JP2006046026A - 開閉装置 - Google Patents

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孝治 三宅
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Abstract

【課題】 従来構造の閉鎖体による不具合を簡素な構造でもって低減でき、全閉時の閉鎖性を向上することができる開閉装置を提供することにある。
【解決手段】 開閉体10の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉装置において、開閉体10における開放方向側の部位に、一端側を開閉体10に幅方向へわたって止着するとともに他端側を自由端部とした可撓性シート状の閉鎖体13を備え、開閉体10が略全閉される際に、前記自由端部を不動部位と一体的な受部31に当接させることで、閉鎖体13の中間部を弛ませるとともに、その弛んだ状態の中間部を、不動部位と一体的な接触部32に開閉体幅方向へわたって接触させて、開閉体10と接触部32との間で開閉体前後へ連通する隙間を塞ぐようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、構造物の空間部分を仕切るための開閉装置に関し、特にシャッター装置として適用するのに好ましい開閉装置に関するものである。
従来、この種の開閉装置には、特許文献1に記載されたもののように、開閉体(45)の表面や裏面に対し、シート体(47)の突端を接触させ、開閉体(45)が全閉状態となった際における開閉体(45)内外の閉鎖性(気密性や、防塵性、遮煙性、遮炎性、防犯性等を含む)を向上するようにした発明がある。
しかしながら、この開閉装置によれば、開閉体(45)が常にシート体(47)に摺接するため、開閉体(45)を開閉させるための動力源の負荷が大きくなったり、開閉体(45)がシート体(47)との摩擦抵抗により閉鎖動作し難くなったり、あるいは、シート体(47)が開閉体(45)との摩擦により磨耗したり等するおそれがあった。
そこで、改良された他の従来技術としては、図5に示すように、開閉体110における開放方向側の部位に、変形可能な断面袋状の閉鎖体111を備え、前記開閉体110が全閉される際に、前記閉鎖体111をまぐさ120内に接触させることで、開閉体110とまぐさ120内面との隙間を塞ぐようにした発明がある(例えば、特許文献2参照)。
この従来技術によれば、前記閉鎖体111が、開閉体110の全閉時のみ、まぐさ120内面に接触するため、摩擦による負荷の増大や磨耗等を軽減することができる。
しかしながら、後者の従来技術によれば、開閉体110が巻き取られる際、断面袋状の閉鎖体111により、開閉体110の巻径が大きくなり易い(図5(a)参照)。
その上、断面袋状の閉鎖体111は、開閉体110に巻き込まれた際にへたって癖が付いてしまうと、元の状態に戻り難い。そのため、開閉体110の全閉時に、閉鎖体111とまぐさ120内面との間に隙間が生じ、閉鎖体111による閉鎖性が低下するおそれがある(図5(b)参照)。
更には、断面袋状の閉鎖体111は、巻取り軸130の回転による遠心力によって、その遠心方向へ膨らむと、収納ケース内面等に衝突して、騒音や振動を発生するおそれがある(図5(c)参照)。
特開平11−182159号公報 特開平11−22340号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来構造の閉鎖体による不具合を簡素な構造でもって低減できる上、全閉時の閉鎖性を向上することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉装置において、前記開閉体における開放方向側の部位に、一端側を前記開閉体に幅方向へわたって止着するとともに他端側を自由端部とした可撓性シート状の閉鎖体を備え、前記開閉体が略全閉される際に、前記自由端部を不動部位と一体的な受部に当接させることで、前記閉鎖体の中間部を弛ませるとともに、その弛んだ状態の中間部を、不動部位と一体的な接触部に開閉体幅方向へわたって接触させて、前記開閉体と前記接触部との間で開閉体前後へ連通する隙間を塞ぐようにしたことを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置は、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作するように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体を巻取り軸によって巻き取ったり繰出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰出したり収納したりする態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、可撓性シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、上記閉鎖体とは、その開閉体開閉方向における一端側を、上記開閉体の開放方向側の部位に対し、開閉体幅方向へわたって止着するとともに、他端側を自由端部とした部材であって、可撓性シート状物からなる部材である。
この閉鎖体の具体例としては、耐火性を向上する等の観点より特に好ましい態様としてシリカクロス等が挙げられるが、可撓性を有するシート状物であれば他のシート材であってもよい。
また、上記受部とは、上記不動部位と一体的な部位であって、上記自由端部を受けることで上記閉鎖体の中間部を弛ませる部位である。この受部は、上記不動部位自体の部位であってもよいし、上記不動部位と一体的な別部材の部位であってもよい。
また、上記接触部とは、上記不動部位と一体的な部位であって、弛んだ状態の上記閉鎖体の中間部に対し、開閉体幅方向へわたって接触するように配置される部位である。この接触部も、上記不動部位自体の部位であってもよいし、上記不動部位と一体的な別部材の部位であってもよい。
なお、上記不動部位とは、閉鎖動作する開閉体に対し不動な部位であればよく、この不動部位には、上記開閉体を開閉方向へ案内するためのガイドレールや、上記開閉体を送出したり引き込んだりするための開口部を有するまぐさ部材、上記開閉体をその開放方向側で収納する収納ケース、当該開閉装置が設置される躯体等が含まれる。
また、上記受部が設けられる上記不動部位と、上記接触部が設けられる上記不動部位とは、同一のものであってもよいし、別体のものであってもよい。
また、上記中間部とは、上記閉鎖体における上記一端側の止着された部位と、上記他端側の自由端部との間に位置する部分を意味する。
また、「開閉体前後へ連通する隙間」とは、より詳細に説明すれば、閉鎖状態の上記開閉体の表側の空間と同開閉体の裏側の空間とを連通する経路となる隙間を意味し、この連通経路は湾曲または折曲した経路であってもよい。
また、第二の発明では、上記閉鎖体における開閉体閉鎖方向側の部位に、開閉体幅方向へわたって、剛性材料からなる補強部材を設けたことを特徴とする。
ここで、上記補強部材とは、上記閉鎖体の開閉体幅方向の撓みを抑制する程度の剛性を有する部材であればよく、この補強部材の材質の具体例としては、金属や合成樹脂材料、木材、コンクリート等が挙げられる。
また、第三の発明では、上記開閉体を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸を備え、上記閉鎖体は、前記巻取り軸に巻き取られた際の上記開閉体の外周側に配置されていることを特徴とする。
また、第四の発明では、長尺状の巻込部材をリール軸によって巻き取ったり繰出したりするリール装置を備え、前記開閉体が上記巻取り軸に巻き取られる際には、その巻き取られる際の前記開閉体の外周に、前記リール装置から繰出される前記巻込部材を巻き取らせながら、これら開閉体と巻込部材との間に上記閉鎖体を挟み込ませるようにしたことを特徴とする。
また、第五の発明では、上記開閉体を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸を備え、上記閉鎖体は、前記巻取り軸に巻き取られた際の上記開閉体の内周側に配置されていることを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉体が略全閉される際、開閉体と共に閉鎖方向へ繰出された閉鎖体が、その自由端部を受部に当接させることで、その中間部を弛ませる。そして、閉鎖体は、弛んだ状態の前記中間部を、開閉体幅方向へわたって接触部に接触させる。すると、開閉体と接触部との間で開閉体前後へ連通する隙間が、閉鎖体の中間部により塞がれる。
前記のように、閉鎖体は、自由端部を受部に当接させて弛ませて接触部に接触させるため、開閉体が全閉される際の必要時以外は略弛みのない状態に維持される。
したがって、例えば、閉鎖体により巻き取られる開閉体の巻径が大きくなることや、閉鎖体が開閉体に巻き込まれた際に縮んでしまい元の膨らんだ状態に戻らなくなること等、従来構造の閉鎖体による不具合を、簡素な構造でもって低減できる上、全閉時の閉鎖性を向上することができる。
更に、第二の発明によれば、補強部材により閉鎖体の撓みを抑制することができ、ひいては、弛んだ際の閉鎖体の中間部と接触部との接触状態を、開閉体幅方向へわたって均等化し、開閉体全閉時の閉鎖性を一層向上することができる。
更に、第三の発明によれば、閉鎖体が開閉体の外周側に配置されるため、その閉鎖体を弛ませるため等のスペースを確保し易く、生産性が良好である。
更に、第四の発明によれば、開閉体が巻取り軸に巻き取られる際、その巻き取られる開閉体の外周面と巻込部材との間に、閉鎖体が挟み込まれる。
したがって、巻取り軸の回転中に、閉鎖体の自由端部が自重等により逆方向を向いたり、同自由端部が遠心力によりその遠心方向へ移動して収納ケース等に衝突したり等するのを防ぐことができる。
更に、第五の発明によれば、開閉体が巻取り軸に巻き取られる際、その巻き取られる開閉体の内周面側に、閉鎖体が巻き込まれる。
したがって、巻取り軸の回転中に、同自由端部が遠心力によりその遠心方向へ移動して収納ケース等に衝突するのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉装置の一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1における左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)と、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸20とを備え、開閉体10が略全閉される際に、該開閉体10の開放方向側の部位に設けられた閉鎖体13を、不動部位と一体的な接触部32に接触させることで、開閉体10と接触部32との間で開閉体前後へ連通する隙間を塞ぐ。
開閉体10は、開閉体本体11における閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、座板部材12を止着し、同開閉体本体11における開放方向側の部位には、閉鎖体13を止着している。
開閉体本体11は、耐火性の可撓性シート状物(例えばシリカクロス等)から略矩形状に形成される。この開閉体本体11は、複数の可撓性シート状物を開閉体幅方向及び/又は開閉体開閉方向へ繋ぎ合わせて構成してもよいし、単一の可撓性シート状物から構成してもよい。
また、座板部材12は、開閉体本体11の下端部に、開閉体幅方向の略全長にわたって接続され、その自重により開閉体本体11を下方へ引っ張るとともに、開閉体10が全閉される際には、床面や地面、枠部材等の当接対象部位pに着座する。
また、閉鎖体13は、上記開閉体本体11と略同材質の可撓性シート状物から帯状に形成され、その開閉体開閉方向における一端側を、開閉体10に対し幅方向へわたって止着するとともに、他端側を自由端部としている。
この閉鎖体13の止着箇所は、開閉体10の開閉体開放方向の端部側の部位であって、開閉体10の開放方向側の端部側と一体的な部位であればよく、例えば、巻取り軸20の外周面であってもよい。
また、閉鎖体13の自由端部側の部分には、断面袋状の袋部13bが形成され、その袋部13bには、開閉体幅方向へわたる補強部材13aが内在されている。
この補強部材13aは、剛性材料からなり、閉鎖体13の開閉体幅方向の略全長にわたって、閉鎖体13の撓みを抑制するとともに、閉鎖体13を自重により下方へ引っ張る部材であればよく、例えば、金属材料や合成樹脂材料等から構成される。
なお、この閉鎖体13の開閉体幅方向の長さは、上記開閉体本体11の幅方向の全長と略同程度に設定されている。
また、同閉鎖体13の開閉体開閉方向の長さは、閉鎖体13の前記自由端部が受部31に当接し、該閉鎖体13の開閉体開閉方向の中間部を弛ませて接触部32に接触するように適宜設定されている。
受部31は、不動部位(例えば、まぐさやガイドレール、巻取り軸20等を収納するための収納ケース、当該開閉装置1が設置される躯体等)に一体的に構成される。そして、この受部31は、巻取り軸20に巻き取られた際の開閉体10の外周側において、閉鎖体13の自由端部側の袋部13bを、開閉体幅方向の略全長にわたって受ける。
なお、この受部31は、前記不動部位自体であってもよいし、前記不動部位に固定された別体の部材であってもよい。
また、前記受部31は、図1に示す好ましい一例によれば、前記袋部13bを受けた際に、該受部31と開閉体10との隙間s2が、弛んだ状態の袋部13bにより塞がれ、かつ前記袋部13bが該受部31と開閉体10との隙間S2を通り抜けないように、開閉体10の面に近接して配置されている。
また、接触部32は、不動部位(例えば、巻取り軸20等を収納するための収納ケースや、当該開閉装置1が設置される躯体等)と一体的に構成され、開閉体10の幅方向の略全長にわたって弛んだ際の閉鎖体13の中間部により接触されるように配置されている。この接触部32も、前記不動部位自体であってもよいし、前記不動部位に固定された別体の部材であってもよい。
また、巻取り軸20は、開閉体10を巻き取ったり繰出したりするように構成された部材であればよく、例えば、回動自在に支持された軸本体の外周に略筒状や略籠状等の回転ドラムを固定した態様や、回動不能に固定された軸本体の外周に回動自在に前記回転ドラムを支持した態様等とすることができる。
この巻取り軸20の駆動源は、電動であっても手動であってもよく、あるいは、付勢手段(スプリングや錘体)等の付勢力を利用したものであってもよい。
そして、前記巻取り軸20の外周面には、上記開閉体10の開放方向端部、上記閉鎖体13の開放方向端部、および後述するリール装置40の巻込部材41における繰出し先端側の端部等が止着されている。なお、前記三つの止着箇所は、巻取り軸20の周方向における同一箇所としてもよいし、巻取り軸20の周方向へ適宜ずらしてもよい。
前記リール装置40は、開閉体幅方向へわたって複数箇所に配設されている。
各リール装置40は、不動部位(例えば、巻取り軸20等を収納するための収納ケース、当該開閉装置1が設置される躯体等)に固定された軸受ブラケット43に、ベアリング等を介して略中空軸状のローラ42を回動可能に支持し、該ローラ42の外周面に巻込部材41を巻回してなり、巻込部材41をローラ42によって巻き取ったり繰出したりする。
各リール装置40の一例について、より詳細に構造を説明すれば、ローラ42の内部に、コイルスプリングや発条等からなるゼンマイ状部材(図示せず)を備え、このローラ42が、前記ゼンマイ状部材の付勢力により、巻込部材41を巻き取るように付勢されている。
また、巻込部材41は、可撓性を有する長尺状帯状の部材であればよく、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材、ナイロン、ゴムシート、その他の合成樹脂シート等により構成される。
そして、この巻込部材41の一端側はローラ42の外周面に止着され、その他端側は、閉鎖体13の付け根位置に略対応するように、巻取り軸20の外周面または開閉体10面に止着されている。
なお、この巻込部材41は、ローラ42による巻取り動作を良好にしたり、巻取り軸20に巻かれた際の巻き太りを軽減したり等する観点から、前記したように帯状に形成されるのが好ましいが、紐状部材とすることも可能である。
また、この巻込部材41は、図2に示すように開閉体幅方向に複数配設するのが好ましいが、単数とすることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、その作用効果を詳細に説明する。
巻取り軸20の繰出し方向の回転により、開閉体10が閉鎖動作すると、略全閉状態となる若干手前で、閉鎖体13の自由端部が、不動部位と一体的な受部31に当接する(図1(a)参照)。
すると、閉鎖体13は、巻取り軸20の繰出し方向の回転に伴い、付け根側端部と自由端部との間の中間部を、巻取り軸20の遠心方向へ弛ませる。
そして、前記のようにして弛んだ状態の閉鎖体13が、不動部位と一体的な接触部32に接触し、その後に、開閉体10の閉鎖方向端部(具体的には閉鎖体12)が当接対象部位pに当接する。そして、巻取り軸20が図示しない制御部からの信号により繰出し方向の回転を停止し、開閉体10は、全閉状態となる。
この開閉体10の全閉状態においては、該開閉体10と前記接触部32との間で開閉体前後へ連通する隙間s1が、弛んだ状態の閉鎖体13により塞がれる。
更に、本実施の形態の好ましい一例によれば、受部31に接触することで弛んだ状態の袋部13bにより、受部31と開閉体10との隙間s2も塞がれる。
すなわち、図1において、閉鎖状態の開閉体10の左側の空間から隙間s1や隙間s2を通り、巻取り軸20の上方を通過して、開閉体10の右側の空間へ連通する通路が、閉鎖体13によって遮断されることになる。
したがって、全閉状態の開閉体10による閉鎖性(気密性や、防塵性、遮煙性、遮炎性、防犯性等を含む)を向上することができる。
また、開閉体10が巻取り軸20に巻き取られる際には、その巻き取られる開閉体10の外周面に閉鎖体13が巻き取られ、更に、閉鎖体13の外周面にリール装置40の巻込部材41が巻き取られる。すなわち、閉鎖体13は、開閉体10と巻込部材41との間に挟み込まれることになる。
したがって、巻取り軸20の回転中に、閉鎖体13の自由端部が自重等により逆方向(図示例によれば時計回り方向)へ向いてしまったり、同自由端部が、遠心力によりその遠心方向へ移動し、収納ケース等の不動部位に衝突してしまったり等することを防ぐことができる。
なお、上述した開閉装置1は、リール装置40を備えた好ましい態様としたが、図3に示す開閉装置2のように、リール装置40を省いた構成とすることも可能である。
この開閉装置2では、リール装置40を省くとともに、閉鎖体13における開閉体開閉方向の長さ寸法Lや、接触部32と巻取り軸20との隙間sを適宜に調整することで、巻取り軸20の回転中に、閉鎖体13の自由端部が自重等により逆方向(図示例によれば時計回り方向)へ向くことによる不具合を防いでいる。
より詳細に説明すれば、閉鎖体13が巻取り軸20に吊り下げられた状態(図3(a)参照)から、巻取り軸20を繰出し方向へ回転させると、閉鎖体13の自由端部が自重等により逆方向(図示例によれば時計回り方向)へ向く(図3(b)参照)。
しかしながら、閉鎖体13の自由端部は、繰出し方向へ回転する巻取り軸20の頂部を超えると、自重により受部31側へ滑り落ちるため、受部31に当接することになる。
よって、上述した開閉装置1と略同様に、接触部32と巻取り軸20との隙間s1や、受部31と開閉体10との隙間s2が塞がれることになる(図3(c)参照)。
また、上述した開閉装置1によれば、閉鎖体13を、巻取り軸20に巻き取られた際の開閉体10の外周側に配置したが、図2に示す開閉装置3のように、閉鎖体13を、巻取り軸20に巻き取られた際の開閉体10の内周側に配置することも可能である。
この開閉装置3は、閉鎖体13を開閉体10の内周側に配置するとともに、上記開閉装置1における受部31及び接触部32を、受部31’及び接触部32’に置換した構成とされる。
受部31’は、不動部位(例えば、まぐさやガイドレール、巻取り軸20等を収納するための収納ケース、当該開閉装置1が設置される躯体等)に一体的に構成される。そして、この受部31’は、巻取り軸20に巻き取られる開閉体10の内周側において、閉鎖体13の自由端部側の袋部13bを、開閉体10の幅方向の略全長にわたって受ける。
また、接触部32’は、上記受部31’または上記不動部位に一体的に構成される。そして、この接触部32’は、開閉体10の開閉体10の幅方向の略全長にわたって、弛んだ際の閉鎖体13の中間部に接触されるように配置される。
上記構成の開閉装置2によれば、巻取り軸20の繰出し方向の回転により、開閉体10が閉鎖動作すると、略全閉状態となる若干手前で、閉鎖体13の自由端部が、受部31’に当接する。
すると、閉鎖体13は、巻取り軸20の繰出し方向の回転に伴い、付け根側端部と自由端部との間の中間部を弛ませ、その弛んだ中間部を、開閉体幅方向の略全長にわたって、受部31’に接触させる。
したがって、受部31’と開閉体10の面との隙間s1’や、接触部32’と開閉体10の面との隙間s2’が、閉鎖体13における中間部及び袋部13bにより塞がれることになる。
なお、図中符号50は、巻取り軸20及び該巻取り軸20に巻かれた開閉体10等を収納するための収納ケースであり、この収納ケース50の下部には、開閉体10を送出したり引き込んだりするための開口部51が形成されている。閉鎖体13は、この開口部51を介して、開閉体10の内外へ連通する空気流通路を遮断することになる。
また、上記開閉装置3において、開閉体10が巻取り軸20に巻き取られる際には、その巻き取られる開閉体10の内周面と、巻取り軸20の外周面との間に、閉鎖体13が挟み込まれることになる。
したがって、上記構成の開閉装置3によれば、巻取り軸20の回転中に、閉鎖体13の自由端部が自重等により逆方向(図示例によれば時計回り方向)へ向いてしまったり、閉鎖体13の自由端部が遠心力により収納ケース等の不動部位に衝突してしまったり等するのを防ぐことができる。
本発明による開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は閉鎖体が受部に当接する前の状態を示し、(b)は閉鎖体が受部に当接して弛んだ状態を示す。 同開閉装置の一例を示す要部斜視図。 本発明による開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)は閉鎖体が巻取り軸に対し垂下状に位置した状態を示し、(b)は閉鎖体が巻取り軸の上部側に位置した状態を示し、(c)は閉鎖体が受部に当接して弛んだ状態を示す。 本発明による開閉装置の他例を示す模式図であり、(a)は閉鎖体が受部に当接する前の状態を示し、(b)は閉鎖体が受部に当接して弛んだ状態を示す。 従来の開閉装置の一例を示す模式図であり、(a)は閉鎖体が開閉体に巻き込まれた状態を示し、(b)はへたった状態の閉鎖体がまぐさ内に位置した状態を示し、(c)は閉鎖体が収納ケース内面に当接した状態を示す。
符号の説明
1,2,3:開閉装置
10:開閉体
13:閉鎖体
20:巻取り軸
31,31’:受部
32,32’:接触部
40:リール装置
41:巻込部材

Claims (5)

  1. 開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉装置において、
    前記開閉体における開放方向側の部位に、一端側を前記開閉体に幅方向へわたって止着するとともに他端側を自由端部とした可撓性シート状の閉鎖体を備え、
    前記開閉体が略全閉される際に、前記自由端部を不動部位と一体的な受部に当接させることで、前記閉鎖体の中間部を弛ませるとともに、その弛んだ状態の中間部を、不動部位と一体的な接触部に開閉体幅方向へわたって接触させて、前記開閉体と前記接触部との間で開閉体前後へ連通する隙間を塞ぐようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 上記閉鎖体における開閉体閉鎖方向側の部位に、開閉体幅方向へわたって、剛性材料からなる補強部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記開閉体を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸を備え、
    上記閉鎖体は、前記巻取り軸に巻き取られた際の上記開閉体の外周側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 長尺状の巻込部材をリール軸によって巻き取ったり繰出したりするリール装置を備え、
    前記開閉体が上記巻取り軸に巻き取られる際には、その巻き取られる際の前記開閉体の外周に、前記リール装置から繰出される前記巻込部材を巻き取らせながら、これら開閉体と巻込部材との間に上記閉鎖体を挟み込ませるようにしたことを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 上記開閉体を巻き取ったり繰出したりする巻取り軸を備え、
    上記閉鎖体は、前記巻取り軸に巻き取られた際の上記開閉体の内周側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
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