JP6377414B2 - 開口部装置 - Google Patents

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本発明は、開口部装置に関する。より詳しくは、収納式の網戸を備える開口部装置に関する。
従来、建物の開口部に取り付けられた枠体には、障子の開放時に害虫が屋内に侵入するのを防止するため、網戸が納められている。網戸としては、矩形に框組みされた框体内に矩形の網材を取り付け、これを枠体内に納めて引き戸式としたものが一般的である。
ところが網戸を使用していないときには、網材が露出していない方が意匠性や汚れ防止の観点から好ましいため、近年、網材が伸縮可能な収納式の網戸が多く用いられている。この収納式の網戸は、網材を蛇腹状に折り畳んだりロール状に巻き取ることで、コンパクトに収納可能となっている。
例えば、網戸の戸当り枠を一方の縦枠の凹溝部内に収納するとともに、網戸の固定框に加えて網材及び可動框を他方の縦枠の凹溝部内に収納可能とした縦辷り出し窓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この縦辷り出し窓によれば、網戸の戸当り枠や可動框等が屋内側に露出しないため、意匠性を向上できるとされている。
特開2009−270296号公報
しかしながら特許文献1の開口部装置では、戸当り枠が縦枠の凹溝部内に収納されているため、網戸のメンテナンス時に戸当り枠を取り外す際には、戸当り枠と縦枠との隙間に工具を差し込んだりする必要があった。そのため、戸当り枠の取り外しが困難であるうえ、枠体や戸当り枠を傷付けてしまうおそれが高かった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、枠体や戸当り枠を傷付けることなく、戸当り枠を容易に取り外しできる開口部装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、建物の開口部に取り付けられる枠体(例えば、後述の枠体10)と、前記枠体内に納められる障子(例えば、後述の網戸3)と、を備える開口部装置(例えば、後述の開口部装置1)であって、前記障子は、前記枠体を構成する一の枠材(例えば、後述の縦枠14)に形成された収納溝(例えば、後述の溝142c)内に収納されて固定される戸当り枠(例えば、後述の戸当り枠35)を備え、前記戸当り枠は、その延設方向の両端部のうち少なくとも一方に取り付けられ且つその見込面に溝(例えば、後述の溝352d)が形成された端部キャップ(例えば、後述の端部キャップ352)を備えることを特徴とする開口部装置を提供する。
前記溝は、工具が差し込み可能であることが好ましい。
前記障子は、前記一の枠材に対向する枠材に形成された収納溝内に収納されて固定される固定框(例えば、後述の固定框33)と、前記戸当り枠と前記固定框の間を見付方向に移動可能な可動框(例えば、後述の可動框34)と、前記固定框と前記可動框との間に配置され、一端が前記固定框に固定されるとともに他端が前記可動框に固定されて前記可動框の移動に伴って伸縮可能な網材(例えば、後述の網材4)と、一端が前記戸当り枠に固定され、前記可動框から前記固定框まで前記網材を縫って掛け渡されるワイヤ(例えば、後述のワイヤ51,52,53)と、を備え、前記端部キャップには、前記ワイヤの一端が挿通されて固定されることが好ましい。
本発明によれば、枠体や戸当り枠を傷付けることなく、戸当り枠を容易に取り外しできる開口部装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る開口部装置を屋内側から見たときの図である。 上記実施形態に係る開口部装置の縦断面図である。 上記実施形態に係る開口部装置の横断面図である。 上記実施形態に係る開口部装置に納められる網戸の分解斜視図である。 戸当り枠の下端部近傍の拡大斜視図である。 端部キャップの構成を示す斜視図である。 戸当り枠及び端部キャップの取り外し方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた窓におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(すなわち、奥行き方向)を意味する。
図1は、本実施形態に係る開口部装置1を屋内側から見た姿図である。開口部装置1は、建物の壁に形成された開口部に納められる。開口部装置1は、建物の開口部に取り付けられる枠体10と、枠体10に納められる戸体2(図1においては図示しない)と、戸体2よりも屋内側に配置され且つ枠体10に納められる網戸3と、を備える。
枠体10は、上枠11と、下枠12と、左右の縦枠13,14と、により矩形に枠組みされる。なお、図1においては、縦枠13側が吊元側であり、縦枠14側が戸先側である。
網戸3は、見付方向に移動可能な可動框34と、可動框の移動に伴って伸縮可能な網材4と、を有する。網戸3については、後段で詳述する。
図2は、本実施形態に係る開口部装置1の縦断面図である。図2は、開口部装置1を吊元側から見た縦断面図である。開口部装置1は、アルミ等の金属と樹脂とからなる複合型であり、複合型の枠体10と、枠体10に開閉可能に納められた複合型の戸体2と、を備える。戸体2は、上框21と、下框22と、左右の縦框23,24と、により矩形に框組みされた框体20と、框体20に嵌め込まれたガラス100と、を有する。
ガラス100は、屋内側の板ガラス101と、屋外側の板ガラス102と、これら2枚の板ガラスで挟持されたスペーサ103と、を備える複層ガラスであり、優れた断熱性を有する。
なお、本実施形態に係る開口部装置1は、枠体10内に納められた戸体2を、吊元側の縦框回りに回転させることで外側に開放可能な縦辷り出し窓である。
上枠11は、屋外側に配置されたアルミ合金等の金属からなる金属上枠111と、その屋内側に配置され且つ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる樹脂上枠112と、を有する。
金属上枠111は、屋外側の外側金属上枠111aと、屋内側の内側金属上枠111bと、を有する。金属上枠111は、外側金属上枠111a及び内側金属上枠111bによって挟まれて、これらを連結する樹脂製のブリッジ材111cを更に有する。また、金属上枠111は、屋外側に配置されるパッキン111dを更に有する。
樹脂上枠112は、複数の断面矩形状の空気室113aを形成する格子状部112aと、格子状部112aの上側に突出する複数の突出部112bと、格子状部112aの下側に位置し且つ網材4の上端をガイドするガイド溝112cを形成する凹状部112dと、を有する。ガイド溝112cの底面には、網戸の上框31が係止される。
樹脂上枠112は、凹状部112dの屋外側に形成されるリブ112eと、その上側に間隔を開けて形成されたパッキン112fと、凹状部112dの屋外側の下端に配置されるパッキン112gを更に有する。樹脂上枠112の屋外側には、リブ112e及びパッキン112fによって空気層113bが形成される。
また、金属上枠111と樹脂上枠112との間には、複数の突出部112bによって仕切られる複数の空気室113cが形成される。
上框21は、屋外側に配置されたアルミ合金等の金属からなる金属上框211と、その屋内側に設けられ且つ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる樹脂上框212と、を有する。
金属上框211は、屋外側から鉛直方向に立設する金属上框立設部211aを有する。金属上框211は、先端がパッキン111dに当接する。
樹脂上框212は、複数の断面矩形状の空気室213aを形成する格子状部212aを有する。格子状部212aは、屋内側においてパッキン112gに当接する。
上框21は、下向きに開口して形成される溝21aを有する。溝21aは、ガスケット10aを介してガラス100の上端部を挟持する。溝21aの内部には、緩衝材10bが配置される。
下枠12及び下框22は、上枠11及び上框21とそれぞれほぼ同様の構成であるので、対応する符号を付して、説明を省略する。
戸体2は、上側アーム91及び下側アーム92によってそれぞれ上枠11及び下枠12と連結され、枠体10内に吊り込まれる。
図2に示すように、開口部装置1は、突出部112bによって仕切られる空気室113c及び突出部122bによって仕切られる空気室123cが、金属枠と樹脂枠との間に形成されることで断熱性能が向上する。また、開口部装置1は、パッキン122fとパッキン122gにより形成される空気層及び空気層113bによっても、断熱性能が向上する。
図3は、本実施形態に係る開口部装置1の横断面図である。図3は、開口部装置1を上側から見た横断面図である。
吊元側の縦枠13は、屋外側に配置されたアルミ合金等の金属からなる金属縦枠131と、その屋内側に配置され且つ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる樹脂縦枠132と、を有する。
樹脂縦枠132は、複数の断面矩形状の空気室133aを形成する格子状部132aと、格子状部132aの上側に突出する複数の突出部132bと、格子状部132aの戸先側に位置し且つ後述する網戸3の固定框33の納められる溝132cを形成する凹状部132dと、を有する。
樹脂縦枠132は、凹状部132dの屋外側に形成されるパッキン132fと、凹状部132dの戸先側の先端に配置されるパッキン132gを更に有する。また、金属縦枠131と樹脂縦枠132との間には、複数の突出部132bによって仕切られる複数の空気室133cが形成される。
吊元側の縦框23は、屋外側に配置されたアルミ合金等の金属からなる金属縦框231と、その屋内側に配置され且つ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる樹脂縦框232と、を有する。
金属縦框231は、屋外側から吊元方向に延出する金属縦框横設部231aを有する。金属縦框231は、金属縦框横設部231aの先端に配置され且つ金属縦枠131に当接するパッキン231bを有する。
樹脂縦框232には、断面矩形状の空気室233aが形成される。中空部232aは、屋内側においてパッキン132f,132gに当接する。
縦框23は、戸先側に開口して形成される溝23aを有する。溝23aは、ガスケット10aを介してガラス100の側端部を挟持する。
戸先側の縦枠14及び縦框24は、吊元側の縦枠13及び縦框23とそれぞれほぼ同様の構成であるので、対応する符号を付して、説明を省略する。
図3に示すように、開口部装置1は、突出部132bによって仕切られる空気室133c及び突出部142bによって仕切られる空気室143cが、金属枠と樹脂枠との間に形成されることで断熱性能が向上する。また、開口部装置1は、パッキン132fとパッキン132gとの間に形成される空気層及びパッキン142fとパッキン142gとの間に形成される空気層によっても、断熱性能が向上する。
更に、網戸3が閉じられた状態の場合には、網材4自体の断熱性や網材4とガラス100との間に形成される空気層によって屋内側に冷気が伝わり難くなる。
このように、開口部装置1は、非常に断熱性能が高い。
続いて、網戸3について詳しく説明する。図4は、網戸3の分解斜視図である。
網戸3は、上框31と、下框32と、固定框33と、可動框34と、戸当り枠35と、網材4と、ワイヤ51,52,53と、固定側取付板6と、可動側取付板7と、固定調整部材8と、を備える。
上框31及び下框32は、それぞれ上枠11及び下枠12に固定される塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる長尺部材である。
戸当り枠35は、枠体10を構成する戸先側の縦枠14に固定される。戸当り枠35は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる長尺部材である戸当り枠本体351と、戸当り枠35の延設方向の両端部に取り付けられる端部キャップ352,352と、戸当り枠本体351の内部に配置されるマグネット部材353と、を備える。
戸当り枠35は、樹脂縦枠142の溝142c内に収納される(図3)。これにより、屋内側正面から戸当り枠35は視認されず、意匠性が向上している。
また、戸当り枠35は、戸当り枠本体351の戸先側に設けられた爪351a,351aにより樹脂縦枠142(縦枠14)の溝142c内に係止されている。これにより、工具で容易に取り外しできるようになっている。
固定框33は、戸先側の縦枠14に対向する吊元側の縦枠13に固定される。固定框33は、アルミ合金等の金属からなる長尺部材である固定框本体331と、固定框33の延設方向の両端部に取り付けられる端部キャップ332,332と、備える。
可動框34は、戸当り枠35と固定框33の間を見付方向(左右方向)に移動可能である。可動框34は、網材4を折りたたんだ時に網材4が収納され且つアルミ合金等の金属からなる断面U字状の長尺部材である可動框本体341と、可動框本体341を覆い且つ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなるカバー部材342と、可動框本体341とカバー部材342との間に配置されるマグネット部材343と、可動框34の延設方向の両端部に取り付けられ且つワイヤ51,52,53を案内する案内部材344,344と、を備える。可動框本体341、カバー部材342及び案内部材344,344は、ビス等の締結部材34aにより締結される。
網材4は、固定框33と可動框34との間に配置され、一端が固定框33に固定されるとともに他端が可動框34に固定されて可動框34の移動に伴って伸縮可能である。網材4は、蛇腹状(プリーツ状)に成形されることで見付方向に伸縮可能になっている。
網材4は、固定框33に後述する固定側取付板6を介して取り付けられる。また、網材4は、可動框34に後述する可動側取付板7を介して取り付けられる。
ワイヤ51,52,53は、一端が戸当り枠35に固定され、可動框34から固定框33まで網材4を縫って掛け渡される。ワイヤ52,53は、上側の端部キャップ352から上框31に沿って延び、上側の案内部材344によって下方向に案内されてから網材4を水平方向に縫って掛け渡される。一方、ワイヤ51は、下側の端部キャップ352から下框32に沿って延び、下側の案内部材344によって上方向に案内されてから網材4を水平方向に縫って掛け渡される。ワイヤ52,53と、ワイヤ51とは、可動框34内において高さ方向に重複して配置される。このように、ワイヤ51,52,53が、上下にZ状に曲がるように案内されて取り付けられることで、網材4を安定して起立させることができる。
固定側取付板6は、固定框33と網材4の間に固定框33に沿って延設され、ワイヤ51,52,53が挿通される挿通孔61を有する。
可動側取付板7は、可動框34と網材4の間に可動框34に沿って延設され、ワイヤ51,52,53が挿通される挿通孔71を有する。挿通孔71にはガイド部材7aが嵌め込まれている。
固定調整部材8は、ワイヤ51,52,53の他端が固定されるとともに、前記取付板にその延設方向にスライド可能に取り付けられる。固定調整部材8は、ワイヤ51,52,53の張り具合を調整可能である。固定調整部材8については後段で詳述する。
このような網戸3によれば、可動框34を戸当り枠35側に移動させることで網材4を閉鎖し、固定框33側に移動させることで網材4を可動框34と固定框33の間に収納することができる。
以下、戸当り枠35の端部キャップ352について、図5及び図6を参照して説明する。
ここで、図5は、戸当り枠35の下端部近傍の拡大斜視図である。図6は、端部キャップ352の構成を示す斜視図である。
図5に示すように、戸当り枠35の下端部には、端部キャップ352が取り付けられている。なお、戸当り枠35の上端部にも同様の端部キャップ352が設けられているが、以下では、下端部に設けられた端部キャップ352についてのみ説明する。
図5に示すように、端部キャップ352は、中空形状を有する戸当り枠35の下端部に嵌合されて取り付けられる。図6に示すように、端部キャップ352は、本体部352aと、一対の第1嵌合凸部352b,352bと、第2嵌合凸部352cと、を備える。この端部キャップ352は、樹脂により構成される。
本体部352aは、戸当り枠35に取り付けられた状態において、外部から視認可能な部分を構成する。この本体部352aは、中空の略直方体形状に形成される。また、本体部の見込面には、見込方向に延びる溝352dが形成されている。この溝352dは、マイナスドライバ等の工具の先端部を差し込むことが可能な形状となっている。
一対の第1嵌合凸部352b,352bは、本体部352aの上面の見付方向内側において、互いに所定の間隔を空けて設けられる。これら一対の第1嵌合凸部352b,352bは、上方に突出する四角柱形状に形成される。
第2嵌合凸部352cは、本体部352aの上面の見付方向外側に形成される。この第2嵌合凸部352cは、上方に突出する四角柱形状であり、見込方向に所定長さ延びて形成される。
これら一対の第1嵌合凸部352b,352b及び第2嵌合凸部352cは、図示しない戸当り枠35(戸当り枠本体351)の下端部内に設けられた嵌合凹部にそれぞれ嵌合される。
また、図6に示すように、端部キャップ352の本体部352aは、その上面及び下面に開口352e,352fが形成されている。すなわち、端部キャップの本体部内は、上下に貫通しており、ワイヤ51の一端部が挿通されている。ワイヤ51の一端部は、本体部352aの下面に形成された開口352eから挿入されて、上面に形成された開口352f通って挿通される。挿通されたワイヤ51の一端部には、下面に形成された開口352eの寸法よりも大きな結び目が形成されており、これにより、ワイヤ51の一端部は端部キャップ352に固定されている。
以上の構成を備える戸当り枠35及び端部キャップ352の取り外し方法について、図7を参照して説明する。
ここで、図7は、戸当り枠35及び端部キャップ352の取り外し方法を説明するための図である。具体的には、図7は、戸当り枠の端部キャップ352の溝にマイナスドライバSの先端部を差し込んだ状態を示す図である。
図7に示すように、また上述したように、戸当り枠35の端部キャップ352の見込面に形成された溝352dは、マイナスドライバSの先端部を差し込み可能な形状となっている。そのため、先ず、マイナスドライバSの先端部を、溝352d内に差し込む。そして、この状態で、マイナスドライバSを手前側に引き出す。すると、樹脂縦枠142の溝142c内に設けられている図7においては図示しない爪351a,351aによる戸当り枠の係止が解除される。これにより、端部キャップ352及び戸当り枠35を樹脂縦枠142から容易に取り外すことができるようになっている。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、蛇腹状(プリーツ状)の網材を備える収納式の網戸3において、その戸当り枠35を、樹脂縦枠142(縦枠14)の溝142c内に収納して固定した。また、樹脂縦枠142に収納される戸当り枠35の延設方向の両端部に、その見込面に溝352dが形成された端部キャップ352を設けた。
これにより、例えばマイナスドライバS等の工具の先端部を、端部キャップ352の溝352dに差し込んで手前に引き出すことで、溝142c内に収納されていた戸当り枠35を容易に取り外すことができる。従って本実施形態によれば、戸当り枠35が樹脂縦枠142(縦枠14)の溝142c内に収納されて高い意匠性が得られるうえ、縦枠14や戸当り枠35を傷付けることなく、容易に戸当り枠35を取り外すことができる。
また本実施形態では、端部キャップ352の見込面の溝352dの形状を、工具が差し込み可能な形状とした。これにより、端部キャップ352の溝352dに工具の先端部を容易に差し込むことができ、上述の効果がより確実に奏される。
また本実施形態では、蛇腹状(プリーツ状)の網材4に設けられるワイヤ51の一端を、端部キャップ352に挿通して固定した。これにより、網戸3のメンテナンス時には、端部キャップ352及び戸当り枠35を必ず取り外す必要性が生じるところ、本実施形態によれば、上述の通り工具により容易に端部キャップ352及び戸当り枠35を取り外すことができるため、上述の効果が十分に発揮される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、本発明に係る網戸3を縦辷り出し窓に適用したが、これに限定されない。例えば、横辷り出し窓や引き違い窓の他、玄関に適用することもできる。
上記実施形態では、戸当り枠35の延設方向(上下方向)の両端部(上下端部)に、見込面に溝を有する端部キャップ352を設けたが、これに限定されない。両端部のいずれか一方のみに設けてもよい。
上記実施形態では、端部キャップ352の見込面に形成した溝352dの形状を、マイナスドライバSの先端部が差し込み可能な形状としたが、これに限定されない。種々の工具の先端部の形状に応じて、当該先端部を差し込み可能な形状であればよい。
1…開口部装置
10…枠体
14…縦枠(枠材)
142c…溝(収納溝)
3…網戸(障子)
33…固定框
34…可動框
35…戸当り枠
352d…溝
352…端部キャップ
4…網材
51,52,53…ワイヤ

Claims (3)

  1. 建物の開口部に取り付けられる枠体と、
    前記枠体内に納められる障子と、を備える開口部装置であって、
    前記障子は、前記枠体を構成する一の枠材に形成された収納溝内に、屋内側正面から視認されないように収納されて固定される戸当り枠を備え、
    前記戸当り枠は、その延設方向の両端部のうち少なくとも一方に取り付けられ且つその見込面に溝が形成され前記戸当り枠を見付方向内側に取り外し可能とする端部キャップを備えることを特徴とする開口部装置。
  2. 前記溝は、工具が差し込み可能であることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記障子は、
    前記一の枠材に対向する枠材に形成された収納溝内に収納されて固定される固定框と、
    前記戸当り枠と前記固定框の間を見付方向に移動可能な可動框と、
    前記固定框と前記可動框との間に配置され、一端が前記固定框に固定されるとともに他端が前記可動框に固定されて前記可動框の移動に伴って伸縮可能な網材と、
    一端が前記戸当り枠に固定され、前記可動框から前記固定框まで前記網材を縫って掛け渡されるワイヤと、を備え、
    前記端部キャップには、前記ワイヤの一端が挿通されて固定されることを特徴とする請求項2に記載の開口部装置。
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