JP5620312B2 - 閉鎖維持装置および建具 - Google Patents

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Description

本発明は、枠体に開閉自在に支持された面材の開放移動を規制して閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置、この閉鎖維持装置を有した建具に関する。
従来、枠体に面材が回動開閉自在に支持された外倒し窓等の建具において、工場にて枠体に面材を組み込んでから建設現場にて開閉操作用部品(オペレータ等)を取り付けるまでの間、枠体に対する面材の開放移動を規制して閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の閉鎖維持装置は、枠体の上枠に係止される係止部片を有した主体枠と、この主体枠の屋外側に形成された支持部片に係合する閉止枠とを備え、主体枠の係止部片を上枠の屋内側の戸当り部片に係止させるとともに屋外側に支持部片を突出させた状態で面材を閉じ、屋外側から支持部片に閉止枠を係合させることで、閉止枠を面材の屋外面に当接させて面材の開放移動を規制するように構成されている。
特許第4541982号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の閉鎖維持装置では、主体枠が上枠の屋内側に係止され閉止枠が面材の屋外側に位置しているため、工場等にて主体枠に閉止枠を係合させる際に建具の屋内外両側で取付作業を行う必要があり、さらに建設現場にて開閉操作用部品等を取り付けた後に閉鎖維持装置を取り外すためには、閉止枠の係合解除作業を屋外空間で行う必要がある。また、屋外で閉止枠を主体枠から取り外した後に、作業者が屋内空間に移動するか他の作業者が主体枠を保持した状態で面材を開放してから、主体枠を上枠から取り外さなければならない。以上のように、従来の閉鎖維持装置では、取付作業および取外作業の両方が煩雑であるとともに作業時間を要することから、作業効率が著しく低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、取り付けおよび取り外しの作業効率を向上させることができる閉鎖維持装置および建具を提供することにある。
本発明の閉鎖維持装置は、枠体に対して屋内外方向に回動自在に支持される面材の開放移動を規制して閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置であって、前記枠体を構成する枠材に対して着脱自在に設けられる規制部材と、前記面材に設けられて前記規制部材に係止される被係止部とを備え、前記規制部材は、見付け方向に延びる規制面部と、この規制面部の見付け方向内端縁から見込み方向屋外側に延びる延出面部と、この延出面部の屋外側端縁から見付け方向外側に折れ曲がる折曲面部と、この折曲面部の見付け方向外端縁から見込み方向屋外側に延びて前記被係止部を係止可能な係止面部とを有して形成され、前記枠材は、見込み方向に沿った枠見込み面部と、この枠見込み面部から見付け方向内側に延びる枠見付け面部とを有し、前記面材は、閉鎖状態において、前記枠見込み面部に対向する面材見込み面部と、前記枠見付け面部に屋外側から対向する面材見付け面部とを有しており、前記規制部材の規制面部には、前記枠見付け面部の屋内側面に当接可能な緩衝材が設けられ、前記延出面部には、前記枠見付け面部の見付け方向内側の端面に当接可能な緩衝材が設けられ、前記被係止部は、前記面材見込み面部に見付け方向外側から螺合可能であって当該見付け方向外側に突出した状態で固定さる段付きビスで構成され、前記係止面部には、見込み方向および見付け方向の二方向に略直交して開口するとともに前記段付きビスの段付部を受け入れ可能な係止溝が形成され、前記係止溝は、前記係止面部の下端縁に開口するとともに互いに下向きに離れる側に拡がって傾斜する一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面から前記係止面部の上方に延びる一対の案内面と、前記一対の案内面の上部側にて前記段付ビスの段付部を係止可能な係止部とを有して形成され、前記一対の案内面間距離は、前記段付部の径寸法よりも大きく形成され、前記面材を閉鎖状態としてから、前記規制部材を前記枠材の長手方向に沿って移動させ、前記段付ビスの段付部を前記係止溝の前記一対の案内面間に挿通して前記係止部に位置させることによって係止することで、当該面材の見込み方向屋外側への回動を規制可能に構成されることを特徴とする。
このような本発明によれば、面材の開放状態で規制部材を枠材に取り付け、面材を閉鎖状態としてから枠材の長手方向に沿って規制部材を移動させ、その係止溝に被係止部を受け入れて係止するだけで面材の開放移動を規制することができる。また、規制を解除する際には、前述と逆向きに規制部材を移動させて被係止部を係止溝から外すだけで、面材が開放可能となり、面材を開放して枠材から規制部材を取り外せばよい。従って、枠体の見込み方向屋内側から規制部材の取り付け作業および取外し作業の両作業を実施することができ、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
また、このような本発明によれば、規制部材の規制面部および延出面部に緩衝材を設けて枠見付け面部に当接させることで、枠見付け面部への傷付きを防止するとともに、規制状態における面材の振動による音鳴りを防止することができる。
さらに、このような本発明によれば、被係止部を段付ビスで構成することで、この段付ビスの螺合位置を適宜に設定することができ、面材見込み面部に形成した突起等で被係止部を構成する場合よりも安価にできるとともに、建具の種別やサイズに関わらずに共通の規制部材を用いることができる。
一方、本発明の建具は、枠体と、この枠体に対して屋内外方向に回動自在に支持される面材と、前述した本発明の閉鎖維持装置とを備えた建具であって、前記面材の開放状態において、前記枠体の見付け方向内側から前記規制面部を前記枠見付け面部の屋内側面に沿わせつつ屋外側に前記折曲面部を位置させ、当該規制面部と折曲面部とで前記枠見付け面部を挟んで前記規制部材が前記枠材に取り付けられ、前記面材の閉鎖状態において、前記枠材の長手方向に沿って前記規制部材が移動させ、前記係止溝に受け入れた前記被係止部が係止されることで、当該面材の見込み方向屋外側への回動が規制されることを特徴とする。
ここで、本発明の建具において、枠体に対する面材の開放形式は特に限定されず、外開き形式や外倒し形式、突き出し形式などが利用できる。
このような本発明によれば、前述の閉鎖維持装置と略同様の効果、すなわち、枠体の見込み方向屋内側から規制部材の取り付け作業および取外し作業の両作業を実施して、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
この際、本発明の建具では、前記枠見付け面部の見込み方向屋外側に前記気密材が設けられて前記面材見付け面部と当接可能に構成され、前記規制部材は、前記規制面部と折曲面部とで前記枠見付け面部および気密材を挟み込み、前記折曲面部が当接する前記気密材の反発力によって前記枠材に保持され、前記折曲面部の屋外側面と前記面材見付け面部の屋内側面とが隙間を介して対向して設けられることが好ましい。
このような構成によれば、規制部材の規制面部と折曲面部とで枠見付け面部および気密材を挟み込み、気密材の反発力によって枠材に規制部材が保持されることで、取り付けや取り外しの際に規制部材が脱落することがなく、作業者が保持しておく必要がないことから、作業効率をさらに向上させることができる。また、規制部材を取り付けた状態において折曲面部と面材見付け面部との隙間が形成されることで、面材見付け面部への傷付きや音鳴りを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す正面図である。 前記建具の一部を断面して示す横断面図である。 前記建具における閉鎖維持装置の取付手順を示す横断面図である。 図3に続く前記閉鎖維持装置の取付手順を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る建具を示す正面図である。 前記建具の一部を断面して示す縦断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1および図2において、本実施形態の建具としての外倒し窓1は、建物開口部に設けられる枠体としての窓枠2と、この窓枠2で囲まれた内部に開閉自在に支持される面材としての障子10とを有して構成されている。窓枠2は、それぞれアルミ形材製の上枠3、下枠4および左右の縦枠5を四周枠組みして構成されている。障子10は、上框11、下框12および左右の縦框13を四周框組みした内部に、ガラスパネル14を嵌め込んで構成され、下框12または縦框13の下部が丁番やリンク機構を介して下枠4または縦枠5に支持され、当該障子10の上部が見込み方向屋外側(図2の上側)に回動して開放され、窓枠2に向かって見込み方向屋内側(図2の下側)に回動して閉鎖されるようになっている。この外倒し窓1には、障子10の上部において左右の縦框13をそれぞれ左右の縦枠5に係止して開放移動を規制し、障子10の閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置20が設けられている。
図2に示すように、縦枠(枠材)5は、見込み方向に沿った枠見込み面部51と、この枠見込み面部51から見付け方向内側(図2の右側)に延びる枠見付け面部52とを有して形成され、枠見付け面部52の先端部屋外側に形成された気密材保持部53には、障子10の縦框13に当接可能な気密材5Aが保持されている。一方、縦框13は、アルミ形材製の縦框本体13Aと、この縦框本体13Aに係合してガラスパネル14を保持する押縁13Bとを有し、縦框本体13Aは、障子10の閉鎖状態において、枠見込み面部51の見付け方向内側に対向する面材見込み面部131と、気密材5Aに当接して枠見付け面部52に屋外側から対向する面材見付け面部132とを有して形成されている。
閉鎖維持装置20は、図3、図4にも示すように、縦枠5の枠見付け面部52に着脱自在に設けられる規制部材20Aと、障子10の縦框13に設けられて規制部材20Aに係止される被係止部としての段付ビス20Bとを備えて構成されている。この閉鎖維持装置20は、工場等で窓枠2に回動自在に障子10を組み込んだ外倒し窓1を建設現場に搬送して開口部に建て込んでからオペレータ等の開閉操作部品を取り付けるまでの間、すなわち、窓枠2に対して回動が規制されない間における障子10の閉鎖状態を維持するためのものであって、建設現場で開閉操作部品が取り付けられて障子10の開閉操作が可能になった後、閉鎖維持装置20の少なくとも規制部材20Aが外倒し窓1から取り外されるようになっている。
規制部材20Aは、金属製(鋼製)の板材から折り曲げ加工によって一体成形され、枠見付け面部52の屋内側に沿って見付け方向に延びる規制面部21と、この規制面部21の見付け方向内端縁から見込み方向屋外側に延びる延出面部22と、この延出面部22の屋外側端縁から見付け方向外側(枠見込み面部51に近づく側)に折れ曲がる折曲面部23と、この折曲面部23の見付け方向外端縁から見込み方向屋外側に延びて面材見込み面部131に沿う係止面部24とを有して形成されている。規制面部21および延出面部22における枠見付け面部52側の面には、ゴム等の軟質な材料からなる緩衝材20Cが接着されており、この緩衝材20Cが枠見付け面部52の屋内面および見付け方向内端面に当接可能に構成されている。係止面部24には、図4にも示すように、その延出方向に沿った下端縁241から延出方向と交差する方向(上下方向であり、縦枠5および縦框13の長手方向)に向かって切り欠かれた、すなわち見込み方向および見付け方向の二方向に略直交して開口する係止溝25が形成され、この係止溝25によって段付ビス20Bを係止可能に構成されている。
段付ビス20Bは、頭部26と、この頭部26よりも径小かつ係止溝25に挿通可能な段付部27と、段付部27から延びるねじ部28とを有し、ねじ部28を見付け方向外側から内側に向かって面材見込み面部131に螺合することで、頭部26および段付部27を見付け方向外側に突出させた状態で面材見込み面部131に固定されている。一方、係止溝25は、係止面部24の下端縁241に開口するとともに互いに開口方向下向きに離れる側に拡がって傾斜する一対の傾斜面251と、これらの傾斜面251から係止面部24の上方に延びる一対の案内面252と、これら一対の案内面252の上部側にて段付ビス20Bの段付部27を係止可能な係止部253とを有して形成されている。一対の案内面252間距離は、段付部27の径寸法よりも若干大きく形成され、これらの案内面252間に挿通された段付部27が係止部253に位置することで係止溝25に係止されるようになっている。
以上の閉鎖維持装置20は、図3および図4に示す手順で外倒し窓1に取り付けられて障子10の閉鎖状態を維持する。
先ず、窓枠2に組み込んだ障子10の面材見込み面部131に段付ビス20Bを固定しておき、障子10を開放した状態において、図3(A)に示すように、縦枠5の枠見付け面部52に対し、屋内側の見付け方向内側から規制部材20Aを取り付ける。この際、規制面部21の緩衝材20Cを枠見付け面部52の屋内面に摺接させつつ、延出面部22の緩衝材20Cが枠見付け面部52の先端に当接するまで規制部材20Aを押し込み、折曲面部23を気密材5Aに圧接させることで、この気密材5Aの弾性変形による付勢力を生じさせ、規制面部21と折曲面部23とで枠見付け面部52および気密材5Aを挟み込む。これにより、作業者が手を離しても規制部材20Aが落下することなく縦枠5への取付状態が保持されるようになっている。
次に、取り付けた規制部材20Aを縦枠5の上端側に押し上げる等により段付ビス20Bを避けた位置に保持しておき、図3(B)に示すように、障子10を閉鎖方向に回動すると、係止面部24が面材見付け面部132に沿って位置することになる。この際、縦框13の面材見付け面部132が折曲面部23に当接しないように、障子10を完全に閉鎖位置まで回動せずに、面材見付け面部132と折曲面部23とに隙間が形成される位置で障子10の閉鎖操作を停止して保持する。なお、折曲面部23の屋外側面に緩衝材20Cと同様の緩衝材を設けておけば、この緩衝材に面材見付け面部132が当接する位置まで障子10を回動させればよく、面材見付け面部132と折曲面部23との隙間間隔が確保できる。また、係止面部24の見つけ方向内側面に緩衝材を設けておいてもよく、これにより係止面部24と面材見込み面部131との摺接による面材見込み面部131への傷付きも防止することができる。
次に、図4に示すように、段付ビス20Bの上方から規制部材20Aを下降させ、段付部27を係止溝25の一対の傾斜面251間に受け入れてから一対の案内面252間に挿通させて係止部253に段付部27を係止する。この際、障子10の閉鎖位置が多少見込み方向にずれていたとしても、傾斜面251間に段付部27を受け入れることで、傾斜面251によって段付ビス20Bを案内して障子10を所定の閉鎖位置に引き寄せることができる。以上のようにして規制部材20Aを段付ビス20Bに係止させることで、図2に示すように、障子10が閉鎖状態に維持され、屋外側への開放移動が規制され、この規制状態で工場等から建設現場に搬送された外倒し窓1が開口部に建て込まれ、その後に開閉操作部品が取り付けられてから規制部材20Aが取り外される。
外倒し窓1から規制部材20Aを取り外す手順としては、上述の取付手順と逆の手順であり、規制部材20Aを上昇させて段付ビス20Bから係止溝25を離脱させてから障子10を開放し、規制部材20Aを見付け方向内側に移動させ、枠見付け面部52から引き抜いて規制部材20Aを取り外せばよい。なお、段付ビス20Bは、工具等を用いて面材見付け面部132との螺合を解除して取り外してもよいし、外倒し窓1の通常使用に問題とならなければ取り外さずに縦框13に残置させてもよい。
以上のような本実施形態によれば、外倒し窓1の屋内側から規制部材20Aを縦枠5の枠見付け面部52に取り付け、障子10を閉鎖状態としてから規制部材20Aを下降させ、その係止溝25で段付ビス20Bを係止するだけで障子10の開放移動を規制することができる。一方、屋内側から規制部材20Aを上昇させて係止溝25と段付ビス20Bとの係止を外し、障子10を開放して縦枠5から規制部材20Aを取り外すだけで障子10の規制を解除することができる。従って、外倒し窓1の屋内側から規制部材20Aの取り付け作業および取外し作業の両作業を実施することができ、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る建具としての外開き窓1Aに閉鎖維持装置20を設けた例を図5および図6に基づいて説明する。
本実施形態の外開き窓1Aは、障子10の開閉形式が第1実施形態の外倒し窓1と相違している以外は、略同様の窓枠2および障子10を備えて構成されている。
すなわち、外開き窓1Aにおける障子10は、図5中左側の縦框13が丁番等を介して縦枠5に支持されるか、または上框11および下框12がヒンジやリンク等を介して上枠3および下枠4に支持され、上下に延びる回動軸回りに屋外側に回動自在に窓枠2に支持されている。従って、障子10は、図5中右側の縦框13が縦枠5から離れるように屋外側に向かって開放され、これらの縦框13と縦枠5とが接近する方向に回動して閉鎖されるようになっている。
外開き窓1Aにおいて、上枠(枠材)3は、見込み方向に沿った枠見込み面部31と、この枠見込み面部31から見付け方向内側(図6の下側)に延びる枠見付け面部32とを有して形成され、枠見付け面部32の下端部屋外側に形成された気密材保持部33には、障子10の上框11に当接可能な気密材3Aが保持されている。一方、上框11は、アルミ形材製の上框本体11Aと、この上框本体11Aに係合してガラスパネル14を保持する押縁11Bとを有し上框本体11Aは、障子10の閉鎖状態において、枠見込み面部31の見付け方向内側(下側)に対向する面材見込み面部111と、気密材3Aに当接して枠見付け面部32に屋外側から対向する面材見付け面部112とを有して形成されている。なお、ここでは説明を省略するが、下枠4および下框12も上枠3および上框11と略同様の構造を有して形成されている。
閉鎖維持装置20の規制部材20Aは、障子10の戸先側(図5の右側)における上下2箇所に設けられ、上枠3と上框11とを係止し、下枠4と下框12とを係止するように設けられる。すなわち、前記規制部材20Aが見込み方向に沿った軸回りに90°回転された状態で上枠3および下枠4に取り付けられ、これらの規制部材20Aが上框11の面材見込み面部111および下框12の面材見込み面部に固定された段付ビス20Bを係止することで、障子10の開放が規制されて閉鎖状態が維持されるようになっている。具体的には、障子10を開放した状態において、上枠3の枠見付け面部32に対して屋内側の下方から規制部材20Aを取り付け、下枠4の枠見付け面部に対して屋内側の上方から規制部材20Aを取り付ける。次に、障子10を閉鎖方向に回動してから、段付ビス20Bに向かって規制部材20Aを横方向にスライドさせ、段付部27を係止溝25に挿通させて規制部材20Aで段付ビス20Bを係止することで、図6に示すように、障子10が閉鎖状態に維持される。
このような第2実施形態の外開き窓1Aにおいても第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、外倒し窓1および外開き窓1Aを例示したが、本発明の建具としては、これらの窓に限らず、その他各種の開閉形式や開閉方向の窓であってもよい。具体的には、例えば、縦、横辷り出し窓や、突き出し窓などが例示できる。
また、前記実施形態では、閉鎖維持装置20を障子10の戸先側端縁(外倒し窓1では上框11、外開き窓1Aでは図5中右側の縦框13)と交差して設けられる枠材(外倒し窓1では縦枠5、外開き窓1Aでは上枠3および下枠4)と框材(外倒し窓1では縦框13、外開き窓1Aでは上框11および下框12)とに渡って設けたが、閉鎖維持装置20の設置位置や設置箇所数は特に限定されない。すなわち、戸先側端縁と、これに対向する枠材とに渡って閉鎖維持装置20を設けてもよいし、その他、面材の開放を規制可能な部位に設けてもよい。さらに、閉鎖維持装置20の設置箇所数は、前記実施形態のように2箇所に限らず、1箇所でもよいし、3箇所以上でもよく、建具のサイズ等に応じて適宜に設定することができる。
また、前記実施形態では、閉鎖維持装置20の規制部材20Aとして、金属板材から折り曲げ加工によって製作したものを用いたが、規制部材の材質や製造方法などは特に限定されず、必要とされる強度や寸法に応じて適宜な部材を選択することができる。また、被係止部として、前記実施形態では段付ビス20Bを例示したが、これに限らず、被係止部を縦框や上下框などの面材見込み面部に一体に形成してもよい。具体的には、面材見込み面部に突片を形成しておき、この突片を切り欠いた部分に規制部材の係止溝を係止させる構成や、2本の突片間に規制部材の一部を挿入して係止させる構成など、面材の見込み方向の移動を規制可能な構成であれば適宜な形態を利用することができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1…外倒し窓(建具)、1A…外開き窓(建具)、2…窓枠(枠体)、3…上枠(枠材)、4…下枠(枠材)、5…縦枠(枠材)、10…障子(面材)、20…閉鎖維持装置、20A…規制部材、20B…段付ビス(被係止部)、20C…緩衝材、21…規制面部、22…延出面部、23…折曲面部、24…係止面部、25…係止溝、31,51…枠見込み面部、32,52…枠見付け面部、111,131…面材見込み面部、112,132…面材見付け面部。

Claims (3)

  1. 枠体に対して屋内外方向に回動自在に支持される面材の開放移動を規制して閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置であって、
    前記枠体を構成する枠材に対して着脱自在に設けられる規制部材と、前記面材に設けられて前記規制部材に係止される被係止部とを備え、
    前記規制部材は、見付け方向に延びる規制面部と、この規制面部の見付け方向内端縁から見込み方向屋外側に延びる延出面部と、この延出面部の屋外側端縁から見付け方向外側に折れ曲がる折曲面部と、この折曲面部の見付け方向外端縁から見込み方向屋外側に延びて前記被係止部を係止可能な係止面部とを有して形成され、
    前記枠材は、見込み方向に沿った枠見込み面部と、この枠見込み面部から見付け方向内側に延びる枠見付け面部とを有し、前記面材は、閉鎖状態において、前記枠見込み面部に対向する面材見込み面部と、前記枠見付け面部に屋外側から対向する面材見付け面部とを有しており、
    前記規制部材の規制面部には、前記枠見付け面部の屋内側面に当接可能な緩衝材が設けられ、前記延出面部には、前記枠見付け面部の見付け方向内側の端面に当接可能な緩衝材が設けられ、
    前記被係止部は、前記面材見込み面部に見付け方向外側から螺合可能であって当該見付け方向外側に突出した状態で固定さる段付ビスで構成され
    前記係止面部には、見込み方向および見付け方向の二方向に略直交して開口するとともに前記段付ビスの段付部を受け入れ可能な係止溝が形成され、
    前記係止溝は、前記係止面部の下端縁に開口するとともに互いに下向きに離れる側に拡がって傾斜する一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面から前記係止面部の上方に延びる一対の案内面と、前記一対の案内面の上部側にて前記段付ビスの段付部を係止可能な係止部とを有して形成され、前記一対の案内面間距離は、前記段付部の径寸法よりも大きく形成され、
    前記面材を閉鎖状態としてから、前記規制部材を前記枠材の長手方向に沿って移動させ、前記段付ビスの段付部を前記係止溝の前記一対の案内面間に挿通して前記係止部に位置させることによって係止することで、当該面材の見込み方向屋外側への回動を規制可能に構成される閉鎖維持装置。
  2. 枠体と、この枠体に対して屋内外方向に回動自在に支持される面材と、請求項1に記載の閉鎖維持装置とを備えた建具であって、
    前記面材の開放状態において、前記枠体の見付け方向内側から前記規制面部を前記枠見付け面部の屋内側面に沿わせつつ屋外側に前記折曲面部を位置させ、当該規制面部と折曲面部とで前記枠見付け面部を挟んで前記規制部材が前記枠材に取り付けられ、
    前記面材の閉鎖状態において、前記枠材の長手方向に沿って前記規制部材が移動させ、前記係止溝に受け入れた前記被係止部が係止されることで、当該面材の見込み方向屋外側への回動が規制される建具。
  3. 前記枠見付け面部の見込み方向屋外側に前記気密材が設けられて前記面材見付け面部と当接可能に構成され、
    前記規制部材は、前記規制面部と折曲面部とで前記枠見付け面部および気密材を挟み込み、前記折曲面部が当接する前記気密材の反発力によって前記枠材に保持され、前記折曲面部の屋外側面と前記面材見付け面部の屋内側面とが隙間を介して対向して設けられる請求項に記載の建具。
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