JP4637886B2 - 建具および建具の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側に支持される網戸とを備えた引違い窓等の建具、および建具の施工方法に関する。
近年、引違い窓等の建具において、断熱性能や遮音性能の向上を図るために、障子のガラスパネルとして複層ガラスが多用されるようになった。このような複層ガラスでは、その厚さ寸法(見込み寸法)が単板ガラス等と比べて大きいために、複層ガラスに合わせて見込み寸法を拡大した窓枠を用いることがある。
しかし、見込み寸法を拡大した窓枠では、一般的なサイズの窓枠に対して建物躯体や外装材との取り合いや止水構造などを変更したり、窓枠回りに用いる部品を新規に製造したりする必要が生じ、設計や施工の手間が増大してコスト増加の原因となってしまう。このため、窓枠としては一般的な見込み寸法のものを用い、この窓枠に対して複層ガラスを用いた障子を設けることがある。
また、単板ガラスを用いた障子と一般的な見込み寸法を有した窓枠とを有する既設の窓を改装し、複層ガラスを用いた障子を設けることもある。
ところで、例えば引違い窓において、一般的な見込み寸法を有した窓枠に複層ガラスを用いた障子を支持させる場合には、内障子の複層ガラスを室内側に偏心させ、外障子の複層ガラスを室外側に偏心させることになる。しかし、通常、外障子の室外側には網戸が設けられているため、網戸と外障子とが干渉してしまうので、網戸を室外側に移動させた位置で支持する必要がある。さらに、網戸を室外側に移動させた場合には、網戸と窓枠(特に縦枠)との間に隙間ができてしまうことから、網戸の防虫性能が確保できなくなるため、隙間を塞ぐための縦枠の構造(縦枠装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された縦枠装置は、縦枠の室外側片に補助縦枠を取り付け、この補助縦枠に形成された摺接面部を室外側片よりも室外側に突出した位置、網戸のタイト材が摺接可能な位置に設けることで、タイト材と縦枠の室外側片との間の隙間が塞がれ、これにより虫の侵入が防止できるように構成されている。
特開平11−241581号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されたような従来の縦枠では、補助縦枠がカシメによって縦枠の室外側片に固定されているため、固定作業を実施するための設備が必要になり、設備が整った工場などでなければ固定作業を実施することができず、現場にて作業者が対応することが困難である。さらに、前述したように、既設の窓を改装して複層ガラスを用いた障子を設ける場合などには、現場に設備を搬入して窓枠を加工するか、あるいは窓枠を建物躯体から取り外して工場に搬送する必要が生じ、工事が大がかりになってしまうため、従来の縦枠装置を改装に利用することは困難である。
本発明の目的は、比較的簡単かつ容易に施工可能な構造で縦枠と網戸との隙間を塞いで虫等の侵入が防止できる建具および建具の施工方法を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具であって、前記縦枠の室外側端縁には、前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部が、当該縦枠の長手方向に沿って形成され、この延出片部には、前記網戸の側端縁と防虫材を介して当接可能な副縦枠材が取り付けられており、前記副縦枠材は、前記延出片部の一方の側面に沿って設けられて当該一方の側面に当接する当接面部と、当該当接面部に連続する側面部とを有して形成されるとともに、前記当接面部と隙間を介して当該副縦枠材に保持されかつ前記延出片部の他方の側面に当接する少なくとも1つのスペーサを有して構成され、前記縦枠の延出片部には、当該延出片部を貫通する貫通孔から形成されて前記スペーサと係合する係合部が設けられ、前記スペーサには、弾性変形可能でかつ前記貫通孔と嵌合する突状の被係合部が形成され、前記被係合部には、前記副縦枠材の側面部に近づくにしたがって前記当接面部との隙間が小さくなる方向に傾斜する傾斜面が形成され、前記延出片部が前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に挿入されるとともに、当該延出片部に前記傾斜面が摺接して前記被係合部が撓み、前記副縦枠材を所定位置まで押し込むことで前記被係合部が初期位置に戻って前記貫通孔に係合することで、当該副縦枠材が前記縦枠に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具としては、室内外一対の障子が左右スライド開放自在に設けられた引違い窓であってもよいし、1枚の障子が固定面材の室外側または室内側に沿って左右スライド開閉自在に設けられた外動片引き窓または内動片引き窓であってもよい。さらには、3枚以上の障子を備えた三枚建てタイプのものや、室内外一対の障子を2組備えた四枚建てのタイプのもの、あるいは同一見込み位置に設けられた一対の障子が左右に開く引き分けタイプのものもなど、様々な開閉形式の窓に本発明は適用可能である。
以上の本発明によれば、副縦枠材に設けたスペーサを延出片部の係合部に係合させるだけで副縦枠材が取り付けられるので、副縦枠材および延出片部の構造が簡単化できるとともに、工場等の設備が整っていなくても取付作業が容易にでき、現場作業によって副縦枠材を取り付けることが可能になる。従って、新設の場合のみならず、既設の建具を改装する場合であっても本発明の構造が採用できる。
また、縦枠の延出片部を当接面部とスペーサとの隙間に挿入し、スペーサを係合部に係合させることで、延出片部を当接面部とスペーサとで挟み込むことができ、副縦枠材の取付強度を高めることができる。
さらに、延出片部に設けた貫通孔を係合部としたことで、係合部を形成するための加工が容易にでき、すなわち工場のみならず現場においても比較的簡便な工具を用いて孔開け加工を実施することができる。さらに、スペーサを弾性変形可能に構成したことで、スペーサを撓ませながら副縦枠材を延出片部に押し込むことで、スナップ式にスペーサを貫通孔に嵌合させることができ、取付作業を一層簡単化することができる。
また、本発明の建具は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具であって、前記縦枠の室外側端縁には、前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部が、当該縦枠の長手方向に沿って形成され、この延出片部には、前記網戸の側端縁と防虫材を介して当接可能な副縦枠材が取り付けられており、前記副縦枠材は、前記延出片部の一方の側面に沿って設けられて当該一方の側面に当接する当接面部と、当該当接面部に連続する側面部と、この側面部から前記当接面部と略平行に突出した突出片部とを有して形成されるとともに、前記当接面部と隙間を介して当該副縦枠材に保持されかつ前記延出片部の他方の側面に当接する少なくとも1つのスペーサを有して構成され、このスペーサは、前記突出片部の一方の面に当接することで前記副縦枠材に移動不能に取り付けられ、前記縦枠の延出片部には、前記スペーサと係合する係合部が設けられ、前記延出片部が前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に挿入されるとともに、前記突出片部の他方の面と前記当接面部との間に前記延出片部の先端が挿入され、前記係合部が前記スペーサに係合することで、当該副縦枠材が前記縦枠に取り付けられたものでもよい。
このような本発明によれば、副縦枠材に設けたスペーサを延出片部の係合部に係合させるだけで副縦枠材が取り付けられるので、副縦枠材および延出片部の構造が簡単化できるとともに、工場等の設備が整っていなくても取付作業が容易にでき、現場作業によって副縦枠材を取り付けることが可能になる。従って、新設の場合のみならず、既設の建具を改装する場合であっても本発明の構造が採用できる。
また、縦枠の延出片部を当接面部とスペーサとの隙間に挿入し、スペーサを係合部に係合させることで、延出片部を当接面部とスペーサとで挟み込むことができ、副縦枠材の取付強度を高めることができる。さらに、副縦枠材の当接面部と突出片部とで延出片部の先端を挟むことで、取付強度を一層高めることができ、取付後に作用する力に対して副縦枠材の脱落を防止することができる。
この際、本発明の建具では、前記副縦枠材の側面部には、その先端から前記当接面部に向かって折れ曲がった折返し片が形成され、この折返し片と前記突出片部との間に係止されて前記スペーサが当該副縦枠材取り付けられていることが好ましい。
さらに、本発明の建具では、前記副縦枠材の上下端部には、当該副縦枠材の小口を塞ぐ上端部キャップおよび下端部キャップが設けられ、当該上端部キャップが前記縦枠の延出片部または前記上枠に固定され、当該下端部キャップが前記縦枠の延出片部または前記下枠に固定されていることが好ましい。
このような構成によれば、窓枠に固定可能な上端部キャップおよび下端部キャップを副縦枠材の上下端部に取り付けることで、副縦枠材の取付強度をさらに高めることができる。また、上端部キャップおよび下端部キャップで副縦枠材の上下端部を塞ぐことで、副縦枠材の内部への雨水等の浸入が防止できるとともに、副縦枠材の小口に衣服や物が引っかかることが防止できる。
一方、本発明の建具の施工方法は、上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具の施工方法であって、前記縦枠は、その室外側端縁において長手方向に沿い、かつ前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部を有して形成されており、この延出片部を貫通する貫通孔によって係合部を形成しておき、前記延出片部の一方の側面に当接可能な当接面部と当該当接面部に連続する側面部とを有して形成された副縦枠材と、この副縦枠材に保持されて前記延出片部の他方の側面に当接可能であるとともに、弾性変形可能かつ前記貫通孔と嵌合する突状の被係合部が形成された少なくとも1つのスペーサとを用意しておき、このスペーサ前記被係合部には、前記副縦枠材の側面部に近づくにしたがって前記当接面部との隙間が小さくなる方向に傾斜する傾斜面が形成され、前記窓枠を外壁開口部に固定した状態において、前記当接面部と隙間を介して前記副縦枠材に前記スペーサを取り付け、前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に前記縦枠の延出片部を挿入するとともに、当該延出片部に前記傾斜面を摺接させて前記被係合部を撓ませ、前記副縦枠材を所定位置まで押し込むことで初期位置に戻る前記被係合部を前記貫通孔に係合させることで、前記副縦枠材を前記縦枠に取り付け、前記縦枠に取り付けた副縦枠材と前記網戸の側端縁とが防虫材を介して当接可能に構成されることを特徴とする。
このような本発明によれば、前述と同様に、工場等の設備が整った場所でなくても副縦枠材の取付作業が容易にできるので、新設の場合のみならず既設の建具を改装する場合で現場作業によって副縦枠材を縦枠に確実に取り付けることができる。
さらに、本発明の建具の施工方法では、前記副縦枠材の上下端部に取り付け可能でその小口を塞ぐ上端部キャップおよび下端部キャップとを用意するとともに、これらの上端部キャップおよび前記下端部キャップの一方を前記窓枠に固定し、他方を前記副縦枠材に取り付けておき、前記上端部キャップおよび前記下端部キャップの一方に前記副縦枠材の端部を取り付けてから、当該副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に前記縦枠の延出片部を挿入するとともに、当該スペーサに前記係合部を係合させ、その後に、前記上端部キャップおよび前記下端部キャップの他方を前記窓枠に固定して前記副縦枠材を前記縦枠に取り付けることが好ましい。
このような構成によれば、上端部キャップおよび下端部キャップのうちの一方を先に窓枠に固定しておいてから、これに副縦枠材を取り付け、他方の端部キャップを固定することで、副縦枠材の上下方向の移動を端部キャップによって拘束して副縦枠材の脱落を確実に防止することができる。この際、窓枠に対する端部キャップの固定方向は、延出片部に対して略直交する方向であることが好ましく、これによれば、副縦枠材が延出片部から抜け出すような力が作用した場合でも、その力を端部キャップで支持することができ、副縦枠材の取付強度をさらに一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である引違い窓1を示す縦断面図である。図2は、引違い窓1を示す横断面図である。
図1、図2において、引違い窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る建具であり、上枠2、下枠3、および左右の縦枠4を四周枠組みした窓枠5と、この窓枠5の内側に左右スライド開閉自在に支持された室内外一対の障子10(室内側障子10Aおよび室外側障子10B)と、室外側障子10Bの室外側に左右スライド開閉自在に支持された網戸20とを備えて構成されている。
上枠2は、アルミ形材製の一体成形部材であり、室内側障子10Aの上端部をスライド案内する室内側上レール2Aと、室外側障子10Bの上端部をスライド案内する室外側上レール2Bと、網戸20の上端部をスライド案内する網戸上レール2Cとを有して形成されている。下枠3は、アルミ形材製の一体成形部材であり、室内側障子10Aの戸車をスライド案内する室内側下レール3Aと、室外側障子10Bの戸車をスライド案内する室外側下レール3Bと、網戸20の戸車をスライド案内する網戸下レール3Cとを有して形成されている。これらの上枠2および下枠3のレール間隔、つまり室内側上レール2Aと室外側上レール2Bとの間隔寸法、および室内側下レール3Aと室外側下レール3Bとの間隔寸法は、例えば35mm程度に設定されている。すなわち、窓枠5は、比較的小さな見込み寸法(一般的な見込み寸法であり、例えば室内側のアングル部を除いた見込み寸法が70mm程度)を有した汎用タイプの窓枠である。
縦枠4は、アルミ形材製の一体成形部材であり、図2の右側の縦枠4には、閉じた状態の室内側障子10Aを室内側に引き寄せる引寄せ片4Aが形成され、図2の左側の縦枠4には、閉じた状態の室外側障子10Bを室内側に引き寄せる引寄せ片4Bが形成されている。室内側の引寄せ片4Aは、室内側上レール2Aおよび室内側下レール3Aと略同一見込み位置に設けられ、室外側の引寄せ片4Bは、室外側上レール2Bおよび室外側下レール3Bと略同一見込み位置に設けられている。そして、左右の縦枠4における室外側端縁には、それぞれから見付け方向内側に延びる延出片部4Cが形成されている。これらの延出片部4Cは、網戸上レール2Cおよび網戸下レール3Cと略同一見込み位置に設けられている。また、縦枠4の延出片部4Cには、後述する副縦枠材40が取り付けられている。
障子10は、それぞれアルミ形材製の上框11、下框12、および左右の縦框13を四周框組みした内部に、ガラスパネル(複層ガラス)14を嵌め込んで構成されている。室内側障子10Aの上框11A、下框12Aおよび縦框13Aは、それぞれ室内側上レール2A、室内側下レール3Aおよび引寄せ片4Aの見込み位置(支持位置)よりも室内側に延びる面材保持部14Aを有して形成され、室内側障子10Aのガラスパネル14は、支持位置よりも室内側に偏心して設けられている。一方、室外側障子10Bの上框11B、下框12Bおよび縦框13Bは、それぞれ室外側上レール2B、室外側下レール3Bおよび引寄せ片4Bの見込み位置(支持位置)よりも室外側に延びる面材保持部14Bを有して形成され、室外側障子10Bのガラスパネル14は、支持位置よりも室外側に偏心して設けられている。
ここで、上框11、下框12、および左右の縦框13において、複層ガラスからなるガラスパネル14を保持するために必要とされる面材保持部14A,14Bの開口幅寸法(見込み方向寸法)としては、36mm程度に設定されており、室内外のレール間隔と同程度かレール間隔よりも大きい寸法に設定されているため、室内外の障子10A,10Bのクリアランス等を考慮すると、面材保持部14A,14Bおよびガラスパネル14は、レールに対して偏心して位置することとなる。このため、室外側障子10Bの室内側端縁は、網戸上レール2C、網戸下レール3Cおよび延出片部4Cの見込み位置よりも室外側に突出して設けられている。
網戸20は、それぞれアルミ形材製の上框21、下框22、および左右の縦框23を四周框組みした内部に、ネット24を取り付けて構成されている。上框21および下框22は、それぞれ図1に示すように、ネット24を保持する中空状の上框本体21Aおよび下框本体22Aを有し、上框21は、上框本体21Aから室内側に延びて上方に折れ曲がり網戸上レール2Cに案内される被案内片部21Bを有し、下框22は、下框本体22Aから室内側に延びて下方に折れ曲がり戸車を支持する戸車支持部22Bを有して形成されている。一方、縦框23は、図2に示すように、ネット24を保持する中空状の縦框本体23Aと、この縦框本体23Aの室内側側面に取り付けられた防虫材としてのモヘヤ23Bと、このモヘヤ23Bの上下に設けられて室内側に延びる弾性ヒレ23C,23D(防虫材)とを有して構成されている。上側の弾性ヒレ23Cは、図1に示すように、縦框23の上部と室外側障子10Bの上框11Bとの隙間を塞ぐ上部閉塞部材として設けられ、下側の弾性ヒレ23Dは、縦框23の下部と室外側障子10Bの下框12Bとの隙間を塞ぐ下部閉塞部材として設けられている。なお、モヘヤ23Bや弾性ヒレ23C,23Dは、網戸20側に設けられるものに限らず、副縦枠材40に設けられていてもよい。
次に、図3〜図6に基づいて、縦枠4および副縦枠材40について詳しく説明する。
図3は、引違い窓1の縦枠4の一部を拡大して示す横断面図である。図4は、副縦枠材40を示す横断面図である。図5は、副縦枠材40におけるスペーサ50を示す斜視図である。図6は、副縦枠材40における端部キャップ60を示す側面図および横断面図である。
縦枠4の延出片部4Cには、当該延出片部4Cを貫通する係合部としての貫通孔4Dが形成されており、副縦枠材40は、延出片部4Cの先端部を覆うようにして取り付けられ、貫通孔4Dに係合されて固定されている。
副縦枠材40は、図3、図4に示すように、アルミ形材製の一体成形品であり、延出片部4Cと略平行に延びて互いに対向した一対の対向面部41,42と、対向面部41,42同士を連結する側面部43とを有して断面略コ字形に形成されている。そして、副縦枠材40のコ字形内部における側面部43には、一方の対向面部41と略平行に突出した突出片部44が形成され、他方の対向面部42には、その先端から一方の対向面部41に向かって折れ曲がった折返し片45と、途中位置から一方の対向面部41に向かって突出した第2突出片部46とが形成されている。この副縦枠材40のコ字形内部には、一方の対向面部41との間に隙間47を介して保持される少なくとも1つのスペーサ50が着脱自在に取り付けられるようになっている。このような副縦枠材40において、一対の対向面部41,42のうちの一方の対向面部41によって当接面部が構成され、側面部43および他方の対向面部42によって側面部が構成されている。
スペーサ50は、図4、図5に示すように、樹脂製の一体成形品であり、略直方体状のスペーサ本体51と、このスペーサ本体51の側面に設けられて延出片部4Cの貫通孔4Dに嵌合可能な突状の被係合部としての被係合突部52と、スペーサ本体51の上下位置に設けられて弾性変形可能な一対の係止爪部53とを有して形成されている。このスペーサ50は、図4に示すように、副縦枠材40のコ字形開口側から挿入されて取り付けられ、この取り付けの際にスペーサ50を押し込むと、係止爪部53の背面側の摺接面54が折返し片45に摺接して係止爪部53が撓むようになっている。そして、所定位置までスペーサ50を押し込んだ状態において、係止爪部53が初期状態に戻って先端が折返し片45を係止するとともに、係止爪部53の基端部の当接面部55が突出片部44に当接することで、副縦枠材40に対して移動不能にスペーサ50が取り付けられる。この取付状態において、被係合突部52が設けられたスペーサ本体51の側面と、副縦枠材40の一方の対向面部41内面とが所定の隙間47(縦枠4の延出片部4Cの厚さ寸法に対応した隙間)を介して対向するようになっている。
以上のようにスペーサ50を取り付けた副縦枠材40は、縦枠4の延出片部4Cに対し、副縦枠材40のコ字形開口側から隙間47に延出片部4Cの先端を挿入して取り付けられる。この取り付けの際には、被係合突部52の傾斜面56が延出片部4Cの先端に摺接して被係合突部52が撓むとともに、所定位置まで副縦枠材40を押し込んだ状態で被係合突部52が初期位置に戻ることで、被係合突部52が貫通孔4Dに係合するようになっている。さらに、副縦枠材40を取り付けた状態において、一方の対向面部41と延出片部4Cとが面接触するとともに、一方の対向面部41と突出片部44との間に延出片部4Cの先端が挟まれるように位置し、これにより縦枠4に対して回転しないように副縦枠材40が取り付け可能になっている。
また、図6に示すように、縦枠4の延出片部4C上端部には、副縦枠材40の上端部小口を塞ぐ上端部キャップ60が固定され、この上端部キャップ60と副縦枠材40とが連結されるようになっている。なお、延出片部4Cの下端部にも、上端部キャップ60と同様に、副縦枠材40の下端部小口を塞ぐ下端部キャップ70が固定され(図7、図8参照)、この下端部キャップ70と副縦枠材40とが連結されるようになっている。上端部キャップ60(および下端部キャップ70)は、樹脂製の一体成形品であり、キャップ本体61と、このキャップ本体61から延びて副縦枠材40のコ字形内部に挿入可能なキャップ挿入部62とを有して形成されている。そして、キャップ本体61がビス63によって延出片部4Cに室外側から固定され、これにより延出片部4Cと略直交する方向から上端部キャップ60が窓枠5に固定されるようになっている。
また、キャップ本体61には、延出片部4Cを挿通可能で、延出片部4Cの先端を室内側から挟み込んで保持する保持溝64が形成されており、この保持溝64に延出片部4Cを挿通した状態でビス63を締め付けることで、上端部キャップ60が延出片部4Cに対して回動不能に取り付けられるようになっている。さらに、キャップ挿入部62には、上下に延びる案内溝65が形成されており、キャップ挿入部62を副縦枠材40に挿入する際に、案内溝65と副縦枠材40の第2突出片部46とを係合させることで、上端部キャップ60と副縦枠材40とが、互いに左右移動不能かつ回転不能に連結される。従って、副縦枠材40にキャップ挿入部62を挿入するとともに、キャップ本体61を延出片部4Cにビス止め固定することで、この上端部キャップ60を介して副縦枠材40の上端部が縦枠4に対して移動不能に固定されるようになっている。これと同様に、下端部キャップ70を介して副縦枠材40の下端部が縦枠4に対して移動不能に固定されるようになっている。
以上のように縦枠4に固定された副縦枠材40は、図2に示すように、網戸20のモヘヤ23Bおよび上下の弾性ヒレ23C,23Dと当接可能になっている。すなわち、図2に示すように、網戸20を左側にスライド移動させた際には、左側の縦框23に設けたモヘヤ23Bおよび上下の弾性ヒレ23C,23Dが、左側の縦枠4に固定した副縦枠材40の側面部43や他方(室外側)の対向面部42に当接し、縦枠4と縦框23との間に隙間が生じないようになっている。この際、右側の縦框23に設けたモヘヤ23Bおよび上下の弾性ヒレ23C,23Dが、室外側障子10Bの召合せ框(縦框13B)に当接または近接することで、縦框13Bと縦框23との間にも隙間が生じないようになっている。一方、網戸20を右側にスライド移動させた際には、右側の縦框23に設けたモヘヤ23Bおよび上下の弾性ヒレ23C,23Dが、右側の縦枠4に固定した副縦枠材40の側面部43や他方(室外側)の対向面部42に当接し、縦枠4と縦框23との間に隙間が生じないようになっている。
次に、図7および図8に基づいて、縦枠4に対する副縦枠材40の取付手順について詳しく説明する。図7および図8は、それぞれ副縦枠材40の取付手順を説明する図である。
先ず、図7(A)に示すように、縦枠4の延出片部4Cに貫通孔4Dを設けるとともに、延出片部4Cの上端部に上端部キャップ60を固定しておくとともに、貫通孔4Dに対応した高さ位置において副縦枠材40にスペーサ50を取り付け、副縦枠材40の下端部に下端部キャップ70を取り付けておく。
次に、図7(B)に示すように、延出片部4Cの先端側から副縦枠材40のコ字形開口に延出片部4Cを挿入しつつ、副縦枠材40の上端部に上端部キャップ60のキャップ挿入部62を挿入しつつ、副縦枠材40を上方に移動させる。
次に、図8(A)に示すように、副縦枠材40の下端部側を縦枠4に向かって回動させ、副縦枠材40の一方の対向面部41とスペーサ50との隙間47に延出片部4Cを挿入し、クリップ式にスペーサ50の被係合突部52と貫通孔4Dとを嵌合させる。
以上のようにしてスペーサ50を貫通孔4Dに係合させ、図8(B)に示すように、副縦枠材40を所定の取付位置に位置させてから、下端部キャップ70を延出片部4Cの下端部に固定して副縦枠材40の取り付けが完了する。
なお、副縦枠材40の取付手順としては、上端部キャップ60を先に延出片部4Cに固定しておくものに限らず、下端部キャップ70を先に延出片部4Cに固定しておき、副縦枠材40に上端部キャップ60およびスペーサ50を取り付けてから、副縦枠材40の下端部を下端部キャップ70に取り付ける手順であってもよい。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、副縦枠材40のコ字形内部に設けたスペーサ50の被係合突部52と、延出片部4Cの貫通孔4Dとをクリップ式に嵌合させることで、副縦枠材40が縦枠4に取り付けられる。従って、副縦枠材40および延出片部4Cの構造が簡単化できるとともに、工場等の設備が整っていなくても取付作業が容易にでき、現場作業によって副縦枠材40を取り付けることが可能になるので、新設の場合のみならず、既設の引違い窓1を改装する場合であっても低コストかつ短工期で副縦枠材40の取り付け作業が実施できる。
(2)また、縦枠4の延出片部4Cを副縦枠材40の一方の対向面部41とスペーサ50との隙間47に挿入し、スペーサ50の被係合突部52を貫通孔4Dに係合させるとともに、対向面部41と突出片部44との間に延出片部4Cの先端を挿入することで、副縦枠材40の取付強度を高めることができ、取付後に作用する力に対して副縦枠材40の脱落を防止することができる。
(3)また、延出片部4Cに固定される上端部キャップ60および下端部キャップ70と副縦枠材40の上下端部とを連結することで、副縦枠材40の取付強度をさらに高めることができる。さらに、上端部キャップ60および下端部キャップ70が延出片部4Cに対して見込み方向のビス63で固定されるので、副縦枠材40が延出片部4Cから抜け出すような力が作用した場合でも、その力の方向とビス63の固定方向とが直交していることから、副縦枠材40の抜け出しを確実に防止することができる。そして、上端部キャップ60および下端部キャップ70で副縦枠材40の上下端部を塞ぐことで、副縦枠材40の内部への雨水等の浸入が防止できるとともに、副縦枠材40の小口に衣服や物が引っかかることが防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、室内外一対の障子10A,10Bを有した引違い窓1を例示して説明したが、本発明の建具はこのような引違い窓1に限られない。すなわち、本発明の建具は、3枚以上の障子を有する3枚建てや4枚建ての引違い窓でもよく、また、前記実施形態における室内外のいずれか一方の障子が窓枠に固定された片引き窓でもよく、さらには一対の障子が離れる方向に開放される引分け窓であってもよい。
また、前記実施形態では、副縦枠材40の上下端部に上端部キャップ60および下端部キャップ70を設け、これらの端部キャップを介して副縦枠材40を縦枠4に固定したが、上下の端部キャップは必須ではなく、副縦枠材40の上下端部位置に前記スペーサ50を設けるとともに、これらのスペーサ50を縦枠4に形成した貫通孔4Dに嵌合させて副縦枠材40を取り付けるようにしてもよい。また、例えば、副縦枠材40の上端部のみに上端部キャップ60を取り付け、下端部はスペーサ50と貫通孔4Dとの嵌合による取付構造としてもよい。
さらに、縦枠4の延出片部4Cに設ける係合部としては、前記貫通孔4Dに限らず、延出片部4Cから室外側または室内側に突出した突起によって係合部を構成してもよく、この場合には、突起と係合可能な凹部をスペーサに形成しておけばよい。
また、前記実施形態では、一対の対向面部41,42と側面部43とを有して断面略コ字形に形成された副縦枠材40を用いたが、副縦枠材としては、断面略コ字形に形成されたものに限らず、当接面部(一方の対向面部41)から見込み方向に傾斜して延びる傾斜面部(側面部)を有して断面略三角形状に形成されたものでもよい。さらに、副縦枠材としては、当接面部(一方の対向面部41)から、見込み方向に円弧状に延びる曲面状の側面部を有して断面略扇形状に形成されたものでもよく、副縦枠材の形態は、前記実施形態に限定されるものではなく、任意の断面形状のものが利用可能である。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 前記建具を示す横断面図である。 前記建具における縦枠の一部を拡大して示す横断面図である。 前記縦枠に設けられる副縦枠材を示す横断面図である。 前記副縦枠材に設けられるスペーサを示す斜視図である。 前記副縦枠材の端部キャップを示す側面図および横断面図である。 前記副縦枠材の取付手順を説明する図である。 前記副縦枠材の取付手順を説明する図である。
符号の説明
1…引違い窓(建具)、2…上枠、3…下枠、4…縦枠、4C…延出片部、4D…貫通孔(係合部)、5…窓枠、10…障子、20…網戸、23B…モヘヤ(防虫材)、23C,23D…弾性ヒレ(防虫材)、40…副縦枠材、41…一方の対向面部(当接面部)、42…他方の対向面部(側面部)、43…側面部、44…突出片部、47…隙間、50…スペーサ、52…被係合突部(被係合部)、60…上端部キャップ、70…下端部キャップ。

Claims (6)

  1. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具であって、
    前記縦枠の室外側端縁には、前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部が、当該縦枠の長手方向に沿って形成され、この延出片部には、前記網戸の側端縁と防虫材を介して当接可能な副縦枠材が取り付けられており、
    前記副縦枠材は、前記延出片部の一方の側面に沿って設けられて当該一方の側面に当接する当接面部と、当該当接面部に連続する側面部とを有して形成されるとともに、前記当接面部と隙間を介して当該副縦枠材に保持されかつ前記延出片部の他方の側面に当接する少なくとも1つのスペーサを有して構成され、
    前記縦枠の延出片部には、当該延出片部を貫通する貫通孔から形成されて前記スペーサと係合する係合部が設けられ前記スペーサには、弾性変形可能でかつ前記貫通孔と嵌合する突状の被係合部が形成され
    前記被係合部には、前記副縦枠材の側面部に近づくにしたがって前記当接面部との隙間が小さくなる方向に傾斜する傾斜面が形成され、
    前記延出片部が前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に挿入されるとともに、当該延出片部に前記傾斜面が摺接して前記被係合部が撓み、前記副縦枠材を所定位置まで押し込むことで前記被係合部が初期位置に戻って前記貫通孔に係合することで、当該副縦枠材が前記縦枠に取り付けられている建具。
  2. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具であって、
    前記縦枠の室外側端縁には、前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部が、当該縦枠の長手方向に沿って形成され、この延出片部には、前記網戸の側端縁と防虫材を介して当接可能な副縦枠材が取り付けられており、
    前記副縦枠材は、前記延出片部の一方の側面に沿って設けられて当該一方の側面に当接する当接面部と、当該当接面部に連続する側面部と、この側面部から前記当接面部と略平行に突出した突出片部を有して形成されるとともに、前記当接面部と隙間を介して当該副縦枠材に保持されかつ前記延出片部の他方の側面に当接する少なくとも1つのスペーサを有して構成され、このスペーサは、前記突出片部の一方の面に当接することで前記副縦枠材に移動不能に取り付けられ、
    前記縦枠の延出片部には、前記スペーサと係合する係合部が設けられ、
    前記延出片部が前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に挿入されるとともに、前記突出片部の他方の面と前記当接面部との間に前記延出片部の先端が挿入され前記係合部が前記スペーサに係合することで、当該副縦枠材が前記縦枠に取り付けられている建具。
  3. 前記副縦枠材の側面部には、その先端から前記当接面部に向かって折れ曲がった折返し片が形成され、この折返し片と前記突出片部との間に係止されて前記スペーサが当該副縦枠材取り付けられている請求項2に記載の建具。
  4. 前記副縦枠材の上下端部には、当該副縦枠材の小口を塞ぐ上端部キャップおよび下端部キャップが設けられ、当該上端部キャップが前記縦枠の延出片部または前記上枠に固定され、当該下端部キャップが前記縦枠の延出片部または前記下枠に固定されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 上枠、下枠、および左右の縦枠を有する窓枠と、この窓枠内に開閉自在に支持される障子と、この障子の室外側にて前記窓枠に開閉自在に支持される網戸とを備えた建具の施工方法であって、
    前記縦枠は、その室外側端縁において長手方向に沿い、かつ前記網戸の見込み位置よりも室内寄りにて見付け方向内側または見込み方向外側に延びる延出片部を有して形成されており、この延出片部を貫通する貫通孔によって係合部を形成しておき、
    前記延出片部の一方の側面に当接可能な当接面部と当該当接面部に連続する側面部とを有して形成された副縦枠材と、この副縦枠材に保持されて前記延出片部の他方の側面に当接可能であるとともに、弾性変形可能かつ前記貫通孔と嵌合する突状の被係合部が形成された少なくとも1つのスペーサとを用意しておき、このスペーサ前記被係合部には、前記副縦枠材の側面部に近づくにしたがって前記当接面部との隙間が小さくなる方向に傾斜する傾斜面が形成され、
    前記窓枠を外壁開口部に固定した状態において、
    前記当接面部と隙間を介して前記副縦枠材に前記スペーサを取り付け、
    前記副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に前記縦枠の延出片部を挿入するとともに、当該延出片部に前記傾斜面を摺接させて前記被係合部を撓ませ、前記副縦枠材を所定位置まで押し込むことで初期位置に戻る前記被係合部を前記貫通孔に係合させることで、前記副縦枠材を前記縦枠に取り付け、
    前記縦枠に取り付けた副縦枠材と前記網戸の側端縁とが防虫材を介して当接可能に構成される建具の施工方法。
  6. 前記副縦枠材の上下端部に取り付け可能でその小口を塞ぐ上端部キャップおよび下端部キャップとを用意するとともに、これらの上端部キャップおよび前記下端部キャップの一方を前記窓枠に固定し、他方を前記副縦枠材に取り付けておき、
    前記上端部キャップおよび前記下端部キャップの一方に前記副縦枠材の端部を取り付けてから、当該副縦枠材の当接面部とスペーサとの隙間に前記縦枠の延出片部を挿入するとともに、当該スペーサに前記係合部を係合させ、
    その後に、前記上端部キャップおよび前記下端部キャップの他方を前記窓枠に固定して前記副縦枠材を前記縦枠に取り付ける請求項5に記載の建具の施工方法。
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