JP2001207756A - シートシャッター装置におけるガイドレール構造 - Google Patents

シートシャッター装置におけるガイドレール構造

Info

Publication number
JP2001207756A
JP2001207756A JP2000017171A JP2000017171A JP2001207756A JP 2001207756 A JP2001207756 A JP 2001207756A JP 2000017171 A JP2000017171 A JP 2000017171A JP 2000017171 A JP2000017171 A JP 2000017171A JP 2001207756 A JP2001207756 A JP 2001207756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
guide
locking
shutter curtain
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000017171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3774884B2 (ja
Inventor
Hiroshi Iwasaki
博 岩崎
Yuji Furuno
裕二 古野
Katsuhiro Sakamoto
克広 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2000017171A priority Critical patent/JP3774884B2/ja
Publication of JP2001207756A publication Critical patent/JP2001207756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774884B2 publication Critical patent/JP3774884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートシャッターのガイドレールを、シャッ
ターカーテンの係止体を係脱自在に嵌合する構成とする
にあたり、ガイドレールを剛性の材料で形成して、耐久
性の向上を計る。 【解決手段】 ガイドレール4を構成するレール本体1
0を、一対のガイド片10aにより構成すると共に、ガ
イド片10aの基端部に形成した枢結片部10cを補助
レール11の係合部11d、11eに摺動自在に係合さ
せることで、ガイド片10a先端の抜止め片10bが変
位して、係止体5を抜止め係止するガイド姿勢と係止解
除する解除姿勢とに変姿自在とし、このものを支持レー
ル7の凹溝状部7aに第一、第二弾機13、14を介し
て嵌合支持させ、シャッターカーテン1に所定の負荷が
作用した場合ではレール本体10が凹溝状部7aから突
出して解除姿勢に変姿するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部等
に設けられる可撓性を有したシャッターカーテンを備え
たシートシャッター装置におけるガイドレール構造の技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種シートシャッター装置
は、シート状のシャッターカーテンの両側部を開口部の
両側に配したガイドレールに移動案内させることで開口
部の開閉を行う構成となっている。そして、このような
ものにおいて、シャッターカーテンの左右両側部に設け
た係止体をガイドレールに抜止め状に嵌合すると共に、
該ガイドレールを、可撓性部材で形成して、シャッター
カーテンが負荷を受けた場合に、ガイドレールが変形し
て係止体がガイドレールから強制的に抜出るようにする
ことが提唱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのもので
は、ガイドレールが可撓性のもので構成する必要がある
故に、材質を可撓性のある樹脂材としなければならず、
この結果、ガイドレールを剛性のある素材で形成した場
合に比して耐久性に乏しいうえ、レール形状が安定せ
ず、寸法公差が大きい等の問題があってメンテナンス性
に劣るという問題があり、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、シート状のシャッターカーテン
の両側に配される係止体を抜止め状に嵌合係止し、シャ
ッターカーテンによる開口部の開閉を移動案内するため
のガイドレールであって、該ガイドレールを、躯体に固
定され、間口幅内方側が開口する深溝状の凹溝状部を形
成した支持レールと、前記凹溝状部に弾機を介して出没
自在に嵌合し、先端に係止体の抜止めをする抜止め片が
形成される剛性のレール本体とで構成すると共に、該レ
ール本体は、少なくとも一方の抜止め片が変位可能な分
割型として、凹溝状部に内嵌する状態では係止体を抜止
めするガイド姿勢を維持するが、凹溝状部から突出する
ことで係止体の係止解除をすべく前記変位可能な抜止め
片が変位して解除姿勢となるように構成されているもの
である。そして、このように構成することによって、ガ
イドレールのレール本体を剛性のものにすることがで
き、耐久性を向上させることができる。このものにおい
て、本発明のレール本体は、先端部に抜止め片が形成さ
れた一対のガイド片の基端部を対向状に枢支して構成さ
れ、ガイド片の中間部に形成された段差部がレール支持
部の凹溝状部開口端部に達することでガイド片の先端が
拡開状に揺動した解除姿勢となるように構成されている
ものとすることができる。さらにこのものにおいて、本
発明の弾機は小さいバネ定数を有した第一弾機と大きい
バネ定数を有した第二弾機とで構成され、レール本体
は、第一弾機に抗する移動ではガイド姿勢を維持する
が、第一弾機と第二弾機とに抗して移動することで解除
姿勢に変姿する設定となっているものとすることができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図7に示す図面に基づいて説明する。図面において、
1は建築物の開口部を開閉するシートシャッター装置の
シャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1
は、可撓性を有したシート材からなり、躯体天井部(躯
体のカーテン開放方向側)に配設されたシャッターケー
ス2の左右側板2aに回動自在に軸承された巻胴(巻取
りドラム)3の外周(外側)に巻装されている。そし
て、シャッターカーテン1は、開閉機(図示せず)の開
閉駆動に基づいて巻胴3が正逆回動することに伴い巻胴
3から巻出され、あるいは巻胴3に巻取られることによ
って開口部の開閉を行うように構成されるが、このとき
シャッターカーテン1の左右両側縁部は、開口部の間口
幅方向(左右方向)両側に立設される後述の一対のガイ
ドレール4にそれぞれ案内される状態で上下移動する設
定となっている。
【0006】前記シャッターカーテン1の左右両側縁部
には補強用の端部材1aが一体的に取付けられており、
該端部材1a部位に、上下方向に所定間隙を存する状態
で係止体5が一体的に設けられており、該係止体5がガ
イドレール4に形成されるガイド溝4aに移動自在かつ
抜止め状に嵌合される設定となっている。また、シャッ
ターカーテン1下端縁部は、シート材を折返すことで袋
状部1bに形成されており、該袋状部1bの左右方向両
端部にボトムウエイト6がそれぞれ内装されている。こ
のボトムウエイト6は、鉛の粒体6aを略長四角状に形
成した袋6bに充填させることで構成されており、これ
によって、該ボトムウエイト6がシャッターカーテン1
の下端部に錘として機能し、閉作動においてシャッター
カテン1を円滑に作動させることができると共に、障害
物との当接時における衝撃吸収ができるように設定され
ている。
【0007】そして、前記ガイドレール4を構成するレ
ール支持部7は、躯体開口部の左右両側に一体的に固定
されるレール部材であるが、該レール支持部7は長尺状
の曲げ物であって、左右方向内方(間口幅内方向)に開
口する凹溝状部7aと、該凹溝状部7aの開口縁部から
前後方向に向けて前後の側片部7bとが略全長に亘って
一体に折曲形成されている。8は躯体側に一体的に固定
される断面略冂字形をした補強用のレール固定金具8で
あって、該レール固定金具8の底片部8aと、前記凹溝
状部7aの溝底片7cとを螺子止め等の連結手段により
固定することで、レール支持部7が躯体側に固定される
ように構成されている。さらに、9はカバー体であっ
て、該カバー体9はレール支持部7とレール固定金具8
との前後方向一側面部位から間口幅外方部位をカバーす
るように設けられている。そして、レール支持部溝底片
7cとレール固定金具底片部8aとには、長手方向に所
定間隔を存して複数の貫通孔7d、8bが連通状に穿設
され、ここに後述する長ボルト12のボルト軸12bが
挿通する設定となっているが、溝底片7c側の貫通孔7
dはボルト軸12a外径より僅かに大径に寸法設定さ
れ、レール固定金具8側の貫通孔8bは前記溝底辺貫通
孔7dよりもさらに大径に寸法設定されており、これに
よって貫通孔8b、7d同志を位置合せする際の逃げが
計れるようになっている。尤も、これら貫通孔8b、7
dの大きさは、等しいもの、逆に溝底辺貫通孔7dの方
を大きくすることもでき、後者の場合には、後述する弾
機付勢力を肉厚のレール固定金具8で受けることができ
ることになる。
【0008】一方、10は金属、硬質樹脂等の剛性材で
構成されるレール本体(本実施の形態ではアルミ押出し
型材で形成されている)であって、該レール本体10は
後述する補助レール11と共に、前記凹溝状部7aに左
右方向移動自在に内嵌するように構成され、これによっ
てガイドレール4が構成されている。前記レール本体1
0は、上下に長い板状体に形成された一対のガイド片1
0aを前後に対向させることで構成される分割型となっ
ており、これら各ガイド片10aの前後方向対向間が、
前記ガイドレール4のガイド溝4aに相当し、該ガイド
溝4aにシャッターカーテン1の係止体5が上下移動自
在に嵌合(内嵌)するように設定されている。前記各ガ
イド片10aは、間口方向内方に位置する先端側に係止
体5の抜止めをするための抜止め片部10bが形成さ
れ、基端側に補助レール11に連結するための枢結片部
10cが湾曲状に形成されている。さらに、各ガイド片
10aの抜止め片部10bと枢結片部10cとのあいだ
の中間部には、それぞれ傾斜状の段差片部10dが形成
されており、これによって、後述するように一対のガイ
ド片10aを前後に対向状に枢結したとき、ガイド片1
0aの先端側に互いの対向間隔が広い第一スライド片部
10eが形成され、基端側に互いの対向間隔が狭い第二
スライド片部10fが形成されるように設定されてい
る。
【0009】一方、前記補助レール11は、レール本体
10をレール支持部7に連結するためのレール部材であ
って、該補助レール11は、間口幅外方に開口する蟻溝
状のボルト支持部11aと、該ボルト支持部11aの底
面11bから間口幅内方に突出する連結用突起11cと
が一体に形成されたものになっている。そして、ボルト
支持部11aにボルト12の頭部12aを抜止め状かつ
移動自在に内嵌する設定となっている。また、前記連結
用突起11cは先端が前後方向に膨出しており、これら
膨出部の間口幅外方に曲面状の係合部11d、11eが
一体的に突出形成され、該各係合部11d、11eに、
前後一対のガイド片10aの湾曲状の枢結片部10cが
それぞれ揺動(摺動)自在に係合する設定となってい
る。これによって、各ガイド片10aは、先端側の抜止
め片部10b同志が互いに変位するよう湾曲状の枢結片
部10cを支点として揺動可能となり、近接対向してシ
ャッターカーテン1に配された係止体5を抜止めガイド
するガイド姿勢と、抜止め片部10b同志が互いに離間
して係止体5を係止解除する解除姿勢とのあいだを変位
する設定となっている。因みに、レール本体10のガイ
ド姿勢において、第二スライド片部10fから枢結片部
10cに至る面部は、連結用突起11cの膨出部前後面
部にそれぞれ当接しており、これによって、抜止め片部
10bが近接対向するガイド姿勢を保持できるように設
定されている。
【0010】そして、ガイド片10aを前述したように
セットした補助レール11のボルト支持部11aに長ボ
ルト12の頭部12aを嵌合させ、該長ボルト12の左
右方向外方に伸長したボルト軸12bを、前記レール支
持部溝底片7b側の貫通孔7dとレール固定金具8側の
貫通孔8bとに挿通し、該挿通端部外周に小径で長い第
一弾機13を外嵌すると共に、該第一弾機13の外周に
大径で短い第二弾機14を外嵌した後、ナット15を挿
通端部に螺合することで、レール本体10と補助レール
11とはレール支持部凹溝状部7aに対し左右方向移動
自在に支持される設定となっている。この状態におい
て、前記第一弾機13の全長は自然状態ではボルト軸1
2b全長よりも長く設定され、第二弾機14の全長は第
一弾機13の略半分程度に設定されている。そして前記
組込み状態では、第一弾機13が凹溝状部溝底片7cと
ナット15とのあいだに弾圧状に挟持され、該圧縮され
ることで蓄勢された第一弾機13の付勢力がレール本体
10を間口幅外方に引っ張る構成となっており、自然状
態のまま維持される第二弾機14には付勢力が蓄勢され
ない状態となっている。ここで、溝底片7c側の貫通孔
7dはボルト軸12bの外径と略等しい孔形に、レール
固定金具8側の貫通孔8bは大径の第一弾機13の内径
よりは小径で、小径の第二弾機14の外径よりは大径に
設定され、これによって、第一弾機13の一方の端部は
溝底辺7cに支持されると共に、側片部8a側貫通孔8
bの孔内により位置決めされた状態となり、第二弾機1
4の一方の端部はレール固定金具側片部8aにより支持
される設定となっている。
【0011】さらに、レール本体10と補助レール11
とを凹溝状部7aに組込んだ前記組込み状態において、
前述したように、レール本体10は第一弾機13の付勢
力を受けており、補助レール11がレール支持部凹溝状
部7aの溝底片7bに弾圧するが、前記凹溝状部7aの
溝深さは、レール本体10と補助レール11との左右幅
よりも長く寸法設定されており、レール本体10と補助
レール11とは凹溝状部7aの溝奥側に位置する設定と
なっている。またこの組込み状態において、対向するレ
ール本体10の第一スライド片10e同志は、凹溝状部
7aの溝側片7eに摺動自在に当接する寸法設定となっ
ており、これによって、レール本体10が凹溝状部7a
に嵌合されている状態では、各ガイド片10aが溝側片
7eに揺動規制される状態となって、レール本体10の
ガイド姿勢を維持するように設定されている。
【0012】そして、シャッターカーテン1の係止体5
をレール本体10に嵌合せしめ、シャッターカーテン1
の巻取り、巻出しに伴う開閉作動を行った場合や閉鎖時
において、シャッターカーテン1に風が吹きつけたり、
障害物が当接したりすることによってシャッターカーテ
ン1に負荷が作用すると、該負荷は、前記圧縮された第
一弾機13の付勢力に抗してレール本体10を凹溝状部
7a溝奥側から間口幅内方に引っ張るように作用する。
このとき、シャッターカーテン1への負荷が小さく、レ
ール本体10が第一弾機13の付勢力に対応する範囲の
ものである場合には、図3におけるレール本体10の前
記セット状態において、ナット15と第二弾機14の外
方端面とのあいだに形成されるストロークSにおいて左
右方向移動を行い、レール本体10のガイド姿勢が維持
されるように設定されている。因みに、シャッターカー
テン1への負荷が、ナット15の内方端面を自然状態の
第二弾機14の外方端面に丁度当接させる大きさとなっ
た場合についてを図4に示すが、この状態において本実
施の形態では、レール本体10の先端部が突出して第一
スライド片部10eの中間部が凹溝状部7aの開口端縁
7fに対向して第一スライド片部10eの揺動規制をし
ており、これによって、レール本体10がガイド姿勢を
維持して係止体5が抜出ることがないように設定されて
いる。
【0013】そして、この負荷を越える負荷がシャッタ
ーカーテン1に作用したときには、第二弾機14がレー
ル固定金具溝底片8aとナットとのあいだに弾圧状に挟
持されることになって、レール本体10は、圧縮された
第一、第二弾機13、14との付勢力に抗して移動する
ことになる。そうしてこの負荷が大きくなるほど、レー
ル本体10がさらに移動して先端部が次第に凹溝状部7
aから突出することになるが、その場合に、負荷がシャ
ッターカーテン1やガイドレール4の破損の惧れがある
ような大きさに達して、凹溝状部溝側片7fに対向する
レール本体10部位が段差片部10dから第二スライド
片10fに移動すると、レール本体10は、図5に示す
ように、各抜止め片部10bが互いに離間するよう拡開
状に変位して、係止体5の係止を解除する解除姿勢とな
るように設定されており、このようにして、シャッター
カーテン1やレール本体10の破損の回避ができるよう
になっている。ここで、図4に示すように、第二弾機1
4が作用するようになった状態で、レール本体10は凹
溝状部7aから突出しており、第一スライド片10eが
僅かに内方に移動することで、第二スライド片部10f
が開口端縁7fに対向して解除姿勢に変姿することにな
るが、第二弾機14のバネ定数を第一弾機13よりも大
きいものに設定することで、シャッターカーテン1への
小さい負荷に対応してレール本体10を移動させること
ができるものでありながら、係止体5をレール本体10
から外れ難いものとすることができ、このように、第
一、第二弾機13のバネ定数を適宜設定することによ
り、シャッターカーテン1の負荷に対して段階的に対応
できるようになっている。
【0014】ところで、レール本体10は、段差片部の
ない平板状のものであっても凹溝状部7aからの突出量
が大きくなれば次第に拡開して係止体5が抜出す解除姿
勢とすることができるが、本実施の形態のものでは、凹
溝状部溝側片7eにより規制を受ける第一スライド片1
0eに続いて傾斜状の段差片部10dが形成されている
ため、レール本体10のスライド移動に伴う拡開作動が
より円滑に行えるようになっている。さらにこのように
構成することにより、レール本体10は凹溝状部7aか
らの突出量が少ない状態でガイド姿勢に変姿できるの
で、レール本体10から係止体が抜出した後、第一、第
二弾機13、14の付勢力を受けて元姿勢に復帰するの
が容易になっている。
【0015】尚、係止体5は略直方体に形成されている
が、上下面部5a、5bと間口幅内方面部5cとのあい
だのコーナー部、また上下面部5a、5bと前後面部5
d、5eとのあいだのコーナー部とが面取り状に形成さ
れ、剛性のレール本体10からの抜出し時における保護
が成されている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、図示しない開閉機の駆動に基づいて巻胴3が
正逆回動し、これに伴いシャッターカーテン1は、両側
部の係止体5がガイドレール4に抜止め状に嵌合案内さ
れる状態で開閉作動を行うが、この場合に、ガイドレー
ル4を構成するレール本体10は、支持レール7に対し
て左右移動自在に構成され、かつ、レール本体10の抜
止め片部10bは、支持レール7の凹溝状部7aに内嵌
される状態では係止体5を抜止め状に嵌合するガイド姿
勢を維持するが、凹溝状部7aから突出することに伴い
係止体5を嵌合解除する解除姿勢に変姿するよう変位可
能に構成されている。このため、レール本体10を剛性
の金属材で形成したとしても、シャッターカーテン1に
作用する負荷に応じて左右方向に移動し、そして負荷が
所定以上に達したときにはレール本体10が凹溝状部か
ら突出して解除姿勢に変姿して係止体5の係止解除をす
ることになる。この結果、レール本体10が剛性である
が故に耐久性のあるガイドレール4にできて、メンテナ
ンス性を向上させることができる。さらには、これを樹
脂製にした場合に比して摩擦係数を小さくできてシャッ
ターカーテン1の開閉作動が円滑に行われるうえ、摩耗
により肉薄になったり、該摩耗により摩耗粉が飛散した
り、太陽光を受けて劣化したりすることがない。
【0017】このように本発明が実施されたものにおい
ては、レール本体10を剛性のものとし耐久性を高める
ことができるようにしたものであるが、このものでは、
レール本体10を構成するガイド片10aに段差片部1
0dが設けられている。このため、レール本体10から
係止体5が抜出すとき、係止体5にはシャッターカーテ
ン1側から大きな引っ張り力(負荷)を受けたとして
も、レール本体10には段差片部10dが形成され、凹
溝状部7a内から突出して解除姿勢に拡開する揺動変位
作動を円滑に行うことができ、この結果、係止体5が剛
性のレール本体10により損傷を受けたり変形したりす
るような不具合が防止され、係止体5の保護が計れる。
【0018】さらにこのものでは、レール本体10をレ
ール支持部凹溝状部7aに支持する場合に、バネ定数
と、左右長さの異なる第一、第二弾機13、14を介し
て支持構成としている。そして、レール本体10は、第
一弾機13の付勢力に抗する程度の負荷ではレール支持
部7の凹溝状7aに嵌合されたままの状態で左右移動し
てガイド姿勢を維持するが、それ以上の負荷となった場
合では、第一、第二弾機13、14との両者の付勢力に
抗して移動し、さらにそれ以上の負荷が作用したときレ
ール本体10が凹溝状部7aから突出して解除姿勢とな
り、係止体5の係止解除がなされる構成となっている。
この結果、シャッターカーテン1の負荷に対するガイド
レール4の左右移動対応を、複数の段階的な対応にでき
るよう調整することができ、シャッター装置の機能性を
高めることができる。因みに、第一弾機13の付勢力
を、取付け誤差やシャッターカーテン1の幅の製造誤差
を吸収する程度とした場合では、通常時はシャッターカ
ーテン1に無理な張力を常時付加することを回避しなが
ら弛みのないシャッターカーテン1の展張ができる。さ
らに、第一、第二弾機13、14の付勢力は逆の大きさ
にすることができ、要は、シャッターカーテン1の撓み
量が所定以上に達した場合に、シャッターカーテン1が
ガイドレール4から外れる構成になっていればよく、こ
のため単一の弾機とすることもあるいは三個以上の弾機
を組み合せることも可能である。また、ガイドレール1
0の抜止め片部10bの形状について、前記実施の形態
では同じ肉厚になっているが、図8に示すように内周面
がガイド片10a側ほど肉厚になったテーパ状にするこ
とができ、このようにすることによって、シャッターカ
ーテン1のガイドレール10からの抜け作動がより円滑
に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートシャッター装置の概略を説明する正面図
である。
【図2】シートシャッター装置の概略を説明する側面図
である。
【図3】レール本体のガイド姿勢を説明する断面図であ
る。
【図4】レール本体の移動途中を説明する断面図であ
る。
【図5】レール本体の解除姿勢を説明する断面図であ
る。
【図6】図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ係止体
の正面図、側面図、平面図である。
【図7】図7(A)、(B)、(C)はそれぞれボトム
ウエイトの正面図、平面図、側面図である。
【図8】ガイドレール本体の他の実施の形態を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 4 ガイドレール 4a ガイド溝 5 係止体 6 ボトムウエイト 7 レール支持部 7d 貫通孔 8 レール固定金具 10 レール本体 10b 抜止め片部 10c 枢結片部 10d 段差片部 10e 第一スライド片部 11 補助レール 11a ボルト支持部 11c 連結用突起 11d 係合部 12 長ボルト 13 第一弾機 14 第二弾機 15 ナット
フロントページの続き (72)発明者 坂本 克広 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 BA01 CA01 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状のシャッターカーテンの両側に
    配される係止体を抜止め状に嵌合係止し、シャッターカ
    ーテンによる開口部の開閉を移動案内するためのガイド
    レールであって、該ガイドレールを、躯体に固定され、
    間口幅内方側が開口する深溝状の凹溝状部を形成した支
    持レールと、前記凹溝状部に弾機を介して出没自在に嵌
    合し、先端に係止体の抜止めをする抜止め片が形成され
    る剛性のレール本体とで構成すると共に、該レール本体
    は、少なくとも一方の抜止め片が変位可能な分割型とし
    て、凹溝状部に内嵌する状態では係止体を抜止めするガ
    イド姿勢を維持するが、凹溝状部から突出することで係
    止体の係止解除をすべく前記変位可能な抜止め片が変位
    して解除姿勢となるように構成されているシートシャッ
    ター装置におけるガイドレール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、レール本体は、先端
    部に抜止め片が形成された一対のガイド片の基端部を対
    向状に枢支して構成され、ガイド片の中間部に形成され
    た段差部がレール支持部の凹溝状部開口端部に達するこ
    とでガイド片の先端が拡開状に揺動した解除姿勢となる
    ように構成されているシートシャッター装置におけるガ
    イドレール構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、弾機は小さ
    いバネ定数を有した第一弾機と大きいバネ定数を有した
    第二弾機とで構成され、レール本体は、第一弾機に抗す
    る移動ではガイド姿勢を維持するが、第一弾機と第二弾
    機とに抗して移動することで解除姿勢に変姿する設定と
    なっているシートシャッター装置におけるガイドレール
    構造。
JP2000017171A 2000-01-26 2000-01-26 シートシャッター装置におけるガイドレール構造 Expired - Lifetime JP3774884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000017171A JP3774884B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 シートシャッター装置におけるガイドレール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000017171A JP3774884B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 シートシャッター装置におけるガイドレール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001207756A true JP2001207756A (ja) 2001-08-03
JP3774884B2 JP3774884B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18544200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000017171A Expired - Lifetime JP3774884B2 (ja) 2000-01-26 2000-01-26 シートシャッター装置におけるガイドレール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774884B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184460A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Nichias Corp 閉鎖装置
JP2003293676A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Bunka Shutter Co Ltd シャッタ装置
WO2005014965A1 (ja) * 2003-08-12 2005-02-17 Sanwa Shutter Corporation シートシャッター装置
JP2007186950A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sanwa Shutter Corp 上部ガイドの構造
JP2011099270A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタのシートガイド
JP2011196048A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタのシートガイド構造
CN102733737A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 小松电机产业株式会社 帘式闸门
JP2012219471A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタ
JP2013023843A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Hayashiguchi Kogyo Kk ロールスクリーン装置
KR101326365B1 (ko) 2009-11-06 2013-11-11 코마츠 덴키 산교 가부시키가이샤 시트 셔터의 시트 가이드
JP2015048613A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 文化シヤッター株式会社 シートシャッター装置の構造
CN107701077A (zh) * 2017-10-30 2018-02-16 蚌埠新奥能源发展有限公司 一种具有侧向弹性拉伸装置的加气机防水雨帘
KR102121575B1 (ko) * 2019-05-29 2020-06-18 (주)오투클린 방충망 또는 방진망용 망 텐션 보강제

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184460A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Nichias Corp 閉鎖装置
JP2003293676A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Bunka Shutter Co Ltd シャッタ装置
WO2005014965A1 (ja) * 2003-08-12 2005-02-17 Sanwa Shutter Corporation シートシャッター装置
US7389807B2 (en) 2003-08-12 2008-06-24 Sanwa Shutter Corporation Sheet shutter device
JP2007186950A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Sanwa Shutter Corp 上部ガイドの構造
KR101326365B1 (ko) 2009-11-06 2013-11-11 코마츠 덴키 산교 가부시키가이샤 시트 셔터의 시트 가이드
JP2011099270A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタのシートガイド
KR101363165B1 (ko) * 2009-11-06 2014-02-13 코마츠 덴키 산교 가부시키가이샤 시트 셔터의 시트 가이드
JP2011196048A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタのシートガイド構造
JP2012219471A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッタ
CN102733737A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 小松电机产业株式会社 帘式闸门
CN102733737B (zh) * 2011-04-06 2016-05-18 小松电机产业株式会社 帘式闸门
KR101853499B1 (ko) * 2011-04-06 2018-04-30 코마츠 덴키 산교 가부시키가이샤 시트 셔터
JP2013023843A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Hayashiguchi Kogyo Kk ロールスクリーン装置
JP2015048613A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 文化シヤッター株式会社 シートシャッター装置の構造
CN107701077A (zh) * 2017-10-30 2018-02-16 蚌埠新奥能源发展有限公司 一种具有侧向弹性拉伸装置的加气机防水雨帘
KR102121575B1 (ko) * 2019-05-29 2020-06-18 (주)오투클린 방충망 또는 방진망용 망 텐션 보강제

Also Published As

Publication number Publication date
JP3774884B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001207756A (ja) シートシャッター装置におけるガイドレール構造
KR102035286B1 (ko) 윈도우 커버링용 코드리스 리트랙터블 롤러 셰이드
KR101326365B1 (ko) 시트 셔터의 시트 가이드
JP5033133B2 (ja) 可動体の動作装置及びリッド装置
WO2009091046A1 (ja) 引込機構
KR20090009749A (ko) 롤러 블라인드 잠금장치를 구비한 차양 롤러 블라인드
ITTO20000405A1 (it) Maniglia di portiera di automobile in particolare del tipo avente unaposizione di riposo, una posizione di apertura ed ad una posizione di
US20090190995A1 (en) Telescopic adjusting mechanism
JP4313764B2 (ja) 引戸の引き込み装置
JP2007308888A (ja) 開き戸の緩衝装置
JP4313763B2 (ja) 引戸の引き込み装置
EP1134450B1 (en) Air damper used in glove box of automobile
JP2011099270A (ja) シートシャッタのシートガイド
JP2006200300A (ja) 引戸の引き込み装置
JP6817626B2 (ja) 引き戸用クローザ
JP2006225962A (ja) 巻取式スクリーン装置
AU2003246432B2 (en) Rolling door
JP4026066B2 (ja) 建築用開閉体における衝撃緩衝装置
JP2004256090A (ja) 開放式屋根構造体において使用されるサンシェードおよびこのサンシェードを備えた開放式屋根構造体
KR102030671B1 (ko) 로킹부가 구비된 방충망 장치
JP5074214B2 (ja) 引込機構
JP4392775B2 (ja) 建築用シャッター
JP2006348553A (ja) 引戸の引き込み装置
JPH0743410Y2 (ja) 引戸閉鎖装置
JP4936471B2 (ja) 引込機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3774884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term