JP6747719B2 - モジュール式スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遮光、断熱、目隠し、防虫、花粉の侵入防止等のため建物開口部に取り付けるスクリーン装置に関するものであり、更に詳しくは、スクリーンと該スクリーンを巻き取るための巻取機構とをモジュール化してスクリーン枠に対して着脱自在としたモジュール式スクリーン装置に関するものである。
建物開口部に取り付ける矩形のスクリーン枠に、コイルばねの弾性力を巻取力とする巻取軸を取り付けると共に、該巻取軸に基端部が巻き付けられたスクリーンを取り付け、該スクリーンの先端部に連結された操作框を操作して該スクリーンを前記巻取軸に巻き取ったり該巻取軸から引き出したりするように構成されたスクリーン装置は、従来より良く知られているところである。
この種のスクリーン装置において、前記スクリーン枠は、一般に、上下の横枠杆と左右の縦枠杆とにより形成されていて、スクリーンを上下方向に移動させて開閉する縦開きタイプと、スクリーンを左右方向に移動させて開閉する横開きタイプとがある。このうち、例えば縦開きタイプにおいては、上方の横枠杆に巻取ボックスが形成され、該巻取ボックスの内部に前記巻取軸が取り付けられている。また、左右の縦枠杆は、それぞれ、前記操作框の端部をガイドする外部レールと、スクリーンの側端部をガイドする内部レールとからなっていて、該内部レールにスリット状の係止溝が形成され、この係止溝に、前記スクリーンの側端部に取り付けられた係止部材が係止することにより、該スクリーンの側端部がスクリーン枠から外れるのが防止されるようになっている。また、前記内部レールは、前記外部レールの内部に、相互に固定的な位置関係を保った状態で収容されている。
ところが、前記一般型のスクリーン装置は、前記スクリーンの係止部材を内側レールの係止溝に係止させると共に、前記操作框の端部を前記外部レールの案内構に嵌合させた状態で、前記スクリーン枠と巻取軸とスクリーンとが組み立てられているため、該スクリーン装置を建物開口部に取り付けたあと、前記スクリーンの清掃や補修あるいは交換等のメンテナンスを行う場合に、前記スクリーン枠を建物開口部に取り付けたままでは、前記スクリーン及び巻取軸を該スクリーン枠から取り外すことができない。このため、前記スクリーン装置全体を建物開口部から取り外して分解し、メンテナンスを行ったあと、該スクリーン装置を再び組み立て直して建物開口部に取り付けなければならず、多大な手間と時間とを必要としていた。
また、前記スクリーン枠は、一定の大きさに形成されているため、それを建物開口部に取り付ける際に、該スクリーン枠と建物開口部と間に寸法誤差があっても寸法調整することができず、取り付けが困難になる場合がある。これらの問題は、横開きタイプのスクリーン装置においても同様である。
一方、特許文献1には、上下の横枠(ガイドレール)と左右の縦枠とで形成された矩形の網窓(スクリーン枠)の、一方の縦枠からなる開放形枠に、スクリーンの巻取装置を内蔵するカートリッジ(巻取モジュール)を着脱自在に取り付けたスクリーン装置が開示されている。この改良型のスクリーン装置は、スクリーンのメンテナンスを行う際に、該スクリーン装置を建物開口部に取り付けたまま前記カートリッジを網窓の開放形枠から取り外すことができるので、メンテナンスを簡単に行うことができる。
しかし、前記改良型のスクリーン装置においても、前記網窓が、前記上下の横枠と左右の縦枠とを予め固定的に連結することによって一定の大きさに形成されているため、該スクリーン装置を建物開口部に取り付ける際に、前記網窓と建物開口部との間に寸法誤差があると、その寸法誤差に合わせて該網窓の寸法調整を行うことができず、状況によってはスクリーン装置の取り付けが不可能になることもあり、施工性に問題があった。
前記開放形枠に対して前記上下の横枠を位置調整可能に連結することにより、前記網窓を寸法調整可能なるように構成することはできるが、前記上下の横枠に、スクリーンの上下両側端部の係止部材が係止する係止溝が形成されている場合には、前記横枠の位置調整によって上下の係止溝の間隔が変化するため、該係止溝の間隔と前記スクリーンの上下両側端部の係止部材の間隔とが合わなくなり、該スクリーンをカートリッジから引き出して網窓を閉じる際に、前記係止部材が前記係止溝内にうまく導入されないといった問題が生じ易い。
特許第5126980号公報
本発明の技術的課題は、前記従来の欠点を解消したスクリーン装置を提供することにあり、具体的には、建物開口部に取り付ける際には該建物開口部に合わせて寸法調整することができ、また、スクリーンを巻取軸から引き出して閉じる際には、該スクリーンの側端部の係止部材をガイドレールの係止溝に確実に挿入、係止させることができ、更に、スクリーンのメンテナンスを行う際には、スクリーン装置を建物開口部に取り付けたままスクリーンをスクリーン枠から取り外すことができる、施工性と使用性とに勝れたスクリーン装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のスクリーン装置は、建物開口部に取り付けるスクリーン枠と、該スクリーン枠に着脱自在の巻取モジュールとを有し、該巻取モジュールは、中空の巻取ボックスと、該巻取ボックスの内部に回転自在に配設されてコイルばねの弾性力によりスクリーンを巻き取る巻取軸と、該巻取軸に基端部を連結されて先端部が前記巻取ボックスから外部に導出された前記スクリーンと、該スクリーンの先端部に連結された操作框とを有し、前記スクリーンの両側端部に、前記スクリーン枠の係止溝に係止して該側端部がスクリーン枠から外れるのを防止する係止部材が設けられており、前記スクリーン枠は、前記巻取モジュールを取り付けるためのブラケットと、該ブラケットの一端と他端とにそれぞれ連結されたガイドレールとを有し、前記ガイドレールは、前記操作框の端部をガイドする外部レールと、該外部レールの内部に配設されて前記スクリーンの端部をガイドする内部レールとを有し、該内部レールに前記係止溝が形成されており、前記内部レールは、前記ブラケットに固定的に連結され、前記外部レールは、前記ブラケットに、前記スクリーンの開閉方向及び該スクリーンの幅方向のうち少なくとも一方向への自由度を有するように連結されていることを特徴とする。
本発明の具体的な構成態様によれば、前記ブラケットが、スクリーンの幅方向に延びる基板部と、該基板部の両端からスクリーンの開閉方向に向けて互いに平行に延びる一対のレール取付部とを有し、該レール取付部に、前記内部レールが固定的に連結されると共に、前記外部レールが前記自由度を有するように連結され、前記基板部と一対のレール取付部との間に前記巻取モジュールが取り付けられている。
この場合、前記内部レールは、該内部レールの端部に取り付けられた第1連結具を介して前記レール取付部に固定され、前記外部レールは、前記第1連結具に連結された第2連結具を介して前記レール取付部に前記自由度を有するように連結されていることが望ましい。
また、前記第2連結具は、前記第1連結具に、スクリーンの幅方向の自由度を有するように連結され、該第2連結具に前記外部レールが、スクリーンの開閉方向の自由度を有するように連結されていることが望ましい。
あるいは、前記第1連結具に、前記内部レールの係止溝の端部に連なって前記スクリーンの係止部材を該係止溝内に導入する導入溝が形成され、該導入溝の導入口は、外側に向けて溝幅が次第に拡大されていても良い。
更に、本発明においては、前記巻取モジュール及びブラケットの一方と他方とに、相互に係合及び離脱可能なフック及びフック係止孔の一方と他方とが設けられ、前記フックをフック係止孔に係合させることにより前記巻取モジュールが前記ブラケットに取り付けられ、前記フックをフック係止孔から離脱させることにより前記巻取モジュールが前記ブラケットから取り外し可能となるように構成されていることが望ましい。
本発明のスクリーン装置は、建物開口部に取り付ける際に、スクリーン枠と建物開口部との間に若干の寸法誤差があっても、外部レールの取付位置を調整することにより、寸法誤差を吸収してその取り付けを確実に行うことができ、また、内部レールをブラケットに固定的に連結したことにより、前記外部レールを位置調整のために変位させても、ブラケットに対する内部レールの位置即ち係止溝の位置は変化しないため、スクリーンを巻取軸から引き出す際に、該スクリーンの側端部の係止部材を前記内部レールの係止溝に確実に挿入、係止させることができ、更に、スクリーンと巻取軸とをモジュール化し、この巻取モジュールをスクリーン枠に対して着脱自在としたため、スクリーンのメンテナンスを行う際には、スクリーン装置を建物開口部に取り付けたまま、前記巻取モジュールだけをスクリーン枠から取り外してスクリーンのメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明に係るスクリーン装置の縦断正面図であって、スクリーンを中間開放状態にした図である。 図1のII−II線での断面図である。 図1のIII−III線での断面図である。 図1のスクリーン装置の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図2の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 図4の状態からスクリーンを完全に開放した状態の要部斜視図である。 スクリーン枠から巻取モジュールを取り外した状態の要部分解斜視図である。 図9の要部拡大図である。 スクリーン枠の分解斜視図である。 (a)は内部レールと第1取付具とを分離して示す要部斜視図、(b)は外部レールと第2取付具とを分離して示す要部斜視図である。 図5におけるXIII−XIII線に沿った要部断面図で、係止装置のレバーを係止位置に回した状態の図である。 図13の状態からレバーを非係止位置に回した状態の断面図である。 係止装置の分解斜視図である。
図は本発明に係るスクリーン装置10の一実施形態を示すもので、このスクリーン装置10は、遮光、断熱、目隠し、防虫、花粉の侵入防止等の目的のため建物の窓や出入り口等の建物開口部1に取り付けて使用するものであり、スクリーン16を上下方向に移動させて開閉する縦開きタイプのスクリーン装置である。
図1−図9から明らかなように、前記スクリーン装置10は、建物開口部1に取り付ける前記スクリーン枠11と、該スクリーン枠11に着脱自在の巻取モジュール12とで構成されている。
前記巻取モジュール12は、中空の巻取ボックス13と、該巻取ボックス13の内部に水平な軸線Lを中心に回転自在なるように配設され、内蔵するコイルばね14aの弾性力を巻取力として前記スクリーン16を巻き取る巻取軸14と、該巻取軸14に基端部を連結され、先端部が前記巻取ボックス13の下面の導出口15から下向きに導出された前記スクリーン16と、該スクリーン16の先端部(下端部)に連結された操作框17とを有している。
前記巻取ボックス13は、図1及び図9から明らかなように、アルミニウム合金製のボックス本体部18と、該ボックス本体部18の左右両端部にそれぞれ取り付けられた合成樹脂製の端板部19とで構成されていて、該左右の端板部19の内面に設けられた軸受部19cに前記巻取軸14の一端と他端とが支持されている。また、前記端板部19には、前記スクリーン16を巻取軸14に完全に巻き取ることによって前記操作框17が開放端(上昇端)を占めている際に、該スクリーン16の左右両側端部と前記操作框17の左右両端部とが収納される収納部19aが、前記ボックス本体部18より下方に突出するように形成されると共に、前記巻取ボックス13をスクリーン枠11に取り付ける際に、該スクリーン枠11におけるレール取付部33の室内側の側端部に当接することによって該巻取ボックス13の位置決めを行う位置決め部19bが形成されている。
更に、前記巻取ボックス13には、前記巻取モジュール12を前記スクリーン枠11に対して着脱する際に、該巻取ボックス13をスクリーン枠11に係止させたり係止状態を解除したりするための係止装置20が設けられているが、この係止装置20の構成については後述する。
前記操作框17には、室内側を向く前面の中央位置に操作用の把手21が設けられ、この把手21を持って該操作框17を上下動させることにより、前記スクリーン16を前記巻取軸14から引き出したり該巻取軸14に巻き取ったりすることができる。また、前記操作框17の中央位置には、下向きに垂れ下がった紐22が設けられ、該紐22の下端に握持用の球体23が取り付けられており、前記操作框17が上方の開放端にある場合に、前記球体23を掴んで該操作框17を引き下げることができるように構成されている。
図1中の符号24が付された部材は、操作框17の下端部に取り付けられたゴム製のパッキンであって、該操作框17を下降端まで引き下げたとき、建物開口部1の下枠部1bに当接して隙間を塞ぐための部材であり、また、符号25が付された部材は、操作框17の上端部に取り付けられたゴム製のクッションであって、該操作框17を上降端まで押し上げたとき、該操作框17が巻取ボックス13に衝突して衝撃音が発せられるのを防止するための部材である。
前記スクリーン16の左右両側端部には、前記スクリーン枠11に形成された係止溝37aに係止して該側端部がスクリーン枠11から外れるのを防止するための係止部材26がそれぞれ設けられている。この係止部材26は、ファスナーを形成する一対の噛合帯の一方によって形成されている。即ち、前記一対の噛合帯は、互いに噛み合う合成樹脂製の小片を一対の布テープの縁に取り付けることにより形成されたもので、何れか一方の噛合帯を前記スクリーン16の端部に取り付けることにより、前記係止部材26が形成されている。しかし、前記係止部材26は、前記噛合帯以外のもので形成することもでき、例えば、布製又は合成樹脂製のテープに、断続する突起や連続する突条等を設けたもので形成することもできる。
図10−図12も参照して、前記スクリーン枠11は、前記巻取モジュール12を取り付けるためのブラケット30と、該ブラケット30の一端と他端とにそれぞれ上下方向(スクリーン16の開閉方向)に延在するように連結された左右一対のガイドレール31とを有している。
前記ブラケット30は、左右方向(スクリーン16の幅方向)に延びる基板部32と、該基板部32の左右両端からそれぞれ下方に向けて互いに平行に延びる一対のレール取付部33とを有し、該一対のレール取付部33にそれぞれ前記ガイドレール31が取り付けられ、前記基板部32と一対のレール取付部33とで囲まれた空間部分に前記巻取モジュール12が取り付けられるようになっている。
前記基板部32は、アルミニウム合金製の押出型材により形成され、該基板部32の室外側の端部である後端部には、図6から明らかなように、前記巻取ボックス13の後面上端部に当接する当接壁32aが下向きに延出するように形成され、該基板部32の下面の前記当接壁32aよりやや室内側に寄った位置には、前記巻取ボックス13の水平を向く第1係止壁13aに下から係止する第2係止壁32bが、室内側に向けて水平に延出するように形成されている。
前記レール取付部33は、金属製の細板状部材を逆L字形に折曲することにより形成されたもので、その短辺部33a(図5参照)が螺子34で前記基板部32に固定されており、該レール取付部33の下端部は、前記巻取ボックス13の下面よりやや下方位置まで延びている。前記レール取付部33の室内外方向幅は、前記基板部32の室内外方向幅より狭く、該レール取付部33の幅方向の中央位置には、該レール取付部33の内側面側に向けて向けて突出する突条33bが上下方向に形成され、該突条33bの下端部近くに、ガイドレール取付用の螺子孔33cと、該螺子孔33cを挟んで相対する一対の抱持アーム33d,33dとが形成されている。
図11中の符号35が付された部材は、合成樹脂製のカバー部材であり、該カバー部材35は、前記ブラケット30の左右両端部に、着脱自在且つブラケット30の左右方向にスライド自在なるようにそれぞれ装着されている。このカバー部材35は、前記レール取付部33の左右方向の外面を覆う第1カバー部35aと、前記レール取付部33の後面(室外面)を覆う第2カバー部35bと、前記基板部32の上面に摺動自在に係合する係合部35cとを有している。該係合部35cは、複数の部分に分かれている。
前記カバー部材35を左右方向にスライド自在としたのは、後述するように、ガイドレール31における外部レール36の位置を左右方向に調整した場合に、該外部レール36との接触を避けるためである。
前記ガイドレール31は、図10−図12a,12bから明らかなように、前記操作框17の端部をガイドするアルミニウム合金製の中空の前記外部レール36と、該外部レール36の内部に収容されて前記スクリーン16の端部をガイドする合成樹脂製の内部レール37とを有している。前記外部レール36の、前記スクリーン枠11の内側を向く内面には、前記操作框17の端部が嵌合する案内溝36aが、該外部レール36の長手方向全長にわたって形成され、前記内部レール37の、前記スクリーン枠11の内側を向く内面には、前記スクリーン16の端部の係止部材26が嵌入して内縁に係止するスリット状の前記係止溝37aが、該内部レール37の長手方向全長にわたって形成されている。
前記内部レール37は、前記ブラケット30に固定的に連結され、前記外部レール36は、前記ブラケット30に、上下方向及び左右方向の自由度を有するように連結されている。これら内部レール37及び外部レール36の構成について以下に詳細に説明する。
先ず、前記内部レール37の上端には、合成樹脂製の第1連結具40が第1取付螺子41により固定されている。この第1連結具40は、内部レール37の上端に当接する本体部40aと、該本体部40aから上方に立ち上がった連結部40bとを有し、該連結部40bに位置決め溝43と螺子挿通孔44とが形成されている。そして、前記連結部40bを前記レール取付部33の抱持アーム33d,33d間に嵌合させると共に、該連結部40bの位置決め溝43内にレール取付部33の突条33bを嵌合させることにより、これらレール取付部33と連結部40bとを相互に位置決めした状態で、レール固定螺子42を前記螺子挿通孔44内に挿通してレール取付部33の螺子孔33cにねじ込むことにより、前記内部レール37が前記ブラケット30に固定されている。
前記本体部40aには、前記内部レール37の係止溝37aの上端部に連なる導入溝45が形成されている。この導入溝45は、前記巻取モジュール12から引き出されたスクリーン16の係止部材26を前記係止溝37a内に導入するためのものであり、その導入を容易且つ確実にするため、該導入溝45の上端の導入口45aは、外側即ち巻取モジュール12側に向けて次第に孔幅が拡大している。
このように、前記内部レール37を、前記第1連結具40を介してブラケット30に固定的に連結することにより、該ブラケット30に前記巻取モジュール12を取り付けたと際に、前記スクリーン16の側端部の係止部材26が必ず前記導入口45aの真上に位置するようになっているため、該スクリーン16を巻取軸14から引き出して閉じる際に、前記係止部材26が前記導入口45aから導入溝45を通じて内部レール37の係止溝37a内に確実に導入されることになる。
一方、前記外部レール36の上端部には、合成樹脂製の第2連結具48が、該外部レール36に対して相対的に上下方向の自由度を有するように取り付けられている。この第2連結具48は、平面視形状がコ字形をなす部材であって、その開口部48aが外部レール36の案内溝36aと一致する向きに配設され、該第2連結具48の内部に外部レール36の上端部が嵌合している。
前記外部レール36と第2連結具48とが上下方向へ相対的に変位可能な範囲を画定するため、前記外部レール36の外面には、上下方向に延びる凹溝36bの上端部近くに、上下方向に細長い係止孔49が形成され、これに対して前記第2連結具48には、前記凹溝36bに嵌合する支持壁48cの一部を切り起こすことによって上向きの係止片48dが形成され、この係止片48dが前記係止孔49に外側から嵌合している。また、前記第2連結具48の前記係止片48dより上方位置には、前記外部レール36の上端縁が当接する段壁48eが形成されている。
そして、前記外部レール36を第2連結具48に対して下方に変位させると、該外部レール36は、前記係止片48dが前記係止孔49の上端縁49aに係止する下限位置で停止し、前記外部レール36を第2連結具48に対して上方に変位させると、該外部レール36は、その上端部36aが第2連結具48の段壁48eに当接する上限位置で停止し、これら上限位置と下限位置との間で前記外部レール36の上下方向の位置を調整することができるようになっている。
前記第2連結具48は、前記第1連結具40に、左右方向の自由度を有するように支持されている。即ち、前記第1連結具40の本体部40aは第2連結具48の内部に嵌合していて、該本体部40aの室内外方向の両側端部に形成された係止縁40cが、前記第2連結具48の室内外方向の内側面に形成された係止段部48fに下から係止することにより、該第2連結具48が、前記第1連結具40に、前記係止段部48fに沿って左右方向に変位自在なるように支持されている。そして、このように、前記第2連結具48が第1連結具40に左右方向の自由度を有するように支持されると共に、該第2連結具48に前記外部レール36が上下方向の自由度を有するように支持される結果、前記外部レール36は、前記ブラケット30に、上下方向及び左右方向の自由度を有するように支持されることになる。
また、前記係止装置20は、前記巻取ボックス13の前面上端寄りの二箇所に設けられている。この係止装置20は、図13−図15から明らかなように、前記巻取ボックス13に固定された取付部材52と、該取付部材52の前面に、水平を向く係止位置(図4、図8、図13参照)と垂直を向く非係止位置(図9、図14参照)とに回転操作可能なるように取り付けられたレバー53と、該レバー53の軸53aに螺子58により取り付けられて回転操作されるフック部材54と、該フック部材54に形成されたフック54aとを有し、前記レバー53を前記係止位置に回転させると、前記フック部材54のフック54aが立ち上がって取付部材52から上方に突出することにより、前記ブラケット30の基板部32に形成されたフック係止孔55に係止し、前記レバー53を前記非係止位置に回転させると、前記フック54aが横向きに倒れて前記取付部材52の内部に収納されることにより、前記フック係止孔55から外れるようになっている。
前記構成を有するスクリーン装置10を建物開口部1に取り付けるときは、図9に示すように前記スクリーン枠11から巻取モジュール12を取り外し、その状態で該スクリーン枠11を建物開口部1に取り付けたあと、該スクリーン枠11に前記巻取モジュール12を取り付けるようにする。このとき、該巻取モジュール12は、操作框17を開放端まで押し上げることにより、前記スクリーン16を巻取軸14に完全に巻き取った状態にしておく。
前記スクリーン枠11の建物開口部1への取り付けは、以下のようにして行う。即ち、先ず、前記ブラケット30の基板部32を建物開口部1の上枠部1aに螺子56(図6)で固定し、次に、左右のガイドレール31の外部レール36を、建物開口部1の左右の側枠部1cにそれぞれ螺子57(図3)で固定する。このとき、前記スクリーン枠11と建物開口部1との間に上下方向(高さ方向)及び左右方向(間口方向)の寸法誤差がある場合には、その誤差に応じて前記外部レール36を上下方向及び左右方向に変位させることによって該外部レール36の位置調整を行い、位置調整後に該外部レール36を、建物開口部1の左右の側枠部1cに固定するようにする。
これにより、前記スクリーン枠11と建物開口部1との間に上下方向及び左右方向の寸法誤差があった場合でも、該スクリーン枠11を建物開口部1に確実に取り付けることができる。
このようにして前記スクリーン枠11を建物開口部1に取り付けたあと、該スクリーン枠11のブラケット30に前記巻取モジュール12を取り付ける。その際、前記係止装置20のレバー53を非係止位置に回転させることにより、フック部材54のフック54aを横向きに倒して前記取付部材52の内部に収納された状態にしておく。そして、その状態で前記巻取ボックス13を、前記ブラケット30の基板部32と左右のレール取付部33との間に収容し、該巻取ボックス13の上面の第1係止壁13aを前記基板部32の下面の第2係止壁32bに係止させると共に、前記巻取ボックス13の両端の端板部19に形成された位置決め部19bを、前記スクリーン枠11のレール取付部33の室内側の端部に当接させて該巻取ボックス13の位置決めを行い、そのあと、前記レバー53を前記係止位置に回転させれば、前記フック部材54のフック54aが立ち上がって前記基板部32のフック係止孔55に係止するため、図8に示すように、前記スクリーン枠11に対する巻取モジュール12の取り付けが完了する。
このとき、前記スクリーン16の両側端部の係止部材26は、必ず第1連結具40の導入溝45の真上に位置し、また、前記操作框17の両側端部も、前記外部レール36の位置調整が行われた場合でも、その調整方向は上下方向及び/又は左右方向であって室内外方向ではないため、必ず第2連結具48の開口部48aの真上に位置することになり、室内外方向への位置ずれを生じることはない。
前記スクリーン装置10を建物開口部1に取り付けたあと、該建物開口部1を前記スクリーン16で閉鎖するときは、図4に示すように、前記操作框17を引き下げることにより、前記スクリーン16を巻取軸14から引き出すようにする。このとき、前記操作框17の両端部は、左右のガイドレール31における外部レール36の案内溝36a内に嵌入して該案内溝36aにガイドされ、また、前記スクリーン16の両側端部の係止部材26は、左右のガイドレール31における内部レール37の係止溝37a内に、第1連結具40の拡大された導入口45aから導入溝45を通じて導入され、該係止溝37aの内縁に係止した状態で該係止溝37aによりガイドされる。
また、前記スクリーン16を開放するときは、前記操作框17を軽く押し上げることにより、前記スクリーン16が前記巻取軸14に、コイルばね14aの弾性力を巻取力として自動的に巻き取られる。
前記スクリーン16の清掃や補修あるいは交換等のメンテナンスを行う場合には、図8に示すように、前記操作框17を開放端まで押し上げることにより前記スクリーン16を巻取軸14に完全に巻き取った状態にしたあと、図9に示すように前記巻取モジュール12をスクリーン枠11から取り外し、取り外した状態で前記スクリーン16に対するメンテナンスを行う。そして、メンテナンスが終了したあと、前記巻取モジュール12を再び前記スクリーン枠11に取り付ければ良い。従って、前記スクリーン枠11を建物開口部1に取り付けたまま、前記スクリーン16を該スクリーン枠11から取り外すしてメンテナンスすることができる。
図示した実施形態では、ガイドレール31の外部レール36が、上下方向及び左右方向の自由度を有しているが、外部レール36が上下方向のみ又は左右方向のみの自由度を有するように構成されていても良い。
また、図示した実施形態のスクリーン装置10は縦開きタイプであるが、本発明は横開きタイプのスクリーン装置にも適用することができる。
更に、前記係止装置20は、それをブラケット30側に設け、フック54aが係止するフック係止孔55を巻取モジュール12の巻取ボックス13側に設けることもできる。
1 建物開口部
10 スクリーン装置
11 スクリーン枠
12 巻取モジュール
13 巻取ボックス
14 巻取軸
14a コイルばね
16 スクリーン
17 操作框
26 係止部材
30 ブラケット
31 ガイドレール
32 基板部
33 レール取付部
36 外部レール
37 内部レール
37a 係止溝
40 第1連結具
45 導入溝
45a 導入口
48 第2連結具
54a フック
55 フック係止孔

Claims (6)

  1. 建物開口部に取り付けるスクリーン枠と、該スクリーン枠に着脱自在の巻取モジュールとを有し、
    前記巻取モジュールは、中空の巻取ボックスと、該巻取ボックスの内部に回転自在に配設されてコイルばねの弾性力によりスクリーンを巻き取る巻取軸と、該巻取軸に基端部を連結されて先端部が前記巻取ボックスから外部に導出された前記スクリーンと、該スクリーンの先端部に連結された操作框とを有し、前記スクリーンの両側端部に、前記スクリーン枠の係止溝に係止して該側端部がスクリーン枠から外れるのを防止する係止部材が設けられており、
    前記スクリーン枠は、前記巻取モジュールを取り付けるためのブラケットと、該ブラケットの一端と他端とにそれぞれ連結されたガイドレールとを有し、
    前記ガイドレールは、前記操作框の端部をガイドする外部レールと、該外部レールの内部に配設されて前記スクリーンの端部をガイドする内部レールとを有し、該内部レールに前記係止溝が形成されており、
    前記内部レールは、前記ブラケットに固定的に連結され、
    前記外部レールは、前記ブラケットに、前記スクリーンの開閉方向及び該スクリーンの幅方向のうち少なくとも一方向への自由度を有するように連結されている、
    ことを特徴とするモジュール式スクリーン装置。
  2. 前記ブラケットは、スクリーンの幅方向に延びる基板部と、該基板部の両端からスクリーンの開閉方向に向けて互いに平行に延びる一対のレール取付部とを有し、該レール取付部に、前記内部レールが固定的に連結されると共に、前記外部レールが前記自由度を有するように連結され、前記基板部と一対のレール取付部との間に前記巻取モジュールが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 前記内部レールは、該内部レールの端部に取り付けられた第1連結具を介して前記レール取付部に固定され、
    前記外部レールは、前記第1連結具に連結された第2連結具を介して前記レール取付部に前記自由度を有するように連結されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
  4. 前記第2連結具は、前記第1連結具に、スクリーンの幅方向の自由度を有するように連結され、該第2連結具に前記外部レールが、スクリーンの開閉方向の自由度を有するように連結されていることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン装置。
  5. 前記第1連結具には、前記内部レールの係止溝の端部に連なって前記スクリーンの係止部材を該係止溝内に導入する導入溝が形成され、該導入溝の導入口は、外側に向けて溝幅が次第に拡大されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のスクリーン装置。
  6. 前記巻取モジュール及びブラケットの一方と他方とに、相互に係合及び離脱可能なフック及びフック係止孔の一方と他方とが設けられ、前記フックをフック係止孔に係合させることにより前記巻取モジュールが前記ブラケットに取り付けられ、前記フックをフック係止孔から離脱させることにより前記巻取モジュールが前記ブラケットから取り外し可能となることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスクリーン装置。
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