JP3768481B2 - フレームボックス - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷役用パレットに関し、特に港湾荷役等で使用される箱形形状のフレームボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、貨物船における従来の荷役方法を示した図である。
【0003】
図を参照して、積載物18の各々は、フォークリフトによって容易に移動することができるようにパレット19に搭載された状態で段積みされ、更に複数列に並べて配置されている。この状態で吊り上げを行うことができるように、吊ビーム40に取り付けられた2本のワイヤスリング42a及び42bが、並置された積載物18及びパレット19に対して配置されている。
【0004】
吊ビーム40は、ほぼ直方体形状の鋼材等で形成され、ワイヤスリング42aの両端が、吊ビーム40の一方の長辺の両端部の下面にそれぞれ取り付けられ、ワイヤスリング42bの両端が、他方の長辺の両端部の下面にそれぞれ取り付けられている。また、吊ビーム40の上面の四隅の位置には吊ワイヤ41a〜41dがそれぞれ接続されており、吊ビーム40はこれらの吊ワイヤ41a〜41dを介してクレーンフック16と接続されている。
【0005】
積載物18の吊り上げ時は、このように構成された吊ビーム40を、その長手方向が、並置された積載物18及びパレット19の並列方向と一致するように配置する。そして、ワイヤスリング42a及び42bを最下段のパレット19の下方から、並置された積載物18及びパレット19全体を巻き上げるように配置した後、クレーン等によって吊り上げを行う。このとき、ワイヤスリング42a及び42bは最下段のパレット19の一部に外方から掛かるように配置されているため、セットされたワイヤスリング42a及び42bの吊ビーム40の短辺方向に対する移動が阻止されている。また、ワイヤスリング42a及び42bによって、積載物18同士が並列方向に押しつけられているため、積載物18の荷崩れが防止される。
【0006】
このようにして、2本のワイヤスリング42a及び42bによって積載物18を直接吊り上げる方法で荷役を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の荷役方法では、吊ビーム40により、並置された積載物18の並列方向に対するワイヤスリング42a及び42bの間隔がある程度確保されてはいるとはいえ、ワイヤスリング42a及び42bが積載物の側面や縁等に接することが多くなる。すると、積載物とワイヤスリングが接する部分に損傷が発生してしまうことになる。特に合板のように、積載物が簡易梱包しかなされておらず、外面が比較的柔らかい製品である場合は、多数の積載物を一度に吊上げようとすると積載物にかかるワイヤスリングの圧力が大きくなり、ワイヤスリングによる損傷が起こりやすい。したがって、上記の方法では一度に吊上げる積載物の数の減少を余儀なくされてしまう。
【0008】
この課題を解決するための1つの方法として、従来から使用されている箱形形状のフレームボックスを使用することが考えられる。
【0009】
そこで、まず、従来のフレームボックスについて説明する。
【0010】
図6は、従来のフレームボックスの使用状態を示した図である。
【0011】
図を参照して、フレームボックス45は、平板状に形成された積載部3を底面とし、鋼材等により骨格部分が構成された直方体箱形形状を有している。積載部3に相対する上面は、縦枠部材5a及び5bと横枠部材6a及び6bにより外形が形成され、その内部において、補強部材7、補強部材8a〜8dが相互に接続され、上面部分を補強している。積載部3と上面部分のそれぞれの四隅を接続するように、積載部3と垂直にポスト4a〜4dが取り付けられている。フレームボックス45の4つの側面のうち、ポスト4a及び4bで挟まれる側面と、ポスト4c及び4dで挟まれる側面とは、フォークリフトによる積載物の出し入れが容易となるように、全面が開放されている。また、ポスト4b及び4cで挟まれる側面と、ポスト4d及び4aで挟まれる側面内には、ポスト4a〜4dをそれぞれ補強するための補強部材9a〜9dが取り付けられている。
【0012】
フレームボックス45の上面の四隅には、吊ピース12a〜12dが固定されている。この吊りピース12a〜12dのそれぞれとクレーンフック16とを接続するように、吊ワイヤ15a〜15dの下方端部が吊ピース12a〜12dに取り付けられ、吊ワイヤ15a〜15dの上方端部がクレーンフック16に取り付けられている。
【0013】
積載部3上には、パレット19に搭載した積載物18が段積みされており、荷崩れを防止するために、ラッシング46により複数個の積載物が一括りに結束されている。
【0014】
このようにフレームボックス45に積載物18を積込んだ状態で、クレーン等によってフレームボックス45全体を引き上げて荷役を行う。この方法によれば、ワイヤスリングで直接積載物を支持する方法と比べて、製品の損傷が少なく、かつ、一度に多くの積載物を移動することができる。
【0015】
しかしながら、従来のフレームボックス45を使用した荷役においては、ラッシング46を施してはいるものの、平板状の積載部3に積載物を設置するため、積載物が横滑りすることがある。また、重心位置が高く設置状態が不安定な積載物を搭載した場合は、積載物の転倒や落下が発生しやすくなる。
【0016】
そのため、フレームボックス45の開口された側面にネット等を張ったり、柵や扉等を設けるなどの落下防止対策を施すことが不可欠であるが、人手による作業では、落下防止対策の設置及び除去を迅速に行うことが困難であった。
【0017】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、開放された側面に、人手を使わずに迅速に配置することができる落下防止装置を備えたフレームボックスを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、4つの側面のうち少なくとも1つが開放された箱型形状を有し、開放された側面から被収納物が出し入れされると共に、クレーン等の昇降手段によって吊上げ又は吊下げられるフレームボックスであって、フレームボックスの開放された側面を外方側から水平方向に囲う様に配置され、上下に移動自在な外枠と、外枠と昇降手段とを接続する接続手段とを備え、外枠は、昇降手段による吊上げ前にあってはフレームボックスの下方端に沿うように位置し、昇降手段による吊上げに伴って上方に移動して開放された側面を水平方向に横切る位置に移動し、昇降手段による吊下げに伴って下方端に沿うように移動するものである。
【0019】
このように構成すると、外枠は、フレームボックスの吊上げに伴って開放された側面に配置され、吊下げに伴って下方端へと復帰する。
【0020】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、フレームボックスは、4つの側面がすべて開放されており、外枠は、4つの側面のそれぞれに配置され、4つの側面を水平方向に囲うように接続されたものである。
【0021】
このように構成すると、外枠は、フレームボックスの構造自体によって水平方向の移動が阻止される。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、外枠は、下方端に沿うように位置する場合において、外枠の上端の水平レベルが被収納物を設置するための底面の上面より下方に位置するように構成されたものである。
【0023】
このように構成すると、フレームボックスの吊上げ前及び吊下げ後において、外枠はその上端が底面の上面レベルより上方に突出することはない。
【0024】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、外枠に対して、下方向にほぼ同一形状の1以上の第2の外枠が配置され、上下方向に隣接する外枠同士が相互に変形自在の材料で連結されると共に、昇降手段による吊上げに伴って上方に移動する外枠に従って、第2の外枠は開放された側面を水平方向に横切る位置に移動するものである。
【0025】
このように構成すると、外枠とほぼ同一形状の第2の外枠が、外枠の移動に伴って移動し、開放された側面を横切るように配置される。
【0026】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、昇降手段は、フレームボックスを吊上げるためのクレーンフック等の被接続手段を有し、接続手段は、被接続手段と外枠とを接続する少なくとも1本のワイヤを含み、ワイヤは、吊上げ時における被接続手段とフレームボックスとの距離が最大となるときに、外枠が開放された側面を横切る位置に到達することができる長さを有するものである。
【0027】
このように構成すると、吊上げ後の外枠の位置は、ワイヤの長さによって決定される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、外枠は、フレームボックスの吊上げに伴って開放された側面に配置されるため、人手を要せず迅速に所定位置に配置され、被収納物に対して落下防止効果を発揮する。また、外枠は吊下げに伴って下方端へと復帰するため、人手を要せず迅速に落下防止効果が除去され、被収納物の積込み又は積下ろし時に外枠が障害となることがない。
【0029】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、外枠は水平方向の移動が阻止されるため、外枠の水平方向の強度が向上し、被収納物の落下防止効果が向上する。また、外枠とフレームボックスに特別な手段を設けなくても、外枠はフレームボックスの側面に沿って上下に移動することができる。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、フレームボックスの吊上げ前及び吊下げ後において、外枠はその上端が底面の上面レベルより突出しないので、被収納物を出し入れする際に外枠が障害とならず、更に使い勝手が良い。
【0031】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、外枠とほぼ同一形状の第2の外枠が、外枠の移動に伴って移動し、開放された側面を横切るように配置されるので、第2の外枠によって、積載物の落下防止効果がより一層向上する。
【0032】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、吊上げ後の外枠の位置は、ワイヤの長さによって決定されるため、被収納物に応じて外枠の吊上げ後の位置を設定することが容易となり、使い勝手が良い。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの使用状態を示した図であり、図2は、図1に示したフレームボックスのローラーガイド29部分の平面図である。基本的な構成については、図6で示した従来のフレームボックスと同様であるので、相違点についてのみ説明する。
【0034】
これらの図を参照して、フレームボックス1の側面に矩形形状の上部外枠26及び下部外枠27が配置され、上部リードワイヤ21と4本の下部リードワイヤ22a〜22dにより上部外枠26の四隅とクレーンフック16が接続されている点が、従来とは大きく異なっている。
【0035】
上部外枠26及び下部外枠27は、鋼材等を用いて、フレームボックス1の4つの開放された側面を囲うように矩形枠形状に構成されており、ポスト4a〜4dで形成されるフレームボックス1の側面構造に沿って上下に移動可能である。また、上部外枠26と下部外枠27とは、所定間隔毎に複数のチェーン28によって垂直方向に連結されている。
【0036】
下部リードワイヤ22a〜22dの各々は、上部外枠26の四隅から、フレームボックス1の上面の四隅に固定された滑車24a〜24dと、上面の補強部材7上のほぼ中央に固定されたローラーガイド29とを経由して、リング23に接続され1つにまとめられている。そして、上部リードワイヤ21によって、リング23とクレーンフック16が接続されている。
【0037】
ここで、ローラーガイド29は、上面及び対向する二つの側面の下方部分が開放された箱形形状の枠体32と、枠体32の内部に配置された一対の第1ローラー30a及び30bと、第1ローラー30a及び30bの上方でそれらと直交する向きに配置された一対の第2ローラー31a及び31bとから構成される。枠体32の開放された二つの側面と、第1ローラー30a及び30bは、フレームボックス1上面の短辺方向に配置されている。
【0038】
ローラーガイド29に対して、上部外枠26の四隅に取り付けられた下部リードワイヤ22a〜22dは、フレームボックス1の上面の四隅に固定された滑車24a〜24dを介して上面の中央に集められ、枠体32の開放された側面からローラーガイド29内部へと通される。下部リードワイヤ22a〜22dは、ローラーガイド29内部において、第1ローラー30aと30bとの間を下方から上方に向かって通過し、第2ローラー31aと31bとの間を同様に上方へと通過した後、リング23に接続される。
【0039】
このようにして、外枠26とクレーンフック16が接続されているため、クレーンフック16による吊上げ方向がフレームボックス1の中央からずれたとしても、下部リードワイヤ22a〜22dは、第1ローラー30a及び30bと第2ローラー31a及び31bとによって動きが規制されているため、クレーンフック16にスムーズに追従することができる。
【0040】
図3は、この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの接地状態を示した正面図であり、図4は、図3のIV−IVラインからの側面図である。
【0041】
これらの図を参照して、フレームボックス1が接地し、クレーンフック16が降下した状態では、実線で示すように、上部外枠26及び下部外枠27は共にフレームボックス1の下方端部に位置している。このとき、上部外枠26及び下部外枠27とこれらを連結するチェーン28は重ね合わされた状態であり、上部外枠26の上端から下部外枠27の下端までのチェーン28を含む厚みは、積載部3の厚みより小さくなるように構成されている。そのため、上部外枠26の上端が積載部3の上面の水平レベルよりも下方に位置しており、積載物18をフォークリフトで積込み又は積降ろしする際に、上部外枠26及び下部外枠27が作業の障害となることがない。
【0042】
接地した状態からフレームボックス1を吊上げようとすると、クレーンフック16の上昇に伴って、上部リードワイヤ21とリング23とを介して下部リードワイヤ22a〜22dが矢印の方向へと移動すると共に、下部リードワイヤ22a〜22dに接続された上部外枠26も上方へと移動する。更にクレーンフック16が上昇して、上部外枠26の接地面からの高さがチェーン28の長さよりも大きくなると、上部外枠26に従って下部外枠27もチェーン28を介して上昇する。そして、二点鎖線で示すように、吊ワイヤ15a〜15dが完全に伸張状態になるまでクレーンフック16が上昇すると、クレーンフック16とフレームボックス1との距離は最大となり、クレーンフック16とフレームボックス1との相対位置はもはや変化しない。そのため、下部リードワイヤ22a〜22dのフレームボックス1に対する移動は停止し、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は二点鎖線の位置に到達する。
【0043】
上部外枠26のフレームボックス1下端からの高さは、クレーンフック16がフレームボックス1から最も遠ざかったときの、上部リードワイヤ21の長さと下部リードワイヤ22a〜22dの長さとによって決定されるため、これらの長さを変えることによって積載物18の特性に応じて上部外枠26の位置を容易に設定することができる。
【0044】
吊下げ時は、フレームボックス1がまず接地するが、この時点までは上部外枠26のフレームボックス1の下端からの高さが維持されている。更にクレーンフック16が下降すると、上部リードワイヤ21及びリング23が下降し始める。リング23が下降するにつれて、下部リードワイヤ22a〜22dも下降するが、下部リードワイヤ22a〜22dの長さは一定であるため、下部リードワイヤ22a〜22dの移動に伴って、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は二点鎖線の位置から下方へと移動する。そして、最終的に上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27が重ね合わされた状態でフレームボックス1の下方端部の所定位置(実線で示した位置)に復帰する。
【0045】
このように、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は、クレーンフック16の吊上げ又は吊下げに伴って移動し、吊上げ時には上部外枠26、チェーン28、及び下部外枠27のそれぞれが上方に移動して積載物18に対して落下防止効果を発揮する。また、上部外枠26及び下部外枠27は各々、フレームボックス1の側面を囲うように一体的に構成されているため、ポスト4a〜4dによる側面構造をガイドとして移動することができると共に、水平方向の落下防止効果がより強化されている。
【0046】
尚、上記の実施の形態では、外枠はフレームボックスの側面全面を囲うように構成されているが、少なくとも開放側面のみを囲うように構成しても良い。この場合、開放側面を横切るように配置した外枠とポストとを、ポストに別途設けたレール等を介して取り付けたり、外枠の端部でポストを巻き込むように係合させて取り付けても良い。
【0047】
また、上記の実施の形態では、フレームボックスは、上部外枠と1つの下部外枠とを備えているが、フレームボックスの大きさや被収納物の形状等の特性に合わせて、1つの上部外枠のみを備えた形態や、上部外枠に加えて2以上の下部外枠が連結された形態でフレームボックスを構成しても良い。
【0048】
更に、上記の実施の形態では、上部外枠と下部外枠とをチェーンで連結しているが、繊維スリングや網、ジャバラシート等の他の変形自在な材料を使用しても良い。
【0049】
更に、上記の実施の形態では、下部リードワイヤは滑車とローラーガイドとを経由して取り付けられているが、下部リードワイヤの配置をその他の手段で規制するように構成しても良い。
【0050】
更に、上記の実施の形態では、4本の下部リードワイヤを備えているが、下部リードワイヤの本数は必ずしも4本である必要はなく、1本以上であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの使用状態を示した図である。
【図2】図1に示したフレームボックスのローラーガイド部分の平面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの接地状態を示した正面図である。
【図4】図3のIV−IVラインからの側面図である。
【図5】貨物船における従来の荷役方法を示した図である。
【図6】従来のフレームボックスの使用状態を示した図である。
【符号の説明】
1…フレームボックス
3…積載部
4…ポスト
12…吊ピース
15…吊ワイヤ
16…クレーンフック
18…積載物
19…パレット
21…上部リードワイヤ
22…下部リードワイヤ
23…リング
24…滑車
26…上部外枠
27…下部外枠
28…チェーン
29…ローラーガイド
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷役用パレットに関し、特に港湾荷役等で使用される箱形形状のフレームボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、貨物船における従来の荷役方法を示した図である。
【0003】
図を参照して、積載物18の各々は、フォークリフトによって容易に移動することができるようにパレット19に搭載された状態で段積みされ、更に複数列に並べて配置されている。この状態で吊り上げを行うことができるように、吊ビーム40に取り付けられた2本のワイヤスリング42a及び42bが、並置された積載物18及びパレット19に対して配置されている。
【0004】
吊ビーム40は、ほぼ直方体形状の鋼材等で形成され、ワイヤスリング42aの両端が、吊ビーム40の一方の長辺の両端部の下面にそれぞれ取り付けられ、ワイヤスリング42bの両端が、他方の長辺の両端部の下面にそれぞれ取り付けられている。また、吊ビーム40の上面の四隅の位置には吊ワイヤ41a〜41dがそれぞれ接続されており、吊ビーム40はこれらの吊ワイヤ41a〜41dを介してクレーンフック16と接続されている。
【0005】
積載物18の吊り上げ時は、このように構成された吊ビーム40を、その長手方向が、並置された積載物18及びパレット19の並列方向と一致するように配置する。そして、ワイヤスリング42a及び42bを最下段のパレット19の下方から、並置された積載物18及びパレット19全体を巻き上げるように配置した後、クレーン等によって吊り上げを行う。このとき、ワイヤスリング42a及び42bは最下段のパレット19の一部に外方から掛かるように配置されているため、セットされたワイヤスリング42a及び42bの吊ビーム40の短辺方向に対する移動が阻止されている。また、ワイヤスリング42a及び42bによって、積載物18同士が並列方向に押しつけられているため、積載物18の荷崩れが防止される。
【0006】
このようにして、2本のワイヤスリング42a及び42bによって積載物18を直接吊り上げる方法で荷役を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の荷役方法では、吊ビーム40により、並置された積載物18の並列方向に対するワイヤスリング42a及び42bの間隔がある程度確保されてはいるとはいえ、ワイヤスリング42a及び42bが積載物の側面や縁等に接することが多くなる。すると、積載物とワイヤスリングが接する部分に損傷が発生してしまうことになる。特に合板のように、積載物が簡易梱包しかなされておらず、外面が比較的柔らかい製品である場合は、多数の積載物を一度に吊上げようとすると積載物にかかるワイヤスリングの圧力が大きくなり、ワイヤスリングによる損傷が起こりやすい。したがって、上記の方法では一度に吊上げる積載物の数の減少を余儀なくされてしまう。
【0008】
この課題を解決するための1つの方法として、従来から使用されている箱形形状のフレームボックスを使用することが考えられる。
【0009】
そこで、まず、従来のフレームボックスについて説明する。
【0010】
図6は、従来のフレームボックスの使用状態を示した図である。
【0011】
図を参照して、フレームボックス45は、平板状に形成された積載部3を底面とし、鋼材等により骨格部分が構成された直方体箱形形状を有している。積載部3に相対する上面は、縦枠部材5a及び5bと横枠部材6a及び6bにより外形が形成され、その内部において、補強部材7、補強部材8a〜8dが相互に接続され、上面部分を補強している。積載部3と上面部分のそれぞれの四隅を接続するように、積載部3と垂直にポスト4a〜4dが取り付けられている。フレームボックス45の4つの側面のうち、ポスト4a及び4bで挟まれる側面と、ポスト4c及び4dで挟まれる側面とは、フォークリフトによる積載物の出し入れが容易となるように、全面が開放されている。また、ポスト4b及び4cで挟まれる側面と、ポスト4d及び4aで挟まれる側面内には、ポスト4a〜4dをそれぞれ補強するための補強部材9a〜9dが取り付けられている。
【0012】
フレームボックス45の上面の四隅には、吊ピース12a〜12dが固定されている。この吊りピース12a〜12dのそれぞれとクレーンフック16とを接続するように、吊ワイヤ15a〜15dの下方端部が吊ピース12a〜12dに取り付けられ、吊ワイヤ15a〜15dの上方端部がクレーンフック16に取り付けられている。
【0013】
積載部3上には、パレット19に搭載した積載物18が段積みされており、荷崩れを防止するために、ラッシング46により複数個の積載物が一括りに結束されている。
【0014】
このようにフレームボックス45に積載物18を積込んだ状態で、クレーン等によってフレームボックス45全体を引き上げて荷役を行う。この方法によれば、ワイヤスリングで直接積載物を支持する方法と比べて、製品の損傷が少なく、かつ、一度に多くの積載物を移動することができる。
【0015】
しかしながら、従来のフレームボックス45を使用した荷役においては、ラッシング46を施してはいるものの、平板状の積載部3に積載物を設置するため、積載物が横滑りすることがある。また、重心位置が高く設置状態が不安定な積載物を搭載した場合は、積載物の転倒や落下が発生しやすくなる。
【0016】
そのため、フレームボックス45の開口された側面にネット等を張ったり、柵や扉等を設けるなどの落下防止対策を施すことが不可欠であるが、人手による作業では、落下防止対策の設置及び除去を迅速に行うことが困難であった。
【0017】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、開放された側面に、人手を使わずに迅速に配置することができる落下防止装置を備えたフレームボックスを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、4つの側面のうち少なくとも1つが開放された箱型形状を有し、開放された側面から被収納物が出し入れされると共に、クレーン等の昇降手段によって吊上げ又は吊下げられるフレームボックスであって、フレームボックスの開放された側面を外方側から水平方向に囲う様に配置され、上下に移動自在な外枠と、外枠と昇降手段とを接続する接続手段とを備え、外枠は、昇降手段による吊上げ前にあってはフレームボックスの下方端に沿うように位置し、昇降手段による吊上げに伴って上方に移動して開放された側面を水平方向に横切る位置に移動し、昇降手段による吊下げに伴って下方端に沿うように移動するものである。
【0019】
このように構成すると、外枠は、フレームボックスの吊上げに伴って開放された側面に配置され、吊下げに伴って下方端へと復帰する。
【0020】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、フレームボックスは、4つの側面がすべて開放されており、外枠は、4つの側面のそれぞれに配置され、4つの側面を水平方向に囲うように接続されたものである。
【0021】
このように構成すると、外枠は、フレームボックスの構造自体によって水平方向の移動が阻止される。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、外枠は、下方端に沿うように位置する場合において、外枠の上端の水平レベルが被収納物を設置するための底面の上面より下方に位置するように構成されたものである。
【0023】
このように構成すると、フレームボックスの吊上げ前及び吊下げ後において、外枠はその上端が底面の上面レベルより上方に突出することはない。
【0024】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、外枠に対して、下方向にほぼ同一形状の1以上の第2の外枠が配置され、上下方向に隣接する外枠同士が相互に変形自在の材料で連結されると共に、昇降手段による吊上げに伴って上方に移動する外枠に従って、第2の外枠は開放された側面を水平方向に横切る位置に移動するものである。
【0025】
このように構成すると、外枠とほぼ同一形状の第2の外枠が、外枠の移動に伴って移動し、開放された側面を横切るように配置される。
【0026】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、昇降手段は、フレームボックスを吊上げるためのクレーンフック等の被接続手段を有し、接続手段は、被接続手段と外枠とを接続する少なくとも1本のワイヤを含み、ワイヤは、吊上げ時における被接続手段とフレームボックスとの距離が最大となるときに、外枠が開放された側面を横切る位置に到達することができる長さを有するものである。
【0027】
このように構成すると、吊上げ後の外枠の位置は、ワイヤの長さによって決定される。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、外枠は、フレームボックスの吊上げに伴って開放された側面に配置されるため、人手を要せず迅速に所定位置に配置され、被収納物に対して落下防止効果を発揮する。また、外枠は吊下げに伴って下方端へと復帰するため、人手を要せず迅速に落下防止効果が除去され、被収納物の積込み又は積下ろし時に外枠が障害となることがない。
【0029】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、外枠は水平方向の移動が阻止されるため、外枠の水平方向の強度が向上し、被収納物の落下防止効果が向上する。また、外枠とフレームボックスに特別な手段を設けなくても、外枠はフレームボックスの側面に沿って上下に移動することができる。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、フレームボックスの吊上げ前及び吊下げ後において、外枠はその上端が底面の上面レベルより突出しないので、被収納物を出し入れする際に外枠が障害とならず、更に使い勝手が良い。
【0031】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、外枠とほぼ同一形状の第2の外枠が、外枠の移動に伴って移動し、開放された側面を横切るように配置されるので、第2の外枠によって、積載物の落下防止効果がより一層向上する。
【0032】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、吊上げ後の外枠の位置は、ワイヤの長さによって決定されるため、被収納物に応じて外枠の吊上げ後の位置を設定することが容易となり、使い勝手が良い。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの使用状態を示した図であり、図2は、図1に示したフレームボックスのローラーガイド29部分の平面図である。基本的な構成については、図6で示した従来のフレームボックスと同様であるので、相違点についてのみ説明する。
【0034】
これらの図を参照して、フレームボックス1の側面に矩形形状の上部外枠26及び下部外枠27が配置され、上部リードワイヤ21と4本の下部リードワイヤ22a〜22dにより上部外枠26の四隅とクレーンフック16が接続されている点が、従来とは大きく異なっている。
【0035】
上部外枠26及び下部外枠27は、鋼材等を用いて、フレームボックス1の4つの開放された側面を囲うように矩形枠形状に構成されており、ポスト4a〜4dで形成されるフレームボックス1の側面構造に沿って上下に移動可能である。また、上部外枠26と下部外枠27とは、所定間隔毎に複数のチェーン28によって垂直方向に連結されている。
【0036】
下部リードワイヤ22a〜22dの各々は、上部外枠26の四隅から、フレームボックス1の上面の四隅に固定された滑車24a〜24dと、上面の補強部材7上のほぼ中央に固定されたローラーガイド29とを経由して、リング23に接続され1つにまとめられている。そして、上部リードワイヤ21によって、リング23とクレーンフック16が接続されている。
【0037】
ここで、ローラーガイド29は、上面及び対向する二つの側面の下方部分が開放された箱形形状の枠体32と、枠体32の内部に配置された一対の第1ローラー30a及び30bと、第1ローラー30a及び30bの上方でそれらと直交する向きに配置された一対の第2ローラー31a及び31bとから構成される。枠体32の開放された二つの側面と、第1ローラー30a及び30bは、フレームボックス1上面の短辺方向に配置されている。
【0038】
ローラーガイド29に対して、上部外枠26の四隅に取り付けられた下部リードワイヤ22a〜22dは、フレームボックス1の上面の四隅に固定された滑車24a〜24dを介して上面の中央に集められ、枠体32の開放された側面からローラーガイド29内部へと通される。下部リードワイヤ22a〜22dは、ローラーガイド29内部において、第1ローラー30aと30bとの間を下方から上方に向かって通過し、第2ローラー31aと31bとの間を同様に上方へと通過した後、リング23に接続される。
【0039】
このようにして、外枠26とクレーンフック16が接続されているため、クレーンフック16による吊上げ方向がフレームボックス1の中央からずれたとしても、下部リードワイヤ22a〜22dは、第1ローラー30a及び30bと第2ローラー31a及び31bとによって動きが規制されているため、クレーンフック16にスムーズに追従することができる。
【0040】
図3は、この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの接地状態を示した正面図であり、図4は、図3のIV−IVラインからの側面図である。
【0041】
これらの図を参照して、フレームボックス1が接地し、クレーンフック16が降下した状態では、実線で示すように、上部外枠26及び下部外枠27は共にフレームボックス1の下方端部に位置している。このとき、上部外枠26及び下部外枠27とこれらを連結するチェーン28は重ね合わされた状態であり、上部外枠26の上端から下部外枠27の下端までのチェーン28を含む厚みは、積載部3の厚みより小さくなるように構成されている。そのため、上部外枠26の上端が積載部3の上面の水平レベルよりも下方に位置しており、積載物18をフォークリフトで積込み又は積降ろしする際に、上部外枠26及び下部外枠27が作業の障害となることがない。
【0042】
接地した状態からフレームボックス1を吊上げようとすると、クレーンフック16の上昇に伴って、上部リードワイヤ21とリング23とを介して下部リードワイヤ22a〜22dが矢印の方向へと移動すると共に、下部リードワイヤ22a〜22dに接続された上部外枠26も上方へと移動する。更にクレーンフック16が上昇して、上部外枠26の接地面からの高さがチェーン28の長さよりも大きくなると、上部外枠26に従って下部外枠27もチェーン28を介して上昇する。そして、二点鎖線で示すように、吊ワイヤ15a〜15dが完全に伸張状態になるまでクレーンフック16が上昇すると、クレーンフック16とフレームボックス1との距離は最大となり、クレーンフック16とフレームボックス1との相対位置はもはや変化しない。そのため、下部リードワイヤ22a〜22dのフレームボックス1に対する移動は停止し、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は二点鎖線の位置に到達する。
【0043】
上部外枠26のフレームボックス1下端からの高さは、クレーンフック16がフレームボックス1から最も遠ざかったときの、上部リードワイヤ21の長さと下部リードワイヤ22a〜22dの長さとによって決定されるため、これらの長さを変えることによって積載物18の特性に応じて上部外枠26の位置を容易に設定することができる。
【0044】
吊下げ時は、フレームボックス1がまず接地するが、この時点までは上部外枠26のフレームボックス1の下端からの高さが維持されている。更にクレーンフック16が下降すると、上部リードワイヤ21及びリング23が下降し始める。リング23が下降するにつれて、下部リードワイヤ22a〜22dも下降するが、下部リードワイヤ22a〜22dの長さは一定であるため、下部リードワイヤ22a〜22dの移動に伴って、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は二点鎖線の位置から下方へと移動する。そして、最終的に上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27が重ね合わされた状態でフレームボックス1の下方端部の所定位置(実線で示した位置)に復帰する。
【0045】
このように、上部外枠26、チェーン28及び下部外枠27は、クレーンフック16の吊上げ又は吊下げに伴って移動し、吊上げ時には上部外枠26、チェーン28、及び下部外枠27のそれぞれが上方に移動して積載物18に対して落下防止効果を発揮する。また、上部外枠26及び下部外枠27は各々、フレームボックス1の側面を囲うように一体的に構成されているため、ポスト4a〜4dによる側面構造をガイドとして移動することができると共に、水平方向の落下防止効果がより強化されている。
【0046】
尚、上記の実施の形態では、外枠はフレームボックスの側面全面を囲うように構成されているが、少なくとも開放側面のみを囲うように構成しても良い。この場合、開放側面を横切るように配置した外枠とポストとを、ポストに別途設けたレール等を介して取り付けたり、外枠の端部でポストを巻き込むように係合させて取り付けても良い。
【0047】
また、上記の実施の形態では、フレームボックスは、上部外枠と1つの下部外枠とを備えているが、フレームボックスの大きさや被収納物の形状等の特性に合わせて、1つの上部外枠のみを備えた形態や、上部外枠に加えて2以上の下部外枠が連結された形態でフレームボックスを構成しても良い。
【0048】
更に、上記の実施の形態では、上部外枠と下部外枠とをチェーンで連結しているが、繊維スリングや網、ジャバラシート等の他の変形自在な材料を使用しても良い。
【0049】
更に、上記の実施の形態では、下部リードワイヤは滑車とローラーガイドとを経由して取り付けられているが、下部リードワイヤの配置をその他の手段で規制するように構成しても良い。
【0050】
更に、上記の実施の形態では、4本の下部リードワイヤを備えているが、下部リードワイヤの本数は必ずしも4本である必要はなく、1本以上であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの使用状態を示した図である。
【図2】図1に示したフレームボックスのローラーガイド部分の平面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態によるフレームボックスの接地状態を示した正面図である。
【図4】図3のIV−IVラインからの側面図である。
【図5】貨物船における従来の荷役方法を示した図である。
【図6】従来のフレームボックスの使用状態を示した図である。
【符号の説明】
1…フレームボックス
3…積載部
4…ポスト
12…吊ピース
15…吊ワイヤ
16…クレーンフック
18…積載物
19…パレット
21…上部リードワイヤ
22…下部リードワイヤ
23…リング
24…滑車
26…上部外枠
27…下部外枠
28…チェーン
29…ローラーガイド
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (5)
- 4つの側面のうち少なくとも1つが開放された箱型形状を有し、前記開放された側面から被収納物が出し入れされると共に、クレーン等の昇降手段によって吊上げ又は吊下げられるフレームボックスであって、
前記フレームボックスの前記開放された側面を外方側から水平方向に囲う様に配置され、上下に移動自在な外枠と、
前記外枠と前記昇降手段とを接続する接続手段とを備え、
前記外枠は、前記昇降手段による吊上げ前にあっては前記フレームボックスの下方端に沿うように位置し、前記昇降手段による吊上げに伴って上方に移動して前記開放された側面を水平方向に横切る位置に移動し、前記昇降手段による吊下げに伴って前記下方端に沿うように移動する、フレームボックス。 - 前記フレームボックスは、前記4つの側面がすべて開放されており、
前記外枠は、前記4つの側面のそれぞれに配置され、前記4つの側面を水平方向に囲うように接続されたものである、請求項1記載のフレームボックス。 - 前記外枠は、前記下方端に沿うように位置する場合において、前記外枠の上端の水平レベルが前記被収納物を設置するための底面の上面より下方に位置するように構成されたものである、請求項2記載のフレームボックス。
- 前記外枠に対して、下方向にほぼ同一形状の1以上の第2の外枠が配置され、上下方向に隣接する外枠同士が相互に変形自在の材料で連結されると共に、前記昇降手段による吊上げに伴って上方に移動する前記外枠に従って、前記第2の外枠は前記開放された側面を水平方向に横切る位置に移動する、請求項3記載のフレームボックス。
- 前記昇降手段は、前記フレームボックスを吊上げるためのクレーンフック等の被接続手段を有し、
前記接続手段は、前記被接続手段と前記外枠とを接続する少なくとも1本のワイヤを含み、前記ワイヤは、前記吊上げ時における前記被接続手段と前記フレームボックスとの距離が最大となるときに、前記外枠が前記開放された側面を横切る位置に到達することができる長さを有する、請求項2から請求項4のいずれかに記載のフレームボックス。
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