JP4833666B2 - 開閉装置用巻取軸支持構造 - Google Patents

開閉装置用巻取軸支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4833666B2
JP4833666B2 JP2006001165A JP2006001165A JP4833666B2 JP 4833666 B2 JP4833666 B2 JP 4833666B2 JP 2006001165 A JP2006001165 A JP 2006001165A JP 2006001165 A JP2006001165 A JP 2006001165A JP 4833666 B2 JP4833666 B2 JP 4833666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
movable member
guide
winding shaft
approaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006001165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007182690A (ja
Inventor
利幸 大橋
泰伸 大島
正明 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2006001165A priority Critical patent/JP4833666B2/ja
Publication of JP2007182690A publication Critical patent/JP2007182690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4833666B2 publication Critical patent/JP4833666B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、開閉動作する開閉体を巻取軸に巻回するようにしたシャッター装置等の開閉装置における巻取軸支持構造に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されているように、巻取軸(20)の端部を支持する可動部材(ローラ部材32)を、巻取軸(20)から繰り出された際の開閉体(10)に対し接近離間させるように、固定部材(支持部材40)によって支持するようにした開閉装置の巻取り軸構造がある。
この従来技術では、開閉体(10)の開閉動作に伴う開閉体厚さ方向の振動を巻取軸(20)の水平方向への移動により抑制できる上、開閉体(10)をガイドレール(50)の上方延長線に沿わせることができるため、開閉体(10)とガイドレール(50)との摩擦を軽減できる等の利点を有する。
しかしながら、上記従来技術によれば、巻取軸(20)の軸方向の端部を支持している可動部材(ローラ部材32)を、固定部材(支持部材40)によって受ける構造であるため、例えば、巻取軸(20)及び開閉体(10)が比較的大重量であり、その重量によって巻取軸(20)の軸方向の中央側が略弓形に撓んだ場合、固定部材(支持部材40)に対し可動部材(ローラ部材32)が巻取軸(20)側へ離れようとする力が作用し、この力に起因して、可動部材(ローラ部材32)が巻取軸(20)側へ傾いて損傷したり固定部材(支持部材40)から外れてしまったり等するおそれがある。
特開2004−332267号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、固定部材に対して可動部材が巻取軸側へ離れようとすることに起因する不具合を防ぐことができる開閉装置用巻取軸支持構造を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、巻取軸の端部を支持する可動部材を、巻取軸から繰り出された際の開閉体に対する接近離間方向へ移動させるように、固定部材によって支持している開閉装置用巻取軸支持構造において、前記可動部材を前記固定部材により少なくとも下方側から受けながら前記接近離間方向へ導く第一ガイド手段と、該第一ガイド手段とは別に設けられて前記可動部材を前記固定部材により巻取軸側から受けながら前記接近離間方向へ導く第二ガイド手段とを備え、前記第二ガイド手段は、前記固定部材と前記可動部材との内の一方に、前記接近離間方向に対し直交し且つ前記巻取軸の軸方向に対しても直交する軸により回転するように第二ローラ部材を設け、前記固定部材と前記可動部材との内の他方には、前記接近離間方向に対し直交し且つ前記巻取軸の軸方向に対しても直交するガイド面を前記接近離間方向へわたって設け、前記第二ローラ部材は、前記ガイド面に対し外周面を当接させて転動することで、前記可動部材を前記接近離間方向へ移動させるように配設されていることを特徴とする。
第一の形態は、巻取軸の端部を支持する可動部材を、巻取軸から繰り出された際の開閉体に対する接近離間方向へ移動させるように、固定部材によって支持している開閉装置用巻取軸支持構造において、前記可動部材を前記固定部材により少なくとも下方側から受けながら前記接近離間方向へ導く第一ガイド手段と、前記可動部材を前記固定部材により巻取軸側から受けながら前記接近離間方向へ導く第二ガイド手段とを備えている。
ここで、本形態に係わる巻取軸支持構造が適用される開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、前記開閉装置に具備される開閉体は、所謂スラットを開閉方向へ連接してなる開閉体や、パイプ材を開閉方向へ所定間隔置きに配設してなる開閉体、複数のパネル状部材を開閉方向へ連接してなる開閉体、可撓性シート材からなる開閉体、これらスラットや、パイプ材、パネル状部材、可撓性シート材等を適宜に組み合わせてなる開閉体等を含む。
また、上記可動部材とは、上記固定部材に相対して上記接近離間方向へ移動する部材である。
また、上記固定部材とは、上記可動部材を上記接近離間方向へ移動するように支持し、不動部位に固定される部材である。
また、上記接近離間方向とは、巻取軸から繰り出された際の開閉体に対し接近したり離間したりする方向であり、例えば、上記開閉体を上下方向へ案内するガイドレールを備えた場合には、そのガイドレールの上方延長線に対し接近したり離間したりする方向とすればよい。
この接近離間方向は、好ましくは、前記開閉体に対し交差する略水平方向とされ、更に好ましくは、前記開閉体に対し交差するとともに前記開体から離れる下り傾斜方向とされる。
上記可動部材を上記固定部材に対し移動させる構造は、可動部材を固定部材に沿って滑らせるようしてもよいが、その移動抵抗を軽減する観点より、好ましくは、可動部材と固定部材との間にローラ部材や球状部材等の転動部材を介在し、該転動部材を転動させながら可動部材を固定部材に沿って移動させる構造とすることが好ましい。
また、上記第一ガイド手段とは、より具体的には、可動部材の一部分を固定部材の一部分により少なくとも下方側から受けながら上記接近離間方向へ導くようにした構成とすればよい。
この第一ガイド手段のより好ましい一例としては、上記可動部材を上記固定部材により下方側から受けるとともに、同可動部材に対しその上方側から上記固定部材を接触又は近接させて、上記接近離間方向へ導く構成とする。
この構成によれば、上記開閉体の静止状態においては、上記可動部材を上記固定部材により下方側から受けることになり、また、上記開閉体の開閉動作中には、上記巻取軸の回転モーメントや上下方向の振動に起因して、上記可動部材が上下方向へがたついたりばたついたり等した場合に、そのがたつきやばたつきを、上方側と下方側との双方から抑制することができる。
この構成の具体例としては、上記可動部材を、開口部が横向きの略凹状に形成し、その凹部内に上記固定部材を挿入して、上記可動部材を上記固定部材により下方側から受けるとともに、同可動部材に対しその上方側から上記固定部材を接触又は近接させた構成等が挙げられる。
また、上記第二ガイド手段は、より具体的には、可動部材の前記一部分以外の部分を、固定部材の前記一部分以外の部分により巻取軸側から受けながら前記接近離間方向へ導くようにした構成とすればよい。
また、第二の形態では、上記第二ガイド手段を、上記第一ガイド手段の上方側に配設した。
ここで、「上記第二ガイド手段を、少なくとも上記第一ガイド手段の上方側に配設した」という構成は、より詳細に説明すれば、上記第二ガイド手段において可動部材と固定部材とが接触して可動部材を上記接近離間方向へ導いているガイド部分を、少なくとも上記第一ガイド手段において可動部材と固定部材とが接触して可動部材を上記接近離間方向へ導いているガイド部分よりも、上方側に配置した構成とすればよい。
また、第三の形態では、上記第二ガイド手段は、上記固定部材と上記可動部材との内の一方に、上方へ突出する第二ガイド部を設けるとともに、その他方に、前記第二ガイド部に対し上方側から覆い被さるようにして係合する第二係合部を設けてなり、該第二係合部の先端側を前記第二ガイド部に対し巻取軸の軸方向へ当接させるようにした。
すなわち、この第三の形態では、上記固定部材に上記第二ガイド部を設けるとともに、上記可動部材に上記第二係合部を設けるようにしてもよいし、上記可動部材に上記第二ガイド部を設けるとともに、上記固定部材に上記第二係合部を設けるようにしてもよい。
ここで、上記第二ガイド部と上記第二係合部の具体例としては、これら第二ガイド部と第二係合部との内、その何れか一方が、他方を上記接近離間方向へ導くガイド面を有する構成であり、他方が前記ガイド面に沿って転動するように設けられた転動部材(ローラ部材や、ローラ軸、球状部材等を含む)である態様や、その一方が他方を上記接近離間方向へ導くガイド面を有する構成であり、他方が前記ガイド面に摺接しながら上記接近離間方向へ導かれる構成である態様等が挙げられ、特に、上記可動部材の上記接近離間方向への移動を良好にするためには、前者のように転動部材を備えた構成とするのが好ましい。
また、上記第二ガイド部と上記第二係合部との双方を、上記接近離間方向へわたるガイド面を有する部材とし、これら双方の部材の間に、上記第二係合部および上記第二係合部とは独立して、転動部材(ローラ部材や、ローラ軸、球状部材等を含む)を介在するようにすることも可能である。
また、第四の形態では、上記第二ガイド手段は、上記固定部材と上記可動部材との内の一方に、第二ローラ部材を備え、該第二ローラ部材は、上記固定部材と上記可動部材との内の他方に対し外周面を当接させて転動することで、上記可動部材を上記接近離間方向へ移動させるように配設されている。
また、第五の形態では、上記第一ガイド手段は、上記固定部材と上記可動部材との内の一方に、上記接近離間方向へわたる略凹状の第一ガイド部を設けるとともに、その他方に、前記第一ガイド部の凹状部分の内側に係合する第一係合部を設けてなり、前記第一ガイド部における上記接近離間方向の開口端部に、前記第一ガイド部内外を遮るようにして、防塵カバーを設けた。
ここで、上記防塵カバーは、第一ガイド部における上記接近離間方向の開口端部を、完全に塞ぐものであってもよいし、隙間を有する状態で覆うものであってもよい。
また、第六の形態では、上記防塵カバーは、上端側が上記第一ガイド部側に止着された可撓性部材であり、上記第一係合部に押されて撓むことで上記開口端部を開放し、同第一係合部の逆方向への移動に伴って、自由垂下状態となって同開口端部を閉鎖するように設けられている。
ここで、前記自由垂下状態とは、上記第一係合部が上記逆方向への移動により上記防塵カバーから離間し、上記防塵カバーの撓みが略解消されて、該防塵カバーにおける止着されていない部分が、自重により垂下した状態を意味する。
また、第七の形態では、上記可動部材を、巻取軸から繰り出された際の開閉体から離れる下り傾斜方向へ導くようにした。
また、第八の形態では、上記可動部材を上記固定部材に対し巻取軸側から当接させながら上記接近離間方向へ導く第三ガイド手段を備えた。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体の開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、可動部材側の重量を第一ガイド手段により受けながら、固定部材に対して可動部材が巻取軸側へ離れてしまうのを第二ガイド手段によって阻むことができる。
したがって、支持される巻取軸および該巻取軸周りの開閉体の重量によって、巻取軸の中央側が撓み、固定部材に対して可動部材が巻取軸側へ離れようとするのを防ぐことができ、ひいては、巻取軸の撓みを抑制できる上、可動部材が巻取軸側へ傾いて損傷したり固定部材から外れてしまったり等するのを防ぐことができる。
更に、第二の形態によれば、巻取軸側の重量によって可動部材が巻取軸側へ傾いてしまうのを効果的に防ぐことができ、ひいては、第一ガイド手段による固定部材と可動部材との上下方向の当接を安定化させ、可動部材の移動を良好にすることができる。
更に、第三の形態によれば、第二ガイド部に対しその上方側から覆い被さるようにして第二係合部が係合しているため、可動部材が固定部材に対し巻取軸側へ離れてしまったり、可動部材が巻取軸側へ傾いてしまうのを、より効果的に阻むことができる。
更に、第四の形態によれば、第二ローラ部材により、可動部材が移動する際の抵抗を軽減することができる。
更に、第五の形態によれば、第一ガイド手段を構成する断面略凹状の第一ガイド部内に、粉塵や異物等が侵入するのを、防塵カバーによって防ぐことができ、ひいては、第一係合部をスムーズに移動可能な状態に維持することができる。
更に、第六の形態によれば、可動部材がその移動方向の端部側へ移動した際のみ防塵カバーが開放動作する構造であるため、当該開閉装置用巻取軸支持構造における可動部材移動方向の寸法を、必要最小限にすることができる。
更に、第七の形態によれば、巻取軸から繰り出された際の開閉体から離れる方向への可動部材の移動、すなわち比較的移動が困難な方向への可動部材の移動を、スムーズに行うことができる。
更に、第八の形態によれば、第三ガイド手段によって、巻取軸側の重量や開閉体が巻取り、繰り出されている際中の巻取軸の揺動等に起因して、可動部材が固定部材に対し巻取軸側へ離れてしまったり、可動部材が巻取軸側へ傾いてしまったり等するのを、一層効果的に防ぐことができ、特に、巻取軸および開閉体が比較的大重量である場合等に有効である
次に、上記形態の具体例を、図面に基づいて説明する。
以下に示す開閉装置用巻取軸支持構造は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置に適用した一例として説明する。
開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせながら開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向の両端部をそれぞれ開閉方向へ案内するガイドレール20と、該開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取軸30と、該巻取軸30の両端部側をそれぞれ支持する巻取軸支持装置40とを備え、巻取軸30を該巻取軸30から繰り出されて垂れ下がった状態の開閉体10に対する接近離間方向へ移動させるように構成している(図1参照)。
なお、前記接近離間方向とは、図1においてガイドレール20の上方延長線Lに対し接近したり離間したりする方向であり、本実施の形態の好ましい一例では、上方延長線Lから離れる方向へ若干下り勾配となる方向としている。
開閉体10は、複数のスラット11を、隣接するスラット11,11間で回動するように連接し、その閉鎖方向端部に、床面や地面、枠部材等の当接対象部位pに当接させるための座板部材12(図6及び図7参照)を接続している。
各スラット11は、所定厚さの横長略矩形状の金属板に、押出成形や、引抜成形、曲げ加工等の適宜加工を施してなり、平坦部とその上下端部のカール部とからなる縦断面略凹状で、且つ開閉体幅方向(図1における奥行き方向)にわたる平面視略長尺矩形状に形成されている。
そして、上記構成の開閉体10は、各スラット11の内面側の凹部11aを巻取体32側へ向けるようにして、その開放方向側の端部が巻取軸30における巻取体32の外周面に止着されている。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の両端部側にそれぞれ配設されている。各ガイドレール20は、アルミ合金材料や鋼材料等の金属板を横断面略コの字状に形成された部材であり、巻取軸30を収納している収納ケース50から当接対象部位pへわたる上下方向に立設されている。
各ガイドレール20の上端側には、上方へ向かって略ラッパ状に広がった呑込み部21が形成されている。この呑込み部21は、開閉体10におけるガイドレール20よりも上方側の部位が開閉体厚さ方向へ寄せられて斜めになった際に、該ガイドレール20と該開閉体10との接触を防ぐものである。
また、巻取軸30は、図4に示すように、回動不能な固定軸31と、該固定軸31の外周に回動自在に支持された巻取体32と、固定軸31の周囲に巻回されたコイルバネ33とを具備している。
固定軸31は、中空状または中軸状の軸体であって、開閉体10の開閉体幅方向の全長よりも若干短く形成されている。
また、巻取体32は、前記固定軸31の外周面に、ベアリング等を介して複数の円盤状支持部材32aを回動自在に支持するとともに、これら円盤状支持部材32aの外周に略筒状のドラム32bを固定してなり、ドラム32bの外周面に開閉体10の開放方向端部を止着するようにしている。
また、コイルバネ33は、固定軸31に対して巻取体32を巻取り回転方向(図1によれば時計方向)へ回転させるように、その一端側を固定軸31に止着するとともに他端側を巻取体32に止着している。
なお、前記ドラム32bは、円盤状支持部材32aの外周面に止着されるとともに、開閉体幅方向へわたる複数の棒状部材に置換されることで、略籠状に構成されていてもよい。
そして、上記構成の巻取軸30は、固定軸31の両端部の各々が後述する巻取軸支持装置40によって支持されている。
巻取軸支持装置40は、巻取軸30における固定軸31の端部を支持する可動部材41と、該可動部材41を巻取軸30から繰り出された際の開閉体10に対し接近離間させるように支持するとともに、不動部位(図示例によれば収納ケース50)に固定された固定部材42とを具備しいる。
そして、この巻取軸支持装置40は、可動部材41を固定部材42により下方側から受けながら上記接近離間方向へ導く第一ガイド手段Aと、該第一ガイド手段Aよりも上方側で、可動部材41を固定部材42により巻取軸30側(図3における左方向側)から受けながら上記接近離間方向へ導く第二ガイド手段Bとを、それぞれ構成している。
可動部材41は、図3に示すように、巻取軸30における固定軸31の端部を支持する巻取軸支持部41aと、第一ガイド手段Aを構成している第一ガイド部41bと、第二ガイド手段Bを構成する第二ガイド部41cと、固定部材42に相対する移動量を規制する規制部41dと、前記第一ガイド部41bにおける上記接近離間方向の開口端部に設けられた防塵カバー41eとから一体的に構成されている。
巻取軸支持部41aは、巻取軸30の固定軸31の端部を上方から挿入可能な凹状に構成され、図示例によれば、開口部を上方へ向けた断面略コ字枠状に形成されている。
この巻取軸支持部41aには、固定軸31の端部が挿入された後に、略鉛直方向と略水平方向との各方向に、ボルトとナットあるいはリベット等の締結具41a1が挿通される。
そして、巻取軸支持部41aは、締結具41a1が締め付けられることで、固定軸31を、略がたつきなく固定し支持している。
また、第一ガイド部41bは、上記接近離間方向(図3における奥行き方向)へわたる断面略凹状に形成され、その内側の上面を、後述する固定部材42の第一ローラ部材42b1により受けられ案内されるガイド面41b1としている。
更に、この第一ガイド部41bは、その内側の下面を、固定部材42の第一ローラ部材42b1に対し近接して、上記接近離間方向へわたる補助ガイド面41b3としている。
この補助ガイド面41b3は、巻取軸30の回転モーメントや上下方向の振動等に起因して、可動部材41が上下方向へがたついたりばたついたり等した場合に、第一ローラ部材42b1に当接して、そのがたつきやばたつきを抑制するものである。
なお、この補助ガイド面41b3は、図示例によれば、第一ローラ部材42b1に対し近接する構成としているが、第一ローラ部材42b1に対し接触する構成とすることも可能である。
この構成の場合には、第一ローラ部材42b1がガイド面41b1を受けて転動しながら、可動部材41が上記接近離間方向へ移動する際に、第一ローラ部材42b1の下端側は、補助ガイド面41b3に対し摺接することになる。
この第一ガイド部41bの内側の下部には、巻取軸30側の重量によって第一ガイド部41bが巻取軸30側へ傾くのを防ぐ傾斜防止部材41b2が固定されている。
この傾斜防止部材41b2は、第一ローラ部材42b1の下端側の側面に当接するように、可動部材の移動方向へわたって第一ガイド部41bの内側の下面から上方へ突出して設けられ、図示例によれば、断面略L字状に形成される。
この傾斜防止部材41b2は、第一ガイド部41bに対する傾き抑制効果が第二ガイド手段Bのみで十分な場合や、巻取軸30側の重量が比較的小さい場合等には、省くことも可能である。
また、第二ガイド部41cは、第一ガイド部41bよりも上方側に配置され、上方へ突出するとともに上記接近離間方向へわたる略突片状に形成されている。
そして、この第二ガイド部41cは、その巻取軸30側の面を、後述する固定部材42の第二ローラ部材42c1により当接され案内されるガイド面41c1としている。
また、規制部41dは、図4に示すように、可動部材41が移動した際に、固定部材42の第二ローラ部材42c1に当接して、可動部材41の移動量を規制するように、第二ガイド部41cにおける上記接近離間方向(図4における左右方向)の両端側の各々に配設され、固定されている。
両規制部41d間の寸法は、可動部材41の移動により、第一ガイド部41bの両端開口から固定部材42の第二ローラ部材42c1が部分的に突出する程度に設定されている。
また、防塵カバー41eは、第一ガイド部41bにおける上記接近離間方向の両端部側の各々に、第一ガイド部41b内外を遮るようにして配設されている。
より詳細に説明すれば、この防塵カバー41eは、第一ガイド部41bにおける上記接近離間方向の開口端部を覆うように形成された可撓性シートであり、その上端側が前記開口端部の縁に止着され、その下端側を自由端としている。
そして、この防塵カバー41eは、第一ローラ部材42b1に押されて撓むことで、第一ガイド部41bの前記開口端部を開放し、同第一ローラ部材42b1の逆方向への移動に伴って自重により自由垂下状態となって(換言すれば、垂れ下がって)、第一ガイド部41bの前記開口端部を閉鎖する。
この防塵カバー41eの材質は、可撓性のシート状物であればよいが、特に弾性的な復元力により第一ガイド部41bの閉鎖性を向上するためには、ゴム等の弾性体からなるシート状物であることが好ましい。
また、固定部材42は、不動部位に固定される固定本体部42aと、第一ガイド手段Aを構成する第一係合部42bと、第二ガイド手段Bを構成する第二係合部42cとを具備している。
固定本体部42aは、巻取軸30の軸方向に対し略直交する部位であり、その上部側と下部側との各々が、ボルトとナットやリベット等の止着具によって不動部位に止着される。
その止着の際、可動部材41を巻取軸30から繰り出された際の開閉体10から離れる下り傾斜方向へ導くように、当該巻取軸支持装置40全体が若干傾斜した状態で不動部位に固定される。
なお、前記不動部位は、図示例によれば、巻取軸30および該巻取軸30に巻かれた際の開閉体10を収納する収納ケース50としているが、不動な部位であればよく、例えば、当該開閉装置1の周囲の枠体や、当該開閉装置1の設置対象である躯体の壁面等とすることも可能である。
第一係合部42bは、固定部材42の略中央部から、可動部材41の第一ガイド部41b内側へ突出し、その突端側に、第一ローラ部材42b1を回動自在に支持してなる。
第一ローラ部材42b1は、図示例によればボールベアリングであり、その外周面を第一ガイド部41bのガイド面41b1に当接させるとともに、該ガイド面41b1に沿って転動するように支持され、その転動によって可動部材41を上記接近離間方向へ移動させる。
また、第二係合部42cは、可動部材41の第二ガイド部41cに対し、その上方側から覆い被さるように係合しており、その先端側には、第二ガイド部41cのガイド面41c1に対し外周面を当接させるようにして、第二ローラ部材42c1が回動自在に支持されている。
第二ローラ部材42c1は、図示例によれば、上記第一ローラ部材42b1よりも小径のボールベアリングであり、第二ガイド部41cのガイド面41c1に沿って転動することで、可動部材41を上記接近離間方向へ移動させる。
そして、上記構成の巻取軸支持装置40は、図2に示すように、その最大寸法w1が、巻取軸30に巻かれた際の開閉体10の内径w2よりも小さく設定され、該開閉体10内の空間であって開閉体幅方向の端部側の空間sに配置される。
次に、本発明に係わる巻取軸支持構造を適用した上記構成の開閉装置1について、その作用効果を詳細に述べる。
上記開閉装置1によれば、巻取軸30の重量や、巻取軸30に巻かれた開閉体10の重量、可動部材41自体の重量等、可動部材41側の重量に起因して、可動部材41に下方向への力が作用するとともに、該可動部材41の上部側には巻取軸30方向への力が作用し、可動部材41の上部側が巻取軸30方向へ傾こうとする。
しかしながら、可動部材41の前記下方向への力は、可動部材41のガイド面41b1と固定部材42の第一ローラ部材42b1との当接により受けられ、前記巻取軸30方向への力は、可動部材41のガイド面41c1と固定部材42の第二ローラ部材42c1との当接により受けられる。
更に、図示例によれば、可動部材41の下部側が反巻取軸方向(図3における右方向)へ傾こうとするのを、傾斜防止部材41b2により抑制する。
したがって、固定部材42に対して可動部材41が巻取軸30側へ離れてしまったり、可動部材41が巻取軸30側へ傾いてしまったり等するのを阻むことができ、ひいては、第一ローラ部材42b1が傾きに起因する局部的な応力集中により損傷したり、第一ガイド部41bから外れたり等するのを阻み、可動部材41における上記接近離間方向への移動をスムーズに行うことができる。
また、第一ガイド部41bにおける上記接近離間方向の開口端部の内外を、第一ローラ部材42b1の移動に伴って開閉動作する比較的薄肉な防塵カバー41eによって遮るようにしているため、巻取軸支持装置40の上記接近離間方向の寸法を必要最小限にすることができる。
したがって、第一ガイド部41b内への粉塵や異物等の侵入を防いで、第一ローラ部材42b1のスムーズな移動を確保することができる上、巻取軸支持装置40を、巻取軸30に巻かれた際の開閉体10の内側に配置された小型な構成とすることができる。
次に、上記構成の開閉装置1について、巻取軸30によって開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする際の作用効果を詳細に説明する。
図6に示すように、開閉体10が巻取軸30に巻取られると、巻取軸30周りの開閉体10の巻径が次第に大きくなり、開閉体10における巻取軸30から繰り出されて吊り下げられた部分は、ガイドレール20上端側との間において、右斜め下向きの状態となる(図6(b)参照)。
すると、吊り下げられた開閉体10と巻取体32に巻き取られた開閉体10の外周面との接点Nには、該接点Nよりも下側の開閉体10の重量、あるいは巻取軸30が該開閉体10を左斜め上方向へ引っ張る力の反力等により、右斜め下向きの力F1が作用する。
この力F1は、図6(b)に示すように、右向きの力FRの成分と、下向きの力Fdの成分とを含む力である。
したがって、巻取軸30は、前記右向きの力FRの成分によってガイドレール20の上方側延長線Lから離れる方向(図示例によれば右方向)へ移動することになる。
また、巻取軸支持装置40が下り傾斜状に配設されているため、前記巻取軸30の移動は、この傾斜によっても補助されることになる。
そして、その移動中、開閉体10における上記接点Nよりも下方側の部位は、ガイドレール20の内面に摺接しないように、略鉛直に近い状態に維持される。
また、図7に示すように、開閉体10が巻取軸30から繰り出されると、巻取軸30周りの開閉体10の巻径が次第に小さくなり、開閉体10における巻取軸30から繰り出されて吊り下げられた部分は、ガイドレール20上端側との間において、左斜め下向きの状態となる(図7(b)参照)。
すると、吊り下げられた開閉体10と、巻取体32に巻き取られた開閉体10の外周面との接点Nには、該接点Nよりも下側の開閉体10の重量や、巻取軸30が該開閉体10を右斜め上方向へ引っ張る力の反力等により、左斜め下向きの力F2が作用する。
この力F2は、図7(b)に示すように、左向きの力FLの成分と、下向きの力Fdの成分とを含む力である。
したがって、巻取軸30は、前記左向きの力FLの成分によってガイドレール20の上方側延長線Lに接近する方向(図示例によれば左方向)へ移動することになる。
なお、巻取軸支持装置40が上り傾斜状に配設されているため、前記巻取軸30は、この傾斜によって若干抵抗を受けながら、徐々に、上方側延長線Lに接近する方向へ移動する。
そして、その移動中、開閉体10における上記接点Nよりも下方側の部位は、ガイドレール50の内面に摺接しないように、略鉛直に近い状態に維持される。
すなわち、仮にスライド機構50を略水平状に配設した場合、巻き取り時に作用する右向きの力FR(図6参照)は、繰り出し時に作用する左向きの力FL(図7参照)よりも若干小さい。
そこで、本実施の形態では、スライド機構50を上方側延長線Lから離れる方向へ若干傾斜させることで、巻取軸30が巻き取り時に右方向へ移動しようとする力と、同巻取軸30が繰り出し時に左方向へ移動しようとする力とのバランスを、略均等化している。
尚、図6(b)及び図7(b)は、上記作用をわかり易く説明するために、開閉体10の吊り下げられた部分を、極端に傾斜させて図示しているが、実際には、巻径に応じて巻取軸30が移動するため、その移動中、開閉体10の吊り下げられた部分は、ガイドレール20に沿う略鉛直状に維持されることになる。
よって、開閉体10の開閉動作に伴い、開閉体10の吊り下げられた部分が、ガイドレール20の内面に摺接するのを防ぐことができる。
しかも、開閉体10を構成するスラット11が縦断面略凹状に形成されているため、巻取軸30に巻かれる際の開閉体10には、その厚さ方向の振動を生じるが、その振動を、可動部材41の往復微動により吸収することもできる。
次に、巻取軸支持装置の他例について説明する。なお、以下に示す巻取軸支持装置において、上記巻取軸支持装置40と略同様に作用する部位については、上記巻取軸支持装置40のものと同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図8及び図9に示す巻取軸支持装置40’は、上述した巻取軸支持装置40に加えて第三ガイド手段Cを備え、取付部材43を介して不動部位(図示例によれば収納ケース50)に固定される構成としている。
第三ガイド手段Cは、第一ガイド手段Aの下方側で、可動部材41を、固定部材42に対し巻取軸側(図8における左側)から当接させながら上記接近離間方向へ導くようにしている。
より詳細に説明すれば、この第三ガイド手段Cは、可動部材41の下部側に配設された第三ガイド部41fや、固定部材42の下部側に配設された第三係合部42d等から構成されている。
第三ガイド部41fは、上記接近離間方向へ長尺な略矩形板状の金属板における四辺部分を、それぞれ下方向きに突出させた形状を呈し、その巻取軸30側の突片部の内面を、固定部材42の第三ローラ部材42d1により案内されるガイド面41f1とし、上記接近離間方向の端部側の両突片部を規制部41d,41dとしている。
また、第三係合部42dは、可動部材41の第三ガイド部41fに対し、その下方側から覆い被さるように係合しており、その先端側には、ガイド面41f1に対し外周面を当接させるようにして、第三ローラ部材42d1が回動自在に支持されている。
第三ローラ部材42d1は、図示例によれば、第二ローラ部材42c1と略同径のボールベアリングであり、第三ガイド部41fのガイド面41f1に沿って転動するように回転することで、可動部材41を上記接近離間方向へ移動させる。
また、取付部材43は、図示例によれば略矩形状の板状部材であり、その面に、固定部材42を傾斜した状態で止着している(図9参照)。
すなわち、この取付部材43を、不動部位(収納ケース50)に対し、略水平状に取り付ければ、可動部材41の移動方向が、巻取軸30から繰り出され垂れ下がった際の開閉体10から離れる下り傾斜方向となるようにしている。
上記構成の巻取軸支持装置40’によれば、上述した巻取軸支持装置40と略同等の作用効果を奏するのは勿論のこと、特に巻取軸30及び開閉体10等の重量が比較的大きい場合にも、第二ガイド手段Bの作用に第三ガイド手段Cが協働するようにして、第三ローラ部材42d1に対しガイド面41f1が当接するため、可動部材41が固定部材42から巻取軸30側へ離れてしまったり、可動部材41が巻取軸30側へ傾いてしまったり等するのを、より効果的に阻むことができる。
なお、図示例の巻取軸支持装置40’は、上記巻取軸支持装置40における傾斜防止部材41b2(図3参照)を省いた構成としており、この構成であっても、可動部材41が傾いてしまうのを、第二ガイド手段B及び第三ガイド手段Cによって抑制できるが、その抑制効果を一層得るために、傾斜防止部材41b2を加えた構成とすることも可能である。
また、図10に示す巻取軸支持装置40aは、可動部材41側に、上方へ突出する第二ガイド部としてのローラ部材41gを設けるとともに、固定部材42側に、前記ローラ部材41gに対し上方側から覆い被さるようにして係合する第二係合部42eを設けることで、第二ガイド手段Bを構成している。
ローラ部材41gは、可動部材41の第一ガイド部41bを構成する断面略凹状の部材の上端部に支持され、後述する第二係合部42eに沿って転動するように配設されている。
また、第二係合部42eは、固定部材42の上端側から延設されてローラ部材41gに対し上方から覆い被さるように形成され、その先端側内面に、ローラ部材41gを巻取軸側から受けて上記接近離間方向へ転動させるガイド面42e1を有する。
なお、図10中の符号42e2は、第二係合部42eに相対するローラ部材41gの移動量を規制する規制部であり、固定部材42に対し一体的に構成されている。
而して、この巻取軸支持装置40aによれば、上述した巻取軸支持装置40と略同様に、可動部材41が、巻取軸30側の重量等に起因して、固定部材42に対し離間したり傾いたり等するのを、第二ガイド部としてのローラ部材41gと第二係合部42eとの当接により阻むことができる。
また、図11に示す巻取軸支持装置40bは、固定部材42側に、上記接近離間方向へわたる略凹状の第一ガイド部42gを設けるとともに、可動部材41側に、前記第一ガイド部42gの凹状部分の内側に係合する第一係合部としてのローラ部材41iを備えることで、第一ガイド手段Aを構成している。
第一ガイド部42gは、その凹状部分の内側底面を、ローラ部材41iを受けて上記接近離間方向へ案内するためのガイド面42g1とし、同凹状部分の上側面を、ローラ部材41iに対し近接又は接触して、可動部材41側の上下方向のばたつきやがたつき等を抑制する補助ガイド面42g2としている。
そして、この巻取軸支持装置40bは、固定部材42側に、上方へ突出する第二ガイド部42fを設けるとともに、可動部材41側に、前記第二ガイド部42fに対し上方側から覆い被さるようにして係合する第二係合部としてのローラ部材41hを設けることで、第二ガイド手段Bを構成している。
ローラ部材41hは、第二ガイド部42fに沿って上記接近離間方向へ転動するように、可動部材41に対し回動自在に支持されている。
また、第二ガイド部42fは、略凹状の第一ガイド部42gにおける上先端側から上方へ突出して、上記接近離間方向へわたるガイド面42f1を形成しており、該ガイド面42f1により、ローラ部材41hをその巻取軸側から受けている。
なお、図11中の符号42f2は、第二ガイド部42fに相対するローラ部材41hの移動量を規制する規制部であり、固定部材42に対し一体的に構成されている。
而して、この巻取軸支持装置40bによれば、可動部材41が巻取軸30側の重量等に起因して固定部材42に対し離間したり傾いたり等するのを、第二係合部としてのローラ部材41hと、第二ガイド部42fとの当接により阻むことができる。
また、図12に示す巻取軸支持装置40cは、上述した図11に示す態様と同様にして第一ガイド手段Aを構成するとともに、固定部材42側に、上方へ突出する第二ガイド部としてのローラ部材42hを設けるとともに、可動部材41側に、ローラ部材42hに対し上方側から覆い被さるようにして当接する第二係合部41jを設けることで、第二ガイド手段Bを構成している。
ローラ部材42hは、後述する第二係合部41jに沿って上記接近離間方向へ転動するように、固定部材42に対し回動自在に支持されている。
また、第二係合部41jは、可動部材41の上端側から延設され固定部材42に覆い被さるようにして形成され、その先端側内面に、ローラ部材42hを転動させるためのガイド面41j1を、上記接近離間方向へわたって形成している。
なお、図12中の符号41j2は、ローラ部材42hとの当接により、可動部材41の移動量を規制する規制部であり、可動部材41に対し一体的に構成されている。
而して、巻取軸支持装置40cによれば、可動部材41が巻取軸30側の重量等に起因して固定部材42に対し離間したり傾いたり等するのを、第二ガイド部としてのローラ部材42hと、第二係合部41jとの当接により阻むことができる。
なお、上記実施の形態の巻取軸支持装置40,40’,40a,40b,40cによれば、図示したように曲げ加工された複数の板金材料を具備した構成としているが、図示例以外の形状の板金材料や、鋳造や鍛造等により形成された部品を、適宜に組み合わせて用いるようにしてもよい。
また、上記ローラ部材42b1,42c1,42d1,41g,41h,41i,42h等の一部または全部には、必要に応じて、その外周面に、ゴムや弾性合成樹脂材料等による弾性コーティングを施してもよい。この構成によれば、可動部材41の移動音を低減することができる。
また、上記ローラ部材42b1,42c1,42d1,41g,41h,41i,42hの各々の個数は任意だが、可動部材41のスムーズな移動やその移動時の安定性等を考慮すると、複数とするのが好ましい。
また、上記第一ローラ部材42b1や上記ローラ部材41iは、特に巻取軸側の比較的大きな重量を支持する為、好ましくは他のローラ部材42c1,42d1,41g,41h,又は42hよりも高強度のものや大径のものとするのがよい。
また、上記実施の形態は、上記ローラ部材42b1,42c1,42d1,41g,41h,41i,42h等により、可動部材41の固定部材42に相対する移動をスムーズにした好ましい一例であるが、これらローラ部材の一部または全部を省き、固定部材42に対し可動部材41を滑らす部分を有する態様とすることも可能である。
また、上記巻取軸支持装置40,40’,40a,40b,40cにおいて、防塵カバー41eを省いた態様としてもよいし、上記防塵カバー41eを、上記ローラ部材42b1,41iに干渉しない不動な防塵カバーに置換してもよい。
更に他例としては、上記防塵カバー41eの上端部と下端部との双方を、第一ガイド部41bにおける上記接近離間方向の開口端部に止着し、その防塵カバー41eを、上記ローラ部材42b1,41iに押されることで弾性的に変形させ、上記ローラ部材42b1,41iの逆方向への移動に伴って弾性的に復元する態様とすることも可能である。
本発明に係わる巻取軸支持構造を適用した開閉装置の一例を示す要部縦断面図である。 同開閉装置の要部横断面図である。 巻取軸支持装置の一例を示す要部正面図である。 図3における(IV)-(IV)線断面図である。 図3における(V)-(V)線断面図である。 開閉体を巻取軸に巻き取る際の作用効果を、(a)〜(c)に順次に示す模式図である。 開閉体を巻取軸から繰り出す際の作用効果を、(a)〜(c)に順次に示す模式図である。 巻取軸支持装置の他例を示す要部正面図である。 図8における(IX)-(IX)線断面図である。 巻取軸支持装置の他例を示す要部正面図である。 巻取軸支持装置の他例を示す要部正面図である。 巻取軸支持装置の他例を示す要部正面図である。
1:開閉装置
10:開閉体
30:巻取軸
40,40’:巻取軸支持装置
41:可動部材
41b:第一ガイド部
41b2:傾斜防止部材
41c:第二ガイド部
42:固定部材
42b:第一係合部
42c:第二係合部
42b1:第一ローラ部材
42c1:第二ローラ部材
42d:第三係合部
A:第一ガイド手段
B:第二ガイド手段
C:第三ガイド手段

Claims (6)

  1. 巻取軸の端部を支持する可動部材を、巻取軸から繰り出された際の開閉体に対する接近離間方向へ移動させるように、固定部材によって支持している開閉装置用巻取軸支持構造において、
    前記可動部材を前記固定部材により少なくとも下方側から受けながら前記接近離間方向へ導く第一ガイド手段と、該第一ガイド手段とは別に設けられて前記可動部材を前記固定部材により巻取軸側から受けながら前記接近離間方向へ導く第二ガイド手段とを備え
    前記第二ガイド手段は、前記固定部材と前記可動部材との内の一方に、前記接近離間方向に対し直交し且つ前記巻取軸の軸方向に対しても直交する軸により回転するように第二ローラ部材を設け、前記固定部材と前記可動部材との内の他方には、前記接近離間方向に対し直交し且つ前記巻取軸の軸方向に対しても直交するガイド面を前記接近離間方向へわたって設け、
    前記第二ローラ部材は、前記ガイド面に対し外周面を当接させて転動することで、前記可動部材を前記接近離間方向へ移動させるように配設されていることを特徴とする開閉装置用巻取軸支持構造。
  2. 上記第二ガイド手段を、上記第一ガイド手段の上方側に配設したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置用巻取軸支持構造。
  3. 上記第二ガイド手段は、上記固定部材と上記可動部材との内の一方に、上方へ突出するとともに前記ガイド面を有する第二ガイド部を設けるとともに、その他方に、前記第二ガイド部に対し上方側から覆い被さるようにして前記第二ローラ部材を係合させる第二係合部を設けてなり、
    該第二係合部の先端側の前記第二ローラ部材を前記第二ガイド部の前記ガイド面に対し巻取軸の軸方向へ当接させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置用巻取軸支持構造。
  4. 上記第一ガイド手段は、上記固定部材と上記可動部材との内の一方に、上記接近離間方向へわたる略凹状の第一ガイド部を設けるとともに、その他方に、前記第一ガイド部の凹状部分の内側に係合する第一係合部を設けてなり、
    前記第一ガイド部における上記接近離間方向の開口端部に、前記第一ガイド部内外を遮るようにして、防塵カバーを設け、
    前記防塵カバーは、上端側が上記第一ガイド部側に止着された可撓性部材であり、前記第一係合部に押されて撓むことで前記開口端部を開放し、同第一係合部の逆方向への移動に伴って、自由垂下状態となって同開口端部を閉鎖するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置用巻取軸支持構造。
  5. 上記可動部材を、巻取軸から繰り出された際の開閉体から離れる下り傾斜方向へ導くようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置用巻取軸支持構造。
  6. 上記第一ガイド手段の下方側に、上記可動部材を上記固定部材に対し巻取軸側から当接させながら上記接近離間方向へ導くように、前記第一ガイド手段及び前記第二ガイド手段とは別の第三ガイド手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置用巻取軸支持構造。
JP2006001165A 2006-01-06 2006-01-06 開閉装置用巻取軸支持構造 Active JP4833666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001165A JP4833666B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 開閉装置用巻取軸支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006001165A JP4833666B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 開閉装置用巻取軸支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007182690A JP2007182690A (ja) 2007-07-19
JP4833666B2 true JP4833666B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=38339002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006001165A Active JP4833666B2 (ja) 2006-01-06 2006-01-06 開閉装置用巻取軸支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4833666B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3613857B2 (ja) * 1995-11-16 2005-01-26 文化シヤッター株式会社 開閉装置の巻取シャフト駆動構造
JP3574397B2 (ja) * 2000-11-09 2004-10-06 新日軽株式会社 シャッター装置
JP4689896B2 (ja) * 2001-08-01 2011-05-25 文化シヤッター株式会社 シャッター装置の巻取軸支持構造
JP2004293191A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置の巻取り軸構造
JP4141313B2 (ja) * 2003-05-01 2008-08-27 文化シヤッター株式会社 開閉装置の巻取り軸構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007182690A (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9810011B2 (en) Opening/closing device
JP2013162716A (ja) スライド構造体への給電用装置
JP7129455B2 (ja) ロールスクリーン
KR102441449B1 (ko) 슬라이딩식 방화 도어
JP4833666B2 (ja) 開閉装置用巻取軸支持構造
JP5569595B2 (ja) エレベーターのドア装置
JP5851058B1 (ja) 引き戸の自閉装置
JP2007138659A (ja) 開閉装置
JP5542512B2 (ja) 開閉装置
JP4956236B2 (ja) スクリーン装置
JP4326993B2 (ja) 開閉装置
JP2007146382A (ja) 開閉装置
EP3043435B1 (en) Power-supply structure for sliding structure
JP4993546B2 (ja) 開閉装置
JP5095270B2 (ja) 開閉装置
JP4993547B2 (ja) 開閉装置
JP6140409B2 (ja) 開閉装置
JP2004293191A (ja) 開閉装置の巻取り軸構造
JP6986995B2 (ja) スクリーン固定部材
JP7473458B2 (ja) 引手部材
JP7457348B2 (ja) 安全柵
JP7402515B2 (ja) マルチバネシステム
JP4913412B2 (ja) 開閉装置
JP5137420B2 (ja) 開閉扉装置
JP2010011648A (ja) 給電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081219

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4833666

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250