に複数に分割された分割梁枠が相互に連結されてなるものを採用している。このような構成により、梁枠体を分割梁枠毎に、仮設足場の設置場所に持ち込むことができ、仮設足場の設置場所に持ち込む個々の部材の長さを短くすることができる。そして、建物と隣接する構造物(建物、単なる壁を含み、以下隣接構造物ともいう。)とが接近しており、仮設足場を設置するスペースが狭い場合であっても、仮設足場の設置が可能となった。
特開2014−101659号公報
特許文献1に開示された仮設足場においては、足場板は、幅方向において、足場板ホルダーの一対の壁部に囲まれてその位置を規制されているが、足場板の幅方向外側の面間寸法と一対の壁部間の内面間の寸法とが一致していない場合にはぐらつきが生じるため、足場板の保持性が低かった。この場合、足場が安定しないために作業効率が低くなっていた。
また、狭小地に仮設足場を設けた場合に、支柱や上段にある梁枠体によって、これらと建物との間の空間が狭まることで、建物への作業スペースの確保が困難になり作業効率が低くなることがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、隣接する構造物と接近して建築された建物の作業を室外側から行う際の足場の安定性の高い狭小地用の仮設足場を提供することにある。本発明の他の目的は、作業効率を高めることが可能な狭小地用の仮設足場を提供することにある。
前記課題は、本発明の仮設足場によれば、建物と該建物に隣接する隣接構造物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、該足場板は、前記梁枠体側に向かって突出する一対の突出部、又は前記梁枠体側の逆側に窪む一対の溝部を有し、前記梁枠体には、前記梁枠体に交差する交差方向に延在して前記足場板を保持する足場板ホルダーが形成されており、該足場板ホルダーは、前記足場板が前記足場板ホルダー上に載せられたときに、前記一対の突出部と係止する一対の係止溝部、又は前記一対の溝部と係止する一対の係止突出部を有し、前記足場板の前記一対の溝部の一部、又は前記足場板ホルダーの前記一対の係止溝部の一部は、弾性変形可能な湾曲部によって形成されており、該湾曲部によって、前記一対の係止突出部は前記一対の溝部に挟持され、又は前記一対の突出部は前記一対の係止溝部に挟持されていることにより解決される。
上記構成によれば、足場板が有する一対の突出部又は一対の溝部と、足場板ホルダーが有する一対の係止溝部又は一対の係止突出部とが係止することで、足場板を足場板ホルダーの壁部が囲むようにして保持する構成と比べて足場板の足場板ホルダーに対するズレを抑制することができ、足場を安定させることができる。
また、前記課題は、本発明の仮設足場によれば、建物と該建物に隣接する隣接構造物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、該足場板は、前記梁枠体側に向かって突出する一対の突出部、又は前記梁枠体側の逆側に窪む一対の溝部を有し、前記梁枠体には、前記梁枠体に交差する交差方向に延在して前記足場板を保持する足場板ホルダーが形成されており、該足場板ホルダーは、前記足場板が前記足場板ホルダー上に載せられたときに、前記一対の突出部と係止する一対の係止溝部、又は前記一対の溝部と係止する一対の係止突出部を有し、前記一対の突出部又は前記一対の溝部、及び前記一対の係止溝部又は前記一対の係止突出部は、前記足場板ホルダー側から前記足場板側に向かうにつれて前記交差方向中心側から前記交差方向端部側に傾斜して形成されていることにより解決される。
上記構成によれば、一対の溝部又は一対の突出部及び一対の係止溝部又は一対の係止突出部は、足場板ホルダー側から足場板側に向かうにつれて交差方向中心側から交差方向端部側に傾斜して形成されているため、足場板ホルダー上に足場板を載せる際に、一対の溝部が一対の突出部に、又は一対の突出部が一対の係止溝部に接触しやすくなり、両者が係止しやすくなる。
また、前記足場板は、本体と該本体に被さる蓋体とによって形成されて、前記本体と前記蓋体との間に前記一対の溝部を有し、前記蓋体は、天板部と、該天板部の両側から下方に向けて延出して前記一対の溝部に面する一対の延出部とを有し、前記湾曲部は、前記一対の延出部の前記足場板ホルダー側の端部から折り返され、前記足場板ホルダー側の端部から前記足場板ホルダーの逆側の端部にかけて前記本体に近づくように湾曲して形成されていると好ましい。
上記構成によれば、一対の延出部における溝部に面する部位の一部が本体に近づくように湾曲して形成されていることで、溝部に係止突出部を係止させる際に、溝部に係止突出部を差込みやすく、且つ、係止突出部によって溝部を保持しやすくなる。
また、前記足場板は、本体と該本体に被さる蓋体とによって形成されて、前記本体と前記蓋体との間に前記一対の溝部を有し、前記蓋体は、天板部と、該天板部の両側から下方に向けて延出して前記一対の溝部に面する一対の延出部とを有し、該一対の延出部のうち少なくとも一方は、前記天板部の上面から上方に向けて突出して幅方向外側で下方に折り返されて形成されていると好ましい。
上記構成によれば、一対の延出部の少なくとも一方が上方に向けて突出して形成されているため、足場板上に乗る作業者の足が一対の延出部の一方に掛かることで、作業者は作業位置を確認することができ、また、踏ん張りがきくようになるため作業性が高まる。
更に、前記足場板ホルダーは、前記梁枠体を基準として前記建物側に偏って前記梁枠体に固定されていると好ましい。
上記構成によれば、足場板ホルダーが梁枠体を基準として建物側に偏って梁枠体に固定されており、逆に、梁枠体は建物から離間することになるため、梁枠体に柱が同一鉛直平面上に取り付けられている場合に、柱が建物から離間することになる。このため、柱及び梁枠体が建物への作業を阻害することを回避することができる。
また、前記足場板の上面には、滑り止め孔が形成されており、前記足場板の上面において、前記滑り止め孔の縁は、その周囲よりも上方に盛り上がるように形成されていると好ましい。
上記構成によれば、滑り止め孔の縁が上方に盛り上がるように形成されていることで、
足場板上に乗る作業者の足が掛かるため、足場板上での足の踏ん張りがきくこととなり作業性を高めることができる。
更には、前記梁枠体と前記足場板との間に、弾性を有する紐が掛けられていると好ましい。
上記構成によれば、弾性を有する紐が掛けられていることにより、梁枠体と足場板との間でズレが生じることを防止できる。
本発明によれば、足場板の足場板ホルダーに対するズレを抑制することができ、建物への作業の効率性を高めることができる。また、溝部が係止突出部に、又は突出部が係止溝部に接触しやすくなり、両者が係止しやすくなる。更に、作業者が作業位置を確認することができ、また、踏ん張りがきくようになり作業性を高めることができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る梁枠体を示す平面図、(b)は、梁枠体の側面図である。 梁枠体の一部を構成する端部梁枠の前面図である。 梁枠体を構成する中央梁枠と端部梁枠との連結状態を示し、足場板を載せる状態を示す斜視説明図である。 足場板の端部を示す側面図である。 端部梁枠を示す斜視図である。 足場板ホルダー上に足場板を載置した状態を示す側面図である。 足場板ホルダーと足場板との間にゴム紐を架け渡した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る仮設足場について、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る梁枠体を示す平面図、図1(b)は、梁枠体の側面図、図2は、梁枠体の一部を構成する端部梁枠の前面図、図3は、梁枠体を構成する中央梁枠と端部梁枠との連結状態を示し、足場板を載せる状態を示す斜視説明図、図4は、足場板の端部を示す側面図、図5は、端部梁枠を示す斜視図、図6は、足場板ホルダー上に足場板を載置した状態を示す側面図、図7は、足場板ホルダーと足場板との間にゴム紐を架け渡した状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る仮設足場1は、隣接構造物との距離が例えば30〜50cm程度しかないような狭小地に、隣接構造物と接近して建築される建物において、建築作業やメンテナンス作業を室外側から行うときに用いられる狭小地用の仮設足場1である。
本実施形態の仮設足場1は、図1(b)に示す一対の支柱2と、一対の支柱2に両端が連結される梁枠体3と、梁枠体3上に固定される図3に示す足場板6と、を備えている。
支柱2は、図1(b)に示すように、鋼製の丸パイプ状体からなり、作業対象の建物と隣接構造物との隙間の地面の2カ所に固定される。支柱2には、梁枠体3の端部に形成された係止片45が係止される略筒状の係止ホルダー21が、支柱2の長さ方向に所定間隔を置いて複数設けられている。
係止ホルダー21は、支柱2の水平方向の断面の周に沿って、90°ずつずらして4つずつ設けられており、支柱2のほぼ同じ高さに、相互に垂直になるように、4つの梁枠体3を連結可能に構成されている。
本実施形態では、梁枠体3は、長さ方向に3つに分割されており、一対の端部梁枠4と、一対の端部梁枠4に挟まれる中央梁枠5と、を備えている。
端部梁枠4は、図2に示すように、端部梁枠体41を主要構成要素としている。
端部梁枠体41は、鋼製の丸パイプ状の上梁材42と、上梁材42の下方で上梁材42に平行に延びる鋼製の丸パイプ状の下梁材43と、上梁材42と下梁材43とを架橋して連結する架橋部材44とが、溶接により一体に形成されてなる。
上梁材42及び下梁材43の長手方向の一端には、端部梁枠4を中央梁枠5に連結するための板体46が一体に溶接固定されている。板体46は、上梁材42及び下梁材43に対して垂直な略矩形の板体である。板体46には、矩形の4つの頂点よりも中央よりの4か所に、不図示のボルト孔が穿孔されている。この不図示のボルト孔に挿入されたボルト46aとナット46bにより、板体56に固定される。
上梁材42の他端には、端部梁枠4を支柱2に連結するための係止片45が、上梁材42に一体に設けられている。係止片45は、端部が下方を向いており、係止片45の端部側を支柱2の係止ホルダー21に挿入することにより、係止ホルダー21に係止される。
上梁材42の上部であって、係止片45の近傍の位置、係止片45よりも長手方向中央寄りの位置と、板体46よりも長手方向中央寄りの位置の3カ所には、図2に示すように、足場板6を固定するための足場板ホルダー36が溶接により固定されている。
特に足場板ホルダー36は、図5及び図6に示すように、水平面上における上梁材42の連続する方向に対して直交する方向の一方に偏って上梁材42に固定されている。足場板ホルダー36が、このように固定されているのは、梁枠体3及び梁枠体3の延長上にある支柱2を、施工対象である建物から離して作業空間を確保することにより、作業性を高めるためである。
足場板ホルダー36は、図5に示すように、平板部36a及び平板部36aの両端が屈曲された一対の壁部36bを備えたコの字状部材36cと、コの字状部材36cの平板部36aと一対の壁部36bとに囲まれた領域に溶接固定された支持板部36dと、から形成されている。
一対の壁部36bは、本発明に係る一対の係合突出部に相当し、上端側が、他方の壁部36bに遠ざかるように若干傾斜して平板部36aから立設されている。換言すると、壁部36bは、下方から足場板6が載置される上方にかけて、足場板ホルダー36における幅方向中心側から幅方向端部側に傾斜して形成されている。
また、一対の壁部36bにおける支持板部36dから上方へ突出する部位の断面形状は、後述する足場板6の溝部62eの断面形状と略一致するように形成されている。これにより、足場板6を足場板ホルダー36に載せたときに、足場板ホルダー36上に固定可能になっている。
足場板ホルダー36は、足場板6が載せられる支持板部36dの上面が水平となるように、上梁材42に溶接されている。
中央梁枠5は、図3に示すように、中央梁枠体51を主要構成要素としている。
中央梁枠体51は、鋼製の丸パイプ状の上梁材52と、上梁材52の下方で上梁材52に平行に延びる鋼製の丸パイプ状の下梁材53と、上梁材52と下梁材53とを架橋して連結する架橋部材54とが、溶接により一体に形成されてなる。
上梁材52及び下梁材53の長手方向の両端には、中央梁枠5を端部梁枠4に連結するための板体56が一体に溶接固定されている。板体56は、上梁材52及び下梁材53に対して垂直な略矩形の板体である。板体56は、板体46と同様の構成であるため、説明を省略する。
上梁材52の上部であって、板体56よりも長手方向中央寄りの位置の3カ所には、図3に示すように、足場板6を固定するための足場板ホルダー36が溶接により固定されている。
足場板ホルダー36は、上梁材52の連続する方向に垂直な向きに溶接されており、足場板6が載せられる支持板部36dの上面が水平となるように、上梁材52に溶接されている。
梁枠体3は、中央梁枠5の両端に一対の端部梁枠4が固定されることにより構成される。中央梁枠5と一対の端部梁枠4との間の固定は、板体46と板体56とが、ボルト46aとナット46bにより締結されることで行われる。
本実施形態の足場板6は、長手方向の長さが、端部梁枠4及び中央梁枠5の長手方向の長さに近い長さとされ、端部梁枠4及び中央梁枠5それぞれの上方に一つずつ設置されている。足場板6は、図4に示すように、断面逆Ω状の本体61と、開放側を下方に向けた断面コの字状を有して本体61を覆う蓋体62とが溶接されて、一体的に形成された蓋付きの箱状に構成されている。
本体61は、長板状の底部61aと、底部61aの幅方向両端から斜め上方に延在する一対の側部61bと、一対の側部61bの上端から幅方向外側に張り出す一対の縁部61cとから構成され、アルミニウム等の板材から形成されている。
底部61aは、足場板ホルダー36の支持板部36dの上面に載せられる部位であり、幅方向において、足場板ホルダー36の一対の壁部36b間の長さよりも短い長さで形成されている。
一対の側部61bは、後述する蓋体62の後述する湾曲部62cとの間で、足場板ホルダー36の一対の壁部36bに係止されることで幅方向の足場板6の移動を制限するための部位である。具体的には、一対の側部61bは、一対の壁部36bのうち支持板部36dから上方に突出する部位のおける幅方向内側の面と略一致する傾斜及び間隔で形成されている。
このように、足場板6の一対の側部61bが足場板ホルダー36の一対の壁部36bにおける上記部位と略一致する傾斜で形成されていることで、足場板6が壁部36bに載せられる方向に対して、側部61bと壁部36bが交差する方向に傾斜することとなる。このため、壁部36bによって側部61bを挟持しやすくなり、両者間のぐらつきを防止しやすくなる。
一対の縁部61cは、蓋体62の後述する天板部62aと溶接される部位であり、天板部62aに沿うように、一対の側部61bの上端から幅方向外側に曲がって形成されている。
蓋体62は、作業者の足場となる天板部62aと、天板部62aの幅方向両端から下方に延出する延出部62bと、延出部62bの下端から上方に折り返されて湾曲して形成された湾曲部62cとから構成され、アルミニウム等の板材から形成されている。なお、足場板6の本体61と蓋体62とは、板材から成るためプレス加工によって容易に成形可能であり、また、両者の間が中空を成すことにより、軽量化が図られている。
天板部62aは、本体61の底部61aに平行となるように、本体61の縁部61cと溶接されている。また、天板部62aは、本体61に対向することになる下面側から上面側方向に図示せぬ打ち抜き具によって本体61に溶接される前に穿孔された複数の貫通孔62fを有する。このように形成された貫通孔62fの縁は、打ち抜き具から受ける荷重により、その周囲より上方に突出することとなる。
このように上方に突出する貫通孔62fの縁は、足場板6上で作業する作業者の滑り止めとして機能することとなる。
一対の延出部62bは、一対の壁部36bのうち支持板部36dから上方に突出する部位と略一致する傾斜で形成されている。そして、一対の延出部62bあるいは天板部62aの両端側には、天板部62aの上面から上方に向けて突出して、両幅方向外側で下方に折り返された返し部62dが形成されている。
このように、返し部62dが天板部62aの幅方向両側に形成されていることで、天板部62aを足場とする作業者の足が掛かり、作業者がその位置を把握できるとともに、足をかけての踏ん張りがきくことで、足場板6上での作業性を高めることができる。
なお、返し部62dを、天板部62aの幅方向両側に形成するのではなく、建物との間の隙間の大きい幅方向の一側のみに形成するようにしてもよい。
一対の湾曲部62cは、上記のように本体61の一対の側部61bとの間で足場板ホルダー36の一対の壁部36bに係止されることで、幅方向の足場板6の移動を制限するための部位である。具体的には、湾曲部62cは、延出部62bに接続された下端部から上端部にかけて、延出部62bから離れつつ、本体61の側部61bに近づくように湾曲して形成されている。一対の湾曲部62cと一対の側部61bとの間に、溝部62eが形成されている。
湾曲部62cが自然状態にあるときには、溝部62eの幅の少なくとも一部は、足場板ホルダー36の壁部36bにおける幅方向の厚さよりも小さく形成されている。一方、足場板ホルダー36の一対の壁部36bが溝部62eに差し込まれたときには、図6に示すように、湾曲部62cが弾性変形することにより、壁部36bの厚さと一致するように溝部62eが拡がることとなる。
このように、湾曲部62cが弾性変形することにより、本体61の側部61bとの間で壁部36bを挟持することとなり、足場板6と、足場板ホルダー36との間に生じるぐらつきを低減することができる。
足場板6と足場板ホルダー36との間のぐらつきを低減させる構成としては、図7に示すように、ゴム紐71を用いるようにしてもよい。
具体的には、足場板6の長手方向端部近傍における幅方向両側の延出部62bに、一対の掛止孔62gが形成されている。この一対の掛止孔62gにS字フック57をかけ、下梁材43,53に跨るように取り付けられたゴム紐71の両端をS字フック57に取り付ける。ゴム紐71の長さを調節してゴム紐71に弾性力が生じる状態にすればよい。
このようにすれば、ゴム紐71の弾性力を、足場板6と下梁材43,53との間に常に生じさせるようにでき、両者間のぐらつきを低減させることができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明には各実施形態の特徴を組み合わせたもの、その等価物が含まれることは勿論である。
例えば、足場板6側に溝部62eが形成され、足場板ホルダー36側に溝部62eに係止する壁部36bが形成されているものとして説明したが、本願発明はこの構成に限定さない。具体的には、足場板6側に突出部としての壁部を形成し、足場板ホルダー36側に壁部に係止する係止溝部を形成するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、図1,図3のように、仮設足場1に、梁枠体3及び足場板6を一組のみ設置した例を示したが、各支柱2の複数の係止ホルダー21に梁枠体3を係止することにより、複数組の梁枠体3及び足場板6を上下に設置してもよい。例えば、建物の異なる階層に対応する係止ホルダー21に梁枠体3をそれぞれ設置することにより、各階での作業を円滑に行うことができる。
1 仮設足場
2 支柱
3 梁枠体
4 端部梁枠
5 中央梁枠
6 足場板
21 係止ホルダー
36 足場板ホルダー
36a 平板部
36b 壁部(係止突出部)
36c コの字状部材
36d 支持板部
41 端部梁枠体
42,52 上梁材
43,53 下梁材
44,54 架橋部材
45 係止片
46,56 板体
46a ボルト
46b ナット
51 中央梁枠体
57 S字フック
61 本体
61a 底部
61b 側部
61c 縁部
62 蓋体
62a 天板部
62b 延出部
62c 湾曲部
62d 返し部
62e 溝部
62f 貫通孔(滑り止め孔)
62g 掛止孔
71 ゴム紐
71a 孔

Claims (7)

  1. 建物と該建物に隣接する隣接構造物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、
    間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、
    該足場板は、前記梁枠体側に向かって突出する一対の突出部、又は前記梁枠体側の逆側に窪む一対の溝部を有し、
    前記梁枠体には、前記梁枠体に交差する交差方向に延在して前記足場板を保持する足場板ホルダーが形成されており、
    該足場板ホルダーは、前記足場板が前記足場板ホルダー上に載せられたときに、前記一対の突出部と係止する一対の係止溝部、又は前記一対の溝部と係止する一対の係止突出部を有し、
    前記足場板の前記一対の溝部の一部、又は前記足場板ホルダーの前記一対の係止溝部の一部は、弾性変形可能な湾曲部によって形成されており、
    該湾曲部によって、前記一対の係止突出部は前記一対の溝部に挟持され、又は前記一対の突出部は前記一対の係止溝部に挟持されていることを特徴とする仮設足場。
  2. 建物と該建物に隣接する隣接構造物との間に設置され、前記建物の作業を行うために用いる仮設足場であって、
    間隔を置いて配置された一対の支柱と、該一対の支柱にそれぞれ両端側が連結される梁枠体と、該梁枠体上に固定される足場板と、を備え、
    該足場板は、前記梁枠体側に向かって突出する一対の突出部、又は前記梁枠体側の逆側に窪む一対の溝部を有し、
    前記梁枠体には、前記梁枠体に交差する交差方向に延在して前記足場板を保持する足場板ホルダーが形成されており、
    該足場板ホルダーは、前記足場板が前記足場板ホルダー上に載せられたときに、前記一対の突出部と係止する一対の係止溝部、又は前記一対の溝部と係止する一対の係止突出部を有し、
    前記一対の突出部又は前記一対の溝部、及び前記一対の係止溝部又は前記一対の係止溝部は、前記足場板ホルダー側から前記足場板側に向かうにつれて前記交差方向中心側から前記交差方向端部側に傾斜して形成されていることを特徴とする仮設足場。
  3. 前記足場板は、本体と該本体に被さる蓋体とによって形成されて、前記本体と前記蓋体との間に前記一対の溝部を有し、
    前記蓋体は、天板部と、該天板部の両側から下方に向けて延出して前記一対の溝部に面する一対の延出部とを有し、
    前記湾曲部は、前記一対の延出部の前記足場板ホルダー側の端部から折り返され、前記足場板ホルダー側の端部から前記足場板ホルダーの逆側の端部にかけて前記本体に近づくように湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の仮設足場。
  4. 前記足場板は、本体と該本体に被さる蓋体とによって形成されて、前記本体と前記蓋体との間に前記一対の溝部を有し、
    前記蓋体は、天板部と、該天板部の両側から下方に向けて延出して前記一対の溝部に面する一対の延出部とを有し、
    該一対の延出部のうち少なくとも一方は、前記天板部の上面から上方に向けて突出して幅方向外側で下方に折り返されて形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仮設足場。
  5. 前記足場板ホルダーは、前記梁枠体を基準として前記建物側に偏って前記梁枠体に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の仮設足場。
  6. 前記足場板の上面には、滑り止め孔が形成されており、
    前記足場板の上面において、前記滑り止め孔の縁は、その周囲よりも上方に盛り上がるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の仮設足場。
  7. 前記梁枠体と前記足場板との間に、弾性を有する紐が掛けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の仮設足場。
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