JP2003062101A - 防火用シートシャッター - Google Patents

防火用シートシャッター

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JP2003062101A
JP2003062101A JP2001250942A JP2001250942A JP2003062101A JP 2003062101 A JP2003062101 A JP 2003062101A JP 2001250942 A JP2001250942 A JP 2001250942A JP 2001250942 A JP2001250942 A JP 2001250942A JP 2003062101 A JP2003062101 A JP 2003062101A
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JP
Japan
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sheet
closing
sheet body
fire
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001250942A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Isemura
則久 伊勢村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
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Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災時の熱によって座板が変形して座板と床面
の間に隙間が発生したとしても、該隙間を塞ぐことがで
きる防火用シートシャッターを提供する。 【解決手段】建物開口部を閉鎖する耐火シート本体2
と、シート本体2の下端に設けた座板4とを有する防火
用シートシャッターにおいて、シート本体2の下方部位
には開口部の略全幅に延出する塞ぎシート体5がシート
本体2に略重合するようにして設けてあり、塞ぎシート
体5は開口部の幅方向に延出する上下の長手端部を有し
ており、上側の長手端部6はシート本体2に熱溶断性糸
によって縫着されており、下側の長手端部7はシート本
体2に耐火性糸によって縫着されており、開口部全閉時
において、上側の長手端部6を縫着する熱溶断性糸が火
災時の熱によって溶断すると、上側の長手端部6が自由
端となって塞ぎシート体5が自重で垂れ下がって着床す
ることで座板4と床面の間の隙間を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火用シートシャ
ッターに係り、詳しくは、火災時の熱による座板変形に
伴う座板と床面との隙間を塞ぐ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】シートシャッターのシートを耐火シート
から構成したいわゆる防火シートシャッターが登場して
いる。しかしながら、火災時の熱によってシート下端の
座板が熱変形することがあり、床面と座板との間に隙間
が発生してしまう可能性がある。この隙間が許容範囲を
超えると、該隙間を介して火炎が未火災側まで流入して
しまい、防火区画が保持されなくなるおそれがある。
【0003】これに関連して特開平11−62434号
には、シール材を有するシートシャッターが開示されて
いる。しかしながら、このものにおいては、シール材が
座板に装着されているので、シール材を座板に保持させ
る手段が必要となり、また、シール材は座板の変形の影
響を受け易い。また、シャッターカーテンを巻き取った
状態(収納状態)において、シール材が座板の側部に位
置しているので下方から見上げた場合に見栄えがあまり
良くない。さらに、シール材を座板に設けるものでは、
シール材のストローク(上下方向の長さ)を大きく取る
ことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解決するために創案されたものであって、火災時の熱
によって座板が変形して座板と床面の間に隙間が発生し
たとしても、該隙間を塞ぐことができる防火用シートシ
ャッターを提供することを目的とするものである。本発
明の他の目的は、このような防火用シートシャッターに
おいて、座板にシール材を設けた従来のシートシャッタ
ーにおける不具合を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに本発明が採用した技術手段は、建物開口部を閉鎖す
る耐火シート本体と、該シート本体の下端に設けた座板
とを有する防火用シートシャッターにおいて、該シート
本体の下方部位には該開口部の略全幅に延出する塞ぎシ
ート体が該シート本体に略重合するようにして設けてあ
り、該塞ぎシート体は該開口部の幅方向に延出する上下
の長手端部を有しており、上側の長手端部は該シート本
体に熱溶断性糸によって縫着されており、下側の長手端
部は該シート本体に耐火性糸によって縫着されており、
開口部全閉時において、該上側の長手端部を縫着する熱
溶断性糸が火災時の熱によって溶断すると、該上側の長
手端部が自由端となって該塞ぎシート体が自重で垂れ下
がって着床することで該座板と床面の間の隙間を閉塞す
るように構成したことを特徴とするものである。
【0006】好ましくは、該塞ぎシート体は該シート本
体の両面に設けてあり、両面に設けた塞ぎシートは共通
の糸によって該シート本体に縫着されている。また、一
つの態様では、該塞ぎシート体にはウエイトが設けてあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は防火用シートシャッターの概略正
面図である。建物内部の防火区画部位の上方には左右方
向に延出する巻取シャフト1が軸架されており、巻取シ
ャフト1には耐火シートからなるシート本体2が巻装さ
れている。該部位の左右の壁面にはシート本体2の幅方
向端部を受け入れて案内するガイドレール3が対向状に
立設されている。シート本体2の幅方向端部には高さ方
向に所定間隔を存して複数の抜け止め部材2aが設けて
あり、抜け止め部材2aをガイドレール3内に位置させ
ることで、スクリーン2がガイドレール3から抜け出す
ことを防止している。シート本体2の下端には座板4が
設けてある。
【0008】シート本体2の下方部位には、塞ぎシート
体5が設けてある。塞ぎシート5は、正面視において左
右方向に延出する長手状の長方形を有しており、開口部
の略全幅に延出する上下の二つの長手端部6,7を有し
ており、シート本体2に重合するようにして、長手端部
6,7を介してシート本体2に縫着されている。
【0009】図2は、シート本体2の下方部位を示す側
面図である。図1、図2(a)において、上側の長手端
部6はシート本体2に熱溶断性糸によって縫着されてお
り、下側の長手端部7はシート本体2に耐火性糸によっ
て縫着されている。このような熱溶断性糸は公知であっ
て、ビニル樹脂製の糸が例示される。このような耐火性
糸は公知であって、例えば、ガラス繊維糸、ステンレス
糸等が例示される。
【0010】開口部全閉時において、上側の長手端部6
を縫着する熱溶断性糸が火災時の熱によって溶断する
と、上側の長手端部6が自由端となって塞ぎシート体5
が自重で垂れ下がって着床することで座板4と床面の間
の隙間を閉塞するようになっている。このような構成
は、塞ぎシート体5の高さ寸法、およびシート本体2に
おける長手端部6の縫着位置の選択組合せによって達成
することができる。望ましくは、塞ぎシート体5の上側
の長手端部6が着床した時には、ある程度の面積をもっ
て塞ぎシート体5と床面とが当接するように構成するの
がよい。
【0011】塞ぎシート体5はシート本体2の両面に設
けてあり、両面に設けた塞ぎシート5はシート本体2の
表裏の略同じ部位に縫着される。好ましくは、塞ぎシー
ト体5は、共通の糸によって、同時に縫着されており、
二つの塞ぎシート体5を設けるものでありながら縫製が
簡単である。また、開口部全閉時には、火災の熱や風圧
等によってシート本体2が撓む場合があるので(結果と
して、床面に対する塞ぎシート体5の位置が変わる)、
シート本体2の両側に塞ぎシート体5を設けることが有
利である。また、座板4の下端には、スポンジやテープ
等からなる気密材8が設けてあり、遮煙性能を良好にし
ている。
【0012】図3は、他の実施形態を示す図であって、
図2のものと同一の部材には同一の符号が付してある。
図3のものでは、塞ぎシート体5にウエイト9を設ける
ことで、上側の縫着部位が溶断した際の塞ぎシート体5
の下方への展開を良好に行なうようにしてある。ウエイ
ト9は例えば金属製のフラットバーから構成されてお
り、塞ぎシート体5に袋状部10を形成して、袋状部1
0にフラットバーを収納するようにしている。ウエイト
9は下方の長手端部6に近接する側に設けるのがよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、火災時に座板が熱変形
しても床面と座板の間に発生するであろう隙間は塞ぎシ
ート体によって閉塞され、防火区画が保持される。塞ぎ
シート体はシート本体に重合状に設けられるので、通常
時(開口部開放時)には、座板のみが見えており、塞ぎ
シート体が見えることがないので、見栄えが良好であ
る。さらに、塞ぎシート体はシート本体に設けてあるの
であるので、座板の変形の影響を受けることがない。ま
た、塞ぎシート体はシート本体に設けてあるので、塞ぎ
シートを座板に設けるような場合に比べて、塞ぎシート
体の高さを大きく取ることができ、より大きな隙間を塞
ぐことが可能となる。
【0014】塞ぎシート体をシート本体の両面に設け、
両面に設けた塞ぎシート体を共通の糸によって縫着した
ものでは、二つの塞ぎシート体を設けるものでありなが
ら縫製が簡単である。さらに、開口部全閉時には、火災
の熱や風圧等によってシート本体が撓む場合があるので
(結果として、床面に対する塞ぎシート体の位置が変わ
る)、シート本体の両側に塞ぎシートを設けることで良
好に隙間を閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防火用シャッターの概略正面図で
ある。
【図2】本発明の一つの実施形態に係る防火用シャッタ
ーのシャッターカーテン下方部位の側面図であって、
(a)は塞ぎシートの上端の長手端部が縫着されている
状態を示しており、(b)は塞ぎシートの上端の長手端
部の縫着糸が熱で溶断されて下方に垂れ下がる過程を示
す図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る防火用シャッター
のシャッターカーテン下方部位の側面図であって、
(a)は塞ぎシートの上端の長手端部が縫着されている
状態を示しており、(b)は塞ぎシートの上端の長手端
部の縫着糸が熱で溶断されて下方に垂れ下がる過程を示
す図である。
【符号の説明】
2 シート本体 4 座板 5 塞ぎシート 6 上方長手端部 7 下方長手端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物開口部を閉鎖する耐火シート本体と、
    該シート本体の下端に設けた座板とを有する防火用シー
    トシャッターにおいて、該シート本体の下方部位には該
    開口部の略全幅に延出する塞ぎシート体が該シート本体
    に略重合するようにして設けてあり、該塞ぎシート体は
    該開口部の幅方向に延出する上下の長手端部を有してお
    り、上側の長手端部は該シート本体に熱溶断性糸によっ
    て縫着されており、下側の長手端部は該シート本体に耐
    火性糸によって縫着されており、開口部全閉時におい
    て、該上側の長手端部を縫着する熱溶断性糸が火災時の
    熱によって溶断すると、該上側の長手端部が自由端とな
    って該塞ぎシート体が自重で垂れ下がって着床すること
    で該座板と床面の間の隙間を閉塞するように構成したこ
    とを特徴とする防火用シートシャッター。
  2. 【請求項2】請求項1において、該塞ぎシート体は該シ
    ート本体の両面に設けてあり、両面に設けた塞ぎシート
    は共通の糸によって該シート本体に縫着されていること
    を特徴とする防火用シートシャッター。
  3. 【請求項3】請求項1,2いずれかにおいて、該塞ぎシ
    ート体にウエイトを設けたことを特徴とする防火用シー
    トシャッター。
JP2001250942A 2001-08-22 2001-08-22 防火用シートシャッター Pending JP2003062101A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2469167C2 (ru) * 2011-02-25 2012-12-10 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Ульяновский государственный технический университет" Рулонная внутренняя оконная решетка
JP7467242B2 (ja) 2019-06-11 2024-04-15 文化シヤッター株式会社 防火用開閉装置

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