JP2004003140A - 巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置 - Google Patents
巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】巻取軸2で巻き取られ、繰り出されるシャッターカーテン1の室内側の表面1Aには、紐状の細長部材となっている緩衝部材30がシャッターカーテン1の開閉方向へ延設されている。巻取軸2でシャッターカーテン1が巻き取られると、シャッターカーテン1の互いに対面する室内側と室外側の2つの表面の間に緩衝部材30が介入し、これらの表面の接触による騒音の発生を抑制する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取軸によってシャッターカーテンの巻き取り、繰り出しがなされる巻き取り式シャッター装置に係り、特に、巻き取り時に騒音の発生を抑制するための巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置に係り、例えば、シャッターカーテンの少なくとも一部が多数の金属製スラットの連設で形成されているシャッター装置等に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
巻き取り式シャッター装置は、シャッターカーテンの開閉移動が巻取軸によるシャッターカーテンの巻き取り、繰り出しによってなされ、このようなシャッター装置は、建物や地下街等の構築物に設けられる窓、出入口等の開口部を開閉するためや、建物内に防災区画を形成するため等の各種用途で用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この巻き取り式シャッター装置では、巻取軸がシャッターカーテンを巻き取るときに、シャッターカーテンが巻取軸から繰り出されていたときに露出しているシャッターカーテンの2つの表面のうちの一方の表面が他方の表面に接触し、この接触が連続して発生しながらシャッターカーテンの巻き取りがなされる。このため、巻き取り時にシャッターカーテンの2つの表面同士の接触による騒音が発生することがあり、シャッターカーテンの本体がシャッターカーテンの開閉方向に多数の金属製スラットを連設することにより形成されている場合には、この騒音が大きくなるおそれがある。
【0004】
本発明の目的は、シャッターカーテンの巻き取り時の騒音の発生を抑制できるようになる巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置は、巻取軸と、この巻取軸による巻き取り、繰り出しで開閉移動するシャッターカーテンとを備えた巻き取り式シャッター装置において、前記巻取軸から繰り出されたときに露出する前記シャッターカーテンの2つの表面のうちの少なくとも一方の表面に、このシャッターカーテンが前記巻取軸に巻き取られたときに他方の表面と接触する緩衝部材を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
この装置によると、巻取軸から繰り出されたときに露出するシャッターカーテンの2つの表面のうちの少なくとも一方の表面に、このシャッターカーテンが巻取軸に巻き取られたときに他方の表面と接触する緩衝部材が設けられているため、シャッターカーテンが巻取軸に巻き取られたときに、シャッターカーテンの2つの表面の間に緩衝部材が介入することになる。このため、シャッターカーテンの2つの表面が直接接触することが防止され又は少なくなり、この結果、シャッターカーテンの巻き取り時における騒音の発生を抑制できるようになる。
【0007】
この装置において、緩衝部材は巻取軸から繰り出されたときに露出するシャッターカーテンの2つの表面に設けてもよく、2つの表面のうちの一方の表面だけに設けてもよい。
【0008】
緩衝部材をシャッターカーテンの一方の表面だけに設ける場合であって、シャッター装置が、建物や地下街等の構築物に設けられる窓、出入口等の開口部になっていて室内と室外とを仕切る位置に設けられた開口部をシャッターカーテンで開閉するために用いられる場合には、緩衝部材を室内側となるシャッターカーテンの表面に設けてもよく、室外側となるシャッターカーテンの表面に設けてもよい。
【0009】
前者とした場合には、緩衝部材をシャッターカーテンの室外側の表面に作用する種々の外部力から保護でき、また、緩衝部材は外観性を良好とすることが求められるシャッターカーテンの室外側の表面から見えないため、シャッターカーテンの閉鎖時におけるシャッター装置の商品価値を、緩衝部材が設けられていない通常のシャッター装置と同じにできる。
【0010】
そして、緩衝部材はシャッターカーテンの開閉範囲の全体に亘って設けてもよいが、緩衝部材は、巻取軸によってシャッターカーテンが巻き取られたときに互いに対面するシャッターカーテンの前記2つの表面が直接接触することを防止し又は少なくするためのものであるため、巻取軸の巻き取りによってシャッターカーテンが全開状態とされたときに巻取軸で巻き取られないシャッターカーテンの部分が生ずるシャッター装置については、この部分を除くシャッターカーテンの巻取軸による巻き取り範囲だけに緩衝部材を設けてもよい。
【0011】
また、緩衝部材をシャッターカーテンの前記少なくとも一方の表面に設けるためには、緩衝部材の全部又は一部をシャッターカーテンに取り付けてもよく、緩衝部材の一部をシャッターカーテンと結合される部材に取り付けるとともに、緩衝部材の残りの部分をシャッターカーテンに取り付けなくてもよく、緩衝部材の一部をシャッターカーテンと結合される部材に取り付けるとともに、緩衝部材の残りの部分のうちの一部又は全部をシャッターカーテンに取り付けてもよい。
【0012】
緩衝部材の一部をシャッターカーテンと結合される部材に取り付ける場合の一例は、緩衝部材の巻取軸側の端部を、この巻取軸に結合することである。この場合には、緩衝部材の巻取軸側の端部を、シャッターカーテンの巻取軸側の端部と共に巻取軸に共締め結合することが好ましい。
【0013】
これによると、シャッターカーテンの巻取軸側の端部を巻取軸に結合するための結合具を利用して緩衝部材の巻取軸側の端部を巻取軸に結合できるため、緩衝部材の巻取軸への取付作業とシャッターカーテンの巻取軸への取付作業との共通化、及びこの取付作業に使用する結合具の兼用化を図ることができる。
【0014】
このように、緩衝部材の巻取軸側の端部を、シャッターカーテンの巻取軸側の端部と共に巻取軸に共締め結合する場合において、シャッターカーテンの巻取軸側の端部がシャッターカーテン本体を巻取軸に連結するための吊り元部材となっているときには、緩衝部材の巻取軸側の端部と共締め結合されるシャッターカーテンの巻取軸側の端部は、この吊り元部材でもよく、このような吊り元部材がないときには、シャッターカーテン本体の巻取軸側の端部でもよい。
【0015】
また、シャッターカーテンの巻取軸側の端部が、シャッターカーテンが全閉となったときでも巻取軸の円周方向への巻き長さを有している捨て巻き部となっている場合には、緩衝部材の巻取軸側の端部を巻取軸とシャッターカーテンの捨て巻き部との間に挿入することにより、この端部を巻取軸に結合する作業を省略できるようにしてもよい。
【0016】
また、以上において、緩衝部材の形状及び大きさは任意であり、その一例は、緩衝部材を、シャッターカーテンの開閉方向への成分をもってこのシャッターカーテンに延設された細長形状の部材とすることであり、他の例は、緩衝部材をシャッターカーテンの少なくとも一方の表面の全体又は略全体を覆う大きさとすることであり、さらに他の例は、緩衝部材を、それぞれがシャッターカーテンの幅方向に延び、シャッターカーテンの開閉方向に複数並設された緩衝材の集合体とすることである。
【0017】
緩衝部材を、シャッターカーテンの開閉方向への成分をもってこのシャッターカーテンに延設された細長形状の部材とする場合には、この細長形状の緩衝部材は、紐状のもの(中空と中実の両方を含む)でもよく、シャッターカーテンの幅方向の幅寸法を有するテープ状やベルト状等のもの(中空と中実の両方を含む)でもよい。また、この緩衝部材をシャッターカーテンの幅方向に1個だけ設けてもよく、複数設けてもよい。
【0018】
緩衝部材を、シャッターカーテンの開閉方向への成分をもってこのシャッターカーテンに延設された細長形状の部材とすると、巻取軸によるシャッターカーテンの巻き取り時に発生する騒音を、少ない材料で形成された緩衝部材によって抑制できるという効果を得られる。
【0019】
また、この細長形状の緩衝部材の延設方向は、シャッターカーテンの開閉方向への成分をもっている方向であれば任意な方向でよく、例えば、シャッターカーテンの開閉方向と正確又は略正確に一致した方向でもよく、シャッターカーテンの開閉方向に対する傾斜角度を有している方向でもよい。
【0020】
後者のように、緩衝部材を、シャッターカーテンの開閉方向に対する傾斜角度をもってこのシャッターカーテンに延設すると、緩衝部材が巻取軸にシャッターカーテンと共に巻き取られたとき、緩衝部材の巻き取り位置は巻取軸の軸方向へ巻き取りと共に移動するため、緩衝部材が巻取軸の軸方向の同じ位置に巻き取られる場合と異なり、巻取軸におけるシャッターカーテンの巻き径が大きくなるのを防止できる。
【0021】
また、緩衝部材を、シャッターカーテンの開閉方向への成分をもってこのシャッターカーテンに延設された細長形状の部材とする場合には、緩衝部材の全長のうち、シャッターカーテンの幅方向両側に配置されてこのシャッターカーテンの開閉移動を案内するガイドレールの部分と対応する部分を、このガイドレールの内部に収納してもよい。
【0022】
このようにした場合において、緩衝部材の全長がガイドレールの長さと同じかこれよりも短いときには、緩衝部材の全長がガイドレールの内部に収納される。
【0023】
また、緩衝部材の全長のうちのガイドレールと対応する部分をガイドレールの内部に収納する限りにおいて、その全長方向と直交する緩衝部材の幅方向の全部をガイドレールの内部に収納してもよく、緩衝部材の幅方向の一部をガイドレールから露出させてもよい。
【0024】
以上のように、緩衝部材の全長のうちのガイドレールと対応する部分をガイドレールの内部に収納すると、緩衝部材のうち、少なくともガイドレールの内部に収納された緩衝部材の部分をガイドレールによって外部力から保護することができるため、緩衝部材による前記騒音の抑制効果を長期間に亘って期待でき、また、シャッターカーテンの閉鎖時でも緩衝部材のその部分は外部に現れないため、シャッターカーテンの良好な外観性を確保できる。
【0025】
このように、緩衝部材の全長のうち、シャッターカーテンの幅方向両側に配置されてこのシャッターカーテンの開閉移動を案内するガイドレールの部分と対応する部分を、このガイドレールの内部に収納する場合には、この緩衝部材は、シャッターカーテンの前記2つの表面のうちの室内側の表面に配置してもよく、室外側の表面に配置してもよく、これら2つの表面に配置してもよい。
【0026】
また、緩衝部材の巻取軸側の端部は、この巻取軸とシャッターカーテンとの間に配置してもよく、巻取軸の上に配置されたシャッターカーテンの上に緩衝部材の巻取軸側の端部をさらに載せてもよい。
【0027】
前者によると、全閉となっているシャッターカーテンの巻取軸による巻き取り初期時において、巻取軸とシャッターカーテンとの間に緩衝部材が巻き込まれることになり、このため、このときに巻取軸とシャッターカーテンとが直接接触することを緩衝部材によってなくす又は少なくできて、巻取軸とシャッターカーテンとの接触による騒音の発生も抑制できるため、前者とすることが好ましい。
【0028】
このように、緩衝部材の巻取軸側の端部をこの巻取軸とシャッターカーテンとの間に配置し、全閉となっているシャッターカーテンの巻取軸による巻き取り初期時において巻取軸とシャッターカーテンとの間に緩衝部材が巻き込まれるようにする場合には、巻取軸は任意な構造のものでよい。すなわち、巻取軸は筒状又は中実状の部材からなるものでもよく、また、シャッターカーテンの幅方向に複数配置されたフランジ部材と、これらのフランジ部材の外周に嵌合された筒状部材とを含んで形成されたものでもよく、さらには、シャッターカーテンの幅方向に複数配置されたフランジ部材と、これらのフランジ部材の表面よりも巻取軸の軸心に近い位置に配置されているとともに、フランジ部材同士を連結する連結部材とを含んで形成されたもの等でもよい。
【0029】
巻取軸が、シャッターカーテンの幅方向に複数配置されたフランジ部材と、これらのフランジ部材の外周表面から前記巻取軸の軸心までの途中箇所に配置されているとともに、フランジ部材同士を連結する連結部材とを含んで形成されたものとなっている場合には、巻取軸側の端部がこの巻取軸とシャッターカーテンの間に配置される緩衝部材を、少なくともフランジ部材の位置においてシャッターカーテンの開閉方向へ延設することが好ましい。
【0030】
これによると、全閉となっているシャッターカーテンの巻取軸による巻き取り初期時においてフランジ部材とシャッターカーテンとの間に緩衝部材が巻き込まれることになるため、フランジ部材とシャッターカーテンとが直接接触することをなくす又は少なくでき、フランジ部材とシャッターカーテンとの接触による騒音の発生を抑制できる。
【0031】
以上説明した本発明において、シャッターカーテンは任意な材料で形成されたものでよく、例えば、シャッターカーテンの主要部分、すなわちシャッターカーテン本体が、スラットの連設で形成されていてもよく、パネルの連設で形成されていてもよく、パイプとリンク部材の連結で形成されていてもよく、シートで形成されていてもよく、ネットで形成されていてもよく、これらのうちの少なくとも2つの複合で形成されていてもよい。
【0032】
また、緩衝部材は任意な材料で形成されたものでよく、その材料は、ゴムでもよく、布でもよく、合成樹脂でもよく、紙でもよく、ゴム等の異種材料を混入させた繊維等のように、複数の材料の組み合わせからなる複合材料等でもよい。
【0033】
本発明に係る緩衝部材によって騒音の発生を抑制できるという効果は、巻取軸で巻き取られたときに互い対面するシャッターカーテンの前記2つの表面を形成する材料が金属である場合に、特に顕著となるため、巻取軸で巻き取られたときに互い対面するシャッターカーテンの2つの表面を形成する金属製材料部分に緩衝部材を配置することが好ましい。この金属製材料部分は、スラットで形成された部分でもよく、パネルで形成された部分でもよく、パイプとリンクで形成された部分でよく、ネットで形成された部分等でもよい。
【0034】
また、緩衝部材は、シャッターカーテンが巻取軸から繰り出されるときにシャッターカーテンと共にそのまま繰り出されてもよく、あるいは、シャッターカーテンと共に繰り出された緩衝部材を巻き取るための緩衝部材用巻取軸を設けることにより、シャッターカーテンの繰り出しを行いながら緩衝部材の巻き取りを行い、シャッターカーテンがシャッターカーテン用巻取軸に巻き取られるときに、この緩衝部材用巻取軸から緩衝部材を繰り出すようにしてもよい。そして、この緩衝部材用巻取軸は外部に露出する箇所に配置してもよく、シャッターカーテン用巻取軸等が内部に配置されるシャッターケース等の内部に収納してもよい。後者によると、緩衝部材と緩衝部材用巻取軸が外部に露出しないことになり、これらで構成される騒音抑制装置を備えたシャッター装置の外観性を、騒音抑制装置を備えないシャッター装置と同じにできる。
【0035】
また、本発明は、巻取軸からシャッターカーテンが繰り出されるシャッターカーテンの閉じ移動が、手動操作でなされるシャッター装置、開閉機等の自動駆動手段でなされるシャッター装置、シャッターカーテンの自重でなされるシャッター装置のうちのいずれにも適用できる。また、本発明は、巻取軸にシャッターカーテンが巻き取られるシャッターカーテンの開き移動が、手動操作でなされるシャッター装置、開閉機等の自動駆動手段でなされるシャッター装置のうちのいずれにも適用できる。シャッターカーテンの開き移動が手動操作でなされる場合において、この開き移動を行わせる巻取軸の回転は、シャッターカーテンを繰り出すときに回転する巻取軸によってばね力が蓄圧されるリターンスプリングのその蓄圧力を利用してなされてもよい。
【0036】
また、本発明は任意な種類のシャッター装置に適用でき、その一例は、窓や出入口等の開口部をシャッターカーテンで開閉するための開口部用シャッター装置であり、他の例は、火災等の災害の発生時に建物や地下街等の構築物の内部にシャッターカーテンで防災区画を形成するための防災用シャッター装置である。
【0037】
また、本発明に係る騒音抑制装置が適用されるシャッター装置のシャッターカーテンの開閉移動方向は上下方向でもよく、左右方向でもよく、水平方向でもいよく、これらの方向のうちの少なくとも1つに対して傾斜した方向でもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る騒音抑制装置を備えたシャッター装置の全体を示すシャッターカーテン閉鎖時の正面図である。
【0039】
このシャッター装置は、建物の躯体であって室内側と室外側とを仕切る壁10に形成された出入口となっている開口部11をシャッターカーテン1で開閉するための開口部用シャッター装置となっている。開口部11の上部の壁には、水平の巻取軸2が左右のブラケット3で回転自在に支持され、この巻取軸2に上端部、すなわち巻取軸2側の端部が結合されているシャッターカーテン1の左右端部は、壁10に設けられた左右のガイドレール4の内部にスライド自在に挿入されている。
【0040】
このため、巻取軸2の正逆回転によって開口部11を開閉するための巻取軸2によるシャッターカーテン1の繰り出し、巻き取りがなされ、このシャッターカーテン1の開閉移動はガイドレール4で案内されてなされる。
【0041】
この実施形態では、巻取軸2を支持する左右のブラケット3のうちの一方のブラケット3にモータとブレーキの組み合わせからなる開閉機5が取り付けられ、この開閉機5からの正逆回転駆動力が駆動力伝達手段6を介して巻取軸2に伝達されてシャッターカーテン1の上下方向の開閉移動がなされるようになっている。しかし、シャッターカーテン1を開閉移動させるための機構はこれに限られず、例えば、巻取軸2にコイルスプリングによるリターンスプリングを設け、巻取軸2に巻き取られているシャッターカーテン1を手動操作力で引き下げて閉じ移動させたときに、回転する巻取軸2でリターンスプリングを蓄圧し、シャッターカーテン1に手動操作で上昇力を付与して巻取軸2の逆回転でシャッターカーテン1を開き移動させる際に、リターンスプリングの蓄圧力がこの開き移動の補助力となるようにしてもよい。
【0042】
なお、上記巻取軸2や左右のブラケット3等はシャッターケース7の内部に組み込まれている。
【0043】
以上の図1は、室内側と室外側とを仕切る壁10に形成された開口部11を全閉状態となっているシャッターカーテン1を室内側から見た図であり、図2は、この図1のS2−S2線断面図である。図2で示すように、シャッターカーテン1は、シャッターカーテン本体20と、この本体20の下端部に連結された金属製の座板21とからなる。シャッターカーテン本体20は、シャッターカーテン20の幅方向である左右方向に延びる長さを有する金属製スラット22をシャッターカーテン1の開閉方向に多数連設することにより形成されている。スラット22同士は、それぞれのスラット22の上辺部と下辺部とに設けられているカール部22Aと22Bを回動自在に係合させることにより連結され、最下段のスラット22と座板21との連結は、開口部11の床12に着床する着床部21Aと立上り部21Bとで断面逆T字形となっている座板21のカール部21Cと、最下段のスラット22の下辺部に形成されたカール部22Bとを回動自在に係合させることによりなされている。
【0044】
シャッターカーテン1が巻取軸2から繰り出されたときにそれまでの巻き込み状態から露出するシャッターカーテン1の2つの表面は、シャッターカーテン1の室内側の表面1Aと室内側の表面1Bであり、これらの表面1Aと1Bのうち、室内側の表面1Aには、緩衝部材30が配置されている。この緩衝部材30は、図1に示されているとおり、シャッターカーテン1の開閉方向へ直線的に延びる紐状の細長部材となっている。ゴムや撚られた繊維等からなる緩衝部材30はシャッターカーテン1の幅方向に複数本、図1の実施形態では2本設けられている。
【0045】
図2で示されているように、シャッターカーテン本体20の上端部はボルト40、ナット41で巻取軸2に結合され、それぞれの緩衝部材30の上端部、言い換えると、それぞれの緩衝部材30における巻取軸2側の端部もボルト42、ナット43で巻取軸2に結合されている。そして、それぞれの緩衝部材30の下端部も、座板21の立上り部21Bにボルト44、ナット45で結合されている。これにより、それぞれの緩衝部材30は、シャッターカーテン1の室内側の表面1Aにおいて、上下方向であるシャッターカーテン1の開閉方向と正確又は略正確に一致して延設されている。
【0046】
なお、ボルト42、ナット43による緩衝部材30の巻取軸2側の端部の巻取軸2への結合は、緩衝部材30が巻取軸2とシャッターカーテン1との間に配置されてなされている。
【0047】
図2におけるA方向は、巻取軸2がシャッターカーテン1を巻き取るときの回転方向である。図3は、巻取軸2が図2の状態からA方向へ回転してシャッターカーテン1を巻き上げている途中を示している。シャッターカーテン1が巻取軸2に巻き取られると、シャッターカーテン1の室内側の表面1Aと室外側の表面1Bとが巻取軸2の外周上で対面するが、これらの表面1Aと1Bとの間には緩衝部材30が巻き込まれ、室内側の表面1Aに配置されていた緩衝部材30は室外側の表面1Bに接触するため、これらの表面1A,1B同士が直接接触することはなく又は殆どなく、この状態が継続しながらシャッターカーテン1は巻取軸2に巻き取られていく。
【0048】
このため、この実施形態によると、シャッターカーテン1の本体20を形成している金属製スラット22同士が接触することにより発生するシャッターカーテン1の巻き取り時の騒音は抑制されることになり、シャッター装置の静粛性を確保できる。
【0049】
また、シャッターカーテン1が巻取軸2から繰り出されるときに微動、振動等を行い、このためにシャッターカーテン1の本体20を形成している金属製スラット22同士が接触して騒音が発生している場合には、このシャッターカーテン1の繰り出し時における騒音の発生も抑制できる。
【0050】
さらに、巻取軸2によるシャッターカーテン1の巻き取り時と繰り出し時において、シャッターカーテン1の本体20を形成している金属製スラット22同士の接触が緩衝部材30によって防止されるため、これらのスラット22に擦り傷等が生ずるのを防止でき、スラット22を損傷から保護できる。
【0051】
また、緩衝部材30はシャッターカーテンの開閉方向へ延設された紐状の細長部材であるため、巻取軸2によるシャッターカーテン1の巻き取り時に発生する騒音の発生を、少ない材料で形成された緩衝部材30によって抑制でき、緩衝部材30に関するコストを低減できる。
【0052】
また、この実施形態の緩衝部材30は、シャッターカーテン1の室内側の表面1Aに配置されているため、種々の外部力を受けることが多い室外側の表面1Bにおけるこの外部力から緩衝部材30を保護することができ、このため、緩衝部材30の長期間可能状態を確保できる。また、シャッターカーテン1を巻取軸2から全閉まで繰り出しても、良好な外観性が要求されるシャッターカーテン1の室外側の表面1Bに緩衝部材30が現れないため、シャッターカーテン1の商品価値を緩衝部材30が設けられているシャッターカーテンと同じにできる。
【0053】
また、緩衝部材30の上端部は、ボルト42、ナット43によってシャッターカーテン1の上端部とは別に巻取軸2に結合されているため、ボルト42、ナット43及びボルト44、ナット45を取り外すことにより、耐久性の低下等が生じたために緩衝部材30を交換することが必要になった場合に、巻取軸2にシャッターカーテン1の上端部を結合したまま、この交換作業を行える。さらに、既に設置されているシャッター装置の巻取軸2に緩衝部材30を追加する作業も容易に行える。
【0054】
また、前述したように、緩衝部材30の巻取軸側の端部は、巻取軸2とシャッターカーテン1との間に配置されて巻取軸2に結合されているため、図2で示されたシャッターカーテン1の全閉の状態から図3の状態へ巻取軸2がシャッターカーテン1を巻き取り始める初期において、言い換えると、シャッターカーテン1が巻取軸2に1周分だけ巻き取られるまでの間において、巻取軸2とシャッターカーテン1との間に緩衝部材30が巻き込まれることになる。したがって、このときにも、金属製の巻取軸2とシャッターカーテン本体20を形成している金属製スラット22とが直接接触することはなく又は殆どなく、これらが接触したときに生ずる騒音の発生を抑制できる。
【0055】
また、この実施形態によると、シャッターカーテン1の開閉方向に延びる2本の緩衝部材30がシャッターカーテン1の幅方向に並設されているため、これらの緩衝部材30が、閉鎖移動中又は閉鎖停止中のシャッターカーテン1がシャッターカーテン厚さ方向及び/又はシャッターカーテン幅方向に揺れるのを防止する。このため、この揺れが生じたときに発生するシャッターカーテン1とガイドレール4との接触音の発生を防止でき、また、シャッターカーテン1の本体20を形成している上下のスラット22の前記カール部22Aと22Bが、シャッターカーテン1が揺れたときに接触することによる騒音の発生も防止できる。
【0056】
さらに、図1の2点鎖線で示すように、2本の緩衝部材30に架け渡した架設部材31を設けることにより、閉鎖しているシャッターカーテン1を巻取軸2に巻き取らせるために手動で上昇させる際に、この架設部材31を、手を掛けるための手掛け部材とすることができる。
【0057】
図4の実施形態に係る緩衝部材50の巻取軸側の端部は、シャッターカーテン1の巻取軸側の端部と共にボルト40、ナット41で巻取軸2に共締め結合されている。
【0058】
この実施形態によると、シャッターカーテン1の巻取軸側の端部を巻取軸2にボルト40、ナット41で結合する作業を行うとき、緩衝部材50の巻取軸側の端部を巻取軸2に同時に結合できるため、これらの結合作業の共通化を図ることができる。また、ボルト40、ナット41は緩衝部材50の巻取軸2への結合具としても利用されるため、結合具の兼用化を図ることもできる。
【0059】
さらに、この実施形態でも緩衝部材50の巻取軸側の端部は、巻取軸2とシャッターカーテン1との間に配置されて巻取軸2に結合されているため、図4の状態から巻取軸2がシャッターカーテン1をが巻き取り始める初期において、金属製の巻取軸2とシャッターカーテン本体20を形成している金属製スラット22とが直接接触することはなく又は殆どない。
【0060】
図5の実施形態では、図1の実施形態と同様に、2本の紐状の緩衝部材60,61がシャッターカーテン1の室内側の表面1Aに配置されているが、これらの緩衝部材60,61の延設方向は、図1の実施形態と同じくシャッターカーテン1の開閉方向への成分を有する方向であるとともに、シャッターカーテン1の幅方向への成分も有する方向である、すなわち、これらの緩衝部材60、61は、シャッターカーテン1の開閉方向に対する傾斜角度をもってシャッターカーテン1の室内側の表面1Aに延設されており、緩衝部材60,61の下端部は接近又は互いに接触しているため、緩衝部材60と61は全体でV字形をなしてシャッターカーテン1に配置されている。
【0061】
この実施形態によると、巻取軸2にシャッターカーテン1と共に緩衝部材60,61が巻き取られたとき、緩衝部材60,61の巻き取り位置は巻取軸2の軸方向へシャッターカーテン1の巻き取りと共に移動する。このため、シャッターカーテン本体20を形成しているスラット22における巻取軸2の軸方向の同じ位置は、緩衝部材60,61によって巻取軸2の内外方向に挟まれず、このためスラット22に撓みが生じて緩衝部材60,61の巻き取りが行われるため、緩衝部材が巻取軸2の軸方向の同じ位置に巻き取られる場合と異なり、巻取軸2におけるシャッターカーテン1の全体の巻き径が大きくなるのを防止できる。
【0062】
図6の実施形態に係る巻取軸72は、中心軸73と、この中心軸73にそれぞれ回転自在に設けられ、シャッターカーテン1の幅方向に複数配置されたフランジ部材74と、これらのフランジ部材74の外周表面から中心軸73までの途中箇所に配置されているとともに、フランジ部材74同士を連結する連結部材75とを含んで形成され、シャッターカーテン1の幅方向に延びる棒材からなるこの連結部材75は、中心軸73の円周方向に複数設けられている。このため、中心軸73を中心とする円形となっている複数のフランジ部材74と、複数の連結部材75とにより、中心軸73を中心に回転自在となった回転体76が形成されている。この回転体76の内部には中心軸73の外周に嵌合されたリターンスプリング77が収納され、コイルスプリングからなるこのリターンスプリング77の一端は回転体76に、他端は中心軸73にそれぞれ結合されている。
【0063】
シャッターカーテン1の巻取軸側の端部はそれぞれのフランジ部材74に結合され、紐状の細長部材となっている緩衝部材80は、それぞれのフランジ部材74と対応する位置において、シャッターカーテン1に開閉方向に延設されている。これらの緩衝部材80の巻取軸側の端部は、フランジ部材74とシャッターカーテン1との間に挿入されているとともに、結合具78でフランジ部材74に結合され、緩衝部材80の反対側の端部は、シャッターカーテン1の座板に結合されている。
【0064】
全開となっているときのシャッターカーテン1は回転体76のフランジ部材74に巻き取られており、シャッターカーテン1を繰り出すために回転体76が回転すると、リターンスプリング77が蓄圧される。そして、シャッターカーテン1を巻き取るための回転はこの蓄圧力が補助力となって行われるため、回転体76にシャッターカーテン1を巻き取らせるためにシャッターカーテン1に付与しなければならない人為操作力を小さくできる。
【0065】
図6は、シャッターカーテン1が全閉となっているときを示している。この実施形態では、シャッターカーテン1はフランジ部材74に巻き取られるが、緩衝部材80の巻取軸側の端部は、フランジ部材74とシャッターカーテン1との間に配置されてフランジ部材74に結合されているため、図6の状態からフランジ部材74がシャッターカーテン1をが巻き取り始める初期において、金属製のフランジ部材74とシャッターカーテン本体20を形成している金属製スラット22との間に緩衝部材80が巻き込まれ、これらのフランジ部材74とスラット22とが直接接触することはなく、そして、連結部材75はフランジ部材74の外周表面から中心軸73までの途中箇所に配置されているため、この連結部材75にスラット22が接触することはない。このため、このときの騒音の発生をなくすことができる。
【0066】
また、その後、緩衝部材80はシャッターカーテン1の2つの表面の間においてシャッターカーテン1と共に巻き取られるため、シャッターカーテン本体20を形成しているスラット同士の接触による騒音の発生も防止される。
【0067】
図7の実施形態に係る2本の緩衝部材90は、シャッターカーテン1の開閉方向に延設されてこのシャッターカーテン1に設けられているとともに、これらの緩衝部材90のうち、シャッターカーテン1の開閉移動を案内するための左右のガイドレール4と対応する部分は、これらのガイドレール4の内部に収納されている。この収納状態は、図7のS8−S8線断面図である図8に示されている。
【0068】
この実施形態によると、緩衝部材90は断面コ字形状又は略コ字形状になっているガイドレール4の内部に収納されているため、シャッターカーテン1及びガイドレール4に作用する種々の外部力から緩衝部材90を保護できる。また、シャッターカーテン1が全閉となっても緩衝部材90はシャッターカーテン1の外部から視認できる表面に現れないため、シャッターカーテン1の良好な外観性を確保できる。
【0069】
なお、図8に示されているように、この実施形態の緩衝部材90はシャッターカーテン1の室外側の表面1Bに配置されているが、緩衝部材90をシャッターカーテン1の室内側の表面1Aに配置してもよい。
【0070】
図9の実施形態は、図7の実施形態と同じく、緩衝部材100のうちのガイドレール4と対応する部分をガイドレール4の内部に収納できるとともに、2本設けられているそれぞれの緩衝部材100についての巻取軸2による巻き取り箇所を、巻取軸2の軸方向に離れた2箇所とすることができる実施形態である。
【0071】
それぞれの緩衝部材100の長さはシャッターカーテン1の上下長さ、言い換えるとシャッターカーテン1の開閉方向の長さの2倍以上ある。これらの緩衝部材100の一方の端部は、巻取軸2に結合されているシャッターカーテン1の巻取軸側の端部において巻取軸2に結合され、あるいは、巻取軸2に結合されているシャッターカーテン1の巻取軸側の端部を越えて巻取軸2に結合されている。この結合位置は、巻取軸2の軸方向におけるガイドレール4と対応する位置であり、この結合位置から緩衝部材100は、ガイドレール4の内部に収納されながらシャッターカーテン1の室内側の表面又は室外側の表面に沿ってシャッターカーテン1の閉じ方向における箇所、図9ではシャッターカーテン1の閉じ側の先端部材である座板21に結合具101で結合されている。
【0072】
この結合具101で緩衝部材100はシャッターカーテン100の開き方向へ折り返され、そして、緩衝部材100はガイドレール4の内部に収納されながらシャッターケース7の内部に達し、このシャッターケース7の内部において、緩衝部材100は第1方向転換部材102で巻取軸2の軸方向に方向が転換されるとともに、第2方向転換部材103で巻取軸2の直径方向に方向が転換され、さらに第3方向転換部材104でシャッタカーテン100の閉じ方向へ方向が転換されている。そして、緩衝部材100の他方の端部は、上記一方の端部と同じく、巻取軸2に結合されているシャッターカーテン1の巻取軸側の端部において巻取軸2に結合され、あるいは、巻取軸2に結合されているシャッターカーテン1の巻取軸側の端部を越えて巻取軸2に結合されている。
【0073】
第1〜3方向転換部材102〜104は、シャッターカーテン7に回転自在に取り付けられたローラであり、巻取軸2によるシャッターカーテン1の巻き取り、繰り出し時に回転して緩衝部材100の方向転換移動を案内する。
【0074】
この実施形態では、全閉となっていたシャッターカーテン1が巻取軸2で巻き取られると、それぞれの緩衝部材100は、巻取軸2の軸方向に離れた2箇所においてシャッターカーテン1と共に巻き取られることになる。このため、この巻き取り時に対面するシャッターカーテン1の2つ表面が接触するのを一層有効に防止できる。
【0075】
また、緩衝部材100は全長に亘ってガイドレール4とシャッターケース7の内部に収納されるため、緩衝部材100は外部に現れない、このため、シャッター装置全体の外観を、緩衝部材が設けられていない通常のシャッター装置と同じにできる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によると、シャッターカーテンの巻き取り時の騒音の発生を抑制できるようになるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る騒音抑制装置を備えたシャッター装置の全体を示すシャッターカーテン閉鎖時の室内側から見た正面図である。
【図2】図1のS2−S2線断面図である。
【図3】巻取軸が図2の状態から回転してシャッターカーテンを巻き上げている途中を示す断面図である。
【図4】緩衝部材の巻取軸側の端部をシャッターカーテンの巻取軸側の端部と共に巻取軸に共締め結合する実施形態を示す図2と同様の図である。
【図5】緩衝部材をシャッターカーテンの開閉方向に対する傾斜角度をもって延設した実施形態を示す図1と同様の図である。
【図6】巻取軸が複数のフランジ部材とこれらのフランジ部材同士を連結する連結部材とを含んで形成されている場合の実施形態を示す巻取軸部分の正面図である。
【図7】ガイドレールの内部に緩衝部材を収納した実施形態を示す図1と同様の図である。
【図8】図7のS8−S8線断面図である。
【図9】ガイドレールの内部に収納された緩衝部材を巻取軸の軸方向に離れた2箇所で巻き取ることができるようにした実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
1A シャッターカーテンの室内側の表面
1B シャッターカーテンの室外側の表面
2,72 巻取軸
4 ガイドレール
30、50,60,61,80,90,100 緩衝部材
74 フランジ部材
75 連結部材
Claims (7)
- 巻取軸と、この巻取軸による巻き取り、繰り出しで開閉移動するシャッターカーテンとを備えた巻き取り式シャッター装置において、前記巻取軸から繰り出されたときに露出する前記シャッターカーテンの2つの表面のうちの少なくとも一方の表面に、このシャッターカーテンが前記巻取軸に巻き取られたときに他方の表面と接触する緩衝部材を設けたことを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項1に記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記緩衝部材の前記巻取軸側の端部は、前記シャッターカーテンの前記巻取軸側の端部と共に前記巻取軸に共締め結合されていることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項1又は2に記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記緩衝部材は、前記シャッターカーテンの開閉方向への成分をもってこのシャッターカーテンに延設された細長形状の部材となっていることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項3に記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記緩衝部材は、前記シャッターカーテンの開閉方向に対する傾斜角度をもってこのシャッターカーテンに延設されていることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項3に記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記緩衝部材の全長のうち、前記シャッターカーテンの幅方向両側に配置されてこのシャッターカーテンの開閉移動を案内するガイドレールの部分と対応する部分は、このガイドレールの内部に収納されていることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記緩衝部材の前記巻取軸側の端部はこの巻取軸と前記シャッターカーテンとの間に配置され、全閉となっている前記シャッターカーテンの前記巻取軸による巻き取り初期時において前記巻取軸と前記シャッターカーテンとの間に前記緩衝部材が巻き込まれることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
- 請求項6に記載の巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置において、前記巻取軸は、前記シャッターカーテンの幅方向に複数配置されたフランジ部材と、これらのフランジ部材の外周表面から前記巻取軸の軸心までの途中箇所に配置されているとともに、前記フランジ部材同士を連結する連結部材とを含んで形成され、前記緩衝部材は少なくとも前記フランジ部材の位置において前記シャッターカーテンの開閉方向へ延設されていることを特徴とする巻き取り式シャッター装置の騒音抑制装置。
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