JP7174999B2 - ボックスパレット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、フォークリフトやクレーン等の運搬手段で搬送可能な折り畳み自在に構成されたボックスパレットに関する。
従来、例えば、建築や土木工事に用いる部品や材料を組立工場や工事現場に搬送する場合、あるいは、機械工場で製作した機械部品を他の組立工場に移送させる場合等では、箱状のボックスパレットが利用されている。
このボックスパレットとして、例えば、特許文献1には、金網状の底パネルと、この底パネルの前後左右の各辺部で起立する折り畳み自在に配置された4枚の壁パネルと、底パネルの四隅に起立して規制部材を有する脚と、壁パネルを起立状態にして保持する錠装置を有するものが開示されている。この特許文献1では、左右の壁パネルに一端部が回動可能に支持されたコ字状の係合部材(フック部材)を設け、左右の壁パネルを起立させた際に、係合部材の他端部を規制部材側の被係合部に係合させている。これにより、外的要因(例えば、強風や振動、作業場所が傾斜地)が作用する等して、起立した壁パネルが再び内側に倒れるのを防止し、壁パネルを確実に自立可能としている。
また、特許文献2には、前後の壁パネルの左右両側に回転自在なフック状の係止部材を設け、前後の壁パネルを起立させた際に、係止部材を、底パネルの4隅にそれぞれ起立している脚パネルの上端に着脱自在に係合させる技術が開示されている。
そして、特許文献3には、底パネルの各角部に設けられた上方突片部に、水平状軸心廻りに揺動自在なフック部材を設け、左右の壁パネルの支柱部に、フック部材の先端爪部が係止可能な掛かり部を設けて、先端爪部を支柱部の掛かり部に係止する技術が開示されている。
実用新案登録第3150257号公報 実用新案登録第3204871号公報 実用新案登録第3210040号公報
しかしながら、前記従来の技術には、未だ解決すべき以下のような問題があった。
特許文献1の技術は、コ字状となった係合部材の他端部のみが脚に引っ掛かる構成であるため、起立状態にある壁パネルの傾倒方向の揺れ(動き)を抑制することはできず、安定性が悪いという問題がある。また、係合部材が規制部材から外れ易いため、突出する被係合部が必要であり、摩耗して被係合部が効かなくなるという問題があった。
また、特許文献2の技術は、フック状の係止部材を脚パネルの上端に単に係合させる構成であるため、上記した特許文献1と同様、起立状態にある壁パネルの揺れを抑制できない。更に、係止部材の先側が外方へ突出するため、例えば、作業者が引っ掛かるおそれがあり、また、壁パネルを折り畳んだ際に嵩張るおそれもある。
特許文献3の技術は、上方突片部に設けたフック部材を壁パネルの支柱部の掛かり部に単に係止させる構成であるため、上記した特許文献2と同様、起立状態にある壁パネルの揺れを抑制できず、また、フック部材の基側が外方へ突出して作業者が引っ掛かるおそれもある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、壁パネルを起立状態にできると共に、起立状態にある壁パネルの安定性を従来よりも向上可能で寿命の長いボックスパレットを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るボックスパレットは、矩形状の底パネルと、
前記底パネルの四隅部にそれぞれ立設された断面L字状の規制部材と、
前記規制部材の中間位置に、下部が回動可能に連結された断面四角形の角パイプを両側に有する左右の壁パネルと、
前記底パネルの前後に下端が回動可能に連結され、起立状態では、支持手段を介して前記角パイプに保持され、前記底パネル上に折り重ね自在となった前後の壁パネルと、
前記左右の壁パネルの角パイプを起立状態で前記規制部材に保持する係止手段とを有するボックスパレットにおいて、
前記係止手段は、前記角パイプを左右方向に貫通する軸を介して回動自在に設けられ、ロック板部及び、該ロック板部の両側に連結されたアーム部を有し、ロック時に前記規制部材に当接する前記ロック板部の当接面と前記アーム部の中心線との角度(θ)が鋭角となっているコ字状金具と、前記規制部材の上端で左右方向内側に傾斜面が、その外側には水平面が設けられたガイド部とを有し、
前記左右の壁パネルを倒れた状態から起立させるに際しては、前記アーム部の下面が、前記規制部材の前記傾斜面に沿って摺動しながら、前記コ字状金具が上方へ持ち上げられ、前記左右の壁パネルが起立した際には、持ち上げられた前記コ字状金具の先部が、前記規制部材の上部に落下嵌合してその状態を維持する。
本発明に係るボックスパレットにおいて、前記角度(θ)が30~70度の範囲にあることが好ましい。
本発明に係るボックスパレットにおいて、前記コ字状金具は前記左右の壁パネルそれぞれの両側に設けられた前記角パイプの一方側にのみあることが好ましい。
本発明に係るボックスパレットは、係止手段が、角パイプを左右方向に貫通する軸を介して回動自在に設けられたコ字状金具と、規制部材の上端で左右方向内側に傾斜面が、その外側には水平面が設けられたガイド部とを有している。
これにより、左右の壁パネルを倒れた状態から起立させるに際しては、コ字状金具のアーム部の下面が、規制部材の傾斜面に沿って摺動するので、例えば、作業者がコ字状金具を手で操作することなく、左右の壁パネルの起立動作のみで、コ字状金具を上方へ持ち上げることができる。そして、左右の壁パネルが起立した際には、持ち上げられたコ字状金具の先部が、規制部材の上部に落下嵌合してその状態を維持するので、左右の壁パネルの傾倒方向(底パネルの幅方向)における揺れを従来よりも制限できる。
また、コ字状金具は、ロック板部及び、ロック板部の両側に連結されたアーム部を有し、ロック時に規制部材に当接するロック板部の当接面とアーム部の中心線との角度(θ)が鋭角となっているので、コ字状金具のロック板部が規制部材に沿って配置され、コ字状金具が従来のように外方へ突出することを防止でき、例えば、作業者が引っ掛かるおそれを従来よりも低減できる。
従って、簡単な構成で、壁パネルを起立状態にできると共に、起立状態にある壁パネルの安定性を従来よりも向上でき、寿命も長くできる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係るボックスパレットの正面図、側面図である。 同ボックスパレットの平面図である。 (A)~(C)はそれぞれ同ボックスパレットの壁パネルに取付けられたコ字状金具の正面図、側面図、平面図である。 同ボックスパレットの左の壁パネルの起立過程を示す正面図である。 同左の壁パネルの角パイプの起立状態を示す側面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1~図5に示すように、本発明の一実施の形態に係るボックスパレット10は、例えば、フォークリフトやクレーン等の運搬手段で搬送可能な折り畳み自在に構成されたものであり、矩形状(長方形状又は正方形状)の底パネル11と、底パネル11の四隅部にそれぞれ立設された規制部材12~15と、底パネル11の前後に下端が回動可能に連結された前後の壁パネル16、17と、規制部材12~15に下部が回動可能に連結された左右の壁パネル18、19とを有している。以下、前後の壁パネル16、17の傾倒方向をボックスパレット10(底パネル11)の前後方向、左右の壁パネル18、19の傾倒方向をボックスパレット10(底パネル11)の左右方向(幅方向)として、詳しく説明する。
底パネル11は、図1(A)、(B)、図2に示すように、鋼製の枠材を矩形状に配置した方形フレーム20と、この方形フレーム20の上面に貼設されたワイヤーネット21で構成されている。この枠材には、角筒状のパイプ(角パイプ)や断面L字状のアングル材等を使用できる。
前後の壁パネル16、17は、図1(A)に示すように、その上縁を構成する鋼製の長尺の梁材22と、この梁材22から下垂配置された上側ワイヤーネット23と、この上側ワイヤーネット23の下端部に連結された下側ワイヤーネット24を有している。この上側ワイヤーネット23と下側ワイヤーネット24は、コイル状の連結ワイヤ25により、ボックスパレット10の前後方向に折り曲げ自在に連結されている。
また、左右の壁パネル18、19は、図1(B)に示すように、その上縁を構成する鋼製の長尺の梁材26、及び、この梁材26の両側端部にそれぞれ溶着された断面四角形の角パイプ27、28で構成される門状のフレーム29と、このフレーム29内に貼設されたワイヤーネット30とを有している。
図1(A)に示すように、前後の壁パネル16、17の下側ワイヤーネット24の下端部はそれぞれ、底パネル11の前側端部及び後ろ側端部に設けられた(前側辺部及び後ろ側辺部に沿って設けられた)扉ヒンジ金具(係合金具)31により、底パネル11に取付けられている。
これにより、前側に配置される壁パネル16は、底パネル11の前側端部を基点として底パネル11上に折り重ね自在(ボックスパレット10の前後方向に傾倒可能)となって、起立状態では底パネル11の前側辺部に沿って起立できる。また、後ろ側に配置される壁パネル17は、底パネル11の後ろ側端部を基点として底パネル11上に折り重ね自在(ボックスパレット10の前後方向に傾倒可能)となって、起立状態では底パネル11の後ろ側辺部に沿って起立できる。
上側ワイヤーネット23の両側上部位置と下側ワイヤーネット24の両側上部位置にはそれぞれ、かんぬき錠(支持手段の一例)32が設けられている。このかんぬき錠32は、上側及び下側ワイヤーネット23、24に溶着された軸受け33と、この軸受け33に支持されたスライダ34を有し、スライダ34にはハンドル35が溶着され、かんぬき錠32に隣接した幅方向外方位置には案内プレート36が配設されている。
スライダ34は軸受け33に遊嵌されて水平方向に進退可能に支持されると共に、案内プレート36によって外方向への正確な進出が可能となって、スライダ34の先部が、左右の壁パネル18、19の角パイプ27、28に形成された小孔(図示しない)に挿通可能になっている。これにより、前後の壁パネル16、17は、かんぬき錠32を介して、角パイプ27、28に保持され、起立状態を維持できる。
図1(A)、(B)、図4、図5に示すように、左側に配置される壁パネル18は、底パネル11の左右方向に傾倒するように、壁パネル18の一方の角パイプ27の下端部が規制部材12の高さ方向中間位置に、他方の角パイプ28の下端部が規制部材14の高さ方向中間位置に、それぞれボルト(回動ピン)37によって回動可能に支持されている(ボルト37の軸心をボックスパレット10の前後方向に合わせている)。また、右側に配置される壁パネル19も、底パネル11の幅方向に傾倒するように、壁パネル19の両側の角パイプ27、28の下端部がそれぞれ、規制部材13、15の高さ方向中間位置に、ボルト37によって回動可能に支持されている。なお、角パイプ27、28の上端部にはブラケット38が溶着され、このブラケット38にはボックスパレット10の吊下げ用リング39が取付けられている。
これにより、左右の壁パネル18、19はそれぞれ、底パネル11上に折り重ねられた前後の壁パネル16、17上に、折り重ね自在(ボックスパレット10の幅方向に傾倒可能)となって、起立状態では、底パネル11の左右方向両側辺部に沿って起立できる。
規制部材12~15は鋼製のものであり、図1(A)、(B)、図2に示すように、底パネル11の四隅部(角部位置)に立設状態で取付け固定されている。具体的には、規制部材12~15は断面L字状となって、その高さ方向途中位置の内側面を、底パネル11の方形フレーム20の角部外側面に当接させた状態で取付け固定されている。なお、規制部材12~15の下端部には土台40が取付け固定され、例えば、ボックスパレット10を床面上に配置することや、複数のボックスパレット10を段積みすることが、可能になっている。
これにより、規制部材12~15の内側面が、起立した左右の壁パネル18、19の両側端部の下側外表面に当接することで、また、前後の壁パネル16、17は規制部材12~15により、外方への傾倒が規制されることで、各壁パネル16~19が底パネル11の外方へ倒れることを防止できる。なお、前後の壁パネル16、17については、底パネル11の外方へ倒れる構成にすることもできる。
図1(A)、図4に示すように、ボックスパレット10の前側に配置される規制部材12、13の前側上端と、後ろ側に配置される規制部材14、15の後ろ側上端には、各規制部材12~15の左右方向の中央部から内側端部にかけて下り勾配となった傾斜面(傾斜部)41が形成されている。なお、規制部材12~15の左右方向外側(傾斜面41の外側)は、傾斜面41に連接した水平面(平坦部)42となっている。
この傾斜面41と水平面42でガイド部が構成されている。
また、図1(B)、図5に示すように、ボックスパレット10の左側の前後に配置される規制部材12、14の左側上部と、右側の前後に配置される規制部材13、15の右側上部は、上記した水平面42に連接し、水平面42と同一高さの水平面(平坦部)43となっている。
この規制部材12~15の上部(水平面42、43を含む領域)には、強度補強のためリブ出し加工がなされている。
図1(A)、(B)、図3~図5に示すように、左側に配置される壁パネル18の前側(一方側)の角パイプ27には、角パイプ27を起立状態で規制部材12に保持する係止手段44が、また、右側に配置される壁パネル19の後ろ側(一方側)の角パイプ28には、角パイプ28を起立状態で規制部材12に保持する係止手段44が、それぞれ設けられている。この係止手段44は、前記した規制部材12のガイド部と、コ字状金具45を有し、規制部材12の上部にコ字状金具45が嵌合することで、壁パネル18、19の起立状態を維持できる。
コ字状金具45は、図3(A)~(C)に示すように、鋼製の断面コ字状のものであり、間隔を有して対向配置されたアーム部46と、そのアーム部46の先端部に連接するロック板部47とを有している(即ち、ロック板部47の両側に一対のアーム部46が連結されている)。
左側に配置される壁パネル18に設けられたコ字状金具45は、ロック板部47が角パイプ27の前側に配置されるように、アーム部46の基部が、角パイプ27を左右方向に貫通するボルト(軸の一例)48を介して、角パイプ27に回動自在に設けられている。また、右側に配置される壁パネル19に設けられたコ字状金具45は、ロック板部47が角パイプ28の後ろ側に配置されるように、アーム部46の基部が、角パイプ28を左右方向に貫通するボルト48を介して、角パイプ28に回動自在に設けられている。
これにより、ボルト48の軸心がボックスパレット10の左右方向に合わせられるため、左右の壁パネル18、19を傾倒させるに際しても、コ字状金具45に外的な力を加えない限りは、コ字状金具45が角パイプ27の正面又は角パイプ28の背面から起き上がることを抑制、更には防止できる。
ここで、対向するアーム部46の間隔(内幅)Dは、例えば、角パイプ27、28の幅よりも1~10mm程度広くなっている。これにより、コ字状金具45の動作をスムーズにできると共に、角パイプ27、28からの突出を少なくでき、例えば、作業者が引っ掛かることを防止できる。
また、アーム部46の先部は、図3(B)に示すように、L字状よりも開いた角度で屈曲して水平となっている(アーム部46の先部が水平部となっている)。使用にあっては、図4に示すように、アーム部46の下面が、規制部材12の傾斜面41に沿って摺動するため、上記したように水平とすることで、アーム部46を規制部材12、15の傾斜面41に載せ易くすることができる。
コ字状金具45の先部は、壁パネル18、19の起立に際し、規制部材12、15の傾斜面41によりスムーズに持ち上げられる必要があることから、傾斜面41の水平位置に対する下りの傾斜角度θ1は、例えば、30~60度(更には、40度以上、50度以下)程度にするのがよい。
コ字状金具45は、図5に示すように、規制部材12の上部にコ字状金具45が嵌合するロック時に、規制部材12に当接するロック板部47の当接面(裏面)とアーム部46の中心線との角度θ2が鋭角となっている(図3(B)参照)。
なお、ロック板部47に対するアーム部46の傾斜角度θ2は、アーム部46の長さにもよるが、例えば、30~70度程度である。
以上のように構成することで、例えば、図4、図5に示すように、左側に配置された壁パネル18を倒れた状態から起立させるに際しては、アーム部46の下面が、規制部材12の傾斜面41に沿って摺動しながら、コ字状金具45が上方へ持ち上げられる。
そして、壁パネル18が起立した際には、持ち上げられたコ字状金具45の先部が、規制部材12の前側上部に落下し嵌合してその状態を維持する(右側に配置された壁パネル19も同様)。このとき、規制部材12の水平面42の幅は、角パイプ27、28の幅より狭いため(例えば、角パイプ27、28の幅の40~90%程度)、コ字状金具45の左側(一側)のアーム部46の内面が、規制部材12の外表面に当接し(あるいは僅少の隙間を有して配置され)、コ字状金具45の右側(他側)のアーム部46の下端が、傾斜面41に当接するため、壁パネル18の傾倒方向の揺れが制限されて立設状態が維持される。
続いて、本発明の一実施の形態に係るボックスパレット10の使用方法について説明する。
ボックスパレット10の不使用時は、底パネル11上に、前後の壁パネル16、17が折り重ねられ(倒れ)、その上に、左右の壁パネル18、19が折り重ねられ(倒れ)ている。
使用にあっては、作業者が、底パネル11上に折り重ねられた各壁パネル16~19を順次起立させ、図1(A)、(B)、図2に示す状態にする。以下、詳しく説明する。
まず、作業者は、図4に示すように、左側に配置される壁パネル18を起立させる。
壁パネル18が倒れた状態では、コ字状金具45のロック板部47の下端が、角パイプ27の正面に当接し、ロック板部47の上側が、角パイプ27の正面とは僅少の隙間を有した状態になっている。
作業者が、この壁パネル18を起立させるに際しては、コ字状金具45の左側下端が規制部材12の傾斜面41に当接した後、アーム部46の下面が、規制部材12の傾斜面41に沿って摺動しながら、コ字状金具45が上方へ持ち上げられる。
そして、壁パネル18が起立した状態になると、持ち上げられたコ字状金具45の先部が、規制部材12の前側上部に落下し嵌合してその状態を維持する。これにより、前記したように、壁パネル16の傾倒方向の揺れが制限されて立設状態が維持される。
このとき、コ字状金具45のロック板部47は、図5に示すように、角パイプ27の正面とは平行に配置される。即ち、ロック板部47と角パイプ27の正面との間に形成される隙間が、規制部材12の厚みと同程度になっている。これは、前記したように、ロック板部47をアーム部46に対し傾斜させていることによる。これにより、コ字状金具45の突出を小さくでき、例えば、作業者が引っ掛かることを防止できる。
上記した方法と同様の方法で、作業者は、右側に配置される壁パネル19も起立させる。なお、左側に配置される壁パネル18の上に右側に配置される壁パネル19が折り重ねられている場合は、右側に配置される壁パネル19の起立を先に行う。
次に、作業者は、前後の壁パネル16、17をそれぞれ起立させる。
前後の壁パネル16、17をそれぞれ起立させた後、各かんぬき錠32を使用して、左右の壁パネル18、19にそれぞれ係止させ、その起立状態を維持する。
これにより、ボックスパレット10は、図1(A)、(B)、図2に示すように、使用可能な状態となる。
なお、ボックスパレット10の使用後、作業者は、前後左右の各壁パネル16~19を、底パネル11の上に、以下の方法で折り畳む。
まず、作業者は、各かんぬき錠32を使用して、前後の壁パネル16、17と、左右の壁パネル18、19との係止状態を解除し、底パネル11の上に前後の壁パネル16、17を倒す。
次に、作業者は、図5の二点鎖線で示すコ字状金具45のように、左側に配置される壁パネル18に設けられたコ字状金具45のロック板部47を上方へ持ち上げ(コ字状金具45をボルト48を中心として傾動させ)、規制部材12の上部からコ字状金具45を取り外す。そして、壁パネル18を、底パネル11上に折り重ねられた前後の壁パネル16、17の上に倒す。この方法と同様の方法で、作業者は、右側に配置される壁パネル19も底パネル11の上に倒す。
これにより、ボックスパレット10は折り畳まれた状態となる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明のボックスパレットを構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、コ字状金具を、左右の壁パネルの一方側の角パイプのみに設けた場合について説明したが、壁パネルの両側の角パイプにそれぞれ設けることもできる。このコ字状金具の角パイプへの取付けには、ボルトの代わりに回動ピンを用いることもできる。
10:ボックスパレット、11:底パネル、12~15:規制部材、16~19:壁パネル、20:方形フレーム、21:ワイヤーネット、22:梁材、23:上側ワイヤーネット、24:下側ワイヤーネット、25:連結ワイヤ、26:梁材、27、28:角パイプ、29:フレーム、30:ワイヤーネット、31:扉ヒンジ金具、32:かんぬき錠(支持手段)、33:軸受け、34:スライダ、35:ハンドル、36:案内プレート、37:ボルト、38:ブラケット、39:吊下げ用リング、40:土台、41:傾斜面、42、43:水平面、44:係止手段、45:コ字状金具、46:アーム部、47:ロック板部、48:ボルト(軸)

Claims (3)

  1. 矩形状の底パネルと、
    前記底パネルの四隅部にそれぞれ立設された断面L字状の規制部材と、
    前記規制部材の中間位置に、下部が回動可能に連結された断面四角形の角パイプを両側に有する左右の壁パネルと、
    前記底パネルの前後に下端が回動可能に連結され、起立状態では、支持手段を介して前記角パイプに保持され、前記底パネル上に折り重ね自在となった前後の壁パネルと、
    前記左右の壁パネルの角パイプを起立状態で前記規制部材に保持する係止手段とを有するボックスパレットにおいて、
    前記係止手段は、前記角パイプを左右方向に貫通する軸を介して回動自在に設けられ、ロック板部及び、該ロック板部の両側に連結されたアーム部を有し、ロック時に前記規制部材に当接する前記ロック板部の当接面と前記アーム部の中心線との角度(θ)が鋭角となっているコ字状金具と、前記規制部材の上端で左右方向内側に傾斜面が、その外側には水平面が設けられたガイド部とを有し、
    前記左右の壁パネルを倒れた状態から起立させるに際しては、前記アーム部の下面が、前記規制部材の前記傾斜面に沿って摺動しながら、前記コ字状金具が上方へ持ち上げられ、前記左右の壁パネルが起立した際には、持ち上げられた前記コ字状金具の先部が、前記規制部材の上部に落下嵌合してその状態を維持することを特徴とするボックスパレット。
  2. 請求項1記載のボックスパレットにおいて、前記角度(θ)が30~70度の範囲にあることを特徴とするボックスパレット。
  3. 請求項1又は2記載のボックスパレットにおいて、前記コ字状金具は前記左右の壁パネルそれぞれの両側に設けられた前記角パイプの一方側にのみあることを特徴とするボックスパレット。
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