JPH0728203Y2 - マンホール口輪 - Google Patents
マンホール口輪Info
- Publication number
- JPH0728203Y2 JPH0728203Y2 JP3852192U JP3852192U JPH0728203Y2 JP H0728203 Y2 JPH0728203 Y2 JP H0728203Y2 JP 3852192 U JP3852192 U JP 3852192U JP 3852192 U JP3852192 U JP 3852192U JP H0728203 Y2 JPH0728203 Y2 JP H0728203Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manhole
- outer frame
- muzzle
- hole
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マンホールの蓋を支持
するマンホール口輪の構造に関する。
するマンホール口輪の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示したように、従来のマンホール
口輪1は、マンホール蓋4を支持する断面略L形の金属
製の内枠2と、その外側に取り付けられるコンクリート
製の外枠3とから構成されている。そして該外枠3は、
その上面が外側へ下り勾配の傾斜面5に形成されている
とともに、複数個所に比較的大径(直径50mm程度)の
ナット用孔6が貫設されている。このナット用孔6は、
マンホール本体7に予め埋め込まれているアンカーボル
ト8に内枠2を締結するために用いるナット9を、挿入
及び締結するための孔である。
口輪1は、マンホール蓋4を支持する断面略L形の金属
製の内枠2と、その外側に取り付けられるコンクリート
製の外枠3とから構成されている。そして該外枠3は、
その上面が外側へ下り勾配の傾斜面5に形成されている
とともに、複数個所に比較的大径(直径50mm程度)の
ナット用孔6が貫設されている。このナット用孔6は、
マンホール本体7に予め埋め込まれているアンカーボル
ト8に内枠2を締結するために用いるナット9を、挿入
及び締結するための孔である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、このマンホ
ールの下部は基礎工事が行なわれてあるためマンホール
自体は沈下しないが、道路面10は車両の通行等により
路面沈下が進行し、図7のように外枠3が次第に露出し
てくる。そのため、通行車両の衝撃等により該外枠3が
破損してしまうという問題があった。即ち、該外枠3は
傾斜面5により外周縁の厚みが薄くなっているととも
に、比較的大径のナット用孔6が設けてあるため、図8
に示したようにその外周縁及びナット用孔6の周囲にひ
び割れ11が発生し易く、このひび割れの進行によって
欠損12を生じたり、全体の破壊に至っていた。
ールの下部は基礎工事が行なわれてあるためマンホール
自体は沈下しないが、道路面10は車両の通行等により
路面沈下が進行し、図7のように外枠3が次第に露出し
てくる。そのため、通行車両の衝撃等により該外枠3が
破損してしまうという問題があった。即ち、該外枠3は
傾斜面5により外周縁の厚みが薄くなっているととも
に、比較的大径のナット用孔6が設けてあるため、図8
に示したようにその外周縁及びナット用孔6の周囲にひ
び割れ11が発生し易く、このひび割れの進行によって
欠損12を生じたり、全体の破壊に至っていた。
【0004】また、特に降雪地においては、図7のよう
に露出した外枠3の外周面14に除雪車の爪13が引掛
かり易いため、外枠3の破損が顕著であった。
に露出した外枠3の外周面14に除雪車の爪13が引掛
かり易いため、外枠3の破損が顕著であった。
【0005】そこで、本考案は通行車輌の衝撃等によっ
て破損が生ずることを防止できるようにしたマンホール
口輪を提供することを目的とする。
て破損が生ずることを防止できるようにしたマンホール
口輪を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、マンホール蓋を支持する受部を有するとと
もに、マンホール本体に埋め込まれたアンカーボルトが
貫通するボルト孔を設けた内枠と、下端面の前記ボルト
孔に対応する位置に、アンカーボルトの上端が収容され
る凹部を設けるとともに、この凹部から上面までに接着
剤注入孔を貫設したコンクリート製の外枠とを一体化し
て成る。
に本考案は、マンホール蓋を支持する受部を有するとと
もに、マンホール本体に埋め込まれたアンカーボルトが
貫通するボルト孔を設けた内枠と、下端面の前記ボルト
孔に対応する位置に、アンカーボルトの上端が収容され
る凹部を設けるとともに、この凹部から上面までに接着
剤注入孔を貫設したコンクリート製の外枠とを一体化し
て成る。
【0007】外枠の凹部から上面までに空気抜き孔を貫
設してもよい。
設してもよい。
【0008】また、外枠の上面をマンホール蓋の上面よ
りも高く形成するとともに、該外枠上面の外周縁に面取
り部を設けてもよい。
りも高く形成するとともに、該外枠上面の外周縁に面取
り部を設けてもよい。
【0009】さらに、外枠内の上端部に鉄筋を配設して
もよい。
もよい。
【0010】
【作用】従来、ナットで行なっていた本体のアンカーボ
ルトと口輪の内枠との結合を、接着剤で行なうようにし
たので、ナットを挿入し締結するために外枠に貫設して
いた大径の孔が不要となり、小径の接着剤注入孔を設け
ればよいため、通行車輌の衝撃等によって該孔の周囲か
らひび割れが生ずることが防止される。
ルトと口輪の内枠との結合を、接着剤で行なうようにし
たので、ナットを挿入し締結するために外枠に貫設して
いた大径の孔が不要となり、小径の接着剤注入孔を設け
ればよいため、通行車輌の衝撃等によって該孔の周囲か
らひび割れが生ずることが防止される。
【0011】外枠に空気抜き孔を設けることにより、接
着剤注入時の空気抜きを行なわせるとともに、接合状況
を目視確認することができる。
着剤注入時の空気抜きを行なわせるとともに、接合状況
を目視確認することができる。
【0012】外枠の外周縁上端に面取り部を設けること
によって、道路面の沈下を防止するとともに、通行車輌
の衝撃、特に除雪車の爪の引掛りを防止する。また、外
枠の上面の高さをマンホール蓋の上面より高くすること
により、何らかの原因で蓋が持ち上った場合でも、除雪
車の爪が蓋に引掛かることが避けられるため、蓋が口輪
から外れたり、破損したりすることが防止される。
によって、道路面の沈下を防止するとともに、通行車輌
の衝撃、特に除雪車の爪の引掛りを防止する。また、外
枠の上面の高さをマンホール蓋の上面より高くすること
により、何らかの原因で蓋が持ち上った場合でも、除雪
車の爪が蓋に引掛かることが避けられるため、蓋が口輪
から外れたり、破損したりすることが防止される。
【0013】さらに、外枠内の上端部に鉄筋を配設する
ことにより、外枠のひび割れをより効果的に防止するこ
とができる。
ことにより、外枠のひび割れをより効果的に防止するこ
とができる。
【0014】
【実施例】図1,図2は本考案の第1実施例を示したも
ので、口輪21は金属製の内枠22とコンクリート製の
外枠23とが一体に成型されている。内枠22は従来の
ものと同様構造で、マンホール蓋4を支持する受部24
を有するとともに、マンホール本体7に埋め込まれてあ
るアンカーボルト8が貫通するボルト孔25が3ケ所に
設けてある。一方、外枠23にはその下端面の前記内枠
22のボルト孔25に対応する位置に、アンカーボルト
8の上端が収容される3ケ所の凹部26を設けるととも
に、この各凹部26から該外枠23の上面までに比較的
小径(直径15〜20mm程度)の接着剤注入孔27を垂
直に貫設してある。また、該外枠23内の上端部には複
数本の鉄筋28を配設し、ひび割れ防止を図っている。
ので、口輪21は金属製の内枠22とコンクリート製の
外枠23とが一体に成型されている。内枠22は従来の
ものと同様構造で、マンホール蓋4を支持する受部24
を有するとともに、マンホール本体7に埋め込まれてあ
るアンカーボルト8が貫通するボルト孔25が3ケ所に
設けてある。一方、外枠23にはその下端面の前記内枠
22のボルト孔25に対応する位置に、アンカーボルト
8の上端が収容される3ケ所の凹部26を設けるととも
に、この各凹部26から該外枠23の上面までに比較的
小径(直径15〜20mm程度)の接着剤注入孔27を垂
直に貫設してある。また、該外枠23内の上端部には複
数本の鉄筋28を配設し、ひび割れ防止を図っている。
【0015】そこで、この口輪21を据付けるには、マ
ンホール本体7上面のアンカーボルト8の周りに漏れ止
パッキン29を載置した後、内枠22の各ボルト孔25
及び外枠23の各凹部26にそれぞれアンカーボルト8
の上端部を挿入しながら口輪21を本体7上に載置し、
次いで注入孔27の上端から接着剤を注入し、この接着
剤によってアンカーボルト8と内枠22とを接合させ、
本体7上に口輪21を固定する。
ンホール本体7上面のアンカーボルト8の周りに漏れ止
パッキン29を載置した後、内枠22の各ボルト孔25
及び外枠23の各凹部26にそれぞれアンカーボルト8
の上端部を挿入しながら口輪21を本体7上に載置し、
次いで注入孔27の上端から接着剤を注入し、この接着
剤によってアンカーボルト8と内枠22とを接合させ、
本体7上に口輪21を固定する。
【0016】図3、図4は本考案の第2実施例を示した
ものである。この実施例の口輪31では、外枠23の凹
部26から上面までに接着剤注入孔27を傾斜状に貫設
するとともに、空気抜き孔32を傾斜状に貫設してあ
る。この空気抜き孔32は、接着剤注入時の空気抜きを
行なわせるとともに、接合状況を目視確認するためのも
のである。
ものである。この実施例の口輪31では、外枠23の凹
部26から上面までに接着剤注入孔27を傾斜状に貫設
するとともに、空気抜き孔32を傾斜状に貫設してあ
る。この空気抜き孔32は、接着剤注入時の空気抜きを
行なわせるとともに、接合状況を目視確認するためのも
のである。
【0017】図5は本考案の第3実施例を示したもので
ある。この口輪41においては、外枠23の上面を、内
端から外側へ上り勾配の傾斜面42と、マンホール蓋4
の上面より上位に位置する水平面43と、外周縁の面取
り部44とから形成してある。この面取り部44によっ
て、道路面10の沈下を防止するとともに、通行車輌の
衝撃、特に除雪車の爪の引掛りを回避し、もって外枠2
3の破損を防止する。また、外枠23の水平面43の高
さをマンホール蓋4の上面より高くしてあるので、何ら
かの原因で蓋4が持ち上った場合でも、除雪車の爪が蓋
4に引掛かることが避けられるため、蓋4が口輪41か
ら外れたり、破損したりすることが防止される。
ある。この口輪41においては、外枠23の上面を、内
端から外側へ上り勾配の傾斜面42と、マンホール蓋4
の上面より上位に位置する水平面43と、外周縁の面取
り部44とから形成してある。この面取り部44によっ
て、道路面10の沈下を防止するとともに、通行車輌の
衝撃、特に除雪車の爪の引掛りを回避し、もって外枠2
3の破損を防止する。また、外枠23の水平面43の高
さをマンホール蓋4の上面より高くしてあるので、何ら
かの原因で蓋4が持ち上った場合でも、除雪車の爪が蓋
4に引掛かることが避けられるため、蓋4が口輪41か
ら外れたり、破損したりすることが防止される。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案においては、従来、
ナットで行なっていた本体のアンカーボルトと口輪の内
枠との結合を、接着剤で行なうようにしたので、ナット
を挿入し締結するために外枠に貫設していた大径の孔が
不要となり、小径の接着剤注入孔を設ければよいため、
通行車輌の衝撃等によって該孔の周囲からひび割れが生
ずることが防止され、口輪の破損が大幅に減少する。
ナットで行なっていた本体のアンカーボルトと口輪の内
枠との結合を、接着剤で行なうようにしたので、ナット
を挿入し締結するために外枠に貫設していた大径の孔が
不要となり、小径の接着剤注入孔を設ければよいため、
通行車輌の衝撃等によって該孔の周囲からひび割れが生
ずることが防止され、口輪の破損が大幅に減少する。
【図1】本考案の第1実施例を示したもので、図2にお
けるA−A線断面図。
けるA−A線断面図。
【図2】同、平面図。
【図3】本考案の第2実施例を示したもので、図4にお
けるB−B線断面図。
けるB−B線断面図。
【図4】同、平面図。
【図5】本考案の第3実施例を示す要部断面図。
【図6】従来例を示す要部断面図。
【図7】同、路面が沈下した状態を示す要部断面図。
【図8】同、破損状態を示す平面図。
【符号の説明】 4 マンホール蓋 7 マンホール本体 8 アンカーボルト 21 31 41 マンホール口輪 22 内枠 23 外枠 24 受部 25 ボルト孔 26 凹部 27 接着剤注入孔 28 鉄筋 32 空気抜き孔 43 水平面 44 面取り部
Claims (4)
- 【請求項1】 マンホール蓋を支持する受部を有すると
ともに、マンホール本体に埋め込まれたアンカーボルト
が貫通するボルト孔を設けた内枠と、下端面の前記ボル
ト孔に対応する位置に、アンカーボルトの上端が収容さ
れる凹部を設けるとともに、この凹部から上面までに接
着剤注入孔を貫設したコンクリート製の外枠とを一体化
して成るマンホール口輪。 - 【請求項2】 外枠の凹部から上面までに空気抜き孔を
貫設して成る請求項1記載のマンホール口輪。 - 【請求項3】 外枠の上面をマンホール蓋の上面よりも
高く形成するとともに、該外枠上面の外周縁に面取り部
を設けて成る請求項1又は2記載のマンホール口輪。 - 【請求項4】 外枠内の上端部に鉄筋を配設して成る請
求項1,2又は3記載のマンホール口輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3852192U JPH0728203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | マンホール口輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3852192U JPH0728203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | マンホール口輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594348U JPH0594348U (ja) | 1993-12-24 |
JPH0728203Y2 true JPH0728203Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=12527581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3852192U Expired - Lifetime JPH0728203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | マンホール口輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728203Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100704962B1 (ko) * | 2006-07-25 | 2007-04-09 | (주)제이엠아섹 | 맨홀 보수 방법 및 맨홀 구조 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP3852192U patent/JPH0728203Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0594348U (ja) | 1993-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20070062683A (ko) | 전주 설치 지반 보강장치 및 보강 방법 | |
JPH0728203Y2 (ja) | マンホール口輪 | |
JPH072250Y2 (ja) | サスペンションアームのカバー取付構造 | |
JPH06173226A (ja) | 標識用支柱とその取付方法 | |
JPH078106U (ja) | 荷役車両のヘッドガード装置 | |
JP3050589U (ja) | ナット | |
JP4178277B2 (ja) | 既製杭の保護ソケット | |
JP4894049B2 (ja) | 既製杭の保護ソケット、既製杭の埋設方法 | |
JP3615083B2 (ja) | 鋼管杭の頭部の接続方法 | |
JPH0630523Y2 (ja) | フューエルタンクへのアンダープロテクタの取付構造 | |
JPH09100700A (ja) | トンネルの防水シ−ト取付方法 | |
JP2926542B2 (ja) | マンホール用蓋受枠の高さ調整装置 | |
JPH089204Y2 (ja) | 鋼製覆工板とその覆工板用ジグ | |
KR200162620Y1 (ko) | 제수변 보호통 | |
JPS6340017Y2 (ja) | ||
JPH0683579U (ja) | トラックフレームのカバー | |
JP4480610B2 (ja) | マンホール等の蓋体の養生カバー装置 | |
JPS6340011Y2 (ja) | ||
JPH08120701A (ja) | マンホール用蓋受枠 | |
JP3009294U (ja) | 車道用覆蓋 | |
JPS629427Y2 (ja) | ||
CA1113525A (en) | Fender support | |
JPH0130354Y2 (ja) | ||
JPS6220519Y2 (ja) | ||
JP2754476B2 (ja) | マンホ―ル用足掛具の取付構造 |