JP2003213928A - 枠組足場の横架材用取付具、横架材及び横架材取付装置 - Google Patents

枠組足場の横架材用取付具、横架材及び横架材取付装置

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JP2003213928A JP2002007456A JP2002007456A JP2003213928A JP 2003213928 A JP2003213928 A JP 2003213928A JP 2002007456 A JP2002007456 A JP 2002007456A JP 2002007456 A JP2002007456 A JP 2002007456A JP 2003213928 A JP2003213928 A JP 2003213928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で安価に製作でき、交差筋違に
対してきわめて簡単に取り付けるできる枠組足場の横架
材用取付具を提供する。 【解決手段】 枠組足場の交差筋違2に棒状の横架材
6,8を取り付けるための合成樹脂製の取付具であっ
て、交差筋違2の斜材2aに外嵌可能な断面略C字状に
形成されると共にそのC字状の開口部11が前記斜材2
aの直径より若干小さくなるように形成された取付具本
体12からなり、この取付具本体12がその開口部11
を下向きにした状態で横架材6,8の棒状本体20の側
面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体20の端部
に枢着されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠組足場の建枠間
に張架される交差筋違に手摺り(上桟)や補助手摺り
(中桟)としての棒状の横架材を取り付けるための取付
具、これを取り付けた横架材、及び横架材取付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】建築現場に架設される枠組
足場においては、本発明の実施形態を示す図1から分か
るように、足場板3の長手方向両サイドに沿った建枠
1,1の各縦材4,4間に一対の斜材2a,2aからな
るX形の交差筋違2が架け渡されているため、この交差
筋違2が安全柵となって、足場板3を渡る作業者の安全
を図ることができるが、このような交差筋違2だけで
は、この交差筋違2と足場板3及び建枠1の縦材4との
間に夫々形成される三角形状開口部からの墜落や転落な
どの危険性が予想されることから、より一層の安全を図
るためには交差筋違2に手摺り(上桟)や補助手摺り
(中桟)と云った横架材を取り付ける必要がある。
【0003】上記のような横架材を交差筋違に取り付け
るのに使用されている従来の横架材用取付具は、その構
造が複雑でコストが高くつく上に、取付作業に手間がか
かると云った問題があった。本発明は、構造が簡単で安
価に製作できると共に交差筋違に対してきわめて簡単に
取付けできる枠組足場の横架材用取付具、これを取り付
けた横架材、及び横架材取付装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の枠
組足場の横架材用取付具は、枠組足場の交差筋違2に横
架材6,7,8を取り付けるための合成樹脂製の取付具
であって、交差筋違2の斜材2aに外嵌可能な断面略C
字状に形成されると共にそのC字状の開口部11が前記
斜材2aの直径より若干小さくなるように形成された取
付具本体12からなり、この取付具本体12がその開口
部11を下向きにした状態で横架材6,7,8の棒状本
体20の側面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体
20の端部に枢着されるようになっていることを特徴と
する。
【0005】請求項2は、請求項1に記載の枠組足場の
横架材用取付具において、取付具本体12の開口部11
の一側端部には、交差筋違2の斜材2aへの取付具本体
12の嵌め込みを案内するための嵌込案内板部13が前
記開口部11に対し外広がり傾斜状に突設されているこ
とを特徴とする。
【0006】請求項3は、請求項1又は2に記載の枠組
足場の横架材用取付具において、取付具本体12の外周
面には、少なくとも軸方向両端部及びその中間部に環状
の補強リブ15が突設されている。
【0007】請求項4は、請求項3に記載の枠組足場の
横架材用取付具において、取付具本体12外周面の軸方
向両端部及びその中間部に突設された補強リブ15に
は、取付具本体12の開口部11と反対側の位置に断面
略円弧状の係合凹部13が凹設されていることを特徴と
する。
【0008】請求項5に係る発明の横架材は、枠組足場
の交差筋違2に横架される横架材6,7,8であって、
棒状本体20と、この棒状本体20の両端部に取り付け
られる横架材用取付具とからなり、棒状本体20の少な
くとも一端部に請求項1〜4に記載の横架材用取付具9
が取り付けられていることを特徴とする。
【0009】請求項6に係る発明の横架材取付装置は、
棒状本体20とその両端部に取り付けられた横架材用取
付具9,9とからなる請求項5に記載の横架材6におい
て、該横架材6は枠組足場の建枠1の縦材4を挟んでそ
の左右に隣合う両交差筋違2,2に渡って横架され、そ
の際、上記棒状本体20が前記縦材4の内側に配置され
てなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る横架材として
の手摺り(上桟)6,7及び補助手摺り(中桟)8を備
えた枠組足場を示す斜視図、図2はその枠組足場の正面
図である。これらの図に示すように、隣合う建枠1,1
の対向する縦材4,4間に一対の斜材2a,2aからな
るX形の交差筋違2が架け渡され、横材5,5間に足場
板3が架け渡されている。手摺り6は、上下に対向する
足場板3,3の中間位置にあって、建枠1の縦材4を挟
んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2
aに前記縦材4及び交差筋違2の内側から水平に架け渡
され、手摺り7は、手摺り6と同じ高さ位置で、最端に
ある建枠1の縦材4と交差筋違2の斜材2aとに水平に
架け渡されている。また、補助手摺り8は、手摺り6,
7とその下方の足場板3との中間位置にあって、1つの
交差筋違2の斜材2a,2aに内側から水平に架け渡さ
れている。
【0011】手摺り6,8にはその棒状本体20の夫々
の両端部に合成樹脂製の取付具9が取り付けられ、手摺
り7には棒状本体20の一端部に合成樹脂製取付具9が
取り付けられ、その他端部には金属製の取付金具10が
取り付けられている。図3の(A)は両端部に夫々合成
樹脂の取付具9を備えた手摺り6,8を示す斜視図、
(B)は合成樹脂の取付具9を示す斜視図である。図4
の(A)は手摺り6,8の底面図、(B)はこの手摺り
6,8の正面図である。また図5は図1のX部分の拡大
正面図であり、図6は同X部分の拡大縦断面図である。
更に図7の(A)は手摺り7の平面図、図8は同手摺り
7の正面図である。
【0012】上記取付具9について詳細に説明すると、
この取付具9は、ナイロンその他の弾性変形可能な合成
樹脂により一体形成されたもので、図6から分かるよう
に、交差筋違2の斜材2aに外嵌可能な断面略下向きC
字状に形成されると共にそのC字状の開口部11の幅W
が交差筋違2の斜材2aの直径より若干小さくなるよう
に形成された取付具本体12からなる。この断面略C字
状取付具本体12の内径は、斜材2aの外径と同一又は
それより僅かに小さい。そして、この取付具本体12の
開口部11の一側端部には、交差筋違2の斜材2aへの
取付具本体12の嵌め込みを案内するための嵌込案内板
部13が開口部11に対し外広がり傾斜状に突設されて
おり、また開口部11の他側端部14は、前記嵌込案内
板部13に対応する外広がりテーパ状に形成されてい
る。
【0013】上記取付具本体12の外周面には、軸方向
両端部の2箇所とその中間部の1箇所との3箇所に環状
の補強リブ15が突設され、また開口部11の他側端部
14に沿って軸方向に延びる補強リブ16が突設され、
そしてこの軸方向に延びる補強リブ16の設けられた側
の端部外周側にピン取付台座17が一体に突設され、こ
のピン取付台座17にはピン挿通孔18が貫通形成され
ている。また、取付具本体12外周面の軸方向両端部及
びその中間部に突設された環状補強リブ15には、取付
具本体12の開口部11と反対側の位置に断面略円弧状
の係合凹部19が凹設されている。
【0014】各手摺り6,8の棒状本体20は、比較的
厚肉の丸鋼管を所定長さに切断し、その両端部をプレス
加工により圧潰して扁平状に形成したもので、各扁平状
端部20aにはピン挿通孔22が設けられている。
【0015】上記取付具9は、断面略C字状の取付具本
体12がその開口部11を下向きにした状態で手摺り
6,8の棒状本体20側面と平行な平面に沿って回動で
きるように棒状本体20の扁平状端部20aに枢着され
るもので、棒状本体20と、この棒状本体20の両端部
に枢着された取付具9,9とによって各手摺り6,8が
構成される。
【0016】上記手摺り6,8を形成するにあたって、
取付具9を棒状本体20の扁平状端部20aに枢着する
には、図6から分かるように、枢支ピンとしての頭23
a付きリベット23を、取付具9のピン取付台座17に
設けられたピン挿通孔18から棒状本体20の扁平状端
部20aに設けられたピン挿通孔22に亘って挿通する
と共に、扁平状端部20aの両側面に平ワッシャー2
4,24を添え付けた状態で、このリベット23の外端
部側をカシメ加工し、それによって各取付具9を棒状本
体20の側面と平行な平面(水平面に対し垂直な面)に
沿って回動可能に取り付けている。尚、リベット23の
カシメ部分を図6に23bで示す。
【0017】上記のように各取付具9を手摺り6,8の
棒状本体20端部に枢着する際に、この取付具9は、無
闇にクルクル回らないように各扁平状端部20aに対し
ある程度圧接した状態に取り付けるのが好ましく、そう
することによって取付具9を棒状本体20の扁平状端部
20aに対し任意の回動位置に保持でき、後記のように
交差筋違2の斜材2aに対する取付具9の取付作業が容
易となる。
【0018】次に、上記のような構成よりなる手摺り
6,8を交差筋違2の斜材2a,2aに架け渡す方法に
ついて説明する。尚、各取付具9は、棒状本体20の扁
平状端部20a軽く圧接された状態に枢着されて、任意
の回動位置に保持できるようになっており、非使用時は
図3の(A)に示すように棒状本体20と略々平行に位
置させておくものとする。
【0019】先ず、手摺り6(上桟)を、建枠1の縦材
4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2
a,2aに対して縦材4及び交差筋違2の内側から架け
渡すときは、作業者が枠組足場の内側から棒状本体20
の一端側にある取付具9をその取付具本体12の開口部
11を下向きにして、一方の斜材2aに対しその上方か
ら押し付けると、その押し付け力に伴う取付具本体12
の弾性変形により開口部11が拡開して、取付具本体1
2が斜材2aに嵌まり込み、嵌まり込んだ後は取付具本
体12の弾性復元力によって開口部11が元の開口位置
に戻り、これにより取付具本体12が斜材2aに嵌まり
込んだ状態に掛止される。
【0020】取付具本体12を斜材2aに嵌め込む際に
は、取付具本体12の開口部11の一側端部に嵌込案内
板部13が開口部11に対し外広がり傾斜状に突設され
ているから、取付具本体12の開口部11を下向きにし
て上方から嵌込案内板部13を斜材2aに当て付けた状
態でそのまま押し下げると、この嵌込案内板部13によ
り誘導案内されて取付具本体12の開口部11が的確に
斜材2aに嵌合して、取付具本体12を斜材2aに対し
迅速容易に嵌め込むことができる。
【0021】こうして手摺り6の一端側の取付具9を一
方の斜材2aに掛止させた後、手摺り6の他端側の取付
具9を、上記同様にして他方の斜材2aに対しその上方
から押し付けるようにすれば、取付具本体12の開口部
11がその弾性変形により拡開して、その取付具9は当
該他方の斜材2aに嵌まり込んで掛止される。これによ
って、この手摺り6は、建枠1の縦材4を挟んでその左
右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに架け渡
されることになる。
【0022】上記のように建枠1の縦材4を挟んでその
左右に隣合う両交差筋違2,2に渡って横架され、その
棒状本体20が縦材4の内側に配置されてなる手摺り
(横架材)取付装置によれば、棒状本体20の中間部が
縦材4に内側から当接可能な状態となるため、例えば足
場板3上で作業中の作業者がこの手摺り6にもたれ掛か
るような状態になっても、棒状本体20の中間部が建枠
1の縦材4によって支持され、従って棒状本体20が変
形して手摺り6が両交差筋違2,2の斜材2a,2aか
ら外れるようなおそれがなく、作業上の安全性を十分に
確保することができる。
【0023】上記のような手摺り6の架け渡し作業にお
いては、各取付具9の取付具本体12が棒状本体20の
側面と平行な平面に沿って回動可能に枢着されているか
ら、作業者が手摺り6の棒状本体20を掴んだ状態で、
取付具本体12の開口部11を下向きにして斜材2aに
対し上方より押し付けるようにすれば、各取付具9は斜
材2aの傾斜姿勢に応じて自動的に回動し、そのまま斜
材2aに的確に嵌まり込むことになる。また、両取付具
9,9を斜材2a,2aに掛止させた時、棒状本体20
が水平になっていなければ、両取付具9,9を斜材2
a,2aに対して適宜に押し引きスライドさせることに
よって、棒状本体20を簡単に水平姿勢に直すことがで
きる。
【0024】上記のようにして斜材2a,2aに架け渡
した手摺り6を取り外す時は、斜材2aに嵌まり込んだ
各取付具9の取付具本体12を上方へ引き上げるように
すれば、取付具本体12の開口部11が弾性変形により
拡開して、各取付具9が斜材2aから離脱するから、手
摺り6を交差筋違2から簡単容易に取り外すことができ
る。この場合も、各取付具9が手摺り6の棒状本体20
に対し回動可能であるから、斜材2aからの取付具9の
離脱作業が容易となる。
【0025】以上、建枠1の縦材4を挟んでその左右に
隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに架け渡され
る手摺り6、即ち上桟の場合について説明したが、この
上桟と足場板3との中間位置にあって、1つの交差筋違
2の斜材2a,2aに水平に架け渡される手摺り8、即
ち中桟の架け渡し方法は、上記手摺り6(上桟)の場合
とほとんど同じあるため、その説明は省略する。
【0026】図7の(A)は、上述した手摺り6と同じ
高さ位置で、建枠1の縦材4と交差筋違2の片方の斜材
2aとに水平に架け渡される手摺り7(上桟)を示す平
面図であり、(B)はその正面図である。この手摺り7
は、棒状本体20と、この棒状本体20の一端部に枢着
された取付具9と、その他端部に取り付けられる金属製
の取付金具10とからなるもので、棒状本体20の一端
部に枢着された取付具9は、上述した手摺り6,8に取
り付けられる取付具9と同じものである。棒状本体20
の他端部に取り付けられる取付金具10は、平面視コ字
状に形成されたもので、その所要部に固定用の蝶ボルト
25が取り付けてある。
【0027】この手摺り7の取付けにあたっては、図1
に簡単に図示するように、棒状本体20の一端部の取付
具9を前述の要領で交差筋違2の斜材2aに掛止させる
と共に、他端部の取付金具10を建枠1の縦材4に嵌合
させ、蝶ボルト25をねじ込むことによって縦材4に固
定すればよい。
【0028】上述した手摺り6,7,8(横架材)取付
用の取付具9は、金属に比べて引っ張りや曲げに弱い合
成樹脂によって形成されるものであるが、この取付具9
を取り付けた手摺り6,7,8を交差筋違2の斜材2a
に架け渡した時、図1から分かるように、各手摺り6,
7,8の棒状本体20が斜材2aの内側に位置して、各
取付具9が棒状本体20によって斜材2aに押し付けら
れる状態に取り付けられるため、枠組足場内での作業時
に、この手摺り6,7,8の棒状本体20に対して外向
きの大きな押力が作用しても、取付具9はその押力によ
って圧縮されるだけであるから、変形して斜材2aから
離脱するおそれがない。
【0029】また、この手摺り6,7,8では、棒状本
体20の端部を扁平状に形成しているため、取付具9の
枢着が容易であると共に、手摺り6,7,8の使用に際
し、各取付具9を交差筋違2の斜材2aに取り付ける時
に棒状本体20の端部で指を怪我するおそれがなく、使
用上の安全も図ることができる。また、取付具本体12
の外周に突設された環状補強リブ15には、取付具本体
12の開口部11と反対側の位置に断面略円弧状の係合
凹部19が凹設されていることから、同じ種類の手摺り
6又は8を多数重ねて運搬したり保管する際に、隣接す
る取付具9,9の一方の取付具9の外周面部が他方の取
付具9の係合凹部19に係合して、取付具9,9どうし
が安定状態に重合し、荷崩れ等が起こし難くなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明の横架材用取付具
は、交差筋違の斜材に外嵌可能な断面略C字状に形成さ
れると共にそのC字状の開口部の幅が前記斜材の直径よ
りも若干小さくなるように形成された取付具本体からな
るきわめて簡単な構造のもので、この取付具本体がその
開口部を下向きにした状態で横架材の棒状本体側面と平
行な平面に沿って回動可能に棒状本体の端部に枢着され
るようになっているから、取付具の製作が容易となっ
て、そのコストを安くすることができる上に、横架材の
棒状本体端部に取り付けて使用する時は、取付具本体の
開口部を下向きにして交差筋違の斜材に対しその上方か
ら押し付けるようにするだけで、その開口部が弾性変形
により拡開して斜材に嵌まり込み、また斜材から取り外
す時は、取付具を上方へ引き上げるようにすれば、簡単
に外すことができ、従って交差筋違の斜材2に対する取
り付け、取り外しが非常に簡単容易となる。
【0031】また、横架材への取り付け時には、取付具
の取付具本体が横架材の棒状本体側面と平行な平面に沿
って回動可能に枢着されるから、取付具本体の開口部を
下向きにして交差筋違の斜材に対し上方より押し付ける
ようにすれば、取付具は斜材の傾斜姿勢に応じて自動的
に回動し、取付具本体をそのまま斜材に的確に嵌め込む
ことができる。
【0032】請求項2に係る発明の横架材用取付具によ
れば、取付具本体の開口部の一側端部に、交差筋違の斜
材への取付具本体の嵌め込みを案内する嵌込案内板部が
開口部に対し外広がり傾斜状に突設されているから、取
付具本体の開口部を下向きにして上方から嵌込案内板部
を斜材に当て付けた状態でそのまま押し下げれば、この
嵌込案内板部により誘導案内されて取付具本体の開口部
が的確に斜材に嵌合して、取付具本体を斜材に対し迅速
容易に嵌め込むことができる。
【0033】請求項3に係る発明の横架材用取付具によ
れば、取付具本体の外周面には、少なくとも軸方向両端
部及びその中間部に環状の補強リブが突設されているか
ら、取付具本体が補強されて、取付具を斜材に取り付け
る際の開口部の拡開による取付具本体の破損を防止し、
使用寿命を延ばすことができる。
【0034】請求項4に係る発明の横架材用取付具によ
れば、取付具本体外周の面軸方向両端部及びその中間部
に突設された環状補強リブに、取付具本体の開口部と反
対側の位置に断面略円弧状の係合凹部が凹設されている
から、取付具を端部に取り付けた同じ種類の手摺りを多
数重ねて運搬したり保管する際に、隣接する取付具の一
方の取付具の外周面部が他方の取付具の係合凹部に係合
して、取付具どうしが安定状態に重合し、荷崩れ等を起
こし難くなる。
【0035】請求項5に係る発明の横架材は、棒状本体
と、この棒状本体の両端部に取り付けられる横架材用取
付具とからなるもので、棒状本体の少なくとも一端部に
請求項1〜4に記載の横架材用取付具が取り付けられて
いるから、交差筋違の斜材への取り付け及び取り外しが
容易となって、横架材、即ち手摺り(上桟)や補助手摺
り(中桟)の取り付け及び取り外しが容易となると共
に、上述した請求項1〜4の効果を得ることができる。
【0036】請求項6に係る発明の横架材取付装置によ
れば、横架材が枠組足場の建枠の縦材を挟んでその左右
に隣合う両交差筋違に渡って横架され、その際に棒状本
体が建枠の縦材の内側に配置されているから、例えば足
場板上で作業中の作業者がこの横架材に内側からもたれ
掛かるような状態になっても、棒状本体の中間部が建枠
の縦材によって支持され、従って棒状本体が変形して手
摺りが両交差筋違の斜材から外れるようなおそれがな
く、作業上の安全性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る横架材としての手摺り及び補助
手摺りを備えた枠組足場を示す斜視図である。
【図2】 同枠組足場の正面図である。
【図3】 (A)は両端部に夫々合成樹脂の取付具を備
えた手摺りを示す斜視図、(B)は合成樹脂の取付具を
示す斜視図である。
【図4】 (A)は手摺りの底面図、(B)はその正面
図である。
【図5】 図1のX部分の拡大正面図である。
【図6】 図1のX部分の拡大縦断面図である。
【図7】 (A)は手摺りの平面図、(B)は同手摺り
の正面図である。
【符号の説明】
1 枠組足場の建枠 2 交差筋違 4 建枠の縦材 6,7 手摺り又は上桟(横架材) 8 補助手摺り又は下桟(横架材) 9 取付具 11 開口部 12 取付具本体 13 嵌込案内板部 15,16 補強リブ 19 係合凹部 20 棒状本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠組足場の交差筋違に横架材を取り付け
    るための合成樹脂製の取付具であって、交差筋違の斜材
    に外嵌可能な断面略C字状に形成されると共にそのC字
    状の開口部の幅が前記斜材の直径より若干小さくなるよ
    うに形成された取付具本体からなり、この取付具本体が
    その開口部を下向きにした状態で横架材の棒状本体の側
    面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体の端部に枢
    着されるようになっている枠組足場の横架材用取付具。
  2. 【請求項2】 取付具本体の開口部の一側端部には、交
    差筋違の斜材への取付具本体の嵌め込みを案内するため
    の嵌込案内板部が前記開口部に対し外広がり傾斜状に突
    設されている請求項1に記載の枠組足場の横架材用取付
    具。
  3. 【請求項3】 取付具本体の外周面には、少なくとも軸
    方向両端部及びその中間部に環状の補強リブが突設され
    ている請求項1又は2に記載の枠組足場の横架材用取付
    具。
  4. 【請求項4】 取付具本体外周面の軸方向両端部及びそ
    の中間部に突設された環状補強リブには、取付具本体の
    開口部と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部が凹設
    されている請求項3に記載の枠組足場の横架材用取付
    具。
  5. 【請求項5】 枠組足場の交差筋違に横架される横架材
    であって、棒状本体と、この棒状本体の両端部に取り付
    けられる横架材用取付具とからなり、棒状本体の少なく
    とも一端部には請求項1〜4の何れかに記載の横架材用
    取付具が取り付けられてなる横架材。
  6. 【請求項6】 棒状本体とその両端部に取り付けられた
    横架材用取付具とからなる請求項5に記載の横架材にお
    いて、該横架材は枠組足場の建枠の縦材を挟んでその左
    右に隣合う両交差筋違に渡って横架され、その際、上記
    棒状本体が前記縦材の内側に配置されてなる横架材取付
    装置。
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