JP4216260B2 - 巻取式スクリーン装置 - Google Patents

巻取式スクリーン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4216260B2
JP4216260B2 JP2005040455A JP2005040455A JP4216260B2 JP 4216260 B2 JP4216260 B2 JP 4216260B2 JP 2005040455 A JP2005040455 A JP 2005040455A JP 2005040455 A JP2005040455 A JP 2005040455A JP 4216260 B2 JP4216260 B2 JP 4216260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating rod
screen
locking claw
locking
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005040455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006225962A (ja
Inventor
健一 中村
将人 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiki Hanbai Co Ltd
Original Assignee
Seiki Hanbai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiki Hanbai Co Ltd filed Critical Seiki Hanbai Co Ltd
Priority to JP2005040455A priority Critical patent/JP4216260B2/ja
Publication of JP2006225962A publication Critical patent/JP2006225962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4216260B2 publication Critical patent/JP4216260B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、ロール式の防虫網戸やブラインドのように、スクリーンの巻取軸への巻き取り及び巻取軸からの繰り出しにより、開閉自在とした建物開口部用の巻取式スクリーン装置に関するものである。
この種のスクリーン装置として、スプリングによって巻取方向に付勢した巻取軸にスクリーンを巻き付け、該スクリーン先端に取り付けた操作框及びスクリーンの両側端を溝形断面を有するガイドレールで案内させながら開閉するようにしたものは広く知られている。このようなスクリーン装置においては、スクリーン装置の閉操作時に操作框及びスクリーンを閉位置に保持させるため、種々の構成の係止手段が使用されており、例えば、特許文献1に記載されているように、各ガイドレールの内部に、操作框の前面側及び後面側の両面から弾性的に挟持する略コ字形の係合片を配設し、操作框を係合片内に押し込むことにより該操作框の端部を係合片によって挟持させ、操作框を押し上げることによりその挟持を解除させる構成のものが存在する。また、特許文献2に記載されているように、各ガイドレールの内部に、該ガイドレールの溝の開口方向に向くフックを配設すると共に、操作框の両端部にガイドレール方向に弾性的に突出するストッパをそれぞれ設けて、スクリーンの閉位置においては上記フックとストッパとが相互に係合することにより操作框を係止させ、操作框の中央部に配設した操作子を操作してストッパを操作框側に引き込むことによりフックとストッパとの係合を解いて操作框の係止を解除させる構成のものも存在する。
上記構成のものはいずれも操作框をスクリーンの閉位置で確実に係止することができ、機能面では特に問題はないものの、前者の場合、開閉操作時に操作框を係止片の弾性に抗して該係止片内に押し込んだり、該係止片内から引き抜いたりする構成であることから、操作性の面で多少改良の余地があった。一方、後者の場合は、操作框を係止するための構造、あるいはその係止を解除するための構造が比較的複雑でコスト高になるという難点がある。
実開昭63−122597 実開平3−101798
本発明の技術的課題は、スクリーンの閉位置における操作框の係脱を、きわめて単純な構成によって実現することが可能であり、しかも操作性においても優れた巻取式スクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の巻取式スクリーン装置は、スクリーンを巻き取るための巻取軸と、上記スクリーンの先端に取り付けられた操作框と、該操作框の両端部を開閉方向に案内するガイド溝を備えた一対のガイド枠と、上記操作框を上記スクリーンの閉位置に係止させるため係止機構とを有する巻取式スクリーン装置において、上記ガイド枠が、互いに対向して上記ガイド溝を形成する前方壁及び後方壁を有し、上記係止機構が、前方壁側から後方壁側に向けて上記ガイド溝内の初期位置に突設されていて、前方壁側の退避位置との間で弾性的に進退可能な係止爪と、上記操作框の端部に設けられていて、該係止爪に係脱する係止部とを備えており、 閉操作時には、上記操作框の当接により一旦退避位置側に後退した係止爪が、その初期位置側への弾性的な戻りにより操作框の上記係止部に係合して、スクリーンの閉状態が保持され、開操作時には、操作框を後方壁側へと押圧することにより上記係止爪と係止部との係合が解除され、スクリーンの上記巻取軸への巻き取りに伴って、該操作框が、上記初期位置にある係止爪の先端と上記後方壁との間に形成されたガイド溝内の間隙を通じて、上記巻取軸方向へと移動するように構成され、上記ガイド枠と係止爪との間に、該係止爪の上記ガイド溝内への突出量を制限するストッパ手段が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の巻取式スクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記操作框が、前方壁と後方壁との間で傾倒可能なるように設けられている。
さらに、本発明においては、上記係止爪が、その巻取軸側に、前方壁側から後方壁側へ閉操作方向に傾斜する押圧部を有していて、閉操作時に、操作框が上記押圧部に当接することにより、係止爪が上記退避位置側に一旦後退するように構成されていても良く、またそのとき、上記操作框の係止部が、前方壁方向に傾斜して立ち上がる第1係合部を有していると共に、上記係止爪が、上記押圧部と鋭角を成して該第1係合部とほぼ同方向に傾斜する第2係合部を有していて、閉操作時に、上記退避位置側に一旦後退した係止爪の初期位置側への弾性的な戻りにより、上記係止部の第1係合部と上記係止爪の第2係合部とが係合して、スクリーンの閉状態が保持されるように構成されていても良い。
そして、このような本発明に係る巻取式スクリーン装置によれば、スクリーンの閉位置における操作框の係脱を、ガイド溝内に突出する初期位置と前方壁側の退避位置との間で弾性的に進退可能に設けられた係止爪と、上記操作框の前方壁側に設けられた係止部とにより構成されたきわめて単純な係止機構によって実現することが可能である。
しかも、閉操作時には操作框をスクリーンの閉位置に移動させるだけで係止爪と操作框の係止部とが係合して該操作框がその位置に係止され、一方、開操作時には、係止状態にある操作框を単に後方壁側へと押圧することにより、上記係止爪と係止部との係合が解除され、スクリーンの上記巻取軸への巻き取りに伴って、該操作框が、初期位置にある係止爪の先端と後方壁との間に形成されたガイド溝内の間隙を通じて、上記巻取軸方向へと移動するように構成されているので、操作框の係脱操作自体も非常に単純且つ容易である。
以上に詳述したように、本発明に係る巻取式スクリーン装置によれば、スクリーンの閉位置における操作框の係脱を、きわめて単純な構成によって実現することが可能である。また、該操作框の係脱操作も非常に簡単であり、操作性においても優れている。
図1(a)、図1(b)、図2及び図3は、本発明に係る巻取式スクリーン装置の一実施例を示すものであり、この実施例のスクリーン装置は、回転自在に支持された巻取軸1aを内部に備える巻取ボックス1と、該巻取軸1aに基端部側が固定されて巻き付けられる網戸やブラインド等のスクリーン2と、該スクリーン2の先端部に取り付けられた操作框3と、上記スクリーンボックスに上端側が連結され、該操作框3の左右両端部を開閉方向すなわち上下方向に案内する一対のガイド枠4,5と、上記操作框3をスクリーン2の閉位置で解除可能に係止させてスクリーン2を閉状態に保持するための係止機構とを有している。
そして、上記スクリーン装置は、巻取ボックス1を建物開口部枠の上枠材に取り付けるると共に、一対のガイド枠4,5を該建物開口部枠の互いに対向する縦枠材にそれぞれ取り付けることにより、建物開口部に対して装着されるようになっている。
ここで、上記巻取軸1aは、巻取ボックス1内の左右端部に設けられた軸受け1b,1bによって回転自在に支持されており、また、該巻取軸1aにはコイルスプリング1cによる巻取機構が内蔵されていて、上記スクリーン2を操作框3の閉操作により巻取軸1aから繰り出した際に、該コイルスプリング1cに戻り方向(スクリーン2の巻き取り方向)の回転付勢力が蓄積されるようになっており、その回転付勢力が蓄積されたコイルスプリング1cを駆動源として、上記スクリーン2を該巻取軸1aに巻き取ることができるようになっている。
上記操作框3には、その前面側における上下方向略中央に前方に突出した操作用の第1取っ手3aが設けられていると共に、該前面側における取っ手3aの下方から紐等で垂下された操作用の第2取っ手3bが設けられていて、例えば、スクリーン装置の開操作にあたっては上記第1取っ手3aを利用し、閉操作にあたっては上記第2取っ手3bを利用することができるようになっている。また、該操作框3の下端には、弾性的に変形可能な当接部材3cが、その長さ方向に沿って設けられていて、スクリーン装置の閉操作時に操作框3の下端が下枠材に当接することによる衝撃を吸収すると共に、該操作框3が上記係止機構によりスクリーン2の閉位置に係止された状態において、上記建物開口部枠の下枠材に当接して、該下枠材と操作框3との間に形成される隙間を塞ぐことができるようになっている。
上記一対のガイド枠4,5は、開口部が互いに対向するガイド溝6,7をそれぞれ備えており、該ガイド溝6,7内に上記操作框3及びスクリーン2の左右両端部がそれぞれ挿入されて、開閉方向すなわち上下方向に案内されるようになっている。これらガイド溝6,7は、スクリーン2の前面側すなわちスクリーン装置の操作面側に位置する前方壁6a,7aと、スクリーン背面側に位置する後方壁6b,7bとを有していて、略コ字状に形成されており、これら前方壁6a,7aと後方壁6b、7bとにより操作框3及びスクリーン2の左右両端部をそれぞれ前後面側から挟むような形状となっている。
上記ガイド溝6,7は、上記操作框3を前方壁6a,7aと後方壁6b,7bとの間で前後方向に一定角度傾倒させることができる程度の溝幅を有している。また、該ガイド溝6,7の底部には、開閉方向すなわち上下方向に沿って係合溝gがそれぞれ設けられていて、該係合溝gは、その開口部よりも内部で幅広に形成されている。一方、上記スクリーン2は、その左右両端縁に沿って係合部材2aを有している。そして、該係合部材2aは、上記係合溝gの開口部よりも幅広で、且つ該係合溝gの内部よりも幅狭に形成されていて、該係合溝g内に摺動自在に挿通されている。
更に具体的に説明すると、上記ガイド枠4,5においては、係合溝gが開設された長尺のインナーレール6c,7cがガイド溝6,7の底部に遊挿されている。そして、該ガイド溝6,7内においてインナーレール6c,7cと前方壁6a,7a及び後方壁6b,7bとの間には遊びが設けられており、該インナーレール6c,7cは、操作框3の操作に伴うスクリーン2の面方向の動きに応じて、上記遊びの範囲内で自由に動くことができるようになっている。ただし、上記インナーレール6c,7cは、ガイド溝6,7の最小幅よりも幅広に形成されていて、ガイド溝6,7から抜脱しないようになっている。一方、上記係合部材2aは、ファスナ状に列設された多数の係合子により構成されていて、上記巻取軸1aに対するスクリーン2の巻き取りもスムーズに行えるようになっている。
このように、各ガイド枠4,5のガイド溝6,7に操作框3の左右両端部を案内させると共に、該ガイド溝6,7内に設けられたインナーレール6c,7cの係合溝gにスクリーン2の左右両端縁を案内させることによって、スクリーン装置のより安定的且つスムーズな開閉操作を可能としている。また、それと同時に、スクリーン2と各ガイド枠4,5との間の隙間から小さな虫等が室内に侵入するのをより確実に阻止することができる。
上記係止機構は、上記ガイド枠4,5のうち、一方のガイド枠5のガイド溝7内の下端側に設けられた係止爪8と、上記操作框3のガイド溝7に挿入されて案内される部位すなわち操作框3のガイド枠5側端部に設けられ、該係止爪8に下方から係合する係止部9とから構成されている。
上記係止爪8は、その前方壁7a側から後方壁7b側に向けてガイド溝7内に突設されていて、ガイド溝7内に突出した初期位置(図5(a)及び図5(b)並びに図6(a)及び図6(b)参照)と、前方壁7a側に後退した退避位置(図4(a)及び図4(b)参照)との間で進退可能となっている。
なお、上記初期位置は、ガイド溝7内において、スクリーン装置の開操作時に上記操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)が通るのに必要とされる溝幅を、係止爪8の先端と後方壁7bとの間に残すような位置に予め設定されている。
具体的に説明すると、上記係止爪8は、ガイド枠5内の前方壁7a側の下端から上方に向けて立ち上がる曲げ弾性を有する可撓性のアーム10の先端に一体に設けられている。そして、該アーム10が、その固定された下端を支点として前方壁7a側に弾性的に撓むことにより、その先端に設けられた上記係止爪8が、上記初期位置と退避位置との間で弾性的に進退可能となっている。ここで、該アーム10は、側面視において、下端に行くに従ってその厚さが徐々に厚くなるように形成されていて、その一部をガイド溝7内に突出させた状態で固定されている。
また、本実施例においては、ガイド溝7の開口部側における前方壁7a上に、一対の立壁11a,11bが、該ガイド溝7を横切って後方壁7b方向に略平行に突設されていて、上記係止爪8及びアーム10が該一対の立壁11a,11b間に配設されている。そのため、該係止爪8が、これら一対の立壁11a,11bに案内されて、ガイド溝7を横切る一定方向に往復動できるようになっている。
さらに、上記係止爪8は、その巻取軸1a側(上面)に、前方壁7a側から後方壁7b側に向けて、スクリーン装置の閉操作方向(下方向)に傾斜する押圧面(押圧部)8aを有しており、該押圧面8aは、外方に凸の滑らかな湾曲面状に形成されている。また、同時に、該係止爪8は、その上記押圧面8aとは反対側(下面)に、後述する係止部9の第1係合面(第1係合部)9aと係合させるための第2係合面(第2係合部)8bを有している。該第2係合面8bは、略平面状で、係止爪8の先端からアーム10に固定された基端部に向けて上方に傾斜しており、上記押圧面8aと鋭角を成している。
すなわち、上記係止爪8は、前方壁7a側から後方壁7b側へ向けて斜め下方向に突出するフック状に形成されていて、その先端が鋭角に形成されている。
そして、スクリーン装置の閉操作により上記操作框3を下方に移動させた際に、該操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)が、上記ガイド溝7内の初期位置に突出した状態にある係止爪8の押圧面8aに当接し、該操作框3の更なる移動に伴って該押圧面8aが押圧されながらスムーズに退避位置に後退できる構成としている。
さらに、上記係止爪8とガイド枠5の前方壁7aとの間には、該係止爪8のガイド溝7内への突出量を制限するストッパ手段12が設けられている。この実施例におけるストッパ手段12は、上記一対の立壁11a,11bのうち少なくとも一方の立壁11aの内面から他方の立壁11b側に向けて突設された第1突出部12aと、上記係止爪8及び/またはそのアーム10における上記第1突出部12aを有する立壁11aと対向する側面のから突設された第2突出部12bとから構成されていて、係止爪8がガイド溝7内に突出する方向(退避位置側から初期位置方向)に変位した際に、適度な突出位置で上記第1突出部12aと第2突出部12bとが当接して係合することにより、係止爪のガイド溝7内への最大突出量が制限されるようになっている。
より具体的には、上記第1突出部12aは、ガイド溝7の開口部側に配設された立壁11aの先端部に、該ガイド溝7に沿って一体に設けられており、また、上記第2突出部12bは、上記係止爪8とアーム10における前方壁7a側の後端部に、同じくガイド溝7に沿って一体に設けられている。そして、これら第1突出部12a及び第2突出部12bは、係止爪8が初期位置に突出した状態で互いに当接するような位置関係に設けられている(図5(a)及び図5(b)並びに図6(a)及び図6(b)参照)。すなわち、上記係止爪8は、上記ストッパ手段によって、初期位置を超えてのガイド溝7内への突出が阻止されるようになっている。さらに、本実施例においては、係止爪8が退避位置に後退した状態においても該係止爪8の爪先部分が第1突出部12aに当接して(図4(a)及び図4(b)参照)、係止爪8の後退量も制限されるようになっている。
なお、上記初期位置に突出した係止爪8の先端と後方壁7bとの間に残されるガイド溝7の溝幅は、上記操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)の厚さとほぼ等しくなっている。ただしこの場合、後に詳述するようなスクリーン装置のスムーズな開操作を実現するため、残される溝幅は、上記操作框3のガイド溝5側端部(係止部9)の厚さよりも若干広い方が望ましい。
一方、上記係止部9は、図4乃至図6の各(a)図に示すように、上端側の中央部分に上記スクリーン2の先端が差し込まれて固定されるスリット9bを備えていて、該スリット9bの上端開口部に、それぞれ前方壁7a及び後方壁7b側に向かって上方にスリット幅を拡開させるように立ち上がる傾斜面(傾斜部)を有している。そして、これら傾斜面のうち、前方壁7a方向に傾斜して立ち上がる傾斜面が、上記係止爪8の第2係合面8bと係合する上述の第1係合面9aを形成しており、該第1係合面9aは、上記第2係合面8bと同様に略平面状に形成されていると共に、係止部9における前方壁7a側に配置された側面と鋭角を成している。
上記第1係合面9a及び第2係合面8bは、互いにほぼ同方向すなわち後方壁7b側から前方壁7a側に向けて上方に傾斜するように形成されているが、本実施例の場合、図5(b)に示すように、スクリーン装置の閉操作により上記係止爪8を係止部9に係合させた際に、操作框3が前方壁7a側に若干前傾した状態で係止されるような角度関係となっている。すなわち、第2係合面8bの傾斜角度が第1係合面9aの傾斜角度よりも若干小さくなっている。
そして、スクリーン装置の閉操作時には、上述のように操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)が上方から当接することにより初期位置から一旦退避位置側に後退した係止爪8が、該操作框3の係止部9の通過と同時に、その初期位置側への弾性的な戻りにより該係止部9に係合し、その結果、該操作框3はスクリーン2の閉位置に係止されて、スクリーン2の閉状態が保持されるようになっている。
また、スクリーン装置の開操作時には、係止された操作框3を後方壁7b側へ押圧して移動させることにより、係止部9の第1係合面9aが、上記ストッパ手段によって後方壁7b側への移動が阻止された係止爪8の第2係合面8b上を後方壁7b方向に摺動しながら変位して、第1係合面9aと第2係合面8bとの係合が解除され、その結果、上記係止爪8と上記操作框3の係止部9との係合が解除されるようになっている。
次に、このような構成を有する巻取式スクリーン装置の作用について詳細に説明する。
まず、当該巻取式スクリーン装置を閉操作するにあったっては、操作框3の第2取っ手3bを持って引き下げることにより、該操作框3をスクリーン2の閉位置まで移動させる。このとき、同時にスクリーン2が巻取軸1aから繰り出されることにより、該巻取軸1aに内蔵されたコイルスプリング1cに巻き取り方向の付勢力が蓄積される。また、図4(a)及び図4(b)に示すように、閉位置近傍まで引き下げられた操作框3は、上記初期位置に突出した係止爪8の傾斜した押圧面8aに、そのガイド枠5側端部(係止部9)が当接して前傾状態となり、該係止爪8を上記退避位置側へ押圧して後退させながら下方へと移動する。それと同時に曲げ弾性を有する上記アーム10が撓んだ状態となる。そして、操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)が係止爪8の先端を通過すると、図5(a)及び図5(b)に示すように、撓んだアーム10の弾性的な戻りにより係止爪8が退避位置側から初期位置に戻されて、係止部9の第1係合面9aに対して係止爪8の第2係合面8bが係合し、その結果、操作框3が係止されてスクリーン2の閉状態が保持されるようになっている。なお、このとき、上記コイルスプリング1cに蓄積されたスクリーン2を巻き取る方向の付勢力を利用することにより、係止爪8と操作框3の係止部9とをより確実に係合させることができる。
一方、開操作時には、操作框3の第1取っ手3aを持って後方壁7b側へ押圧すると、
係止部9の第1係合面9aがストッパ手段によって初期位置に係止された係止爪8の第2係合面8b上を摺動して、操作框3が後方壁7b側に傾倒すると共に、第1係合面と第2係合面との係合が解除され、その結果、係止爪8と操作框3の係止部9との係合が解除される(図6(a)及び図6(b)参照)。すると、係止が解除された操作框3には、巻取軸1aのコイルスプリング1cに蓄積された付勢力によりスクリーン2が巻き取られる上方への力が作用しているため、該操作框3のガイド枠5側端部(係止部9)が、ガイド溝7内における初期位置にある係止爪8の先端と後方壁7bとの間に形成された間隙を通じて上方にスムーズに移動し、その結果、スクリーン2が巻取軸1aに巻き取られると共に、操作框3が上方へ持ち上げられて、スクリーン装置が開かれるようになっている。
上記実施例では、上記係止機構を、一方のガイド枠5及びそれにガイドされる操作框3の一方の端部側に設けているが、この係止機構は両方のガイド枠4,5及び操作框3の両端部に設けても良い。
さらに、上記係止爪8がアーム10の曲げ弾性によって弾性的に進退可能に構成されているが、必ずしもこのような構成に限られるものではなく、例えば、スプリングの圧縮弾性によって係止爪8が弾性的に進退できるような任意の構成を採用することができ、また、その構成に応じて、上記ストッパ手段12も適当な機構のものを採用することができる。さらに、操作框3の上記係止部9を、前方壁7a方向に向かって立ち上がる傾斜面状としているが、この係止部9は、係止爪8との係合が確実に行うことができ、且つ操作框3を後方壁7b側に押圧することにより係合の解除ができることができる構成であれば、任意の形状とすることができる。
本発明の巻取式スクリーン装置を示す正断面図である。 本発明の巻取式スクリーン装置を示す側断面図である。 操作框がスクリーンの閉位置にない状態を示す一部破断斜視図である。 操作框がスクリーンが閉位置にある状態を示す一部破断斜視図である。 閉操作中の操作框の係止部及び係止爪の状態を側方から見た要部断面図である。 閉操作中の操作框の係止部及び係止爪の状態を上方から見た要部断面図である。 操作框の係止部と係止爪とが係合した状態を側方から見た要部断面図である。 操作框の係止部と係止爪とが係合した状態を上方から見た要部断面図である。 開操作中の操作框の係止部及び係止爪の状態を側方から見た要部断面図である。 開操作中の操作框の係止部及び係止爪の状態を上方から見た要部断面図である。
符号の説明
1 巻取ボックス
1a 巻取軸
1c スプリング
2 スクリーン
3 操作框
4,5 ガイド枠
6,7 ガイド溝
6a,7a 前方壁
6b,7b 後方壁
8 係止爪
8a 押圧面(押圧部)
8b 第2係合面(第2係合部)
9 係止部
9a 第1係合面(第1係合部)
12 ストッパ手段

Claims (4)

  1. スクリーンを巻き取るための巻取軸と、上記スクリーンの先端に取り付けられた操作框と、該操作框の両端部を開閉方向に案内するガイド溝を備えた一対のガイド枠と、上記操作框を上記スクリーンの閉位置に係止させるため係止機構とを有する巻取式スクリーン装置において、
    上記ガイド枠が、互いに対向して上記ガイド溝を形成する前方壁及び後方壁を有し、
    上記係止機構が、前方壁側から後方壁側に向けて上記ガイド溝内の初期位置に突設されていて、前方壁側の退避位置との間で弾性的に進退可能な係止爪と、上記操作框の端部に設けられていて、該係止爪に係脱する係止部とを備えており、
    閉操作時には、上記操作框の当接により一旦退避位置側に後退した係止爪が、その初期位置側への弾性的な戻りにより操作框の上記係止部に係合して、スクリーンの閉状態が保持され、
    開操作時には、操作框を後方壁側へと押圧することにより上記係止爪と係止部との係合が解除され、スクリーンの上記巻取軸への巻き取りに伴って、該操作框が、上記初期位置にある係止爪の先端と上記後方壁との間に形成されたガイド溝内の間隙を通じて、上記巻取軸方向へと移動するように構成され、
    上記ガイド枠と係止爪との間に、該係止爪の上記ガイド溝内への突出量を制限するストッパ手段が設けられている、
    ことを特徴とする巻取式スクリーン装置。
  2. 請求項1に記載の巻取式スクリーン装置において、上記操作框が、前方壁と後方壁との間で傾倒可能なるように設けられているもの。
  3. 請求項1または請求項2に記載の巻取式スクリーン装置において、上記係止爪が、その巻取軸側に、前方壁側から後方壁側へ閉操作方向に傾斜する押圧部を有していて、
    閉操作時に、操作框が上記押圧部に当接することにより、係止爪が上記退避位置側に一旦後退するように構成されたもの。
  4. 請求項3に記載の巻取式スクリーン装置において、上記操作框の係止部が、前方壁方向に傾斜して立ち上がる第1係合部を有していると共に、上記係止爪が、上記押圧部と鋭角を成して該第1係合部とほぼ同方向に傾斜する第2係合部を有していて、
    閉操作時に、上記退避位置側に一旦後退した係止爪の初期位置側への弾性的な戻りにより、上記係止部の第1係合部と上記係止爪の第2係合部とが係合して、スクリーンの閉状態が保持されるように構成されたもの。
JP2005040455A 2005-02-17 2005-02-17 巻取式スクリーン装置 Active JP4216260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040455A JP4216260B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 巻取式スクリーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040455A JP4216260B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 巻取式スクリーン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006225962A JP2006225962A (ja) 2006-08-31
JP4216260B2 true JP4216260B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=36987561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040455A Active JP4216260B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 巻取式スクリーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4216260B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102409960B (zh) * 2011-08-16 2013-07-31 郑贺东 一种循环抬升式防风装置
JP2015187372A (ja) * 2014-03-08 2015-10-29 立川ブラインド工業株式会社 日射遮蔽装置の遮光構造
JP6747719B2 (ja) * 2016-12-22 2020-08-26 セイキ販売株式会社 モジュール式スクリーン装置
CN108150083A (zh) * 2018-02-02 2018-06-12 毕建峰 便于纱窗开合的锁紧装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006225962A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5678329B2 (ja) イジェクト機構、引出しガイド、および、イジェクトシステム
TWI640276B (zh) 滑軌總成及其驅動機構
KR20170089909A (ko) 가구 구동 장치
JP2009023648A (ja) ロールブラインドロックを有する遮光ロールブラインド
WO2004029398A1 (ja) 横引き網戸
EP2202128A2 (en) Stroller and handle height adjusting mechanism thereof
JP4216260B2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JP2010112012A (ja) 可動体の往動機構
TW201720342A (zh) 滑軌總成及其鎖定裝置
KR101234527B1 (ko) 롤방충망의 록킹구조
KR200389392Y1 (ko) 개폐식 방충망의 핸들 잠금장치
TWI706752B (zh) 滑軌總成
JP2001207756A (ja) シートシャッター装置におけるガイドレール構造
JP2011099270A (ja) シートシャッタのシートガイド
JP5698708B2 (ja) 横引きスクリーン装置
JP4553786B2 (ja) リッド開閉装置
KR101106486B1 (ko) 레버부재가 장착된 안전한 서랍용 레일
JP5576255B2 (ja) 開閉体閉止装置
KR101985446B1 (ko) 롤 방충망의 잠금장치
KR101905263B1 (ko) 롤 방충망의 잠금장치
JP7328886B2 (ja) ブラインドの操作装置
JP2907669B2 (ja) スクリ−ン取り付け用ブラケット
JP3215638B2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JP3609716B2 (ja) 巻取式網戸
JP4926575B2 (ja) スクリーン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4216260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250