JP2011026797A - 補助建具付き建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合、小さい場合、所定の寸法の場合でも、補助建具を建具枠に安定して取り付けできる補助建具付き建具とする。
【解決手段】建具枠1の一方の縦枠10に設けた支持凹部31に、補助建具枠(網戸枠2a)の一方の縦框20に設けた支持突部32を嵌め合わせて面外方向に動かないようにし、前記縦枠10に設けた引掛け突部41と前記縦框20に設けた引掛け凹部42を引掛け合わせて面外方向に動かないようにし、前記縦框20が縦枠10に接近する方向に移動すると前記支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が大きくなって、その部分で面外方向に動かないようにしっかりと支持し、離隔する方向に移動すると前記引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が大きくなって、その部分で面外方向に動かないようにしっかりと支持する。
【選択図】図4
【解決手段】建具枠1の一方の縦枠10に設けた支持凹部31に、補助建具枠(網戸枠2a)の一方の縦框20に設けた支持突部32を嵌め合わせて面外方向に動かないようにし、前記縦枠10に設けた引掛け突部41と前記縦框20に設けた引掛け凹部42を引掛け合わせて面外方向に動かないようにし、前記縦框20が縦枠10に接近する方向に移動すると前記支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が大きくなって、その部分で面外方向に動かないようにしっかりと支持し、離隔する方向に移動すると前記引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が大きくなって、その部分で面外方向に動かないようにしっかりと支持する。
【選択図】図4
Description
本発明は、建具枠に、ロール網戸、網戸、ガラリ等の補助建具を取り付けた補助建具付き建具に関する。
従来、補助建具としては特許文献1に開示したように、網戸収納枠と戸当り枠と上ガイド枠と下ガイド枠を方形状に連結した網戸枠と、前記網戸収納枠に巻き取り、繰り出し自在に収納した防虫網と、前記上下ガイド枠に沿って移動自在な可動框を備え、前記防虫網の先端縁を可動框に連結し、その可動框を上下ガイド枠に沿って移動することで防虫網を繰り出し、巻き取りするようにしたロール網戸が知られている。
そして、前記補助建具を建具枠に取り付けるには、前述した特許文献1では次のようにしている。
障子を装着した建具枠(窓枠)の一方の縦枠に、引掛け部材を固着して取り付け、この引掛け部材に、前記網戸枠の網戸収納枠に設けた被引掛け部を引っ掛けて面外方向に動かないように支持すると共に、網戸枠の戸当り枠を建具枠の他方の縦枠にネジで固着して取り付けることで、補助建具を建具枠に取り付けている。
障子を装着した建具枠(窓枠)の一方の縦枠に、引掛け部材を固着して取り付け、この引掛け部材に、前記網戸枠の網戸収納枠に設けた被引掛け部を引っ掛けて面外方向に動かないように支持すると共に、網戸枠の戸当り枠を建具枠の他方の縦枠にネジで固着して取り付けることで、補助建具を建具枠に取り付けている。
前述した補助建具の取り付けであれば、網戸枠の網戸収納枠側を引掛けると共に、戸当り枠をネジで固着すれば良いので、その補助建具を容易に取り付けできる。
前記網戸枠の面内方向寸法は、加工誤差や組立誤差などによって所定の寸法よりも大きい場合や、小さい場合がある。
前述した従来の補助建具の取り付けであると、引掛け部材と被引掛け部の面内方向の引掛け代(面内方向の寸法)に相当するだけ網戸枠の面内方向寸法の誤差に対応することが可能であるが、面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい網戸枠の場合には、前記引掛け部材と被引掛け部の引掛け代が小さくなり、網戸収納枠が一方の縦枠から外れる恐れがあり、補助建具の取り付けが不安定である。
前記網戸枠の面内方向寸法は、加工誤差や組立誤差などによって所定の寸法よりも大きい場合や、小さい場合がある。
前述した従来の補助建具の取り付けであると、引掛け部材と被引掛け部の面内方向の引掛け代(面内方向の寸法)に相当するだけ網戸枠の面内方向寸法の誤差に対応することが可能であるが、面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい網戸枠の場合には、前記引掛け部材と被引掛け部の引掛け代が小さくなり、網戸収納枠が一方の縦枠から外れる恐れがあり、補助建具の取り付けが不安定である。
しかも、前述した従来の補助建具の取り付けであれば、前述したように、網戸収納枠の1つの被引掛け部と一方の縦枠に固着した1つの引掛け部材の引掛け部分によってのみ網戸収納枠(網戸枠の面内方向一側部)が、一方の縦枠(建具枠の面内方向一側部)に対して面外方向に動かないように支持しているので、面内方向寸法が所定の寸法である網戸枠の場合でも、その支持が不十分で網戸収納枠が一方の縦枠から外れる恐れがあり、補助建具の取り付けが不安定である。
本発明の目的は、補助建具を建具枠に容易に取り付けできると共に、補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合、小さい場合、所定の寸法の場合でも補助建具を建具枠に安定して取り付けできるようにした補助建具付き建具とすることである。
本発明は、建具枠に補助建具を取り付けた補助建具付き建具であって、
前記補助建具の補助建具枠の一方の縦框を、前記建具枠の一方の縦枠に、面外方向に離隔した支持部と引掛け部とで面外方向に動かないように支持し、
前記補助建具枠の他方の縦框を、前記建具枠の他方の縦枠に固着具で固着して取り付け、
前記支持部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に開口した支持凹部と、いずれか他方に設けた面内方向に突出した支持突部を有し、その支持凹部に支持突部が面外方向に動かないように嵌まり合うと共に、その嵌まり合い代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると大きくなり、離隔する方向に移動すると小さくなるようにし、
前記引掛け部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に突出した引掛け突部と、いずれか他方に設けた面内方向に開口した引掛け凹部を有し、その引掛け突部と引掛け凹部が面外方向に動かないように引掛け合うと共に、その引掛け代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると小さくなり、離隔する方向に移動すると大きくなるようにしたことを特徴とする補助建具付き建具である。
前記補助建具の補助建具枠の一方の縦框を、前記建具枠の一方の縦枠に、面外方向に離隔した支持部と引掛け部とで面外方向に動かないように支持し、
前記補助建具枠の他方の縦框を、前記建具枠の他方の縦枠に固着具で固着して取り付け、
前記支持部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に開口した支持凹部と、いずれか他方に設けた面内方向に突出した支持突部を有し、その支持凹部に支持突部が面外方向に動かないように嵌まり合うと共に、その嵌まり合い代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると大きくなり、離隔する方向に移動すると小さくなるようにし、
前記引掛け部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に突出した引掛け突部と、いずれか他方に設けた面内方向に開口した引掛け凹部を有し、その引掛け突部と引掛け凹部が面外方向に動かないように引掛け合うと共に、その引掛け代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると小さくなり、離隔する方向に移動すると大きくなるようにしたことを特徴とする補助建具付き建具である。
本発明においては、前記支持部よりも引掛け部が面外方向一側寄りとし、
前記縦枠に、その縦枠の面内方向内側面から面内方向内側に向けて突出した面外方向に離隔した第1支持片と第2支持片を設け、この第1支持片と第2支持片との間を前記支持凹部とし、
前記第1支持片が第2支持片よりも面外方向一側寄りに位置し、第1支持片の突出寸法よりも第2支持片の突出寸法を大きくし、
前記縦框の面外方向他側寄りに、前記第1支持片と第2支持片との間に嵌まり合う被支持片を、その縦框の面内方向外側面よりも面外方向外側に向けて突出して設け、この被支持片を前記支持突部とし、
前記縦枠の面内方向内側面に、内向片と折曲片と外向片でほぼ鉤形状で、その外向片が引掛け突部である引掛け受片を設け、この引掛け受片と前記縦枠の面内方向内側面との間に面内方向一側に開口した凹陥部を形成し、
前記縦框の面外方向一側寄りに、外向片と折曲片と内向片でほぼ鉤形状で、その内向片と折曲片と外向片とで前述の引掛け凹部を形成した引掛け片を、前記被支持片の先端面が前記第2支持片の面外方向一側面に当接したときに、その引掛け片の内向片が前記凹陥部に入り込むように設けることができる。
このようにすれば、補助建具枠を面外方向に斜めの姿勢とし、被支持片の先端面を第2支持片の面内方向一側面に当接すると共に、引掛け片の内向片を凹陥部内に入り込ませ、その状態で補助建具枠を面外方向に回動することで、被支持片を第1・第2支持片間に嵌まり合い、引掛け片の引掛け凹部を引掛け受片の引掛け突部に引っ掛け合うことができると共に、他方の縦框の面外方向外側面を他方の縦枠の面内方向内側面に接することができる。
したがって、建具枠に補助建具枠を簡単に取り付けできる。
前記縦枠に、その縦枠の面内方向内側面から面内方向内側に向けて突出した面外方向に離隔した第1支持片と第2支持片を設け、この第1支持片と第2支持片との間を前記支持凹部とし、
前記第1支持片が第2支持片よりも面外方向一側寄りに位置し、第1支持片の突出寸法よりも第2支持片の突出寸法を大きくし、
前記縦框の面外方向他側寄りに、前記第1支持片と第2支持片との間に嵌まり合う被支持片を、その縦框の面内方向外側面よりも面外方向外側に向けて突出して設け、この被支持片を前記支持突部とし、
前記縦枠の面内方向内側面に、内向片と折曲片と外向片でほぼ鉤形状で、その外向片が引掛け突部である引掛け受片を設け、この引掛け受片と前記縦枠の面内方向内側面との間に面内方向一側に開口した凹陥部を形成し、
前記縦框の面外方向一側寄りに、外向片と折曲片と内向片でほぼ鉤形状で、その内向片と折曲片と外向片とで前述の引掛け凹部を形成した引掛け片を、前記被支持片の先端面が前記第2支持片の面外方向一側面に当接したときに、その引掛け片の内向片が前記凹陥部に入り込むように設けることができる。
このようにすれば、補助建具枠を面外方向に斜めの姿勢とし、被支持片の先端面を第2支持片の面内方向一側面に当接すると共に、引掛け片の内向片を凹陥部内に入り込ませ、その状態で補助建具枠を面外方向に回動することで、被支持片を第1・第2支持片間に嵌まり合い、引掛け片の引掛け凹部を引掛け受片の引掛け突部に引っ掛け合うことができると共に、他方の縦框の面外方向外側面を他方の縦枠の面内方向内側面に接することができる。
したがって、建具枠に補助建具枠を簡単に取り付けできる。
本発明においては、前記第1支持片と引掛け受片を縦枠と別体とし、それらを縦枠の面内方向内側面に固着具で固着して取り付け、
前記第2支持片を、縦枠に設けた内向片とすることができる。
このようにすれば、内向片を有した縦枠を、建具枠の一方の縦枠と他方の縦枠として兼用することができる。
前記第2支持片を、縦枠に設けた内向片とすることができる。
このようにすれば、内向片を有した縦枠を、建具枠の一方の縦枠と他方の縦枠として兼用することができる。
本発明においては、取付片に、前記第1支持片と引掛け受片を一体に設けてアタッチメントとし、
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで第1支持片と引掛け受片を取り付けるようにできる。
このようにすれば、第1支持片と引掛け受片を簡単に取り付けできる。
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで第1支持片と引掛け受片を取り付けるようにできる。
このようにすれば、第1支持片と引掛け受片を簡単に取り付けできる。
本発明においては、前記第1支持片と第2支持片と引掛け受片を縦枠と別体とし、それらを縦枠の面内方向内側面に固着具で固着して取り付けることができる。
このようにすれば、内向片を有しない縦枠、または内向片を第2支持片として利用できない縦枠を、建具枠の一方の縦枠と他方の縦枠として兼用することができる。
このようにすれば、内向片を有しない縦枠、または内向片を第2支持片として利用できない縦枠を、建具枠の一方の縦枠と他方の縦枠として兼用することができる。
本発明においては、取付片に、前記第1支持片と第2支持片と引掛け受片を一体に設けてアタッチメントとし、
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで、第1支持片と第2支持片と引掛け受片を取り付けるようにできる。
このようにすれば、第1支持片と第2支持片と引掛け受片を簡単に取り付けできる。
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで、第1支持片と第2支持片と引掛け受片を取り付けるようにできる。
このようにすれば、第1支持片と第2支持片と引掛け受片を簡単に取り付けできる。
本発明によれば、補助建具枠の一方の縦框を建具枠の一方の縦枠に支持部、引掛け部で面外方向に動かないように支持し、他方の縦框を他方の縦枠に固着具で固着して取り付けることで、補助建具枠を建具枠に取り付けできるから、補助建具を建具枠に簡単に取り付けできる。
しかも、補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合には、支持凹部と支持突部の嵌まり合い代が大きく、その部分で面外方向に動かないようにしっかり支持し、小さい場合には引掛け突部と引掛け凹部の引掛け代が大きく、その部分で面外方向に動かないようにしっかり支持し、所定の寸法である場合には支持部と引掛け部の両方で面外方向に動かないように支持するから、補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合、小さい場合、所定の寸法の場合でも補助建具を建具枠に安定して取り付けできる。
しかも、補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合には、支持凹部と支持突部の嵌まり合い代が大きく、その部分で面外方向に動かないようにしっかり支持し、小さい場合には引掛け突部と引掛け凹部の引掛け代が大きく、その部分で面外方向に動かないようにしっかり支持し、所定の寸法である場合には支持部と引掛け部の両方で面外方向に動かないように支持するから、補助建具枠の面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合、小さい場合、所定の寸法の場合でも補助建具を建具枠に安定して取り付けできる。
図1に示すように、建具枠1に補助建具2を取り付けて補助建具付き建具としてある。
前記建具枠1は、面内方向一方の縦枠10と他方の縦枠11と上横枠12と下横枠13を方形状に連結してある。前記一方の縦框10が建具枠1の面内方向一側部で、他方の縦框11が面内方向他端部である。
前記建具枠1は、面内方向一方の縦枠10と他方の縦枠11と上横枠12と下横枠13を方形状に連結してある。前記一方の縦框10が建具枠1の面内方向一側部で、他方の縦框11が面内方向他端部である。
前記補助建具2は、網戸枠2aと防虫網2bを備えたロール網戸で、その網戸枠2aが補助建具2の補助建具枠である。
前記網戸枠2aは、面内方向一方の縦框20と他方の縦框21と上横框22と下横框23を方形状に連結し、その上横框22と下横框23に沿って可動框24が面内方向に移動自在に設けてある。前記上下横框22,23が上下ガイド框である。
前記防虫網2bは一方の縦框20内に巻き取り、繰り出し自在に収納され、その先端縁が可動框24に連結してある。
これにより、一方の縦框20が網戸収納框で、網戸枠2aの面内方向一側部で、他方の縦框21が戸先框で、網戸枠2aの面内方向他側部である。
前記網戸枠2aは、面内方向一方の縦框20と他方の縦框21と上横框22と下横框23を方形状に連結し、その上横框22と下横框23に沿って可動框24が面内方向に移動自在に設けてある。前記上下横框22,23が上下ガイド框である。
前記防虫網2bは一方の縦框20内に巻き取り、繰り出し自在に収納され、その先端縁が可動框24に連結してある。
これにより、一方の縦框20が網戸収納框で、網戸枠2aの面内方向一側部で、他方の縦框21が戸先框で、網戸枠2aの面内方向他側部である。
前記防虫網2bは他方の縦框21に巻き取り、繰り出し自在に収納しても良い。
また、一方の縦框20と他方の縦框21に2つの防虫網2bを巻き取り、繰り出し自在にそれぞれ収納し、可動框24を2つ設け、その各可動框24に各防虫網2bの先端縁をそれぞれ連結するようにしても良い。
この場合には、2つの可動框24を突き当てて網戸枠2aを2つの防虫網2bで閉塞する。
前述の説明において、面内方向とは図1において左右方向で、上横枠12、上横框22、下横枠13、下横框23の長手方向である。
前記補助建具2はロール網戸に限ることはなく、例えば、網戸、ガラリなどでも良い。
また、一方の縦框20と他方の縦框21に2つの防虫網2bを巻き取り、繰り出し自在にそれぞれ収納し、可動框24を2つ設け、その各可動框24に各防虫網2bの先端縁をそれぞれ連結するようにしても良い。
この場合には、2つの可動框24を突き当てて網戸枠2aを2つの防虫網2bで閉塞する。
前述の説明において、面内方向とは図1において左右方向で、上横枠12、上横框22、下横枠13、下横框23の長手方向である。
前記補助建具2はロール網戸に限ることはなく、例えば、網戸、ガラリなどでも良い。
図2と図3に示すように、前記建具枠1に障子3が開閉自在に装着されている。例えば、障子3を縦すべり出し自在に装着して縦すべり出し窓としてある。
前記一方の縦枠10、他方の縦枠11、上横枠12の面内方向の内側面10a,11a,12aには内向片10b,11b,12bが設けてあり、下横枠13の面内方向の内側面13aは階段形状に折曲して縦向面13bを有している。
前記各内向片10b,11b,12bと縦向面13bは面外方向に同一位置で、四周連続していると共に、気密材10c,11c,12c,13cが面外方向他側に向けて四周連続して装着してある。
前記障子3は、前記各内向片10b,11b,12b、縦向面13bよりも面外方向他側寄りに装着され、その障子3を閉じ姿勢とすることで前記各気密材10c,11c,12c,13cに圧接して建具枠1と障子3との間を気密する。
前記一方の縦枠10、他方の縦枠11、上横枠12の面内方向の内側面10a,11a,12aには内向片10b,11b,12bが設けてあり、下横枠13の面内方向の内側面13aは階段形状に折曲して縦向面13bを有している。
前記各内向片10b,11b,12bと縦向面13bは面外方向に同一位置で、四周連続していると共に、気密材10c,11c,12c,13cが面外方向他側に向けて四周連続して装着してある。
前記障子3は、前記各内向片10b,11b,12b、縦向面13bよりも面外方向他側寄りに装着され、その障子3を閉じ姿勢とすることで前記各気密材10c,11c,12c,13cに圧接して建具枠1と障子3との間を気密する。
前記一方の縦框20は図3に示すように、框本体20aとカバー20bで中空形状で、その内部に巻取軸25が設けてあり、その巻取軸25に防虫網2bの基端縁が巻き取り、繰り出し自在に連結してある。
前記上横框22、下横框23は図2に示すように上ガイド22a、下ガイド23aを有し、可動框24の上部、下部が上ガイド22a、下ガイド23aに沿って移動自在にガイドされる。
前記補助建具2は、建具枠1における障子3よりも面外方向一側寄り、例えば室内側寄りに取り付けられ、補助建具2(網戸枠2a)は建具枠1の面外方向一側面(例えば、室内側面)1aよりも面外方向一側に突出している。
図2、図3においては、補助建具2は建具枠1の内向片10b,11b,12b、縦向面13bよりも面外方向一側寄りに取り付けてある。
前記上横框22、下横框23は図2に示すように上ガイド22a、下ガイド23aを有し、可動框24の上部、下部が上ガイド22a、下ガイド23aに沿って移動自在にガイドされる。
前記補助建具2は、建具枠1における障子3よりも面外方向一側寄り、例えば室内側寄りに取り付けられ、補助建具2(網戸枠2a)は建具枠1の面外方向一側面(例えば、室内側面)1aよりも面外方向一側に突出している。
図2、図3においては、補助建具2は建具枠1の内向片10b,11b,12b、縦向面13bよりも面外方向一側寄りに取り付けてある。
前記網戸枠2aの一方の縦框20が建具枠1の一方の縦枠10、つまり建具枠1の面内方向一側部に、支持部30と引掛け部40で面外方向に動かないように支持されている。
この支持部30と引掛け部40は面外方向に離隔している。図3においては支持部30よりも引掛け部40が面外方向一側寄りである。
前記網戸枠2aの他方の縦框21が建具枠1の他方の縦枠11、つまり建具枠1の面内方向他側部に固着具、例えばビス26で固着して取り付けてある。
具体的には、他方の縦枠11の面内方向の内側面11aに、他方の縦框21の面内方向の外側面21aを接し、ビス26で固着して取り付けてある。
前記下横框23は下横枠13の上面にスペーサ13dを介して接している。
前記上横框22は上横枠12の内向片12bの面外方向一側面、例えば室内側面に接している。
この支持部30と引掛け部40は面外方向に離隔している。図3においては支持部30よりも引掛け部40が面外方向一側寄りである。
前記網戸枠2aの他方の縦框21が建具枠1の他方の縦枠11、つまり建具枠1の面内方向他側部に固着具、例えばビス26で固着して取り付けてある。
具体的には、他方の縦枠11の面内方向の内側面11aに、他方の縦框21の面内方向の外側面21aを接し、ビス26で固着して取り付けてある。
前記下横框23は下横枠13の上面にスペーサ13dを介して接している。
前記上横框22は上横枠12の内向片12bの面外方向一側面、例えば室内側面に接している。
次に、前記支持部30と引掛け部40について説明する。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10と網戸枠2aの一方の縦框20のいずれか一方に設けた支持凹部31と、前記いずれか他方に設けた支持突部32で支持部30を形成している。
前記支持凹部31は面内方向に向けて開口していると共に、支持突部32も面内方向に向けて突出している。
前記支持凹部31と支持突部32は面外方向に動かないように嵌まり合い、一方の縦框20を一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10と網戸枠2aの一方の縦框20のいずれか一方に設けた支持凹部31と、前記いずれか他方に設けた支持突部32で支持部30を形成している。
前記支持凹部31は面内方向に向けて開口していると共に、支持突部32も面内方向に向けて突出している。
前記支持凹部31と支持突部32は面外方向に動かないように嵌まり合い、一方の縦框20を一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
前記支持凹部31と支持突部32が嵌まり合った状態で、一方の縦框20が一方の縦枠10に接近する方向に移動すると、支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代(支持凹部31と支持突部32の重なり合う面内方向の寸法)が大きくなり、前記一方の縦框20が一方の縦枠10から離隔する方向に移動すると、支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が小さくなる。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10と網戸枠2aの一方の縦框20のいずれか一方に設けた引掛け突部41と、前記いずれか他方に設けた引掛け凹部42で引掛け部40を形成している。
前記引掛け突部41は面内方向に向けて突出し、引掛け凹部42は面内方向に開口している。
前記引掛け突部41と引掛け凹部42は面外方向に動かないように引掛け合い、一方の縦框20を一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
前記引掛け突部41は面内方向に向けて突出し、引掛け凹部42は面内方向に開口している。
前記引掛け突部41と引掛け凹部42は面外方向に動かないように引掛け合い、一方の縦框20を一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
前記引掛け突部41と引掛け凹部42が引掛け合った状態で、一方の縦框20が一方の縦枠10に接近する方向に移動すると引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代(引掛け突部41と引掛け凹部42が重なり合う面内方向の寸法)が小さくなり、前記一方の縦框20が一方の縦枠10から離隔する方向に移動すると、引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が大きくなる。
このようであるから、網戸枠2aの面内方向寸法が所定の場合には、支持部30、引掛け部40は図4に示す状態となり、支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が中間の値で、引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が中間の値となるので、一方の縦框20を、支持部30と引掛け部40の両方で一方の縦枠10に対して面外方向に動かないようにそれぞれ支持する。
したがって、一方の縦框20を一方の縦枠10に対して面外方向に動かないようにしっかりと支持し、一方の縦框20が一方の縦枠10から外れることがないので、網戸枠2aの面内方向寸法が所定の寸法の場合に、補助建具2を建具枠1に安定して取り付けできる。
前記網戸枠2aの面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合には、一方の縦框20は一方の縦枠10に接近する方向に移動するので、支持部30と引掛け部40は図5に示す状態となり、支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が大きい値で、引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が小さい値となるので、一方の縦框20が一方の縦框10に対して面外方向に動かないように、主として支持部30によってしっかりと支持する。
したがって、網戸枠2aの面内方向寸法が所定の寸法よりも大きい場合に、補助建具2を建具枠1に安定して取り付けできる。
前記網戸枠2aの面内方向寸法が所定の寸法よりも小さい場合には、一方の縦框20は一方の縦枠10から離隔する方向に移動するので、支持部30と引掛け部40は図6に示す状態となり、支持凹部31と支持突部32の嵌まり合い代が小さい値で、引掛け突部41と引掛け凹部42の引掛け代が大きい値となるので、一方の縦框20が一方の縦框10に対して面外方向に動かないように、主として引掛け部40によってしっかりと支持する。
したがって、網戸枠2aの面内方向寸法が所定の寸法よりも小さい場合に、補助建具2を建具枠1に安定して取り付けできる。
次に、前述の支持部30の具体例を説明する。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10に第1支持片33と第2支持片34を面外方向に離隔して設け、この第1支持片33と第2支持変34との間を支持凹部31とする。
この第1・第2支持片33,34は面内方向の内側に向けて突出している。つまり、前記一方の縦枠10の面内方向内側面10aから他方の縦枠11の面内方向内側面11aに向けて面内方向に突出している。
前記第1支持片33は、第2支持片34よりも面外方向一側寄りで、この第2支持片34の面内方向寸法(つまり、突出寸法)が第1支持片33の面内方向寸法(突出寸法)よりも長く、第2支持片34は第1支持片33の先端面33aよりも面内方向内側に突出している。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10に第1支持片33と第2支持片34を面外方向に離隔して設け、この第1支持片33と第2支持変34との間を支持凹部31とする。
この第1・第2支持片33,34は面内方向の内側に向けて突出している。つまり、前記一方の縦枠10の面内方向内側面10aから他方の縦枠11の面内方向内側面11aに向けて面内方向に突出している。
前記第1支持片33は、第2支持片34よりも面外方向一側寄りで、この第2支持片34の面内方向寸法(つまり、突出寸法)が第1支持片33の面内方向寸法(突出寸法)よりも長く、第2支持片34は第1支持片33の先端面33aよりも面内方向内側に突出している。
前記網戸枠2aの一方の縦框20には被支持片35が面内方向の外側に向けて設けてあり、この被支持片35が前述の支持突部32である。
つまり、前記一方の縦框20(本体20a)の面外方向他側寄りに被支持片35が一体的に設けてあり、この被支持片35は、一方の縦框20の面内方向外側面(他方の縦框21と対向した面と反対側の面)20cよりも面内方向外側に突出し、この被支持片35は一方の縦枠10の面内方向内側面10aに向かうようにしてある。
つまり、前記一方の縦框20(本体20a)の面外方向他側寄りに被支持片35が一体的に設けてあり、この被支持片35は、一方の縦框20の面内方向外側面(他方の縦框21と対向した面と反対側の面)20cよりも面内方向外側に突出し、この被支持片35は一方の縦枠10の面内方向内側面10aに向かうようにしてある。
前記被支持片35を前記第1支持片33と第2支持片34との間(支持凹部31)に嵌め込むことで、その被支持片35が面外方向に動かないように第1・第2支持片33,34で支持する。
次に、前述の引掛け部40の具体例を説明する。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10の面内方向内側面10aに引掛け受片43が設けてある。
この引掛け受片43は、一方の縦枠10の面内方向内側面10aから面内方向内側に向かう内向片43aと、この内向片43aの面内方向内側端部と連続し、面外方向一側に向かう折曲片43bと、この折曲片43bの面外方向一側端部と連続し、面内方向外側に向かう外向片43cでほぼ鉤形状で、その外向片43cが前述の引掛け突部41である。
前記引掛け受片43の外向片43c(引掛け突部41)の面内方向外側端面と縦枠10の面内方向内側面10aとは離隔し、この引掛け受片43と縦枠10の面内方向内側面10aとで面外方向一側に開口した凹陥部44を形成している。
図4に示すように、建具枠1の一方の縦枠10の面内方向内側面10aに引掛け受片43が設けてある。
この引掛け受片43は、一方の縦枠10の面内方向内側面10aから面内方向内側に向かう内向片43aと、この内向片43aの面内方向内側端部と連続し、面外方向一側に向かう折曲片43bと、この折曲片43bの面外方向一側端部と連続し、面内方向外側に向かう外向片43cでほぼ鉤形状で、その外向片43cが前述の引掛け突部41である。
前記引掛け受片43の外向片43c(引掛け突部41)の面内方向外側端面と縦枠10の面内方向内側面10aとは離隔し、この引掛け受片43と縦枠10の面内方向内側面10aとで面外方向一側に開口した凹陥部44を形成している。
前記網戸枠2aの一方の縦框20には引掛け片45が設けてある。この引掛け片45は前記一方の縦框20の面内方向外側面20cにおける前記被支持片35よりも面外方向一側寄りに設けてある。
前記引掛け片45は、一方の縦框20の面内方向外側面20cから面内方向外側に向かう外向片45aと、この外向片45aの面内方向外側端部と連続し面外方向他側に向かう折曲片45bと、この折り曲片45bの面外方向他側端部と連続し面内方向内側に向かう内向片45cでほぼ鉤形状で、その内向片45cと折曲片45bと外向片45aの面内方向外側寄り部分とで前述の引掛け凹部42としてある。
そして、前記引掛け片45の内向片45cが前述の凹陥部44内に入り込み、その内向片45cが引掛け受片43の外向片43cと引掛け合うことで、一方の縦框20が一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
前記外向片43cと内向片45cの引掛け合う面内方向に向かう面は、面外方向に斜めの傾斜面となっている。
前記引掛け片45は、一方の縦框20の面内方向外側面20cから面内方向外側に向かう外向片45aと、この外向片45aの面内方向外側端部と連続し面外方向他側に向かう折曲片45bと、この折り曲片45bの面外方向他側端部と連続し面内方向内側に向かう内向片45cでほぼ鉤形状で、その内向片45cと折曲片45bと外向片45aの面内方向外側寄り部分とで前述の引掛け凹部42としてある。
そして、前記引掛け片45の内向片45cが前述の凹陥部44内に入り込み、その内向片45cが引掛け受片43の外向片43cと引掛け合うことで、一方の縦框20が一方の縦枠10に対して面外方向に動かないように支持する。
前記外向片43cと内向片45cの引掛け合う面内方向に向かう面は、面外方向に斜めの傾斜面となっている。
次に、網戸枠2の取り付けについて説明する。
図7に示すように、網戸枠2を面外方向に斜めの姿勢とする。例えば、面外方向と直角な姿勢に対して一方の縦框20よりも他方の縦框21が面外方向一側寄りとなるように面外方向に斜めの姿勢とする。
この姿勢で、前述の被支持片35の先端面35aを第2支持片34の面外方向一側面(室内側面)34aに当接すると共に、引掛け片45の内向片45cを凹陥部44内に入り込ませる。
図7に示すように、網戸枠2を面外方向に斜めの姿勢とする。例えば、面外方向と直角な姿勢に対して一方の縦框20よりも他方の縦框21が面外方向一側寄りとなるように面外方向に斜めの姿勢とする。
この姿勢で、前述の被支持片35の先端面35aを第2支持片34の面外方向一側面(室内側面)34aに当接すると共に、引掛け片45の内向片45cを凹陥部44内に入り込ませる。
前述した状態から、網戸枠2aを面外方向他側に向けて矢印aで示すように回動しながら、前記被支持片35を第2支持片34の面外方向一側面34aに沿ってスライドさせることで、図4に示すように、その被支持片35を支持凹部31に嵌め合わせると共に、引掛け片45の内向片45cを引掛け受片43の外向片43cに係合して引掛け突部41と引掛け凹部42を引掛け合うことで、一方の縦框20を一方の縦枠10に面外方向に動かないように支持する。
これと同時に、図3に示すように他方の縦框21の面内方向外側面21aが他方の縦枠11の面内方向内側面11aに当接する。
そして、他方の縦框21を他方の縦枠11にビス26で固着して網戸枠2aを建具枠1に取り付ける。
そして、他方の縦框21を他方の縦枠11にビス26で固着して網戸枠2aを建具枠1に取り付ける。
このようであるから、網戸枠2aを面外方向に斜めの姿勢から面外方向他側に向けて回動することで、支持凹部31と支持突部32を嵌め合うと共に、引掛け突部41と引掛け凹部42を引掛け合うことができ、しかも他方の縦框21の面外方向外側面21aを他方の縦枠11の面内方向内側面11aに接することができる。
したがって、網戸枠2aの取り付けがより一層簡単である。
したがって、網戸枠2aの取り付けがより一層簡単である。
つまり、網戸枠2aを建具枠1に取り付けた状態では、支持凹部31と支持突部32、引掛け突部41と引掛け凹部42が面内方向に重なり合うので、網戸枠2aを面外方向に平行移動して取り付ける場合には、他方の縦框21の面内方向外側面21aと他方の縦枠11の面内方向内側面11aとの間に隙間を形成し、網戸枠2aを面内方向にけんどん式に取り付けることになるから、他方の縦框21と他方の縦枠11との間にスペーサを入れてビスで固着することになる。
これに対して、前述のようにして取り付ければ、スペーサが不要であるから、取り付けが簡単である。
これに対して、前述のようにして取り付ければ、スペーサが不要であるから、取り付けが簡単である。
図4に示すように、前記支持部30の第1支持片33と、前記引掛け部40の引掛け受片43は一方の縦枠10と別部材で、一方の縦枠10に固着具、例えばビス50で取り付けてある。
例えば、取付片51に第1支持片33と引掛け受片43を設けてアタッチメント52とし、その取付片51を、一方の縦枠10の面内方向内側面10aにビス50で固着して取り付ける。なお、第1支持片33と引掛け受片43をそれぞれビスで固着して取り付けても良い。
前記支持部30の第2支持片34を、一方の縦枠10の面内方向内側面10aに設けた内向片、例えば、気密材装着用の内向片10bと兼用としてある。この内向片は気密材を装着しないものでも良い。
例えば、取付片51に第1支持片33と引掛け受片43を設けてアタッチメント52とし、その取付片51を、一方の縦枠10の面内方向内側面10aにビス50で固着して取り付ける。なお、第1支持片33と引掛け受片43をそれぞれビスで固着して取り付けても良い。
前記支持部30の第2支持片34を、一方の縦枠10の面内方向内側面10aに設けた内向片、例えば、気密材装着用の内向片10bと兼用としてある。この内向片は気密材を装着しないものでも良い。
このようにすることで、一方の縦枠10と他方の縦枠11を同一断面形状にできるから、内向片、例えば、気密材装着用の内向片を有した縦枠を、建具枠1の一方の縦枠10と他方の縦枠11として兼用できる。
建具枠の種類によっては縦枠に内向片、例えば、気密材装着用の内向片を有していない場合や、その内向片を第2支持片として利用できない場合もあるが、そのような場合には、第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を縦枠10と別体とし、ビスなどで固着して取り付ければ良い。
例えば、図8に示すように、取付片51に第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を一体に設けたアタッチメント52とし、その取付片51を一方の縦枠10の面内方向内側面10aにビス50で固着して取り付ける。なお、第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を別々としてビスでそれぞれ固着して取り付けても良い。
例えば、図8に示すように、取付片51に第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を一体に設けたアタッチメント52とし、その取付片51を一方の縦枠10の面内方向内側面10aにビス50で固着して取り付ける。なお、第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を別々としてビスでそれぞれ固着して取り付けても良い。
このようにすれば、内向片、例えば、気密材装着用の内向片を有しない縦枠や、その内向片を第2支持片として利用できない縦枠を、建具枠1の一方の縦枠10と他方の縦枠11に兼用することができる。
なお、図示は省略するが、第1支持片33、第2支持片34、引掛け受片43を縦枠10の面内方向内側面10aに一体に設けても良い。
前述の説明では、面外方向一側を室内側、面外方向他側を室外側としたが、面外方向一側を室外側、面外方向他側を室内側としても良い。
また、支持凹部31、引掛け突部41を縦枠10に設け、支持突部32、引掛け凹部42を縦框20に設けたが、縦框20に支持凹部31、引掛け突部41を設け、縦枠10に支持突部32、引掛け凹部42を設けても良い。
また、支持凹部31、引掛け突部41を縦枠10に設け、支持突部32、引掛け凹部42を縦框20に設けたが、縦框20に支持凹部31、引掛け突部41を設け、縦枠10に支持突部32、引掛け凹部42を設けても良い。
1…建具枠、2…補助建具、2a…網戸枠(補助建具枠)、2b…防虫網、3…障子、10…一方の縦枠、10a…面内方向内側面、11…他方の縦枠、11a…面内方向内側面、20…一方の縦框、20c…面外方向外側面、21…他方の縦框、21a…面外方向外側面、26…ビス(固着具)、30…支持部、31…支持凹部、32…支持突部、33…第1支持片、34…第2支持片(内向片)、35…被支持片、40…引掛け部、41…引掛け突部、42…引掛け凹部、43…引掛け受片、44…凹陥部、45…引掛け片、50…ビス(固着具)、51…取付片、52…アタッチメント。
Claims (6)
- 建具枠に補助建具を取り付けた補助建具付き建具であって、
前記補助建具の補助建具枠の一方の縦框を、前記建具枠の一方の縦枠に、面外方向に離隔した支持部と引掛け部とで面外方向に動かないように支持し、
前記補助建具枠の他方の縦框を、前記建具枠の他方の縦枠に固着具で固着して取り付け、
前記支持部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に開口した支持凹部と、いずれか他方に設けた面内方向に突出した支持突部を有し、その支持凹部に支持突部が面外方向に動かないように嵌まり合うと共に、その嵌まり合い代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると大きくなり、離隔する方向に移動すると小さくなるようにし、
前記引掛け部は、前記縦枠と縦框のいずれか一方に設けた面内方向に突出した引掛け突部と、いずれか他方に設けた面内方向に開口した引掛け凹部を有し、その引掛け突部と引掛け凹部が面外方向に動かないように引掛け合うと共に、その引掛け代は、前記縦框が前記縦枠に接近する方向に移動すると小さくなり、離隔する方向に移動すると大きくなるようにしたことを特徴とする補助建具付き建具。 - 前記支持部よりも引掛け部が面外方向一側寄りとし、
前記縦枠に、その縦枠の面内方向内側面から面内方向内側に向けて突出した面外方向に離隔した第1支持片と第2支持片を設け、この第1支持片と第2支持片との間を前記支持凹部とし、
前記第1支持片が第2支持片よりも面外方向一側寄りに位置し、第1支持片の突出寸法よりも第2支持片の突出寸法を大きくし、
前記縦框の面外方向他側寄りに、前記第1支持片と第2支持片との間に嵌まり合う被支持片を、その縦框の面内方向外側面よりも面外方向外側に向けて突出して設け、この被支持片を前記支持突部とし、
前記縦枠の面内方向内側面に、内向片と折曲片と外向片でほぼ鉤形状で、その外向片が引掛け突部である引掛け受片を設け、この引掛け受片と前記縦枠の面内方向内側面との間に面内方向一側に開口した凹陥部を形成し、
前記縦框の面外方向一側寄りに、外向片と折曲片と内向片でほぼ鉤形状で、その内向片と折曲片と外向片とで前述の引掛け凹部を形成した引掛け片を、前記被支持片の先端面が前記第2支持片の面外方向一側面に当接したときに、その引掛け片の内向片が前記凹陥部に入り込むように設けた請求項1記載の補助建具付き建具。 - 前記第1支持片と引掛け受片を縦枠と別体とし、それらを縦枠の面内方向内側面に固着具で固着して取り付け、
前記第2支持片を、縦枠に設けた内向片とした請求項2記載の補助建具付き建具。 - 取付片に、前記第1支持片と引掛け受片を一体に設けてアタッチメントとし、
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで第1支持片と引掛け受片を取り付けるようにした請求項3記載の補助建具付き建具。 - 前記第1支持片と第2支持片と引掛け受片を縦枠と別体とし、それらを縦枠の面内方向内側面に固着具で固着して取り付けた請求項2記載の補助建具付き建具。
- 取付片に、前記第1支持片と第2支持片と引掛け受片を一体に設けてアタッチメントとし、
このアタッチメントの取付片を、縦枠の面内方向内側面に固着具で固着することで、第1支持片と第2支持片と引掛け受片を取り付けるようにした請求項5記載の補助建具付き建具。
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