JP5391108B2 - 建具 - Google Patents
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Description
また、一般的な建具では、枠と障子とは戸先側の錠装置によって施錠され、障子(框)の移動が拘束されるようになっているものの、蝶番やピボットヒンジ、支持ステーなどで支持される吊り元側には錠装置が設けられず、閉鎖状態における吊り元側框の拘束が不十分になる可能性がある。このため、人がもたれ掛かる力や風圧力などの面外方向の力が障子に作用した場合に、吊り元側框が枠から離れてしまって気密材を離隔し、これによって気密性が損なわれてしまう可能性もある。
このような構成によれば、上下左右の吊り元側が回転自在に支持された開き形式の建具(開き窓やドア、突き出し窓、内倒し窓等)における吊元側の枠体および面材に引寄部材を設けることで、通常は錠装置などが設けられない吊元側框の変形を抑制することができ、吊元側框を確実に引き寄せて気密性を確保することができる。
このような構成によれば、摺接面部を傾斜面部として形成し、この傾斜面部に沿って第1および第2の部材を互いに摺接させることで、面材を見込み方向一方側に確実に引き寄せることができる。さらに、力が加わって面材の端縁が見込み方向他方側に移動したり変形したりした場合にも、第1および第2の部材が傾斜面部に沿って摺接することで、摩擦抵抗を発揮して過大な変形を抑制することができる。
このような構成によれば、一対の傾斜面部の間に突出面部を設けて第1部材を形成し、一対の傾斜面部の間に没入面部を設けて第2部材を形成することで、見込み方向他方側への面材の端縁の移動や変形を規制する際に、第1および第2の部材における作用力の偏心をなくして付加モーメントの発生を抑制することができる。すなわち、他方側への面材のの端縁の移動や変形時に、先ずは第1および第2の部材が傾斜面部同士が摺接し、その後さらに突出面部と没入面部とが当接することとなるが、互いに摺接する一対の傾斜面部同士の摩擦力の重心位置と、互いに当接する突出面部と没入面部との当接力の作用位置とが大きくずれることがないので、付加モーメントの発生を抑えることができ、面材の変形をより確実に抑制することができる。
図1において、開き窓1は、建物の外壁開口部に設けられて一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切る外開き形式の窓であって、建物躯体に固定される枠体としての窓枠2と、この窓枠2に開閉自在に支持される面材としての障子3とを備えて構成されている。窓枠2は、それぞれアルミ形材製の上枠(不図示)、下枠5、および左右の縦枠6,7を四周枠組みして形成され、障子3は、図中左側に位置する吊元側の縦枠6に図示しない蝶番を介して開閉可能に支持され、図中右側に位置する戸先側の縦枠7に施錠装置8で施錠可能に構成されている。
第1部材20Aは、図3にも示すように、縦枠見込み面部61にビス止め固定されるベース部21と、このベース部21から見付け方向内側に突出する断面略三角形状の引寄部22と、引寄部22の略中央に突出して設けられる凸部23とを有して形成されている。引寄部22は、凸部23を挟んで一対で設けられる摺接面部である傾斜面部24を有し、凸部23は、傾斜面部24よりも突出しかつ見込み方向に略直交して設けられる突出面部25を有して形成されている。ベース部21には、ビス止め用のビス挿通孔211が2箇所に形成されており、これらのビス挿通孔211は、それぞれ見込み方向に対して所定角度だけ傾斜した長孔で形成されている。従って、第1部材20Aは、縦枠6に対して見込み方向および上下方向の二方向に位置調節可能に構成されている。なお、ビス挿通孔211は、見込み方向に平行な長孔とされてもよいし、2箇所のビス挿通孔211が互いに反対向きの傾斜を有して形成されてもよい。
一方、図6に示すように、閉鎖した障子3に風圧力などが作用して縦框13が屋外側(見込み方向他方側)に撓んだ場合に、先ずは傾斜面部24,29同士が摺接して摩擦力を生じることで撓みを抑制する。それ以上の力が作用した場合には、さらに相対移動した第1部材20Aおよび第2部材20Bの突出面部25と没入面部30とが当接することで、それ以上の相対移動を規制し、縦框13の撓みを抑制することができ、障子3の過大な変形によって気密材65とに大きな隙間が生じることが防止できるようになっている。
例えば、前記実施形態において、建具の一例として開き窓1を例示したが、本発明の建具は、ドアであってもよいし、突き出し形式や外倒し形式、さらには両開き形式の窓等であってもよいし、さらには引違い形式や片引き形式の戸や窓でもよく、さらに上げ下げ窓や、縦または横の辷出し窓、縦軸または横軸の回転窓などの各種開閉形式を有する窓であってもよい。
また、前記実施形態において、開き窓1は、一方側である屋内空間と他方側である屋外空間とを仕切るものを例示したが、本発明の建具は屋内外を仕切るものに限らず、例えば、隣り合う部屋同士を仕切る出入り口であってもよいし、脱衣室(見込み方向一方側の空間)と浴室(見込み方向他方側の空間)とを仕切る浴室出入り口などであってもよい。
また、前記実施形態では、引寄部材20の第1部材20Aに凸部23および突出面部25を形成し、第2部材20Bに凹部28および没入面部30を形成したが、これに限らず、第1部材20Aに凹部28および没入面部30を形成して第2部材20Bに凸部23および突出面部25を形成してもよい。さらに、第1部材20Aおよび第2部材20Bの両方に傾斜面部24,29が形成されるものに限らず、第1部材20Aおよび第2部材20Bのいずれか一方のみに傾斜面部が形成されていてもよく、その場合、他方には、傾斜面部に摺接する平面や曲面、摩擦軽減面などが形成されていてもよいし、あるいは他方に傾斜面部を転動するローラーなどが設けられていてもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、前記面材を引き寄せる引寄部材とを備えた建具であって、
前記引寄部材は、前記枠体を構成する少なくとも1つの枠材に設けられる第1部材と、閉鎖した際に前記枠材と接近する前記面材の端縁に設けられる第2部材とを有して構成され、
前記第1および第2の部材は、それぞれ前記枠材または前記面材の端縁に固定されるベース部と、各々のベース部から突出して設けられて互いに摺接可能な摺接面部とを有し、前記面材の閉鎖に伴って当該第1および第2の部材の摺接面部同士が互いに摺接することで当該面材を見込み方向一方側に引き寄せ可能に構成され、
前記第1および第2の部材のうちの一方には、前記摺接面部よりも突出しかつ見込み方向に交差して設けられる突出面部が形成され、前記第1および第2の部材のうちの他方には、前記摺接面部よりも没入しかつ見込み方向に交差して設けられる没入面部が形成され、前記閉鎖した面材に他方側への力が作用して前記端縁が移動や変形した場合に、前記突出面部と前記没入面部とが互いに当接可能に構成されている建具。 - 前記面材は、上下左右いずれかの吊元側が前記枠体に支持されて戸先側が他方側に開放可能に構成され、前記吊元側の枠材である縦枠に前記第1部材が設けられ、当該面材の端縁である吊元側框に前記第2部材が設けられている請求項1に記載の建具。
- 前記第1および第2の部材のうちの少なくとも一方の前記摺接面部は、見込み方向に沿って所定の傾斜角度を有した傾斜面部として形成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
- 前記第1部材は、前記傾斜面部と前記突出面部とを有して形成され、当該突出面部を挟んで当該傾斜面部が一対で設けられ、
前記第2部材は、前記傾斜面部と前記没入面部とを有して形成され、当該没入面部を挟んで当該傾斜面部が一対で設けられている請求項3に記載の建具。
Priority Applications (2)
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