JP4979947B2 - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4979947B2
JP4979947B2 JP2006007344A JP2006007344A JP4979947B2 JP 4979947 B2 JP4979947 B2 JP 4979947B2 JP 2006007344 A JP2006007344 A JP 2006007344A JP 2006007344 A JP2006007344 A JP 2006007344A JP 4979947 B2 JP4979947 B2 JP 4979947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing body
closing
cable
auxiliary component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006007344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007186951A (ja
Inventor
厚二 中島
一孝 藤澤
友則 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2006007344A priority Critical patent/JP4979947B2/ja
Publication of JP2007186951A publication Critical patent/JP2007186951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4979947B2 publication Critical patent/JP4979947B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、スライドして開閉する開閉体に、該開閉体よりも閉鎖方向側の物体を感知する物体感知手段を具備するようにした開閉装置に関し、特に可撓性シート材料から開閉体を構成している所謂スクリーンシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、可撓性シート材料からなる開閉体(開閉体本体10)の下部側に、該開閉体に対する補助構成部である扉部(扉シート30)により開閉される通過口(開口部11)を備え、開閉体(開閉体本体10)が閉鎖されている場合であっても、非常時等には扉部(扉シート30)を開放して通過口(開口部11)を通過できるようにした所謂スクリーンシャッター装置がある。
このような従来のスクリーンシャッター装置では、開閉体が比較的軽量で柔軟性のある可撓性シート材料から構成されているため、万が一、閉鎖動作中の開閉体が、その下方側の物体に当接したとしても、当接された物体に対する衝撃が比較的小さくて済む。
しかしながら、近年では、上記従来のスクリーンシャッター装置に対しても、より安全性を向上することが求められている。特に、開閉体の幅方向寸法が比較的長い開閉装置においては、開閉体全体の重量が大きくなり、物体に当接した際の衝撃も大きくなるため、その当接を極力回避する手段や、万が一当接した場合の衝撃をより軽減する手段を備えることが好ましい。
そこで、上記従来のスクリーンシャッター装置における開閉体の閉鎖方向端部に、例えば特許文献2に記載された障害物感知装置を具備することが提案される。
前記のような障害物感知装置を備えた開閉装置では、その感知信号を制御部に無線送信する態様と、有線送信する態様とが考えられる。
前者の態様では、赤外線方式とした場合には例えば煙等による誤作動のおそれがあり、また電波方式とした場合にはノイズ等の悪影響を受けるおそれがある。
そこで、後者のように感知信号をケーブルによって有線送信する態様とするのが好ましいが、この場合には、ケーブルが前記扉部等の補助構成部に接触して、開閉体の開閉動作が妨げられないように、工夫を要する。
特開2004−204531号公報 特開平9−170389号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体の開閉動作が、ケーブルと補助構成部との接触により支障をきたすようなことを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、スライドして開閉する開閉体よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体と一体的な物体感知部により感知し、その感知信号を、該開閉体の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブルによって、開閉体開放方向側へ送信するようにした開閉装置であって、前記開閉体の表面に対し接触または近接して前記開閉体に配設された補助構成部を有する開閉装置において、前記補助構成部は、前記開閉体に対し、その厚みを部分的に増大する部材であり、前記開閉体の下端部には、開閉体幅方向へわたって座板部材が設けられ、この座板部材には、前記物体感知部と、前記ケーブルを案内する貫通孔と、が具備され、前記貫通孔は、前記開閉体の横幅方向の幅内であって且つ前記補助構成部に干渉しないように配置されて、前記ケーブルを挿通し、前記ケーブルは、前記貫通孔に挿通されることで、前記補助構成部に干渉しない経路を通るとともに、前記開閉体の表面に沿って開閉体開放方向へ導かれることを特徴とする。
第一の形態は、スライドして開閉する開閉体よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体と一体的な物体感知部により感知し、その感知信号を、該開閉体の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブルによって、開閉体開放方向側へ送信するようにした開閉装置であって、前記開閉体に対し接触または近接して配設された補助構成部を有する開閉装置において、前記ケーブルは、前記補助構成部に干渉しない経路を通って開閉体開放方向へ導かれている。
ここで、本形態に係わる開閉装置には、空間を仕切るようにして開閉体を閉鎖動作させる開閉装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。更に、この開閉装置には、開閉体を巻取体により巻き取ったり繰り出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰り出したり収納したりする態様等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられるが、開閉体重量の軽量化を図り開閉スピードを向上して且つ閉鎖性を良好にする観点から、特に好ましくはシート状物からなる態様とする。
また、上記物体感知部には、上記開閉体よりも閉鎖方向側の物体を接触感知する態様と、上記開閉体よりも閉鎖方向側の物体を非接触感知する態様との双方を含む。
前者の具体例としては、物体との接触によりリミットスイッチやマイクロスイッチ等を作動させるようにした態様、物体との接触により可動座板を移動させ、その移動をマイクロスイッチ等の接触式センサまたはマグネットスイッチや光電センサ等の非接触式センサにより感知するようにした態様、物体との接触により弾性チューブを変形させ、該チューブ内の光電センサの光経路が遮られるのを感知するようにした態様、物体との接触により弾性チューブを変形させ、該チューブ内の流体の圧力変化を感知するようにした態様等が挙げられるが、特に軽量で簡素な構成としては、所謂テープスイッチを用いた態様とするのが好ましい。
また、後者の具体例としては、光電センサや、レーダ、超音波センサ等、光や電波、超音波等を感知媒体としたセンサによる構成等が挙げられる。
この物体感知部は、開閉体幅方向のどこにおいても物体を感知できるように、開閉体幅方向へわたって連続的に設けられているのが好ましいが、開閉体幅方向へわたって断続的に複数設けるようにしてもよい。
また、上記ケーブルは、上記物体感知部による感知信号を有線送信するものであればよく、このケーブルには、感知信号を電気信号として有線送信する電線や、感知信号を光を媒体にして送信する所謂光ファイバーケーブル、感知信号を流体の圧力変化として送信するチューブ状のケーブル等を含む。
また、上記ケーブルを上記開閉体の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動させる手段には、上記ケーブルを巻取部材により巻き取ったり繰り出したりするようにした構成や、上記ケーブルを静滑車や動滑車、錘体等からなる滑車機構により進退移動させるようにした構成等を含む。
また、上記補助構成部とは、当該開閉装置を機能させるための主要構成部(例えば開閉体や巻取体等)に対し、当該開閉装置を機能させるために補助的に構成されている部位であって、上記開閉体に接触または近接して配設されて、ケーブルと干渉した場合に上記開閉体の開閉動作の妨げになる部位、あるいは、妨げになるおそれのある部位を意味する。
この補助構成部には、上記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部や、上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材(巻径調整部材や補強部材等を含む)、上記開閉体を巻き取るための巻取体をその下方側から回動可能に受ける支持部材、上記開閉体を構成する部材が繋ぎ合わせられている部分、上記開閉体の表部及び/又は裏部に固定あるいは表示された表示部等を含む。
更に、この補助構成部には、幅方向へ離間して配設された二つの開閉体間を塞ぐシート状部材や、開閉体に近接して前記シート状部材を巻き取ったり繰り出したりする部材等を含む。
なお、この補助構成部は、上記開閉体に近接して配設された部材を含むが、本発明の作用効果を効果的に発揮する態様としては、上記開閉体に接触して配設された部材とされ、更に効果的に発揮する態様としては、上記開閉体の表部や裏部に接触して配設された部材とされる。
また、第二の形態では、上記ケーブルは、上記補助構成部に対し開閉体幅方向へ離れた経路を通過するように配設されている。
また、第三の形態では、上記開閉体の閉鎖方向端部側に、上記ケーブルを上記補助構成部に対し干渉しない経路へ導くガイド部材を設けた。
ここで、上記ガイド部材は、上記ケーブルを上記補助構成部に対し干渉しない経路へ導くものであれば、その形状や構成等は限定されず、例えば、金属成形部材により構成された態様や、合成樹脂成形部材により構成された態様等とすることができる。
このガイド部材の好ましい具体例としては、上記補助構成部に対し開閉体幅方向に離れた位置に、上記ケーブルを上記経路へ導くように係合する係合部(より具体的には、例えば貫通孔や切欠部等)を有する部材とされる。
また、第四の形態では、上記補助構成部は、上記開閉体に対し、その厚みを部分的に増大する部材である。
この第四の形態おける補助構成部には、上記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部や、上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材(巻径調整部材や補強部材等を含む)、上記開閉体を構成する部材が繋ぎ合わせられている部分、上記開閉体の表部及び/又は裏部に固定された表示部等を含む。
また、第五の形態では、上記補助構成部は、上記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部、及び/又は上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材である。
ここで、上記扉部は、閉鎖状態から開放されることで人や物等の通過物を、上記通過口に通過可能にするものであればよく、例えば、上記通過口を開閉可能に閉鎖するように、その上辺部が上記開閉体に止着された部材等とされる。
また、上記通過口は、人や物等の通過物の通過性を良好にする観点より上記開閉体を厚さ方向へ貫通する所定面積の開口部とするのが好ましいが、他例としては、上記開閉体を可撓性シート状物から構成し、この開閉体に切り込み部(スリット)を形成し、該切り込み部が通過物の通過の際に押し広げられるようにした態様や、前記開閉体に略上下方向の切り込み部と、該切り込み部の下端側に連続する略左右方向の切り込み部とを設け、これら両切り込み部に沿う部位が通過物の通過に伴い略三角形状に押し広げられるようにした態様等とすることも可能である。
また、上記帯状部材には、例えば、上記開閉体を巻取体に巻き取るようにした態様において、巻き取られた際の開閉体が上記扉部の部分で巻き太りするのを防ぐために、上記扉部と開閉体幅方向へ並ぶようにして上記開閉体の表部及び/又は裏部に止着された帯状部材等が挙げられる。
また、上記帯状部材の他例としては、上記開閉体を部分的に補強するために、上記開閉体の表部及び/又は裏部に止着されたシート状部材や、上記開閉体を巻き取るための巻取体を支持部材により受けるようにした態様において、支持部材からの押圧力や摩擦を軽減するために開閉体の表部及び/又は裏部に設けられたシート状部材等が挙げられる。
また、第六の形態では、上記開閉体を巻き取るための巻取体と、該巻取体をその下方側から回動可能に受ける支持部材とを備えた開閉装置であって、上記補助構成部は、前記支持部材である。
ここで、上記支持部材は、上記巻取体を回動自在に受け、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体に接触する部分の表面形状及び材質が摩擦係数の小さなものであることが好ましく、この支持部材には、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を受けて回動するローラ状の態様や、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を下方側から受けて滑らせるようにした態様等を含む。
また、第七の形態では、上記開閉体が可撓性シート材料から構成されている。
また、第八の形態では、上記ケーブルは、開閉体開放方向へ導かれ、更に開閉体開放方向と交差する方向へ曲げられ導かれるように配設され、該ケーブルにおける前記曲げ部分を、その下方側から略曲線状に受ける受け部材を備えた。
ここで、上記受け部材は、予め曲線状に形成された部材であってもよいし、当該開閉装置の生産時や設置時などに弾性的に曲げられて装着される部材であってもよい。
この受け部材の具体例としては、上記曲げ部分を受けるように湾曲された略板状の部材や、上記曲げ部分を挿通させて受けるようにしたパイプ状の部材、上記曲げ部分が遊嵌されるようにした凹溝状の部材等が挙げられる。
更に、この受け部材の他例としては、上記ケーブルの曲げ部分を受けて回動するローラ状の部材や滑車状の部材等であってもよい。
更に、この受け部材の他例としては、上記開閉体を巻取るための巻取体を該受け部材とすることも可能である。すなわち、この他例では、開閉体の閉鎖方向端部側から開閉体開放方向へ導かれたケーブルを前記巻取体の外周面により受け、該ケーブルを前記巻取体の外周面上部に沿わせて開閉体開放方向と交差する方向へ導くようにすればよい。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、ケーブルが補助構成部と干渉しない経路を通る構成としているため、開閉体の開閉動作が、ケーブルと補助構成部との接触によって支障をきたすようなことを防ぐことができる。
更に、第二の形態によれば、ケーブルに対し補助構成部を開閉体幅方向へ避ける構成としているため、開閉体の開閉方向への動作が、ケーブルと補助構成部との接触によって支障をきたすようなことを、より効果的に防ぐことができる。
更に、第三の形態によれば、補助構成部とケーブルとの接触を、より効果的に回避することができ、ひいては、開閉体の開閉動作に支障をきたすのを一層防ぐことができる。
更に、第四の形態によれば、開閉体の開閉動作中に、該開閉体に対しその厚さ方向へ突出した補助構成部がケーブルに接触し、開閉体の開閉動作に支障をきたすのを防ぐことができる。
更に、第五の形態によれば、開閉体の開閉動作中に、扉部や帯状部材がケーブルに接触し、開閉体の開閉動作に支障をきたしたり、扉部や帯状部材の機能を損ねたり、あるいはケーブルが折れ曲がったり損傷したり等するのを防ぐことができる。
更に、第六の形態によれば、補助構成部である支持部材との接触により、開閉体の開閉動作に支障をきたしたり、支持部材との接触によりケーブルが損傷したり等するのを防ぐことができる。
更に、第七の形態によれば、開閉体よりも閉鎖方向側の物体を感知することができる上、ケーブルと補助構成部との接触が阻まれるため、開閉動作が良好なシート状の開閉装置を提供することができる。しかも、開閉体を比較的軽量にすることができるため、開閉体全閉時の衝撃や、万が一物体に当接した際の衝撃等を緩和することができる。
更に、第八の形態によれば、ケーブルの曲げ部分が、収納ケースやまぐさ等に接触して損傷したり、折れ曲がってしまったり等するのを防ぐことができる。その上、ケーブルの曲げ部分において該ケーブルが進退移動する際の抵抗を軽減することができ、ひいては、開閉体における開閉動作の抵抗も小さくなり、ケーブルの進退移動および開閉体の開閉動作をスムーズにすることができる
次に上記形態の具体例を、図面に基づいて説明する。
以下の具体例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、火災などが発生した際に、煙の拡散や延焼を速やかに防止するのに好適なスクリーンシャッター装置として説明する。
開閉装置1は、可撓性シート状の開閉体10、該開閉体10の幅方向の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20、開閉体10を繰り出したり巻取ったりする巻取装置30等を備えている。(図1参照)
そして、この開閉装置1は、スライドして開閉する開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体10と一体的な物体感知部14dにより感知し、その感知信号を、該開閉体10の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブル14d3によって、開閉体開放方向側へ有線送信するように構成され、前記開閉体10に対し接触または近接して配設された補助構成部として扉部12を有する。
開閉体10は、通過可能な通過口11aを下端側に有する開閉体本体11と、通過口11aを開閉可能にすべく開閉体本体11に対し吊下げ状に設けられた扉部12(補助構成部)とを備え、開閉体本体11及び通過口11aの下端部には、開閉体幅方向へわたって座板部材14が配設されている。
開閉体本体11は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を有する可撓性シート材からなる。
この開閉体本体11は、図示例によれば、開閉体幅方向に長い略矩形帯状のシート材を、上下方向に複数連接するように縫い付ける等の接続手段により接続することで構成される。
なお、この開閉体本体11の他例としては、複数のシート材を開閉体幅方向や斜め方向へ縫い付ける等の接続手段により接続してなる態様や、略矩形状に裁断された一枚のシート材からなる態様等としてもよい。
また、前記開閉体本体11の下端側の通過口11aは、図示した好ましい一例によれば、略矩形状の開口部である。この通過口11aの他例としては、円形状や、楕円形状、三角形状、他の多角形状等の開口部としてもよい。
また、この開閉体本体11の幅方向の端部には、ガイドレール20内に係合することで、開閉体10がガイドレール20から開閉体幅方向へ抜けてしまうのを防止する抜止部材(図示せず)が、開閉体開閉方向にわたって複数配設されている。
また、扉部12は、開閉体10の表部と裏部とにそれぞれ具備されることで、開閉体10の厚みを部分的に増大しており、図示例によれば略矩形状に形成されている。
この扉部12は、開閉体本体11と略同材質の可撓性シート材からなり、開閉体本体11同様に、複数のシート材を連接し縫い付けて構成してもよいし、裁断された一枚のシート材から構成してもよい。
そして、各扉部12は、その上端側が、通過口11aの上縁に沿うようにして開閉体本体11に止着されるとともに、この止着部以外の部分を、通過口11aの周囲の面に重ね合わせて、吊り下げ状に配設されている。
また、座板部材14は、開閉体10が閉鎖動作する際に、自重によって開閉体10を下方へ引っ張り、地面や床面等に当接される部材であり、開閉体本体11及び通過口11aの下端側に、開閉体幅方向の略全長にわたって設けられている。
この座板部材14は、より詳細に説明すれば、図3及び図4に示すように、単数もしくは複数(図示例によれば3つ)の錘体14a,14b,14aと、これら錘体14a,14b,14aを、その下方側から束ねる縦断面略凹状の枠部材14cと、該枠部材14cの下端部に止着された物体感知部14dと、該物体感知部14dをその下方側から覆い包むようにして設けられた保護シート14eと、該保護シート14eの両上端部を、錘体14a,14aに固定する固定ブラケット14f,14fと、一方の固定ブラケット14fと共に錘体14aに固定されたガイド部材14gとを具備している。
錘体14a,14b,14aの各々は、図示例によれば略直方体状の金属部材であり、開閉体厚さ方向に重ね合わせられている。
中央の錘体14bは、開閉体本体11下端に形成された断面略袋状の部分11bに納められることで、開閉体本体11と一体化されている。
枠部材14cは、上記錘体14a,14b,14a、および錘体14bを内在する開閉体本体11の断面略袋状の部分11bを、下方側から断面略凹状に覆って、これら部材を開閉体厚さ方向に束ねている。
そして、これら錘体14a,14b,14a、前記断面略袋状の部分11b、および枠部材14cは、開閉体厚さ方向へ挿通された止着具14h(例えば、ボルトとナットや、リベット等)によって固定されることで、一体化している。
そして、上記枠部材14cの下端部には、物体感知部14dが開閉体幅方向へわたって固定される。
この物体感知部14dは、略帯状の弾性体内に接点を備え、厚さ方向の押圧力により前記接点をONにする略帯状のスイッチ(テープスイッチ等と呼称される場合もある)である。
より詳細に説明すれば、この物体感知部14dは、略帯状の弾性を有する合成樹脂材内に、厚さ方向に所定間隔を置いて配設された一対の電極を、該物体感知部14dの長さ方向(開閉体幅方向)へわたって備え、この一対の電極からなる接点が、外部からの押圧力によりONにされた際に、その接点信号を出力するように構成されている。
また、図示した好ましい一例の物体感知部14dでは、外力を受ける弾性樹脂部分(図示による下端面)に、長さ方向(開閉体幅方向)へわたる突起を有し、
該突記によって外部からの押圧力を内部に伝達し、一対の電極からなる接点を良好に作動させるようにしている。
なお、物体感知部14dの他例としては、前記のような突起を省いた態様や、その他の態様等とすることも可能である。
そして、前記構成の物体感知部14dには、その長さ方向の端部に、前記接点信号を有線送信するためのリード線14d1が設けられ、該リード線14d1の先端には、前記接点信号を開閉体開放方向へ導くためのケーブル14d3が接続されている。
また、物体感知部14dを上記枠部材14cに固定する手段は、両面テープや接着剤による接着や、ねじ止め、リベット止め、その他の止着手段とすることができる。
なお、他例としては、前記構造に置換して、この物体感知部14dを保護シート14eの内側の底面に固定する構造とすることも可能である。
上記のようにして一体化された錘体14a,14b,14a、開閉体本体11、枠部材14c、物体感知部14dは、図3に示すように、その下方側から保護シート14eによって覆われる。
保護シート14eは、上記開閉体本体11と略同材質の耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を有する可撓性シートであり、開閉体幅方向の略全長にわたって設けられ、物体感知部14d、枠部材14c、錘体14a,14b,14a等を、その下方側から開閉体厚さ方向に覆い包む。
この際、保護シート14eは、物体感知部14dとの間に若干の隙間が形成されるように、適度の弛んだ状態で配設される。
保護シート14eの各上端部には、固定ブラケット14fが重ね合わせられる。
各固定ブラケット14fは、図示例によれば、断面略L字状に形成されるが、平板状や他の形状とすることも可能である。
また、両固定ブラケット14f,14fの内の一方には、ガイド部材14gが重ね合わせられる。
このガイド部材14gは、開閉体幅方向の端部側に設けられ(図1参照)、物体感知部14dのリード線14d1とケーブル14d3との繋ぎ目14d2(例えば、コネクター部分等)を覆うようにして保護する。
そして、このガイド部材14gは、リード線14d1先端に接続されたケーブル14d3を、貫通孔14g1にゴムブッシュ等の保護部材を介して挿通させ、扉部12(補助構成部)に対し開閉体幅方向に干渉しない経路を通過させるようにして開閉体開放方向へ導いている。
すなわち、前記貫通孔14g1は、扉部12に対し開閉体幅方向へ離れた位置に配置されている。この貫通孔14g1は、扉部12を前記経路へ導くものであればよく、例えば、切欠部に置換してもよいしや、ケーブル14d3をガイド部材14gにおける開閉体幅方向中央側(図1における左側)の端部から引き出し前記経路へ導く構成としてもよい。
そして、上記保護シート14e、固定ブラケット14f,14f、ガイド部材14gは、図3に示すように、開閉体厚さ方向に挿通された止着具14i(例えば、ボルトとナット、リベット等)によって、錘体14a,14b,14aおよび開閉体本体11と一体化される。
なお、錘体14a,14b,14a、枠部材14c、物体感知部14d、保護シート14e、固定ブラケット14f,14f等の各々は、開閉体本体11の幅方向の略全長にわたって設けられており、開閉体幅方向へわたる一体の部材であってもよいし、複数の部材を開閉体幅方向へ接続してなる部材であってもよい。
また、他例としては、保護シート14eに置換して、物体感知部14dをその下方側から覆うとともに開閉体開閉方向へ移動可能となるように、剛性材料からなる可動座板を設け、該可動座板が開閉体開放方向へ移動して物体感知部14dを押圧したことを感知する構造とすることも可能である。
そして、上記のようにガイド部材14gによって扉部12を避けるようにして開閉体開放方向へ導かれたケーブル14d3は、図1に示すように、巻取装置30の収納ケース33内に挿入され、図2に示すように、収納ケース33内において、受け部材33aに沿って曲げられ、更に開閉体開放方向と交差する方向(図2によれば斜め上方)へ導かれ、該方向の先端側が巻取りリール式のケーブル収納装置40に巻かれる。
前記受け部材33aは、ケーブル14d3の曲げ部分に沿う形状の部材であって、少なくともケーブル14d3に接触する面を滑らかに形成している部材であればよく、図示例によれば、POM(ポリアセタール樹脂)等の合成樹脂材料からなる略矩形シート状に形成されている。
この受け部材33aは、そのケーブル収納装置40側の端部が、収納ケース33内の底面側に止着された略横向き凹状の係合部33bに差し込まれ、その逆端側が、弾性的に撓まされ、止着具33dによってまぐさ部33cの内面に止着されている。
この構成によれば、ケーブル14d3の曲げ部分が、収納ケース33や、まぐさ内上部の角部分等に接触して損傷したり、折れ曲がってしまったり等するのを受け部材33aによって防ぐことができる上、受け部材33aが弾性的に撓みながらケーブル14d3を受ける構造であるため、ケーブル14d3に対する衝撃を軽減し、ケーブル14d3の長期耐久性を向上することができる。
止着具33dは、ねじや、ボルト、リベット等であり、ケーブル14d3の進退移動経路を挟むようにして、該進退移動経路の両側に配置されるとともに、その頭部を受け部材33aの表面から突出させるようにして止着されている。
該止着具33dの頭部形状は、万が一、ケーブル14d3に接触した場合でもケーブル14d3を傷付けることのないように、湾曲形状のものが好ましく、本実施の形態の好ましい一例によれば、なべ頭状もしくはトラス頭状としている。
この構成によれば、開閉体10の開閉動作時の振動や、開閉体10が受ける風圧等に起因して、ケーブル14d3が開閉体幅方向へ撓んで受け部材33aから脱落してしまうのを、ケーブル14d3両側の止着具33d,33dにより防ぐことができる。
なお、ケーブル14d3の進退移動経路の両側各々に、止着具33dを開閉体開閉方向へわたって複数設けることで、前記のような脱落防止効果を一層向上するようにしてもよい。
また、ケーブル収納装置40は、略筒状の巻取部材と、該巻取部材を巻取り方向へ付勢する付勢部材(例えば、コイルスプリングやぜんまいばね等)とを備え、開閉体10の閉鎖動作に伴いケーブル14d3を繰り出し、同開閉体10の開放動作に伴って余分となる同ケーブル14d3を、前記付勢部材の付勢力によって前記巻取部材に巻き取るように構成されている。
そして、このリード線収納装置40は、ケーブル14d3に通電される電気信号を図示しない制御部へ送信するように、電気的に配線されている。
また、巻取装置30は、開閉体10を巻取ったり繰り出したりするように両端部が軸支された巻取体31や、該巻取体31を回転させる電動モータ等の駆動源(図示せず)、該駆動源を制動するブレーキ装置(図示せず)、該駆動源を制御する制御部(図示せず)等を、収納ケース33内に具備してなる。
而して、本実施の形態の開閉装置1によれば、開閉体10を開放動作させると、開閉体10の開放方向へのスライドに伴って、ケーブル14d3が収納ケース33内へ収納されて行く。また、開閉体10を閉鎖動作させると、開閉体10の閉鎖方向へのスライドに伴って、ケーブル14d3が収納ケース33から繰り出される。
これら開閉動作に伴うケーブル14d3の移動の際、ケーブル14d3が扉部12(補助構成部)と緩衝しない経路を通るため、該ケーブル14d3と扉部12との接触に起因して、開閉体10の開閉動作に支障をきたしてしまうのを防ぐことができる。
更に、開閉体10の略全閉時に、扉部12の開閉動作がケーブル14d3に阻まれたり、人や物体等の通過口11aへの通過がケーブル14d3に阻まれたり等するのを防ぐことができる。
なお、上述した開閉装置1によれば、補助構成部として扉部12を備えた態様を示したが、以下に補助構成部の他例を備えた態様について説明する。なお、以下に示す開閉装置において、上記開閉装置1と略同様に機能する部位については、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図4に示す開閉装置2は、上記開閉装置1の開閉体10に、補助構成部材としての帯状部材13を付加した構成とされる。
帯状部材13は、扉部12や開閉体本体11等と略同材質の可撓性シート材からなり、複数のシート材を連接し縫い付けて構成してもよいし、裁断された一枚のシート材から構成してもよい。
この帯状部材13は、扉部12と略同等の長さで開閉体開閉方向へわたって配設されるとともに、開閉体本体11における表部及び/又は裏部であって、扉部12を有さない部位に対し、開閉体幅方向に所定間隔置きに複数配設されている。
そして、各帯状部材13は、その上端側を通過口11aの上縁に対応させるようにして、開閉体本体11に止着されるとともに、この止着部以外の端部を通過口11aの周囲の面に重ね合わせて、吊り下げ状に配設される。したがって、この帯状部材13が配設された箇所は、開閉体10の厚みを部分的に増大している。
この開閉装置2において、ケーブル14d3は、ガイド部材14gによって座板部材14側から開閉体開放方向へ導かれることで、帯状部材13(補助構成部材)に干渉しない経路を通過する。
なお、図示例によれば、ケーブル14d3を隣り合う帯状部材13,13間に通過させるようにしているが、ケーブル14d3を扉部12と帯状部材13との間に通過させたり、ガイドレール20内を通過させたり等してもよい。
前記構成に開閉装置2によれば、図4に示すように、帯状部材13とケーブル14d3とが開閉体幅方向に干渉しない関係にあるため、図5(a)に示すように、開閉体10を開放した際に、ケーブル14d3と帯状部材13との接触を防ぐことができる。
すなわち、比較例である図5(b)(c)に示す開閉装置では、帯状部材13とケーブル14d3との位置を、開閉体幅方向に干渉し合う位置としているため、開閉体10を開放したときに、帯状部材13の下端側が撓んだり弛んだり等して帯状部材13に皺やくせ等が付いてしまったり(図5(b)参照)、逆にケーブル14d3が折れ曲がってしまったり(図5(c)参照)等するおそれがあるが、このような不具合を、上記開閉装置2(図5(a)参照)によれば防ぐことができる。
また、図6に示す開閉装置3は、上記開閉装置1が巻取体31をその両端側で回動可能に軸支した構造であるのに対し、巻取体31をその下方側から支持部材32(補助構成部材)によって回動可能に受ける構成としている。
支持部材32は、その軸心を巻取装置30の軸心に対し略平行させ、巻取装置30と略直交する水平方向へ一対に配設されたローラ部材であり、図示しない支持ブラケットにより、その各々が可動自在に支持されている。
そして、一対の支持部材32は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに複数配設されている。
したがって、巻取体31は、前記支持部材32を構成する各ローラ部材の回動により双方向へ回転する。
なお、この支持部材32は、巻取体31を下方から受け滑らせて回動させる構成とすることも可能である。
この開閉装置3において、ケーブル14d3は、ガイド部材14gによって座板部材14側から開閉体開放方向へ導かれることで、支持部材32(補助構成部材)を開閉体幅方向へ避けた経路を通過する。
すなわち、図6によれば、開閉体幅方向に隣り合うローラ部材32,32の間において、開閉体開閉方向へわたる経路を、ケーブル14d3が通過することになる。
したがって、この開閉装置3によれば、支持部材32を構成するローラ部材がケーブル14d3との干渉により回転不良を生じて、開閉体10の開閉動作に支障をきたしたり、ケーブル14d3が支持部材32との接触により損傷したり等するのを防ぐことができる。
なお、上記開閉装置3において、ケーブル14d3の開閉体幅方向の位置と、支持部材32の開閉体幅方向の位置とを略同位置とし、ケーブル14d3を、支持部材32下方側の支持ブラケット(図示せず)内に通過させたり、ケーブル14d3を、該支持ブラケットの下側に確保された経路へ通過させたり等することも可能である。
また、図7に示す開閉装置4は、上記開閉装置3に対し、巻取体31と支持部材32との間に、補助構成部材としての保護シート15を付加した構成とされる。
保護シート15は、その厚さ方向に弾性を有する略矩形帯状のシートであり、図示例によれば、ゴムや弾性合成樹脂等の弾性材料から形成され、支持部材32の軸方向長さとの略同等の幅の帯状に形成されている。
そして、この保護シート15は、その開閉体開放方向側の端部(図示例によれば上端部)が、巻取体31外周面に巻かれた際の開閉体10の内側に位置し、巻取体31外周面における開閉体10の吊り元近傍に止着されている。
したがって、巻取体31に開閉体10が巻かれると、その巻かれた開閉体10の内面と巻取体31の外周面との間に保護シート15が挟まれることになる。
そのため、巻取体31の外周面に巻かれた開閉体10が支持部材32から受ける押圧力を、保護シート15の弾性によって吸収することができ、ひいては、開閉体10が支持部材32から受ける押圧力や摩擦等による損傷してしまうのを防ぐことができる。
この開閉装置4において、ケーブル14d3は、ガイド部材14gによって座板部材14側から開閉体開放方向へ導かれることで、保護シート15(補助構成部材)に干渉しない経路、図示例によれば、隣り合う保護シート15,15間の経路を通過する。
したがって、開閉装置によれば、ケーブル14d3と保護シート15とが開閉体幅方向に干渉しない関係にあるため、ケーブル14d3が保護シート15に接触することで、保護シート15が撓みや皺等を生じて、開閉体10の開閉動作に支障をきたしたり、ケーブル14d3が折れ曲がったり等するのを防ぐことができる。
なお、上記開閉装置4において、保護シート15の閉鎖方向端側(図示例によれば下端側)は、吊り下げられた状態であってもよいし、開閉体10に止着されていてもよい。
また、保護シート15を巻取体31の外周に、繰り出されることがないように巻き付けたり止着したり等してもよい。
また、他例としては、保護シート15を、巻取体31に巻かれた際の開閉体10の外周面側に配置し、該保護シート15が、巻取体31に巻かれた開閉体10の外周面と支持部材32との間に介在されて、開閉体10が保護される構造としてもよい。
次に、図8に示す開閉装置5では、巻取体31を軸部材31aによってその軸方向に複数連結するとともに、各巻取体31を複数の支持部材32により回動自在に受け、巻取体31毎に、開閉体本体11’の開放方向側端部を止着することで、幅方向へ長尺な開閉体10を構成している。
開閉体10は、複数の開閉体本体11’と、これら開閉体本体11’の下端に接続された座板部材14とを具備している。
各開閉体本体11’は、複数のシート材11a’を開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート材11a’,11a’の対向する端部同士を、重ね合わせ、縫い付けて接続することで、その厚みを部分的に増大している。
そして、隣り合う開閉体本体11’,11’間は、その対向する端部同士が、開閉体開閉方向へわたって、着脱可能な接続手段により接続されることで、その厚みを部分的に増大している。
なお、前記接続手段には、例えば、ボタンやホック、スライドファスナー、面ファスナー、ボルトとナット、磁石等が用いられる。
また、座板部材14は、複数の開閉体本体11’の下端に、開閉体幅方向へわたって連続的に設けられている。
そして、この開閉装置5において、ケーブル14d3は、ガイド部材14gによって座板部材14側から開閉体開放方向へ導かれることで、支持部材32や、隣り合うシート材11a’,11a’同士の接続箇所x、隣り合う開閉体本体11’,11’同士の接続箇所X等の補助構成部材に干渉しない経路を通過する。
すなわち、図示例によれば、ケーブル14d3は、開閉体幅方向に隣り合う接続箇所x,xの間であって、且つ開閉体幅方向に隣り合う支持部材32,32の間において、開閉体開閉方向へわたる経路を通過するように配置されている。
而して、上記開閉装置5によれば、ケーブル14d3が支持部材32や、接続箇所x,Xに対し接触しない構成としているため、開閉体10の開閉動作に支障をきたすのを防ぐことができる上、ケーブル14d3の干渉により着脱可能な接続箇所Xが外れ易くなったり、縫い付けられた接続箇所xが損傷したり等することも防ぐことができる。
次に、図9に示す開閉装置6では、それぞれ両端部が回動可能に軸支され軸方向へ並ぶ複数の巻取体31と、該巻取体31毎に設けられた開閉体本体11と、これら複数の開閉体本体11の下端に開閉体幅方向へわたって接続された座板部材14と、隣り合う開閉体本体11,11間の隙間を塞ぐようにして設けられた補助シート16と、該補助シート16をその開閉体開放方向側で巻き取ったり繰り出したりする補助巻取体34とを備え、複数の開閉体本体11、補助シート16、及び、座板部材14によって、幅方向へ長尺な開閉体10を構成している。
補助シート16は、上記開閉体本体11と略同材質のシート材であり、複数のシート材を接続して構成してもよいし単一のシート材であってもよい。
この補助シート16は、隣り合う開閉体本体11,11間の隙間を覆うようにして、これら開閉体本体11,11における幅方向に対向する端部に対し、重ね合わせられる。そして、この補助シート16の開閉体閉鎖方向の端部は、座板部材14に接続されている。
また、この補助シート16の開閉体開放方向側(図示例の上端側)は、補助巻取体34の外周面に止着されている。
補助巻取体34は、その両端が回動可能に軸支された略筒状の巻取体であり、隣り合う巻取体31,31と略平行であって、且つ開閉体10に近接して配置される。
そして、この補助巻取体34は、図示しない駆動源により回転することで、開閉体10の開閉動作に伴って補助シート16を巻き取ったり繰り出したりする。
なお、上記補助シート16及び補助巻取体34は、開閉体10の表部側と裏部側との内の一方に設けてもよいし、双方に設けてより閉鎖性を向上するようにしてもよい。
そして、この開閉装置6において、ケーブル14d3は、ガイド部材14gによって座板部材14側から開閉体開放方向へ導かれることで、補助シート16や補助巻取体34等の補助構成部材に干渉しない経路を通過する。
すなわち、図示例によれば、ケーブル14d3は、一方の開閉体本体11における補助シート16と重なり合わない部分を這うようにして、開閉体開放方向へ導かれている。
而して、上記開閉装置6によれば、ケーブル14d3が補助シート16や補助巻取体34等の補助構成部に対し接触しない構成としているため、開閉体10の開閉動作に支障をきたすのを防ぐことができる上、ケーブル14d3が補助シート16と開閉体本体11との間に挟まれて、隣り合う開閉体本体11,11間の閉鎖性が低下したり、ケーブル14d3が補助巻取体34に接触して損傷したり等するのも防ぐことができる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。 同開閉装置の縦断面図である。 座板部材の一例を示す側面図であり要部を切欠して示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。 (a)は同開閉装置における作用を示す模式図であり、(b)(c)は比較例の開閉装置における作用を示す模式図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図であり、収納ケースを一部切欠することで要部を示している。
1,2,3,4,5,6:開閉装置
10:開閉体
12:扉部(補助構成部)
13:帯状部材(補助構成部)
15:保護シート(補助構成部)
14d:物体感知部
14d3:ケーブル
16:補助シート(補助構成部)
31:巻取体
32:支持部材(補助構成部)
34:補助巻取体(補助構成部)
x,X:接続箇所(補助構成部)

Claims (7)

  1. スライドして開閉する開閉体よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体と一体的な物体感知部により感知し、その感知信号を、該開閉体の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブルによって、開閉体開放方向側へ送信するようにした開閉装置であって、前記開閉体の表面に対し接触または近接して前記開閉体に配設された補助構成部を有する開閉装置において、
    前記補助構成部は、前記開閉体に対し、その厚みを部分的に増大する部材であり、
    前記開閉体の下端部には、開閉体幅方向へわたって座板部材が設けられ、この座板部材には、前記物体感知部と、前記ケーブルを案内する貫通孔と、が具備され、
    前記貫通孔は、前記開閉体の横幅方向の幅内であって且つ前記補助構成部に干渉しないように配置されて、前記ケーブルを挿通し、
    前記ケーブルは、前記貫通孔に挿通されることで、前記補助構成部に干渉しない経路を通るとともに、前記開閉体の表面に沿って開閉体開放方向へ導かれることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記物体感知部は、前記補助構成部の下端部の開閉体幅方向寸法の範囲内に位置するように、前記座板部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記座板部材は、前記貫通孔を有するガイド部材を、前記補助構成部と干渉しない位置に具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記座板部材は、開閉体幅方向へわたる単数もしくは複数の錘体を、開閉体厚さ方向に束ねており、
    前記ガイド部材は、開閉体厚さ方向に挿通された止着具によって前記錘体に止着され一体化されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 前記ガイド部材は、前記物体感知部のリード線と、前記ケーブルとの繋ぎ目を覆うように保護していることを特徴とする請求項3又は4記載の開閉装置。
  6. 前記開閉体が可撓性シート材料から構成され、前記補助構成部は、前記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部、及び/又は上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材であることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
  7. 前記ケーブルは、開閉体開放方向へ導かれ、更に開閉体開放方向と交差する方向へ曲げられ導かれるように配設され、
    該ケーブルにおける前記曲げ部分を、その下方側から略曲線状に受ける受け部材を備え、
    前記受け部材は、開閉体幅方向の寸法が前記ケーブルの太さよりも大きい平らなシート状の部材を、前記ケーブルにおける前記曲げ部分に沿うように曲面状に撓ませてなることを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。
JP2006007344A 2006-01-16 2006-01-16 開閉装置 Active JP4979947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007344A JP4979947B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007344A JP4979947B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007186951A JP2007186951A (ja) 2007-07-26
JP4979947B2 true JP4979947B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=38342297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006007344A Active JP4979947B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4979947B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6324111B2 (ja) * 2014-02-26 2018-05-16 文化シヤッター株式会社 防災用シャッター装置のシャッターカーテン停止装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727359Y2 (ja) * 1988-01-25 1995-06-21 三和シャッター工業株式会社 上下開閉ドアー装置における配線構造
JP2535482Y2 (ja) * 1989-12-06 1997-05-14 文化シヤツター株式会社 シヤツター用障害物検出装置
JP2000096952A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Sanwa Shutter Corp 建築用電動シャッターの障害物検知装置
JP3622108B2 (ja) * 1999-01-28 2005-02-23 三和シヤッター工業株式会社 シャッター障害物検知装置
JP2001087405A (ja) * 1999-09-22 2001-04-03 Sanwa Shutter Corp 耐火スクリーン
JP2003120156A (ja) * 2001-10-16 2003-04-23 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP4025190B2 (ja) * 2002-12-25 2007-12-19 文化シヤッター株式会社 開閉体
JP3854259B2 (ja) * 2003-10-01 2006-12-06 光治 岩川 防火シャッタ用安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007186951A (ja) 2007-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013159911A (ja) 開口部用防水装置
JP4851172B2 (ja) 開閉装置の物体感知構造
JP4979947B2 (ja) 開閉装置
JP4913412B2 (ja) 開閉装置
JP2007186854A (ja) 開閉装置の物体感知構造
JP5595761B2 (ja) 開閉装置
JP5827494B2 (ja) 開閉装置
JP5114131B2 (ja) 開閉装置
JP4993571B2 (ja) 開閉装置
JP5586540B2 (ja) 開閉装置の物体感知構造
JP2003120156A (ja) 開閉装置
JP4795774B2 (ja) 開閉装置
WO2007049392A1 (ja) 開閉装置
JP4833612B2 (ja) 開閉装置
JP5827495B2 (ja) 開閉装置
JP2007146383A (ja) 開閉装置
JP5265977B2 (ja) 開閉装置
JP2018066190A (ja) 開閉装置及び開閉装置の設置構造
JP4021350B2 (ja) 開閉体装置
JP5243732B2 (ja) 開閉装置
JP2006046026A (ja) 開閉装置
JP4012101B2 (ja) 開閉体装置
JP4012104B2 (ja) 開閉体装置
JP4809012B2 (ja) 開閉装置
JP4018570B2 (ja) 開閉体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081219

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120418

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4979947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250