JP4805661B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置やロールスクリーン装置、オーニング装置等のように、開閉体を巻取体に巻き取ったり巻き戻したりするようにした開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、開閉体(シャッターカーテン20)を巻取体(巻取軸30)によって巻き取ったり繰り出したりするようにしたシャッター装置がある。
この従来技術では、開閉体(シャッターカーテン20)に、非常用の出入口を覆う出入口用シートにより形成された厚肉部(60)を有するとともに、同開閉体(シャッターカーテン20)における前記厚肉部(60)以外の部分に、開閉体開閉方向へわたる巻径調整用部材70,71を複数設けており、巻取体(巻取軸30)に開閉体(シャッターカーテン20)が巻き取られる際の巻径が前記巻径調整用部材70,71によって調整され、巻き取られた開閉体(シャッターカーテン20)の外径がその軸方向へわたって略均一になるようにしている。
しかしながら、上記従来技術によれば、複数の上記巻径調整用部材により開閉体の重量が増大するため、そのことに起因して、巻取体の撓みや、巻取体を回転させる駆動源の負荷の増大、開閉体のコストアップ等のおそれがあり、特に開閉体幅方向の寸法が比較的長い開閉装置においてはその傾向が顕著となる。
特開2001−82054号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体の厚肉部に起因する不具合を低減することができる上、開閉体及び巻取体を軽量化することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、開閉体を巻取体に巻き取ったり巻き戻したりすることで開閉動作させるようにした開閉装置において、前記開閉体は、開閉体幅方向に接続された複数のシート部構成部材を備え、これら複数のシート部構成部材の内の何れかのシート部構成部材には、開閉体幅方向における他の部位よりも肉厚の大きい厚肉部が設けられ、前記巻取体は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の略円筒状の巻取体構成部材を、それぞれ内部から中子によって支持するとともに前記中子を軸部材によって軸方向へ連結してなり、前記複数の巻取体構成部材の内、前記厚肉部に対応する巻取体構成部材が、他の巻取体構成部材よりも縮径され、縮径された巻取体構成部材に対応する前記中子は、前記縮径された巻取体構成部材の内周面に嵌合するように、他の巻取体構成部材に対応する中子よりも小さい外径に形成され、前記軸部材は、隣り合う前記巻取体構成部材間にわたって配設されるとともに、これら巻取体構成部材間で隣り合う中子に貫挿され固定され、前記シート部構成部材は、前記巻取体構成部材を貫通する止着具によって前記中子に止着され、前記厚肉部が設けられているシート部構成部材と、該シート部構成部材に隣り合うシート部構成部材とは、開閉体幅方向の端部側同士が重ね合わせられて止着され、その重なり合い部分は、隣り合う前記巻取体構成部材の間の空間部分に入り込んで開閉体幅方向の張力を逃がすように、適度に撓ませてあることを特徴とする。
第一の形態は、開閉体を巻取体に巻き取ったり巻き戻したりすることで開閉動作させるようにした開閉装置において、前記開閉体には、その幅方向における他の部位よりも肉厚の大きい厚肉部が設けられ、前記巻取体は、前記厚肉部に対応する部位が、他の部位よりも縮径されている。
ここで、この形態に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体には、所謂スラットを開閉方向へ連接してなる開閉体や、パイプ材を開閉方向へ所定間隔置きに配設してなる開閉体、複数のパネル状部材を開閉方向へ連接してなる開閉体、可撓性シート材からなる開閉体、これらスラットや、パイプ材、パネル状部材、可撓性シート材等を適宜に組み合わせてなる開閉体等を含むが、特に、軽量化等の観点から可撓性シート材からなる開閉体であることが好ましい。
また、上記巻取体には、略円筒状に構成された態様や、略籠型状に構成された態様等を含む。この巻取体は、前記形態に構成された単一の部材であってもよいし、前記形態に構成された部材を軸方向に複数連結してなる部材であってもよい。
また、この巻取体の支持構造は、該巻取体をその下方側から支持部材(例えばローラや、滑り面を有する部材など)によって回動可能に受けるようにした構成であってもよいし、該巻取体をその軸方向の両側で軸支部材(例えばベアリング等)によって回動可能に支持する構造としてもよい。
また、上記厚肉部は、上記開閉体の厚みをその幅方向において部分的に厚肉にする構成であればよく、例えば、上記開閉体に扉部を設けるようにした構成や、上記開閉体に補強部を設けるようにした構成、上記開閉体に補修などの目的でつぎあて部を設けるようにした構成等が挙げられる。
また、第二の形態では、上記厚肉部は、上記開閉体に、該開閉体を厚さ方向へ貫通する通過口を設けるとともに、該通過口及び該通過口の周囲部分に、該通過口を開閉するための扉部を重ね合わせることで構成されている。
ここで、上記通過口とは、上記開閉体本体を貫通した開口部であって、上記開閉体が閉鎖状態の際に人や物等の通過物を通過可能な状態であればよい。
この通過口には、上記通過口が予め通過物を通過可能に所定の面積でもって開口している態様や、通過物の通過に伴って開口する部分が通過口となる態様等を含む。
すなわち、後者の態様の具体例としては、上記開閉体を可撓性シート材により構成するとともに、該可撓性シート材に切り込み部(スリット)を形成し、該切り込み部が通過物の通過の際に押し広げられて通過口となるようにした態様や、前記可撓性シート材に略上下方向の切り込み部と、該切り込み部の下端側に連続する略左右方向の切り込み部とを設け、これら両切り込み部に沿う部位が通過物の通過に伴い押し広げられて略三角形状の通過口となるようにした態様等が挙げられる。
また、上記扉部は、上記通過口を開放したり閉鎖したりする部材であり、上記開閉体に設けられ、その開閉体の開閉動作と一体的に開閉方向へ動作する部材である。
この扉部は、生産性等の観点から可撓性シート材からなる構成とするのが好ましいが、上記開閉体と共に上記巻取体に巻き取られるものであれば、複数の剛性板材をリンク結合してなる構成等とすることも可能である。
また、この扉部は、一つの通過口に対し一つだけ設けられた態様であってもよいし、一つの通過口に対し複数設けられた態様であってもよい。
後者の態様には、一つの通過口に対し扉部が開閉体厚さ方向へ重なり合うように複数配設される態様と、一つの通過口に対し扉部が開閉体幅方向へ複数配設される態様と、これら開閉体厚さ方向と開閉体幅方向との双方へ複数配設される態様とがあるが、何れの態様であっても構わない。
また、上記扉部および上記通過口の開閉体幅方向の配設数は、単数であっても複数であってもよい。
また、上記扉部の好ましい具体例としては、少なくとも下端部側を自由端部とした吊り下げ状に止着され、押す、引く、捲る等することで上記通過口を開放し、自重により上記通過口を閉鎖する態様とする。より具体的に説明すれば、その上端部が固定されて、左右の側辺部側および下端部側が開放されるようにした態様や、上端部と一方の側辺部とを固定して、他方の側辺部側と下端部側とが開放されるようにした態様等とする。
また、上記扉部の他の具体例としては、その一方の側端部側が上記開閉体本体に止着され、その他の部位が略開き戸状に開閉される態様とすることも可能である。
また、上記「該通過口の周囲部分に、該通過口を開閉するための扉部を重ね合わせる」とういう構成には、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に対し重ね合わせるようにした態様と、上記扉部を上記通過口の周囲部分の全周にわたって重ね合わせるようにした態様との双方を含む。
また、この構成における重ね合わせ部分には、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に重ね合わせて止着するようにした箇所や、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に止着することなく重ね合わせている箇所等を含む。
また、第三の形態では、上記巻取体が複数の巻取体構成部材を軸方向へ連結してなり、これら複数の巻取体構成部材の内、上記厚肉部に対応する巻取体構成部材が、他の巻取体構成部材よりも縮径されている。
また、第四の形態では、上記巻取体の下方側に、該巻取体を回動自在に受ける支持部材を具備している。
ここで、上記支持部材は、上記巻取体を回動自在に受け、該巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体に接触する部分の表面形状及び材質が摩擦係数の小さなものであることが好ましく、この支持部材には、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を受けて回動するローラ状の態様や、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を下方側から受けて滑らせるようにした態様等を含む。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、開閉体を巻取体に巻き取った際に、巻き取られた開閉体における厚肉部に対応する部位が、他の部位よりも巻き太りしてしまうのを防ぐことができる。
よって、収納状態における開閉体の閉鎖方向端部(例えば座板部材)が、撓んでしまい外観状の体裁を損ねてしまったり、厚肉部に対応する箇所で開閉体に生じる開閉方向の張力に偏りが生じ、該開閉体の耐久性が低下してしまったり等、厚肉部に起因する不具合を低減することができる。
しかも、従来技術のような巻径調整用部材を開閉体と一体に具備する必要がなく、巻取体を部分的に縮径した構造であるため、開閉体及び巻取体を軽量化することができ、ひいては、巻取体の撓み抑制や、巻取体を回転させる駆動源の負荷軽減、開閉体及び巻取体のコストダウン等、様々な効果を発揮することができ、特に、開閉体幅方向の寸法が比較的長い開閉装置において、その作用効果を顕著に発揮することができる。
更に、第二の形態によれば、通過口及び扉部によって開閉体が巻取体に巻き取られた際の巻径が部分的に大きくなってしまうのを防ぐことができる。
更に、第三の形態によれば、巻取体をその幅方向において部分的に縮径する構造を、生産性の良好な具体的態様とすることができ、特に、開閉体幅方向の寸法が比較的長い開閉装置の生産性を向上することができる。
更に、第四の形態によれば、例えば従来技術のように巻径調整用部材を開閉体と一体に具備した構成では、巻径調整用部材と支持部材との干渉を考慮する必要性から、支持部材の開閉体幅方向の配置に設計的な制約が生じるが、本形態では、前記のような考慮の必要がなく、支持部材を、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体から受ける荷重を略均一にするように、適宜に配置することができる
以下、上記形態の好ましい具体例を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、開閉体の略全域を可撓性シート材によって形成しているスクリーンシャッター装置として好ましい開閉装置ついて説明する。
この開閉装置は、可撓性シート部11を有する開閉体10と、可撓性シート部11の開放方向端部側を外周面に止着した巻取体20と、該開閉体10をその幅方向の両端部で開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)とを具備し、開閉体10を巻取体20に巻き取ったり巻き戻したりするように構成してある。
開閉体10は、該開閉体10の略全域を構成している可撓性シート部11と、該可撓性シート部11の開閉体開放方向側の端部に設けられた止着部材12と、該可撓性シート部11の開閉体閉鎖方向側の端部に設けられた座板部材15とを備えている。
可撓性シート部11は、後述する巻取体20を構成する複数の巻取体構成部材21,21’にそれぞれ対応するように、複数のシート部構成部材11a,11bを開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート部構成部材11a,11b間を着脱可能な止着手段13によって接続するとともに、その接続箇所において開閉体幅方向の撓みを形成している。
各シート部構成部材11a(又は11b)は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、難燃性又は不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材料からなる。
このシート部構成部材11a(又は11b)は、略矩形帯状のシート材を複数連接するように縫い付けて構成してもよいし、一枚のシート材を略矩形状に裁断することで構成してもよい。
各シート部構成部材11a(又は11b)の開閉体開放方向側の端部は、開閉体幅方向へわたって止着部材12が挿入されるように、縦断面略袋状に形成にされている(図2参照)。
また、複数(図示例によれば三つ)のシート部構成部材11a,11b,11aの内の何れかのシート部構成部材(図1によれば符号11bで示されるシート部構成部材)には、シート部構成部材11bを開閉する扉部16によって、幅方向における他の部位よりも肉厚の大きい厚肉部Tが構成されている。
通過口11b1は、人や物等を通過可能な開口部であり、図示例によれば正面視略矩形状に形成されている。
この通過口11b1は、正面視三角形状や、円形状、切り込み(スリット)、その他の形状とすることも可能である。
扉部16は、上記シート部構成部材11a,11bと同様の難燃性の可撓性シート材からなり、図示例によれば正面視略矩形状に形成される。
この扉部16は、その周縁をシート部構成部材11bにおける前記通過口11b1の周囲部分に重ね合わせるようにして、その上辺部がシート部構成部材11bに止着されることで、自重により垂れ下がって、通過口11b1を閉鎖しいる。
したがって、この扉部16を開放する際には、該扉部16の下端側を捲り上げたり、該扉部16の側部を捲ったり等すればよい。
なお、この扉部16は、シート部構成部材11bの一方の面に配設された態様としてもよいし、シート部構成部材11bの両方の面に配設された態様としてもよいが、開閉体10による閉鎖性を良好にするためには、後者の態様とするのが好ましい。
そして、隣り合うシート部構成部材11a,11bは、その幅方向の端部側同士が重ね合わせられ、その重なり合い部分11a1を、開閉体幅方向の張力を逃がすように開閉体幅方向に撓みを有する状態で、止着手段13によって止着している。
前記重なり合い部分11a1は、隣り合う巻取体構成部材21,21の間の空間部分に入り込むように、適度に撓ませてある。
この構成によれば、風圧や振動等に起因して、可撓性シート部11に開閉体幅方向の張力が作用したとしても、その張力を、前記重なり合い部分11a1の撓みによって緩和することができ、ひいては可撓性シート部11の損傷等を防ぐことができる。
また、止着手段13は、例えば、凹状部材と凸状部材とを嵌め合わせるようにした所謂スナップや、ボタン体をボタン孔に通して係止するようにした所謂ボタン等の構成とすることができる。
止着手段13を前記スナップとした場合には、隣り合うシート部構成部材11a,11aを接続する際の作業性が良好であり、また、開閉体10を閉鎖した際の閉鎖遮蔽性を有効に確保することができる。しかも、接続された状態の前記凹状部材と前記凸状部材とを比較的容易に外すことができるため、例えば、非常時等に、開閉体10が閉鎖状態であっても、凹状部材と凸状部材とを外して避難用等の開口部を容易に形成することができ、また、突風等により可撓性シート部に強大な張力が発生した際等には、その際の張力により凹状部材と凸状部材とが外れるため、可撓性シート部11の損傷を防ぐことができる。
また、止着手段13を前記ボタンとした場合には、前記ボタン体の開閉体幅方向へ移動をボタン孔の変形によってある程度許容できるため、可撓性シート部11に作用する開閉体幅方向の張力を緩和することができる。
なお、止着手段13の他例としては、面ファスナーやスライドファスナー、ボルトとナット、磁石、ステープル、その他の係脱部材とすることも可能である。
また、上記各シート部構成部材11aの開閉体開放方向側の縦断面略袋状の部分には、止着部材12が挿入されている。
この止着部材12は、巻取体20の巻取体構成部材21と略同一長さの棒状の部材でり、図示した好ましい一例によれば、縦断面矩形棒状の部材としている。
この止着部材12の材質は、剛性材料であればよく、特に、耐火性を向上する観点より、鋼材やステンレス材等の金属材料とするのが好ましいが、硬質剛性樹脂材料や、木材、石材等とすることも可能である。
また、巻取体20は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の巻取体構成部材21,21’を、それぞれ内部側から中子23(図2参照)および軸部材22により支持するとともに連結することで構成されている。
各巻取体構成部材21(又は21’)は、比較的軽量な金属材料からなる略円筒状の部材であり、その外周面には、止着部材12を嵌め合わせるための凹部21aが、該巻取体構成部材21(又は21’)の軸方向へわたって形成されている。
この巻取体構成部材21の材質は、巻取体20全体の軽量化のために、例えばアルミニウム合金等の軽量金属材料とするのが好ましい。
これら巻取体構成部材21,21’の内、厚肉部Tを構成する通過口11b1及び扉部16に対応する巻取体構成部材21’は、他の巻取体構成部材21,21よりも小さな外径に形成されている。
また、中子23は、各巻取体構成部材21の軸方向の両端側に配置され、各巻取体構成部材21の内周面に嵌合されている。
この中子23は、上記巻取体20の巻取体構成部材21よりも耐火性の高い材料、より具体的には、巻取体構成部材21よりも融点の高い金属材料によって形成されている。
例えば、巻取体構成部材21をアルミニウム合金から形成した場合、中子23の材質は、アルミニウム合金よりも融点の高い金属材料、例えば鋼材やステンレス材等とされる。
なお、図示を省略しているが、複数の巻取体構成部材21,21’に内在する中子23の内、縮径された巻取体構成部材21’に対応する中子23は、巻取体構成部材21’の内周面に嵌合されるように、他の巻取体構成部材21に対応する中子23よりも小さい外径に形成されている。
また、各軸部材22は、隣り合う巻取体構成部材21,21間にわたって配設され、これら巻取体構成部材21,21間で隣り合う中子23,23に貫挿され固定されている。
この軸部材22の材質も、強度や耐火性等の観点より、鋼材やステンレス材等とするのが好ましい。
そして、上記のように内側から中子23により支持された巻取体構成部材21(又は21’)には、その外周面の凹部21aにシート部構成部材11aの上端側および止部材12が嵌め合わせられ、これらシート部構成部材11aおよび止着部材12に止着具14(例えば、鋼材やステンレス材等からなる耐火性を有するネジやボルト等)が挿通され、該止着具14の先端が中子23に螺合される。
この構成によれば、仮に火災時等の過剰な温度上昇により巻取体構成部材21(又は21’)が溶融したとしても、シート部構成部材11aおよび止着部材12が、止着具14によって、巻取体構成部材21よりも融点の高い中子23に止着されているため、これら巻取体構成部材21および中子23の落下を防ぐことができる。
そして、上記構成の巻取体20は、その下方側に開閉体幅方向へわたって複数配置された支持部材24によって、回動自在に受けられており、軸方向端部側に設けられた駆動源25(例えば電動モータやエアーモータ、手動回転機構等)によって正逆方向へ回転する。
支持部材24は、略水平に配置された一対のローラ24a,24bを、ブラケット24cによって回動自在に支持してなる。
この支持部材24は、複数の巻取体構成部材21,21’の各々に対し、巻取体軸方向へわたって所定間隔置きに複数設けられ、ブラケット24c下方側の固定部位に固定されている。
前記一対のローラ24a,24bは、その一方のローラ24aの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線と、その他方のローラ24bの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線との角度θが60度に設定されている。この角度は、各ローラ24a(又は24b)が巻取体構成部材21(又は21’)から受ける荷重を軽減でき、且つ巻取体構成部材21(又は21’)が一対のローラ24a,24bから脱落するのを防ぐことができるように、実験的に導き出された好適な角度である。
而して、上記構成の開閉装置によれば、開閉体10の可撓性シート部11を巻取体20の巻取体構成部材21,21’に巻き取った際、厚肉部Tに対応するシート部構成部材11bが、他の巻取体構成部材21よりも外径の小さい巻取体構成部材21によって巻き取られるため、巻き取られた可撓性シート部11の外周面を軸方向へわたって略均一にすることができる。
なお、前記厚肉部Tを構成する通過口11b1および扉部16は、図1に示す一例によれば、開閉体幅方向の中央側のシート部構成部材11bに設けるようにしているが、図3に示す他例のように、両側のシート部構成部材11a,11aの内の一方に設けるようにしてもよく、この場合には、その厚肉部Tの位置に対応する巻取体構成部材21’の外径を、他の巻取体構成部材21の外径よりも小さくすればよい。
また、厚肉部Tを構成する通過口11b1及び扉部16を、可撓性シート部11に対し複数設けた構成とすることも可能であり、この場合にも、各厚肉部Tの位置に対応する各巻取体構成部材21’の外径を、厚肉部Tに対応しない巻取体構成部材21の外径よりも小さくすればよい。
本発明に係わる開閉装置の一例を模式的に示す正面図である。 同開閉装置の縦断面図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を模式的に示す正面図である。
10:開閉体
11b1:通過口
16:扉部
20:巻取体
21:巻取体構成部材
21’:巻取体構成部材
24:支持部材
T:厚肉部

Claims (5)

  1. 開閉体を巻取体に巻き取ったり巻き戻したりすることで開閉動作させるようにした開閉装置において、
    前記開閉体は、開閉体幅方向に接続された複数のシート部構成部材を備え、これら複数のシート部構成部材の内の何れかのシート部構成部材には、開閉体幅方向における他の部位よりも肉厚の大きい厚肉部が設けられ、
    前記巻取体は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の略円筒状の巻取体構成部材を、それぞれ内部から中子によって支持するとともに前記中子を軸部材によって軸方向へ連結してなり、前記複数の巻取体構成部材の内、前記厚肉部に対応する巻取体構成部材が、他の巻取体構成部材よりも縮径され、
    縮径された巻取体構成部材に対応する前記中子は、前記縮径された巻取体構成部材の内周面に嵌合するように、他の巻取体構成部材に対応する中子よりも小さい外径に形成され、
    前記軸部材は、隣り合う前記巻取体構成部材間にわたって配設されるとともに、これら巻取体構成部材間で隣り合う中子に貫挿され固定され、
    前記シート部構成部材は、前記巻取体構成部材を貫通する止着具によって前記中子に止着され、
    前記厚肉部が設けられているシート部構成部材と、該シート部構成部材に隣り合うシート部構成部材とは、開閉体幅方向の端部側同士が重ね合わせられて止着され、その重なり合い部分は、隣り合う前記巻取体構成部材の間の空間部分に入り込んで開閉体幅方向の張力を逃がすように、適度に撓ませてあることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記隣り合うシート部構成部材を止着する止着手段は、凹状部材と凸状部材とを嵌め合わせるようにしたスナップ、またはボタン体をボタン孔に通して係止するようにしたボタンとして構成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記中子は、前記巻取体構成部材よりも耐火性の高い材料によって形成され、前記軸部材および前記止着具も、耐火性を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記シート部構成部材の開閉体開放方向側の端部は、縦断面袋状に形成され、この縦断面袋状の部分には、開閉体幅方向へわたる止着部材が挿入され、
    前記巻取体構成部材の外周面には、前記縦断面袋状の部分及び前記止着部材を嵌め合わせる凹部が、該巻取体構成部材の軸方向へわたって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 上記厚肉部は、上記開閉体に、該開閉体を厚さ方向へ貫通する通過口を設けるとともに、該通過口及び該通過口の周囲部分に、該通過口を開閉するための扉部を重ね合わせることで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
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