JP7467242B2 - 防火用開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉装置に関し、特に防火設備として使用できる防火用開閉装置に関する。
万が一の火災の際に、発生する恐れがある人的被害や延焼等を防ぐため、建物の開口部に防火設備を設置することが、要請されている。近年、このような防火設備として、建物の開口部の内周面に設けた枠体に沿って巻き取り及び巻戻し可能な可撓性シート状のスクリーンを備えた防火用開閉装置が利用されている。
例えば特開2017-218813号公報には、シート状の開閉体(スクリーン)と、開閉体を案内するガイドレール(ガイド枠)と、開閉体を巻き取る巻取装置とを備える防火用開閉装置が開示されている。
特許文献1に記載されているようなシート状のスクリーンにより建物の開口部を開閉する防火用開閉装置では、シート状のスクリーンが撓んでスクリーンがガイドレールから抜けてしまうと、火災時に、火炎が屋内外に貫通してしまい、防火性能を発揮することができなくなる。特許文献1の防火用開閉装置では、
スクリーンの幅方向端部側に、スクリーンの厚み方向へ突出する務歯列状の係合子を設け、この係合子を、ガイドレールから抜けを防止する抜止部として機能させることで、防火性能が発揮できないことを防止している。また、特許文献1の防火用開閉装置では、係合子を構成する耐火性材料として金属材料を使用することで、火災により係合子が消失して抜止機能が失われることを抑制している。
特開2017-218813号公報
特許文献1の務歯列状の係合子は、抜止部として十分に機能するものの、シート状のスクリーンと比較して、スクリーンの厚み方向の寸法が大きい。そのためスクリーンの巻取り状態では、スクリーンの幅方向端部側で係合子同士が径方向に重なり合うため、幅方向端部側の巻き径が、他の部分の巻き径よりも大きくなる。
そのため特許文献1の防火用開閉装置では、スクリーンを収容する収容ボックスが、係合子が設けられた幅方向端部側の巻き径に合わせて、極めて大型化してしまう場合がある。
また、このように収容ボックスが大型化した防火用開閉装置では、設置のために多くの空間が必要であり、設置可能な場所が制限されるという問題が生じる。
さらに、幅方向端部側の巻き径が大きくなることにより、収容ボックスがスクリーンを巻取り及び巻戻す位置と、建物の開口部または開口部の近傍に設けられるカーテン等の位置との間隔が大きくなるため、カーテン等の開口部に設けられる他のシート状部材との一体感が損なわれて、建物の開口部の美観が損なわれる場合がある。
その上、特許文献1の防火用開閉装置では、金属により構成された複数の務歯列状の係合子の荷重のために、スクリーンの巻取り及び巻戻しに大きな力が必要となって、防火用開閉装置の操作性が低下するという問題も生じている。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、シート状のスクリーンがガイド枠から抜けることを防止する抜止部を設けても、スクリーンの幅方向端部側の巻き径が大きくなることを抑制することで、収容ボックスの大型化、設置可能な場所の制限、及び、建物の開口部の美観の低下を抑制しつつ、防火用開閉装置の操作性の低下を抑制可能な防火用開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の防火用開閉装置は、左ガイド枠、右ガイド枠及び下枠と、幅方向端部が前記左ガイド枠及び前記右ガイド枠に囲まれ、且つ、前記左ガイド枠及び前記右ガイド枠に沿って巻取り及び巻戻しされるスクリーンと、前記スクリーンを収容する収容ボックスと、を備え、前記スクリーンの前記幅方向端部には、不燃材料からなる糸により構成された抜止部が形成され、前記スクリーンの下端部には、不燃材料からなる糸により構成された抜止部が形成されていることを特徴とする。
本発明の防火用開閉装置においては、前記スクリーンの下端部には、不燃材料からなる金属製の板が設けられていることが好ましい。
本発明の防火用開閉装置においては、前記スクリーンの幅方向端部には、不燃材料により構成された抜止補助部が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、シート状のスクリーンがガイド枠から抜けることを防止する抜止部を設けても、スクリーンの幅方向端部側の巻き径が大きくなることを抑制することで、収容ボックスの大型化、設置可能な場所の制限、及び、建物の開口部の美観の低下を抑制しつつ、防火用開閉装置の操作性の低下を抑制可能な防火用開閉装置を提供することができる。
一実施形態に係る防火用開閉装置の中央縦断面図 同横断面図 スクリーンの要部拡大図 ボトム枠の拡大図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。なお、本明細書においては、共通する構成には、共通する用語を用いると共に、各図において略同一に図示して詳細な説明は省略し、必要に応じて同一の符号で示すこととする。
本実施形態の防火用開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として、建築物開口部におけるサッシ窓の屋内側に装着される窓用シャッター装置の一例について説明する。
本実施形態の防火用開閉装置1は、図1及び図2に示すように、右ガイド枠2、左ガイド枠3及び下枠4と、スクリーン5と、収容ボックス6とを備えている。
防火用開閉装置1は、建物の外壁に設けられた窓、出入口等の開口部7の内周面7aに取付けられものである。本実施形態では、木造納まり又はRC造納まりのように、開口部7に取り付けられた額縁8により内周面7aが構成されている。なお、額縁8を取り付けずに、開口部7に直接防火用開閉装置1を取付けてもよい。
右ガイド枠2及び左ガイド枠3は、略同一に構成されているので、右ガイド枠2の構成例について説明し、左ガイド枠3の構成例の説明を省略する。本実施形態では、右ガイド枠2は、図2に示すように、外側ガイド部21と、内側ガイド部22とを備えている。外側ガイド部21は、長尺状のもので、その断面形状が略コ字状に形成されている。具体的には、外側ガイド部21は、図2のように内周面7aに当接する第1の壁部21aと、開口部7の屋外側に位置する第2の壁部21bと、開口部7の屋内側に位置する第3の壁部21cと、左ガイド枠3と対向する第4の壁部21dとを備えている。
第1の壁部21aの屋外側の端部には、一対の屋外側突出壁部21eが形成されている。一対の屋外側突出壁部21eは、互いに近づくように折れ曲がる折れ曲がり部21fを先端に有している。外側ガイド部21には、第1の壁部21aと、一対の屋外側突出壁部21eと、折れ曲がり部21fとにより、屋外側収容部21gが形成されている。
第1の壁部21aの屋内側の端部には、一対の屋内側突出壁部21hが形成されている。一対の屋内側突出壁部21hは、互いに近づくように折れ曲がる折れ曲がり部21iを先端に有している。外側ガイド部21には、第1の壁部21aと、一対の屋内側突出壁部21hと、折れ曲がり部21iとにより、屋内側収容部21jが形成されている。
第1の壁部21aには、一対の屋外側突出壁部21eと一対の屋内側突出壁部21hとの間に、一対の突出壁部21kが形成されている。
第4の壁部21dには、開口部21lが形成されている。第4の壁部21dの開口部21l側の端には、第1の壁部21a側に向かって突出する一対の突出部21mが形成されている。開口部21lには、スクリーン5の先端辺を取付けるボトム枠11の端部11aが入込み、スクリーン5の巻取り及び巻戻しの際には、ボトム枠11は、一対の突出部21mにガイドされながら上下にスライドする。
本実施形態では、外側ガイド部21の内周に、ガイド枠補強材23が設けられている。ガイド枠補強材23は、右ガイド枠2の長手方向の全長に亘って設けられている。本実施形態のガイド枠補強材23は、図3に図示されているように、長手方向に垂直な断面において、外側ガイド部21の内周の全体に沿って形成されている。
ガイド枠補強材23が外側ガイド部21をその内部から支えることにより、火災を原因とする外力による変形に耐える剛性を外側ガイド部21に付与することができ、外側ガイド部21の屋内外からの火炎の貫通を防ぐことができる。
外側ガイド部21は、例えばアルミニウムの成形品とすることができ、ガイド枠補強材23は、例えばスチールの成形品とすることができる。本実施形態では、外側ガイド部21及びガイド枠補強材23は、図2に図示しているように、ネジにより額縁8に共締めされている。
屋外側収容部21gには、その両端に亘って加熱発泡材9が収容される。加熱発泡材9は、接着剤、両面テープ等を介して屋外側収容部21gに固定されている。加熱発泡材9は、加熱されることにより膨張して、耐火・防火性能を発揮するものである。よって、火災時に右ガイド枠2と内周面7aとの間に、隙間が発生した場合であっても、隙間を加熱発泡材9が閉塞することで、火炎が屋内外に貫通することを防ぐことができる。加熱発泡材9としては、例えば積水化学工業株式会社のフィブロック(登録商標)を使用することができる。
外側ガイド部21の第1の壁部21aが内周面7aに固定され、屋外側収容部21gが内周面7aにより塞がれることにより、加熱発泡材9は、内周面7aと外側ガイド部21との間に納められている。そのため、接着剤等の経年劣化や、加熱発泡材9の膨張開始(約200℃)前に接着剤等の溶融(約120℃)により、加熱発泡材9が屋外側収容部21gから剥離しても、その取付位置が保持されるようになっていて、加熱発泡材9の機能の発揮が損なわれることが抑制されている。
本実施形態では、加熱発泡材9が配置されていない屋内側収容部21jには、弾性材等の隙間隠材10が配置され、内周面7aと第1の壁部21aとの間に発生した隙間による、屋外側からの光漏れが抑制されている。
内側ガイド部22は、例えばアルミニウムの成形品とすることができ、図2及び図3に示すように、スクリーン5の両縁のたて辺5aをスライドさせる案内溝としてのスリット22aを備える筒状の形材により形成されている。なお、本実施形態の内側ガイド部22は、屋内側部材に屋外側部材を嵌合することで形成された間隙をスリット22aとしている。この内側ガイド部22は、外側ガイド部21に沿うように長尺状に形成されており、外側ガイド部21に固定されることなく独立した状態で、外側ガイド部21の下端に配置された(呑み込まれた)下枠4上に載置されている。即ち、内側ガイド部22は、外側ガイド部21の内部において、その全側面の周囲にクリアランスが形成されるように収容されている。
下枠4は、例えばアルミニウムの成形品とすることができ、図1のように右ガイド枠2及び左ガイド枠3の各下端間で固定される長尺状のもので、その断面形状が略C字状に形成されている。下枠4の底部41の背面41aが内周面7aとの取付面になっており、その底部41に対向する側には、後述するスクリーン5の下端に設けられるボトム枠11の下端が入り込む凹部42が設けられている。
本実施形態の下枠4には、下枠補強材43が設けられている。下枠補強材43は、ステンレスやスチールの成形品とすることができるものであり、下枠4の全長に亘って、下枠4の底部41に当接し、かつ、凹部42に沿うように形成されており、下枠4の内部から下枠4を支持している。この下枠補強材43を設けることにより、下枠4の剛性を高め、かつ、火災の際の火炎が下枠4に回ってきた場合にも、火炎の屋内外の貫通を防ぐことができるようになっている。
背面41aには、右ガイド枠2の第1の壁部21aと同様に、折れ曲がり部41fを先端に有する一対の屋外側突出壁部41eが形成されて、屋外側収容部41gが形成されている。また、背面41aには、折れ曲がり部41iを先端に有する一対の屋内側突出壁部41hが形成されて、屋内側収容部41jが形成されている。
屋外側収容部41gには、屋外側収容部21gと同様に、その両端に亘って加熱発泡材9が収容される。下枠4の背面41aが内周面7aに固定され、屋外側収容部41gが内周面7aにより塞がれることにより、加熱発泡材9は、内周面7aと屋外側収容部41gの間に納められている。そのため、接着剤等の経年劣化や、加熱発泡材9の膨張開始(約200℃)前に接着剤等の溶融(約120℃)により、加熱発泡材9が屋外側収容部41gから剥離しても、その取付位置が保持されるようになっていて、加熱発泡材9の機能の発揮が損なわれることが抑制されている。
屋内側収容部41jには、屋内側収容部21jと同様に、隙間隠材10が収容される。この、隙間隠材10により、内周面7aと背面41aとの間に発生した隙間による、屋外側からの光漏れが抑制されている。
本実施形態においては、加熱発泡材9は、屋外側収容部21g及び屋外側収容部41gに配置されているが、加熱発泡材9の配置の位置、範囲及び数は限定されず、例えば、屋内側収容部21j及び屋内側収容部41jに配置してもよく、あるいは屋外側収容部21g及び屋外側収容部41g並びに屋内側収容部21j及び屋内側収容部41jの両方に配置してもよい。また、加熱発泡材9は、第1の壁部21a及び背面41aの中央に配置してもよい。
さらに、加熱発泡材9は、ガイド枠補強材23及び下枠補強材43の内側に取付けてもよい。この加熱発泡材9は、火災の際に右ガイド枠2の下端からの火炎の屋内外の貫通を抑えるもので、右ガイド枠2の長手方向全長に設けられているものではなく、その下端から上方まで(例えば、約1.5センチメートル)設けられている。
スクリーン5は、防火性のもので、ガラスクロス若しくはシリカクロス、又はこれらのクロスに耐火塗料を塗布したもの、含浸させたものにより形成されている。図3のように、このスクリーン5の一対のたて辺5aには、不燃材料からなる糸により構成された抜止部51が形成されている。抜止部51は、内側ガイド部22の内部に位置している。この抜止部51は、スクリーン5が撓む力を受けた場合に、たて辺5aが、内側ガイド部22のスリット22aから抜け出ることを防ぐものである。
抜止部51を構成する不燃材料からなる糸としては、例えば、ステンレスからなる糸を使用することができ、本実施形態では、ステンレス製の糸により抜止部51を構成している。糸の直径としては、例えば0.35mm~1.06mmのものを使用することができ、本実施形態の抜止部51は、太さ0.35mmのステンレス製の糸により構成されている。特に本実施形態では、たて辺5aに沿って、ステンレス製の糸のミシン縫いを複数回重ねることで、抜止部51を略球状に構成し、スリット22aを通過しない厚みに形成している。
本実施形態では、不燃材料により構成された抜止補助部52が、スクリーン5の幅方向端部に形成されている。特に本実施形態では、抜止部51に重なるようにスクリーンの高さ方向(右ガイド枠2及び左ガイド枠3の長手方向)に一定間隔で、抜止補助部52が形成されている。このような抜止補助部52は、例えばステープラ用の針を使用することができる。本実施形態では、針の太さが0.5mm、針足長さ6.0mm、幅11.6mmのステンレス製のステープラ用の針を使用している。なお、ステープラ用の針の材質としては、ステンレスの他に、スチール、アルミ、銅等を使用することができる。また、ステープラの針の材質は、抜止部51を構成する不燃材料からなる糸の材質と同じでもよく、異なっていてもよい。
本実施形態のスクリーン5は、不燃材料からなる金属製の板53が下端部に設けられている。具体的には、本実施形態のスクリーン5は、アルミ製の板53が、スクリーン5の下端5bに沿って、スクリーン5の幅方向の全体に亘って形成されている。このアルミ製の板53は、両面テープにより、スクリーン5に貼り付けられている。
本実施形態のスクリーン5は、不燃材料からなる糸により構成された抜止部51が下端部にも設けられている。具体的には、不燃材料からなる板53の下端に沿って、不燃材料からなる糸により構成された抜止部51が設けられている。
本実施形態のスクリーン5には、下端部を覆うように、ボトム枠11が取り付けられている。本実施形態では、アルミ製の板53を座として、ボトム枠11がスクリーン5にネジ止めされている。特に本実施形態では、ボトム枠11が屋内側部材と屋外側部材から構成されており、アルミ製の板53を座として、スクリーン5の下端部を挟んだ状態で屋外側部材にネジ止めした後、屋内側部材を嵌合及びネジ止めしている。よって、アルミ製の板53及び下端部に設けられた抜止部51の全体がボトム枠11により覆われるように、ボトム枠11が取り付けられている。
スクリーン5のボトム枠11には、ラッチ12が取付けられ、このラッチ12を下枠4に係止することにより、スクリーン5による閉鎖状態を維持できるようになっている。
収容ボックス6は、図1のように本体60と、これを取付ける収容ボックス補強材としてのベース材61からなり、本体60には、スクリーン5の基端辺を取付けたドラム62が収容され、そのドラム62はスクリーン5を巻取り、巻戻すと共に、その途中において、一時的に、任意の位置で停止できる機構を備えている。
ベース材61は、その材質をスチールとすると共に、肉厚に構成されており、収容ボックス6の剛性を強めるようになっている。
ボックス6と内周面7aの間には、火災時に隙間ができる場合を考慮して、本体60が内周面7aに接する部分に収容部を形成し、収容部内に加熱発泡材を配置してもよい。
本実施形態の防火用開閉装置1では、スクリーン5の幅方向端部に、不燃材料からなる糸により構成された抜止部51が形成されている。そのため、シート状のスクリーン5が右ガイド枠2及び左ガイド枠3から抜けることを防止する抜止部51を設けても、スクリーン5の巻取り状態において、スクリーンの幅方向端部側で抜止部51が径方向に重なり合っても、従来の務歯列状の係合子に比べて、幅方向端部側の巻き径が大きくなることを、抑制することができる。そのため上記実施形態の防火用開閉装置1では、収容ボックス6の大型化、設置可能な場所の制限、及び、建物の開口部の美観の低下を抑制しつつ、防火用開閉装置の操作性の低下を抑制可能である。
また、本実施形態の防火用開閉装置1では、スクリーン5の下端部に、不燃材料からなる金属製の板53が設けられている。このような不燃材料からなる板53は、スクリーン5の下端を火災から保護する機能を発揮するだけでなく、ボトム枠11をスクリーン5にネジ止めする際に、不燃材料からなる板53を座として使用することができる。そのため、上記実施形態の防火用開閉装置1では、火災からの保護機能の向上と、ボトム枠11をスクリーン5に取り付ける取付構造の簡素化を同時に達成することができる。
さらに、本実施形態の防火用開閉装置1では、スクリーン5の下端部に、不燃材料からなる糸により構成された抜止部51が形成されている。そのため、シート状のスクリーン5の下端部が、ボトム枠11から抜けることを防止することができる。
その上、本実施形態の防火用開閉装置1では、不燃材料により構成された抜止補助部52を、スクリーン5の幅方向端部に形成しているので、スクリーン5に火災時の右ガイド枠2及び左ガイド枠3の変形や、通常時に子供がスクリーン5を強く押す等の大きな力が加わった場合でも、シート状のスクリーン5が右ガイド枠2及び左ガイド枠3から抜けることを防止することができる。
上記実施形態においては、ステンレス製の糸のミシン縫いを複数回重ねることにより抜止部51を形成しているが、抜止部51の形成はこの方法に限定されるものではなく、例えば、ミシン以外の縫製機または手縫いにより抜止部51を形成してもよい。さらに、スクリーンが抜けることを防止することが可能であれば、縫製を重ねて行わなくともよい。
上記実施形態においては、抜止補助部52としてステープラを使用しているが、大きな力が加わった場合でも、スクリーンが抜けることを防止することが可能であれば、抜止補助部52はステープラに限定されず、また、抜止補助部52を設けずともスクリーンが抜けることを防止することが可能であれば、抜止補助部52を設けなくともよい。
上記実施形態においては、抜止部として、不燃材料からなる糸により構成された抜止部のみが形成されているが、本発明の効果を奏する範囲において、不燃材料からなる糸により構成された抜止部以外の抜止部が形成されていてもよい。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において、通常の知識を有する者により可能である。例えば、スクリーンは上下にスライドするものだけではなく、左右にスライドするものでもよい。
本発明によれば、シート状のスクリーンがガイド枠から抜けることを防止する抜止部を設けても、スクリーンの幅方向端部側の巻き径が大きくなることを抑制することで、収容ボックスの大型化、設置可能な場所の制限、及び、建物の開口部の美観の低下を抑制しつつ、防火用開閉装置の操作性の低下を抑制可能な防火用開閉装置を提供することができる。
1:防火用開閉装置
2:右ガイド枠
21:外側ガイド部
21a:第1の壁部 21b:第2の壁部 21c:第3の壁部
21d:第4の壁部 21e:一対の屋外側突出壁部
21f:折れ曲がり部 21g:屋外側収容部
21h:一対の屋内側突出壁部 21i:折れ曲がり部
21j:屋内側収容部 21k:一対の突出壁部
21l:開口部 21m:一対の突出部
22:内側ガイド部
22a:スリット
23:ガイド枠補強材
3:左ガイド枠
4:下枠
4a:端部
41:底部
41a:背面 41e:一対の屋外側突出壁部
41f:折れ曲がり部 41g:屋外側収容部
41h:一対の屋外側突出壁部 41i:折れ曲がり部
41j:屋内側収容部
42:凹部
43:下枠補強材
5:スクリーン
5a:たて辺 5b:下端
51:抜止部 52:抜止補助部 53:板
6:収容ボックス
60:本体 61:ベース材 62:ドラム
7:開口部
7a:内周面
8:額縁
9:加熱発泡材
10:隙間隠材
11:ボトム枠
12:ラッチ

Claims (3)

  1. 左ガイド枠、右ガイド枠及び下枠と、
    幅方向端部が前記左ガイド枠及び前記右ガイド枠に囲まれ、且つ、前記左ガイド枠及び前記右ガイド枠に沿って巻取り及び巻戻しされるスクリーンと、
    前記スクリーンを収容する収容ボックスと、を備え、
    前記スクリーンの前記幅方向端部には、不燃材料からなる糸により構成された抜止部が形成され
    前記スクリーンの下端部には、不燃材料からなる糸により構成された抜止部が形成されていることを特徴とする防火用開閉装置。
  2. 前記スクリーンの下端部には、不燃材料からなる金属製の板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防火用開閉装置。
  3. 前記スクリーンの幅方向端部には、不燃材料により構成された抜止補助部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の防火用開閉装置。
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