JP4993547B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉体を巻取体に巻き取るようにしたシャッター装置等の開閉装置に関し、詳しくは、前記巻取体を回動可能に支持する固定軸が軸支ブラケットを介して支持されている開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載された従来技術のように、開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体(ドラム)や、該巻取体を回動自在に支持する固定軸(巻取固定軸)等を備え、前記固定軸(巻取固定軸)を、ブラケットを介してシャッターボックスの内面に固定するようにしたものがある。
前記固定軸(巻取固定軸)の支持構造について詳細に述べれば、前記ブラケットが上方を開口した略凹状に形成され、その凹状部分に固定軸(巻取固定軸)の端部側を載置し、これらブラケットおよび固定軸(巻取固定軸)に対し略水平状にボルトを貫挿し、該ボルトの先端にナットを螺合して締め付けることにより、固定軸(巻取固定軸)の端部側を前記ブラケットに固定するようにしている。
しかしながら、前記従来技術によれば、図12に例示するように、巻取体の軸方向の中央側に開閉体等の荷重が加わると、巻取体を支持している固定軸(101)の軸方向の中央側が下方へ撓み、ボルト(102)とボルト挿通孔(103)との遊びにより、ボルト(102)が上下に若干移動するため、固定軸(101)の端部側が、ブラケット(104)に対し、がたついてしまうおそれがある。そして、ブラケット(104)の突端部(104a)に下方向きの集中荷重が加わるため、ブラケット(104)が変形等してしまうおそれもある。
更には、前記固定軸(101)の端部側のがたつきにより、同固定軸(101)の軸方向中央側の撓み量が、一層大きくなってしまうおそれもある。
実開平4−6494号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、固定軸のがたつきや撓みを抑制できる上、固定軸を固定するための部材の変形等を防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、閉鎖方向端部をスライドさせながら開閉動作する開閉体と、該開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、該巻取体を回動可能に支持する固定軸と、回動不能部位に対し固定された軸支ブラケットとを備え、前記軸支ブラケットによって前記固定軸の端部側を支持するようにした開閉装置において、前記固定軸の端部側と前記軸支ブラケットとを、略鉛直方向に圧接するように固定し、上記軸支ブラケットは、上記固定軸の端部側の下方に配置された受部と、上記固定軸の端部側の上方に配置された上部とを備え、前記受部には、上記固定軸の端部側外周面を下方から受ける下側突部が形成され、前記上部には、上記固定軸の端部側外周面に対し上方から当接する上側突部が形成され、前記下側突部は、前記上側突部よりも、上記固定軸の軸方向中央側に配置されていることを特徴とする。
第一の形態では、閉鎖方向端部をスライドさせながら開閉動作する開閉体と、該開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、該巻取体を回動可能に支持する固定軸と、回動不能部位に対し固定された軸支ブラケットとを備え、前記軸支ブラケットによって前記固定軸の端部側を支持するようにした開閉装置において、前記固定軸の端部側と前記軸支ブラケットとを、略鉛直方向に圧接するように固定した。
ここで、上記形態に係わる開閉装置には、開閉体が開動作のみを行うように用いられる態様や、開閉体が閉動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開動作と閉動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含む。
また、上記軸支ブラケットとは、上記固定軸の端部側と上記回動不能部位との間に介在して、上記固定軸の端部側を回動不能に支持する部材である。
この軸支ブラケットの形状は、特に限定されないが、好ましくは、上記固定軸を上方から装着できるように、断面略凹状に形成される。
また、上記回動不能部位は、回動可能な上記巻取体に対し回動不能な部位であればよく、この回動不能部位には、上記巻取体や該巻取体の周囲に巻かれた上記開閉体等を収納するための収納ケースや、当該開閉装置の設置対象である躯体、上記巻取体に対し回動不能であって且つ上記巻取体の軸方向に交差する方向へ移動可能な可動部材等を含む。
また、「前記固定軸の端部側と前記軸支ブラケットとを、略鉛直方向に圧接するように固定」とは、上記固定軸の端部側を上記支持ブラケットに対し略鉛直方向へ強制的に圧接する構成を意味する。この構成には、これら双方の部材にボルトを挿通するとともに該ボルトの先端にナットを螺合し締め付けるようにした構成や、これら双方の部材をリベットにより締結するようにした構成、これら双方の部材の内の一方にネジを挿通し、該ネジを他方の部材に螺合するようにした構成等を含む。
また、第二の形態では、上記軸支ブラケットは、上記固定軸の端部側の下方に配置された受部と、上記固定軸の端部側の側方に配置された側部とを備え、上記固定軸の端部側と前記受部とを略鉛直方向に圧接させるとともに、上記固定軸の端部側と前記側部とを略水平方向にも圧接させるようにした。
ここで、この第二の形態における軸支ブラケットには、上記受部とその両側の上記側部とから断面略凹状に形成された態様や、上記受部と上記側部とから断面略L字状に形成された態様等を含む。
また、第三の形態では、上記固定軸の端部側と前記受部とを略鉛直方向に圧接させる位置と、上記固定軸の端部側と前記側部とを略水平方向に圧接させる位置とを、上記固定軸の軸方向にずらした。
また、第四の形態では、上記固定軸の端部側と上記軸支ブラケットとを両側から挟むようにして締結される締結手段を備え、該締結手段を締め付けることによって、上記固定軸の端部側と上記軸支ブラケットとを圧接するようにした。
また、第五の形態では、上記軸支ブラケットは、上記固定軸の端部側の下方に配置された受部と、上記固定軸の端部側の上方に配置された上部とを備え、前記受部には、上記固定軸の端部側外周面を下方から受ける下側突部が形成され、前記上部には、上記固定軸の端部側外周面に対し上方から当接する上側突部が形成され、前記下側突部は、前記上側突部よりも、上記固定軸の軸方向中央側に配置されている。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために動作する方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、固定軸の端部側が軸支ブラケットに対し略鉛直方向に圧接されて固定されているため、該固定軸の略鉛直方向の撓みを抑制することができる上、固定軸の中央側が開閉体等の荷重を受けて撓んだとしても、該固定軸の端部側が軸支ブラケットに対しがたつき難い。
しかも、固定軸の端部側が軸支ブラケットに対し略鉛直方向に圧接される構造であるため、従来技術のように軸支ブラケットの突端部に集中荷重が加わり難い。そのため、軸支ブラケット等、固定軸を固定するための部材の変形等を防ぐことができる。
更に、第二の形態によれば、固定軸をブラケットに対し略鉛直方向に圧接させるとともに略水平方向にも圧接させる構造としているため、固定軸の端部側をより頑強に固定することができ、特に、固定軸が軸支ブラケットに対し略水平方向へがたつくのを防ぐことができる。
更に、第三の形態によれば、固定軸の端部側を、軸支ブラケットに対し略鉛直方向に圧接させるとともに、その圧接位置に対し固定軸の軸方向へずれた位置で同固定軸の端部側を略水平方向に圧接させる構造としているため、固定軸の端部側ががたつくのを、一層効果的に防ぐことができる。
更に、第四の形態によれば、締結手段の締め付けにより固定軸の端部側を軸支ブラケットに圧接させた際の圧接力を十分に確保することができる上、簡素で生産性の良好な態様とすることができる。
更に、第五の形態によれば、固定軸の中央側が下方へ撓んだ際、その固定軸の端部側が下側突部により受けられる。したがって、固定軸の端部側は、下側突部を支点として、該支点よりも固定軸の中央側を下方へ撓ませようとするとともに、同支点よりも回動不能部位側を上方へ撓ませようとする。すると、この上方への撓みが、上側突部の当接により抑制される。その結果、固定軸の端部側が軸支ブラケットに対し頑強に固定される上、固定軸の中央側の下方への撓みも抑制される。
よって、固定軸のがたつきや撓みを抑制できる上、固定軸を固定するための部材の変形等を防ぐことができる
以下、上記形態の好ましい具体例を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせながら開閉動作する開閉体10と、該開閉体10を開閉方向へ案内する左右のガイドレール20,20と、該開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取軸30と、該巻取軸30の端部側を支持する軸支ブラケット40と、該軸支ブラケット40をガイドレール20の上方側延長線Lに接近離間させる方向へ移動自在に支持するスライド機構50とを備えている(図1及び2参照)。
開閉体10は、複数のスラット11を、隣接するスラット11,11間で回動するように連接してなる。
各スラット11は、所定厚さの横長略矩形状の金属板に、押出成形や、引抜成形、曲げ加工等の適宜加工を施してなり、平坦部とその上下端部のカール部とからなる縦断面略凹状で、且つ開閉体幅方向(図1における奥行き方向)にわたる平面視略長尺矩形状に形成されている。
そして、上記構成の開閉体10は、各スラット11の内面側の凹部11aを巻取体31側へ向けるようにして、その開放方向側の端部が巻取軸30における巻取体32の外周面に止着されている。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の両端部側にそれぞれ配設されている。各ガイドレール20は、アルミ合金材料を引抜き成形あるいは押し出し成形したり鋼板や他の金属板を曲げ加工したりすることで、横断面略コの字状に形成された部材である。
このガイドレール20は、開閉体10の幅方向の端部を囲んで開閉方向へ案内するように、開閉体幅方向の両端側の各々に配設される。
そして、各ガイドレール20の上端側には、上方へ向かって略ラッパ状に広がった呑込み部21が形成されている。この呑込み部21は、開閉体10におけるガイドレール20よりも上方側の部位が開閉体厚さ方向へ寄せられて斜めになった際に、該開閉体10との摺接を軽減するものである。
また、巻取軸30は、後述するスライド機構50により、回動不能で且つ上方側延長線Lに対し接近離間する方向へスライド自在となるように支持された固定軸31と、該固定軸31の外周に回動自在に支持された巻取体32と、固定軸31の周囲に巻回されたコイルバネ33(図4参照)とを具備している。
固定軸31は、中空状または中軸状の軸体であって、開閉体10の開閉体幅方向の全長よりも若干短く形成されている。
また、巻取体32は、前記固定軸31の外周面に、ベアリング等を介して複数の円盤状支持部材32aを回動自在に支持するとともに、これら円盤状支持部材32aの外周に略筒状のドラム32bを固定してなり、ドラム32bの外周面に開閉体10の開放方向端部を止着するようにしている。
なお、前記ドラム32bは、円盤状支持部材32aの外周面に止着されるとともに、開閉体幅方向へわたる複数の棒状部材に置換されることで、略籠状に構成されていてもよい。
また、コイルバネ33は、固定軸31に対して巻取体32を巻取り回転方向(図2によれば時計方向)へ回転させるように、その一端側を固定軸31に止着するとともに他端側を巻取体32に止着している。
また、軸支ブラケット40は、巻取軸30の固定軸31の端部を上方から挿入可能な凹状に構成され、図示例によれば、開口部を上方へ向けた断面略コ字枠状に形成されている。
より詳細に説明すれば、この軸支ブラケット40は、固定軸31の端部側の下方に配置された受部41と、固定軸31の端部側を挟むようにして左右の側方に配置された側部42,42と、各側部42から略直角に延設されて後述するスライド機構50の可動部材51に止着可能な左右の止着片43,43とから一体的に構成されている(図5参照)。
受部41は、固定軸31を載置可能な平坦状を呈し、固定軸31を止着するための貫通状の長孔41aが形成されている。
なお、この受部41の他の好ましい態様としては、固定軸31との密着性を向上するために、固定軸31の外周面に倣う略凹曲状に形成されていてもよい。
また、両側部42,42は、固定軸31を挟むようにして固定軸31の両側に配置されるとともに、受部41に対し略直角に設けられ、各側部42は、固定軸31を止着するための貫通状の長孔42aが形成されている。
前記受部41の長孔41aと前記両側部42,42の長孔42a,42aは、交差状に貫挿される二つの締結手段44,45を干渉させないように、固定軸31の軸方向へずれて配置されている。
また、長孔41aと長孔42aの各々は、固定軸31の軸方向に長尺となるように形成することで、固定軸31の軸方向の寸法誤差が比較的大きい場合や、不動部位60及び/又は軸支ブラケット40の開閉体幅方向の取付誤差が比較的大きい場合等であっても、固定軸31が容易に止着されるようにしている。
上記構成の軸支ブラケット40は、各止着片43に形成された貫通孔43aにネジや、ボルト、リベット等の止着具が貫挿され、該止着具が可動部材51に止着されることで、可動部材51におけるスライド方向の略中央側の部位に固定される。なお、この軸支ブラケット40は、溶接によって可動部材51に止着されていてもよい。
そして、この軸支ブラケット40には、上方側から固定軸31の端部側の部位が挿入され、この端部側の部位と受部41とが、略鉛直状の締結手段44により圧接される。
また、同端部側の部位と左右の側部42,42とは、前記締結手段44に対し固定軸31の軸方向へずれた位置において、略水平状の締結手段45により圧接される。
すなわち、固定軸31の端部側と受部41とを略鉛直方向に圧接させる位置(より詳細には圧接力が最大となる位置)と、固定軸31の端部側と側部42,42とを略水平方向に圧接させる位置(より詳細には圧接力が最大となる位置)とは、固定軸31の軸方向へずれている。
上記軸支ブラケット40および締結手段44,45によれば、図3に示すように、固定軸31の端部側は、締結手段44により受部41に対し略鉛直方向に圧接されて固定されるとともに、その圧接位置よりも不動部位60側で、締結手段45により受部41に対し略水平方向に圧接される。
したがって、固定軸31の略鉛直方向の撓みが効果的に抑制され、仮に固定軸31の軸方向中央側が開閉体10や巻取体32等の荷重を受けて撓んだとしても、該固定軸31の端部側が軸支ブラケット40に対しがたつき難い。
ひいては、受部41が巻取軸30から受ける荷重により下方へ変形してしまったり、可動部材51が変形して固定部材52から脱落してしまったりするのを防ぐことができる。
なお、各締結手段44(又は45)は、図示例によれば、ボルトとナット、及び必要に応じて装着される座金やバネ座金等であるが、この締結手段44(又は45)は、固定軸31の端部側と軸支ブラケット40とを両側から挟むようにして締結するとともに、締め付けられることで、これら両部材を圧接させるものであればよく、例えば、リベットや、その他の締結具等とすることも可能である。
また、図示例によれば、略鉛直状の締結手段44を、略水平状の締結手段45よりも、固定軸31の軸方向中央側に配置したが、逆に、略水平状の締結手段45を、略鉛直状の締結手段44よりも、固定軸31の軸方向中央側に配置するようにしてもよい。
また、スライド機構50は、ガイドレール20の上方側延長線Lに対し接近離間方向へ移動自在な可動部材51と、該可動部材51に係合するとともに収納ケース等の不動部位60に固定された固定部材52とを具備し、可動部材51を付勢手段によって上方側延長線Lから離間する方向へ付勢するようにしている。
前記付勢手段は、当該開閉装置1によれば、可動部材51がガイドレール20の上方側延長線Lから離間する方向へ移動する際の移動方向を、下り傾斜にする構成としたものである。
そして、上記スライド機構50は、上述した軸支ブラケット40を介して、巻取軸30の固定軸31を支持している(図1〜4参照)。
可動部材51は、上下両端部にガイド部51a,51aを有するとともに、移動幅方向の両端部に規制部51b,51bを有する略凹状に形成され(図2及び図3参照)、移動方向の全長寸法aを、開閉体10の最小巻内径bよりも小さく、且つ固定部材52の同方向の全長寸法cよりも大きく形成している(図4参照)。
そして、この可動部材51は、巻取体32に巻かれた際の上記開閉体10内の空間であって開閉体幅方向の端部側の空間sに配置されている。
可動部材51の両ガイド部51a,51aは、固定部材52に対し、上方側延長線Lに接近離間する方向へスライド可能であって且つ上下方向へ移動不能なように設けられている。
図示例によれば、両ガイド部51a,51aは、可動部材51の上端と下端とに、可動部材51の移動方向の略全長にわたって配設され、各ガイド部51aは、略凹状に形成されている。
そして、各ガイド部51aと固定部材52との間には、可動部材51の開閉体厚さ方向への移動をスムーズにするように、移動補助手段51cが設けられている。
前記移動補助手段51cは、図示した好ましい一例によれば、各ガイド部51aの長手方向へわたって、複数の球状体を回動自在且つ脱落不能に支持した構造となっており、これら球状体をガイド部51aに嵌め合わせている。
この移動補助手段51cは、可動部材51と固定部材52との間の摩擦抵抗を軽減して、可動部材51のスライドをスムーズにする構成であれば、図示例に限定されるものでなく、例えば、ガイド部51aの内側と固定部材52との間に配置されるとともに回動自在に支持されたローラ状の部材とすることも可能である。
また、両規制部51b,51bは、可動部材51の移動方向の端部から固定部材52側へ突出するように形成されている。
そして、各規制部51bは、固定部材52に当接することで、可動部材51の移動量を規制するとともに、可動部材51の脱落を防止する。
更に、この規制部51bは、前記可動部材51の移動量の規制により、開閉体10を収納するための収納ケース等の開閉体厚さ方向の寸法を小さくして、当該開閉装置1をコンパクト化している。
これら両規制部51b,51bの間隔dは、本実施の形態の好ましい一例によれば、開閉体10が開き切る若干前と同開閉体10が閉まり切る若干前との双方の時に、可動部材51の移動を規制するように設定されている。
また、固定部材52は、可動部材51を上方側延長線Lに対する接近離間方向へ自在に移動させるように、可動部材51の両ガイド部51a,51a間に係合されている。
より詳細に説明すれば、この固定部材52は、断面略コ字状に形成され、その上端部と下端部のそれぞれを、移動補助手段31cの複数の球状体に対し凹凸状に係合させている。そして、この固定部材52は、不動部位60に固定されている。
この固定構造について詳細に説明すれば、固定部材52は、可動部材51がガイドレール20の上方側延長線Lから離間する方向へ移動した際の移動方向が、下り傾斜となるように、傾斜した状態で不動部位60に固定されている。
固定部材52の傾斜角度は、可動部材51における上方側延長線Lに対する接近離間方向への移動が、双方向ともスムーズになるように適宜に設定されている。
なお、前記不動部位60は、図示例によれば、巻取軸30や該巻取軸30に巻かれた開閉体10を収納するための収納ケースとしているが、当該開閉装置1の設置対象である躯体面やその他の不動な部位であってもよい。
また、図示例によれば、略凹状の可動部材51内に固定部材52を配置する構成としているが、他例としては、その内外関係を逆にして、断面略コ字状の固定部材52内に可動部材51を配置する構成とすることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1について、巻取軸30によって開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする際の作用効果を詳細に説明する。
図6に示すように、開閉体10が巻取軸30の巻取体32に巻取られると、巻取体32周りの開閉体10の巻径が次第に大きくなり、開閉体10における吊り下げられた部分は、ガイドレール20上端側との間において、右斜め下向きの状態となる(図6(b)参照)。
すると、吊り下げられた開閉体10と巻取体32に巻き取られた開閉体10の外周面との接点Nには、該接点Nよりも下側の開閉体10の重量と、巻取体32が該開閉体10を左斜め上方向へ引っ張る力の反力との双方の力により、右斜め下向きの力F1が作用する。
この力F1は、図6(b)に示すように、右向きの力FRの成分と、下向きの力Fdの成分とを含む力である。
したがって、巻取軸30は、前記右向きの力FRの成分によってガイドレール20の上方側延長線Lから離れる方向(図示例によれば右方向)へ移動することになる。
また、巻取軸30及び可動部材51を上方側延長線Lから離間する方向へ導くスライド機構50が下り傾斜状に配設されているため、前記巻取軸30の移動は、この傾斜によっても補助されることになる。
そして、その移動中、開閉体10における上記接点Nよりも下方側の部位は、ガイドレール20に沿う略直線状に維持される。
また、図7に示すように、開閉体10が巻取軸30の巻取体32から繰り出されると、巻取体32周りの開閉体10の巻径が次第に小さくなり、開閉体10の吊り下げられた部分は、ガイドレール20上端側との間において、左斜め下向きの状態となる(図7(b)参照)。
すると、吊り下げられた開閉体10と、巻取体32に巻き取られた開閉体10の外周面との接点Nには、該接点Nよりも下側の開閉体10の重量と、巻取体32が該開閉体10を右斜め上方向へ引っ張る力の反力との双方の力により、左斜め下向きの力F2が作用する。
この力F2は、図7(b)に示すように、左向きの力FLの成分と、下向きの力Fdの成分とを含む力である。
したがって、巻取軸30は、前記左向きの力FLの成分によってガイドレール20の上方側延長線Lに接近する方向(図示例によれば左方向)へ移動することになる。
なお、巻取軸30及び可動部材51を上方側延長線Lに接近する方向へ導くスライド機構50が上り傾斜状に配設されているため、前記巻取軸30は、この傾斜によって若干抵抗を受けながら、徐々に、上方側延長線Lに接近する方向へ移動する。
そして、その移動中、開閉体10における上記接点Nよりも下方側の部位は、ガイドレール50に沿う略直線状に維持される。
すなわち、仮にスライド機構50を略水平状に配設した場合、巻き取り時に作用する右向きの力FR(図6参照)は、繰り出し時に作用する左向きの力FL(図7参照)よりも若干小さい。
そこで、本実施の形態では、スライド機構50を上方側延長線Lから離れる方向へ若干傾斜させることで、巻取軸30が巻き取り時に右方向へ移動しようとする力と、同巻取軸30が繰り出し時に左方向へ移動しようとする力とのバランスを、略均等化している。
尚、図6及び図7は、上記作用をわかり易く説明するために、開閉体10の吊り下げられた部分を、極端に傾斜させて図示しているが、実際には、巻径に応じて巻取軸30が移動するため、その移動中、開閉体10の吊り下げられた部分は、ガイドレール20に沿う略直線状に維持されることになる。
また、上記巻取軸30の移動中における他の作用について説明すれば、図8に示すように、巻取体32に接触したスラット11の開閉体開閉方向の略中心が、巻取体32の水平方向中心線Hに略一致または近接した状態(図8(a)参照)と、巻取体32に接触したスラット11の開閉体開閉方向の端部が、巻取体32の水平方向中心線Hに略一致または近接した状態(図8(b)参照)とでは、巻取体32の水平方向中心線H上において、巻取体32外周面と、複数のスラット11における吊り下げ状になっている部分の外面との距離が異なる。この距離は、例えば、図8(a)に示す状態では寸法H1となり、図8(b)に示す状態では寸法H2となり、H1の方がH2よりも小さくなる。
したがって、巻取軸30により開閉体10が巻取られたり繰り出されたりすると、上下方向へ開閉動作する開閉体10が、おおよそ前記H1と前記H2との差の幅で略水平方向へ振動しようとするが、本実施の形態の開閉装置1では、前記振動の反力により、巻取軸30が可動部材51と共に上方側延長線Lに対する接近離間方向へ往復微動するため、前記振動を抑制することができる。ひいては、前記振動に起因して発生するスラット11,11間の接触音や、開閉体10とガイドレール20との間の接触音等を低減することができる。
次に、上記開閉装置1の構成を部分的に変更した態様について説明する。なお、以下に示す態様において、上記開閉装置1と略同様の箇所については、上記開閉装置1と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図9に示す態様は、固定軸31端部の支持構造の他例であり、上記開閉装置1における軸支ブラケット40を軸支ブラケット70に置換するとともに、略鉛直状の締結手段44を省いた構成とされる。
軸支ブラケット70は、固定軸31の端部側の下方に配置された受部71と、同固定軸31の端部側の上方に配置された上部72、これら受部71と上部72とを枠状に連結する両側部73,73とを備えた断面略矩形枠状に形成されている(図10参照)。
前記受部71には、固定軸31の端部側外周面を下方から受けるようにして、下側突部71aが、固定軸31と略直交する方向へわたって形成されている。
また、前記上部72には、固定軸31の端部側外周面に対し上方から当接するようにして、上側突部72aが、固定軸31と略直交する方向へわたって形成されている。
そして、前記下側突部71aは、前記上側突部72aよりも、固定軸31の軸方向中央側(図9における左方向側)に配置されている。
下側突部71aと上側突部72aの各々の断面形状は、図示した好ましい一例によれば、略半円状としているが、略三角形状や、略台形状等の他の形状とすることも可能である。
また、両側部73,73の各々には、上記開閉装置1のものと略同様に長孔73aが形成されている。これら長孔73a,73aには、ボルトとナット等からなる締結手段45が略水平状に装着され締め付けられる。
そして、上記構成の軸支ブラケット70は、左右の止着片74,74に挿通される止着具(例えば、ボルトやネジ、リベット等)により、可動部材51に固定される。
而して、上記軸支ブラケット70を用いた軸支構造によれば、固定軸31の軸方向の中央側(図9における左方向側)が下方へ撓もうとすると、締結手段45を略中心にしてその前記中央側(図示例によれば左側)では、固定軸31の外周面が下側突部71aによって受けられ、また締結手段45を略中心にした固定側(図示例によれば右側)では、固定軸31の外周面が上側突部72aによって受けられることになる。
したがって、固定軸31の前記撓みを抑制することができる。
図11に示す開閉装置2は、上記開閉装置1において、巻取軸30を上方側延長線Lに対する接近離間方向へスライドさせるスライド機構50を、スライド機構50’に置換した構成とされる。
このスライド機構50’は、上記構成のスライド機構50を略水平状に配設するとともに、可動部材51を上方側延長線Lに対する離間方向へ付勢する付勢手段を、弾性体53’により構成したものである。
固定部材52は、可動部材51を略水平状に移動させるように、不動部位60に対して略水平に固定されている。
弾性体53’は、例えば圧縮スプリングであり、その一端側が不動部位60に固定されるとともに、他端側により可動部材51を、上方側延長線Lに対する離間方向へ付勢している。
この弾性体53’の付勢力は、可動部材51の移動が、双方向ともスムーズになるように適宜に設定されている。
上記構成のスライド機構50’によれば、巻き取り動作の際に巻取軸30及び可動部材51が上方側延長線Lから離れる方向へ移動するのを、弾性体53’の付勢力によって補助し、スムーズにすることができる。
なお、弾性体53’は、ゴムや板バネ等の他の態様のものに置換したり、逆側から可動部材51を引っ張る構成としたり等してもよい。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す縦断面図である。 同開閉装置の要部斜視図である。 図2における(III)-(III)線断面図である。 同開閉装置を上方から視た状態であり、部分的に断面で示している。 軸支ブラケットの一例を示す斜視図である。 同開閉装置において、開閉体の開放動作を(a)〜(c)に順次に示す動作説明図である。 同開閉装置において、開閉体の閉鎖動作を(a)〜(c)に順次に示す動作説明図である。 同開閉装置において、開放動作中の開閉体と巻取軸との関係を(a)〜(b)に順次に示す動作説明図である。 巻取軸の支持構造の他例を正面側から視た状態であり、部分的に断面で示している。 同支持構造に用いられる軸支ブラケットの一例を示す斜視図である。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す縦断面図である。 従来の開閉装置における巻取軸の支持構造を示す正面図である。
1,2:開閉装置
10:開閉体
20:ガイドレール
30:巻取軸
31:固定軸
32:巻取体
40:軸支ブラケット
41:受部
42:側部
44:締結手段
45:締結手段
50,50’:スライド機構
51:可動部材
52:固定部材
53’:弾性体
60:不動部位
70:軸支ブラケット
71:受部
71a:下側突部
72:上部
72a:上側突部
L:上方側延長線
s:空間

Claims (1)

  1. 閉鎖方向端部をスライドさせながら開閉動作する開閉体と、該開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、該巻取体を回動可能に支持する固定軸と、回動不能部位に対し固定された軸支ブラケットとを備え、前記軸支ブラケットによって前記固定軸の端部側を支持するようにした開閉装置において、
    前記固定軸の端部側と前記軸支ブラケットとを、略鉛直方向に圧接するように固定し、
    上記軸支ブラケットは、上記固定軸の端部側の下方に配置された受部と、上記固定軸の端部側の上方に配置された上部とを備え、
    前記受部には、上記固定軸の端部側外周面を下方から受ける下側突部が形成され、
    前記上部には、上記固定軸の端部側外周面に対し上方から当接する上側突部が形成され、
    前記下側突部は、前記上側突部よりも、上記固定軸の軸方向中央側に配置されていることを特徴とする開閉装置。
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