JP4641198B2 - 開閉装置 - Google Patents

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本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、引戸、折戸、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて構造物の空間部分を仕切るようにした開閉装置に関し、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されているように、構造物の窓サッシの屋外側に開閉体(シャッターカーテン3)を配置するようにした開閉装置であって、窓サッシ側の網戸障子(4)や、戸尻側縦框(1b)、開閉体(シャッターカーテン3)の裏面等に緩衝材(9,9’,又は90)を止着したものがある。
この従来技術によれば、屋外側から強風により開閉体(シャッターカーテン3)が室内側へ撓んだとしても、その撓んだ際の開閉体(シャッターカーテン3)が網戸障子(4)やサッシ障子(1)に直接的に当接するのを、これらの間に介在する前記緩衝材(9,9’,90)によって緩和することができる。
しかしながら、上記従来技術では、開閉体(シャッターカーテン3)と網戸障子(4)やサッシ障子(1)との直接接触を緩衝材(9,9’,90)により阻むようにしているとはいえ、開閉体(シャッターカーテン3)が撓み緩衝材(9,9’,90)に衝突すれば、その衝撃が網戸障子(4)やサッシ障子(1)等へ伝達することになる。
その上、開閉体(シャッターカーテン3)が撓んだりばたついたりすれば、該開閉体(シャッターカーテン3)の幅方向の端部側が、ガイドレール(7)の内面に強く当接する場合もある。
したがって、上記従来技術においても、開閉体(シャッターカーテン3)の撓みやばたつきに起因して、騒音の発生や各構成部材の損傷を生じるおそれがある。
また、上記従来技術では、開閉体(シャッターカーテン3)よりも室内側に緩衝材(9,9’,90)を配置しているが、室内側の気圧が室外側の気圧よりも高い場合や、屋外側からの風圧の強弱が変化した場合等には、開閉体(シャッターカーテン3)が室外側へ撓むおそれがあり、その撓みに起因して開閉体(シャッターカーテン3)がばたついた場合、そのばたつきを抑制するのは困難である。
特開平11−22342号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体が撓んだりばたついたりするのを阻むことができ、ひいては、開閉体の撓みやばたつきに起因する騒音の発生や各構成部材の損傷を、効果的に低減することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され、構造物の窓サッシの屋外側に設けられる開閉装置であって、上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を、上記開閉体と上記窓サッシとの間に配置するようにしたことを特徴とする。
また、他の技術的手段は、開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され、上記開閉体が閉鎖した際に上記撓み抑制部材を上記収納位置から上記進出位置までスライドさせる自動スライド手段を備えたことを特徴とする
また、他の技術的手段は、開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され、上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を上記開閉体に対し接近させる接近手段が具備され、上記接近手段は、上記進出位置へ向かって移動中の上記撓み抑制部材を、不動部位との係合によって上記開閉体に接近させるようにしたことを特徴とする
第一の実施形態は、開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持されている。
ここで、上記開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰り出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰り出すようにした態様等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含む。
また、上記撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたる剛性部材であればよく、その形状等は限定されない。
この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向の一部分にわたって設けられていてもよいが、より好ましくは、開閉体開閉方向の略全長にわたって設けるようにする。
また、この撓み抑制部材は、開閉体厚さ方向の一方側に設けられていてもよいし、開閉体を挟んで開閉体厚さ方向の両側に設けられていてもよい。
また、この撓み抑制部材は、開閉体厚さ方向の一方側に、単数設けられていてもよいし複数設けられていてもよい。
また、上記収納位置とは、上記開閉体の幅方向の端部側に上記撓み抑制部材を収納するようにした位置である。
また、上記進出位置とは、上記開閉体の幅方向の中途位置側であって、上記撓み抑制部材を上記開閉体に対し近接または接触させて、上記開閉体の撓みを抑制する位置である。
また、上記進出位置は、上記開閉体の幅方向の位置における上記収納位置以外の位置であればよいが、上記撓み抑制部材を単数備えた場合には、上記開閉体の撓みをより効果的に抑制するように、上記開閉体の幅方向における中央近傍の位置とするのが好ましく、また、上記撓み抑制部材を開閉体幅方向へわたって複数備えた場合には、上記開閉体の幅方向の寸法を略均等に分割する複数の位置とするのが好ましい。
また、上記不動部位は、開閉動作する上記開閉体や、開閉体幅方向へスライドする上記撓み抑制部材に対して不動な部材であればよく、この不動部位の具体例としては、当該開閉装置や窓サッシ等の下枠部材や上枠部材等の枠部材、上記開閉体を収納するための収納ケース、当該開閉装置が設置される構造物の床部や天井部、壁部等が挙げられる。
また、第二の実施形態では、上記開閉体の幅方向の端部を開閉方向へ案内するガイドレールを備え、上記撓み抑制部材は、上記収納位置にある際に前記ガイドレールに対して開閉体厚さ方向へ重なるように設けられている。
また、第三の実施形態では、上記撓み抑制部材は、上記開閉体と対向する部位に、衝撃を緩和する緩衝材を備えている。
ここで、上記緩衝材の具体例としては、ゴムや、弾性合成樹脂材料、スポンジ、刷毛状部材、スプリング、板バネ等が挙げられる。
また、第四の実施形態では、構造物の窓サッシの屋外側に設けられる開閉装置であって、上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を、上記開閉体と上記窓サッシとの間に配置するようにした。
また、第五の実施形態では、上記撓み抑制部材は、窓サッシと対向する部位に、衝撃を緩和する緩衝材を備えている。
また、第六の実施形態では、上記撓み抑制部材を上記開閉体を挟む開閉体厚さ方向の両側に設けるようにした。
また、第七の実施形態では、上記両側の撓み抑制部材を一体的に連結した。
ここで、「上記両側の撓み抑制部材を一体的に連結した」という構成には、上記両側の撓み抑制部材を上記開閉体の開放方向側で連結した態様と、上記両側の撓み抑制部材を上記開閉体の閉鎖方向側で連結した態様、上記両側の撓み抑制部材を上記開閉体の開放方向側と閉鎖方向側との双方において連結した態様等を含む。
また、第八の実施形態では、上記開閉体が閉鎖した際に上記撓み抑制部材を上記収納位置から上記進出位置までスライドさせる自動スライド手段を備えた。
ここで、上記自動スライド手段の具体例としては、上記開閉体の閉鎖動作に連動して、上記撓み抑制部材をスライドさせるためのレール状部材を傾斜させるようにした構成や、上記開閉体に紐状部材の一端側を固定し、該紐状部材の他端側によって上記撓み抑制部材を牽引してスライドさせるようにした構成、上記開閉体の閉鎖動作をラック/ピニオン機構によって上記撓み抑制部材のスライド動作に変換するようにした構成、上記開閉体の閉鎖動作に連動するように制御されたモータ(回転式モータやリニアモータを含む)を備え、該モータにより上記撓み抑制部材をスライドさせるようにした構成等が挙げられる。
また、第九の実施形態では、上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を上記開閉体に対し接近させる接近手段が具備されている。
また、第十の実施形態では、上記接近手段は、開閉体幅方向へ移動自在で且つ開閉体厚さ方向へ移動不能に支持された本体部材に、開閉体側へ向かって進退可能となるように可動部材を支持することで、上記撓み抑制部材を構成している。
また、第十一の実施形態では、上記接近手段は、上記撓み抑制部材を、開閉体幅方向へ移動自在で、且つ開閉体開閉方向を中心にした回転方向へ回動自在となるように支持するとともに、この撓み抑制部材を、前記回動によって上記開閉体に接近させる。
また、第十二の実施形態では、上記接近手段は、上記進出位置へ向かって移動中の上記撓み抑制部材を、不動部位との係合によって上記開閉体に接近させるようにした。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記実施形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の実施形態によれば、開閉体が閉鎖された際に、撓み抑制部材を収納位置から進出位置へスライドさせれば、開閉体に近接または接触する撓み抑制部材によって、開閉体の撓みやばたつきを、開閉体開閉方向へわたって抑制することができる。
したがって、例えば、撓んだ開閉体が網戸障子やサッシ障子等の窓サッシ側の部材に接触したり、ばたついた開閉体の幅方向の端部がガイドレールの内面に当接したり等するのを阻むことができ、ひいては、開閉体の撓みやばたつきに起因する騒音の発生や各構成部材(例えば、開閉体や、ガイドレール、網戸障子、サッシ障子、框等)の損傷を、効果的に低減することができる。
しかも、開閉体を開放した状態では、撓み抑制部材を収納位置へスライドさせることができるため、撓み抑制部材により通行の妨げとなることや外観上の体裁が損なわれてしまうのを防ぐことができる。
更に、第二の実施形態によれば、撓み抑制部材を収納位置へ移動すれば、その撓み抑制部材がガイドレールに対し開閉体厚さ方向へ重なった状態となる。
したがって、撓み抑制部材により外観上の体裁が損なわれてしまうのを、より効果的に防ぐことができる。
更に、第三の実施形態によれば、撓んだりばたついたりした際の開閉体を、弾性材料からなる緩衝材に接触させることができる。
したがって、開閉体と撓み抑制部材との直接接触を阻むとともに、緩衝材の弾性力により開閉体の撓みやばたつきを、より効果的に抑制することができる。
更に、第四の実施形態によれば、撓み抑制部材により開閉体と窓サッシとの直接接触を防ぐことができるため、開閉体の撓みやばたつきに起因する騒音の発生や各構成部材の損傷を、より効果的に低減することができる。
更に、第五の実施形態によれば、撓んだりばたついたりした際の開閉体を受けて、撓み抑制部材が窓サッシ側へ撓んだとしても、その撓んだ撓み抑制部材が窓サッシ側の部材(例えば、網戸障子やサッシ障子、框等)に直接接触して、騒音が生じたり各構成部材が損傷したりするのを防ぐことができる。
更に、第六の実施形態によれば、開閉体の撓みやばたつきが、その厚さ方向の両側から抑制されることになる。
したがって、例えば、室内外の気圧差や、屋外側からの風圧の強弱が変化することにより、開閉体が屋外側へ撓んだり、同開閉体がばたついたり等するのを両側から防ぐことができ、ひいては、開閉体の撓みやばたつきに起因する騒音の発生や各構成部材の損傷を、いっそう効果的に低減することができる。
更に、第七の実施形態によれば、開閉体の内外側の両撓み抑制部材が一体的に連結されているため、開閉体の撓みやばたつきを、より効果的に抑制することができる上、撓み抑制部材自体の撓みも抑制することができ、ひいては、騒音の発生や各構成部材の損傷を、より低減することができる。
更に、第八の実施形態によれば、開閉体を閉鎖した際に、撓み抑制部材を進出位置へ自動的にスライドさせることができ、ひいては、当該開閉装置の使い勝手を良好にすることができる。
更に、第九の実施形態によれば、撓み抑制部材を、進出位置にある際に開閉体に対し接近させることができるため、開閉体の撓みやばたつきを、より効果的に抑制することができる。
更に、第十及び第十一の実施形態によれば、撓み抑制部材を開閉体に対し接近させる構造を、生産性の良好な具体的な態様とすることができる。
更に、第十二の実施形態によれば、撓み抑制部材を進出位置へ向かってスライドさせれば、撓み抑制部材が不動部位との係合により、自動的に開閉体側へ接近する。
したがって、開閉体の撓みやばたつきを効果的に抑制することができる上、当該開閉装置の使い勝手をいっそう良好にすることができる
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として、構造物における窓サッシの屋外側に装着される窓用シャッター装置の一例について説明する。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部を上下方向へスライド動作させる開閉体10と、該開閉体10の幅方向の両端部を開閉方向へ案内する左右のガイドレール20,20と、開閉体10の開放方向側で開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30と、開閉体幅方向の端部側の収納位置(図2(a)に示す状態)と開閉体幅方向の中途位置である進出位置(図2(b)に示す状態)との間で開閉体幅方向へスライドする撓み抑制部材40とを備え、構造物開口部に設置された窓サッシAの屋外側に固定されている(図1及び2参照)。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接するスラット間で回動するように複数連接することで、開閉体本体を構成し、この開閉体本体の下方側の端部に、下枠部材50に当接させるための座板部材を、開閉体幅方向にわたって接続してなる。
前記下枠部材50は、左右のガイドレール20,20間にわたって当該開閉装置1の底面部を構成する部材であり、構造物の外壁面bに止着される。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向端部を断面略コ字状に囲むガイド本体部21と、該ガイド本体部21を外壁面bに止着するための取付け部22とから一体的に構成されている。
ガイド本体部21は、開閉体10と窓サッシAとの間に撓み抑制部材40をスライドさせるための空間を確保するように、外壁面bよりも屋外側に所定間隔を置いて配置される。
また、取付け部22は、ガイド本体部21と外壁面bとの間の空間を覆うようにして設けられ、外壁面bに対し止着されている。
また、巻取装置30は、開閉体10を巻き取ったり巻き戻したりする巻取り軸31や、該巻取り軸31および巻き取られた開閉体10を収納する収納ケース32等を備え、収納ケース32内に左右のガイドレール20,20の上端部を挿入させるようにして、開閉体幅方向へわたって配設されている。
撓み抑制部材40は、開閉体開閉方向の略全長(より具体的には、両ガイドレール20,20、収納ケース32、及び下枠部材50により囲まれた開口部における上下方向の略全長)にわたって設けられた長尺状の部材であり、開閉体10に対しその厚さ方向における室内側から近接するように配置されている。
この撓み抑制部材40は、より詳細に説明すれば、開閉方向の略全長にわたって断面略枠状に形成された本体部材41と、該本体部材41における開閉体側の部位に装着された緩衝材42と、同本体部材41の上下端部に設けられたローラ装置43とを具備してなる。
前記本体部材41は、図示例によれば、断面略枠状に形成され、開閉体10と対向する部分に、開閉体開閉方向へわたって緩衝材42を嵌め合わせている。
緩衝材42は、弾性材料から形成された中空状の部材であり、開閉体10に当接された場合の衝撃を、弾性変形によって吸収する。
ローラ装置43は、後述する案内部材61(又は案内部材62)を間に挟むようにして、案内部材61(又は案内部材62)の両側に配置される複数(図示例によれば四つ)のローラ43a,43a,43a,43aを、本体部材41に対し回動自在に軸支してなり、各ローラ43aの外周面を収納ケース32の底面(又は下枠部材50の上面)に接触させて転動する。
そして、上記構成の撓み抑制部材40は、その上端側のローラ装置43が、案内部材61を介して、不動部位である収納ケース32の下面側に支持され、また、下端側のローラ装置43が、案内部材62を介して、不動部位である下枠部材50の上面に支持されている。
前記案内部材61は、開閉体幅方向へわたる断面凸状の部材であり、ガイドレール20と窓サッシAとの間において、凸状部分を下方へ向けて収納ケース32の下面側に固定されている。
同様にして、前記案内部材62は、案内部材61を上下逆さに用いたものであり、ガイドレール20と窓サッシAとの間において、凸状部分を上方へ向けて下枠部材50の上面に固定している。
なお、図示例によれば、撓み抑制部材40をスムーズに開閉体幅方向へ移動できるように、撓み抑制部材40の上下端部にそれぞれローラ装置43を具備するようにしたが、撓み抑制部材40の上端側のローラ装置43を省くとともに、撓み抑制部材40のローラ装置43を上側の案内部材61に遊嵌し、上端側においては、案内部材61に対し撓み抑制部材40が摺接しながらスライドする構造とすることも可能である。
また、撓み抑制部材40の下端側のローラ装置43を省くとともに、撓み抑制部材40の上端部を吊車によって収納ケース32の下面に吊り下げる構造とすることも可能である。
上記構成の開閉装置1によれば、通常の使用状態においては、撓み抑制部材40をガイドレール20に対し開閉体厚さ方向に重なり合う収納位置に収納して、開閉体10によって開閉される広い開口部を確保することができる。
この際、撓み抑制部材40は、図2(a)に示すように、ガイドレール20と外壁面bとの間に収納されるため、外観上の体裁が損なわれてしまうのを防ぐことができる。
また、強風時等に開閉体10を全閉した際には、撓み抑制部材40を手動操作等により開閉体幅方向の略中央側の進出位置までスライドさせることができ、この進出位置においては、強風等によって開閉体10が窓サッシA側へ撓んだりばたついたりするのを、撓み抑制部材40によって抑制することができる。
更に、前記進出位置においては、撓み抑制部材40が躯体側の開口部面積を狭めるとともに、同撓み抑制部材40が左右のサッシ障子a1,a1間の鍵装置(例えばクレセント等)を覆うように位置するため、悪意をもって屋外から侵入しようとする第三者の行為を妨害することができる。
なお、図示例によれば、開閉体10の撓みが効果的に抑制されるように、撓み抑制部材40を開閉体10の幅方向の略中央近傍である進出位置までスライドさせるようにしたが、撓み抑制部材40を前記略中央近傍以外の箇所(図示における左右に寄った位置)までスライドさせるようにすることも可能である。
また、図示例によれば、一つの撓み抑制部材40を備えた態様を示したが、複数の撓み抑制部材40を開閉体幅方向へわたって備えるようにすることも可能である。
また、図示例は、撓み抑制部材40による作用効果を向上するために、撓み抑制部材40を開閉体10と窓サッシAとの間に配置したが、撓み抑制部材40を開閉体10の屋外側に配置した構成とすることも可能であり、この場合には、開閉体10内外の気圧差により開閉体10が屋外側へ撓んだり開閉体幅方向へばたついたりするのを撓み抑制部材40によって抑制することができる。
更に、図示例によれば、案内部材61及び案内部材62を収納ケース32及び下枠部材50における開閉体幅方向の片半部側に設けることで、撓み抑制部材40が開閉体幅方向の一方へ収納される構造としたが、案内部材61及び案内部材62を収納ケース32及び下枠部材50における開閉体幅方向の略全長にわたって設けることで、撓み抑制部材40が開閉体幅方向の両方向へ選択的に収納される構造としてもよい。
また、上記構成の開閉装置1によれば、撓み抑制部材40を手動で開閉体幅方向へ移動するようにした一例を示したが、開閉体10が閉鎖した際に撓み抑制部材40を上記収納位置から上記進出位置まで自動的にスライドさせる自動スライド手段を備えることも可能である。
この自動スライド手段は、例えば、図3(a)(b)に示すように、撓み抑制部材40の下端部(詳細にはローラ43a)を、下枠部材50等の不動部位に支持された断面略凹状の案内部材63内に嵌め合わせるとともに、同撓み抑制部材40の上端部(詳細にはローラ43a)を、収納ケース32等の不動部位に固定された断面略凹状の案内部材64内に嵌め合わせ、下側の案内部材63を開閉体10との係合により傾斜させ、その傾斜面に沿って撓み抑制部材40のローラ装置43を転動させるように構成してある。
より詳細に説明すれば、下側の案内部材63は、その収納位置側(図示における右端側)の部位が下枠部材50に対し揺動自在となるように軸支され、その進出位置側(図示における左端側)の部位が弾性部材65(例えばスプリングや板バネ、ゴム等)によって上方へ付勢され、更に、この進出位置側の部位の突端に、開閉体10側の係合部11に当接されるように、被係合部63aを略突片状に突出させ、また、被係合部63aよりも収納位置側(図示の右側)に、進出位置までスライドした際の撓み抑制部材40を当接させる当接部63bを備えている。
前記係合部11は、上記開閉体10における開閉体閉鎖方向の端部側に固定された略突片状の部材であり、前記被係合部63aに対し当接可能なように、窓サッシA側に突出して配設されている。
また、案内部材64は、上記案内部材63と略同一長さの断面略凹状の部材であり、案内部材63の揺動に伴って上下方向へ若干移動する撓み抑制部材40の上端部(詳細にはローラ43a)を、脱落することなく且つ撓み抑制部材40の開閉体幅方向への移動を妨げることなく抱持するように、その内側の開閉体開閉方向の深さ寸法hが適宜に設定されている。
上記構成によれば、開閉体10が開放している際には、案内部材63が、弾性部材65の付勢力により収納位置側へ下り傾斜するため、撓み抑制部材40は、収納位置において移動することのないように静止する(図3(a)参照)。
また、開閉体10が閉鎖された際には、開閉体10と一体的な係合部11が案内部材63の被係合部63aに当接し、案内部材63が弾性部材65の付勢力に抗して回動する。
すると、案内部材63が進出位置側(図示の左端側)へ向かって下り傾斜状態となるため、その傾斜面に沿って撓み抑制部材40が進出位置側へ移動し当接部63bに当接して静止する。
また、閉鎖状態の開閉体10が開放動作した際には、その開放動作にともなって開閉体10と一体的な係合部11が案内部材63の被係合部63aから離れるため、案内部材63が弾性部材65の付勢力により逆方向へ回動する。
したがって、案内部材63が収納位置側へ向かって下り傾斜となり、撓み抑制部材40が収納位置へ移動することになる。
次に、本実施の形態の開閉装置の他例を詳細に説明する。なお、以下に示す開閉装置について、上述した開閉装置1と略同様の構成箇所については、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細な説明を省略する。
図4に示す開閉装置2は、上記開閉装置1に対し、撓み抑制部材40を撓み抑制部材70に置換し、更に、屋外側の撓み抑制部材80を設けるとともに、これら撓み抑制部材70と撓み抑制部材80とを連結手段90によって一体的に連結した構造としている。
撓み抑制部材70は、開閉体幅方向へ移動自在で且つ開閉体厚さ方向へ移動不能に支持された本体部材71と、該本体部材71に対し開閉体側へ進退可能に支持された可動部材72とを具備し、可動部材72を開閉体10に対し接近させたり離間したりする接近手段を構成している(図4乃至6参照)。
本体部材71は、図示例によれば、開閉体開閉方向の略全長にわたる断面略枠状の金属製部材であり、その上端部に吊車71aを備えている。
そして、この本体部材71は、前記吊車71aを、開閉体幅方向へわたるレール部材73に嵌め合わせてることで、該レール部材73に沿って開閉体幅方向へ移動自在で、且つ開閉体厚さ方向へ移動不能に支持される。
前記レール部材73は、前記吊車71aを転動自在に支持可能な断面形状に形成され、開閉体幅方向における上記収納位置から上記進出位置までわたるようにして、収納ケース32や構造物の外壁面b等の不動部位に固定されている。
また、可動部材72は、可動本体部72aと、該可動本体部72aに固定された緩衝材72bとからなり、開閉体側へ向かって進退可能となるように、前記本体部材71に支持されている。
前記可動本体部72aは、本体部材71よりも若干短い断面略コ字状の長尺部材であり、本体部材71を開閉体10側から覆うようにして、本体部材71に支持されている。
この可動本体部72aは、その開閉体幅方向両端側の両壁部の各々に、案内孔72a1を複数(図示例によれば二つ)備えている。前記案内孔72a1は、図示例によれば、上下方向の長孔の下端側に、開閉体10に向かって斜め下方へ傾いた長孔を連結した形状の貫通孔である。
そして、この可動本体部72aは、前記各案内孔72a1に遊挿されるとともに本体部材71に螺合されたネジ72cによって支持され、案内孔72a1を前記ネジ72cに沿わせながら移動するように構成されている。
更に、可動本体部72aには、摘みネジ72dが螺合貫通されている。この摘みネジ72dが締め付けられ、該摘みネジ72dの先端部が本体部材71に当接されると、可動本体部72aは、本体部材71に対し移動不能に固定される。
また、緩衝材72bは、可動本体部72aの略全長にわたる断面中空状の部材であり、ゴムや弾性合成樹脂材料等の弾性体によって形成されている。
そして、この緩衝材72bは、可動本体部72aにおける開閉体10と対向する部位に対し、開閉体開閉方向へわたって嵌合固定されている。
また、撓み抑制部材80は、開閉体開閉方向の略全長(より具体的には、両ガイドレール20,20、収納ケース32、及び下枠部材50により囲まれた開口部における上下方向の略全長)にわたって設けられた長尺状の部材であり、開閉体10に対しその厚さ方向における屋外側から近接するように配置されている。
そして、この撓み抑制部材80は、より詳細に説明すれば、開閉方向の略全長にわたって断面略枠状に形成された本体部材81と、該本体部材81における開閉体10と対向する部位に装着されるとともに中空弾性体からなる緩衝材82とを具備してなり、本体部材81の上下端部を後述する連結手段90に固定している。
連結手段90は、撓み抑制部材80と撓み抑制部材70とをその上端側で連結する上側連結部材91と、同撓み抑制部材80と同撓み抑制部材70とをその下端側で連結しる下側連結部材92とからなる。
連結部材91は、収納ケース32内で巻取り軸31周囲の空間を通って開閉体10の室内側から屋外側へわたる略帯板状の金属製部材であり、その一端側を撓み抑制部材70の本体部材71上端に止着するとともに、他端側を撓み抑制部材80上端に止着している。
また、この連結部材91は、図4に示す一例によれば、吊車71aを支持する部材を兼用することで、吊車71aの支持構造を簡素化している。
また、下側連結部材92は、下枠部材50の上面に近接しながら沿って開閉体10の室内側から屋外側へわたる略帯板状の金属製部材であり、その一端側を撓み抑制部材70の本体部材71下端に止着するとともに、他端側を撓み抑制部材80下端に止着している。
上記構成の開閉装置2によれば、開閉体10を閉鎖した後に撓み抑制部材40を進出位置に移動させた際、手等により摘みネジ72dを摘んで緩め、該摘みネジ72dを開閉体10側へ移動させるようにすれば、可動本体部72aの案内孔72a1がネジ72cに沿って移動するため、可動部材72は開閉体10へ向かって前進する。そして、この前進した状態のまま、摘みネジ72dが締め付けられれば、可動部材72は開閉体10に接近または接触した状態で固定されることになる。
この状態においては、撓み抑制部材70における可動部材72と撓み抑制部材80との間の比較的小さな隙間に、閉鎖状態の開閉体10が位置するため、屋外側から受ける強風や、開閉体10内外の気圧差に起因して、開閉体10が開閉体厚さ方向へ撓んだりばたついたりしたとしても、その撓みやばたつきを効果的に抑制することができる。
また、摘みネジ72dを緩め可動部材72を後退させ、再度摘みネジ72dを締め付けた状態では、撓み抑制部材70全体の開閉体厚さ方向の寸法を比較的小さくできるため、収納位置での収納性を向上することができる。ひいては、撓み抑制部材70を収納するための空間(より具体的には開閉体10と窓サッシAとの間の距離)を比較的小さくして、当該開閉装置1の外観上の体裁を向上することができる。
また、図8に示す開閉装置3は、上記接近手段の構成として、進出位置へ向かって移動中の撓み抑制部材80を不動部位に係合させ、この係合によって撓み抑制部材80を開閉体10に接近させるようにしたものである。より具体的には、上述した開閉装置2に対し、撓み抑制部材70を撓み抑制部材70’に置換し、更に、撓み抑制部材70’に係合される被係合部材110を備えた構成としている。
撓み抑制部材70’は、上記撓み抑制部材70から摘みネジ72dを省くとともに、可動部材72の可動本体部72aを可動本体部72a’に置換し、更に、可動部材72における可動本体部72aの下端に係合部72eを固定した構成とされる。
前記可動本体部72a’は、上記可動本体部72aにおける各案内孔72a1を、案内孔72a1’に置換した構成としている。
各案内孔72a1’は、可動本体部72aにおける開閉体幅方向両端側の両壁部の各々に、案内孔72a1’を、開閉体開閉方向へわたって複数(図示例によれば二つ)備えている。
前記各案内孔72a1’は、図示例によれば、上下方向の長孔の上端側に、開閉体10に向かって斜め上方へ傾いた長孔を連結した形状の貫通孔である。
そして、この可動本体部72a’は、前記各案内孔72a1’に遊挿されるとともに本体部材71に螺合されたネジ72cによって支持され、案内孔72a1’を前記ネジ72cに沿わせながら移動する。
また、係合部72eは、可動本体部72aから下方へ突出する部材であり、その下端面に、進出位置側(図9における右側)へ向かって斜め上方へ傾斜する傾斜面72e1を有する。
また、被係合部材110は、下枠部材50上面における上記進出位置側に止着された止着部111と、下枠部材50の上面との間に所定間隔の隙間sを空けた状態で収納位置側(図9における左側)へ突出する係合突部112とからなる略逆L字状の部材であり(図9参照)、係合突部112の突端側における上端角側に、上記係合部72eの傾斜面72e1と対向するようにして、収納位置側(図9における左側)へ向かって斜め下方へ傾斜する傾斜面112aを有する。
なお、前記隙間sは、下側連結部材92を遊挿するための隙間である。
上記構成の開閉装置3によれば、撓み抑制部材70’を進出位置側へ移動すれば、撓み抑制部材70’における可動部材72の係合部72eが、その傾斜面72e1を被係合部材110の傾斜面112aに摺接させながら、被係合部材110の上部へ乗り上げる。
すると、可動部材72は、案内孔72a1’の形状に沿って、開閉体10に向かって斜め上方へ移動しながら、開閉体10に接近する。
したがって、上記開閉装置2の構成と略同様に、開閉体10の撓み及びばたつきを効果的に抑制する上、可動部材72を開閉体10に対し接近させる際の操作性が良好である。
また、同開閉装置3において、進出位置にある撓み抑制部材70’を収納位置側へ移動すれば、上記と逆の動作により可動部材72が後退する。したがって、撓み抑制部材70’全体の開閉体厚さ方向の寸法が比較的小さくなるため、収納位置での収納性を向上することができる。
次に、図10に示す開閉装置4について詳細に説明する。
この開閉装置4は、上記接近手段として、上記開閉装置1における撓み抑制部材70を撓み抑制部材120に置換した構成とされる。
撓み抑制部材120は、収納位置における開閉体幅方向の全長が開閉体厚さ方向の全長よりも大きくなるように形成され、開閉体幅方向へ移動自在で且つ開閉体開閉方向の軸部121を中心にして回動自在となるように支持されている。
より詳細に説明すれば、撓み抑制部材120は、本体部材122と、該本体部材122の一体的に具備された二つの緩衝材123,123と、本体部材122をブラケット122aを介してその上下端側で回動自在に支持する軸部121a,121bと、同本体部材122を開閉体幅方向へ移動自在に支持する吊車71a等を具備している(図11参照)。
本体部材122は、収納位置における開閉体幅方向の全長が開閉体厚さ方向の全長よりも大きい断面略枠状の部材であり、開閉体開閉方向へわたって長尺状に設けられている。
そして、この本体部材122には、収納位置における開閉体幅方向の両端部に、それぞれ緩衝材123を止着している。
この緩衝材123は、上述した緩衝材42や緩衝材72b、緩衝材82と略同様に弾性体からなる中空状の部材であり、本体部材122の略全長にわたって止着されている。
また、軸部121a,121bの各々は、上記本体部材122およびその上下のブラケット122a,122aを、開閉体開閉方向を中心とした回転方向へ回動させるようにした軸状の部材であり、上側の軸部121aは、本体部材122と上側の連結部材91との間に介在され、下側の軸部121bは、本体部材122と下側の連結部材91との間に介在されている。
また、吊車71aは、上記開閉装置3の構造と略同様に、連結部材91に軸支され、撓み抑制部材120及び連結手段90等を開閉体幅方向へ移動自在にしている。
上記構成の開閉装置4によれば、図10に示すように、撓み抑制部材120が収納位置にある際には、この撓み抑制部材120を、横断面形状における長手方向が開閉体幅方向へ向く状態とすることで、比較的小さな収納スペースに対し良好な収納性を得ることができる。
また、同撓み抑制部材120が進出位置にある際には、この撓み抑制部材120を、横断面形状における長手方向が開閉体厚さ方向へ向く状態に回動させることで、開閉体10に対し接近させることができる。
したがって、この接近状態において、強風や気圧差等に起因して、開閉体10が撓んだりばたついたりした場合、その開閉体10の撓みやばたつきを、撓み抑制部材120と撓み抑制部材80との間で効果的に抑制することができる。
しかも、この接近状態においては、撓み抑制部材120が、その断面形状における長手方向を開閉体厚さ方向へ向けているため、同長手方向の開閉体幅方向へ向けている場合と比較して、開閉体厚さ方向へ撓み難い。
更に、万が一、強風のために開閉体10及び撓み抑制部材120の室内側への撓み量がかなり大きく、撓み抑制部材120が窓サッシA側の部材(例えば、サッシ障子a1や、框a2等)に当接した場合であっても、その際の衝撃を、該部材と対向する緩衝材123によって緩和することができる。
次に図12に示す開閉装置5について説明する。
この開閉装置5は、上記接近手段の他例として、撓み抑制部材40’を上記収納位置から上記進出位置まで導くための案内部材61’,62’を、上記開閉体10に徐々に接近する斜め方向へわたって設けるようにしたものである。
撓み抑制部材40’は、複数のローラ43aを案内部材61’,62’に沿う方向へ転動させるように、ローラ装置43を備えている。
上側の案内部材61’および下側の案内部材62’は、一方のガイドレール20と外壁面bとの間から、開閉体10における開閉体幅方向の略中央に近接する位置までにわたって固定されている。
この開閉装置5によれば、収納位置にある撓み抑制部材40’は、傾斜状の案内部材61’,62’に沿って、斜め方向へスライドしながら開閉体10に接近することになる。したがって、上記接近手段を、簡素で生産性の良好な構造とすることができる。
なお、上述した開閉装置1,2,3,5の各々において、開閉体10と窓サッシAとの間に位置する上記撓み抑制部材は、上記緩衝材を、開閉体厚さ方向における開閉体10側のみに備えたが、開閉体厚さ方向の両側に備えるようにしてもよい。
この態様によれば、上記開閉装置4と略同様に、強風のために開閉体10及び上記撓み抑制部材の室内側への撓み量がかなり大きく、上記撓み抑制部材が窓サッシA側の部材(例えば、サッシ障子a1や、框a2等)に当接した場合であっても、その際の衝撃を、該部材と対向する上記緩衝材によって緩和することができる。
また、開閉装置2,3,4,5の各々は、上記撓み抑制部材を手でスライドさせる構成としているが、例えば、上述した自動スライド手段(図3参照)や、他の構造の自動スライド手段を備えた構成とすることも可能である。
また、開閉装置4は、撓み抑制部材120を進出位置になった際に手動で略90度回転させる構成としているが、撓み抑制部材120を自動的に回転させる構成としてもよい。この場合、例えば、撓み抑制部材120を不動部位との係合により回転させるようにした構成や、撓み抑制部材120をモータにより回転させるようにした構成等とすることが可能である。
また、上記開閉装置2,3,4の各々においては、内側の撓み抑制部材70(又は70’,120)と、外側の撓み抑制部材80とを、その上下端側の各々で、連結手段90によって連結する構造としているが、上下端側の何れか一方側のみを連結する構造とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、撓み抑制部材40(40’,70,70’,又は、120)が、ガイドレール20に対し開閉体厚さ方向へ重なり合う位置で収納位置となる態様を示したが、撓み抑制部材40(40’,70,70’,又は、120)が、ガイドレール20に対し開閉体幅方向へ並び、且つ開閉体10と干渉しない位置で、収納位置となる構成にすることも可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置を構造物の開口部に装着した状態を示す横断面図であり、(a)は撓み抑制部材が収納位置にある状態を示し、(b)は撓み抑制部材が進出位置にある状態を示す。 自動スライド手段の一例を示す正面図であり、(a)は撓み抑制部材が収納位置にある状態を示し、(b)は撓み抑制部材が進出位置にある状態を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を構造物の開口部に装着した状態を示す縦断面図である。 同開閉装置における撓み抑制部材の要部斜視図である。 同開閉装置における撓み抑制部材の側面図であり、(a)は可動部材が後退した状態を示し、(b)は同可動部材が前進した状態を示す。 同開閉装置を示す横断面図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す要部縦断面図である。 同開閉装置における撓み抑制部材の動作説明図であり、(a)は撓み抑制部材が可動部材を開閉体に接近させる前の状態であり、要部を二点鎖線のハッチングで示しており、(a’)は前記(a)の横断面図を示す。また、(b)は撓み抑制部材が不動部位との係合により可動部材を開閉体に接近させた状態であり、要部を二点鎖線のハッチングで示しており、(b’)は前記(b)の横断面図を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例を構造物の開口部に装着した状態を示す要部横断面図である。 同開閉装置における撓み抑制部材の一例を示す斜視図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す横断面図である。
1,2,3,4,5:開閉装置
10:開閉体
42,72b,123:緩衝材
20:ガイドレール
40,40’,70,70’,120:撓み抑制部材
90:連結手段
91:上側連結部材
92:下側連結部材
A:窓サッシ

Claims (11)

  1. 開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、
    撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、
    この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され
    構造物の窓サッシの屋外側に設けられる開閉装置であって、
    上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を、上記開閉体と上記窓サッシとの間に配置するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 上記撓み抑制部材は、窓サッシと対向する部位に、衝撃を緩和する緩衝材を備えていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記撓み抑制部材を、上記収納位置から上記進出位置まで導くための案内部材を設け、この案内部材は、上記開閉体と上記窓サッシとの間において固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、
    撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、
    この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され、
    上記開閉体が閉鎖した際に上記撓み抑制部材を上記収納位置から上記進出位置までスライドさせる自動スライド手段を備えたことを特徴とする開閉装置。
  5. 開閉体をスライドさせて開閉動作するようにした開閉装置において、
    撓んだ際の前記開閉体により当接される撓み抑制部材を備え、
    この撓み抑制部材は、開閉体開閉方向へわたって設けられ、開閉体幅方向の端部側の収納位置と、開閉体幅方向の中途位置側で前記開閉体に対しその厚さ方向側から近接または接触する進出位置との間でスライドするように、開閉体開閉方向の少なくとも一端側が不動部位に対し支持され、
    上記進出位置にある際の上記撓み抑制部材を上記開閉体に対し接近させる接近手段が具備され、
    上記接近手段は、上記進出位置へ向かって移動中の上記撓み抑制部材を、不動部位との係合によって上記開閉体に接近させるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  6. 上記接近手段は、開閉体幅方向へ移動自在で且つ開閉体厚さ方向へ移動不能に支持された本体部材に、開閉体側へ向かって進退可能となるように可動部材を支持することで、上記撓み抑制部材を構成していることを特徴とする請求項5記載の開閉装置。
  7. 上記接近手段は、上記撓み抑制部材を、開閉体幅方向へ移動自在で、且つ開閉体開閉方向を中心にした回転方向へ回動自在となるように支持するとともに、この撓み抑制部材を、前記回動によって上記開閉体に接近させることを特徴とする請求項5記載の開閉装置。
  8. 上記開閉体の幅方向の端部を開閉方向へ案内するガイドレールを備え、
    上記撓み抑制部材は、上記収納位置にある際に前記ガイドレールに対して開閉体厚さ方向へ重なるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉装置。
  9. 上記撓み抑制部材は、上記開閉体と対向する部位に、衝撃を緩和する緩衝材を備えていることを特徴とする請求項1乃至8何れか1項記載の開閉装置。
  10. 上記撓み抑制部材を上記開閉体を挟む開閉体厚さ方向の両側に設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至9何れか1項記載の開閉装置。
  11. 上記両側の撓み抑制部材を一体的に連結したことを特徴とする請求項10記載の開閉装置。
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