JP2014201372A - 搬送用荷台 - Google Patents

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Toshiro Aoyama
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大介 臼木
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Abstract

【課題】荷物の出し入れが容易にできると共に、搬送中に荷物が落ちるのを防止できる搬送用荷台を提供する。
【解決手段】搬送用荷台10に、平板状の床部21a、床部21aの一辺から延出している垂下部22a、垂下部22aよりも外側へ延出している第一支柱部材23、第一支柱部材23における床部21aの上面よりも下側に取付けられている軸部材24、及び床部21aの残り辺から上方へ延出している堰部21bを有しており、昇降装置の昇降部に取付けられる荷台本体20と、荷台本体20の一辺と平行に延びている平板状の扉板部41a、扉板部41aの片面に取付けられている平板状の軸受板42、及び軸受板42の扉板部41aの床部21aに近い側の隅部付近から隅部より遠ざかるに従って扉板部41aから離れる方向へ延び軸部材24が挿入されている長孔状の軸受孔43を有している扉部材40と、を具備させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建築現場や解体現場等に設置される昇降装置の昇降部に取付けられ、建築部材や廃材等の荷物が載置される搬送用荷台に関する。
建築現場や建物の解体現場等では、高所の足場と地上との間で、建築部材や廃材等の荷物を上げ下げすることが行われている。荷物を上げ下げする昇降装置として、足場に取付けられ上下に延びた一対のガイドパイプと、一対のガイドパイプにより上下に案内されたガイド部材と、ガイド部材に取付けられた搬送用荷台としての昇降台と、荷台に一端側が取付けられたワイヤーロープと、ワイヤーロープの他端側が固定され足場の上部に取付けられたチェーンブロックとを備えた装置が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1の搬送用荷台は、平面形状が四角形の床板と、床板の四隅に立設された支柱と、床板の四辺から夫々立ち上がり二つの支柱同士を繋ぐ側板とを備えており、全体が上方へ開放された箱状に形成されている。これにより、昇降(搬送)によって搬送用荷台が振動しても、載置された荷物が側板に当接して、搬送用荷台から荷物を落ちるのを防止することができる。
しかしながら、特許文献1のような従来の搬送用荷台では、床板の四辺から側板が立ち上がっているため、荷物を出し入れする際に、側板よりも荷物を高く持ち上げなければならず、荷物の出し入れに手間がかかる問題があった。また、重い荷物や持ち難い荷物を出し入れする場合、荷物を持ち上げ易くするために、荷物の下側へ手を入れようとしても側板が邪魔になるため、荷物の出し入れ作業がし難い問題があった。
そこで、本発明は上記の実情に鑑み、荷物の出し入れが容易にできると共に、搬送中に荷物が落ちるのを防止できる搬送用荷台の提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る搬送用荷台は、「平面形状が四角形の床部、該床部の一辺から下方へ延出している垂下部、該垂下部よりも外側に延出しており前記床部の前記一辺の両端に取付けられている支持部、該支持部における前記床部の上面よりも下側に取付けられており前記一辺と平行に延びている軸部材、及び該軸部材が外側に配置されていない前記床部の辺から上方へ延出している堰部を有しており、昇降装置の昇降部に取付けられる荷台本体と、該荷台本体の前記一辺と平行に延びている平板状の扉板部、該扉板部の片面から前記軸部材に対して直角方向へ延びている平板状の軸受板、及び該軸受板の前記扉板部の前記床部に近い側の隅部付近から該隅部より遠ざかるに従って前記扉板部から離れる方向へ延びており前記軸部材が挿入されている長孔状の軸受孔を有している扉部材とを具備している」ことを特徴する。
ここで、「垂下部」としては、「一辺の全体から下方へ延出している垂下部」、「一辺に対して部分的に下方へ延出している垂下部」、等を例示することができる。また、「軸部材」としては、「床部の一辺よりも長さが短く、同軸上に複数配置されている軸部材」、「床部の一辺と長さが同じ若しくは長い軸部材」、等を例示することができる。
また、「荷台本体」としては、「床部の四隅に上下に延びた支柱が取付けられており、全体の形状が直方体、或いは、直方体に近似した形状の荷台」、「全体の高さが低くトレー状、或いは、パレット状の荷台」、「カゴ状の荷台」、等を例示することができる。
更に、「昇降装置」としては、「上下に延びた一つのレール部材と、レール部材により昇降可能に案内された昇降部とを備えた装置」、「上下に延びた二つのレール部材と、各レール部材により昇降可能に案内された一つの昇降部とを備えた装置」、「上下に延びた二つのレール部材と、各レール部材により夫々昇降可能に案内された二つの昇降部とを備えた装置」、等を例示することができる。
本発明の搬送用荷台は、扉部材の長孔状の軸受孔に荷台本体の軸部材が挿入されていることから、扉部材を、軸部材に対して回動させることができると共に、軸受孔の延びた方向へスライドさせることができ、荷台本体に対して扉部材を開閉させることができる。この扉部材の動きについて具体的に説明する。まず、扉部材の扉板部を直立させた状態では、軸部材が挿入されている長孔状の軸受孔が、略上下に延びた状態となるため、扉部材の自重により軸部材に対して扉部材が下方へ移動して、軸受孔内の隅部から遠ざかった端部に軸部材が位置した状態となる。この状態では、扉部材が直立していることから、荷台本体の床部の上面よりも扉部材の先端側(扉板部の隅部から遠い端部側)が上方に位置し、扉部材により荷台本体が閉じられた状態となる。
扉部材により荷台本体が閉じられた状態、換言すると、扉部材が閉位置の状態では、軸部材が床部よりも下側に配置されていることから、扉板部の上面が垂下部に略沿って延びた状態となり、扉部材を軸部材に対して回動させようとしても、扉部材の先端が床部の内側へ向う回動では扉板部が垂下部の上端に当接し、扉部材の先端が床部の外側へ向う回動では扉板部が垂下部の下端に当接することとなるため、扉部材を殆ど回動させることができない状態となる。つまり、扉部材が、閉位置でロックされた状態となる。従って、床部の上面に載置された荷物が移動して扉部材に当接しても、扉部材がロックされて回動しないため、床部から荷物が落ちるのを防止することができる。
扉部材が閉位置の状態の時に、扉部材を上方へ持ち上げると、扉部材と共に長孔状の軸受孔が上方へ移動し、その後、軸受孔に挿入されている軸部材が、軸受孔内の隅部に近い端部側に当接することにより、これ以上扉部材が上方へ移動するのを規制された状態となる。また、長孔状の軸受孔は、隅部から遠ざかるに従って扉板部から離れる方向へ延びているため、挿入されている軸部材の位置が、軸受孔内において隅部から遠い端部側から、隅部に近い端部側へ移動するのに従って、扉板部(扉部材)が垂下部から遠ざかる方向へ移動することとなる。従って、軸受孔内において隅部に近い端部側に軸部材が位置している状態で、扉部材を軸部材に対して回動させようとすると、扉部材の先端が床部の内側へ向う回動では扉板部が垂下部の上端に当接するのに対して、扉部材の先端が床部の外側へ向う回動では扉板部(扉板部の隅部側)が垂下部の下端に当接しなくなり、先端が床部の外側へ向かう方向に扉部材を回動させることができるようになる。
そして、扉部材を閉位置から上方へ持ち上げて、軸受孔内において隅部に近い端部側に軸部材を位置させた状態で、扉部材の先端を床部に対して外側の方向へ回動させると、扉部材の先端側が下方へ移動することとなる。その後、軸受板において扉板部の面に対して交差する方向へ延びている部位が垂下部の下端に当接することにより、扉部材の先端がこれ以上下方へ移動する方向に回動するのが規制された状態となる。この状態では、扉部材の先端側が床部の上面よりも若干下側に位置した状態となり、扉部材により閉じられていた荷台本体が開かれた状態となる。
扉部材により荷台本体が開かれた状態、換言すると、扉部材が開位置の状態では、扉板部の上面の先端側が、水平よりも若干下側に位置していることから、扉板部の上面が床部から遠ざかるに従って低くなるように傾斜している。また、この状態では、軸部材が挿入されている軸受孔が、隅部から遠ざかるに従って扉板部から離れる方向へ延びており、軸受孔内において隅部に近い端部側が上端側となるため、その隅部に近い端部側に軸部材が挿入されていることから、軸部材がこれ以上相対的に上方へ移動することができず、扉部材全体が下方へ移動するのが阻止されている。これにより、軸受孔内の隅部に近い端部側での軸部材の当接と、垂下部と軸板部との当接とによって、扉部材が開位置の状態に維持される。従って、扉部材(扉板部)の上面が、床部の上面の延長面上に位置したような状態となるため、床部の一辺を通して荷物を出し入れすることができる。
このように、本発明の搬送用荷台によれば、上述したように、扉部材を閉位置とすることにより、床部の一辺よりも扉部材が立ち上がった状態でロックさせることができるため、搬送中の振動等により床部に載置された荷物が扉部材に当接しても、扉部材が回動することはなく、荷物が床部(荷台本体)から落下するのを防止することができる。
また、扉部材を開位置とすることにより、扉部材の上面を、床部の上面の高さと略一致させることができるため、従来のように荷物を高く持ち上げて出し入れする必要がなく、床部の上面に対して荷物をスライドさせて出し入れすることができ、荷台本体に対して荷物の出し入れを容易に行うことができる。この際に、開位置の扉部材に荷物を載置しても、扉部材が開位置で維持されて荷物が落ちることがないため、荷台本体に対する荷物の出し入れをより一層行い易くすることができる。
更に、扉部材が閉位置の時には、扉部材を持ち上げて回動させることにより開位置へ移動させることができ、扉部材が開位置の時には、扉部材を回動させてから下ろすことにより閉位置へ移動させてロックさせることができるため、荷台本体に対して扉部材の開閉を簡単に行うことができ、荷物を出し入れする際の作業性を向上させることができる。
また、荷台本体において床部の四辺に対して、複数の辺に扉部材を備えるようにしても良く、例えば、床部の平行な二辺に夫々扉部材を備えるようにした場合、昇降装置により搬送用荷台が地上にある時には足場を向いた側とは反対側の扉部材を開閉して荷物の出し入れを行い、搬送用荷台が地上よりも高い位置にある時には足場を向いた側の扉部材を開閉して荷物の出し入れを行うことができ、使い勝手の良い搬送用荷台とすることができる。
また、本発明に係る搬送用荷台は、上記の構成に加えて、「前記扉部材は、前記扉板部及び前記軸受板において、前記隅部の位置に前記床部の前記一辺の延びた方向へ延びた面取部を更に有している」ことを特徴としても良い。
ここで、「面取部」としては、「45度の角度で切欠いたC面取」、「円弧状に切欠いたR面取」、等を例示することができる。
本発明の搬送用荷台によれば、床部の上面に沿って荷物を外側へ摺動(スライド)させた時に、荷物の下端が扉部材に当接しても、扉部材の隅部の位置に備えられた面取部により荷物を扉板部の上面へ誘導することができるため、荷物が扉部材に引っ掛かり難く、荷物の出し入れ作業を容易にすることができる。
また、隅部の位置に面取部を備えているため、軸受孔内において隅部に近い端部側に軸部材が位置している状態で扉部材を回動させた時に、隅部を垂下部に当接し難くすることができ、扉部材を確実に回動させることができる。
このように、本発明によれば、荷物の出し入れが容易にできると共に、搬送中に荷物が落ちるのを防止できる搬送用荷台を提供できる。
本発明の一実施形態である搬送用荷台を取付けた昇降装置の全体を示す側面図である。 図1の搬送用荷台において扉部材を閉位置の状態で示す斜視図である。 図1の搬送用荷台において扉部材を開位置の状態で示す斜視図である。 図1の搬送用荷台において扉部材の動きを示す説明図である。
本発明の一実施形態である昇降装置1に取付けられる搬送用荷台10について、図1乃至図4を参照して詳細に説明する。まず、昇降装置1は、図1に示すように、建設現場等で組まれた仮設足場Aに対して上下に延びた状態で固定されているレール部材2と、レール部材2の上部に取付けられたハンガー部3と、ハンガー部3に吊り下げられているチェーンブロック4と、チェーンブロック4から延びたチェーンCの先端が取付けられておりハンガー部3よりも下側でレール部材2によって昇降可能に取付けられている昇降部5と、を備えている。そして、昇降装置1の昇降部5に搬送用荷台10が取付けられている。昇降装置1は、チェーンブロック4によりチェーンCを巻き上げたり巻き下げたりすることで、昇降部5を介して搬送用荷台10を昇降させることができる。
次に、本実施形態の搬送用荷台10は、昇降装置1の昇降部5に取付けられ荷物が載置される荷台本体20と、荷台本体20に対して開閉可能に取付けられている扉部材40と、荷台本体20の上部に取付けられているカゴ部材50と、を備えている。この搬送用荷台10は、仮設足場A側から荷物を出し入れできるように、扉部材40を仮設足場A側へ向けた状態で昇降装置1に取付けられる。
荷台本体20は、平面形状が四角形の容器部材21と、容器部材21の各辺に沿って延びており容器部材21の下面に取付けられている四つの下連結部材22と、容器部材21の一辺の両端外側に夫々取付けられており上下に延びている一対の第一支柱部材23と、一対の第一支柱部材23の下端付近に夫々取付けられており容器部材21の一辺と平行に延びている短い棒状の一対の軸部材24と、を備えている。本実施形態における一対の第一支柱部材23は、本発明の支持部に相当している。
また、荷台本体20は、一対の第一支柱部材23が取付けられている容器部材21の辺に対して反対側の辺の両端外側に夫々取付けられており上下に延びていると共に上端側が屈曲して第一支柱部材22の上端に接続されている一対の第二支柱部材25と、一対の第一支柱部材23の上端同士を連結している棒状の上第一連結部材26と、一対の第二支持部材25の上部同士を連結している棒状の上第二連結部材27と、を備えている。
更に、荷台本体20は、一方の第二支柱部材25に上端が取付けられていると共に下連結部材22に下端が取付けられており上下に延びた取付支柱部材28と、取付支柱部材28の上端及び下部から夫々外方へ延出し昇降装置1の昇降部5に夫々取付けられる一対の取付板29と、を備えている。取付板29には、昇降部5に取付けるための孔が複数形成されている。
荷台本体20の容器部材21は、平板状の床部21aと、床部21aの四つの辺のうち一対の第一支柱部材23の間の辺を除いた三つの辺から夫々上方へ延出している平板状の堰部21bと、を備えている。三つの堰部21bは、床部21aの辺に沿った方向の両端が、夫々第一支柱部材23又は第二支柱部材25に固定されている。また、堰部21bは、上端が床部21aの内側(中央側)へ屈曲している。この容器部材21は、上方が開放された浅い箱状の直方体において一つの側面が開放された状態に形成されている。
下連結部材22は、上下方向へ延びた平板状の垂下部22aと、垂下部22aの上端から水平方向に容器部材21の内側へ向って延びた天部22bと、を備えている。この下連結部材22は、垂下部22aと天部22bとにより断面がL字形状となり、その断面形状が連続して延びている。本実施形態の下連結部材22は、アングル材が用いられている。四つの下連結部材22は、四角い枠状に組まれており、一対の第一支柱部材23及び一対の第二支柱部材25の下部同士を連結している。また、下連結部材22は、天部22bの上側に容器部材21の床部21aが取付けられることにより、垂下部22aが床部21aの一辺から下方へ延出した状態となる。
第一支柱部材23は、図示するように、上下に真っ直ぐ伸びている。また、一対の第一支柱部材23は、容器部材21の床部21aの四辺のうち堰部21bが備えられていない辺の両端外側に下部が夫々取付けられている。
第二支柱部材25は、全高が第一支柱部材23と同じ高さとされている。この第二支柱部材25は、その形状が、下から全高の約半分の高さまで垂直に延びた後に、45度の角度で折れ曲がってその上側から全高と同じ高さまでは斜めに真っ直ぐ延び、そして、全高と同じ高さでは更に45度の角度で折れ曲がって水平に延びた形状に形成されている。本実施形態の第一支柱部材23及び第二支柱部材25は、断面が正方形の角パイプ材が用いられている。
軸部材24は、図示するように、円柱状に形成されている。この一対の軸部材24は、一対の第一支柱部材23に対して、床部21aの上面よりも下側の位置に同軸上に取付けられている。
上第一連結部材26及び上第二連結部材27は、円筒状に形成されている。上第二連結部材27は、上第一連結部材26よりも下側の位置で、一対の第二支柱部材25の斜めに延びた部分同士を連結している。
扉部材40は、一対の第一支柱部材23同士の間の距離よりも若干短い長さに延びている扉板部材41を備えている。この扉板部材41は、平板状の扉板部41aと、扉板部41aにおいて長手方向に対して直角方向の一方の端辺から45度の角度で屈曲している面取板部41b(図4を参照)と、面取板部41bの先端部から45度の角度で扉板部から遠ざかる方向へ屈曲している第一側板部41cと、扉板部41aにおいて面取板部41bとは反対側の端辺から基端板部41cと同じ方向へ略直角に屈曲している第二側板部41dと、を備えている。第二側板部41dは、扉板部41aから先端部までの長さが、扉板部41aから第一側板部41cの先端部までの距離よりも短く形成されている。
また、扉部材40は、扉板部材41の片面に第一側板部41cと第二側板部41dとを連結するように取付けられており扉板部材41の長手方向に対して直角方向へ延びている平板状の複数の軸受板42と、軸受板42において扉板部材41の面取板部41bが形成されている隅部42a付近から隅部42aより遠ざかるに従って扉板部41aから離れる方向へ延びており軸部材24が挿入される長孔状の軸受孔43と、を備えている。
複数の軸受板42は、扉板部41の長手方向両端と、中央、及び、両端から中央側へ少し離れた位置に夫々取付けられている。
本実施形態の扉部材40は、全体の形状が、扉板部材41と複数の軸受板42とにより、軸板部42において扉板部41aが取付けられていない側が開放されている浅い箱状に形成されている。また、扉部材40の隅部42aは、扉板部41aと第一側板部41cとで形成される角が、面取板部41bによりC面取り状に形成されている。本実施形態の扉部材40における面取板部41bの部位が、本発明の面取部に相当している。
カゴ部材50は、図示するように、屈曲させた複数の線材を組合わせることにより上側が開放された箱状に形成されているカゴ本体51と、カゴ本体51の水平方向へ延びた平行な二辺からカゴ本体51を形成している線材が夫々上方へ延出しており上端が半円状に屈曲されている第一鉤部52及び第二鉤部53を備えている。第一鉤部52は、第二鉤部53よりもカゴ本体51から高く延出している。
カゴ部材50は、カゴ本体51が、荷台本体20において一対の第二支柱部材25と上第一連結部材26と上第二連結部材27とに囲まれた間へ上方から挿入できる大きさに形成されている。また、カゴ部材50は、第一鉤部52を上第一連結部材26に、第二鉤部53を上第二連結部材27に引っ掛けて夫々係止させた時に、カゴ本体51が水平となるように、第一鉤部52及び第二鉤部53の高さ(上方への延出長さ)が設定されている。
本実施形態の搬送用荷台10は、図2に示すように、扉部材40を直立させている状態で、扉部材40の浅い箱状の開放されている側が、荷台本体20の外側へ向けられている。また、扉部材40は、一対の第一支柱部材23の間に配置されており、一対の第一支柱部材23に夫々取付けられている軸部材24が軸受板42の軸受孔43内に夫々挿入されている。これにより、扉部材40を軸部材24に対して回動させることができると共に、軸受孔43の延びた方向へスライドさせることができる。
続いて、本実施形態の搬送用荷台10における扉部材40の開閉について説明する。まず、図4(a)に示すように、扉部材40を直立させた状態では、軸部材24が挿入されている長孔状の軸受孔43が、略上下に延びた状態となるため、扉部材40の自重により軸部材24に対して扉部材40が下方へ移動して、軸受孔43内の隅部42aから遠ざかった端部に軸部材24が位置している。この状態では、扉部材40が直立していることから、荷台本体20の床部21aの上面よりも扉部材40の先端側(扉板部41aの隅部42aから遠い端部側)が上方に位置し、扉部材40により荷台本体10が閉じられた状態(閉位置の状態)となる。
この扉部材40が閉位置の状態では、軸部材24が床部21aよりも下側に配置されていることから、扉板部41aが垂下部22aに略沿って延びた状態となり、扉部材40を軸部材24に対して回動させようとしても、扉部材40の先端が床部21aの内側へ向う回動では扉板部41aが垂下部22aの上端に当接し、扉部材40の先端が床部21aの外側へ向う回動では扉板部41aが垂下部22aの下端に当接することとなるため、扉部材40を殆ど回動させることができない状態となる。つまり、扉部材40が、閉位置でロックされた状態となる。従って、床部21aの上面に載置された荷物が移動して扉部材40に当接しても、扉部材40がロックされて回動しないため、床部21aから荷物が落ちるのを防止することができる。
この扉部材40が閉位置の状態の時に、扉部材40を上方へ持ち上げると、扉部材40と共に長孔状の軸受孔43が上方へ移動し、その後、軸受孔43に挿入されている軸部材24が、軸受孔43内の隅部42aに近い端部側に当接することにより、これ以上扉部材40が上方へ移動するのを規制された状態となる(図4(b)を参照)。この際に、長孔状の軸受孔43は、隅部42aから遠ざかるに従って扉板部41aから離れる方向へ延びているため、挿入されている軸部材24の位置が、軸受孔43内において隅部42aから遠い端部側から、隅部42aに近い端部側へ移動するのに従って、扉板部41aが垂下部22aから遠ざかる方向へ移動することとなる。従って、軸受孔43内において隅部42aに近い端部側に軸部材24が位置している状態では、扉部材40を軸部材24に対して回動させようとすると、扉部材40の先端が床部21aの内側へ向う回動では扉板部41aが垂下部22aの上端に当接するのに対して、扉部材40の先端が床部21aの外側へ向う回動では扉板部40の隅部42a側が垂下部22aの下端側に当接しなくなり、先端が床部21aの外側へ向う方向に扉部材40を回動させることができるようになる。
そして、扉部材40を回動させることができるようにした状態で、扉部材40の先端側を床部21aに対して外側の方向へ回動させると、扉部材40の先端側が下方へ移動することとなる(図4(c)を参照)。扉部材40を回動させる際に、45度の角度に屈曲されている面取板部41bにより隅部42aがC面取りされたように形成されているため、隅部42aが垂下部22aに対して当接し難く形成されている。その後、第一側板部41cが垂下部22aの下端側に当接することにより、扉部材40の先端側がこれ以上下方へ移動する方向に回動するのが規制された状態となる(図4(d)を参照)。この状態では、扉部材40の先端側が床部21aの上面よりも若干下側に位置した状態となり、扉部材40により閉じられていた荷台本体20が開かれた状態(開位置の状態)となる。
扉部材40が開位置の状態では、扉板部41aの上面の先端側が、水平よりも若干下側に位置していることから、扉板部41aの上面が床部21aから遠ざかるに従って低くなるように傾斜している。また、この状態では、軸部材24が挿入されている軸受孔43が、隅部42aから遠ざかるに従って下方へ向かうように延びた状態となり、軸受孔43内において隅部42aに近い端部側が上端側となるため、その隅部42aに近い端部側に軸部材24が挿入されていることから、軸部材24がこれ以上相対的に上方へ移動することができず、扉部材40全体が下方へ移動するのが阻止されている。従って、軸受孔43内の隅部42aに近い端部側での軸部材24の当接と、垂下部22aと第一側板部41cとの当接とによって、扉部材40が開位置の状態に維持される。
このように、本実施形態の搬送用荷台10によれば、扉部材40を閉位置とすることにより、床部21aの一辺よりも扉部材40が立ち上がった状態でロックさせることができるため、搬送中の振動等により床部21aに載置された荷物が扉部材40に当接しても、扉部材40が回動することはなく、荷物が床部21a(荷台本体10)から落下するのを防止することができる。
また、扉部材40を開位置とすることにより、扉板部41aの上面を、床部21aの上面の高さと略一致させることができるため、従来のように荷物を高く持ち上げて出し入れする必要がなく、床部21aの上面に対して荷物をスライドさせて出し入れすることができ、荷台本体10に対して荷物の出し入れを容易に行うことができる。この際に、開位置の扉部材40(扉板部41a)に荷物を載置しても、扉部材40が開位置で維持されて荷物が落ちることがないため、荷台本体10に対する荷物の出し入れをより一層行い易くすることができる。
更に、扉部材40が閉位置の時には、扉部材40を持ち上げて回動させることにより開位置へ移動させることができ、扉部材40が開位置の時には、扉部材40を回動させてから下ろすことにより閉位置へ移動させてロックさせることができるため、荷台本体10に対して扉部材40の開閉を簡単に行うことができ、荷物を出し入れする際の作業性を向上させることができる。
また、扉部材40の隅部42aの位置に面取板部41bを備えているため、床部21aの上面に沿って荷物を外側へ摺動(スライド)させた時に、荷物の下端が扉部材40に当接しても、面取板部41bにより荷物を扉板部41aの上面へ誘導することができる。従って、荷物が扉部材40に引っ掛かり難く、荷物の出し入れ作業を容易にすることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、荷台本体20において床部21aの一辺の外側にのみ扉部材40を備える例を示したが、これに限定するものではなく、床部21aの四辺に対して、複数の辺に扉部材40を備えるようにしても良い。これにより、搬送用荷台10の昇降位置に応じて、出し入れし易い位置の扉部材40を開閉させて、荷物を出し入れすることができ、使い勝手の良い搬送用荷台10とすることができる。
また、上記の実施形態では、扉部材40の隅部42aの位置を、平板状の面取板部41bによりC面取り状に形成された例を示したが、これに限定するものではなく、面取板部41bを円弧状に屈曲させてR面取り状に形成しても良い。
1 昇降装置
5 昇降部
10 搬送用荷台
20 荷台本体
21 容器部材
21a 床部
21b 堰部
22 下連結部材
22a 垂下部
22b 天部
23 第一支柱部材(支持部)
24 軸部材
25 第二支柱部材
26 上第一連結部材
27 上第二連結部材
28 取付支柱部材
29 取付板
40 扉部材
41 扉板部材
41a 扉板部
41b 面取板部(面取部)
41c 第一側板部
41d 第二側板部
42 軸受板
42a 隅部
43 軸受孔
50 カゴ部材
特開2007−23702号公報

Claims (2)

  1. 平面形状が四角形の床部、該床部の一辺から下方へ延出している垂下部、該垂下部よりも外側に延出しており前記床部の前記一辺の両端に取付けられている支持部、該支持部における前記床部の上面よりも下側に取付けられており前記一辺と平行に延びている軸部材、及び該軸部材が外側に配置されていない前記床部の辺から上方へ延出している堰部を有しており、昇降装置の昇降部に取付けられる荷台本体と、
    該荷台本体の前記一辺と平行に延びている平板状の扉板部、該扉板部の片面から前記軸部材に対して直角方向へ延びている平板状の軸受板、及び該軸受板の前記扉板部の前記床部に近い側の隅部付近から該隅部より遠ざかるに従って前記扉板部から離れる方向へ延びており前記軸部材が挿入されている長孔状の軸受孔を有している扉部材と
    を具備していることを特徴する搬送用荷台。
  2. 前記扉部材は、
    前記扉板部及び前記軸受板において、前記隅部の位置に前記床部の前記一辺の延びた方向へ延びた面取部を更に有していることを特徴とする請求項1に記載の搬送用荷台。
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