JP3864096B2 - 枠組足場の横架材用取付具、横架材及び横架材取付装置 - Google Patents

枠組足場の横架材用取付具、横架材及び横架材取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、枠組足場の建枠間に張架される交差筋違に手摺り(上桟)や補助手摺り(中桟)としての棒状の横架材を取り付けるための取付具、これを取り付けた横架材、及び横架材取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
建築現場に架設される枠組足場においては、本発明の実施形態を示す図1から分かるように、足場板3の長手方向両サイドに沿った建枠1,1の各縦材4,4間に一対の斜材2a,2aからなるX形の交差筋違2が架け渡されているため、この交差筋違2が安全柵となって、足場板3を渡る作業者の安全を図ることができるが、このような交差筋違2だけでは、この交差筋違2と足場板3及び建枠1の縦材4との間に夫々形成される三角形状開口部からの墜落や転落などの危険性が予想されることから、より一層の安全を図るためには交差筋違2に手摺り(上桟)や補助手摺り(中桟)と云った横架材を取り付ける必要がある。
【0003】
上記のような横架材を交差筋違に取り付けるのに使用されている従来の横架材用取付具は、その構造が複雑でコストが高くつく上に、取付作業に手間がかかると云った問題があった。本発明は、構造が簡単で安価に製作できると共に交差筋違に対してきわめて簡単に取付けできる枠組足場の横架材用取付具、これを取り付けた横架材、及び横架材取付装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の枠組足場の横架材用取付具は、枠組足場の交差筋違2に横架材6,7,8を取り付けるための合成樹脂製の取付具であって、交差筋違2の斜材2aに外嵌可能な断面略C字状に形成されると共にそのC字状の開口部11が前記斜材2aの直径より若干小さくなるように形成された取付具本体12からなり、この取付具本体12がその開口部11を下向きにした状態で横架材6,7,8の棒状本体20の側面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体20の端部に枢着されるようになっており、取付具本体12の外周面には、少なくとも軸方向両端部及びその中間部に環状の補強リブ15が突設され、且つ取付具本体12外周面の軸方向両端部及びその中間部に突設された補強リブ15には、取付具本体12の開口部11と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部9が凹設されてなることを特徴とする。
【0005】
請求項2は、請求項1に記載の枠組足場の横架材用取付具において、取付具本体12の開口部11の一側端部には、交差筋違2の斜材2aへの取付具本体12の嵌め込みを案内するための嵌込案内板部13が前記開口部11に対し外広がり傾斜状に突設されていることを特徴とする。
【0008】
請求項に係る発明の横架材は、枠組足場の交差筋違2に横架される横架材6,7,8であって、棒状本体20と、この棒状本体20の両端部に取り付けられる横架材用取付具とからなり、棒状本体20の少なくとも一端部に請求項1〜に記載の横架材用取付具9が取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項に係る発明の横架材取付装置は、棒状本体20とその両端部に取り付けられた横架材用取付具9,9とからなる請求項に記載の横架材6において、該横架材6は枠組足場の建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2に渡って横架され、その際、上記棒状本体20が前記縦材4の内側に配置されてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る横架材としての手摺り(上桟)6,7及び補助手摺り(中桟)8を備えた枠組足場を示す斜視図、図2はその枠組足場の正面図である。これらの図に示すように、隣合う建枠1,1の対向する縦材4,4間に一対の斜材2a,2aからなるX形の交差筋違2が架け渡され、横材5,5間に足場板3が架け渡されている。手摺り6は、上下に対向する足場板3,3の中間位置にあって、建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに前記縦材4及び交差筋違2の内側から水平に架け渡され、手摺り7は、手摺り6と同じ高さ位置で、最端にある建枠1の縦材4と交差筋違2の斜材2aとに水平に架け渡されている。また、補助手摺り8は、手摺り6,7とその下方の足場板3との中間位置にあって、1つの交差筋違2の斜材2a,2aに内側から水平に架け渡されている。
【0011】
手摺り6,8にはその棒状本体20の夫々の両端部に合成樹脂製の取付具9が取り付けられ、手摺り7には棒状本体20の一端部に合成樹脂製取付具9が取り付けられ、その他端部には金属製の取付金具10が取り付けられている。図3の(A)は両端部に夫々合成樹脂の取付具9を備えた手摺り6,8を示す斜視図、(B)は合成樹脂の取付具9を示す斜視図である。図4の(A)は手摺り6,8の底面図、(B)はこの手摺り6,8の正面図である。また図5は図1のX部分の拡大正面図であり、図6は同X部分の拡大縦断面図である。更に図7の(A)は手摺り7の平面図、図8は同手摺り7の正面図である。
【0012】
上記取付具9について詳細に説明すると、この取付具9は、ナイロンその他の弾性変形可能な合成樹脂により一体形成されたもので、図6から分かるように、交差筋違2の斜材2aに外嵌可能な断面略下向きC字状に形成されると共にそのC字状の開口部11の幅Wが交差筋違2の斜材2aの直径より若干小さくなるように形成された取付具本体12からなる。この断面略C字状取付具本体12の内径は、斜材2aの外径と同一又はそれより僅かに小さい。そして、この取付具本体12の開口部11の一側端部には、交差筋違2の斜材2aへの取付具本体12の嵌め込みを案内するための嵌込案内板部13が開口部11に対し外広がり傾斜状に突設されており、また開口部11の他側端部14は、前記嵌込案内板部13に対応する外広がりテーパ状に形成されている。
【0013】
上記取付具本体12の外周面には、軸方向両端部の2箇所とその中間部の1箇所との3箇所に環状の補強リブ15が突設され、また開口部11の他側端部14に沿って軸方向に延びる補強リブ16が突設され、そしてこの軸方向に延びる補強リブ16の設けられた側の端部外周側にピン取付台座17が一体に突設され、このピン取付台座17にはピン挿通孔18が貫通形成されている。また、取付具本体12外周面の軸方向両端部及びその中間部に突設された環状補強リブ15には、取付具本体12の開口部11と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部19が凹設されている。
【0014】
各手摺り6,8の棒状本体20は、比較的厚肉の丸鋼管を所定長さに切断し、その両端部をプレス加工により圧潰して扁平状に形成したもので、各扁平状端部20aにはピン挿通孔22が設けられている。
【0015】
上記取付具9は、断面略C字状の取付具本体12がその開口部11を下向きにした状態で手摺り6,8の棒状本体20側面と平行な平面に沿って回動できるように棒状本体20の扁平状端部20aに枢着されるもので、棒状本体20と、この棒状本体20の両端部に枢着された取付具9,9とによって各手摺り6,8が構成される。
【0016】
上記手摺り6,8を形成するにあたって、取付具9を棒状本体20の扁平状端部20aに枢着するには、図6から分かるように、枢支ピンとしての頭23a付きリベット23を、取付具9のピン取付台座17に設けられたピン挿通孔18から棒状本体20の扁平状端部20aに設けられたピン挿通孔22に亘って挿通すると共に、扁平状端部20aの両側面に平ワッシャー24,24を添え付けた状態で、このリベット23の外端部側をカシメ加工し、それによって各取付具9を棒状本体20の側面と平行な平面(水平面に対し垂直な面)に沿って回動可能に取り付けている。尚、リベット23のカシメ部分を図6に23bで示す。
【0017】
上記のように各取付具9を手摺り6,8の棒状本体20端部に枢着する際に、この取付具9は、無闇にクルクル回らないように各扁平状端部20aに対しある程度圧接した状態に取り付けるのが好ましく、そうすることによって取付具9を棒状本体20の扁平状端部20aに対し任意の回動位置に保持でき、後記のように交差筋違2の斜材2aに対する取付具9の取付作業が容易となる。
【0018】
次に、上記のような構成よりなる手摺り6,8を交差筋違2の斜材2a,2aに架け渡す方法について説明する。尚、各取付具9は、棒状本体20の扁平状端部20a軽く圧接された状態に枢着されて、任意の回動位置に保持できるようになっており、非使用時は図3の(A)に示すように棒状本体20と略々平行に位置させておくものとする。
【0019】
先ず、手摺り6(上桟)を、建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに対して縦材4及び交差筋違2の内側から架け渡すときは、作業者が枠組足場の内側から棒状本体20の一端側にある取付具9をその取付具本体12の開口部11を下向きにして、一方の斜材2aに対しその上方から押し付けると、その押し付け力に伴う取付具本体12の弾性変形により開口部11が拡開して、取付具本体12が斜材2aに嵌まり込み、嵌まり込んだ後は取付具本体12の弾性復元力によって開口部11が元の開口位置に戻り、これにより取付具本体12が斜材2aに嵌まり込んだ状態に掛止される。
【0020】
取付具本体12を斜材2aに嵌め込む際には、取付具本体12の開口部11の一側端部に嵌込案内板部13が開口部11に対し外広がり傾斜状に突設されているから、取付具本体12の開口部11を下向きにして上方から嵌込案内板部13を斜材2aに当て付けた状態でそのまま押し下げると、この嵌込案内板部13により誘導案内されて取付具本体12の開口部11が的確に斜材2aに嵌合して、取付具本体12を斜材2aに対し迅速容易に嵌め込むことができる。
【0021】
こうして手摺り6の一端側の取付具9を一方の斜材2aに掛止させた後、手摺り6の他端側の取付具9を、上記同様にして他方の斜材2aに対しその上方から押し付けるようにすれば、取付具本体12の開口部11がその弾性変形により拡開して、その取付具9は当該他方の斜材2aに嵌まり込んで掛止される。これによって、この手摺り6は、建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに架け渡されることになる。
【0022】
上記のように建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2に渡って横架され、その棒状本体20が縦材4の内側に配置されてなる手摺り(横架材)取付装置によれば、棒状本体20の中間部が縦材4に内側から当接可能な状態となるため、例えば足場板3上で作業中の作業者がこの手摺り6にもたれ掛かるような状態になっても、棒状本体20の中間部が建枠1の縦材4によって支持され、従って棒状本体20が変形して手摺り6が両交差筋違2,2の斜材2a,2aから外れるようなおそれがなく、作業上の安全性を十分に確保することができる。
【0023】
上記のような手摺り6の架け渡し作業においては、各取付具9の取付具本体12が棒状本体20の側面と平行な平面に沿って回動可能に枢着されているから、作業者が手摺り6の棒状本体20を掴んだ状態で、取付具本体12の開口部11を下向きにして斜材2aに対し上方より押し付けるようにすれば、各取付具9は斜材2aの傾斜姿勢に応じて自動的に回動し、そのまま斜材2aに的確に嵌まり込むことになる。また、両取付具9,9を斜材2a,2aに掛止させた時、棒状本体20が水平になっていなければ、両取付具9,9を斜材2a,2aに対して適宜に押し引きスライドさせることによって、棒状本体20を簡単に水平姿勢に直すことができる。
【0024】
上記のようにして斜材2a,2aに架け渡した手摺り6を取り外す時は、斜材2aに嵌まり込んだ各取付具9の取付具本体12を上方へ引き上げるようにすれば、取付具本体12の開口部11が弾性変形により拡開して、各取付具9が斜材2aから離脱するから、手摺り6を交差筋違2から簡単容易に取り外すことができる。この場合も、各取付具9が手摺り6の棒状本体20に対し回動可能であるから、斜材2aからの取付具9の離脱作業が容易となる。
【0025】
以上、建枠1の縦材4を挟んでその左右に隣合う両交差筋違2,2の斜材2a,2aに架け渡される手摺り6、即ち上桟の場合について説明したが、この上桟と足場板3との中間位置にあって、1つの交差筋違2の斜材2a,2aに水平に架け渡される手摺り8、即ち中桟の架け渡し方法は、上記手摺り6(上桟)の場合とほとんど同じあるため、その説明は省略する。
【0026】
図7の(A)は、上述した手摺り6と同じ高さ位置で、建枠1の縦材4と交差筋違2の片方の斜材2aとに水平に架け渡される手摺り7(上桟)を示す平面図であり、(B)はその正面図である。この手摺り7は、棒状本体20と、この棒状本体20の一端部に枢着された取付具9と、その他端部に取り付けられる金属製の取付金具10とからなるもので、棒状本体20の一端部に枢着された取付具9は、上述した手摺り6,8に取り付けられる取付具9と同じものである。棒状本体20の他端部に取り付けられる取付金具10は、平面視コ字状に形成されたもので、その所要部に固定用の蝶ボルト25が取り付けてある。
【0027】
この手摺り7の取付けにあたっては、図1に簡単に図示するように、棒状本体20の一端部の取付具9を前述の要領で交差筋違2の斜材2aに掛止させると共に、他端部の取付金具10を建枠1の縦材4に嵌合させ、蝶ボルト25をねじ込むことによって縦材4に固定すればよい。
【0028】
上述した手摺り6,7,8(横架材)取付用の取付具9は、金属に比べて引っ張りや曲げに弱い合成樹脂によって形成されるものであるが、この取付具9を取り付けた手摺り6,7,8を交差筋違2の斜材2aに架け渡した時、図1から分かるように、各手摺り6,7,8の棒状本体20が斜材2aの内側に位置して、各取付具9が棒状本体20によって斜材2aに押し付けられる状態に取り付けられるため、枠組足場内での作業時に、この手摺り6,7,8の棒状本体20に対して外向きの大きな押力が作用しても、取付具9はその押力によって圧縮されるだけであるから、変形して斜材2aから離脱するおそれがない。
【0029】
また、この手摺り6,7,8では、棒状本体20の端部を扁平状に形成しているため、取付具9の枢着が容易であると共に、手摺り6,7,8の使用に際し、各取付具9を交差筋違2の斜材2aに取り付ける時に棒状本体20の端部で指を怪我するおそれがなく、使用上の安全も図ることができる。また、取付具本体12の外周に突設された環状補強リブ15には、取付具本体12の開口部11と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部19が凹設されていることから、同じ種類の手摺り6又は8を多数重ねて運搬したり保管する際に、隣接する取付具9,9の一方の取付具9の外周面部が他方の取付具9の係合凹部19に係合して、取付具9,9どうしが安定状態に重合し、荷崩れ等が起こし難くなる。
【0030】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の横架材用取付具は、交差筋違の斜材に外嵌可能な断面略C字状に形成されると共にそのC字状の開口部の幅が前記斜材の直径よりも若干小さくなるように形成された取付具本体からなるきわめて簡単な構造のもので、この取付具本体がその開口部を下向きにした状態で横架材の棒状本体側面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体の端部に枢着されるようになっているから、取付具の製作が容易となって、そのコストを安くすることができる上に、横架材の棒状本体端部に取り付けて使用する時は、取付具本体の開口部を下向きにして交差筋違の斜材に対しその上方から押し付けるようにするだけで、その開口部が弾性変形により拡開して斜材に嵌まり込み、また斜材から取り外す時は、取付具を上方へ引き上げるようにすれば、簡単に外すことができ、従って交差筋違の斜材2に対する取り付け、取り外しが非常に簡単容易となる。
【0031】
また、横架材への取り付け時には、取付具の取付具本体が横架材の棒状本体側面と平行な平面に沿って回動可能に枢着されるから、取付具本体の開口部を下向きにして交差筋違の斜材に対し上方より押し付けるようにすれば、取付具は斜材の傾斜姿勢に応じて自動的に回動し、取付具本体をそのまま斜材に的確に嵌め込むことができる。
また、本発明によれば、取付具本体の外周面には、少なくとも軸方向両端部及びその中間部に環状の補強リブが突設されているから、取付具本体が補強されて、取付具を斜材に取り付ける際の開口部の拡開による取付具本体の破損を防止し、使用寿命を延ばすことができる。
さらにまた、本発明によれば、取付具本体外周の面軸方向両端部及びその中間部に突設された環状補強リブに、取付具本体の開口部と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部が凹設されているから、取付具を端部に取り付けた同じ種類の手摺りを多数重ねて運搬したり保管する際に、隣接する取付具の一方の取付具の外周面部が他方の取付具の係合凹部に係合して、取付具どうしが安定状態に重合し、荷崩れ等を起こし難くなる。
【0032】
請求項2に係る発明の横架材用取付具によれば、取付具本体の開口部の一側端部に、交差筋違の斜材への取付具本体の嵌め込みを案内する嵌込案内板部が開口部に対し外広がり傾斜状に突設されているから、取付具本体の開口部を下向きにして上方から嵌込案内板部を斜材に当て付けた状態でそのまま押し下げれば、この嵌込案内板部により誘導案内されて取付具本体の開口部が的確に斜材に嵌合して、取付具本体を斜材に対し迅速容易に嵌め込むことができる。
【0035】
請求項に係る発明の横架材は、棒状本体と、この棒状本体の両端部に取り付けられる横架材用取付具とからなるもので、棒状本体の少なくとも一端部に請求項1〜に記載の横架材用取付具が取り付けられているから、交差筋違の斜材への取り付け及び取り外しが容易となって、横架材、即ち手摺り(上桟)や補助手摺り(中桟)の取り付け及び取り外しが容易となると共に、上述した請求項1〜の効果を得ることができる。
【0036】
請求項に係る発明の横架材取付装置によれば、横架材が枠組足場の建枠の縦材を挟んでその左右に隣合う両交差筋違に渡って横架され、その際に棒状本体が建枠の縦材の内側に配置されているから、例えば足場板上で作業中の作業者がこの横架材に内側からもたれ掛かるような状態になっても、棒状本体の中間部が建枠の縦材によって支持され、従って棒状本体が変形して手摺りが両交差筋違の斜材から外れるようなおそれがなく、作業上の安全性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る横架材としての手摺り及び補助手摺りを備えた枠組足場を示す斜視図である。
【図2】 同枠組足場の正面図である。
【図3】 (A)は両端部に夫々合成樹脂の取付具を備えた手摺りを示す斜視図、(B)は合成樹脂の取付具を示す斜視図である。
【図4】 (A)は手摺りの底面図、(B)はその正面図である。
【図5】 図1のX部分の拡大正面図である。
【図6】 図1のX部分の拡大縦断面図である。
【図7】 (A)は手摺りの平面図、(B)は同手摺りの正面図である。
【符号の説明】
1 枠組足場の建枠
2 交差筋違
4 建枠の縦材
6,7 手摺り又は上桟(横架材)
8 補助手摺り又は下桟(横架材)
9 取付具
11 開口部
12 取付具本体
13 嵌込案内板部
15,16 補強リブ
19 係合凹部
20 棒状本体

Claims (4)

  1. 枠組足場の交差筋違に横架材を取り付けるための合成樹脂製の取付具であって、交差筋違の斜材に外嵌可能な断面略C字状に形成されると共にそのC字状の開口部の幅が前記斜材の直径より若干小さくなるように形成された取付具本体からなり、この取付具本体がその開口部を下向きにした状態で横架材の棒状本体の側面と平行な平面に沿って回動可能に棒状本体の端部に枢着されるようになっており、取付具本体の外周面には、少なくとも軸方向両端部及びその中間部に環状の補強リブが突設され、且つ取付具本体外周面の軸方向両端部及びその中間部に突設された環状補強リブには、取付具本体の開口部と反対側の位置に断面略円弧状の係合凹部が凹設されてなる枠組足場の横架材用取付具。
  2. 取付具本体の開口部の一側端部には、交差筋違の斜材への取付具本体の嵌め込みを案内するための嵌込案内板部が前記開口部に対し外広がり傾斜状に突設されている請求項1に記載の枠組足場の横架材用取付具。
  3. 枠組足場の交差筋違に横架される横架材であって、棒状本体と、この棒状本体の両端部に取り付けられる横架材用取付具とからなり、棒状本体の少なくとも一端部には請求項1〜の何れかに記載の横架材用取付具が取り付けられてなる横架材。
  4. 棒状本体とその両端部に取り付けられた横架材用取付具とからなる請求項に記載の横架材において、該横架材は枠組足場の建枠の縦材を挟んでその左右に隣合う両交差筋違に渡って横架され、その際、上記棒状本体が前記縦材の内側に配置されてなる横架材取付装置。
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