JP4469147B2 - 引違い折畳み開閉自在のサッシ - Google Patents

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本発明はサッシに関し,特に引違い開閉と折畳み開閉の双方を選択的になし得るようにした引違い折畳み開閉自在のサッシに関する。
本発明者は本発明の出願時に未公開の下記特許文献1によってこの種の引違い折畳み開閉自在のサッシを提案済であり,これによれば,例えば,サッシ戸を戸先框,召合框及び中間連結枠を介してこれら戸先框と召合框間に回動自在に設置した仕切パネルを備えることによって折畳み自在に構成し,サッシ枠の上下枠に設置した2条のガイドレールに内外2枚の各サッシ戸の戸先框及び召合框を常時係合し且つ召合框が戸当ブロックに受止めされたサッシ戸開成の逆配置状態における中間連結枠の位置よりやや戸当ブロック側に変位してガイドレールに配置した切欠部において中間連結枠を係脱自在とすることによってサッシ戸の引違い開閉と折畳み開閉の双方を自在としたものとされ,このとき中間連結枠の係脱は,例えば戸当ブロックをガイドレールの長さを可変とするように回動自在に配置することによって,該戸当ブロックを回動操作して召合框の位置を可変とすることによって中間連結枠の切欠部への到達を防止し,また中間連結枠の切欠部への到達を自在とするものとされる。
この構成によれば,一般の引違いサッシと同様にサッシ閉成時にガイドレールをサッシ戸との気密要素として用いながら,サッシの気密性を損うことのないガイドレール位置に切欠部を設けることによってサッシ戸の折畳み開閉を可能として,高度な気密性を確保したサッシとして簡単な構造でその引違い開閉と折畳み開閉の双方を可能とすることができ,また戸当ブロックによって中間連結枠が切欠部に到達するのが防止されるから引違い開閉をしようとしてサッシ戸を開成しても,サッシ戸が誤って折畳まれる可能性を解消した引き違い折畳み開閉自在のサッシを提供することができる。
特願2002−205256号先行出願
しかしこの場合戸当ブロックの回動操作をする必要があるところ,一般に戸当ブロックは目立たないようにサッシ枠の縦枠下端に設置されることが多く,例えばテラスサッシの場合,屈み込んで戸当ブロックの回動操作を行なうことが必要になる一方,例えば縦枠の上下中間位置にこれを設置することによって屈み込んだ操作を不用とすることができるが,外観を損なうという結果となる。
またサッシ戸の開成に連動するようにすれば同じく屈み込んだ回動操作を不要とすることが可能となるが,戸当ブロックはサッシの幅方向端部に設置され,サッシ戸はサッシの幅方向に可動であるが,機構が複雑になって故障原因となったりする可能性が残り,現実には様々な問題点を招くことになり易い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,戸当ブロックに触れることなく,可及的容易な操作によってサッシ戸の折畳み開閉とその誤動作を防止し得るようにして使い勝手のよい引違い折畳み開閉自在のサッシを提供するにある。
上記課題に添って本発明は,上記サッシ戸の引違い開閉と折畳み開閉の双方を自在としたサッシを用いるとともにサッシ戸の召合框にストッパーを設け,これを戸当ブロックに係脱自在とし,常態において戸当ブロックが該ストッパーを介して召合框を受止めて召合框を所定位置に保持することにより中間連結枠が切欠部に到達するのを防止する一方,ストッパーの操作によって戸当ブロックへの係合を解除して召合框が戸当ブロックの定位置より縦枠側に移動することにより中間連結枠が切欠部に到達しその折畳みを可能とするように構成したものである。
即ち請求項1に記載の発明は,サッシ戸を戸先框,召合框及び中間連結枠を介してこれら戸先框と召合框間に回動自在に設置した仕切パネルを備えることによって折畳み自在に構成し,サッシ枠の上下枠に設置した2条のガイドレールに内外2枚の各サッシ戸の戸先框及び召合框を常時係合し且つ召合框が戸当ブロックに受止めされたサッシ戸開成の逆配置状態における中間連結枠の位置よりやや戸当ブロック側に変位してガイドレールに配置した切欠部において中間連結枠を係脱自在とすることによってサッシ戸の引違い開閉と折畳み開閉の双方を自在としたサッシであって,上記サッシ戸の召合框に上記戸当ブロックに係合するストッパーを設けて中間連結枠の切欠部への到達を防止し,該ストッパーの戸当ブロックへの係合を解除して召合框を戸当ブロック上に移動することによって上記中間連結枠の切欠部への到達を自在としてなることを特徴とする引違い折畳み開閉自在のサッシとしたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,ストッパーを召合框に突没自在乃至起倒自在とすることによって可及的簡易な構造とするとともに故障や誤動作を防止して長期の安定性を確保したものとするように,これを,上記ストッパーを,召合框の中空部に設置しその長手方向中間位置に設置した操作部の操作によって召合框の長手方向端部の上下端又はその一方の戸当ブロック側に突没自在又は起倒自在とした召合框内蔵の落し錠乃至これに準じた昇降装置によるものとしてなることを特徴とする請求項1に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシとしたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,突出乃至起立の戸当ブロック係合をサッシ戸の常態とすることによって一般に引違い開閉の多いサッシ戸の折畳み誤動作の防止を更に確実とするように,これを,上記ストッパーを,付勢手段によって付勢してその戸当ブロックへの係合を常時なし得るようにしてなることを特徴とする請求項2に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシとしたものである。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,戸当ブロック上に召合框が移動した状態でストッパーを戸当ブロックに係止することによって折畳み開閉時に召合框を定位置に固定してその揺動を防止し得るように,これを,上記ストッパーを,召合框の戸当ブロック上に移動した状態で該戸当ブロックに係止自在としてなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシとしたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上の構成によるものとしたから,請求項1に記載の発明は,常態において戸当ブロックが該ストッパーを介して召合框を受止めて召合框を所定位置に保持することにより中間連結枠が切欠部に到達するのを防止する一方,ストッパーの操作によって戸当ブロックへの係合を解除して召合框が戸当ブロックより縦枠側に移動することにより中間連結枠が切欠部に到達しその折畳みを可能として,戸当ブロックに触れることなく,可及的容易な操作によってサッシ戸の折畳み開閉とその誤動作を防止し得るようにして使い勝手のよい引違い折畳み開閉自在のサッシを提供することができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,ストッパーを召合框に突没自在乃至起倒自在とすることによって可及的簡易な構造とするとともに故障や誤動作を防止して長期の安定性を確保した引違い折畳み開閉自在のサッシとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,突出乃至起立の戸当ブロック係合をサッシ戸の常態とすることによって一般に引違い開閉の多いサッシ戸の折畳み誤動作の防止を更に確実とした引違い折畳み開閉自在のサッシとすることができる。
請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,戸当ブロック上に召合框が移動した状態でストッパーを戸当ブロックに係止することによって折畳み開閉時に召合框を定位置に固定してその揺動を防止する引違い折畳み開閉自在のサッシとすることができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは引き違い折畳み開閉自在のサッシであり,該サッシAは,図1,図2に示す如くに,サッシ戸10を戸先框11,召合框12及び中間連結枠14を介してこれら戸先框11と召合框12間に回動自在に設置した仕切パネル13を備えることによって折畳み自在に構成し,サッシ枠20の上下枠21,22に設置した2条のガイドレール24に内外2枚のサッシ戸10の戸先框11及び召合框12を常時係合し且つ召合框12が戸当ブロック30に受止めされたサッシ戸10開成の逆配置状態における中間連結枠14の位置よりやや戸当ブロック30側に変位してガイドレール24に配置した切欠部28において中間連結枠14を係脱自在とすることによってサッシ戸10の引違い開閉と折畳み開閉の双方を自在としたものとしてあり,本例にあって該サッシAは,これを,図3乃至図5に示す如くに,例えばアルミ製又はアルミと樹脂,木材等の複合材料製の肘掛窓乃至テラス窓用にして戸先框11及び召合框12の上方に突設した上吊りローラー17をサッシ枠20の上枠21に設置したサッシ戸10の上吊り用ガイドレール24に転動自在に載置係合するとともに同じく戸先框11及び召合框12の下方に突設した,下枠22設置の振止用のガイドレール26に転動又は摺動自在にして係脱自在に挿入係合するガイドローラー又はスラシ,本例にあってはガイドローラー18を該振止用のガイドレール26に挿入係合することによって各サッシ戸10をサッシ枠20に上吊り装着するようにした上吊りサッシとして構成してあり,このとき上記中間連結枠14の係合は,該中間連結枠14の設置の同様のガイドローラー又はスラシ,本例にあっては同じくガイドローラー18を,その上端において上枠21の上記上吊り用ガイドレール24と平行に配置した中間連結枠案内用のガイドレール25に,下端において下枠22の上記振止用のガイドレール26にそれぞれ係脱自在に係合するようにしたものとしてある。
本例にあってサッシ戸10は,これを,戸先框11,召合框12,同幅2枚の仕切パネル13及び該仕切パネル13間介設用単一の中間連結枠14を備えて,図9に示す閉成状態から図11に示す折畳み状態とするように,V字状折畳み自在としてあり,即ち本例のサッシ戸10は,戸先框11と召合框12を幅方向両端に配置し,これらの間に仕切パネル13を回動自在にヒンジ16連結するとともに該仕切パネル13間に中間連結枠14を同じく回動自在にヒンジ16連結して介設することによって構成するとともに上記内外2枚のサッシ戸10の高さを室外側で高く,室内側でやや低くして構成してあり,このとき本例の上記ヒンジ16連結は,これを,戸先框11,召合框12,仕切パネル13及び中間連結枠14の連結端部にそれぞれ一体又は一体的に設置した一方の軸受と他方の軸とを回動自在に嵌合することによってそれぞれ1/4円の回動を行うように形成した長手方向全長とした,例えばアルミ押出材等による全面ヒンジによるものとし,該ヒンジ16部分によってサッシAの気密性が損なわれることのないようにサッシ戸10としてその高気密性を確保するものとしてある。
サッシ枠20は上下枠21,22及び左右の縦枠23を枠組みして矩形の開口を形成し,上記サッシ戸10の高さにあわせてその開閉案内を行うように,図3乃至図5に示す如くに,上枠21に内外2条のガイドレール,本例にあっては各サッシ戸10に上吊り用のガイドレール24と中間連結枠案内用のガイドレール25を,下枠22に同じく内外2条の上記振止用のガイドレール26を備えたものとし,本例にあって該内外2条のガイドレールは,これを,上枠21においてその基体から室内側にL字状をなすように突出形成した浅溝水平にして上記サッシ戸10の高さに合わせて内外で段差をなすようにした上記戸先框11及び召合框12の上吊り用のガイドレール24とその各室内側に段差をなすように基体乃至ガイドレール24から突出配置して室内外に対向する突出フィン乃至突出壁27によって溝条を区画形成した上下方向に貫通の溝レールによるものとした中間連結枠案内用のガイドレール25によるものとし,下枠22において同じくその基体から突出配置した室内外に対向する突出フィン乃至突出壁27によって溝条を区画形成した断面コ字状をなし,上記戸先框11,召合框12及び中間連結枠14に共通の溝レールによるものとしてある。
内外2枚のサッシ戸10は,その戸先框11,召合框12の上下端を上記内外2条のガイドレール24,26に,中間連結枠14の上下端を同じく内外2条のガイドレール25にそれぞれ係合することによって,サッシ戸10を伸張した状態で各単一の引戸として,該ガイドレール24乃至26の案内によってその引き違い開閉を可能とし,また戸先框11及び召合框12をガイドレール24に係合したまま中間連結枠14の係合をガイドレール25から解除して,該中間連結枠14をガイドレール25交差方向の室内側又は室外側に脱出させ,サッシ戸10の仕切パネル13を戸先框11及び召合框12を基準として回動するように室外側又は室内側に向けてサッシ戸10をV字状に折畳み開成し,またガイドレール25に係合させて逆にサッシ戸10を単一の引戸をなすように伸張閉成して,中間連結枠14のガイドレール25係脱によってサッシ戸10の折畳み開閉を行うようにしてあり,本例の戸先框11,召合框12及び中間連結枠14における上記ガイドレール24乃至26への係合は,図3乃至図5に示す如くに,これらの上下端を転動自在乃至摺動自在に載置係合し又は挿入係合することによって行ってあり,本例の該上下端嵌挿による係合は,戸先框11及び召合框12においてその上端の上吊りローラー17をガイドレール24に載置係合し,下端の上記ガイドローラー18をガイドレール26に挿入係合して行ったものとし,このとき中間連結枠14においてはその上下端にそれぞれ上下に突出するように同じくガイドローラー又はスラシ,本例にあってはガイドローラー18を設置し,これを上下枠21,22の上記ガイドレール25,26に同じく摺動自在乃至転動自在に挿入係合することによって行ったものとしてある。
本例のサッシAにあってその気密性確保は,この種引き違いサッシにおける気密手段確保の常法に従ってサッシ枠20と閉成配置したサッシ戸10との間及びサッシ戸10の召合框12間にそれぞれ気密材29を介設配置することによってこれらを気密性確保の要素として行うものとしてあり,本例にあって該気密材29は上下枠21,22及び縦枠23にサッシ戸10側に突出して設置しそれぞれサッシ戸10の室内側においてその上下端の横框15乃至戸先框11に対接するようにするとともに召合框12の一方から他方に向けて突出して設置し他方の召合框12に対接するようにし,サッシ戸10を閉成配置した状態でこれら気密材29が室内外を遮断封止してその気密性を確保するようにしてある。
本例にあって上記中間連結枠14の係脱を行なう切欠部28は,図3乃至図5に示すように,上記溝レールによるものとしたガイドレール25,26を区画形成するように上枠21及び下枠22の各基体から室内外に対向するように配置した上記突出フィン乃至突出壁27にその長手方向所定位置に切欠加工を施すことによって行ってあり,本例にあって上枠21においては中間連結枠14の上記ガイドローラー又はスラシの径乃至幅,本例にあってはガイドローラーの径に合わせて該位置にやや大きめのU字状の切欠加工を施し,また下枠22においては該位置から戸当ブロック側を一連に開放するように幅広のL字状の切欠加工を施したものとしてあり,これによって中間連結枠14の上下端,本例にあって上記ガイドローラー18の溝レールに対する受入による係合と脱出による係合解除を行うようにしてある。
このとき切欠部28は,これを,各サッシ戸10を他方のサッシ戸10の室内側又は室外側の位置に開成移動し,該サッシ戸10の召合框12が,サッシ枠20,特にその縦枠23の上下端又はその一方,本例にあっては下端に設置した戸当ブロック30に衝接するようにこれに受止めされた,サッシ戸10閉成状態とは逆に開成した逆配置状態において,その中間連結枠14の位置より,例えば戸当ブロック30の長さに応じて数cm程度戸当ブロック30側,即ちその縦枠 側に変位した位置で,上記加工を施すことによってこれを配置してある。
このように構成したサッシAにあって,上記サッシ戸10の召合框12に上記戸当ブロック30に係合するストッパー40を設けて中間連結枠14の切欠部28への到達を防止し,該ストッパー40の戸当ブロック30への係合を解除して召合框12を戸当ブロック30上に移動することによって上記中間連結枠14の切欠部28への到達を自在としてある。
本例のストッパー40は,これを,召合框12の中空部に設置しその長手方向中間位置に設置した操作部45の操作によって召合框12の長手方向端部の上下端又はその一方の戸当ブロック30側,本例では戸当ブロック下端側に突没自在とした召合框内蔵の落し錠乃至これに準じた昇降装置によるものとしてあり,このとき,上記ストッパー40は,これを,その突出を常態とするように,付勢手段によって付勢してその戸当ブロック30への係合を常時なし得るようにしてある。
本例のストッパー40は,図2,図6に示す如くに,召合框12の長手方向中間の,クレセント19設置面と避けた室内側面に該クレセント19と同高さ位置に内蔵した断面コ字状乃至ボックス状の中間ガイド41と,長手方向端部,本例にあっては下端に内蔵した端部ガイド42と,これら中間ガイド41と端部ガイド42間に上下動案内自在に係合支持し戸当ブロック30に対する係脱部材をなすロッド43と,中間ガイド41内でロッド43固定のブロック44から室内側に突出するように設置した操作部45をなす摘みと,中間ガイド41の対向面でロッド43を突出方向に付勢する上記付勢手段としてのスプリング46と,召合框12の室内側で中間ガイド41を支持し操作部45の摘みをスライドする長孔を設けた化粧カバー47とを備えたものとしてある。
従って本例にあってロッド43は,上記スプリング46によって召合框12の端部からその上下方向,本例にあっては下方に付勢されて該端部から常時突出して戸当ブロック30の,本例にあって,図7,図8に示す如くに,その側面に凹陥形成して引違い開閉時にストッパー40の安定した受止めとこれによる確実な位置規制を行なうようにした溝状受止部に係合する突出形態を常態とすることによって,図2に示すように,サッシ戸10を引違い開閉した際にロッド43が戸当ブロック30に係合することによって召合框12が戸当ブロック30位置で受止めされその位置が規制される結果,その中間連結枠14が切欠部28に到達することが防止され,該サッシ戸10が誤って折畳まれることがないようにし,また折畳み開閉をするに際して,召合框12の長手方向中間位置の人の操作に適した位置に設置された操作部45の摘みを付勢手段のスプリング46に抗してスライドすればロッド43が戸当ブロック30と係合しない位置に没入して係合解除となり,召合框12が該戸当ブロック30のサッシ戸10受止めの定位置を超えて縦枠側の戸当ブロック30上に移動する結果,その中間連結枠14が切欠部28の位置に到達し,該サッシ戸10の折畳みが可能となる。
このとき本例にあって上記ストッパー40は,これを,召合框12が戸当ブロック30上に移動した状態で該戸当ブロック30に係止自在としてあり,該係止によって,サッシ戸10の折畳み開閉時に召合框12を定位置に固定してその揺動を防止するようにしてあり,本例にあって該ストッパー40の係止は,戸当ブロック30平面の面内に上下方向に開口したストッパー受孔32を形成して戸当ブロック30上に移動した召合框12のストッパー40を受入れることによってこれを行なうようにしてある。
本例のサッシAは,引違いサッシとして高度な気密性を確保し,引き違い開閉と折畳み開閉の2種類の開閉を選択的に可能とし,折畳み開成によって窓開口全開のフルオープンを可能とするサッシとなし得るとともにストッパー40を操作することによってサッシ戸10の折畳み開閉と引違い開閉時に誤ってサッシ戸10が折畳まれる誤動作を防止することができ,このときストッパー40の操作は屈み込む動作を必要とすることなく,人が立ったままで容易になし得て引違い折畳みサッシとしての使い勝手を向上することができる。
図示した例は以上のとおりとしたが,上記ストッパーを,召合框に配置して起立によって戸当ブロックに係合し,転倒によって該係合を解除自在としたものとすること,このとき,例えば召合框の長手方向端部に係合ブロックを軸支し,該係合ブロックが戸当ブロックに係合するとともに該係合時に衝撃を受けて転倒しない状態に回動自在するように設置し且つ該係合ブロックの起倒を上記と同様に召合框室内側の操作部の操作によるロッドの昇降で行なうようにすること,またこのとき同様に付勢手段を用いて起立を常態とするようにすること,この場合を含めて戸当ブロックをサッシ枠,例えば縦枠の上下端位置に配置しストッパーを配置するとき,操作部の上下動操作を回転運動に変換し,また回転操作を上下動運動に変換する等の連動機構を介することにより操作部の操作によって同時に連動するようにすること,必要に応じてストッパーの係脱を都度の操作によって行なうようにすること,ストッパーを,上記係合ブロックを起倒自在とするとき,その底面に係止突起を設けて戸当ブロックの受孔に係止し得るようにすること,この場合を含めて,ストッパーを戸当ブロックに係止するとき,これをストッパーの係脱を上記操作とは別の操作によって必要に応じてなし得るようにすること,上記折畳み自在のサッシ戸を,戸先框,召合框,同幅4枚以上の偶数枚の仕切パネル及び該仕切パネル間開設用複数の中間連結枠を備えた蛇腹状折畳み自在のもとすること,サッシ枠の上枠に溝レールを,下枠に突出レールをそれぞれ配置し,サッシ戸を該サッシ枠の上下枠間に装着して常法によって開閉案内する引き戸サッシとして構成すること,中間連結枠を上記中間連結枠案内用のガイドレールに代えて,戸先框及び召合框を常時係合するガイドレールに係脱自在とし,これらと共通のガイドレールを用いるようにすること等を含めて,本発明の実施に当って,サッシ戸,戸先框,召合框,仕切パネル,中間連結枠,サッシ枠,上下枠,ガイドレール,切欠部,戸当ブロック,ストッパー等の各具体的構造,形状,材質,数,寸法,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
サッシの室外側正面図である。 サッシ戸を逆配置状態としたサッシの部分省略室外側正面図である。 サッシの戸先框部分の縦断面図である。 サッシの中間連結枠部分の縦断面図である。 サッシの召合框部分の縦断面図である。 召合框とクレセントの関係を示す縦断面図である。 召合框とストッパーの関係を示す横断面図である。 引違い閉成状態を示すサッシの横断面図である。 サッシ戸の逆配置状態を示すサッシの横断面図である。 召合框が戸当ブロック上に位置したサッシの横断面図である。 サッシ戸を折畳んだ状態のサッシの横断面図である。
A サッシ
10 サッシ戸
11 戸先框
12 召合框
13 仕切パネル
14 中間連結枠
18 ガイドローラー
19 クレセント
20 サッシ枠
21 上枠
22 下枠
23 縦枠
24〜26 ガイドレール
27 突出フィン乃至突出壁
28 切欠部
29 気密材
30 戸当部材
40 ストッパー
41 中間ガイド
42 端部ガイド
43 ロッド
44 ブロック
45 操作部
46 スプリング
47 化粧カバー

Claims (4)

  1. サッシ戸を戸先框,召合框及び中間連結枠を介してこれら戸先框と召合框間に回動自在に設置した仕切パネルを備えることによって折畳み自在に構成し,サッシ枠の上下枠に設置した2条のガイドレールに内外2枚の各サッシ戸の戸先框及び召合框を常時係合し且つ召合框が戸当ブロックに受止めされたサッシ戸開成の逆配置状態における中間連結枠の位置よりやや戸当ブロック側に変位してガイドレールに配置した切欠部において中間連結枠を係脱自在とすることによってサッシ戸の引違い開閉と折畳み開閉の双方を自在としたサッシであって,上記サッシ戸の召合框に上記戸当ブロックに係合するストッパーを設けて中間連結枠の切欠部への到達を防止し,該ストッパーの戸当ブロックへの係合を解除して召合框を戸当ブロック上に移動することによって上記中間連結枠の切欠部への到達を自在としてなることを特徴とする引違い折畳み開閉自在のサッシ。
  2. 上記ストッパーを,召合框の中空部に設置しその長手方向中間位置に設置した操作部の操作によって召合框の長手方向端部の上下端又はその一方の戸当ブロック側に突没自在又は起倒自在とした召合框内蔵の落し錠乃至これに準じた昇降装置によるものとしてなることを特徴とする請求項1に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシ。
  3. 上記ストッパーを,付勢手段によって付勢してその戸当ブロックへの係合を常時なし得るようにしてなることを特徴とする請求項2に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシ。
  4. 上記ストッパーを,召合框を戸当ブロック上に移動した状態で該戸当ブロックに係止自在としてなることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の引違い折畳み開閉自在のサッシ。
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