JP4979947B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
このような従来のスクリーンシャッター装置では、開閉体が比較的軽量で柔軟性のある可撓性シート材料から構成されているため、万が一、閉鎖動作中の開閉体が、その下方側の物体に当接したとしても、当接された物体に対する衝撃が比較的小さくて済む。
しかしながら、近年では、上記従来のスクリーンシャッター装置に対しても、より安全性を向上することが求められている。特に、開閉体の幅方向寸法が比較的長い開閉装置においては、開閉体全体の重量が大きくなり、物体に当接した際の衝撃も大きくなるため、その当接を極力回避する手段や、万が一当接した場合の衝撃をより軽減する手段を備えることが好ましい。
前記のような障害物感知装置を備えた開閉装置では、その感知信号を制御部に無線送信する態様と、有線送信する態様とが考えられる。
前者の態様では、赤外線方式とした場合には例えば煙等による誤作動のおそれがあり、また電波方式とした場合にはノイズ等の悪影響を受けるおそれがある。
そこで、後者のように感知信号をケーブルによって有線送信する態様とするのが好ましいが、この場合には、ケーブルが前記扉部等の補助構成部に接触して、開閉体の開閉動作が妨げられないように、工夫を要する。
ここで、本形態に係わる開閉装置には、空間を仕切るようにして開閉体を閉鎖動作させる開閉装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。更に、この開閉装置には、開閉体を巻取体により巻き取ったり繰り出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰り出したり収納したりする態様等を含む。
前者の具体例としては、物体との接触によりリミットスイッチやマイクロスイッチ等を作動させるようにした態様、物体との接触により可動座板を移動させ、その移動をマイクロスイッチ等の接触式センサまたはマグネットスイッチや光電センサ等の非接触式センサにより感知するようにした態様、物体との接触により弾性チューブを変形させ、該チューブ内の光電センサの光経路が遮られるのを感知するようにした態様、物体との接触により弾性チューブを変形させ、該チューブ内の流体の圧力変化を感知するようにした態様等が挙げられるが、特に軽量で簡素な構成としては、所謂テープスイッチを用いた態様とするのが好ましい。
また、後者の具体例としては、光電センサや、レーダ、超音波センサ等、光や電波、超音波等を感知媒体としたセンサによる構成等が挙げられる。
この物体感知部は、開閉体幅方向のどこにおいても物体を感知できるように、開閉体幅方向へわたって連続的に設けられているのが好ましいが、開閉体幅方向へわたって断続的に複数設けるようにしてもよい。
この補助構成部には、上記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部や、上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材(巻径調整部材や補強部材等を含む)、上記開閉体を巻き取るための巻取体をその下方側から回動可能に受ける支持部材、上記開閉体を構成する部材が繋ぎ合わせられている部分、上記開閉体の表部及び/又は裏部に固定あるいは表示された表示部等を含む。
更に、この補助構成部には、幅方向へ離間して配設された二つの開閉体間を塞ぐシート状部材や、開閉体に近接して前記シート状部材を巻き取ったり繰り出したりする部材等を含む。
なお、この補助構成部は、上記開閉体に近接して配設された部材を含むが、本発明の作用効果を効果的に発揮する態様としては、上記開閉体に接触して配設された部材とされ、更に効果的に発揮する態様としては、上記開閉体の表部や裏部に接触して配設された部材とされる。
このガイド部材の好ましい具体例としては、上記補助構成部に対し開閉体幅方向に離れた位置に、上記ケーブルを上記経路へ導くように係合する係合部(より具体的には、例えば貫通孔や切欠部等)を有する部材とされる。
また、上記通過口は、人や物等の通過物の通過性を良好にする観点より上記開閉体を厚さ方向へ貫通する所定面積の開口部とするのが好ましいが、他例としては、上記開閉体を可撓性シート状物から構成し、この開閉体に切り込み部(スリット)を形成し、該切り込み部が通過物の通過の際に押し広げられるようにした態様や、前記開閉体に略上下方向の切り込み部と、該切り込み部の下端側に連続する略左右方向の切り込み部とを設け、これら両切り込み部に沿う部位が通過物の通過に伴い略三角形状に押し広げられるようにした態様等とすることも可能である。
また、上記帯状部材の他例としては、上記開閉体を部分的に補強するために、上記開閉体の表部及び/又は裏部に止着されたシート状部材や、上記開閉体を巻き取るための巻取体を支持部材により受けるようにした態様において、支持部材からの押圧力や摩擦を軽減するために開閉体の表部及び/又は裏部に設けられたシート状部材等が挙げられる。
この受け部材の具体例としては、上記曲げ部分を受けるように湾曲された略板状の部材や、上記曲げ部分を挿通させて受けるようにしたパイプ状の部材、上記曲げ部分が遊嵌されるようにした凹溝状の部材等が挙げられる。
更に、この受け部材の他例としては、上記ケーブルの曲げ部分を受けて回動するローラ状の部材や滑車状の部材等であってもよい。
更に、この受け部材の他例としては、上記開閉体を巻取るための巻取体を該受け部材とすることも可能である。すなわち、この他例では、開閉体の閉鎖方向端部側から開閉体開放方向へ導かれたケーブルを前記巻取体の外周面により受け、該ケーブルを前記巻取体の外周面上部に沿わせて開閉体開放方向と交差する方向へ導くようにすればよい。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
第一の形態によれば、ケーブルが補助構成部と干渉しない経路を通る構成としているため、開閉体の開閉動作が、ケーブルと補助構成部との接触によって支障をきたすようなことを防ぐことができる。
以下の具体例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、火災などが発生した際に、煙の拡散や延焼を速やかに防止するのに好適なスクリーンシャッター装置として説明する。
そして、この開閉装置1は、スライドして開閉する開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体10と一体的な物体感知部14dにより感知し、その感知信号を、該開閉体10の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブル14d3によって、開閉体開放方向側へ有線送信するように構成され、前記開閉体10に対し接触または近接して配設された補助構成部として扉部12を有する。
この開閉体本体11は、図示例によれば、開閉体幅方向に長い略矩形帯状のシート材を、上下方向に複数連接するように縫い付ける等の接続手段により接続することで構成される。
なお、この開閉体本体11の他例としては、複数のシート材を開閉体幅方向や斜め方向へ縫い付ける等の接続手段により接続してなる態様や、略矩形状に裁断された一枚のシート材からなる態様等としてもよい。
また、この開閉体本体11の幅方向の端部には、ガイドレール20内に係合することで、開閉体10がガイドレール20から開閉体幅方向へ抜けてしまうのを防止する抜止部材(図示せず)が、開閉体開閉方向にわたって複数配設されている。
この扉部12は、開閉体本体11と略同材質の可撓性シート材からなり、開閉体本体11同様に、複数のシート材を連接し縫い付けて構成してもよいし、裁断された一枚のシート材から構成してもよい。
そして、各扉部12は、その上端側が、通過口11aの上縁に沿うようにして開閉体本体11に止着されるとともに、この止着部以外の部分を、通過口11aの周囲の面に重ね合わせて、吊り下げ状に配設されている。
中央の錘体14bは、開閉体本体11下端に形成された断面略袋状の部分11bに納められることで、開閉体本体11と一体化されている。
そして、これら錘体14a,14b,14a、前記断面略袋状の部分11b、および枠部材14cは、開閉体厚さ方向へ挿通された止着具14h(例えば、ボルトとナットや、リベット等)によって固定されることで、一体化している。
この物体感知部14dは、略帯状の弾性体内に接点を備え、厚さ方向の押圧力により前記接点をONにする略帯状のスイッチ(テープスイッチ等と呼称される場合もある)である。
より詳細に説明すれば、この物体感知部14dは、略帯状の弾性を有する合成樹脂材内に、厚さ方向に所定間隔を置いて配設された一対の電極を、該物体感知部14dの長さ方向(開閉体幅方向)へわたって備え、この一対の電極からなる接点が、外部からの押圧力によりONにされた際に、その接点信号を出力するように構成されている。
また、図示した好ましい一例の物体感知部14dでは、外力を受ける弾性樹脂部分(図示による下端面)に、長さ方向(開閉体幅方向)へわたる突起を有し、
該突記によって外部からの押圧力を内部に伝達し、一対の電極からなる接点を良好に作動させるようにしている。
なお、物体感知部14dの他例としては、前記のような突起を省いた態様や、その他の態様等とすることも可能である。
なお、他例としては、前記構造に置換して、この物体感知部14dを保護シート14eの内側の底面に固定する構造とすることも可能である。
この際、保護シート14eは、物体感知部14dとの間に若干の隙間が形成されるように、適度の弛んだ状態で配設される。
各固定ブラケット14fは、図示例によれば、断面略L字状に形成されるが、平板状や他の形状とすることも可能である。
このガイド部材14gは、開閉体幅方向の端部側に設けられ(図1参照)、物体感知部14dのリード線14d1とケーブル14d3との繋ぎ目14d2(例えば、コネクター部分等)を覆うようにして保護する。
そして、このガイド部材14gは、リード線14d1先端に接続されたケーブル14d3を、貫通孔14g1にゴムブッシュ等の保護部材を介して挿通させ、扉部12(補助構成部)に対し開閉体幅方向に干渉しない経路を通過させるようにして開閉体開放方向へ導いている。
すなわち、前記貫通孔14g1は、扉部12に対し開閉体幅方向へ離れた位置に配置されている。この貫通孔14g1は、扉部12を前記経路へ導くものであればよく、例えば、切欠部に置換してもよいしや、ケーブル14d3をガイド部材14gにおける開閉体幅方向中央側(図1における左側)の端部から引き出し前記経路へ導く構成としてもよい。
また、他例としては、保護シート14eに置換して、物体感知部14dをその下方側から覆うとともに開閉体開閉方向へ移動可能となるように、剛性材料からなる可動座板を設け、該可動座板が開閉体開放方向へ移動して物体感知部14dを押圧したことを感知する構造とすることも可能である。
この受け部材33aは、そのケーブル収納装置40側の端部が、収納ケース33内の底面側に止着された略横向き凹状の係合部33bに差し込まれ、その逆端側が、弾性的に撓まされ、止着具33dによってまぐさ部33cの内面に止着されている。
この構成によれば、ケーブル14d3の曲げ部分が、収納ケース33や、まぐさ内上部の角部分等に接触して損傷したり、折れ曲がってしまったり等するのを受け部材33aによって防ぐことができる上、受け部材33aが弾性的に撓みながらケーブル14d3を受ける構造であるため、ケーブル14d3に対する衝撃を軽減し、ケーブル14d3の長期耐久性を向上することができる。
該止着具33dの頭部形状は、万が一、ケーブル14d3に接触した場合でもケーブル14d3を傷付けることのないように、湾曲形状のものが好ましく、本実施の形態の好ましい一例によれば、なべ頭状もしくはトラス頭状としている。
この構成によれば、開閉体10の開閉動作時の振動や、開閉体10が受ける風圧等に起因して、ケーブル14d3が開閉体幅方向へ撓んで受け部材33aから脱落してしまうのを、ケーブル14d3両側の止着具33d,33dにより防ぐことができる。
なお、ケーブル14d3の進退移動経路の両側各々に、止着具33dを開閉体開閉方向へわたって複数設けることで、前記のような脱落防止効果を一層向上するようにしてもよい。
そして、このリード線収納装置40は、ケーブル14d3に通電される電気信号を図示しない制御部へ送信するように、電気的に配線されている。
これら開閉動作に伴うケーブル14d3の移動の際、ケーブル14d3が扉部12(補助構成部)と緩衝しない経路を通るため、該ケーブル14d3と扉部12との接触に起因して、開閉体10の開閉動作に支障をきたしてしまうのを防ぐことができる。
更に、開閉体10の略全閉時に、扉部12の開閉動作がケーブル14d3に阻まれたり、人や物体等の通過口11aへの通過がケーブル14d3に阻まれたり等するのを防ぐことができる。
帯状部材13は、扉部12や開閉体本体11等と略同材質の可撓性シート材からなり、複数のシート材を連接し縫い付けて構成してもよいし、裁断された一枚のシート材から構成してもよい。
この帯状部材13は、扉部12と略同等の長さで開閉体開閉方向へわたって配設されるとともに、開閉体本体11における表部及び/又は裏部であって、扉部12を有さない部位に対し、開閉体幅方向に所定間隔置きに複数配設されている。
そして、各帯状部材13は、その上端側を通過口11aの上縁に対応させるようにして、開閉体本体11に止着されるとともに、この止着部以外の端部を通過口11aの周囲の面に重ね合わせて、吊り下げ状に配設される。したがって、この帯状部材13が配設された箇所は、開閉体10の厚みを部分的に増大している。
なお、図示例によれば、ケーブル14d3を隣り合う帯状部材13,13間に通過させるようにしているが、ケーブル14d3を扉部12と帯状部材13との間に通過させたり、ガイドレール20内を通過させたり等してもよい。
すなわち、比較例である図5(b)(c)に示す開閉装置では、帯状部材13とケーブル14d3との位置を、開閉体幅方向に干渉し合う位置としているため、開閉体10を開放したときに、帯状部材13の下端側が撓んだり弛んだり等して帯状部材13に皺やくせ等が付いてしまったり(図5(b)参照)、逆にケーブル14d3が折れ曲がってしまったり(図5(c)参照)等するおそれがあるが、このような不具合を、上記開閉装置2(図5(a)参照)によれば防ぐことができる。
支持部材32は、その軸心を巻取装置30の軸心に対し略平行させ、巻取装置30と略直交する水平方向へ一対に配設されたローラ部材であり、図示しない支持ブラケットにより、その各々が可動自在に支持されている。
そして、一対の支持部材32は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに複数配設されている。
したがって、巻取体31は、前記支持部材32を構成する各ローラ部材の回動により双方向へ回転する。
なお、この支持部材32は、巻取体31を下方から受け滑らせて回動させる構成とすることも可能である。
すなわち、図6によれば、開閉体幅方向に隣り合うローラ部材32,32の間において、開閉体開閉方向へわたる経路を、ケーブル14d3が通過することになる。
したがって、この開閉装置3によれば、支持部材32を構成するローラ部材がケーブル14d3との干渉により回転不良を生じて、開閉体10の開閉動作に支障をきたしたり、ケーブル14d3が支持部材32との接触により損傷したり等するのを防ぐことができる。
そして、この保護シート15は、その開閉体開放方向側の端部(図示例によれば上端部)が、巻取体31外周面に巻かれた際の開閉体10の内側に位置し、巻取体31外周面における開閉体10の吊り元近傍に止着されている。
したがって、巻取体31に開閉体10が巻かれると、その巻かれた開閉体10の内面と巻取体31の外周面との間に保護シート15が挟まれることになる。
そのため、巻取体31の外周面に巻かれた開閉体10が支持部材32から受ける押圧力を、保護シート15の弾性によって吸収することができ、ひいては、開閉体10が支持部材32から受ける押圧力や摩擦等による損傷してしまうのを防ぐことができる。
したがって、開閉装置によれば、ケーブル14d3と保護シート15とが開閉体幅方向に干渉しない関係にあるため、ケーブル14d3が保護シート15に接触することで、保護シート15が撓みや皺等を生じて、開閉体10の開閉動作に支障をきたしたり、ケーブル14d3が折れ曲がったり等するのを防ぐことができる。
また、保護シート15を巻取体31の外周に、繰り出されることがないように巻き付けたり止着したり等してもよい。
また、他例としては、保護シート15を、巻取体31に巻かれた際の開閉体10の外周面側に配置し、該保護シート15が、巻取体31に巻かれた開閉体10の外周面と支持部材32との間に介在されて、開閉体10が保護される構造としてもよい。
各開閉体本体11’は、複数のシート材11a’を開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート材11a’,11a’の対向する端部同士を、重ね合わせ、縫い付けて接続することで、その厚みを部分的に増大している。
なお、前記接続手段には、例えば、ボタンやホック、スライドファスナー、面ファスナー、ボルトとナット、磁石等が用いられる。
また、座板部材14は、複数の開閉体本体11’の下端に、開閉体幅方向へわたって連続的に設けられている。
すなわち、図示例によれば、ケーブル14d3は、開閉体幅方向に隣り合う接続箇所x,xの間であって、且つ開閉体幅方向に隣り合う支持部材32,32の間において、開閉体開閉方向へわたる経路を通過するように配置されている。
この補助シート16は、隣り合う開閉体本体11,11間の隙間を覆うようにして、これら開閉体本体11,11における幅方向に対向する端部に対し、重ね合わせられる。そして、この補助シート16の開閉体閉鎖方向の端部は、座板部材14に接続されている。
また、この補助シート16の開閉体開放方向側(図示例の上端側)は、補助巻取体34の外周面に止着されている。
そして、この補助巻取体34は、図示しない駆動源により回転することで、開閉体10の開閉動作に伴って補助シート16を巻き取ったり繰り出したりする。
なお、上記補助シート16及び補助巻取体34は、開閉体10の表部側と裏部側との内の一方に設けてもよいし、双方に設けてより閉鎖性を向上するようにしてもよい。
すなわち、図示例によれば、ケーブル14d3は、一方の開閉体本体11における補助シート16と重なり合わない部分を這うようにして、開閉体開放方向へ導かれている。
10:開閉体
12:扉部(補助構成部)
13:帯状部材(補助構成部)
15:保護シート(補助構成部)
14d:物体感知部
14d3:ケーブル
16:補助シート(補助構成部)
31:巻取体
32:支持部材(補助構成部)
34:補助巻取体(補助構成部)
x,X:接続箇所(補助構成部)
Claims (7)
- スライドして開閉する開閉体よりも閉鎖方向側の物体を、該開閉体と一体的な物体感知部により感知し、その感知信号を、該開閉体の開閉動作に伴い開閉体開閉方向へ進退移動可能なケーブルによって、開閉体開放方向側へ送信するようにした開閉装置であって、前記開閉体の表面に対し接触または近接して前記開閉体に配設された補助構成部を有する開閉装置において、
前記補助構成部は、前記開閉体に対し、その厚みを部分的に増大する部材であり、
前記開閉体の下端部には、開閉体幅方向へわたって座板部材が設けられ、この座板部材には、前記物体感知部と、前記ケーブルを案内する貫通孔と、が具備され、
前記貫通孔は、前記開閉体の横幅方向の幅内であって且つ前記補助構成部に干渉しないように配置されて、前記ケーブルを挿通し、
前記ケーブルは、前記貫通孔に挿通されることで、前記補助構成部に干渉しない経路を通るとともに、前記開閉体の表面に沿って開閉体開放方向へ導かれることを特徴とする開閉装置。 - 前記物体感知部は、前記補助構成部の下端部の開閉体幅方向寸法の範囲内に位置するように、前記座板部材に設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記座板部材は、前記貫通孔を有するガイド部材を、前記補助構成部と干渉しない位置に具備していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
- 前記座板部材は、開閉体幅方向へわたる単数もしくは複数の錘体を、開閉体厚さ方向に束ねており、
前記ガイド部材は、開閉体厚さ方向に挿通された止着具によって前記錘体に止着され一体化されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。 - 前記ガイド部材は、前記物体感知部のリード線と、前記ケーブルとの繋ぎ目を覆うように保護していることを特徴とする請求項3又は4記載の開閉装置。
- 前記開閉体が可撓性シート材料から構成され、前記補助構成部は、前記開閉体に設けられた通過口を開閉する扉部、及び/又は上記開閉体に重ね合わせられた帯状部材であることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
- 前記ケーブルは、開閉体開放方向へ導かれ、更に開閉体開放方向と交差する方向へ曲げられ導かれるように配設され、
該ケーブルにおける前記曲げ部分を、その下方側から略曲線状に受ける受け部材を備え、
前記受け部材は、開閉体幅方向の寸法が前記ケーブルの太さよりも大きい平らなシート状の部材を、前記ケーブルにおける前記曲げ部分に沿うように曲面状に撓ませてなることを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。
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