JPH0683579U - トラックフレームのカバー - Google Patents
トラックフレームのカバーInfo
- Publication number
- JPH0683579U JPH0683579U JP2992593U JP2992593U JPH0683579U JP H0683579 U JPH0683579 U JP H0683579U JP 2992593 U JP2992593 U JP 2992593U JP 2992593 U JP2992593 U JP 2992593U JP H0683579 U JPH0683579 U JP H0683579U
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- fitted
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装軌式建設車両のトラックフレームに装着さ
れた誘導輪ばねカバーに設けられた履帯張り調整窓のカ
バーを、土砂が堆積しにくく、清掃時の障害にならず、
着脱も容易なものにする。 【構成】 円形の調整窓11の内面に4個のホルダ12
をボルト13で締着し、調整窓11の円周に沿って両側
に配設されたばね14を抑える。円形のカバー15の外
周には環状溝16と取り外し用溝17とを設ける。カバ
ー15の装着はカバー15を調整窓11に嵌入し、環状
溝16にばね14を嵌合させてカバー15を挾持する。
外す場合にはドライバ等で取り外し溝17を用いてこじ
開けるため、着脱は容易である。カバー15を調整窓1
1に嵌入した場合、カバー15と誘導輪ばねカバーの表
面とは同一とするため、土砂は堆積しにくく、清掃も容
易に行える。
れた誘導輪ばねカバーに設けられた履帯張り調整窓のカ
バーを、土砂が堆積しにくく、清掃時の障害にならず、
着脱も容易なものにする。 【構成】 円形の調整窓11の内面に4個のホルダ12
をボルト13で締着し、調整窓11の円周に沿って両側
に配設されたばね14を抑える。円形のカバー15の外
周には環状溝16と取り外し用溝17とを設ける。カバ
ー15の装着はカバー15を調整窓11に嵌入し、環状
溝16にばね14を嵌合させてカバー15を挾持する。
外す場合にはドライバ等で取り外し溝17を用いてこじ
開けるため、着脱は容易である。カバー15を調整窓1
1に嵌入した場合、カバー15と誘導輪ばねカバーの表
面とは同一とするため、土砂は堆積しにくく、清掃も容
易に行える。
Description
【0001】
本考案は、装軌車両、特には履帯式建設機械の足回り装置のトラックフレーム の構造に関する。
【0002】
図13は建設車両の足回り装置の誘導輪ばね部の断面図であり、トラックフレ ーム1には誘導輪2が誘導輪ばね3によって支持されており、誘導輪2に加わる 前方からの力は誘導輪ばね3により受け、緩衝するようになっている。誘導輪2 を支えている誘導輪軸4はシリンダ5に嵌入されており、シリンダ5の端部には グリースニップル6が装着されていてグリース7をシリンダ5内に注入したり、 抜いたりすることにより、履帯を張ったり、ゆるめたりする。
【0003】 グリースニップル6にグリースを注入したり、抜いたりする作業はトラックフ レーム1に設けた誘導輪ばねカバー8に設けられた調整窓から行う。図14は従 来の調整窓の断面図であり、図13のF−F断面である。図13に示すように誘 導輪ばねカバー8に四角形の調整窓40を設ける。調整窓40の周辺には応力集 中が発生し高応力となるため、これを緩和するために図14に示すように額縁の ように補強板41を溶着し、カバー42をボルト43により締着している。
【0004】
建設車両は周知のように土砂により汚れ、特に足回り装置においては汚れが甚 だしい。そのため、しばしば清掃作業が行われる。これは、トラックフレーム本 体の亀裂、変形、履帯、誘導輪、上、下転輪などの油洩れ、偏磨耗などの早期発 見のためには非常に重要であり、また、車両をトラック等で運搬する場合、公道 を汚さないためにも大切なことである。
【0005】 しかしながら、上記構成によれば、トラックフレームの誘導輪ばねカバーに設 けた調整窓に補強板を溶着し、カバーをボルトにより締着しているため、カバー 部分が誘導輪ばねカバーより突出し土砂が堆積しやすく、清掃時にはスコップが 補強板やカバーやボルト等に当たり、障害となる。また、カバーの着脱にはボル トの締め付け、取り外しを要し、作業が面倒である。さらに、応力集中緩和のた めの額縁式の補強板を溶着するため、材料の歩留りも悪く、生産性もよくなかっ た。
【0006】 本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、土砂が堆積しにくく、清掃 時の障害にもならず、着脱も容易で、生産性も良好なトラックフレームのカバー を提供することを目的としている。
【0007】
上記の目的達成のため、本考案に係るトラックフレームのカバーにおいては、 装軌車両のトラックフレームに装着された誘導輪ばねカバーに設けられた履帯張 り調整窓のカバーにおいて、前記調整窓の内面に装着され、前記調整窓に埋入せ る前記カバーの外周に嵌合し、前記カバーを挾持するばねと、外周に前記ばねに 嵌合する溝を有する前記カバーとを具備せることを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、誘導輪ばねカバーに設けられた調整窓の内面に、調整窓に 埋入されたカバーの外周に嵌合してカバーを挾持するばねを装着し、前記ばねに 嵌合する溝を外周に設けたカバーを備えたため、カバーを調整窓に埋入して外周 溝にばねを嵌合させるだけでカバーの装着ができ、しかも、誘導輪ばねカバーの 外面とカバーの外面とを同一面にすることが可能である。
【0009】
以下に本考案に係るトラックフレームのカバーの実施例について、図面を参照 して説明する。図1はカバーの第1実施例を示し、トラックフレーム1に装着さ れた誘導輪ばねカバー8には調整窓カバー10が装着されている。図2は図1の A−A断面図である。図3は図2のB矢視を示す調整窓カバー10の詳細正面図 であり、図4は図3のC−C断面図である。誘導輪ばねカバー8に設けられた円 形の調整窓11の周囲には4個のばねホルダ12がボルト13により締着されて いる。ばね14はばねホルダ12により調整窓11の周囲に沿うように挾着され ている。円形のカバー15の外周には環状溝16が設けられており、外周2〜4 箇所には取り外し用の溝17を備えている。
【0010】 図5、図6は図3のD−D断面図であり、図5はカバー15の装着前の状態で あり、図6は装着後の状態を示す。図5に示すようにカバー15の外周には環状 溝16が設けられ、端面には面取り18が設けられている。カバー15を装着す る場合には図5においてカバー15を調整窓11に矢印方向に嵌入する。ばね1 4はカバー15の面取り18により押し広げられ、環状溝16に嵌合して図6に 示すようにカバー15を挾持する。このとき、カバー15の外面19と誘導輪ば ねカバー8の外面9とは同一面となる。カバー15に外部から大きな力Wが加わ った場合には、カバー15は図3に示すG部でばねホルダ12に当接し、カバー 15の埋没を防止する。カバー15を取り外す場合には溝17にドライバ等を引 っ掛け、こじ起こして取り外す。
【0011】 図7はカバーの第2実施例の正面図であり、図8は側面断面図で、図7のE− E断面を示す。誘導輪ばねカバー8に設けられた円形の調整窓11の周囲には図 9に示すようなめねじ21を有するボス20が3個溶着されている。ボス20に は3箇所に突起部23を有するばね22が図10に示すように装着され、図11 に示すばね抑え24を図12に示すようにボス20にボルト28により締着する 。ばね抑え24のリング25の外周にはボス20に締着されるフランジ26が溶 着され、内周にはストッパ27が溶着されている。
【0012】 円形のカバー30の外周にはばね22の突起部23が嵌合する環状溝31が設 けられ、外周の2〜4箇所には取り外し用の溝32が設けられている。カバー3 0の端面には面取り33が設けられ、カバーを装着する場合には、図12の矢印 の方向にカバー30を調整窓11に嵌入する。ばね22の突起部23はカバー3 0の面取り33に押されてばね22が開き、突起部23はカバー30の環状溝3 1に嵌合して図8に示すようにカバー30を挾持する。このとき、カバー30の 表面34と誘導輪ばねカバー8の表面9とは同一面となる。カバー30に矢印方 向に大きな外力が加わった場合には、カバー30はストッパ27に当接する。カ バー30を取り外す場合にはドライバ等で取り外し用の溝32を利用して取り外 す。
【0013】
以上説明したごとく、本考案は、装軌車両のトラックフレームの誘導輪ばねカ バーに設けられた履帯張り調整窓のカバーを、調整窓の内面に装着した、調整窓 に埋入したカバーの外周に嵌合してカバーを挾持するばねと、ばねに嵌合する環 状溝を外周に有するカバーとより構成し、カバーに取り外し用の溝を設けたため 、カバーの装着はカバーを調整窓に嵌入し、ばねと環状溝とを嵌合させることに より行い、取り外しは取り外し用溝を利用してドライバー等により容易に行うこ とができる。また、カバー装着時にはカバーを調整窓に埋入し、表面を誘導輪ば ねカバーの表面と同一にしたため、土砂の堆積が少なく、清掃時の障害になるも のもなく、清掃が容易に行える。さらに、調整窓を円形としたため、応力集中の 度合いが少なく、したがって、調整窓の周囲を補強板で補強する必要もなく、生 産性の良いトラックフレームのカバーが得られる。
【図1】本考案のカバーを装着したトラックフレームの
側面断面図である。
側面断面図である。
【図2】本考案のカバーを装着したトラックフレームの
正面断面図である。
正面断面図である。
【図3】本考案のカバーの第1実施例の正面図である。
【図4】本考案のカバーの第1実施例の側面断面図であ
る。
る。
【図5】本考案のカバーの第1実施例のカバー装着前の
平面断面図である。
平面断面図である。
【図6】本考案のカバーの第1実施例のカバー装着後の
平面断面図である。
平面断面図である。
【図7】本考案のカバーの第2実施例の正面図である。
【図8】本考案のカバーの第2実施例の側面断面図であ
る。
る。
【図9】本考案のカバーの第2実施例の調整窓部裏面の
斜視図である。
斜視図である。
【図10】本考案のカバーの第2実施例のばね装着時の
調整窓の正面図である。
調整窓の正面図である。
【図11】本考案のカバーの第2実施例のばね抑えの斜
視図である。
視図である。
【図12】本考案のカバーの第2実施例のカバー装着前
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図13】トラックフレームの誘導輪ばね部の断面図で
ある。
ある。
【図14】従来の調整窓カバーを装着したトラックフレ
ームの断面図である。
ームの断面図である。
1 トラックフレーム 8 誘導輪ばねカバー 10 調整窓カバー 11 調整窓 12 ホルダ 14、22 ばね 15、30 カバー 16、31 環状溝 17、32 取り外し用溝 18、33 面取り 20 ボス 23 突起部 24 ばね抑え
Claims (1)
- 【請求項1】 装軌車両のトラックフレームに装着され
た誘導輪ばねカバーに設けられた履帯張り調整窓のカバ
ーにおいて、前記調整窓の内面に装着され、前記調整窓
に埋入せる前記カバーの外周に嵌合し、前記カバーを挾
持するばねと、外周に前記ばねに嵌合する溝を有する前
記カバーとを具備せることを特徴とするトラックフレー
ムのカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2992593U JPH0683579U (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | トラックフレームのカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2992593U JPH0683579U (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | トラックフレームのカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683579U true JPH0683579U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12289577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2992593U Pending JPH0683579U (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | トラックフレームのカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683579U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015227567A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 株式会社Lixil | 開口部装置 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP2992593U patent/JPH0683579U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015227567A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | 株式会社Lixil | 開口部装置 |
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