JP2007170064A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 支持部材からの押圧力による開閉体の損傷や、支持部材の耐久性の低下を防ぐことができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 開閉体10を巻き取ったり繰り出したりして開閉動作させる巻取体20と、該開閉体10をその下方側から回動可能に受ける支持部材30とを備えた開閉装置において、前記巻取体20と前記支持部材30との間に、弾性シート40を介在するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、巻取体をその下方側の支持部材によって回動可能に受け、回動する該巻取体により開閉体を巻き取ったり繰り出したりするようにした開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、開閉体(耐火性シート6)を巻き取ったり繰り出したりする巻取体(巻取部4)を、その下方側から支持部材(一対のローラ28,28)により受けるようにした建物用シャッターがある。
この従来技術によれば、巻取体(巻取部4)を下方から受ける構造としているため、巻取体をその両端部で支持する構造と比較し、巻取体(巻取部4)の軸方向中央側が下方へ撓んでしまうのを抑制することができ、特に、巻取体(巻取部4)の軸方向寸法が比較的長い場合等に効果的である。
しかしながら、上記従来技術では、製造バラツキ等に起因して、巻取体の中心線と支持部材の中心線とが平行でない場合には、巻取体に巻かれた開閉体の外周面と、支持部材との面圧(単位面積あたりの荷重)が、開閉体幅方向において均一にならないことがある。
更に、特許文献1のように支持部材を一対のローラにより構成している場合には、これらローラの回転中心間の距離の1/2となる中心の真上に巻取体の回転中心が一致しないと、何れか一方のローラに荷重が偏ってしまうことになる。
また、巻取体をその軸方向へ並ぶ複数の支持部材によって受けるようにした場合には、複数の支持部材の高さのバラツキ等に起因して、巻取体に巻かれた開閉体の外周面と上記支持部材との面圧が、支持部材毎に異なってしまうことがある。
そして、前記のような面圧のバラツキや荷重の偏り等を生じた場合、巻取体の外周面と支持部材との間に挟まれた開閉体が、局部的に強く押圧されて磨耗してしまったり、支持部材の耐久性が低下してしまったり等するおそれがある。
特開2000−303762号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、支持部材からの押圧力による開閉体の損傷や、支持部材の耐久性の低下を防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、開閉体を巻き取ったり繰り出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から回動可能に受ける支持部材とを備えた開閉装置において、前記巻取体と前記支持部材との間に、弾性シートを介在するようにしたことを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体には、所謂スラットを開閉方向へ連接してなる開閉体や、パイプ材を開閉方向へ所定間隔置きに配設してなる開閉体、複数のパネル状部材を開閉方向へ連接してなる開閉体、可撓性シート材からなる開閉体、これらスラットや、パイプ材、パネル状部材、可撓性シート材等を適宜に組み合わせてなる開閉体等を含むが、特に、軽量化等の観点から可撓性シート材からなる開閉体であることが好ましい。
なお、前記可撓性シート材は、材質的には合成樹脂材製や布製等を含むが、特に耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を考慮する場合には、耐火性を有する材料、あるいは耐火性を有するように加工された材料によって構成されていることが好ましい。
また、上記巻取体は、回転することにより、外周面に開閉体を巻き取ったり、外周面に巻き取られた開閉体を繰り出したりする構成であればよい。この巻取体には、略筒状に構成された態様や、略籠型状に構成された態様等を含む。
また、上記支持部材は、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体に接触する部分の表面形状及び材質が摩擦係数の小さなものであることが好ましく、この支持部材には、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を受けて回動するローラ状の態様や、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を下方側から受けて滑らせて回動させるようにした態様等を含む。
また、上記弾性シートとは、厚さ方向に弾性を有するシート状の部材であればよく、この弾性シートの材料の具体例としては、ゴムや、弾性合成樹脂材料、発泡材料、あるいはこれらの複合材等が挙げられる。
この弾性シートは、上記巻取体と支持部材との間に単数設けられていてもよいし、厚さ方向または幅方向に複数設けられていてもよい。
また、この弾性シートは、巻取体に設けられていてもよいし、支持部材に設けられていてもよく、あるいは、開閉体に設けられていてもよい。
また、第二の発明では、上記弾性シートは、上記巻取体の外周面に巻かれていることを特徴とする。
また、第三の発明では、上記開閉体の閉鎖方向端部を当接対象部位に接触させた閉鎖状態で、該開閉体における開放方向側の部分が、上記巻取体に対し少なくとも一周以上余巻きされるようにした開閉装置であって、上記弾性シートは、上記巻取体の外周面と前記余巻き部分との間に介在されていることを特徴とする。
ここで、上記余巻き部分とは、上記開閉体の閉鎖方向端部が当接対象部位(例えば、床面や、地面、枠部材等)に接触した閉鎖状態で、上記巻取体から繰り出されずに該巻取体の周囲に残され巻かれている開閉体の一部分を意味する。
この余巻き部分は、耐火性を有さない材料から構成されていてもよいが、好ましくは耐火性を有する材料から構成する。この好ましい構成によれば、火災時等の火炎が巻取体や弾性シートに対し直接接触するのを、耐火性を有する余巻き部分により阻むことができ、ひいては、巻取体の過剰な温度上昇による溶融や、弾性シートの燃焼等を、効果的に防ぐことができる。
また、第四の発明では、上記支持部材は、上記巻取体を一対のローラによって回動可能に受けるように構成され、上記弾性シートは、前記各ローラの外周面に巻かれていることを特徴とする。
また、第五の発明では、上記弾性シートは、上記開閉体が上記巻取体に巻かれるのに伴って上記巻取体の周囲に巻かれるように設けられていることを特徴とする。
ここで、この第五の発明の具体例としては、上記弾性シートを上記開閉体に部分的または全体的に止着した態様が挙げられ、この態様によれば、上記開閉体が上記巻取体に巻かれるのに伴って、上記弾性シートが上記巻取体の周囲に巻かれることになる。なお、この態様において、上記開閉体は、上記巻取体に巻かれた際の上記開閉体の内周面側に配設されるのが好ましいが、上記巻取体に巻かれた際の上記開閉体の外周面側に配設することも可能である。
また、この第五の発明の他例としては、上記弾性シートの開閉体開放方向側の端部を、上記巻取体の外周面に止着し、他端側を垂れ下げるようにした態様が挙げられ、この態様によっても、上記開閉体が上記巻取体に巻かれるのに伴って、上記弾性シートが上記巻取体の周囲に巻かれることになる。
更に、この第五の発明の他例としては、上記弾性シートの開閉体開放方向側の端部を、上記巻取体の外周面に止着し、他端側を上記開閉体に止着した態様が挙げられる。この態様によれば、前記態様と略同様の作用効果が得られる上、上記開閉体の保持強度を向上することができる。
更に、この第五の発明の他例としては、上記弾性シートの開閉体開放方向側の端部を、上記巻取体に余巻きされた上記開閉体と、上記巻取体との間に挟み込むことで保持するようにした態様が挙げられ、この態様によっても、上記開閉体が上記巻取体に巻かれるのに伴って、上記弾性シートが上記巻取体の周囲に巻かれることになる。この態様における上記弾性シートの開閉体閉鎖方向側の部分は、止着されず垂れ下がった状態でもよいし、上記開閉体に止着されていてもよい。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。また、前記「開閉体の厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、巻取体および該巻取体の周囲に巻かれた開閉体から支持部材が受ける単位面積あたりの押圧力を、弾性シートにより略均等化することができる。
したがって、開閉体が支持部材から局部的な押圧力を受けて破損してしまったり、偏った押圧力により支持部材の耐久性が低下してしまったり等するのを防ぐことができる。
更に、第二の発明によれば、生産性の良好な具体的構造でもって、巻取体と支持部材との間に弾性シートを介在させることができる。
更に、第三の発明によれば、弾性シートを、巻取体の外周面と開閉体の余巻き部分との間に、保持することができる。
したがって、巻取体から開閉体が繰り出された際に、弾性シートが垂れ下がって外観上の体裁を損ねてしまうのを防ぐことができる。
その上、弾性シートを巻取体に止着する構造を簡素なものにして、生産性を向上することもできる。
更に、第四の発明によれば、生産性の良好な具体的構造でもって、巻取体と支持部材との間に弾性シートを介在させることができる。
しかも、弾性シートが露出される構造となるため、該弾性シートのメンテナンス性が良好であり、例えば、長期使用により弾性シートが磨耗した場合等には、その磨耗した弾性シートを、支持部材ごと新しいものに交換すればよい。
更に、第五の発明によれば、開閉体が巻取体に巻かれるのに伴って巻取体の周囲に弾性シートが巻かれ、その弾性シートが巻取体と支持部材との間に介在されることになる。
したがって、開閉体及び/又は支持部材が局部的な押圧力により破損したり耐久性の低下を生じたり等するのを、弾性シートの弾性によって防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、開閉体の略全域を可撓性シート材によって形成しているスクリーンシャッター装置として好ましい開閉装置ついて説明する。
この開閉装置は、可撓性シート部11を有する開閉体10と、該開閉体10を巻き取ったり繰り出したりして開閉動作させる巻取体20と、該巻取体20及び該巻取体に巻かれた際の可撓性シート部11をその下方側から回動可能に受ける支持部材30と、開閉体10をその幅方向の両端部で開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)とを具備している。
開閉体10は、該開閉体10の略全域を構成している可撓性シート部11と、該可撓性シート部11の開閉体開放方向側の端部に設けられた止着部材12(図2参照)と、該可撓性シート部11の開閉体閉鎖方向側の端部に設けられた座板部材15とを備えている。
可撓性シート部11は、後述する巻取体20を構成する複数の巻取体構成部材21にそれぞれ対応するように、複数のシート部構成部材11aを開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート部構成部材11a,11a間を着脱可能な止着手段(例えば、ボタンやホック、スライドファスナーや面ファスナー、磁石、ねじ、ボルトとナットなど)によって接続するとともに、その接続箇所において開閉体幅方向の張力を逃がすように開閉体幅方向に撓みを形成している。
各シート部構成部材11aは、開閉体幅方向へ連設された複数のシート材11a1を、端部側同士で重ね合わせ(図3参照)、その重ね合わせ部分を開閉体開閉方向へわたって縫い付けることで構成されている。
各シート材11a1は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を有する可撓性シート材料からなる。
そして、各シート部構成部材11aの開閉体開放方向側の端部は、縦断面袋状に形成され、その袋状部分には、開閉体幅方向へわたって止着部材12が挿入されている(図2参照)。
この止着部材12は、巻取体20の各巻取体構成部材21と略同一長さの棒状の部材であり、図示した好ましい一例によれば、縦断面矩形棒状の部材としている。
この止着部材12の材質は、剛性材料であればよく、特に、耐火性および生産性を向上する観点より、鋼材やステンレス材等の金属材料とするのが好ましいが、他例としては、硬質剛性樹脂材料や、木材、セラミック材、石材等とすることも可能である。
また、巻取体20の各巻取体構成部材21と後述する支持部材30との間には、弾性シート40が介在される。
この弾性シート40は、支持部材30を構成する各ローラ31(又は32)の軸方向長さと略同一又は該軸方向長さよりも若干短い幅寸法であって、開閉体開閉方向へわたる略長尺帯状の部材であり、各支持部材30に接触するように配置され、その開閉体開放方向側の端部が上記止着部材12と共に巻取体構成部材21に止着されている。
この弾性シート40の材質は、ゴムや、弾性合成樹脂材料、発泡材等、厚さ方向の弾性を有する材料とすればよい。
上記弾性シート40の止着構造について詳細に説明すれば、開閉体10の閉鎖方向端部(より具体的には座板部材15)を当接対象部位y(例えば床面や地面、枠部材など)に接触させた状態で、該開閉体10における開放方向側の部分を、上記巻取体20の巻取体構成部材21に対し約一周程度余巻きすることで、弾性シート40が、その余巻き部分xと巻取体構成部材21外周面との間に挟まれるようにしてある(図2参照)。
この構成によれば、弾性シート40を巻取体20の外周面に止着する構造を簡素化できる上、巻取体20から開閉体10が繰り出された際に、弾性シート40が垂れ下がって外観上の体裁を損ねてしまうのを防ぐことができる。
なお、図1においては、本実施の形態の構成を明瞭に示すために、座板部材15を当接対象部位yに当接させずに、各弾性シート40を開閉体閉鎖方向へ引き出した状態としている。
また、図2に示す一例によれば、上述したように余巻き部分xを有する好ましい態様を示しているが、この余巻き部分xを省いた態様とすることも可能であり、この場合、好ましくは、弾性シート40を巻取体20の外周面または開閉体10の面に固定した構成とする。
また、巻取体20は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の巻取体構成部材21を、それぞれ内部側から中子23(図2参照)および軸部材22により支持するとともに連結することで構成されている。
各巻取体構成部材21は、比較的軽量な金属材料からなる略円筒状の部材であり、その外周面に軸方向へわたる凹部21aを備え、該凹部21aに止着部材12を嵌め合わせることで、止着部材12の遠心方向への突出量を小さくしている。
この構成によれば、巻取体構成部材21に巻かれたシート部構成部材11aの巻き太りを軽減することができ、また、支持部材30との摩擦等によって、シート部構成部材11aが磨耗や破損等してしまうおそれを低減することができる。
そして、上記構成の巻取体20は、その下方側に開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配置された複数の支持部材30によって、回動自在に受けられており、軸方向端部側に設けられた駆動源25(例えば電動モータやエアーモータ、手動回転機構等)によって正逆方向へ回転する。
各支持部材30は、略水平に配置された一対のローラ31,32を、ブラケット33によって回動自在に支持してなる。
この支持部材30は、開閉体幅方向の両側の巻取体構成部材21,21の各々に対し、巻取体軸方向へわたって所定間隔置きに複数(図示例によれば三つ)設けられ、ブラケット33下方側の固定部位に固定されている。
前記一対のローラ31,32は、その一方のローラ31の中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線と、その他方のローラ32の中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線との角度θが、略60度に設定されている。この角度は、前記一対のローラ31,32から巻取体20が脱落し難くすることができ、且つ各ローラ31(又は32)に作用する荷重を軽減することができる好適な値である。
なお、図示例では、各支持部材30を隣り合うシート材11a1,11a1が重なり合う厚肉部分pに対応させて配置することで、可撓性シート部11と各支持部材30との接触安定性を良好にしているが、支持部材30を前記厚肉部分p以外の箇所に配置することも可能である。
而して、上記構成の開閉装置によれば、開閉体10の開閉動作中、常に、巻取体20の巻取体構成部材21と支持部材30の各ローラ31(又は32)との間に、弾性シート40が介在されることになる。
そのため、巻取体構成部材21の中心線と各ローラ31(又は32)の中心線とが厳密に平行でない場合であっても、巻取体構成部材21と各ローラ31(又は32)と間に作用する面圧(単位面積あたりの荷重)を、弾性シート40の弾性によって略均一にすることができる。
すなわち、図3に示すように、開閉体10に巻かれた可撓性シート部11の外周面と、各ローラ31(又は32)との接触部分qにおいて、その接触による面圧(単位面積あたりの荷重)が、弾性シート40の弾性によって均等化される。
更に、一方のローラ31の回転中心と他方のローラ32の回転中心との間の距離を略二等分する中心線の真上に巻取体20の回転中心が完全に一致しない場合であっても、ある程度であれば、その不一致により何れかのローラ31(又は32)に荷重が偏ってしまうのを、弾性シート40の弾性によって防ぐことができる。
その上、開閉体幅方向へ並ぶ複数の支持部材30の高さ寸法が不均一である場合にも、ある程度であれば、その不均一によって複数の支持部材30の内の何れかに巻取体20の荷重が偏ってしまうのを、弾性シート40の弾性によって防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、支持部材30に対応する箇所に部分的に弾性シート40を設けることで、巻取体20に巻かれた可撓性シート部11の外周面を部分的に拡径させ、該拡径部分と各ローラ31(又は32)との接触安定性を向上するようにしているが、弾性シート40を複数の支持部材30にわたって設けた態様、弾性シート40を開閉体10の幅方向の略全長に設けた態様、弾性シート40を開閉体10の幅方向および開閉方向へわたる略全面に設けた態様等とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、弾性シート40の上端側を巻取体20の外周面に止着した簡素な止着構造としているが、弾性シート40の全体を巻取体20の外周面または可撓性シート部11に固定した構造としてもよい。
また、上記実施の形態によれば、巻取体20や該巻取体20に巻き取られた開閉体10を一対のローラ31,32からなる支持部材30によって受けるようにしているが、この支持部材30を、巻取体20や該巻取体20に巻き取られた開閉体10を下方側から受けて滑らせて回動させる支持部材(図示せず)に置換することも可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10の閉鎖方向端部を当接対象部位yに接触させた閉鎖状態で、弾性シート40が巻取体20に巻かれている構成としたが、他例としては、開閉体10が巻取体20から繰り出された状態において、弾性シート40も巻取体20から繰り出された状態にあり、開閉体10が巻取体20に巻かれるのに伴って巻取体20の周囲に巻かれる構成としてもよい。
この構成において、弾性シート40は、開閉体10に部分的又は全体的に止着されていてもよいし、該弾性シート40の開閉体開放方向側の端部が、開閉体10又は巻取体20に止着されていてもよいし、あるいは、該弾性シート40の開閉体開放方向側の端部が、巻取体20に余巻きされた開閉体10の内周面と巻取体20の外周面との間に挟まれることで保持されていてもよい。
なお、図1は、上述したように上記実施の形態の構成を明瞭に示すために各弾性シート40を開閉体閉鎖方向へ引き出した状態で図示したものであるが、同図1は、前記のように、開閉体10が巻取体20に巻かれるのに伴って巻取体の周囲に巻かれる態様も示している。
また、上記実施の形態によれば、弾性シート40を巻取体20側に具備した構成としているが、この弾性シート40を省くとともに、図4に示すように、弾性シート40’を支持部材30’の各ローラ31(又は32)の外周面に固定するようにしてもよい。
この構成について詳細に説明すれば、支持部材30’は、上述した支持部材30と略同様に構成された各ローラ31(又は32)の外周面に、弾性シート40’を略一周巻き付けて接着することで構成されている。
各弾性シート40’は、上述した弾性シート40と略同様に、弾性を有する材料から略帯状に形成されたものである。
この支持部材30’を用いた開閉装置によれば、上述した開閉装置と略同様の作用効果を得ることができる上、各支持部材30’が露出される構成であるため、メンテナンス性も良好である。
本発明に関わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の縦断面図である。 同開閉装置の要部拡大正面図である。 支持部材の他例を示す斜視図である。
符号の説明
10:開閉体
11:可撓性シート部
11a:シート部構成部材
20:巻取体
21:巻取体構成部材
30:支持部材
31,32:ローラ
40:弾性シート

Claims (5)

  1. 開閉体を巻き取ったり繰り出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から回動可能に受ける支持部材とを備えた開閉装置において、
    前記巻取体と前記支持部材との間に、弾性シートを介在するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 上記弾性シートは、上記巻取体の外周面に巻かれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記開閉体の閉鎖方向端部を当接対象部位に接触させた閉鎖状態で、該開閉体における開放方向側の部分が、上記巻取体に対し少なくとも一周以上余巻きされるようにした開閉装置であって、
    上記弾性シートは、上記巻取体の外周面と前記余巻き部分との間に介在されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 上記支持部材は、上記巻取体を一対のローラによって回動可能に受けるように構成され、
    上記弾性シートは、前記各ローラの外周面に巻かれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  5. 上記弾性シートは、上記開閉体が上記巻取体に巻かれるのに伴って上記巻取体の周囲に巻かれるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
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