JP2006342551A - 開閉装置 - Google Patents

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Yoshinori Shimamura
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Abstract

【課題】 開閉体以外の特別な部材を用いることなく、風圧等に起因する開閉体の撓みを防ぐことができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 開閉体10の閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉装置において、前記開閉体10は、少なくとも閉鎖された際に、該開閉体10の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるように構成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて構造物の空間部分を仕切るようにした開閉装置に用いられる開閉装置に関し、特にシャッター装置として用いるのに好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されているように、構造物の窓サッシの屋外側に開閉体(シャッターカーテン3)を配置するようにした開閉装置であって、窓サッシ側の網戸障子(4)や、戸尻側縦框(1b)、開閉体(シャッターカーテン3)の裏面等に緩衝材(9,9’,又は90)を止着したものがある。
この従来技術によれば、屋外側から強風により開閉体(シャッターカーテン3)が室内側へ撓んだとしても、その撓んだ際の開閉体(シャッターカーテン3)が網戸障子(4)やサッシ障子(1)に直接的に当接するのを、これらの間に介在する前記緩衝材(9,9’,90)によって緩和することができる。
しかしながら、上記従来技術では、開閉体(シャッターカーテン3)以外の部材として上記緩衝材(9,9’,90)を備える必要があるため、部品コストや生産コスト等の高騰を招くおそれがある。
その上、開閉体(シャッターカーテン3)と網戸障子(4)やサッシ障子(1)との直接接触を緩衝材(9,9’,90)により阻むようにしているとはいえ、撓んだ際の開閉体(シャッターカーテン3)を撓み緩衝材(9,9’,90)に当接させる構成としているため、その当接の際の衝撃が網戸障子(4)やサッシ障子(1)等へ伝達し、騒音の発生や、各構成部材の損傷を招くおそれがある。
特開平11−22342号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体以外の特別な部材を用いることなく、風圧等に起因する開閉体の撓みを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明では、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉装置において、前記開閉体は、少なくとも閉鎖された際に、該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるように構成してあることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰り出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰り出すようにした態様等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含むが、この開閉体の好ましい態様としては、金属製のスラットやパネル等の剛性材料から構成される。
また、「少なくとも閉鎖された際に」という構成には、上記開閉体が略全開状態から略全閉状態までにわたって該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させた形状に維持されるようにした態様や、上記開閉体が略全開状態においては略平坦状であって、略全閉状態になった際に該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させた突出形状に矯正される態様等を含む。
また、「該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるように構成」の具体例としては、上記開閉体の横断面形状を、略弓形状や、略鍋形状、略へ字状等の突出形状にした態様が挙げられる。
なお、この構成には、上記開閉体における幅方向の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるようにした態様や、上記開閉体における開閉方向の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるようにした態様、上記開閉体における幅方向の中央側部分および開閉方向の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるようにした態様等を含む。
また、第二の発明では、上記開閉体の中央側部分を、該開閉体の閉鎖動作に伴って風圧方向に対向して突出させるとともに、同開閉体の開放動作に伴って略平坦状に変形させるようにしたことを特徴とする。
ここで、この第二の発明における開閉体には、予め該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させた突出形状に形成されており、閉鎖された際に前記突出形状を維持するとともに、開放動作に伴って略平坦状に矯正される態様や、予め略平坦状に形成されており、閉鎖された際に前記突出形状に矯正されるとともに、開放動作に伴って略平坦状に復元する態様等を含む。
更に、この第二の発明における開閉体には、予め該開閉体の中央側部分が風圧方向に対向して突出した突出形状に形成されており、閉鎖動作に伴ってより突出するように矯正され、開放動作に伴って略平坦状に矯正される態様等も含む。
また、第三の発明では、上記開閉体をその開放方向側で巻き取る巻取軸を備えた開閉装置であって、上記開閉体は、その中央側部分を風圧方向に対向して突出する突出形状に予め形成され、前記巻取軸に巻き重ねられることで略平坦状に矯正されることを特徴とする。
また、第四の発明では、上記巻取軸の開閉体繰出し方向側に、上記巻取軸に巻き取られる際の上記開閉体に対し開閉体厚さ方向側から当接して、開放動作中の上記開閉体を略平坦状に矯正する矯正補助部材を設けたことを特徴とする。
ここで、上記矯正補助部材は、開放動作中の上記開閉体に対し摺接する態様であっても構わないが、上記開閉体の開放動作をスムーズにするために、開放動作中の上記開閉体の表部または裏部を押圧しながら転動するローラとするのが好ましい。
なお、この第四の発明において、上記矯正補助部材による矯正作用をより効果的に得るためには、上記開閉体の幅方向の両端部に、上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールを備えることが好ましい。
この構成によれば、開放動作中の上記開閉体が上記強制補助部材により当接された際、上記開閉体の幅方向の両端部が前記ガイドレールにより支持されるため、上記開閉体を略平坦状に矯正する作用を効果的に得ることができる。
更に、第四の発明において、上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレールを備えた場合には、該ガイドレールよりも開閉体開放方向側の端部から上記巻取軸までの間のガイド手段のない領域に、上記開閉体における突出側でない面の幅方向両端部側を押圧するようにローラを備え、これら両ローラによって上記開閉体を開閉方向へ案内する構成とするのが好ましい。
この構成によれば、ガイドレールよりも開閉体開放方向側の端部から上記巻取軸までの間のガイド手段のない領域では、開放動作中の上記開閉体の突出側の面が上記強制補強部材により押圧され、同開閉体の突出側でない面の幅方向の両端部側が前記ローラにより押圧されることになる。したがって、上記開閉体を上記巻取軸に巻き取り易いように矯正する作用を、一層効果的に得ることができる。
また、第五の発明では、上記開閉体をその幅方向の両端部の各々で開閉方向へ案内するガイドレールが具備されたことを特徴とする。
また、第六の発明では、上記ガイドレールは、閉鎖状態の上記開閉体がその幅方向寸法を伸長させるようにして変形した際に、その開閉体の幅方向の端部に対し当接して、前記変形を阻むように設けられていることを特徴とする。
ここで、上記ガイドレールは、断面略凹状に形成されるとともにその底部を上記開閉体の幅方向の端部に対し当接させるようにしてもよいし、上記開閉体の幅方向の端部に対し当接させるための凸部等を前記底部とは別に備えるようにしてもよい。
また、第七の発明では、上記ガイドレールは、上記開閉体の幅方向の端部を囲む横断面略凹状に形成されるとともに、その開閉体閉鎖方向側の凹状部分の角度を、開閉体開放方向側の凹状部分よりも、上記開閉体の突出方向へ傾斜させていることを特徴とする。
この第七の発明におけるガイドレールには、その凹状部分の角度を、開閉体開放方向側から開閉体閉鎖方向側へわたって徐々に傾斜させるようにした態様と、その凹状部分の角度を、開閉体開放方向側から開閉体閉鎖方向側へ向かう途中で急激に傾斜させるようにした態様との双方を含むが、上記開閉体の開閉動作をスムーズにするためには前記態様の方が好ましい。
また、第八の発明では、上記開閉体の幅方向の両端側に配置される両方の上記ガイドレールは、その一方と他方との間隔が、開閉体閉鎖方向側の部分よりも開閉体開放方向側の部分の方が広くなるように形成されていることを特徴とする。
ここで、この第八の発明におけるガイドレールには、上記間隔が開閉体閉鎖方向側の部分よりも開閉体開放方向側の部分の方が徐々に広くなる態様と、上記間隔が開閉体閉鎖方向側の部分よりも開閉体開放方向側の部分の方が急激に広くなる態様との双方を含む。
また、第九の発明では、上記ガイドレールは、開閉動作中の上記開閉体の幅方向寸法を矯正するように、上記開閉体の幅方向の端部に係合することで、上記開閉体を変形させることを特徴とする。
この第九の発明におけるガイドレールには、上記開閉体の幅方向の端部に当接することで、上記開閉体を変形させる態様と、上記開閉体の幅方向の端部をその幅方向へ引っ張るようにして上記開閉体を変形させる態様との双方を含む。
また、第十の発明では、上記開閉体の幅方向の端部に、回動自在にローラを支持し、該ローラを介して上記開閉体と上記ガイドレールとを係合するとともに、該ローラの外周面を上記ガイドレールに接触させ転動させるようにしたことを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、閉鎖状態の開閉体の中央側部分が風圧方向に対向して突出しているため、風圧等による開閉体の撓みを、該開閉体以外の特別な部材を用いることなく阻むことができ、ひいては、開閉体の撓みに起因する騒音の発生や、各構成部材の損傷も防ぐことができる。
更に、第二の発明によれば、開閉体は閉鎖されることで中央側部分を突出させる構造であるため、その開閉体を、開放した状態では厚さ方向の寸法の小さいコンパクトな収納態様とすることができる。
更に、第三の発明によれば、突出形状に形成された開閉体を、巻取軸に巻き重ねることで、自動的に略平坦状に矯正し、コンパクトな収納態様とすることができる。
更に、第四の発明によれば、開閉体を自動的に略平坦状に矯正する動作を、矯正補助部材の補助によって、よりスムーズに行うことができる。
更に、第五の発明によれば、開閉体の両端部がガイドレールに係合しているため、開閉体自体による撓み抑制作用を、より効果的に発揮することができる。
更に、第六の発明によれば、閉鎖状態の開閉体は、中央側部分を風圧方向に対向するように突出させているが、風圧等により略平坦状になるように変形しようとすると、該開閉体の幅方向の全長寸法が広がるようにして、該開閉体の幅方向の端部がガイドレールに当接する。そのため、風圧等による該開閉体の撓み及び変形を、効果的に阻むことができる。
更に、第七の発明によれば、ガイドレールの凹状部分が開閉体の突出方向へ傾斜しているため、その凹状部分と開閉体との隙間を必要最小限に狭くして、風圧等による開閉体のばたつきを小さくすることができる上、傾斜した凹状部分によって開閉体を開閉方向へスムーズに導くことができる。
更に、第八の発明によれば、両ガイドレールの底部間が開閉体開放方向側で広がっているため、開放動作に伴って略平坦状に変形する開閉体を、その開放方向へスムーズに導くことができる。
更に、第九の発明によれば、開閉体の略平坦状態から突出状態への変形や、同開閉体の突出状態から略平坦状態への変形を、ガイドレールによる開閉体の幅方向寸法の矯正により、スムーズに行うことができる。
更に、第十の発明によれば、ガイドレールによる開閉体の幅方向寸法の矯正を行いながら、開閉体をスムーズに開閉動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置の一例について説明する。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部を上下方向へスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向の両端部を開閉方向へ案内する左右のガイドレール20,20と、開閉体10の開放方向側で開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30とを備え、前記開閉体10を横断面略弓形の湾曲形状に形成することで、前記開閉体10が風圧等により撓むのを阻むようにしている(図1参照)。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラット11aを、上下に隣接するスラット間で回動するように複数連接することで、開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下側の端部に、床面や地面、枠部材等の当接対象部位に当接させるための座板部材12を、開閉体幅方向にわたって接続している。
各スラット11および座板部材12は、開閉体幅方向の中央側部分が風圧方向に対向して突出するように、予め横断面略弓形状に形成されている。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向端部を断面略凹状に囲んで開閉方向へ案内する部材であり、開閉体10の幅方向の両端部側の各々に、上下方向へわたって配設されている。
左右のガイドレール20,20は、閉鎖状態の開閉体10が、その幅方向寸法を伸長させるようにして略平坦状に変形した際に、その開閉体10の幅方向の端部に対し当接して、前記変形を阻むように配置されている。
より詳細に説明すれば、左右のガイドレール20,20の各々は、図3(a)に示すように、該ガイドレール20の底部21と、閉鎖された際の開閉体10の幅方向の端部10aとの間に、隙間sを確保するように配置されている。
この隙間sは、開閉体10の通常の開閉動作を妨げることがなく、且つ、開閉体10が風圧等を受けて略平坦状に変形しようとした際に、該開閉体10の幅方向の端部10aに対しガイドレール20の底面21を当接させることで、その変形を阻むように、適宜に設定されている。
また、巻取装置30は、開閉体10をその開放方向側で巻き取ったり繰り出したりする巻取軸31と、該巻取軸31および該巻取軸31に巻き取られた際の開閉体10を収納ケース32と、開放動作中の開閉体10を略平坦状に矯正するのを補助する矯正補助部材33(図4参照)とを具備し、開閉体10をその自重により閉鎖動作させ、同開閉体10を、巻取軸31内の図示しない弾性体(例えばコイルスプリングやゼンマイ等)の付勢力に補助されて開放動作する。
なお、この巻取装置30は、巻取軸31を巻き取り方向へ電動で回転させるとともに繰り出し方向へ手動または開閉体10の自重により回転させる態様や、巻取軸31を巻き取り方向へ手動または錘体(図示せず)の重量により回転させるとともに繰り出し方向へ電動で回転させる態様、巻取軸31を双方向へ電動で回転させる態様等とすることも可能である。
巻取軸31は、収納ケース32の内面にベアリングやブラケット等を介して回動自在に支持された筒状もしくは軸状の部材であり、その外周面に開閉体10の開放方向側の端部を止着している。
この巻取軸31によれば、開閉体10は、該巻取軸31の周囲に巻き重ねられることで、断面略弓形状から略平坦状に矯正されることになる。
また、矯正補助部材33は、巻取軸31の開閉体繰出し方向側(図示例によれば下方側)に配置されるとともに、収納ケース32の内面にベアリングやブラケット等を介して回動自在に支持されたローラであり、その外周面により開閉体10の突出側面を押圧して、開閉体10が巻取軸31の周囲に巻き重ねられることで平坦状に矯正されるようにするのを補助する。
上記構成の開閉装置1によれば、閉鎖動作中の開閉体10は、巻取軸31から繰り出されながら、各スラット11および座板部材12を、元の断面略弓形状に復元させる。そのため、略全閉された開閉体10は、その幅方向の中央側部分を風圧方向に対向するように突出させた状態となる(図2参照)。
この状態では、開閉体10は、風圧に対し凸曲状に配置されるため、風圧を受けたとしても、変形し難い。
また、この状態においては、例えば、図2に示すように、開閉体10の屋内側に窓サッシ90が配設されている場合であっても、開閉体10と窓サッシ90との間の距離xを、該開閉体10が仮に平坦状である場合と比較して大きく確保することができる。
したがって、強風や突風等により開閉体10が屋内側へ撓んだとしても、その撓んだ開閉体10が窓サッシ90に接触してしまうのを防ぐことができる。
また、前記閉鎖状態においては、開閉体10が略平坦状になる方向へ撓もうとした場合(図3(a)参照)、該開閉体10の幅方向の端部10aが、ガイドレール20の底面21に当接するため(図3(b)参照)、このことによっても、開閉体10の撓みが抑制される。
そして、閉鎖状態の開閉体10を開放する際には、開放動作中の開閉体10は、その突出面に対し矯正補助部材33が当接し、更に巻取軸31の周囲に巻き重ねられることで、略平坦状になるように変形する。
したがって、巻取軸31に巻かれた状態の開閉体10は、その巻径が比較的小さいコンパクトな収納態様となる。
なお、上記開閉装置1は、開閉体10が略平坦状に変形するのを矯正補助部材33によって補助するようにした好ましい態様であるが、矯正補助部材33を省き、開閉体10を巻取軸31に巻き重ねることのみによって平坦状に変形させる態様とすることも可能である。
また、上記開閉装置1において、開閉体10の閉鎖方向端部側の部分(例えば座板部材12や閉鎖方向端部側のスラット11等)は、開閉体10が略全開された際、巻取軸31に巻き取られることなく、巻取軸31の下方に吊り下げられた状態となるため、略平坦状に矯正されない構成としてもよい。
例えば、座板部材12を断面略逆T字状や断面略L字状等の変形し難い形状とし、該座板部材12を矯正しない態様とすれば、座板部材12の変形が少ないため、該座板部材12への障害物感知手段等の機構の組み込みを容易にすることができる。
次に、本発明に係わる他の開閉装置について説明する。なお、以下に示す開閉装置において、上記開閉装置1と略同様の箇所については、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図5に示す開閉装置2は、上記開閉装置1におけるガイドレール20,20をガイドレール20’,20’に置換するとともに、開閉体10の幅方向の端部に、回動自在にローラ13(図6参照)を設けた構成としている。
左右のガイドレール20’,20’は、その一方と他方との間隔が、開閉体閉鎖方向側の部分よりも開閉体開放方向側の部分の方が広くなるように形成してある。
より詳細に説明すれば、各ガイドレール20’は、開閉体10の幅方向端部を囲むように横断面略凹状に形成され、開閉体10を挿入するための開口部の両縁に、開閉体10の表面または裏面へ向かって突出する凸部22’,22’を有する。
各凸部22’は、図示例によれば、横断面略コ字枠状に形成され、その内部には、開閉体10の表面または裏面に当接することで、開閉体10とガイドレール20との直接接触を阻むとともにその接触による振動や騒音、損傷等を防ぐ緩衝部材22a’が設けられている。この緩衝部材22a’は、例えば多数の可撓性ブラシ状の部材や、その他の弾性部材(例えばゴムや、弾性合成樹脂材料からなる部材)等から構成されている。
そして、左右のガイドレール20’,20’は、巻取装置30近傍における一方のガイドレール20’の凸部22’と他方のガイドレール20’の凸部22’との間隔w1(図6(a)参照)が、他の部分(開閉体閉鎖方向側)における一方のガイドレール20’の凸部22’と他方のガイドレール20’の凸部22’との間隔w2’(図6(b)参照)よりも広くなっている。
間隔w1は、後述するローラ13が凸部22’により引っ張られて、開閉体10に対し幅方向の張力が作用し、その張力により開閉体10が略平坦状になるように、適宜設定されている。
また、間隔w2は、後述するローラ13が凸部22’から略離れた状態、または開閉体10に対し前記張力が作用しない状態となるように、適宜に設定されている。
また、ローラ13は、その回転軸が開閉体10に対し略直交するとともに、その外周面を凸部22’における底部21’側の面に転動させるように配置され、開閉体10におけるスラット11aの幅方向の端部に、軸状部材やベアリング等を介して、回動自在に支持されている(図7及び図8参照)。
このローラ13は、開閉体本体11を構成する複数のスラット11aの全てに対し設けられていてもよいし、開閉体開閉方向へわたって所定間隔置きに配置されるように、所定数置きのスラット11aに対し設けられていてもよい。
また、このローラ13は、図示例によれば、開閉体10における突出側(図6における上側)の面に具備しているが、その反対側の面に設けるようにしてもよい。
上記構成の開閉装置2によれば、閉鎖動作中または開放動作中の開閉体10は、巻取装置30近傍に位置する際には、図6(a)に示すように、ローラ13が、凸部22’に当接し、該凸部22’によって開閉体幅方向へ引っ張られるため、開閉体幅方向の張力が作用し、その張力により略平坦状に矯正される。
また、開閉体10は、略全閉された際には、図6(b)に示すように、左右のガイドレール20’,20’の間隔が狭まり、開閉体10に対する前記張力が除去されるため、断面略弓形状に復元する。したがって、この状態の開閉装置2は、上述した開閉装置1と略同様に作用し、風圧等に起因する開閉体10の撓みを抑制する。
また、開閉体10を巻取装置30内に収納する際には、両ガイドレール20’,20’によって略平坦状に矯正された開閉体10が、スムーズに巻取軸31に巻き取られることになる。
なお、上記構成は、開閉体10とガイドレール20’との間の摺動抵抗が小さく、開閉体10の開閉スピードを高速化し易い構造であるため、図示例のように巻取軸31に開閉体10を巻き取る態様でなく、例えばオーバーヘッドドアのように開閉体10をその開放方向側に巻き取ることなく収納するようにした開閉装置としても好適である。
次に、図9に示す開閉装置3は、上述した開閉装置2に対し、開閉体10を開閉体10’に置換し、更に左右のガイドレール20’,20’をガイドレール20”,20”に置換した構成とされる。
開閉体10’は、上述した開閉体10が予め断面略弓形状に形成されていたのに対し、一般的な開閉体と略同様に予め略平坦状に形成されている。
また、各ガイドレール20”は、開閉体10’の幅方向の端部を囲む横断面略凹状に形成されるとともに、その開閉体閉鎖方向側の凹状部分の角度を、開閉体閉鎖方向側へ行くにしたがって、開閉体10’の突出方向(図9における上方)へ徐々に傾斜させた略捩れ形状を呈する。
そして、左右のガイドレール20”,20”は、その両底部21”,21”間の間隔wが開閉体閉鎖方向側へ行くにしたがって徐々に狭まるように形成してある。
上記構成の開閉装置3によれば、平坦状の開閉体10’を、ガイドレール20”に沿って閉鎖動作させて行くと、上記間隔wが徐々に狭まるため、開閉体10’における各端部のローラ13が、ガイドレール20”の底部21”によって押圧され、その押圧力が徐々に増して行く。そして、その押圧力の増加と共に、ガイドレール20”の凹状部分が開閉体厚さ方向の一方へ向けて徐々に傾斜して行く。
したがって、開閉体10’は、前記閉鎖動作に伴って、その幅方向における中央側部分を、前記一方へ向けて徐々に突出させて行く。
そして、この開閉体10’は、その幅方向の中央側部分が、開閉体閉鎖方向側へ行くにしたがって前記一方へ突出した状態となり、全閉される。
この全閉状態の開閉装置3は、上述した開閉装置1や開閉装置2と略同様に作用し、風圧等に起因する開閉体10’の撓みを抑制する。
なお、上記開閉装置3によれば、平坦状の開閉体10’を、開閉体閉鎖方向へ行くにしたがって徐々に変形させて行く構成とすることで、開閉体10’の変形がスムーズに行われるようにしているが、同開閉体10’を所定位置を境に急激に変形させる構成とすることも可能である。
また、上記開閉装置1または開閉装置2において、閉鎖状態の開閉体10の横断面形状は、上述した横断面略弓形状に限定されるものでなく、例えば、図10に示す開閉装置4のように、横断面略鍋蓋状や、他の突出形状とすることも可能である。
また、図11に示す開閉装置5に示すように、開閉体10”を閉鎖動作中にその幅方向の中央側で横断面略へ字状に折り曲げるように構成することも可能である。この開閉体10”は、その幅方向の片半側部材10a”と他半側部材10b”とを板バネ部材10c”を介して回動自在に連結することで構成されいる。この構成によれば、開閉体10”を、比較的容易に変形させることができる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す斜視図である。 同開閉装置を窓サッシの屋外側に設置した一例を示す横断面図である。 同開閉装置の横断面図であり、開閉体が風圧を受けた際の作用を(a)〜(b)に順次に示している。 同開閉装置の縦断面図であり、開閉体を巻取軸に巻き取る際の作用を示している。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す正面図である。 (a)は図5における(a)−(a)断面図であり、(b)は図5における(b)−(b)断面図である。 同開閉装置において、開閉体の幅方向の端部をガイドレールに係合させるためのローラの取り付け構造を示す斜視図である。 同開閉装置において、同ローラの取り付け構造を示す縦断面図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示し、(a)は閉鎖状態の開閉体を上部側で切断した場合の横断面図であり、(b)は閉鎖状態の同開閉体を下部側で切断した場合の横断面図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す横断面図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示し、(a)は閉鎖状態の開閉体を上部側で切断した場合の横断面図であり、(b)は閉鎖状態の同開閉体を下部側で切断した場合の横断面図である。
符号の説明
1,2,3,4,5:開閉装置
10,10’,10”:開閉体
13:ローラ
20,20’,20”:ガイドレール
30:巻取装置
31:巻取軸
33:矯正補助部材

Claims (10)

  1. 開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉装置において、
    前記開閉体は、少なくとも閉鎖された際に、該開閉体の中央側部分を風圧方向に対向して突出させるように構成してあることを特徴とする開閉装置。
  2. 上記開閉体の中央側部分を、該開閉体の閉鎖動作に伴って風圧方向に対向して突出させるとともに、同開閉体の開放動作に伴って略平坦状に変形させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記開閉体をその開放方向側で巻き取る巻取軸を備えた開閉装置であって、
    上記開閉体は、その中央側部分を風圧方向に対向して突出する突出形状に予め形成され、前記巻取軸に巻き重ねられることで略平坦状に矯正されることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
  4. 上記巻取軸の開閉体繰出し方向側に、上記巻取軸に巻き取られる際の上記開閉体に対し開閉体厚さ方向側から当接して、開放動作中の上記開閉体を略平坦状に矯正する矯正補助部材を設けたことを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 上記開閉体をその幅方向の両端部の各々で開閉方向へ案内するガイドレールが具備されたことを特徴とする請求項2乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 上記ガイドレールは、閉鎖状態の上記開閉体がその幅方向寸法を伸長させるようにして変形した際に、その開閉体の幅方向の端部に対し当接して、前記変形を阻むように設けられていることを特徴とする請求項5記載の開閉装置。
  7. 上記ガイドレールは、上記開閉体の幅方向の端部を囲む横断面略凹状に形成されるとともに、その開閉体閉鎖方向側の凹状部分の角度を、開閉体開放方向側の凹状部分よりも、上記開閉体の突出方向へ傾斜させていることを特徴とする請求項5又は6記載の開閉装置。
  8. 上記開閉体の幅方向の両端側に配置される両方の上記ガイドレールは、その一方と他方との間隔が、開閉体閉鎖方向側の部分よりも開閉体開放方向側の部分の方が広くなるように形成されていることを特徴とする請求項5乃至7何れか1項記載の開閉装置。
  9. 上記ガイドレールは、開閉動作中の上記開閉体の幅方向寸法を矯正するように、上記開閉体の幅方向の端部に係合することで、上記開閉体を変形させることを特徴とする請求項5乃至6何れか1項記載の開閉装置。
  10. 上記開閉体の幅方向の端部に、回動自在にローラを支持し、該ローラを介して上記開閉体と上記ガイドレールとを係合するとともに、該ローラの外周面を上記ガイドレールに接触させ転動させるようにしたことを特徴とする請求項9記載の開閉装置。
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