JP2002347763A - 仮設構造物輸送コンテナ及び仮設構造物輸送方法 - Google Patents

仮設構造物輸送コンテナ及び仮設構造物輸送方法

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JP2002347763A
JP2002347763A JP2001158625A JP2001158625A JP2002347763A JP 2002347763 A JP2002347763 A JP 2002347763A JP 2001158625 A JP2001158625 A JP 2001158625A JP 2001158625 A JP2001158625 A JP 2001158625A JP 2002347763 A JP2002347763 A JP 2002347763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仮設構造物のトラック等への積み下ろし効率を
高め、仮設構造物の搬入搬出作業時間を短縮化し、仮設
職人の負担を軽減し、仮設構造物の出庫入庫管理を容易
とし、仮設構造物の輸送コストを削減する。 【解決手段】コンテナ1は、コンテナ脱着自動車100
に脱着可能であり、底板2、前板3、及び前板3に平行
な複数の仕切り板4〜7、前板3の上部前面中央部に設
けた掛合部材8、底板2の前端部底面に設けた一対の前
脚9及び10、底板2の後端部底面に設けた一対のロー
ラ11及び12等を備え、足場の組立て及び分解が可能
な仮設の足場部材を輸送可能であり、仕切り板4〜7の
上端面4a〜7aに足場部材の踏板やパイプといった長
尺部材Pが前後方向に水平に配置可能とされた第1の積
載空間Wを備え、仕切り板4〜7の上端面の高さより下
側領域に、長尺部材P以外のジャッキQ、ブラケット
R、シートS等の小物が積載可能な複数の第2の積載空
間X,Y,Zを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ脱着装置
付自動車に脱着自在に構成されるコンテナに係り、詳し
くは、仮設構造物(仮設足場、型枠支保工等)を構成す
る仮設構造部材の積み降ろしを行なう仮設構造物輸送コ
ンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仮設構造物、例えば、仮設足場に
はパイプ式とその他のものがあり、パイプ式には、大別
して、本足場、一側足場、棚足場等の各種のものがあ
り、大型構造物から小型構造物に至るまで各種の用途に
広く利用されているこれらの仮設足場は、一般的には、
組立式足場(足場の寸法が統一規格になったもの)が開
発され、広く使用されている。この組立式足場は、一般
的には多数の部材から構成されている。例えば、クサビ
式の足場は、パイプ等を嵌合させてハンマーで打撃する
ことによりクサビを緊結させる構造であり、その構成部
材には、パイプ、ブラケット、手摺、踏板、敷盤、ジャ
ッキベース、パイプジャッキ、梯子、筋交、ネット等の
多数の種類がある。
【0003】こうした足場を仮設するには、足場図面を
作成し、事前確認を行ない、足場図面から組立てに必要
な部材と数量を拾い出し、部材の総重量を計算し、その
後、足場部材を現場へ搬入し、組立て作業を行なってい
る。また、仮設構造物を撤去する場合、解体作業を行な
い、仮設現場から搬出していた。
【0004】通常、住宅の建設においては、人件費を抑
制するため、足場の組立作業又は足場の解体撤去作業は
1日で終了させるのが一般的である。現状は、朝、足場
職人がトラック(通常2t重量)で、足場在庫場に来
て、施工する構造物の用途や面積に合わせて、足場部材
の種類や数量を選択し、その日に必要な足場部材の積み
込み作業を行なう。この場合、パイプや踏板等の長尺物
をトラック(例えば2トン重量)の荷台に積載し、余っ
たスペースに、ブラケット、ジャッキベース等の小物を
バラバラに積載する作業が行なわれる。そして、足場職
人が仮設現場までトラックで足場部材を輸送し、現場で
必要な足場部材をトラックから拾い出しながら、足場を
組み立てる。そして、仮設足場を撤去する場合、空のト
ラックで現場まで行き、設置された足場の解体作業を行
ない、トラックに積載して回収する。このように足場部
材を積載したトラックが足場在庫場と多数の仮設現場を
頻繁に往復することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、足場の仮設
現場への搬入について、足場図面を見て、建築面積や用
途に応じて、必要な足場部材の数量や種類(30〜50
種類くらいある)を決めてトラックへ積み込みをするの
で、その作業には時間と人員が必要である。足場部材の
搬出作業が遅れ、足場職人の現場への移動が遅延する
と、足場の組立て作業時間が確保し難くなり、仮設足場
のスケジュールが密になっていると、足場の組立作業が
深夜まで及ぶことが多い。また、足場部材を手作業でト
ラックの荷台の高さまで持ち上げたり、降ろしたりしな
ければならず、重労働である。足場職人が、朝、足場部
材をトラックに積んで、昼間、足場の組立作業を行な
い、足場の解体作業後は、足場を積んで搬送した後に降
ろすことの繰り返しである。すべての作業を足場職人が
しなければならないことが多く、重労働を強いられ、足
場職人の離職率が高い。また、足場部材の種類が多く、
足場部材の出庫入庫の管理が煩雑であるし、経済性の面
からも好ましくない。トラックに多数の種類の部材を積
載するので、安全性の確保の点から、まず長尺ものを荷
台に積み、小物をその上に積載する必要があり、荷台の
空間を十分に利用しているとは言い難く、また、組立て
の際、トラックから足場部材が取り出しにくく、使い勝
手が悪い。また、足場部材に対して比較的大型のトラッ
クを利用しなければならないことが多いため、現場にト
ラックを横付けして足場部材を積み降ろしする場合、ト
ラックが入らないような繁華街等の狭い敷地であると、
現場から離れた場所にトラックを駐車させ、トラックか
ら仮設現場に輸送しなければならなくなり、作業が面倒
である。さらに、仮設現場に傷つきやすい建築用資材が
積まれていることがあり、隣接して足場部材を置くと、
建築用資材を傷つけることもある。そこで、本発明は、
仮設構造物のトラック等への積み込み積み下ろし効率を
高め、仮設構造物の搬入搬出作業時間を短縮化し、作業
者の負担を軽減し、仮設構造物の出庫入庫管理を容易と
し、仮設構造物の輸送コストを削減することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】上記課題に鑑
み、請求項1記載の仮設構造物輸送コンテナは、少なく
とも掛合部材及びローラを備えてコンテナ脱着装置付自
動車に脱着自在に構成されると共に、組立て及び分解が
可能な仮設構造物を輸送可能であって、底板、該底板の
前端部に垂直に立設された前板、及び該前板に平行な複
数の仕切り板を一体的に備え、前記仕切り板の上端面に
前記仮設構造部材の長尺部材が前後方向に水平に配置可
能とされた第1の積載空間と、前記仕切り板の上端面の
高さより下側領域に、前記仮設構造物の長尺部材以外の
部材が積載可能な複数の第2の積載空間と、前記長尺部
材を固定するため前記底板の両側に複数設けた掛合部材
と、を備えたことを特徴とする仮設構造物輸送コンテナ
である。
【0007】請求項1記載の仮設構造物輸送コンテナに
よれば、コンテナを地面において、仮設構造物の積み下
ろしができるので、作業の高さがトラックの荷台の場合
よりも低くなる。側面が開放されているので、長尺部材
を上に、小物を下部に機械力(フォークリフト等)で収
容できるので、手作業から開放され、足場の搬入搬出効
率が高まる。コンテナをコンテナ脱着自動車に脱着する
ので、作業効率が高い。搬入搬出作業時間の短縮化、作
業員の負担軽減が実現でき、作業者の離職率も減る。ま
た、組立てや解体作業時間の延長による、夜の作業騒音
に対する近所の苦情も無くなる。仮設構造物の出庫入庫
の管理が効率的になり、経済性のメリットが高い。コン
テナに予め仮設構造物を積み込んでおき、コンテナをコ
ンテナ脱着自動車に積み込み、仮設現場にコンテナを置
いてくることで、複数の現場にコンテナを配送すること
ができる。1台のコンテナ脱着装置付き自動車があれ
ば、複数のコンテナ1をあちこちに配送することができ
るので、保有トラック台数を減少させることによりトラ
ックの維持費用が安くなる。仮設足場の現場への移動が
スピーディとなり、機動力、分業性が高まる。仮設現場
に傷つきやすい建築用資材が積まれていても、仮設構造
物がコンテナに積載されたまま作業を行なうことができ
るので、建築用資材を傷つける心配が少なく、倉庫代わ
りにもなる。
【0008】請求項2記載の仮設構造物輸送コンテナ
は、前記第2の積載空間に、前記仕切り板の間隔はボッ
クスパレットの幅よりも大きく設定され、且つ、該ボッ
クスパレットの脚の間隔がフォークリフトのフォークの
間隔よりも大きく設定され、前記ボックスパレットがフ
ォームリフトで積み下ろし可能であることを特徴とする
請求項1の仮設構造物輸送コンテナである。これによ
り、前記課題が好適に解決できるほか、ボックスパレッ
トをフォークリフトで積み下ろしするので、作業効率が
高まる。
【0009】請求項3記載の仮設構造物輸送コンテナ
は、前記仮設構造物の組立てに必要な部材を拾い出し
て、予め、前記ボックスパレットに前記仮設構造物の長
尺部材以外の部材を投入しておき、前記フォークリフト
で前記ボックスパレットその他の部材を前記仮設構造物
輸送コンテナの第2の積載空間に積載し、前記長尺部材
を前後方向に水平に前記仕切り板の上端面に載せ、前記
長尺部材を荷物固定具で掛合部材に引っ掛けて固定し、
前記仮設構造物を積載した前記仮設構造物輸送コンテナ
を前記コンテナ脱着装置付自動車に装着し、仮設現場ま
で前記コンテナ脱着装置付自動車を輸送し、前記コンテ
ナ脱着装置付自動車から前記仮設構造物輸送コンテナを
積み下ろし、別の前記仮設構造物輸送コンテナを積載し
て別の仮設現場に下ろしたり、別の仮設現場にある仮設
構造物輸送コンテナを積載したりすることができること
を特徴とする請求項1の仮設構造物輸送方法である。こ
れにより請求項1と同様の課題が好適に解決できる。
【発明の実施の形態】
【0010】以下、図1〜図5を参照して、本発明の実
施形態である足場部材積載用コンテナ1(以下、単にコ
ンテナ1と略す)について説明する。このコンテナ1
は、角形に形成され、底板2、底板2の前端部の左右方
向に立設された前板3、及び前板3に平行な複数の仕切
り板4〜7、前板3の上部前面中央部に設けた掛合部材
8、底板2の前端部底面に設けた一対の前脚9及び1
0、底板2の後端部底面に設けた一対のローラ11及び
12等を備え、コンテナ脱着装置付自動車100(以
下、単にコンテナ脱着自動車100と略す)に脱着自在
に構成されるとともに、足場の組立て及び分解が可能な
仮設の足場部材を輸送するものである。ここでは四角形
の仕切り板4〜7のうちの前方に位置する仕切り板4は
角形フレーム形状となっており、前板3と一体に結合し
強度が高めてある。掛合部材8は、2枚のリブに曲棒材
が連結されるなどによって形成したものが前板3の前面
に溶接で接続されたものであって、フック等を受ける構
造が好ましい。前板3に縦方向にリブ3aが形成される
ことが好ましい。前記の前板3は底板2の左右端部まで
延び出し、また、前記の複数の仕切り板4〜7は、リブ
で補強され、前板3よりも高さが低く設定されており、
それらの全部が同じ高さに設定され、コンテナ1の左右
側面と上面は開放されている構造である。
【0011】このコンテナ1は、クサビ式の足場等を積
載できるものであり、このクサビ式の足場には、パイプ
(支柱や横材)、踏板、各種ジャッキ、敷盤、手摺、各
種ブラケット、梯子、杭、ロックピン、アダプター、ト
ラス、ステップ、シート等、多数種類の部材があり、組
立てや分解にハンマー、ラチェットスパナ、ヘルメット
等が必要である。仕切り板4〜7の上端面4a〜7aは
水平面に設定され、足場部材の踏板やパイプといった長
尺部材Pが前後方向に水平に配置可能とされた第1の積
載空間Wを備え、各仕切り板4〜7の上部左右端部に脱
落防止部4b〜7bが上方に突出されている。この脱落
防止部4b〜7bの高さは図では低くなっているが、高
さを適宜増大させたり形状を大きくする等、適宜の高さ
や形態に設定が可能である。また、仕切り板4〜7の上
端面の高さより下側領域に、長尺部材P以外のジャッキ
Q、ブラケットR、シートS等の小物が積載可能な複数
の第2の積載空間X,Y,Zを備えている。
【0012】仕切り板4〜7の間隔はボックスパレット
13,14の幅よりも大きく設定され、且つ、ボックス
パレット13,14の脚の間隔がフォークリフトのフォ
ークの間隔よりも大きく設定され、ボックスパレット1
3,14がフォームリフトで積み下ろし可能である。つ
まり、第2の積載空間X,Zに、それぞれ、フォークリ
フトで積み下ろし可能な構造とされたボックスパレット
13及び14が積載可能である。このボックスパレット
13及び14は、金属製の網から構成されたボックスで
あって、下部に脚が付設され、脚の間にフォークを差し
込むことで、リフトアップとリフトダウンができる構造
である。このボックスパレット13及び14に足場部材
のうち、ブラケットR、ジョイント等の小物を収容でき
る。足場部材の種別毎にボックスパレット13及び14
に収容されることが好ましい。ここでは、ジャッキQ
と、ブラケットRとが、それぞれ、別のボックスパレッ
ト13,14に分けられて収容されている。第2の積載
空間Yには、シートSその他の種類のものが積載してあ
る。足場部材の種類によっては袋に入れて収容すること
もある。積載空間の数は適宜数に設定可能である。ボッ
クスパレットの数は適宜設定可能であり、1つの積載空
間に複数のボックスパレットを収容してもよい。
【0013】さらに前脚9は折り曲げ或いは伸縮自在な
構成とされ、底板2の裏面に、前後方向に所定間隔で設
けられ、一対の誘導板15a,15bとを備え、これら
によって、コンテナ1がコンテナ脱着自動車100への
脱着に支障が生じることを防止したり、円滑なものとす
る。底板2の側面に設け前後方向に沿って複数配置され
る掛合部材16とを備えている。仕切り板5及び6の間
の左右端部には開閉扉17及び18が設置され、ロック
19及び20で固定されるようになっている。開閉扉1
7及び18は上下に2分割され、上下方向に回動自在と
なっている。底板2に水抜孔21が複数貫設されてい
る。
【0014】次に、コンテナ脱着自動車100について
図6を参照して説明する。このコンテナ脱着自動車10
0は、周知であるので、構造を簡単に説明する。運転席
にコントロールスイッチ102、P.T.O.を操作す
るPTOレバー103、荷台部分に、ダンプアーム10
4と、リフトシリンダ105、ソレノイドバルブ10
6、リフトシリンダ105で回動(図7(a)〜
(e))されるリフトアーム107とを備えている。リ
フトアーム107の先端には、吊上フック101が設け
られ、この吊上フック101に掛合部材8を係脱させる
ことによりコンテナ1の積み降ろし可能となる。また、
ロックシリンダ109、コンテナ1をロック可能なコン
テナロック180が設けられ、リフトアーム107を固
縛状態又は非固縛状態とするものである。コンテナ脱着
自動車100の後端部には、コンテナ1の底面にある誘
導板15a,15bを案内するヒンジローラ181が設
けられ、またコンテナ1を係止する足場部材積載用コン
テナフック182が設けられている。183はジャッキ
である。ダンプアーム104は後端部を中心として回動
可能となっている(図7(f)(g)参照)、ダンプア
ーム104によるダンプ(図7(g)参照)が可能であ
る。
【0015】コンテナ1をコンテナ脱着自動車100に
積み降ろしする場合は、吊上フック101の先端を掛合
部材8に取り付け、コンテナ1を吊り上げたり吊り下げ
たりすることで、コンテナ脱着自動車100へのコンテ
ナ1の積み降ろしを実行する(図7参照)。このとき、
ローラ11,12の働きで、コンテナ1の底面の円滑な
運動を確保し、円滑な作業ができる。なお、図7(a)
は固縛状態、同(b)は開放状態、同(c)は離脱状
態、同(d)は離脱完了状態、同(e)は装着状態、同
(f)は装着完了状態を各々示し、同(g)はダンプ状
態を示す。
【0016】本実施形態であるコンテナ1の使用方法と
しての一例について図8等を参照して説明する。 (A)足場在庫場30での作業 足場在庫場30には、荷作り担当者によって、住宅の建
築面積や用途にそれぞれ合わせて、予め、足場部材の小
物が拾い出されて種別毎に投入されたボックスパレット
13,14が積み上げられ、その日に必要なものが準備
され、積み上げられる。ボックスパレット13,14
は、バックヤードがあり、コンビニのように、時々刻々
と在庫が更新されている。長尺部材Pはフォークリフト
で持ち上げることができるように予め種類ごとに結束し
ておく。その他の部品も部品毎に整理整頓されている。 (B)足場部材の搬出作業 積み込み作業は、まず、荷作り担当者がフォークリフト
でボックスパレット13、14を、地面に置かれたコン
テナ1の第2の積載空間X及びZに積載し、開閉扉17
又は18を開いて第2の積載空間Yにその他の部品を投
入し、開閉扉17又は18を閉じる。上端面4a〜7a
の上に、フォークリフトで結束された長尺部材Pを積み
上げ、荷物固定具22で固定し、荷物固定具22を掛合
部材16に係止する。配送担当者がこのように準備が整
ったコンテナ1aをコンテナ脱着自動車100に装着
し、仮設現場31に行き、コンテナ1aをコンテナ脱着
自動車100から降ろし、足場在庫場30に戻る。同様
な作業をコンテナ1b,1c及び仮設現場32,33に
ついて繰り返す。輸送中、ボックスパレット13,14
は自重で移動しないので、安全である。足場職人36は
現場に直行し、地面におかれたコンテナ1から足場部材
を拾い出して組立作業に入る。 (C)足場部材の回収作業 足場職人36が解体現場34に直行し、足場を解体す
る。配送担当者(足場職人も一緒に作業することがあ
る)は、解体された足場部材をコンテナ1dへ積載し、
コンテナ1をコンテナ脱着自動車100へ装着し、足場
在庫場30へ回収する。同様な作業をコンテナ1e及び
解体現場35について繰り返す。足場在庫場30まで戻
ってきたコンテナから、荷整理担当者がフォークリフト
等を使って、足場部材を積み下ろし、所定の場所に配置
する。
【0017】以上説明した本実施形態の効果は次の通り
である。 (1)コンテナ1を地面において、足場部材の積み下ろ
しができるので、作業の高さがトラックの荷台の場合よ
りも低くなる。ボックスパレット13,14、長尺部材
Pをフォークリフトで積み下ろしすることができるの
で、手作業から開放され、足場の搬入搬出効率が高ま
る。コンテナ1をコンテナ脱着自動車100に脱着する
ので、作業効率が高い。搬入搬出作業時間の短縮化、作
業員の負担軽減が実現でき、足場職人の離職率も減る。
また、組立てや解体作業時間の延長による、夜の作業騒
音に対する近所の苦情も無くなる。 (2)足場部材の出庫入庫の管理が効率的になり、経済
性のメリットが高い。 (3)コンテナ1に予め足場部材を積み込んでおき、コ
ンテナ1をコンテナ脱着自動車100に積み込み、仮設
現場31にコンテナ1を置いてくることで、複数の現場
にコンテナ1を配送することができる。1台のコンテナ
脱着自動車100があれば、複数のコンテナ1をあちこ
ちに配送することができるので、保有トラック台数を減
少させることによりトラックの維持費用が安くなる。従
来は、一仮設現場に対し一つのトラックが必要である
が、1台のコンテナ脱着自動車100があれば、複数の
コンテナを利用でき、1台で複数台(4〜7台)のトラ
ックに相当する働きをさせることができる。また、足場
職人36の現場への移動がスピーディとなり、機動力、
分業性が高まる。 (4)トラックの荷台に比べて金属材で堅固に結合して
いるので耐久性に優れる。 (5)繁華街等の狭い敷地や障害物等のある仮設現場に
もコンテナ1を地面におくことができる。カーポート等
の屋根の下において作業をすれば、雨風を避けることが
できる。従来であると、トラックでは屋根の下に入らな
い。 (6)仮設現場に傷つきやすい建築用資材が積まれてい
ても、足場部材はコンテナ1に積載されたまま作業を行
なうことができるので、建築用資材を傷つける心配が少
なく、倉庫代わりにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の足場部材積載用コンテナの斜
視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同右側面図である。
【図5】足場部材を積載した状態の足場部材積載用コン
テナの正面図である。
【図6】コンテナ脱着装置付自動車の動作を示す正面図
である。
【図7】コンテナ脱着装置付自動車の操作手順図であ
る。
【図8】本発明実施形態の足場部材輸送方法の説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・・足場部材積載用コンテナ、100・・・コンテ
ナ脱着装置付自動車 2・・・底板 3・・・前板 4〜7・・・仕切
り板 8・・・掛合部材 9及び10・・・前脚 11及び12・・・ローラ W・・・第1の積載空間 X,Y,Z・・・第2の積載空間 P・・・長尺部材 Q・・・ジャッキ R・・・ブ
ラケット S・・・シート 13及び14・・・ボックスパレッ
ト 15a,15b・・・誘導板 16・・・掛合部材 17及び18・・・開閉扉 19及び20・・・ロッ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも掛合部材及びローラを備えてコ
    ンテナ脱着装置付自動車に脱着自在に構成されると共
    に、 組立て及び分解が可能な仮設構造物を輸送可能であっ
    て、 底板、該底板の前端部に垂直に立設された前板、及び該
    前板に平行な複数の仕切り板を一体的に備え、 前記仕切り板の上端面に前記仮設構造部材の長尺部材が
    前後方向に水平に配置可能とされた第1の積載空間と、 前記仕切り板の上端面の高さより下側領域に、前記仮設
    構造物の長尺部材以外の部材が積載可能な複数の第2の
    積載空間と、 前記長尺部材を固定するため前記底板の両側に複数設け
    た掛合部材と、 を備えたことを特徴とする仮設構造物輸送コンテナ。
  2. 【請求項2】前記第2の積載空間に、前記仕切り板の間
    隔はボックスパレットの幅よりも大きく設定され、且
    つ、該ボックスパレットの脚の間隔がフォークリフトの
    フォークの間隔よりも大きく設定され、前記ボックスパ
    レットがフォームリフトで積み下ろし可能であることを
    特徴とする請求項1の仮設構造物輸送コンテナ。
  3. 【請求項3】前記仮設構造物の組立てに必要な部材を拾
    い出して、予め、前記ボックスパレットに前記仮設構造
    物の長尺部材以外の部材を投入しておき、 前記フォークリフトで前記ボックスパレットその他の部
    材を前記仮設構造物輸送コンテナの第2の積載空間に積
    載し、 前記長尺部材を前後方向に水平に前記仕切り板の上端面
    に載せ、 前記長尺部材を荷物固定具で掛合部材に引っ掛けて固定
    し、 前記仮設構造物を積載した前記仮設構造物輸送コンテナ
    を前記コンテナ脱着装置付自動車に装着し、 仮設現場まで前記コンテナ脱着装置付自動車を輸送し、 前記コンテナ脱着装置付自動車から前記仮設構造物輸送
    コンテナを積み下ろし、 別の前記仮設構造物輸送コンテナを積載して別の仮設現
    場に下ろしたり、別の仮設現場にある仮設構造物輸送コ
    ンテナを積載したりすることができることを特徴とする
    請求項1の仮設構造物輸送方法。
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